うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

つかず離れずが心地いい

お題「夏服」

もう半年以上、いやもしかしたら1年くらい、まったく服を買っていません。買うお金がありません。何年も何年も貧困状態が続き、節約に節約を重ねて何とか生きてきましたが、この1年ほどは本当に絶望的な状況で、食べるものにも困ることも少なくなく、もはや生活の基盤すら保ててません…。
でも「死にたい」って言ったら「暗いことを言うな!」って怒られちゃうんだよな。思い詰めてる人間のことを黙って見てるだけなのは死ねと言ってるのと一緒では?と常々思うのだが。助けを求める声に応じたら自分も助からないっていうんならわかるけどさ。
両親に、兄弟に、恋人に、伴侶に、子供に、常に誰かに頼って生きてきた人たちには、頼っているという自覚もなくそれが当たり前で、誰にも頼れずにもがき続ける人の存在が理解できないと言うか眼中にすらないのでは?と思う今日この頃。自分のごく身近にもいるので、認識のあまりの違いに時折愕然とします…。
毎日「助けて」の3文字しか書いてないブログを3日くらい更新し続けたら、さすがに誰か察してくれるんじゃないかなあ、なんて考えたりホントにそれを実行しそうになったり、最近ヤバい。ネタにして笑い飛ばして何とかごまかしてきたけどなんだかごまかせてないとかマジでヤバい。健康で文化的な生活ってどこに落ちてるんだろう?雲の向こうかな?海の彼方かな?←ヤバい

すみません、猛烈に脱線してしまいました。どこが夏服の話なんだよ(笑)
というわけで本題に戻るというか入る。

私は夏が大の苦手で嫌いですが、夏物の服は好きです。何故なら、かわいいデザインのものが多かったり、軽かったり、肌触りが良かったりするから。見た目にも感覚的にも着心地がいいのですね。
デザインについては単なる私の主観かもしれないが、軽さや肌触りについては同意も得られるかなあ。暑さに対応するため当然生地は薄くなるし、汗を大量にかくことから不快感が生まれにくい生地が使われてることが多いんだろうなと思うし。

そう、冬物はなんであんなに重いのか。コートなんて着込んだ日にゃ重さで肩がこる…。洗濯物もかさばるし全然乾かない(笑)。その点夏物は音速で乾くし、洗濯物にまとわりつく太陽のにおいみたいなものが心地良かったりもする。

しかし夏は夏である。いくら夏用の服とは言え、暑いものはやっぱり暑い。ピッタリした服も好きなのだが、汗でべったり体に張りつくと非常に不快…。
なので、あまり体に触れず風が通りやすい服を好んで着たくなる。結論を言うとワンピース。しかも相当ゆったりしたやつ。ガボッとかぶれるくらいのやつ。レギンスやストッキングを履かなくても問題ないくらいのロング丈がベスト。夏のストッキングはどうしてああも不快なのか。生足でも失礼には当たらないみたいな法律はできないものか(泣)。いつも音速で破れるし、費用もバカにならんのですけど(泣)

しかしそういうゆったりワンピースを着ていると言われることがある。

「ものすごくデブに見える」
「妊婦さんみたい」

余計なお世話じゃボケエエエエエエ!
特に男にこれを言われた時には「なんでお前の趣味に合わせなきゃいけねーんだよ」とか心の中でこっそり思います。見た目なんか気にしてる場合じゃないんじゃ。とにかく暑いんじゃ。暑くなかったら違うの着るわ。文句は夏に言ってくれ夏に!

無茶苦茶ですか、そうですか。うんそうかもしれない(笑)
しかし私があんまり体に触れない服がいいとか考えちゃうのは理由があって、子供の頃酷いアトピーで、夏になると肘や膝の裏が汗でグズグズになり、たまらなくかゆくて痛かった苦しい記憶が染み込んでるからなんですよね。布が触れるだけでもつらいのよ。かゆさや痛みに耐えながら学校の授業受けるのは大変だった。あれで随分我慢強くなったんじゃないかとうっすら思う。
大人になってアトピーは治ったが、時々猛烈にあせもができて大変つらい(泣)。真冬に熱が出てこたつで寝てたら猛烈にあせもができた、ということもいまだにある(泣)。こたつによるあせもは毎年必ずできてるような。ってそれただのアホだから!(笑)大人になってもあせもってできるんだね、知らなかったよ…。

今年の夏はまったくバーゲンにも行けぬまま終わろうとしております。クローゼットの中は10年以上前に買った服と頂き物の服が大半。ここ数年で買った服はたいていバーゲン大特価1000円くらいで、元々が安いからすぐ傷んで、長年活躍することなくクローゼットを去っていくのだった…。今いちばんのお気に入りは何年か前に980円くらいで買ったゆったりワンピースです。ものすごくデブに見えます。だから人に会う時は基本着ないけど(泣)。
ああ、この猛暑は一体いつまで続くのか。せめてもうちょっとピッタリしたワンピースやカットソーでも不快さを感じず着られる気温になって欲しいものです(泣)

Fantasy on Ice 2014 in Makuhari⑭

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

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土曜日の夜公演終了後はAさんと会場周辺で夕食をいただきました。でも夜はあまり食べないのでサラダのみ。店内は同じものを見に行ったらしい人でぎっしり(笑)。
レジの近くに夢のようなガチャガチャがあったのでついついチャレンジ。うさぎのマスコットのガチャガチャ。つぶらな瞳のネザーランドをゲット。素晴らしい。…いい大人ですけど何か?←開き直りまくり

スポーツ番組をチェックしてから(でもショーの様子はほとんど流れなかった)就寝。起床後朝食へ向かったら、日曜日の朝だからか混んでいて、しばらく廊下で待つことに。
順番が来たので中へ入る。やれやれおなか空いた。夜食べない代わりに朝はガッツリ食べるのです。
それなりのホテルの常で、ここもオムレツをその場で焼いてくれました。でもここは今まで泊まったホテルにはなかったサービスがついておりました。
焼き上がったオムレツに、ケチャップで絵を描いてくれるのです!
私はキティちゃんに「morning」のメッセージ入り、Aさんはミッフィーに「ごゆっくり」のメッセージ入り。かわいいんですよこれがまた。これ子供喜ぶだろうなあ。…大人だけどめっちゃ喜びましたが何か?
でも私の前に並んでた人には渋いトンボの絵だったので、きっと人を見て何を描くか決めているのだろう。…キティちゃんがふさわしいと思われたということっすね(笑)

おなかいっぱいになったので部屋でくつろぎつつ、手紙を清書。書き上がる頃にはチェックアウトの時間。良かった間に合った。
確かこのあとの日曜日公演だったと思うけど、ホテルから会場までの道のりで、駅で見かけたダフ屋に再び遭遇する。どうやらまさに取引中らしく、札束を握り締めている。交渉が成立したのかどうかはよくわからないけど、ダフ屋の商売に協力するのは是非ともおやめください。本当に行きたい人がチケット取れなくて困っています。

日曜日公演終了後は荷物を預けていたのでいったんホテルへ戻りました。まだ時間があったので、せっかくだから有名だという某ホテルのパンケーキを食べようと、とりあえずラウンジへ。
ロビーがとあることで少々通行困難になっており、大変困った。ちなみにホテル側の問題じゃありません。ホテルの人も大変だな…。

しかしやっとの思いでたどり着いたラウンジではパンケーキを扱っていないと言う。同じ階にあるレストランで食べられると聞いてそちらへ移動。
しかーしここではなんとパンケーキ売り切れ。がーん。だが最上階のラウンジなら材料が残ってると確認をしてくれた。ドキドキしながらエレベーターで最上階へ向かいます。

最上階の海を一望できる落ち着いた喫茶スペースで、ようやく念願のパンケーキにありつく私。お付き合いくださったAさん本当にありがとうございます。
ふわふわと焼かれたパンケーキが3枚。添えられたメロンジュレにはマカロンが刺さっています。見るからに美味しそうですが、ものすごく美味しかったです。もう安いパンケーキは食べられないだろう、というくらい。…目の玉が飛び出そうなお値段でしたが、昼も夜も食べなかったので、2食に必要な代金を考えたらそうでもなかったかも。おやつとして食べるには高過ぎる…。
メープルシロップが3種類用意してあって、甘さが違うのでいちばん甘くないのから試すように勧められその通りにしてみたが、逆の方が正解だと思った。いちばん甘いやつはホントに甘い。飲み物を頼む余裕がなかった(笑)ので甘過ぎてつらかった…。いちばん甘くないやつがちょうど良かった。まあ好みだとは思いますが。

荷物を受け取ってホテルを出ます。部屋も広いし食事も美味しかったし、何より会場から近くて、体調不良かつ悪天候だったので本当に助かった。夢の通りこのホテルにして正解でした。Aさん本当にありがとうございます♪

京葉線の車内からスカイツリーが見えることを教えていただき、密かにはじめて見たスカイツリーにわくわくしているうちに東京駅に到着。実はどうしても石鹸を買って帰りたくて(買い置きが切れた)、幕張の駅でも探したけど見つからず、東京駅で購入。うさぎのマークの石鹸。たぶん東京でしか売ってないんじゃないかな。自分用にいいお土産ができました。
東京駅までお付き合いしてくださったAさんとお別れし、新幹線で帰路につきました。幕張の旅もこれで終了。今回もあっという間だったな。

大量に買ったミルフィーユですが、お礼をしたい人には夏の私に時間があまりなかったせいで、土産として渡したい人には連絡がつかなかったりして渡せないまま賞味期限が来てしまい、結局半分くらい自分で食べました(泣笑)。ヘコむ(泣)。でも美味しかった(笑)。まあ土産云々など重要なことではないのでどうでもいいんだけど、もっと重要な局面でもなしのつぶてができる人というのはかなり疑わしいよな。そういう人の「忙しい」の言葉の裏にはほぼ間違いなく「お前の優先順位は低い」が隠れてて、要するに嘘なんだよね。それがいつもとても嫌だったので、忙しいという言い訳はできる限りすまい、事実だとしても時間を作る努力は必ずして常に誠実でありたいと心掛けているのですが、いやーもうチョー忙しくて3ヶ月以上かかっちゃいましたよ幕張旅日記エヘッ☆時間マジでないしぃそれどころじゃなかったしぃ←舌の根も乾かぬうちにというやつですな←うわあ
いやまあこれ自己満足で書いてるからほかの人から見れば何ヶ月かかろうと知ったこっちゃないんだけど(笑)なくても誰も困らないし(笑)

こんなところで幕張旅日記の筆を置きたいと思います。ショーではもっと色々なものを見たはずなのに、もはや絶望的に忘れていて悔し涙が止まりません。この調子では新潟旅日記が書き上がる頃には年が変わっているでしょう…。そしてその頃には新潟に行ったことすら忘れているかもしれない…

経済的に大変なのでショーに行くのはそろそろやめようかなと悩みながら訪れた幕張ですが、照明の海の中に広がっていた世界はあまりに魅惑的で、簡単に決意を揺るがせてしまう夢の時間でした。それを象徴するかのように幕張の会場を流れた、「僕がどんなに君を好きか、君は知らない」の大サビを思い浮かべながら幕張日記を締めくくりたいと思います。次は富山旅日記でお会いしましょう。

ー幕張日記・完ー


2017年追記:
絶対無理だと思ってたんですよ、この時の幕張行き。絶対に絶対に無理だと思った。よくもまあ無事に行って帰れたものです。この頃まではネタの神様のお力添えみたいなものを強く感じておりましたが、現在は天界に帰られたようで(泣)、この調子ではもうどこにも行けなくなりそう。だって食べるものにも困ってるのにアイスショーどころじゃ…。ネタの神様の得意分野はあくまでネタだから(笑)、生きていくのもままならないほど生活が苦しいという基本的なところには弱いみたいです(笑)。って、神様に頼んでもしょうがないんだよ。助けてっていう声に応えないといけないのは人間のはずだから。でもその声が届かないから、神様に祈るしかなくなるんだよな…。とほほ。

今年の24時間テレビ郷ひろみ羽生結弦のコラボレーション再びと聞いて、ちょうど順番的にタイミングよくこの幕張レポートを掲載することになったのも面白い巡り合わせだなと思いました。きっと「言えないよ」を滑るのだろうと予想しているけれど、あの頃は若さゆえの全力そのものだった羽生君の演技が、3年の歳月を経てどのように変化しているのか、とても楽しみだったりしています。って違うプログラムだったりしてね(笑)。
声のせいか微妙な評価だった郷さんですが、私は旅日記の通り実は結構満喫してました(笑)。オープニングが「男の子女の子」でスケーターが男女半々に分かれて昭和の雰囲気たっぷりに滑り出したらどうしよう、なんて心配してましたがそんな必要まったくなかったから良かった良かった←あるわけないわそんなん(笑)

会見の当たり年だったっけ確か(笑)、懐かしいネタが…。ちょっと不謹慎かとも思いましたが、これが2014年に書かれた文章だというのがよくわかるので、あえてカットせず当時の空気を残してみました。んでホントに郷さんのファンじゃないから(笑)。結構好きな曲があるというだけで。嫌いでもないが、ファンというほどではまったくないぞ。うう、すみません。

しかし、はてなブログは歌詞を書けないのが残念だなあ。ブログサービスによっては書いても問題ないらしいと聞いて、はてなを選んだのをちょっと後悔したくらい。本人以外の人間が本人の作品で大儲けしたり、悪意ある表現が行われたりするのを防ぐための法律であって、その音楽を愛する人たちが、愛するがゆえに純粋に語りたいと思う自由まで奪うのは愚の骨頂としか言いようがないと思うのだが。そんなことするからCDも売れなくなっちゃったんでしょ。あれもこれも違反になったりお金取られたりするかもって考えたら、萎縮してしまって、音楽そのものから離れたくもなってしまうんじゃないかな…。音楽なんてまず聞いてもらえなきゃ意味ないと思うんですけど…。うーん。

Fantasy on Ice 2014 in Makuhari⑬

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

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ここでGOさん再び喋り出す。「ひろみー!」という歓声が起こったもののたったひとり。「これだけオーディエンスがいるのにおひとりだけ…」「誰も僕を見ていないというのは初めてです」と思いっ切り自虐ネタを炸裂させるスーパースターヒロミGO。これでヒロミのプレゼントボックスに一通もお手紙入ってなかったらどうしよう。ヒロミマジで泣いちゃうかもしれないぞ。こんな扱い受けたことほとんどないと思うぞ(汗)
でもヒロミはめげない。これをきっかけに新たな交流ができたらいい、僕のコンサートにも是非来てね、99枚目のシングルも出たよ、とちゃっかり宣伝も忘れない。正直ステージに目をやる暇はないんだけど、でも生郷ひろみを見られて私は結構満足してるぞ。誰もが知っているような歌を何曲も持っている歌手はそうそういないし、芸歴も長くそれなりの地位にあることもあって名曲も数多く提供されている。人選としては間違ってないと思うし、正直よく出てくれたなとも思う。

ひろみの紹介で安藤美姫が再登場。曲は「ハリウッド・スキャンダル」。おお、この曲かあ。これはスケートに合いそうだなあ。確か洋楽のカバーだよね。郷さん結構多いよな。哀愁のカサブランカもそうだし。
そのせいもあるのか、郷さんコラボでいちばん良かったのがこのプログラムだと思った。何より安藤さんにぴったり。「スキャンダル」とは随分挑戦的な選曲だなと思ったけど(2番の出だしなんて洒落にならない歌詞だし…)、良くも悪くも「女」そのものの生き方をしてる彼女によく合ってたし、この曲を笑顔で滑りこなしてしまう今の彼女は、色々な意味で逞しくなったんだろうな、と感じた。勇気ある選曲ではあるけれど、これ以上ない選曲だったと思う。
ゴージャスなんだけど気怠い、洒落た曲調もショーらしくていい。今回だけと言わず今後も滑り続けて欲しいくらい。あと衣装がすっごいかわいかった。

そして最後のスケーター。郷ひろみが熱唱する「言えないよ」。白いシャツの羽生結弦が、サビに合わせて背をそらせるイナバウアーを披露する。さすが金メダリストと唸りたくなるような、堂々とした演技。
…でも正直、彼はこの曲を滑るにはまだまだ子供なんだな、と思うしかなかった(笑)。今日のこの日まで気がつかなかったけど、この曲がこんなに大人の歌だったとは。これは明らかに学生の恋愛の歌じゃない。こんな心の機微を羽生君が感じたことは…間違いなくなさそう(笑)。じゃなきゃあんな全力で滑ってないと思う(笑)。でもこの青さこそが羽生君の魅力である。もうそんな羽生君を見られるのはこれが最後かもしれない。彼が少年でいられる時間は、もうあまり残されていない。このプログラムのアンバランスさを懐かしく思い出す日も、そう遠くはないのだろう。その儚く過ぎ去る一瞬に居合わせることこそが、アイスショーを鑑賞する最大の魅力であると私は思う。

ところで日曜日はスタンド最前列だったせいか羽生君と目が合った気がする。客席に向かって手を差し出す時だったかな、それがちょうど目の前だったような…。ああ、せっかくの一瞬だったのにな、3ヶ月も経つと本当にそんなことがあったのかどうかも思い出せないっていうね(泣)

ショーはとうとうフィナーレへ。ラストを飾るのは「Gold finger'99」!これやらなきゃウソでしょ。会場のテンションも一気に上昇。
スケーターも赤の衣装で盛り上がりに拍車をかける。町田君が超有名なサビの振付を踊りながら登場した時は色々どうしようかと思いました(笑)。
我々も踊らずにはいられない。しかし踊ろうにも振付がわからない。なので土曜日の夜公演のあと振付を覚えて日曜日は踊った(笑)。もちろん超有名なサビの部分のみですが。いーのいーの、誰も客席なんて見てないから(笑)。楽しかったなー。一緒に踊ってくださったAさんありがとうございます♪

いつもフィナーレのあとはジャンプ大会が行われたり何かしらボーナスタイムがあるのですが、今回は土曜日の夜は生放送、日曜日は高橋君のトークショー(P&Gの懸賞で当選コースの中にあった)が控えていたせいか、ほとんど何も行われずアッサリ終了したように記憶しています。それでも日曜日は記念撮影がありました。ステージの前に並ぶスケーターの皆さん。会場がすっごく暑かったことも手伝ってみんな汗だくだったようです。白いタオルが渡され、羽生君や高橋君がゴシゴシ顔を拭いてました。ステファンも何気なく高橋君から渡されたタオルを少し見つめたあとゴシゴシ拭いてました。ステファンしか見てなかったからあとはわかんないけど、皆さんゴシゴシしてたのではないかな。

そんなこんなで幕張公演は終了。いやー、声は残念だったけど郷ひろみ満喫した。あれで還暦近いとは驚き。「花とみつばち」とか「男の子女の子」とか歌うかなと思ったけどなくて残念。ってないか(笑)。…郷ひろみがデビューしたのは私が生まれる前だが、ベスト盤を聞き込んだのでそこそこGOの曲には詳しい。決して年齢詐称ではない(笑)。現代のベートーベンが作曲しました。STAP細胞はあります。
ジャケットプレイを見逃したのは一生の不覚です。
…って総括が郷ひろみの感想のみってそれでいいのか?(笑)

※これだけいろいろ書いといてなんですが私は郷ひろみファンではありません。本当です。STAP細胞はあります。

以下次号。

 

Fantasy on Ice 2014 in Makuhari⑫

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再び登場、ポーリシュク&ベセディン。初めて見るプログラム。ポーリシュクがスーパーマンで、ベセディンは何だ?(笑)スピード感に溢れた楽しいプログラムでした。直前がフェルナンデスだったので、フェルナンデスも恒例のスーパーマン(何回滑ったよアレ…)だったらものすごくクドくて良かったのに、などと思った(笑)

町田樹。なんと2度目の登場。ファンタジー・オン・アイスは今までずっと1プログラムだったのに…。出世したね町田君(涙)
演目はエデンの東エキシビションバージョン。アンコールでちょっとだけ見たことあるけどフルで見るのはこれが初めて。うおおおおおお(感涙)
ジャンプの数を減らしたりはしてるんだけど、とても情感こもってて素晴らしかった。町田君はなんだかすごく大きくなったように見えた。いつもそわそわしながら見ていたあの町田君はもうどこにもいなかった。幕張でいちばんいい演技をしてたのは町田君じゃないかな。

そしてステファン・ランビエール。何という素晴らしい滑走順…。
グリーグのピアノ協奏曲。グレーの衣装のステファン。もう語る言葉が出ないほどの完成度。
ステファンにはクラシックがよく似合う。炎のようなピアノの音が本当によく似合う。彼の体は鍵盤を叩く指。五線譜を踊る音符。そう、彼は音楽。長いプログラムだったけど、いつまでも見ていたい。拍手もできない。息すらできない。別格、という言葉をもう一度使おう。

ステファンの演技にすべてのエネルギーを使い果たしてしまうくらい衝撃を受け、改めてファンで良かったと思いました。けどその反面、いつものステファンらしくないかなとも思った。ステファンはいつも、スケートへの深い愛が伝わるような演技をするのに、幕張での演技はそれを観客に伝えることを忘れているように見えた。何だか客のいない会場でひとりで滑っているような印象でした。
ステファンは幕張での滞在をとても楽しんだようで、ショーの合間の舞台裏とか、ねずみ王国へ行った時の様子とか、いつもよりかなり多くの写真をインスタグラム(写真共有SNSみたいなの)にアップしていただけでなく、普段は気をつけているようなのに今回に限って宿泊先がわかってしまうような室内の写真や位置情報の出る写真もアップしてしまっていたりして、かなり浮かれている印象でした。仲のいいヴォロソジャールとトランコフがいたせいだろうと思いますが、お前遊びに来ただろ?と突っ込みたくてしょうがなかった(笑)。ファンじゃなければ今回のステファンでも十分過ぎるくらいなんですけど、ファンなので細かいところまで気になってしまいました。ごめんねステファン。でも私は、いつもリンクと観客に対して誠実なステファンが好きだから、ただ滑りに来ただけのステファンには満足できないんだ。人間だからそんな時だってあるだろうけど…。ごめんねステファン。わがままなファンで本当にごめんなさい…。

興奮冷めやらぬ中登場したのは高橋大輔。何という滑走順。テレビならこのあたりで瞬間最高視聴率に到達ですかね。
高橋君も新しいプログラム、「I'm kissing you」。どこかで聴いた曲だなと思ってたら、17歳の羽生君も使ったロミオとジュリエットではないか。高橋君のはヴォーカル入りだけど。
白いシャツにほどいた黒いタイ。ラストで客席に向かって差し出される腕が切ない。まだあまり滑り込まれていない印象でさほどピンとこなかったけど、高橋君らしいねっとりした感じはなかなか。

ここで郷ひろみタイム再び。同じく再び登場のヴォロソジャール&トランコフが滑り出したのは…
「僕がどんなに君を好きか、君は知らない」。
マジか…。マジでホントにこの曲なのか…。

この曲も大好きなんですよ。だから歌ってくれてとても嬉しかった。嬉しかったけど、でもこの曲、少々直球過ぎて痛い。決して叶わないことをわかっていながら、それでもただひとりしか見つめられない。その報われない愛こそが、見返りを求めない愛こそが本当の愛だ、なんて言われるけれど、でもそんな聖人君子は地上のどこにもいやしない。報われないもどかしさに時に憎みたくなり、勝手に膨らむイメージを持て余し、それでもどうしようもない想いを日々抱えて生きていく。この歌はストレートで、かつリアルだ。歌詞のひとつひとつが、装飾された詩ではなくただの本音である。だから胸に響くし、ごまかしがきかなくて辛いのだ。
…まあ、私が勝手にそう思ってるだけで全然違うかもしれませんが、きっと全然違いますが、とりあえず名曲だと思います。

実は、いつか郷ひろみアイスショーで歌うことはあるかもしれないとうっすら思ったことがある。その時に、もしこれを歌われたらきっと泣いてしまうんだろうなあ、と頭に浮かんだのがこの曲だった。郷さんの声は残念ながら不調だったけど、金メダルペアの演技を見つめていたらやっぱり涙が零れた。演技はあんまり覚えてないんですけどね(汗)。公私ともにパートナーで絶好調のこの二人にこれを滑られても…ってのが大きかったかも。でも元々彼らは公私ともに別のパートナーがいて(確か…。記憶違いだったらすみません)、紆余曲折を経て今に至っているんだよなあ。そんな彼らがこの曲を滑るということは、爽やかに絶望的なこの曲に、一筋の希望をもたらすのかもしれません。

わけがわからなくなったところで以下次号。

Fantasy on Ice 2014 in Makuhari⑪

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第二部がスタート。ステージが明るく照らし出され、今度こそ郷ひろみワンマンショーでも始まるのかなと思ったら、ステージの下から台座に載ってせり上がってきたのは高橋君と羽生君。P&GプレゼンツなのでP&Gコーナーが挿入されていたのです。二人はP&GのCMに出ていたのでそれゆえの出演。全体的に高橋君と羽生君の二人を中心に据えたショーでした。こんな風にスポンサーが大々的に前に出るショーには行ったことがなかったから、ちょっと新鮮。

土曜日は羽生君が高橋君をお姫様抱っこして、日曜日は二人が背中合わせで登場。登場ポーズは毎回変えていたそうで、考えたのは宮本賢二さんだとか。ウケを狙っていたらしいですが、お姫様抱っこは特定の層にウケちゃうからやめた方が…と言っても後の祭り(汗)。
二人ともファンタジー・オン・アイスの黒のTシャツ。羽生君のは例の女性用なんですよねきっと…(遠い目)

二人と司会による簡単なトークショーが開始。「応援してくださっている皆さん、フフフフッ」と手を差し出して笑う羽生君に驚愕。その笑いはわざとなのか自然なのか台本なのか。自分がかわいいの知ってなきゃ出ないぞその笑いは。自然だったとしたらまさに驚愕だぞ。
高橋君が喋ってる間はマイクを背中の後ろで手持ち無沙汰にぴこぴこ動かしてるのもちょっとかわいかった。これ女子力って言うんだよね?中身は阿修羅みたいなのに…←遠い目

オリンピックの思い出と母親のエピソードがひとつずつ、だったと思うけど、ほとんど喋ってないのに「それでは最後の質問です」と問いかける司会には笑った。んでその最後の質問がこのコーナーのメイン。母親の思い出から洗濯やお風呂の話に結び付き、そこでP&G製品の名前が出てくるので。

男の子ばかりの4人兄弟で育った高橋君は、男の子はよく汗をかくからお母さんは洗濯が大変だったと思う、そんなお母さんの姿を見て育ったから自分も洗濯大好きになった、洗濯機のないホテルに泊まった時は「ホテル変えてくれ」言うくらいで、ボールドも使ってる、というエピソードでした。羽生選手もよく汗かいてますが…、と羽生君にも振ってました。

その羽生君はシャンプーの話。自分にとって家族の匂いはみんなが使っていた同じシャンプーの匂い、とそう言えばまだ19歳だったな、と思い出させるエピソード。

最後にプレゼントの当選発表。入場時に配られたチラシに印字されていたのが抽選番号。抽選は高橋君と羽生君が行ったそうで、その話を振られて「抽選された皆さん…じゃねーや当選だ」とか何とか言ってた羽生君は素が出ててかわいかった。
プレゼントはたぶんP&G製品詰め合わせ。いいなあ。生活必需品は助かるもんなあ。

高橋君からの紹介で織田君が滑り始めて第二部が本格的に開始。
黒いつなぎの衣装の織田信成、曲はアストル・ピアソラの「アディオス・ノニーノ」。どこか妖艶な曲なので、いまだに高校生くらいに見える織田君には正直合ってないのでは、と思った…。でもやわらかな着氷のジャンプは健在。まだ現役選手と比べても遜色なかったです。

続いても今期引退選手の鈴木明子。再登場ですね。曲はエルヴィス・コステロの「She」。とても有名な歌ですね。のびのびと滑っていて、競技から解放されて新しい人生を歩み始めているんだなあ、という印象でした。

ペシャラ&ブルザも再び登場。去年のアート・オン・アイスでも滑ってたノリノリのプログラム。ブルザが!ブルザが白のタンクトップ!微妙に日曜日のお父さんっぽいけど二の腕!二の腕!かっこいいよブルザかっこいいよ!
…最近自分の本命が誰だかわからなくなりつつある今日この頃(笑)。忙しさと体調不良で放置に近いフランス語習得への意欲が再び湧いてきた気がするのはブルザのおかげ←本命立場無し

フィリップ・キャンデロロ。20年前に幕張で行われた世界選手権に思い入れがあるそうで、ここ幕張でのショーをとても楽しみにしていたらしいです。
演目は「ゴッドファーザー」。実は見るのは初めて。
何故か日本語の歌詞入りのバージョン。てかそんなのあったのね。日本の皆さんへサプライズがあるとか前もって言ってたような気がしたけど、これのことだったのか。キャンデロロらしいなあ。

恒例の客いじりも健在でしたが、いつものキャンデロロほどの吸引力はなかったかも。なんでもヘルニアだったそうだ。どうしても幕張に来たかったのね。
昨年よりもさらに頭頂部がヤバい気がした…。地肌見えてない?(汗)

ハビエル・フェルナンデス。新しいプログラム。黒い皮のジャケット、逞しい二の腕。ノリの良い曲に合わせて滑るフェルナンデスは「カッコいい」の一言。これは完璧に滑ったら世界中にファンが増えそう。

以下次号。

 

Fantasy on Ice 2014 in Makuhari⑩

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そして本命登場。ステファン・ランビエール

黒いズボンに、赤い、ハイネックのぴったりしたトップス。黒い肘当てがついてるのが正直あまりセンスがいいとは言えないけれど、ステファンらしいシンプルな衣装。

曲は「The water」。いつものように動画を見ないで幕張に臨んだ上、今日のこの日まで彼の生の演技でしか聞いたことのない歌なのですが、どうにも頭にこびりついてしまうメロディで、演技を思い出すたびに頭の中をぐるぐる回ってちょっとウザい(笑)。

暗い水の底を覗き込むような、どこか不安を感じさせる演技。ステファンの身体はまるで五線譜にたゆたうように、生暖かな水のように氷の上を「流れて」いました。一切の動きが水の流れるようにとどまることのないプログラム。とてもステファンらしい演技。でもこれまでに見たことのないステファンの演技。

ステファンだけ違う競技をやっているようでした。「別格」という言葉がこれほどステファンに似合うと思ったのも、息をするのも忘れるくらい見入ったのも久しぶりかもしれない。スタオベの後倒れ込むように椅子に座って、この人のためだけに高額なチケット代を支払ったとしても全然惜しくないな、とため息をつくばかりでした。

ひとつだけ気になったのは髪の長さ。夏はいつも短くしてしまうのに、今年は切らないで来日したらしい。でもかなり長いこと切ってないみたいで、さすがにそろそろカットした方がいいんじゃないかというボリュームになりつつあった。スピンでは特に目立つ。カザフスタンから直接日本に入ったんだから日程に余裕あったろうに、空いた時間で髪を切れ、日本の美容院ならきっとうまくカットしてくれるから、と私とAさんは言い続けておりました(笑)

ちなみに前の席の人はステファンに興味がないらしく、あまり前のめりになることもなかったのですが、それでも邪魔なのは邪魔でした。そんな私の気持ちを知ってか知らずか、その人の頭を綺麗によけて演技してくれたステファンにはグッジョブ、と叫ばざるを得ません(笑)。

タチアナ・ヴォロソジャール&マキシム・トランコフ。土曜日はステファンの演技の衝撃であまり印象に残らなかったけど、日曜日はその美しい演技に思う存分酔いしれました。ラフマニノフかな?有名なクラシックのとても美しい曲。さすがオリンピックの金メダリスト、と唸るしかない圧巻の演技でした。幕張公演にしか出演しないのがとても残念。

再び郷ひろみが登場。とても大切な曲だと言って歌い始めたのが「このメロディーだけは」。これも知らない曲でした、すみません。
郷ひろみひとりがステージで歌い始めたせいか、ひろみワンマンタイムと思い込んだらしい人々が一斉に席を立つ。おそらくはトイレだろうけど、自分が今まさに歌ってるのに平気でトイレに立たれる、という経験はひろみの長い芸歴でもなかなか経験してこなかったことではないだろうか。色々理由あるんだろうけど、やっぱり失礼だよなあ。

しかしひろみワンマンタイムなどではもちろんない。歌の途中で高橋大輔が登場。そう、郷ひろみ高橋大輔のコラボレーション。
天井から下りてきたミラーボールがリンクに鮮やかな色を照らし出す。まるで星の海を高橋君が舞っているようだ。とても美しい演出。

高橋君のコラボレーションと言えば、昨年の藤井フミヤとの「Another Orion」があまりにも良かったので、それと比べると今回はさほど印象に残りませんでした。ごめん高橋君。
それよりも気になったのが例の客。視界不良なのは言うまでもないが、どう考えても今、今まさに高橋君を撮影したよね?としか思えない携帯の画面を隣の家族に見せる女の子。

撮影禁止ですけど?!てかこれはスケートに限らず映画やらコンサートやら各種イベントでは常識じゃね?

しかしその後シャッター音まで聞こえた。誰のカメラかはわからなかったが明らかに近い…。
第一部はこの高橋君の演技で終了でしたが、さすがに見かねて休憩時間に通りかかったスタッフに写真撮影をしていたっぽい客がいたことを知らせました。前のめりも、退屈そうにモゾモゾしてるのも、後ろが我慢すれば済むようなことはともかく(本当はものすごく迷惑だけどね!)、写真撮影は論外。手荷物チェックが厳しくなったり携帯の使用すら禁止されたり、様々な制約がアンタらみたいな客のせいでさらに強化されるんだよ。クソ迷惑。

しかし席に戻ってくると子供たちがお菓子食ってるのを目撃する…。たぶん飲食禁止って書いてあったよね…?普通禁止だし。
前のめり、ポニーテール、カチューシャ、写真、飲食…。禁止事項を次々制覇していくこの一家(正確にはお父さんはほぼ気にならなかったので残りの3人)にひたすらウンザリさせられて土曜日は終了しました。最悪でした…。

ちなみに土曜日の休憩時間は通路でAさんとお話していたのですが、いつもパンフレットのいちばん最初に載っているおじさまが通りかかるのを目撃。ショーの度にほぼ必ず見かけるんですけど。主催者だから当たり前と言えばそうなんだけど、いくら主催者でもこんなに毎回見かけるってどういうこと。謎すぎる(笑)

以下次号。

 

Fantasy on Ice 2014 in Makuhari⑨

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お待ちかねのコラボレーションタイム。ナタリー・ペシャラ&ファビアン・ブルザ。そして郷ひろみ。曲は「哀愁のカサブランカ」。

たったひとりで登場するブルザ。しばらくひとりで演技。もちろん後からペシャラが現れるんだけど、ピンのブルザを拝める機会なんてそうそうない。思いっ切りガン見。ブルザかっこいいから。絶対かっこいいから。全然目立ってないけどかっこいいから。マジファンレター書きそうな勢いだから。さあみんなでブルザファンになろう(笑)。

私はこの「哀愁のカサブランカ」という歌が大好きである。歌詞もすべて覚えている。実に美しい歌詞である。哀愁漂うメロディも素晴らしい。少し期待はしていたけど、本当に今回使用されるとは思わなかった。素直に嬉しい。

派手なリフトや華やかさが売りのカップルのせいか、歌の持つ哀愁や、もう取り戻せない過去への狂おしい想いが表現され尽くしていたかどうかは多少疑問だったけど、雰囲気もあったし決して悪くはなかった。何よりひとりぼっちのブルザが十分哀愁だったのでまあ良し。GOさんの声は残念だったけど生カサブランカが聞けたから満足です。

ここでようやく郷ひろみが喋り出す。「皆さんこんばんは、GO!ひろみです」
…わかってらっしゃる、わかってらっしゃるわ。
今日はスケーターが主役なので自分は存在感を消さなければならない、なのにマネージャーがスパンコールギラギラのジャケットを持ってきた、と笑いを取るゴーさん。確かにオープニングはギラギラだった(笑)。今は濃い青の比較的おとなしめのスーツだけれど、それでもGOの存在感はまったく消えてない。てか存在感を消せる人物が必要なら完全に人選を誤っている。我々の生まれる前からスターだった人だぞ。今更無理だろうて。
歌もバラードが中心になるそうだ。じゃあマイレディーとかお嫁サンバとかはなさそうだなあ。てか後者はバラード中心じゃなくてもあるわけない(笑)
森進一じゃありません、とか自虐的なネタも繰り出すGoひろみ。さすがにトーク慣れしている。毎回内容も変えてきていたしさすがでした。

ヒロミゴーの紹介で登場したのは鈴木明子。「愛してる」という歌でしたが全然知りませんでした、すみません。ピンクの衣装の鈴木さん。最後にステージに腰掛けて郷さんと見つめ合うのがかわいかったです。でも日曜日は思いっ切り転倒してた気がする。大丈夫だったのだろうか。そして郷さんマジで声ヤバいんだけど。ポリープ手術したって話だけどこの後控えてるらしいツアーは大丈夫なのか?

ここで郷ひろみはいったん退場。入れ替わりに登場したのはオレクシイ・ポーリシュク&ウラジミール・ベセディン。演目はもうこのレポートでも何度書いたかわからない白鳥。日曜日は私同様見慣れているファンが多かったらしく周囲の反応が薄かったのがちょっと寂しかった。職人芸の域に達しているため安心のクオリティ。

場内大歓声。羽生結弦登場。意外と早く出てきたな。
おっと、この衣装は「パリの散歩道」。彼の代名詞となったプログラムですし、きっとGOとコラボするであろう羽生君はふたつのうちひとつをこの滑り慣れたプログラムにしたのでしょう。P&Gの要望という可能性もあるけど。オリンピックのプログラムでしたものねえ。

しかし演技はかなりお疲れの様子。ジャンプもあまり決まらないしいつものキレもなし。オリンピック終了後忙しかっただろうし、彼はこれから1ヶ月半くらいショーの日々が続くのだ。まだ調子が上がってないんだろうな。それでも日曜日は多少乱れながらも底力を見せるような演技だったと思う。

確かこの時だったと思うけど、羽生君がスタートかフィニッシュを自分の目の前でやってたと思うんだけど、

前の人の頭で全っ然見えなかった

やっぱりというか何というか初めて見に来た人たちみたいで(会場の雰囲気からしてそういう人多そうだったけど)、有名な日本人スケーターが出て来るとそれはそれは前のめるわけである。元々座高が高い上リボン付きカチューシャまでなさってるから、なんつーかもう絶望するほど見えない。隣で見てる旦那らしき人はたまに前のめりにはなるけどむしろ椅子に深く腰掛けててそんなに邪魔にならないのに、ピンポイントでこの人が目の前ってどういうこと(血の涙)
その後もスピンなどを目の前でされるたびにろくに見えないという状況が最後まで続く。この席をどんな思いで、どんだけ苦労して買ってここまでやって来たかお前にわかるか?←血反吐

続いては安藤美姫。新しいプログラムだそうです。墨の色のような衣装。安藤さんにしては地味な感じ。
彼女もスタートが自分の目の前だったんだけど、わりとリンクに近寄ってたせいでまっったく見えなかった。前にのめりすぎなんですけどぉおおお←血の叫び

プログラムもまだまだこれから磨かれていくのだろうな、という感じでしたが、昨年に比べると完全に調子を戻してきているのにびっくりした。だって1年前の今頃はジャンプもろくに跳べなかったのに。若いしスポーツ選手だし体力や筋力が一般人と違うのだなあ、と実感。彼女のジャンプの才能は本物なんですねえ。
ただ、会場が暑くて氷の状態が悪かったのか思いっ切り転倒してた気が…。全体的に出演者のジャンプの不調が多かった気がします。やはり氷?

以下次号。

Fantasy on Ice 2014 in Makuhari⑧

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

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さて、ここからは個人演技。トップバッターは今井遥。曲はヴォーカル入りのマラゲーニャ。今シーズンから競技でもヴォーカル入りの曲の使用が可能になるため、ショートプログラムに選曲したみたいです。
一見、赤と黒のスパニッシュな定番の衣装なんだけど、背中や裾のデザインが凝ってて、どこか品があってすごくかわいかった。やっぱり遥ちゃんの衣装はハズレがないなー。単に私の好みなのかもしれないけど。
演技もスタオベしようか迷ったくらい。今年の遥ちゃんには期待できそう。ドキドキする。

早速本命の片割れが登場。町田樹。曲はロシュフォールの恋人たち。これ滑り続けてるんだね。
このプログラムは何度か生で見たけど、2012年のスケート感謝祭で披露した演技を超えるものにはまだ巡り会ってない。あれはその後の町田君の活躍を示唆するような、鬼気迫る演技だった。でも幕張での演技もなかなかだったと思う。てかほぼノーミスだったっけ?自信のついてきた町田君の、しなやかで堂々とした演技に早くもスタオベ。素晴らしい。
衣装は白いシャツの肩口に緑のキラキラした刺繍を縫い付けたものに変わっていました。初めて見たスケート感謝祭では演技中に脱げてきてしまうような普通の白いシャツだったのに。そんなところにも、去年の今頃と現在の町田君の立場の違いを実感して、嬉しいような寂しいような。

しかし、会場ではそこまでわからなかったけど、すごく美しいメイクが施されているのに衝撃を受けた。まるで別人ですよお兄さん。町田君は整った顔立ちだとは思うけどわりと地味だから、やはり化粧映えがするのだろうか。

続いてはゲブ・マニキャン。よたよたと杖をつきながら出てきた老人が、突然激しくブレイクダンスを踊り始め、ひとしきり踊るとまた元の老人に戻っていくという面白いプログラム。わしの若い頃はディスコのキングの名を欲しいままにしたものじゃった…などという呟きが聞こえてきそう(笑)

村上佳菜子。ジュニア時代のプログラムを手直ししたものだそうですが、ものすっごく良かった。日曜日はスタオベしたと思う。赤い衣装に包まれた身体はしなやかで躍動的で、彼女の演技にいつも感じる「生命力」がこのプログラムにも強く表れてるなと思いました。

ジョニー・ウィアー。インド映画の音楽を使った新しいプログラム。白い孔雀のような衣装にはスカートにしか見えない大きなフリルがついている。最近私服はスカートらしきものを着用してるっぽいジョニーですが、衣装までそういう風になってきてしまったか。メイクもすごい。派手。すっぴんの方が綺麗だといつも思うけど、まあショーだしね。

プログラムの仕上がりは正直イマイチかなあと思った。ジョニーはなんだかすごく寂しそうだった。随分痩せたし、いつもの存在感も薄かったように思う。
やはり旦那さんとの離婚が影響してるんだろうなと思わざるを得なかった。1年前の福岡で見かけた旦那さんはごく普通の人に見えたけど、噂ではどうもあまり好ましい人格の人物ではないようだった。たぶん我々の近くにいた誰かに挨拶するついでに会釈してくれた旦那さんは地味で無害な人物に思えたけれど、わからないものである。

そもそも男性同士というものは長続きしないものであるとどこかで聞いたように思う。それはそうだろうな、と何となく納得はできる。何故なら人間は人間である以前に「生物」だから。
生物が生きる理由は「滅びない」ためである。つまり子孫を残すためである。すべての生物は自らの種を滅ぼさないために生まれてくるのであり、すべての世代は前の世代から次の世代へバトンを受け渡す役目を担っているに過ぎない。それは世界に生命が誕生した瞬間から当たり前のように行われてきた理であり、我々は本能でそれを悟っているはずである。
未婚で子供を持たない人間を「負け組」と呼ぶ風潮があったけれど、あれはそういう意味で非常に正しい。人間は生物である。結局子孫を残せた人間が勝ちなのだ。どんな発明や発見や功績を残したとしても、それらは技術の進歩や時代の変遷とともに忘れ去られていくかもしれない。でも子孫が生き続ける限り、その人間が生きた証は遺伝子に記憶されていく。そしてそれは同時に、人間という種を滅ぼさないという使命を果たしたということでもある。
子孫を残すことのない、生物としての使命を放棄した存在が世間に受け入れられないのは、実はごく当然のことなのかもしれない。人間は社会的存在でもあるから、そういう意味ではどんな人間が存在したってまったく構わないのだが、それでも人間のヒエラルキーの最上位は「生物である」ということである。それはすべての人間が逃れることのできない真理だ。生物として、そういった存在に疑問符を投げかける人間がいても何の不思議もないし、そして当人もその不自然さに抵抗しきれないのかもしれない。そもそも人間以外の世界でなら、自然界なら、イレギュラーな存在は淘汰される可能性が非常に高いはずだ。我々は人間であるからこそ、あらゆる存在を受け入れて生きていける可能性を持つだけの話である。それが人間という生き物を他の生物と決定的に差別化する点だと言ってもいいくらいだ。我々は生物だが、同時に人間でもあらねばならない。理解できないからとただ排除するのは、「人間」という社会的存在の行う行為ではない。
子供が欲しいと思う同性愛者は多いと聞いたことがある。でも同姓同士では生物学的にそれが叶えられることはない。結婚制度などというものもそもそもは子供を安定して育てるために存在するようなものである。財産分与の問題もあるから無意味とまでは言わないけど、さしてメリットのない制度を利用して安定を図ろうとしても結局は歪みが生じてしまうのだろうか。ジョニーはとてもかわいい犬を息子と呼んで飼っている。でもその犬がジョニーが両親から受けたバトンを受け取ることはない。

ジョニーには堂々と幸せになって欲しいと思っていたけれど、やはり色々考えると簡単ではないのかなと寂しそうなジョニーを見ていてつくづくと思った。自分を含めたファンの在り方についても考えてしまう。すべての女性には少なからず「腐女子」の要素があって、それが強いか弱いかだけの違いなんだろうけど、同性愛者をやたらもてはやすのも全面肯定するのもそれを趣味として楽しむのも、本当はとても歪んだ行為なのかもしれない。決して否定するつもりはないのだ。どちらかというと肯定的だったはずだったのに、昨今は気軽にそう思っていたことに戸惑いを覚えて仕方ないのだ。

…ジョニーの離婚(実際はまだ成立していないようだ)の原因を考えていたら何故かこんな長文になってしまいました。でも旦那の人格以前にそういうことじゃないかと思ったんですごめんなさい。生物としての使命を果たさないのは自分も同じだし、生存競争に敗北したという自覚がとみに生まれつつあることが原因でしょうか。うん、ウゼエ。生物である、という逃れられないさだめにこれほど忠実ではない生物は人間くらいかもしれないが、それこそが人間とも言えるのであり、ジレンマだなあと思うのです。
私生活も何かと話題になるジョニーの場合は様々な声が上がるのを阻止するのは難しいかもしれないけれど、肯定も否定もせずスケーターとしてのジョニーを応援していければいいのかな。ジョニーだものきっとまた復活してくるさ、うん…。

わけのわからなくなったところで以下次号。

Fantasy on Ice 2014 in Makuhari⑦

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

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暗闇に包まれた会場に流れるお馴染みのナレーション。お馴染みの音楽。ファンタジー・オン・アイス、今年も開幕。

次々とリンクに現れる煌びやかなスケーター。てか男子の衣装が光沢のあるシャツみたいなのでそういう意味でも煌びやか。ステファンは青いシャツでした。
羽生君には凄まじい歓声。やはり金メダルの力は絶大。高橋君も悲鳴が真っ黄色。相変わらず。

オープニングの最後は、リンクの端までスケーターがやってきて客席に向かってフィニッシュ、だったと思うのですが、ステファンの定位置は何故かステージからいちばん遠いいちばん端っこ。何故に。もう干されてしまうのかと心配するくらい端っこなんですけど。
なので土曜日の席からはステファンはほぼ見えなかった。でも自分の前に誰がいたのかも記憶がない。前の人の頭で見えなかったのかも(泣)。ジョニーか安藤さんだった気がするんだけど、かなりあやしい。
日曜日は最前列の上端っこ気味だったのでステファンもよく見えました。自分の目の前はフェルナンデスで、ばっちり目も合いそうな距離だったんですけど、どうしてもステファンが気になってチラチラ自分の右斜め前方向を見てしまい、なんか申し訳ない気分に。奴が全然見えない距離ならフェルナンデスガン見したのに。もうあのスイス人中途半端に邪魔だからさ←ファンとは思えない発言

これで終了か?と思いきや、おもむろにせり上がり始めるステージの中央。トップスターにしか許されない登場の仕方で現れたのは!のは!

ヒロミ・ゴーだあああ!
郷ひろみだあああ!
本物だあああああ!(笑)←テンション上がりまくり←お前何しに来たんだ

郷ひろみ生歌唱によるオープニングは「二億四千万の瞳」。これは絶対歌うだろうと思ってたけどオープニングに持ってきたか。誰もが聞いたことのあるあのメロディーにのせて踊りまくるスケーターたち。オープニングの振付はカメレンゴらしいけど、なんだかくねくねしてて気の抜ける動き(笑)。しかもサビのあたりなそれ。でも基本はノリノリな曲。二億四千万の瞳に曲が変わる前からそうだけど、ステファンや高橋君はノリノリのキレキレ。私もついつい客席で熱唱。でも一応ひろみライブじゃないので控えめ。超有名なあのフレーズに合わせて拳も突き上げる。でも一応ひろみライブじゃないので控えめ。日曜日は反対側の座席にノリノリの集団がいてすっごい混ざりたかった。てかコイツウッゼエエエエエエ(笑)

オープニング前半の最後は超端っこだったステファンだけど、そのほかはわりと中央付近にいてくれたのでやはり土曜日の席はいい席だったように思います。前がアレじゃなければ最高だったのになー…。ううう。

しかしびっくりしたのはひろみの声。なんつーか、声出てなくね?音合ってなくね?会場では音響が悪くて(本当に頻繁にコンサートやってる会場なのか?と思ったほど)そこまで感じなかったけど、テレビ放送されたものを見ると(オープニングは見てないが)ハッキリわかる…。どうやら郷さんは喉の調子が良くなかったらしいです。ものすごく残念。本気のひろみが聞きたかった…←だからお前何しに来た

ここでお詫びしておきます。これを書いている時点で既にこの幕張公演は3ヶ月近く前のことなので、それはもう記憶が曖昧で、正直細かい部分はさっぱり覚えてません。しかも今回はテレビで生放送も行われたことですし(実はまだ見てないんですけどね。見たのはゲットスポーツ内で一部放送されたものだけ)、こんなレポートはまったく不要かと思うのですが、せっかく放送では伝わりにくいかもしれない会場の熱狂ぶりを味わってきたことですし、一応書き残しておこうかなと思います。ショーのレポートそのものはかなりざっくりした感じになりそうですが、今回はしっかり放送されてるのでそちらをご覧くださいませ←逃げた

以下次号。

ページに舞い上がる土埃

今週のお題高校野球

連日熱戦が繰り広げられておりますね。大人になってしまった今はもう、じっくり観戦する時間は残念ながら持てませんが、子供の頃は時々試合も見てました。特に開会式には毎年わくわくしてたっけ。

何故かと言うと、私は子供の頃、とある漫画が大好きだったからです。
その漫画とは!そう、内容は知らなくてもタイトルだけなら誰でも知っているであろう野球漫画の最高峰、水島新司先生の代表作、
ドカベン』です!

物心つく前からずっと、盆と正月は祖父宅で過ごすのが私の家の習慣でした。宿題はすべて7月中にやってしまう真面目な小学生だった私は(何故か中学生になるとギリギリまでやらなくなってしまうのだが…)盆の有り余る時間を、祖父の家の本を読んで過ごしていました。
主に読んでいたのは叔母のコレクションでした。叔母は漫画やSFが好きだったようで、今考えると良質な作品や貴重な出版物がたくさん棚に並べられていました。押し入れの中にも叔母の漫画や雑誌がたくさん眠っていて、それらを引っ張り出しては夢中で読んでいたのですが、そうやって発掘した漫画のひとつが『ドカベン』だったのです。

「人はここまで運動神経に恵まれないものだろうか」というレベルに体育が大の苦手で大嫌いだったくせに、何故このようなスポ根漫画にハマったのかは今をもって謎ですが(笑)。でもその後アニメの再放送で『キャプテン翼』にハマったり(笑)、今はフィギュアスケートのファンだったりするあたり、観戦者としてのスポーツならそもそもかなり興味を惹かれるタイプなのかもしれません。

将来進学したい学校は当然「明訓高校」。架空の高校だなんてことはわかっていても気にしない(笑)。ご多分に漏れず里中智の大ファンで、でも野球職人みたいな渋味のある微笑三太郎も好きだった。あんな緊張感のない顔をしていても(笑)時々身に纏う凄みがカッコ良かったんだよねえ。
当初は柔道漫画だったことも、岩鬼は赤ちゃんの頃はめちゃくちゃ可愛かったので名前を「正美」にしたというエピソードも今でも覚えてるし、昔の職場の先輩(←酔っ払い)に「明訓を唯一破った高校はどこか」と質問されて即答して(←酔っ払い)ドン引きされたことも覚えてる(笑)。
内容を理解するために、野球のルールブックも読んでた。もう全然覚えてないけれど。実際に野球をやるわけじゃないから頭に入らなかったし、そもそも殿馬の秘打みたいな、漫画ならではの諸々も結構あったからなあ(笑)
続編の『大甲子園』も何度も読み返しました。むしろ自宅にあった『大甲子園』の方がもっともっと読み込んでると思われる。やっぱり青田高校との死闘ですかねえ。『球道くん』は主人公の球道が青田高校に入学したあたりまでしか読んでないのだが(そこまでしか祖父の家になかったのだ)、あれ面白かったな。球道のお母さんが結婚を承諾する時のセリフが忘れられない。そんな無茶苦茶あるかい、と子供心にも思ったけど(笑)、今考えると何て言うか、でっかい人たちだなあと感心する。詳しくは是非読んでみてください。私も続きを探して読まなくちゃ。

大甲子園』の後書きからして、山田たちはこれから先も永遠に高校生のままなのだろうと思っていたら、あっさりと始まるプロ編(笑)。お金がなくてコミックスが揃えられず6巻くらいまでしか読んでないので、私の頭の中では『大甲子園』の魅力的な登場人物たちは今でもわりと高校生のままだったりします。
なので、今でも夏がやって来ると、殿馬岩鬼や里中が、甲子園のあのグラウンドを縦横無尽に駆け巡ってるような気がしてしまうのです。高校生になったら、自分の所属する高校を甲子園のスタンドで応援するんだ、ってずっと憧れていたけれど、女子しかいない高校に進学してしまったので、それは永遠の憧れのままで終わりました。ごく身近に、本当に自分の学校が甲子園に出場して応援に行ってた人物がいるのだけど、ものすごーく羨ましかったですね、当時は。

そう、私にとっての高校野球とは、祖父の家で過ごしたお盆と、そこで出会った『ドカベン』なのです。

叔母のコレクションは私の原点とも言えるラインナップで、あの時出会っていて良かったと思わせる作品がたくさんあります。叔母は「アンタがいちばん私に似てるから」と言って可愛がってくれましたが、そりゃ間違いなくおばちゃんの本棚の影響だと思うよ(笑)。勝手に部屋入って勝手に読んでてごめんなさい…。数十年目の懺悔(汗)。んでもってこの叔母、実はフィギュアスケートのファンでもあるのですよ。私の影響などでは全然なく、しばらく会わないうちに叔母自らハマっていたという…。血は争えない、とは本当によく言ったものだよ!(笑)

ところで、大人になった今よくよく考え直してみると、「外見さえ気にならなければ才能に溢れプロとして大金を稼ぎ家事もこなし滅多に怒らず様々な気遣いのできる山田太郎こそが人類の半分にとって最強の理想では」という結論に達したのだがいかがなものだろうか(笑)。でもねー、超面食いなんだよねえこの人←絶望的