うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

「うさぎパイナップル」へようこそ・2022年版

本日は「うさぎパイナップル」にご来訪いただきありがとうございます。世界の端にこっそり佇むこの場所をよく見つけてくださいましたね。

当ブログは2016年9月23日に開始しました。1000日間は毎日更新しておりましたが、現在はこのはてなブログのほかにもうひとつ更新している「note」とあわせての毎日更新です。更新日や頻度は特に決まっておりませんが、noteよりこちらのブログの方が更新頻度は高めです。

タイトル「うさぎパイナップル」は、とりあえず何でも書けるようにと考えてつけました。何故こんなカオスなタイトルになったのかは、これまでに説明した相手が皆「意味がわからなさすぎてもはや聞いてない」モードに入っていたため省きます(笑)。
うさぎは好きですが、パイナップルはそんなでもないです(笑)。

こんなブログです ―メイン―

ブログのメインはフィギュアスケートです。ソルトレイクシティーオリンピックヤグディンの「Winter」がスケートファンになったきっかけです。

2010年から出向いているアイスショーの現地鑑賞記や、試合をテレビ観戦しての感想が主です。長年ただ楽しく見ているだけの素人ファンなので、素敵とか可愛いとか言ってるだけのふわふわした内容ですが、おかげさまで楽しく続けてそろそろ丸4年です。
ここしばらくは諸事情で私が凄まじく貧乏なため(泣)、現地鑑賞記がほとんど書けておらず申し訳ないです…。

好きなスケーターに関しては、こちらの記事もご参照ください。ただし、どのスケーターもかわいい、もはや孫、みたいな境地でここ数年は見てます(笑)。

usagipineapple.hatenablog.jp


usagipineapple.hatenablog.jp



シーズンごとの競技の感想については、リンク集を作ってありますのでこちらもご参照いただければ幸いです。
記事はすべてカテゴリー別に分類しておりますので、お探しの記事がある場合は、カテゴリーも参考にしていただけたらと思います。また、ブログ内検索もご利用ください。

usagipineapple.hatenablog.jp


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こんなブログです ―サブ―

フィギュアスケート以外では、はてな公式が出すお題に答える記事や、高知県に旅行した時の記事(※土佐おもてなし海援隊のファンでした…)なども掲載しています。
以前は日記的な記事も含め何でもこちらに書いていたのですが、できるだけフィギュアスケートに特化しようと考え、現在はエッセイ的な内容は前述のnoteをメインに掲載しています。

単なる日記、エッセイ、小説や詩などのほか、たまにフィギュアスケートの記事も書いておりますので、時々noteも覗いていただけたら嬉しいです。

note.com


筆者について

いつまでもペンネームが決まらない物書き。「うさぎ」とか「うさパイ」とか呼んでくださる方が多いです。うさパイかわいいですね(笑)。

「エモい」「エッセイが好き」「体験記が得意」「文章にパワーがある」「ポエム化してる時は別の人が書いてるんじゃないかと思う(※とある選手の演技の感想を書くとだいたいポエムに…)」などなどご感想いただいております。ありがとうございます。
めちゃくちゃポエムってることもあれば笑いに走り続けていることもあり、人生を振り返ってる時はだいたい暗黒で、自分でも自分がよくわかりません(笑)。

物書きとして色々方向性を探っておりましたが、その方向性が見えなくなって迷走した結果、最近は占い師とかイラストレーターとかを超零細でやっております。けど、文章を書くことへの情熱は捨ててなかったりします。小学校の卒業式で「あんたは将来本を書きなさい」と恩師に言われたことが、私の原点だからです。

記事のご感想はコメント(※承認制です)でどうぞ。個別にご連絡されたい方は、以下の、お問い合わせフォーム、TwitterのDM、noteの「クリエイターへのお問い合わせ」のいずれかをご利用ください。

占いについては、ブログやnote経由で私を知ってくださった方については「ココナラ」を通してお受けしておりますが、完全に趣味のページでありカオスと化しているこちらのブログやnoteでリンク先をお伝えして果たして依頼してくださる方がいるのかどうか、ドン引きされてないか?(汗)といまだに迷っておりまして…。一応、noteにはヒントがありますので、よろしかったら探してみて下さい。ちなみにココナラでは現在のところタロット占いのみお受けしております。現在のところはかなりリーズナブルな価格でご提供させていただいておりますが、今後は地味に値上げしていくかもしれませんです…。


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以前のブログのトップ用記事のリンクも置いておきますね(プロフィールなども載せていますのでもしご興味がございましたら…)
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筆者をさらに深く知りたい方(いるのか?笑)はこちらの記事もどうぞ。占い体験記、それぞれ全3回です。
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ここまで目を通してくださったあなた、さては素晴らしくいい方ですね?ありがとうございました。ここにあるのは「大好き」な気持ちだけですが、あなたが少しでも楽しんでいただけたら、私はそれだけで満足です。また気が向いたら遊びにいらしてくださいね。お待ちしております。

四大陸選手権2024雑感②

ラスト2グループだけでも生放送ありがたいですね。解説は無良君。ではでは早速どうぞ。

男子ショートプログラム

第4グループ

16:ラカト・ブラリン
出だしの音でわかりますね、ネメシス。ネイサンのおかげですっかり覚えちゃいましたな。冒頭の振付もなんかネイサンっぽいのでファンなんでしょうか。
トリプルアクセルは乱れが出ましたが降りましたし、要素はしっかり入ってたと思うので大きなミスなく終えられたんじゃないかな?
カザフスタンの選手3人出てるんだ、彼の演技は初めて見たはず。


17:チャ・ヨンギュン
魔王。あまり選曲する人いないですよね、ちょっと新鮮。
ステップがなかなかいい、迫力。おおレベル4なのね、素晴らしい。スピンも全部レベル4ですね。でもラストのスピンのGOEはマイナスになってる。何故。
ジャンプも綺麗に降りてたし、いいですな。なんかじわじわ印象に残る演技で不思議な感じ。


18:樋渡知樹
ジャンプもスピンも回転が逆なのね、一瞬あれっと思うんだよね逆回転の選手。左利きだと回転が逆になるのか?彼が左利きだって実況が言ってますが。
逆回転の4回転は不思議な迫力。乱れたけど回転不足はなく降りましたね。あと2つのジャンプもしっかり降りたし悪くなかったんじゃないかな。選曲も面白いし、滑りこなしてていいですね。暫定3位。


19:ウェスリー・チュウ
ロミオとジュリエット。ディカプリオの方ですかな。
冒頭の4回転のコンビネーション、大丈夫かなと思ったけど終わってみればしっかりシャープでいいジャンプ。トリプルアクセルはもっと良かったと思う。ラストに跳んだルッツの着氷だけちょっと乱れた感じでしたが、GOEは引かれてないし問題なし。スピンも軸が細くていいです。いい演技でしたね、カッコよかったです。おおお、暫定1位!


20:ローマン・サドフスキー
カナダが続くわ。冒頭の4回転サルコウの出来素晴らしいな、非常に美しい。それで少し気が緩んだか、コンビネーションジャンプは少し乱れ、アクセルはダブル。抜けてしまったか。あらら、4回転は回転不足か…。
しかしスピンは相変わらず上手いですね。非常に多彩な印象のスピンでいいですよね。振付のくねくねした動きも気になる。面白いプログラム。


21:ディアス・ジレンバイエフ
こんな高さのあるダブルアクセルがあるのか…。本当はトリプルだったけど今回は確実にということかな。
少しミスも出ましたが、スピンやステップもすごく正確に素直に滑ってる感じ。ステップで締めるプログラム、なかなかカッコいいですね。
デニス・テンアカデミーという学校があるのか…。コーチもテン君のお母さんだという。テン君の遺したものが次世代にしっかりと受け継がれていくといいな…。

第5グループ

22:ミハイル・シャイドロフ
マトリックス。4回転ルッツ高さがあったんですけどね、転倒して少し壁にぶつかってしまったか。しかしミスはそこだけに見えました。トリプルアクセルカッコいいジャンプだな!ラストにコンビネーションが入っているんですが、なんと4回転。ジャンプ綺麗でカッコいい。ほお、コーチがウルマノフなんだ。
衣装の丈が長いことを無良君が気にしてましたが、それがカッコいいような気もする。パーフェクトに滑った時が楽しみになる選手ですね。


23:ボーヤン・ジン
自国の大歓声を受けて登場。開催地は上海ですね。
4回転トゥループ、軽々過ぎてトリプルかと思ったわ。トリプルアクセルもしっかり。コンビネーションは無理せずトリプルでしたが綺麗に降りた。スピンやステップはまさにベテランのそれで、ノーミスの素晴らしい演技。こんな素晴らしいボーヤンどれくらいぶりだろう…(涙)。生放送大感謝…。
そうか、怪我からやっと回復してきたんだね…。ぬいぐるみの投げ込み解禁されてるのね。オーサーは来てないのかな。
90点近い点を出し、暫定1位!


24:山本草
すごいすごいすごいこれはすごい!!!ジャンプ全部降りたー!!4回転2本とトリプルアクセルという難度の高い構成なのにばっちり。全日本よりさらにギアを上げてきた感じ。
ステップが絶品。とにかくよく伸びるので、まるで魔法みたいに足元が動いている。それでも無良君の解説によるとレベル3なので、4のステップになったらどれだけ素晴らしいんだろうか…。もちろん暫定1位!!


25:チャ・ジュンファン
ジュンファンの仮面舞踏会なんてそれだけで大勝利やん!!大正義やん!!!!何もしてなくても加点30点くらいつきそう。
シーズン前半は調子が悪そうで心配してましたが、ジャンプしっかり降りた。4回転は1本で、コンビネーションはルッツからループのトリプル、アクセルの助走は相変わらず長いんだけど今回は曲にうまく合わせてあってあんまり気にならないかも。
王道の素晴らしさを堪能できました。いいもの見た。暫定1位。みんな一歩も譲らなくて素晴らしい!!!


26:佐藤駿
リベルタンゴ。4回転のコンビネーション軽々過ぎてぐうの音も出ません。4回転ルッツは今大会でいちばん難しいジャンプになるでしょうからドキドキしましたが、しっかり降りて思わず拍手しちゃいました。ホッとしたー。アクセルも問題なしで、彼もパーフェクト演技!!少し緊張してるのかなとも思ったのですけど、ラストまで静かな炎が燃えているようでとても良かったです。
すげえ、ボーヤンから誰も一歩も引いてないよ!!うおおおおお100点近い点が出た!!!!!!!!うおああああ!!!!!


27:鍵山優真
もう日本おかしい。世界選手権出るの彼だけで、あとふたり出ないんだぜ?出ない選手があんな演技したのにさらにとどめみたいなのが出てきたんですけど??!!
4回転サルコウぐうの音も出ない。無良君によるとほぼ満点らしい。納得。もう演技全体がぐうの音も出なさ過ぎてあっという間に終わってしまった。
コンビネーションの方の4回転も軽々過ぎてまるでトリプルかと思うくらい自然。100点越えは堅いと思わせる内容。ステップの足元の可動域、みなぎる気迫。滑り終えて渾身のガッツポーズが出るのも頷ける凄まじい演技!!
やっぱり驚異の106点!!これで高難度の4回転を入れたら文字通り手が付けられなくなるでしょうな…。


全日本の男子フリーが素晴らしい大会だったのですが、まだ延長戦をやってるみたいな印象。すげえすげえすげえー。正直ボーヤンくらいから誰が優勝してもおかしくない内容なのに、草太君のあの演技でスモールメダルも取れんとかどうかしてるんですけど??!!

残念ながら地上波の放送が見られない地域のようなので、感想はおそらくこれで終わりです。とほほ。アイスダンスの代表争いがめちゃくちゃ面白いことになってるのにまったく見られそうにない。どこかで見られたら感想を書くかもしれませんが、とりあえずここで終了いたします。
世界選手権の記事を書くかどうか今の時点では何とも言えないんですが、書いてたらたぶんまた更新しますのでそのときはお付き合いください。国スポとかも見たんだけどね、全部は見られてないし感想書き始めるとまた大変だから…。書いてたらどうしよう…。

四大陸選手権2024雑感①

まさかの生放送。嬉しすぎるんですが。前日まで知らなかったので時間を作るのにかなり慌てました(笑)
解説は村上佳菜子さん。ではでは感想をどうぞ。

女子ショートプログラム

第3グループ

14:ウィ・ソヨン
放送は時間的にちょうど彼女から。全員じゃなくても放送してくれるだけありがたいですわ。
ラストがステップのプログラム。すごく大きな動きでダイナミックに魅せてくれます。ジャンプもばっちりでした。GOEがすべての要素で加点ですね。
身長があるのね、166㎝とのこと。なるほど見栄えがするなあ。


15:ヴラダ・ワシーリエフ
オーストラリアの選手なんですね。カイラニさん引退しちゃったしねえ。
コンビネーションジャンプはどうにか跳べてたと思うんですが、フリップがパンク。さらにアクセルもパンクして、動揺したのかスピンのフライングでも転倒。ジャンプの要素をふたつ満たせなかったので得点的には厳しい。しかも転倒したスピンも点が入らないのね…。でもスピンの転倒からはしっかり立て直してました。

第4グループ

16:エリス・リン=グレイシー
コンビネーションジャンプ素晴らしい、とっても雄大。qはついてるけども。ジャンプはすべてしっかり決めました。最初のスピンがちょっと大味な感じがしたのですが、やはりGOE引かれてるっぽいな。
まだジュニア年齢でいい意味で素朴なのかなと思いましたけど、後半グイグイ良くなっていって、とても伸びやかで良かったです。さすがにアメリカは層が厚いですねえ。


17:ジェスティーヌ・ミクレット
大きなミスはなかったけど、ジャンプがちょっとずつミス。フリップは手をついてしまったし、アクセルも乱れた。でもスピンがなかなかいいですね、シットスピンの足が完全に固定されてるコンパスみたいに真っ直ぐですごい。ラストが結構唐突に終わった…。


18:ツーハン・ティン
素晴らしかったです!スピードが非常にあるうえ、ジャンプもスピンも回転が速くて綺麗。ジャンプもすべて降りましたし、ラストジャンプは氷上に花が咲いたよう。演技全体も非常にキレがあり、それでいてスポーツに寄り過ぎない内容になっていたと思います。ここまででいちばん良かったように感じました。
コンビネーションジャンプにエッジエラーと回転不足でそれほど点が伸びず暫定3位。それでも自己ベスト大幅更新で素晴らしい。


19:千葉百音
間違いなくトップに躍り出るだろうという演技!まず冒頭のコンビネーションジャンプがすごい。加点ボタンを叩きまくりたくなる美しさ。ジャンプは全部成功、スピードも落ちない。音に乗ったスピン、氷上を縦横無尽に駆け回るステップ。全日本よりさらにブラッシュアップしたのが伝わる演技でした。素晴らしかったです!
ルッツのアテンションが惜しい。高得点で自己ベスト更新!


20:アヴァ・マリー・ジーグラー
ジャジーな曲を序盤からしっかり雰囲気に惹き込んでくる。すごく上手い、若いのに。
ジャンプがいいですねえ、とても高さがあって明確。佳菜子ちゃんがジャンプの助走が少ないと褒めている。スピードも落ちず、どことなくけだるい曲なのに演技はだるくならない、ずっとキレてるんだけどちゃんと曲調に合わせてけだるい。彼女の演技、好みかも…。
素晴らしい演技が続きますねえ…!表彰台争いがなかなか読めなくなりそうで楽しみ。暫定2位。

第5グループ

21:リンジー・ソーングレン
アメリカの皆さん素晴らしい、彼女もいい演技!ミスがなかったし、スピンが非常に見ごたえがありました。全部レベル4とのことでしたが納得。柔軟性があるのかな、演技全体にもそれが表れていて流れるようです。
ジャンプには回転不足が3つあり、タイムバイオレーションのミスもあり、見た目より点は出ず暫定4位。


22:キム・チェヨン
競技歴が短いとのことでしたが、そんなのまったく感じさせなかった。ジャンプすべてしっかり降りたし、ラストジャンプはなんだかビリビリくる、すごい。スピンとステップは全部レベル4とのことでしたが、演技の一部として要素がすべて一体化されていて非常に流れがある。演技と言うかもう作品のようでした。天から雷が落ちてくるような。
これはまた今後が楽しみでしょうがないな。暫定2位。


23:マデリン・シーザス
ループの着氷で少し違和感があったのですが、やっぱりGOEはマイナスになってますね。でもそこ以外は良かったと思います。逆回転ジャンプ久しぶり。スローで見るとすごく力強い表情しててカッコいいです。すっかり大人になられましたなあ、この間までほんの少女だったのに。
カナダ女王の座を明け渡していたのか…。それは負けられないですね。回転不足がひとつありそれも影響したか、暫定7位。


24:渡辺倫果
冒頭のダブルアクセル、トリプルを跳んでしまうのかと思ったくらいの勢いでした、ほれぼれするようなジャンプでした。ラストにコンビネーションジャンプを入れているので絶対ミスできない構成なんですが、しっかり降りて素晴らしすぎる。q判定あったようですが素人には全然見分けられないです…!
勢いと重厚感を感じる演技で良かったです、暫定4位。この出来でも4位なのか。qついちゃったのが惜しすぎるな。


25:三原舞依
戦場のメリークリスマス。プログラムを昨シーズンのものに戻したそう。
ジャンプがふんわりして儚い…。彼女もラストジャンプがコンビネーション。無事決まったと思ったんですがセカンドで転倒してしまった。しかしステップ、そして雪が舞い落ちるかのようなピアノの音を丁寧に拾い上げたようなラストのスピンは圧巻でした。
6分間練習前から大きな歓声を浴びてました。中国でも人気あるのかな?
転倒があったものの暫定5位。ううう転倒が惜しい。


26:イ・ヘイン
後半が素敵なあなた。振付はコストナーらしい。途中で壁を使った振付が入ってるんですけど、壁触ってもいいんだ、競技でも。
チャーミングなプログラムだったんですが、ジャンプにミスが…。ルッツをコンビネーションにできず、ツイズルでごまかした感じ。でもあれジャンプ判定になったのかな、1回転もできてないので点が入らないけど。
これがジャンプ判定でなければラストジャンプでリカバリーすればいいはずだと思ったのですが、そのラストジャンプを転倒。かなり得点は厳しくなってしまいそう。本人も納得がいかなかったのでしょう、リンクサイドに戻った時に声を上げて泣いているのが聞こえて胸が痛かった…。ショートの最終順位は彼女が11位。


日本の女子さすがの強さ。男子も放送してくれるようなので楽しみ!
ではでは、次回は男子ショートプログラムの記事でお会いしましょう。

全日本選手権2023雑感⑧

全日本の記事もこれでラストです。ではでは、今更な内容ですがよろしければ最後までお付き合いくださいね。

エキシビション

★オープニング
生演奏ですね、みんな表情が良くてうきうきしちゃいますね。


★上薗恋奈
衣装からしてこの年代らしいプログラムなのかなと思ったけど、全然子供っぽくなくてびっくりした…。既に熟成されつつある美があるな。でも子供らしさもまだまだあるので、これからもっと熟成されていくのが楽しみ過ぎる。


★島田麻央
とても大人っぽい衣装とプログラムですけど、これがまた違和感なく滑りこなしててすごい。あともう何度も書いてるけどスピン。スピンが絶品。エキシビションだからいつもより余計に回しております状態でめっちゃ満足。まだジュニアだってこと忘れるよ、貫禄…。


★長岡柚奈&森口澄士
君の瞳に恋してる。ペアとしての技術はこれからまだまだ磨いていくんだろうけど、パッと華やかで見てて明るい気持ちになってくる。森口君のジャンプやっぱ上手いなあ、ピタッと二人で合わせたら絶対カッコいい!次の演技を見る機会が楽しみ。


★吉田唄菜&森田真沙也
組んだばかりとか信じられん。息ぴったりじゃないですか…!めちゃくちゃ良かったんだけど??!!そりゃ選考も悩むはずだわ…。ラストがめっちゃ吹っ飛ばされてる、完膚なきまでにフラれたんかしら(笑)。衣装も素敵ですね。


★渡辺倫果
おお、いい演技でしたね!彼女のジャンプやっぱ決まるといいよね。演技もスポーティで甘ったるくないかっこよさがあるのがいいですよね、このプログラムもそうですね。


★佐藤駿
演技がぐっと大人っぽくなって洗練されましたよね。ラストのスピンまで流れとスピードがあってすごく良かった。ジャンプのパンクはご愛敬ってことで。


三原舞依
かわいいのに連続ジャンプとかぶっこんでくる、よく見るとごっついプログラムをいつも滑りますよね、エキシビションで(笑)。客席に降りてパフォーマンスしてるとこ、お客さん一生の思い出になってそう。四大陸までもっと調子が戻りますように!


★山本草
人生初のメイクだそうだが、ビジュアル系みたいになってる(笑)薄めの顔立ちだからメイク映えそう。
滑りがいいから疾走感があるなあ、こういうロックナンバーもいいですね。客席からキャーキャー歓声上がってて笑った。確かに遠慮なくキャーキャー言える系ですよね(笑)


★小松原美里&小松原尊
桜流し。この曲の間奏絶対スケートに合うと思ってたから滑ってくれる人いてほんと嬉しい。どうせならフルコーラスがいいけどやっぱ長いかな…。ある程度年齢を重ねているからこそ出せる深みとか人生みたいなものが見えてすごく良かったと思います。


★吉田陽菜
チアガール衣装だけど随分しっとりした曲だなと思ってたら、途中から弾けたパートに。最初は青春ならではの悩みの時期でしょうか(笑)。
氷上でバク転する人は多いけど、でんぐり返しする人は珍しいな(笑)

世界選手権の代表はアンコールがあるのね。ショートですね、衣装が合わんかなと思ったのだが意外とそうでもないな。チアガールに化けて潜入捜査してるサイバー警察なんだよ←意味不明


★三浦佳生
うおおかっけえええ。野性味がある系のスケーター日本にはいそうでいないので、貴重な個性である。ぜひもっと伸ばしてくれ…!スピードや勢いに任せてた感じだったのもコントロール下に置けるようになりましたよね。
アンコールもすっげえスピードと迫力。ジャッジを食い殺しそうな(笑)。ラストを目の前で見たお客さん、息してる?(笑)


★千葉百音
シンドラーのリスト。もう出だしの音でわかるようになってきましたね、よく使われる曲ですしね。
ジャンプ降りた後も情感があって美しい…。悲しみをたたえて流れる川のようでとても良かったです…。
アンコールはショートの黒い瞳ですね。全日本にきっちりピーキングを合わせてきたことがわかる演技、スピン素晴らしい。


★鍵山優真
去年は怪我で活躍できませんでしたけども、もう完全復活ですかね。足元が凄い、とにかく凄い。日本国内にとどまる選手じゃないと思うので、コストナーに指導を受けることを選んだのは正解だったのかもしれない。佳菜子ちゃんのいうようにいい感じで濃さが出てきてますね。
アンコールはフリーですね。照明が暗くて氷が白くないから、逆に動きがくっきり見えてすごく洗練されたのが伝わる。氷削った後も綺麗だな、照明が入ると。世界選手権が楽しみになる演技でした。


★坂本花織
パーカーの袖とフードしかないような衣装が不思議なんですが、動きやすいのかな?てかこれ初披露だったんですね。ジャンプはお疲れモードでしたけど、滑りは相変わらず爆走。エキシビションだから余計にリンクが狭そう。
アンコールはショートですね。衣装が全然合わないんだけど(笑)、さっきの曲と全然曲調が違うのに、一気に優しく明るい空気を作れるとこはスケーターってさすがだわ。


宇野昌磨
彼はいつも演技が安定してて、今日はやる気なさそうとか元気なさそうとか、そういう気分の波を全然感じないんですけど、今日はいつにも増して気合い入ってる感じ。キレキレでかっこよかった、ジャンプも当たり前のように決めてきて強い…!
アンコールはショートですね。この衣装でも全然違和感感じさせないのすごいな、この衣装で滑っても良さそう。


★フィナーレ
生演奏とオペラの第九。フィナーレのメンツを見ていて、そうか全員流れたわけじゃないんだとやっと気付く。
挨拶の時に歌ってたオペラ、のだめカンタービレで歌ってた曲だ、タイトル思い出せないいい。ぬいぐるみ投げも復活したのね、男子はさすがの肩ですが、野球好きな三浦佳生君はフォーム良さそうと思ったのにあんまり映んなくてわかんなかった(笑)。ちびっこにあげたスケーターさんグッジョブ。


以上でございます。今年も素晴らしい大会になり、本当にスポーツを楽しむハラハラ感と楽しさ、皆が実力を発揮する様を見られる無上の喜び、それでも順位をつけることが必須の真剣勝負である残酷さと切なさをこれでもかというほど味わうことになった大会でした。選手の皆さん、そして関係者の皆さん、素晴らしい時間をありがとうございました。

これでアップできていなかった記事は全部のはず。また書くことがあれば載せるつもりではいますが、ブログの更新が大変になってきてしまったので、今シーズン限りにするべきかな、とちょっと考えてます。たぶん読んでる人いないんで、もういいかなあと思ってます。まあどうするかはわかんないです。
わかんないですが、とりあえず次回の記事でお会いしましょう、といつものように締めておきますね!もしここまでお付き合いしてくださった方がいらっしゃったら、本当にありがとうございました。

全日本選手権2023雑感⑦

続きです。ではでは早速。

女子フリー②

第3グループ

13:松生理乃
今日3回目かなこの曲。ネッラファンタジアなの?ガブリエルのオーボエなの?ミッションなの?←わかってない
いくつかミスも出ましたが、成功したジャンプはやはり素晴らしい。ふわりとしていてもしっかりと芯を感じるジャンプで、演技全体も無駄な力の入っていない、とても身体の使い方がスムーズに見える内容。彼女のスケートの魅力は伝わる演技だったんじゃないかなと思います。暫定6位。


14:青木祐奈
なんでみんなそんなに振り返るんだスケート人生を!!そういうシーズンなのか??
素晴らしい演技でしたね…!オイラーからトリプルフリップのコンビネーション痺れるわ。着氷が乱れたジャンプがひとつあったくらいかな、あとはレビューついてるジャンプがどうなるかですね。うむ、qがひとつ。
しかしそれよりなにより、非常に演技そのものが素晴らしかった。これで最後の全日本かもしれないという思いもあるのでしょう、噛み締めるように、ひとつひとつ大切に滑っていて胸を打たれました。ラストもとても心に残る笑顔でした…!自己ベスト更新で暫定1位。


15:横井きな結
見たことある衣装だと思ったら、やっぱりゆは菜ちゃんのなんですね。客席のゆは菜ちゃん抜かれてるぞ、きっと呟くなあとで(笑)。姉妹二人とも全日本に出場できるケースなんてそんなに多くないでしょうから、すごいことですよね。
ミスの出たジャンプもありましたけど、やっぱり決まるとすごく高くて迫力ある…!あっという間に終わっちゃった。オペラ座の怪人ですが、このクリスティーヌも儚さはありつつも怪人に簡単に振り回されない気がします(笑)。暫定5位。


16:吉田陽菜
トリプルアクセルは抜けてしまいましたが、それ以外は良かったのではないかなと思います。ジャンプの切れ味が素晴らしいですよね、後半のルッツのコンビネーション痺れたー。
こういう和の表現もあるのかなと思わせてくれるプログラムで、水墨画みたいな渋さがあるのもとてもいいですね。あまり見ないタイプのプログラムで新鮮。


17:渡辺倫果
トリプルアクセルは挑んできたものの転倒。いいジャンプに見えましたけれども。しかしそこからしっかり立て直してくる。見入ってしまって細かいところあんまり覚えてなくて申し訳ない。ふわふわした女子っぽさはないプログラムなんですけど、そこがかっこいいんですよね…!
上半身の一部とスカートの中が紫色で、あとは全体的にゼブラの衣装も目を惹きますね。暫定1位。


18:島田麻央
今日はトリプルアクセルに嫌われてる氷ですが、彼女はどうだろうか。征服できるか?!征服した!!!レビューも付いてない、素晴らしい!!!
4回転は助走に躊躇いが見えましたがやはり転倒。しかしすぐに立て直して素晴らしいジャンプを連発する。ジャンプの技術は女子の中でもトップレベルでしょうな。こうなると後半のループがパンクしたのが大きなミスになってしまいますね…。しかしスピンは相変わらず絶品でした。ショートはスピンの点がトップだったとのことですが、それは納得。
暫定1位、基礎点の高さが全然違うでしょうからな。

第4グループ

19:上薗恋奈
全日本初出場でしかも13歳とか嘘でしょ、と言いたくなる出来。レビューが付いてた要素はひとつだけか?びっくりするようなパーフェクト演技、ジャンプが美しすぎる。しかもジュニアの選手とは思えないような子供子供していない演技なのですよ、あっという間に終わってしまう。
まだ成長過程で身体が軽いことなどもあるでしょうし、荒川さんも今後の身体的な成長について触れていますが、それに負けたりしないだろうというニュアンスの話が心強いですね。
この出来でも暫定2位か。トリプルアクセルはやはり超強い、基礎点が違いますもんね。


20:河辺愛菜
荒川さんの声からするとジャンプに細かいミスが多いのかな、パンクや両足着氷に、おそらく回転不足も。やはりひとつありますね。怪我の影響が大きかったのでしょうね、なかなか試合となると集中しきれなかったりするのでしょう…。
プログラムはボレロ。真っ黒い衣装で、彼女もふわふわした女子らしい可愛らしさを封印したようなプログラムで挑戦してきてますね。噛みついてきそうなラストがかっこいいです。暫定9位。


21:三原舞依
冒頭で何かに気付いたような振付。なるほど、星を見渡しているのね。
荒川さんの声とレビューの多さからすると、回転不足もあったのだろうけど、木星と言えば幸運の星。彼女の演技が会場に幸せをもたらしたことを歓声からも感じ取れる。そんな稀有な選手なんですね…。
すごく曲も彼女にピッタリな気がしますし、怪我があってほとんど試合に出ていなかったのにこの出来はさすがです。暫定3位。


22:千葉百音
素晴らしい出だし!美しいジャンプが次々決まり、前半はオールグリーン。後半レビューは付き始めましたが、それでも見た目上はノーミスの演技です、ジャンプだけではなく滑りなどもとても美しい。
プログラムは海の上のピアニストですが、深海の底から見える光や、大海原を行く船がかき分けて進む波を感じる、素晴らしい内容でした。
この大会、演技中に時々女性の叫び声が聞こえるんだけど、やっぱりあれ浜田コーチだよね(笑)。彼女の時にも聞こえたし(笑)
高得点!!!暫定1位!!!表彰台確定!


23:山下真瑚
素晴らしいルッツのコンビネーションからスタート。なんと雄大なジャンプなのだ…!前半特に良かったと思います。
後半で転倒があったのと、レビューが付きまくっているので最終的にどうなるかというところですが、悪い演技ではなかったんじゃないかなあ。ラストの戦のあとのお祭りというステップもいい。平和になったのね。
そういえば燃えよ剣だったんですねこれ。西日本で見た時カルメンかと思っちゃった、すみません。途中ハバネラが入ってたけど、映画のサントラが元々そうなのかな?
うん、やはり回転不足か…。3つもあるとさすがに厳しいか。暫定7位。


24:坂本花織
ひとつだけレビューついてたけど、これ完璧も完璧、ぐうの音も出ないだろ!!!!ジャンプの高さ、幅、どれだけ進んでいくのか呆れるほどの推進力のある滑り、絶品過ぎる。
ロシアの女子が出られる状態であったとしても、押しも押されぬ世界のトップだよ。彼女の滑りを毎年こうやってテレビで見られる日本人幸せ過ぎるんですけども!!!うちにサンタさん来ないみたいだけど、クリスマスプレゼントをもらった気分ですよ!!!
スピンの取りこぼしがあったのか、これでもパーフェクトじゃないのね。Vがふたつもついちゃってるのね。それでもぶっちぎり高得点で優勝!!!


ショートの点差からも固かったでしょうが、坂本花織3連覇。順位の読めない大会でしたが、そこで表彰台を掴んだ3人は本当に素晴らしい。表彰台に肉薄した上薗さんもすごいよ、13歳ですからね…。

ではでは、次回はエキシビションの記事でお会いしましょう。次回で最終回の予定です。

全日本選手権2023雑感⑥

これですべての競技の結果が決まります!男子がものすごい試合になったので、女子は果たしてどうなるでしょうか。全員放送されそうなのも嬉しいです!ではでは早速感想を!!

女子フリー①

第1グループ

1:大庭雅
トリプルフリップの転倒からなかなか立ち上がれずにいましたが、直後に3連続のコンビネーションで立て直す、素晴らしい。後半に跳んだダブルアクセルも素晴らしかったです、着氷した後のフリーレッグを含め流れがとても美しく、余韻のあるジャンプでした。
トリプルループを2つ重ねたコンビネーションとかすごいな。セカンドにトリプルループが跳べる選手少ないですもんね。回転不足判定とは言え、チャレンジが素晴らしいです。
今日もキスクラの安藤さんがマダム。水色のマフラーに黒のコートでお素敵(笑)


2:村上遥奈
フリップが乱れましたが、ほかは大きなミスはなかったように見えますね。冒頭のルッツはちょっと回転がどうかなという気はしましたしレビューも付いてましたけど、後半の要素はほぼグリーンでしたし。何より清涼感のある滑りや演技が少女らしさがあって素敵でした。真っ白な砂浜と透明な青い海が目に浮かぶようですね。
やっぱりあのルッツは回転不足か。ラストのスピンは何故減点?


3:白岩優奈
スケート人生を振り返るプログラムだそうだが、今シーズンみんな振り返ってないなんか???
序盤に素晴らしいジャンプが。特にダブルアクセルのコンビネーションが素晴らしかった、トゥループが高い!後半は転倒やパンクもあり、コンビネーションが1本足りないので得点的には辛いかもしれませんが、想いを感じる演技で良かったです。柔らかく人生を抱きとめるような優しさがあって、良かった…。


4:石田真綾
腰に近い部分だけピンクのスカート。ジャンプで回るとガーベラの花みたいに見える、綺麗ですね。
転倒したフリップ、高さはあったんですけどねえ。滑りが美しいのでジャンプ決まると綺麗に流れて素敵ですね。ステップやコレオも非常に見ごたえがありました。滑らかかつ勢いのあるスケーティングでとてもいいですね…!


5:髙木謡
うーん、ジャンプが不調でしたね…。転倒やパンクが相次いでしまった。ミスはあれども力があるのが伺える内容なだけに、緊張感も強かったのかもしれませんね。衣装の緑がとても綺麗ですね、ユースオリンピックも頑張れ。
この曲使う人多いよね、ミッションっていう映画なんだっけ?何の映画なのかまったく知らないんですけどね、曲だけ覚えてる状態(笑)


6:鈴木なつ
オペラ座の怪人。これも安藤美姫振付なのね。
ジャンプのパンクなどミスもありましたけど、全体的には良かったんじゃないかなと思います。とてもドラマチックな演技になっていて、世界に入り込んで見られました。クリスティーヌが世界を救ったのかな?ってエンディングでしたけど。ってそんな話じゃないし(笑)。まあ怪人が怪人として一応幸せになるパターンだってあってもいいかもしれませんよ!
あら、ダブルトゥループ3回跳んじゃってるかな?暫定2位。

第2グループ

7:清水咲衣
素晴らしい演技でした!ルッツからダブルアクセルを重ねたシークエンス、めちゃくちゃいいな!大きなミスもなかったですし、優雅に花の蜜を集めてぽたっと紅茶に垂らしてるみたいな演技でとても良い…。なんだか贅沢な時間を過ごした感じ。
ペアとも両立してるのめっちゃすごいな、両立してる選手たち、なんかこんな感じで連日試合出てもしっかり滑ってるケースが多くてすごいよね??かなり回転不足判定がありましたが、それでも暫定1位。


8:住吉りをん
素晴らしいコンビネーションからスタート。コンビネーションジャンプは3つとも良かったですし、4回転の転倒などミスもありましたがやはり力を感じる演技でした。
ステップが非常にドラマチックで、自然の猛威に決して屈しない魂みたいなものを感じましたね。やはりレベル4か、だろうなあ。会場からの大きな拍手が、演技の迫力が観客を惹き付けたことを物語っていると思います。


9:柴山歩
スケート人生を振り返るって実況、今年何回聞いたよ??!!みんな若いのにもうまとめに入らんでいいよ!!(笑)
美しい振付がたくさん入っていて、とても見ごたえがありました。静かに水を通しながら佇む若木みたいですね。ミスらしいミスもなかったと思うのですが、レビューが容赦なくついているので最終的な得点がどうなるか読めませんな…。それでもいい点、暫定2位。実際はルッツのアテンションを取られただけだった様子。


10:樋口新葉
トリプルアクセルの転倒やパンクしたジャンプなど、ミスが半々、2本とも抜群だったループなど、素晴らしいジャンプが半々、といったところだったかな、ジャンプは。しかし全体的な完成度はやはり高いのですよ、ステップの見応えも非常に満足度の高いものでした。世界のトップとして戦ってきたのは伊達じゃないです。


11:三宅咲綺
序盤は力んでしまったのか、ジャンプにミスが相次ぐ。しかしだんだん落ち着いてきたのかしっかり立て直してきた。カルメンの曲調も、真っ赤な衣装も彼女の迫力あるジャンプにピッタリだと思いました。しなやかな大輪の薔薇が咲くみたいな演技で良かったと思います。観客からの手拍子の大きさも力強く訴えかけるものがあったことを感じさせますね。


12:江川マリア
オーですな。出だしでわかるようになっちゃった。振付は宮本賢二
これまた素晴らしい演技…!オーバーターンの入ったコンビネーションがありましたが、まあミスかなという程度でほとんどパーフェクトだったのでは。GOEがマイナスのジャンプが3つで実際にはノーミスではないけど、素人目には十分です。
ショート、フリー共に素敵なプログラムを揃えて、それを繊細に表現できていたと思います。スピンも美しかった、いい演技でした…!暫定2位。


いよいよ試合も大詰め!続きはまた次回。

全日本選手権2023雑感⑤

前回の続きです。ではでは早速。

男子フリー②

第3グループ

13:櫛田一樹
ジャンプが不調でした…。転倒やパンクが続いてしまった。しかし4回転はしっかり降りた、素晴らしかった。何よりコレオからラストまでは魂がこもっていました、震えが来るようでした…。
最後の全日本、ジャンプの神様にも微笑んで欲しかったけど、私は良かったと思いますよ…!うん、本田君も褒めてますね。いい表情してました…。シーズンベストで暫定4位。


14:島田高志郎
よく集中したいい表情してたんですけどね。冒頭から音をよく拾い上げた演技でわくわくしたんですが、サルコウが…。氷に引っかかっちゃったのかな、半回転できたかどうかくらいのジャンプ?一応サルコウってことに採点表もなってるけど、1回転もしてないんだなやっぱり。基礎点がゼロ。なかなか見ることがない項目ですな…。
その後もトリプルアクセルなど難度の高いジャンプは入っているんだけど着氷乱れが相次ぎGOE的にも厳しそう。演技そのものはとても表現豊かに見せられるので、ジャンプさえ決まればという選手なのに!!本人も、やっちゃったよって顔でフィニッシュしてましたね。それでもさすがの暫定2位。それなりにPCSも出てますし。


15:三宅星南
よかった!すごく良かった!!!!4回転サルコウは手は付いたものの高い。ジャンプも本当はセカンドをトリプルにするつもりだったのかなと思うものもあったけど悪くない。特に後半に跳んだジャンプは素晴らしかった。
何よりやはりスケーティングが素晴らしい。コレオ見入ってしまった、一歩が良く伸びる足元は非常に雄大で雄弁。足元に自然に目が行ってしまうスケーターはやはり滑りが違う。本人も滑り終わって吠えている!
これは暫定1位でしょうね、やはりそうか。そして視聴者よしっかり見てくれ、王子様系スケーターですぞ!!


16:中村俊介
イケメンからイケメンの流れ、視聴者よく見ておくんだぞ(笑)
4回転はGOEこそつかなかったもののしっかり降りたけど、トリプルアクセルで派手に転倒。跳び上がった瞬間にこれは転倒だと素人にもわかるジャンプだったけど、跳び上がった瞬間に女性の大声が聞こえたんですよね。コーチかな…?
しかし立て直し、後半にもトリプルアクセルに挑む。こちらも派手に転倒してしまいましたが、そのあたりからの気迫がすごかった。これは絶対次につながる演技になったと思います。暫定6位、リベンジ待ってるわ!


17:吉岡希
素晴らしい4回転ジャンプのコンビネーション!!!回転軸が細くて速い、素晴らしい。GOEも3点近い。
1本だけ着氷が乱れたジャンプがありましたが、ミスとしては最少だったのではないでしょうか。トリプルアクセルなど高難度のジャンプもバッシバシ決めていて素晴らしいです。本人の目標の8位以内は堅いでしょうね、これはスタオベですわ。うおおお高得点!!!
パイレーツ・オブ・カリビアンの衣装はハズレがない気がする。ベストに白い袖だからか??


18:壷井達也
スタオベものの演技が続く!乱れがあったのは冒頭の4回転サルコウだけ。あとはすべてクリーン!滑りがとてもいいのでスピードも素晴らしく、ジャンプの着氷もとても綺麗に流れる。年齢的に身体もできあがって、ジャンプも安定したのかな。あとジャンプさえ安定すればって感じでしたものね。
暫定1位。これは吉岡君と二人で最終グループに大きなプレッシャーをかける演技になりそう。もう何年も前からだけどさ、日本男子世界一熾烈すぎるでしょ代表争いが!!!

第4グループ

19:友野一希
2本目の4回転で手をついたところだけですよねミスは。それだって高さもあって悪いジャンプじゃなかったと思う。ラストにトリプルアクセルを持ってくるなんて、自信がなければできない構成。
曲が助けてくれない系の音楽なのに、飽きさせない、惹き付ける演技になっているのもすごい。ラストのスピンからもう拍手が鳴りやまない…!
出場選手の中では昌磨君の次くらいのベテランだと思うのだけど、ベテランだからこその境地を見たよ。もちろん現時点でぶっちぎって暫定1位。さあどうなる表彰台争い!!!熱すぎ!!!!!!


20:佐藤駿
彼もミスのあったジャンプは1本だけかな、それだってセカンドの着氷乱れでやっぱり悪いジャンプじゃないし、ほかのジャンプは暫定ではオールグリーン。4回転ルッツ回転が美しすぎて変な声出た。そりゃ高いGOEもつくわ。
ステップからコレオの流れもすごい。シゼロンの振付だっけこれ??違うっけ??エスプリが効いてるっていうか、上品かつ激しくてめっちゃ見ごたえある。
ポテンシャルの高さを持て余してるイメージがあったので、ここに来て色々ピースがはまってきた感じ。暫定1位。まじでこれどうなるの表彰台???


21:三浦佳生
これまたすげえええええええ!!!彼もジャンプの乱れは1本だけ、あとはオールグリーン!ショートは体調不良だったようだけど、1日置いて回復したのかな、今日はビュンビュン飛ばしてる。後半の4回転のコンビネーション痺れた…。加点の高さにも痺れる…。
途中のパートは戦いの合間の一時の休息という感じで夕日の丘が浮かんでくるようだったのですが、終盤に向かうにつれて激しい戦いの様子が目の前で繰り広げられてるみたいだ。すごい、物語が見える。これは視聴者にも迫力が伝わったと思う。すごかった…。
誰も一歩も引かないんだけど???なにこれどうなるの????暫定1位がまた変わる!!!


22:鍵山優真
あああああああああああ(崩壊)
なんだあの4回転サルコウ。着氷後に腕で語ってるのよ。そんな余裕さえ残して降りてくるのよ。満点の5点つけてるジャッジいるけど、気持ちわかる…。
ジャンプはこらえたようなものもあったけどオールグリーンかな。なにせジャンプや滑りの質が高い、コストナーの指導もあるかもだけど余計なものが削ぎ落されて実に洗練された演技になってる。これはすごい…。4回転は2本だけだけど間違いなく高得点が出るだろう。もう最終グループ全員代表で良くないかこれ????
200点近い得点で表彰台確定!総合も300近い!!なんだこれええ!!!


23:山本草
ラストジャンプ降りたところから涙が止まらなかったです…。ずっとこれを見たかったんです、待ってたんですよ…!!
4回転3本美しい。加点も高い。問題はトリプルアクセル、少し苦手な印象があったから。しかし2本とも降りた、本人もガッツポーズ。コレオのイーグルの美しさ、滑りの深さ…。怪我で1回転を跳ぶのもやっとだったような時期も覚えているから、もう万感の思いしかない。会場のざわめきも演技終わる前から止まらなかったですね…。
暫定2位。もっと点が出るかと思ったけども!!しかし表彰台確定!!!すごすぎるんだがこの全日本!!!


24:宇野昌磨
4回転ループは着氷が乱れたけど、誰も跳んでいないループですからな。後半の4回転にもレビューが付いていましたが、回転不足があっても基礎点の高さがそもそも違うのとショートの貯金で逃げ切れるだろうという内容。これだけ一歩も引かない演技が続いていてもそれに負けない演技ができるのが凄い、いい意味で他人に惑わされない彼の強さが出てる、しかもこんな捉えにくい曲なのに…!
なんだこの全日本、会場行った人超勝ち組なんですけど。ステファンまたバナータオル振ってるし。買ったのそれ(笑)。しかもそれで汗拭いてあげてるし(笑)
昌磨君が6度目の優勝。でもこれフリーは鍵山君が上だったのかな?やっぱそうだね。なんこれ?????もう全員代表でよくない???


近年稀に見るハイレベルな激戦だったと思う。これを見なかったスケオタは人生損したと思われますので、見る方法があればどうにかして見て下さい!まあ見てもいない人がこんなブログ読んでるはずもないのですけどね(笑)
そういえばステファンがコストナーとリンクサイドで踊ってる様子がインスタにアップされてるの見てめっちゃ笑いました(笑)何しとん(笑)

ではでは、次回は女子フリーの記事でお会いしましょう。

全日本選手権2023雑感④

全然順位が読めないんですけど、スポーツの試合らしくていいじゃないですか。さてさて、早速感想をどうぞ。

男子フリー①

第1グループ

第2滑走者までは放送なし。とほほ。


3:木科雄登
彼の演技の中盤くらいから放送スタート。前半はどうだったのだ。あらら、転倒があったみたいね。
中盤あまりスピードがないように見えましたが、プログラムが進むにつれて感情が乗ってきて、魅せる演技になってたと思います。かっこよかった。コンビネーションに入る前に躓きそうになってましたが、よくしっかりジャンプ跳んできましたね。素晴らしい。
またマツダスタジアムまで観戦においでよ!←カープファンなのでちょっと贔屓(笑)


4:垣内珀琉
大きなミスはダブルアクセルで手をついたところくらいかな。でもそんなに大きなミスでもないですよね、4回転トゥループもしっかり入りましたし、プログラムが30秒長い分しんどい面もあったでしょうが、ステップもしっかり音に乗っていて見ていて元気出ました。会場の声援も力になったんじゃないかなあ。
いくつかレビューはついてたけど、暫定1位。回転不足がふたつありますね。でもスピンしっかり全部レベル4だ。


5:大島光翔
トリプルアクセル2本とも素晴らしかった。しかし4回転ルッツとループがパンク。ルッツはまあ仕方ないけどループはもったいないかな。しかし4回転がいきなりルッツなのどういうこと(笑)
彼らしいはじけた部分もありましたけど、基本はバラード系でゆったりしたプログラム。こうやって見ると、いいジャンプ持ってるなって改めて発見があって良かった。面白プログラムだとギャグ方面に目が行っちゃうから(笑)。マリオが地上波に乗ったの、ある意味持ってるよね彼(笑)
キスクラ部門は毎年優勝してますな。得点出るのに時間がかかってて、長いですねー、全部怪しいからねー、とか言ってるの全部音拾われてて噴き出しそうになりました(笑)


6:高橋星名
レ・ミゼラブル。振付はキャシー。
綺麗なジャンプを跳びますね。2本目のトリプルアクセルは転倒だったけど、1本目は良かった。何より指先の表現が素直で誠実でとてもいい。身体で歌うことを本能的に知っているような演技で目を惹きました。まだジュニア、今後が楽しみですね。シーズンベストで暫定3位。

第2グループ

7:片伊勢武アミン
ピアノレッスンだっけこれ?鈴木明子振付。今大会よく振付師としての彼女の名前を聞く気がする。
4回転が入っていないので完成度で勝負ですが、素晴らしいトリプルアクセルが2本も入っててばっちり!ラストのフリップが乱れたのが惜しかったですね。ステップも歌い上げるようでとても素敵でした。終盤少しぼやけた印象はありましたが、なかなか良い演技だったと思います。
うーん、回転不足が3つもあったのか…。それでも暫定1位!頑張った!!


8:佐々木晴也
いい演技でしたねえ…!トリプルアクセル2本含めジャンプノーミスかな。アクセルのセカンドはパンクしてましたけど。
ずっしり重みを感じる身体の使い方と演技で、これなかなか好きですわ…。京大に入るのも、これだけの完成度でプログラムを滑り切るのもそうそうできることではないのに、両方やっちゃうなんてすごいですよねえ。ジャンプのメカニズムとか解き明かしたうえで跳んでたりするのかしら、って文系かもしれませんけど(笑)。
回転不足もいくつかあり暫定2位。


9:中田璃士
ジュニアながら洗練された雰囲気がありますし、スケーティングもいいですね…!
ジャンプは少々不調で、4回転は抜けたしダブルアクセルの着氷が乱れたりもしていましたが、その他のジャンプは良かったんじゃないかな。やっぱり滑りが綺麗だとジャンプも綺麗に流れて降りてきますね。
ジュニアのファイナルで逆転優勝できるだけの素地は感じますし、今後が楽しみ。ジュニアも楽しみな選手がいっぱいですね。次回はもっとボンドが暴れまわれるといいねえ。


10:杉山匠海
あああ、トリプルアクセルが抜けた…。得点源だけにもったいない。それ以外のジャンプはどれも良かっただけにもったいない。と言ってもGOEがマイナスのジャンプもいくつか。
振付は佐藤由香。前半は博物館の彫刻、後半でその彫刻が動き出すイメージだとか。柔軟性が高いとこれだけ美しく見えるのか、と前半のパートですでに見応えがあるのだけど、やはり後半からが本領発揮という気がする。男子ではあまり見かけないタイプのスケーターなのですごく見てて面白いですね。生で見た方が良さがわかるかも。
西日本で見てとても良かったと思ったプログラムなのでまた見られて嬉しい。スピンもさすがです。
コーチは無良父ですね。息子は解説席にいるからね(笑)


11:本田ルーカス剛史
シングル最後の全日本。有終の美を飾るような演技でした…!4回転は乱れたけど、ここで4回転を入れてくるところにシングルスケーターとしての彼の意地と気概を感じました。会場もいつまでもスタオベしてたかったんじゃないかなあ…。スピンもステップもすべてレベル4。まさに有終の美。
これだけ滑れるのにペア専念なのももったいない気もしますが、森口君も既にシングルとして全日本に出場していないし、二足の草鞋を履けるほどペアは簡単ではなく、そしてこれだけ滑れるからこそペアスケーターとして抜擢されたのでしょう。
無良君も解説席で拍手を送っていたらしい。見えないけど彼の目にも涙だった様子、声が涙声に…。アナウンサーに大丈夫ですか?って聞かれてたくらいなので、よっぽど溢れてしまったのでしょうね…。
そして暫定1位で本人の目にも涙…。地上波に乗らなかったのが残念ですが、乗らなかったからこそたっぷり余韻に浸れた気もします。コーチも泣いてるよね、佐藤君も涙を拭ってる。彼もすっかりコーチの顔だなあ…。


12:周藤集
足首を捻ってしまって棄権とのこと。本人がいちばん無念でしょう…。来年またいい演技を見せておくれ。


後半グループの記事はまた次回に。

全日本選手権2023雑感③

続きでございます。ではでは早速どうぞ。

女子ショートプログラム

第4グループ

17:千葉百音
なんと、スポーツ喘息にかかってしまっていたのか…。煽りにも重要な情報が隠れてることありますよね。
復活の演技とでも言うのか、ノーミスの素晴らしい内容でした。黒い瞳ですがちょっとテンポが速い感じの黒い瞳。しっかり滑りこなしてたと思います。ジャンプの加点も素晴らしい。


18:青木祐奈
セカンドループのコンビネーションはルッツ単独に。しかし後半でしっかりリカバリー。レビューが多かったので回転がどうか。ううむ、qとアテンションがひとつずつ。
とてもいい表情で滑り出していて、演技にも円熟味を感じました。選手としては晩年期に入っているものの、ここに来てこれだけ安定し魅せられるようになっているのは素晴らしいです。NHK杯もいい自信になったでしょうね。
あまり点は伸びず。やはり回転か。でもスピン全部レベル4で素晴らしい。


19:渡辺倫果
良かったです!彼女のジャンプ好きですわ、重力を感じて好きなのである。
ラストがステップ。ステップからのフィニッシュポーズがめっちゃかっこいい!!あんまり定番の曲を使うイメージがないんですけど、個性派でかっこいいのって女子には少ないタイプでいいですよね。コンビネーションのセカンドが回転不足で暫定3位。


20:三原舞依
煽りで映った真央ちゃんとのツーショット、かわいすぎるんですが!!!
ジャンプに容赦なくレビューが付いていたのが気になるところではありますが、とても良かったと思います。足の怪我があったとのことですけど、それを感じさせなかった。ステップも素晴らしかったです、さすがのレベル4。
見てる人を笑顔にさせてくれるスケーターですよね。さすがの安定感でした…!qがひとつとフリップにアテンションがあっても暫定2位。


21:島田麻央
トリプルアクセル決まったあああ!!!ジュニアだとショートには入れられないのね。
フリップも完璧すぎ。しかしコンビネーションで転倒、セカンドが跳べなかったのでここは大きなミスに…。ですがスピンはそのミスを帳消しにするような絶品さでした。
トリプルアクセルを入れてくる選手などそうそういないので、得点が読めないですね。転倒以外は良かったですしね。
暫定4位。コンビネーションのミスがやはり痛かった。うーん、インタビューも声が震えてて悔しそう…。


22:住吉りをん
出だしがとてもいい雰囲気でわくわくだったんですが、ジャンプが不調。アクセルはパンクして無得点、コンビネーションはオーバーターンが入り、ルッツにもレビューが…。qか…。
スピンやステップはとても良かっただけに、ジャンプで得点が伸びないと思われるのがもったいないですね。フリーには4回転もあるし巻き返して欲しいところですが…。おや、アナウンサーも同じこと言ってる(笑)
うーん、やはり伸びない。暫定11位。

第5グループ

23:坂本花織
かー、さすがすぎる!ぐうの音も出ません。新しい技に挑戦するより今持てる技術を磨く方針で行くそうだが、実際それで勝ってますし正しい作戦でしょうね。ロシアの女子もいつ帰ってこられるやらわかりませんし…。早く戦争が終わればいいのですけどね…。
非常によく滑るため、ステップの足さばきの雄大さがほかの選手と比較にならないレベルなんですよね。素晴らしいです。ルッツのアテンションもすっかりつかなくなりましたし、穴がないですよね。コンビネーションも絶品でした。加点が2以上ついてるよコンビネーション。
70点を超えるのは確実でしょうが、さていくつになるか…。出た、78!!ぎえー!!もちろん暫定1位。


24:吉田陽菜
トリプルアクセルは転倒。コンビネーションは荒川さんの声からすると回転が微妙か。ジャンプはすべてレビューが付いているので得点は気になるところ。ループは大丈夫だけどあとふたつはやはり回転不足判定。
曲も衣装もSFっぽさがあって、一風変わってていいですね。振付もいい感じでこなしてたと思います。
ステップとスピンが全部レベル4だったものの、やはりあまり伸びず。もっと点が出る選手でしょうからな…。


25:樋口新葉
ダブルアクセルは文句なし、フリーレッグも綺麗。しかしルッツで派手に転倒。なんかゴツって音してたけど大丈夫?曲?
ですがしっかりリカバリー。レビューが付いてたのでどうなるかですが。世界観の作り方など全体的なレベルは高いだけに、ジャンプの影響が気になるところ。振付はシェイリーン。彼女と相性がいい印象ですよね。
やはり点は伸びず暫定12位。コンビネーションはアテンションに回転不足。1シーズン休んでからなかなか調子が戻りませんね…。フリー頑張れ。


26:松生理乃
あら可愛い衣装。ピンクの色が綺麗。
ダブルアクセル素晴らしかった。前半は良かったのですが、コンビネーションでオーバーターン、セカンドは転倒。よくセカンド跳ぶところまでこらえたと思います、もうルッツで転倒しそうになってましたし。
全体的な完成度は高いのでそこがやはりもったいない。スピンからスピンへの移り変わりも、音にピタッと合っていてとても素敵でした。後半グループにはギリ残れるかな?


27:山下真瑚
彼女のルッツは本当に素晴らしいですな。ほれぼれする高さ。ジャンプもすべて揃えましたし、ステップも情感があって良かったです。さすがのレベル4。イーグルで締めるプログラムの終わり方もいいです。これはスタオベものですね、得点が楽しみ。
70点近い点が出た!暫定2位。フリップがアテンションじゃなければ70超えてたよね、惜しい。


28:河辺愛菜
素晴らしい最終滑走でした!!コンビネーション特に良かった、キレキレ。振付は樋口コーチとのことですが、腕の動きが特徴的で、かわいさもかっこよさもある魅力的なプログラムでした。そこにしっかりジャンプも入ったので、得点もしっかり出ますね。
でもこれでも暫定5位。ルッツにもフリップにもアテンション、これが理由か…。フリーで順位がどうなるか全然読めませんね。


全日本のプレッシャーが襲う選手が多い中、通常運転でひとり元気いっぱい過ぎるカオリサカモト。さすが(笑)。よほどのことがない限り彼女がこのままぶっちぎるでしょうが、ほかの選手はミスひとつで順位が簡単に変わりそうでドキドキの展開になりそうですね。

ではでは、次回は男子フリーの記事でお会いしましょう。

全日本選手権2023雑感②

男子に続いて女子です。解説は第3グループまでは村上佳菜子さん。第4グループ以降は荒川静香さん。ここ数年この組み合わせですね。ではでは早速どうぞ。

女子ショートプログラム

第1グループは丸々放送がなかったので。第2グループから感想を綴っていきますね。

第2グループ

6:大庭雅
情熱大陸。冒頭はバイオリンを弾くポーズかな。
コンビネーションのセカンドで転倒、スピードもあまりなかった気がする。しかし助走の少ないジャンプでプログラムの流れが切れないところや、ラストに見せ場のステップを持ってきて会場を熱くしてくれるところはさすが。何より28歳の社会人が今もこうして全日本に出てきてくれることが嬉しい。
リンクサイドに安藤さんいたよね?安藤さんの振付なんだよね、だから見守ってたのかな。ファッションがマダムでしたね(笑)


7:白岩優奈
おお、いい演技でした…!振付はステファン。少女の時代特有の華やかさを存分に表したような、花がほころぶようなプログラムでとても素敵でした。ステファンはやっぱり女子の振付の方に才能がある気がする…。
大きなミスがなかったことも大きいですが、ふわっといいにおいが残るような演技なんです。地上波に乗って欲しかったなあこれ。ジャンプの難度が高くないこともありそれほど得点は出ていませんけども。
お、コーチは本田君ですね。今日は解説無いしね(笑)


8:本田真凜
ジャンプはアクセル以外危なげなく回っていましたが、やはり簡単なものにしている様子。どこか傷めているという話でしたしね…。慎重に滑っている印象でしたけど、ステップはさすがのスケーティングだったと思います。
衣装がいつも素敵だけど、今回もとても綺麗な色のグラデーション。手足の美しさなど、やはり見栄えのするスケーターですね。彼女ももう22歳とは。この間まで12歳くらいだったのに←現実を見ろお前
やはり点は伸びない。ジャンプ全部レビューでしたしね…。うん、3つとも回転不足ですね…。


9:石田真綾
『The Rose』でしたっけな。都はるみがカバーしてたイメージが強いけどそっちじゃないやつ。
ジャンプの高さが素晴らしい…!キレッキレ。アクセルの着氷の流れも素晴らしく、坂本さん系の迫力ジャンパーかな、なかなかいいですね。スピンの回転も速く、いい演技だったと思います。ピシッとしてる感じでいいな。この薔薇は簡単に枯れたりしないだろうなって感じで。
ルッツにエラーがついてる。暫定4位。


10:柴山歩
脅威のジュニア勢の一角ですね。今回もさすがの演技、ミスらしいミスもなし。ジャンプ全部レビューだったかなとは思いますが。あ、やはり回転不足がいくつか。
プログラムは死の舞踏。キャシーの振付らしい。黒の衣装がシックです。内に秘めたやり場のないエネルギーを弾き出そうとしてるような演技に感じました。

第3グループ

11:荒木菜那
『You raise me up』。現役最後のシーズンにこの選曲は泣いちゃいますね。大学卒業が区切りの選手がやはり多いからなあ…。衣装も綺麗な色で素敵ですね。
冒頭のルッツは素晴らしい出来でしたが、ループで転倒しダブル判定。ショートの規定に引っかかり無得点。手痛いミスになってしまった。フリー残って欲しいですけど、どうなるかな…。暫定10位、ちょっと厳しいか…。


12:上薗恋奈
今大会最年少の13歳とのこと。まだジュニアっぽさもありつつも、年齢から想像もつかないちょっとダークで陰鬱な雰囲気も出せてていいですな。
そしてジャンプがすげえ。コンビネーションのセカンド高!たっっか!ジャンプほぼレビューついてなかったと思うし、今の時点でこれだけ完成度が高いと今後が楽しみで仕方がないですね。
うおお暫定1位!!さすがだ…!GOEにマイナスがなく素晴らしい。


13:三宅咲綺
序盤凄く良かったんですけどね、アクセルで転倒してしまった、もったいない。しかしジャンプそのものは素晴らしかった、女子には少ないパワージャンパー系で明確なジャンプなので見ていて気持ちがいいですね。特にコンビネーションの幅は唸ってしまうほど。やっぱり加点もすごくついてる。3シーズン目ということで滑り込まれているプログラムには安定感もあって良かったです。
それでも暫定2位。ほんとアクセルが惜しい…。


14:江川マリア
冒頭2つのジャンプの着氷が乱れた。踏ん張り切れてないような印象。でもラストジャンプのコンビネーションは素晴らしかったですね。
振付は鈴木明子。繊細さもあり、激流もありの、水の流れそのもののような演技でプログラム自体もとても良かったと思います。うん、もう一度じっくり見たいなこのプログラム。暫定2位。


15:櫛田育良
バチっと世界に入ってくる出だしで、とても期待させるスタートだったのですけど、フリップで転倒。かなり滑ってしまったのかなかなか立ち上がれない。すぐアクセルで立て直しましたが、コンビネーションでも転倒。ラストのスピンなど非常に見ごたえがあっただけに、ジャンプのミスがどれだけ得点に響いてしまうだろうか。佳菜子ちゃんも言ってましたが、少し動揺の見える演技になってしまったかなと思います。
暫定12位。フリー進出が厳しいか…。


16:横井きな結
バイオリンミューズ。おおおお、レビューがひとつもついていない、オールグリーン!パーフェクト演技です!!
ジャンプを3つとも揃えてきましたが、冒頭のアクセルは特に素晴らしかったと思います。これは得点も期待。
シニアからジュニアに戻ってたのね。そうか、そういうこともできるのね。シニアの選手だけどジュニアの大会に選ばれる選手も時々いますものね。
60点越えで暫定2位。PCSもしっかり出てる。いやはや素晴らしかったですね。


長くなったので、第4グループ以降の感想はまた次回に。

全日本選手権2023雑感①

今更ながら延々と掲載する全日本選手権の感想です。とっくに2024年になっていることは確実、さらに下手すりゃ世界選手権が始まってるかもしれないわとかなんとか思いつつ記事として載せられる形に仕上げております…。もはや読む方もいらっしゃらないだろうと思いますが、もしよろしければ最後までお付き合いくださいませ。
ちなみに、放送があった選手の感想のみとなります。貧民過ぎてまったく課金できない人生なのでお許しください、とほほ。特に今年は男子のショートは地上波放送のみでしたので例年より短くなっております。

男子ショートプログラム

第2グループ

7:中村俊介
地上波放送は彼の演技からスタート。生放送じゃないらしい。
いい演技でしたね、落ち着いていました。ジャンプが全部しっかり決まりましたし、4回転が降りられたのは大きいですね。艶のある表現に近づけていたと思います。彼が放送されたということは、彼がこの時点(第4グループが既に始まっているはず)でトップなのか??
あれ、スピンのGOEマイナスになってる。何があった?

第4グループ

19:島田高志郎
ジェフの振付なのか、いかにも彼が笑顔で滑ってそうなプログラムだけど、さすがの高志郎君、自分のものにしてますね。4回転はサルコウは綺麗だったけどトゥループのコンビネーションで転倒、跳び直しできないから得点的に厳しいな。アクセルもステップアウト。
しかし小洒落た雰囲気はたまらないですね。足が長すぎてスピンで絡まりそうなんですけど。
ステファンがキスクラでなんか喋ってる音も拾われてる(笑)


20:壷井達也
アランフェス。ドノヒューの振付なのか。とても渋いプログラムに仕上がってて良いですね。
ジャンプがすべて美しかった。特に冒頭の4回転サルコウ、着氷の流れまで美しく素晴らしかったです。加点が3点近くついてますね。
緩急のついたスピンも良かった、ラストの方に入れているのにコンビネーションジャンプにもミスがなく、自信がないとできない構成で攻めてていいですね。


21:山本草
いい演技でした…!滑りの滑らかさがやはり絶品。ジャンプなど個々の要素も大事だし今回それらもすべて良かったんですけど、単なる滑りそのものが美しいので演技から目を離すことなく見られるというのはやはり大きいのだなと思いました。
ラストのガッツポーズまでピタリとパズルがはまったよう。本当にいい男になりましたな…!顔つきが違いますもんね。マイナスのない採点表が美しい…。


22:三浦佳生
朝の公式練習に姿を見せておらず、体調不良と伝えられていて心配したのですが、なんだこのカミソリのようなジャンプの数々は…!サルコウたっっか!後半にも4回転。スピードはやはり抑え気味だったように思いましたが、体調が悪くても滑り切る根性には感服です。ファイナルから回復できてないのかな…。
やっぱリショー振付なのね。リショーにしてはおとなしめだとは思いますけど、選曲とか動きとかやっぱり独特ですね。
ラストのスピンが0点??ひとつ前のスピンからもう怪しかったのかそっちも加点がついてない。それでもこの点か…!!


23:佐藤駿
リベルタンゴ。とても品のあるプログラムになってましたが、宮本先生の振付とのこと。
滑りが格段に美しくなっていて、ジャンプもすごく安定してる。元々ジャンプのセンスは非常に高かったと思われるので、本領を発揮してきたという感じ…!とても良かった、さなぎが蝶になるかの如くの洗練ぶりです。
4回転フリップはレビューついてたけど大丈夫だろうか、はらはら。うっ、エッジエラーか。それで暫定3位か…。


24:三宅星南
小花柄かな、シャツがとても素敵。星南君はいつも衣装がいい、こんなのを着て欲しいってスケオタが願ってるような衣装着てくれてる。
ジャンプは不調気味。サルコウは転倒、コンビネーションもこらえた。でもアクセルはフリーレッグまで美しかったし、何よりステップの見応えが非常に高かった。滑りそのものが上手い。やはりステップはレベル4ですね。

第5グループ

25:大島光翔
男子に必ず一人はいるコメディ枠ですが、近年はすっかり彼のものですね(笑)。登場時の笑顔からしていい(笑)
どこがマリオの曲なんだと思ったが、よく聞くとマリオとかルイージとか言ってるしなんか死にそうな声でピーチピーチ言ってるし。後半はかの有名なメロディで、衣装のアップリケ(笑)が次々出てくる面白い仕掛け。もしかして大昔にやってたあのハリウッドのクソ映画の曲なのこれ?(笑)そんなわけないか、最近また映画化されてたんですね、んでそれの曲ですね。しかもそっちは面白かったみたいですね(笑)。
アクセル以外のジャンプは乱れがあったので点は伸びませんでしたが、面白かったから視聴者は満足してそう。スピンも結構GOE引かれちゃってますね。


26:友野一希
サルコウに乱れは出ましたが、コンビネーションもアクセルもしっかり入ったのでミスは最小限では。
振付ジェフなのね、ミーシャじゃないのか。アメリカの田舎の広大な草原で伸び伸び走り回ってるような曲で、ステップには友野君の明るさがあったし、それと落ち着きがいい感じでブレンドされてて良かったと思います。


27:片伊勢武アミン
アディオス・ノニーノ。前半良かったんですが、ラストのフリップがああ。きちんと降りたと思ったのに、降りた後に転倒してしまった。本田君曰く、かかとに引っかかってしまったらしい。もったいない。
腕の表情が特徴的で、黒に近い青の薔薇が舞い散るような、なんとなく耽美な演技でなかなかいいですわ。


28:鍵山優真
いい出だしだったんですけどね、気合いも感じて。しかしサルコウで転倒。加点で稼ぐタイプの選手なので厳しくなるか。コンビネーションとアクセルは問題なかったので最低限には近いのでしょうか。
ミスがあったせいか、少しパリッとしない演技だったかもしれませんね。優勝するにはノーミス必至だったでしょうし。しかし転倒があってもこの点はすごい。同世代のライバル3人がみんなぼちぼちミスありで仲良く近い得点で順位も近いの面白いな…。
やっぱり緊張したのね。全日本は独特の雰囲気があるというし、追われる立場になって呑まれてしまったか。


29:宇野昌磨
うわ、パーフェクト中のパーフェクト…!羽生君の背中に隠れていればいいのでと言っていた彼が、その背中が見えなくなった今、自分が手本にならねばという気概を感じる。しかしそれ以上に、周囲がどうであろうと自分の演技をする、それを変な気負いでも楽観性でもなしに、ただ淡々とこなしていることが彼のいちばんの強さだと思います。人に良く思われたいという欲がないということはこんなに余計なものを削ぎ落せるのか…。
得点は圧巻の100点オーバー。素晴らしい。ファンなら壁に貼っておきたくなるような採点表ですね。
ステファンがキスクラに座る前に急いでどこか行ってたけど、なんだったんだろうあれ(笑)


30:吉岡希
最終滑走で緊張したでしょうが、今持てる力をきっちり発揮した素晴らしい演技でしたね。滑りも良かったですし、ジャンプも綺麗でした。スピンがひとつわすかにGOEが引かれてるくらいかな。
ローリー・ニコルの振付とのこと、変な癖がなくて見やすい気もする。男子らしい力強さもあって良かったです。振付に10日もかかったとは。でもしっかりものにしてると思いました。


2時間以内に第4・5グループの演技は全員入れてましたし、あまりなじみのない視聴者のための煽りも程よく入っててちょうどいい放送だったかもしれませんね。生がいちばんいいのですが、全員見られる方がやっぱ嬉しいかも。

ではでは、次回は女子のショートプログラムの記事でお会いしましょう。