読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

うさぎパイナップル

ただ、書くことが好きなだけです。

Fantasy on Ice 2011 in Fukuoka⑦

アイスショー旅日記2011 フィギュアスケート

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

usagipineapple.hatenablog.jp

 

ここからしばらくはかなり痛い感じのレポートになりますが、もういつものことなんで諦めてください←お前な…

第一部のトリ。
氷上のバレエダンサー、と紹介するナレーション。
長野の椿姫から半年。試合のシーズンだったけれど、テレビで彼の演技を見る機会も既に失われていた、この半年。
どんなにか、この瞬間を待っていただろう。

ステファン・ランビエール

プログラムは、先々週上海のショーで初めて披露された、ラフマニノフのプレリュード。
のだめカンタービレ最終楽章後編」でピアノを弾いていたらしいラン・ラン(のだめは大好きで、ちゃんと映画館に足を運んで見たんですけど、知らなかった…。でもあの最後の連弾で泣きそうになったのは覚えてる。早く私の変態の森に千秋先輩が迷い込んで来ないかな←黙れ)の生演奏で滑ったというこのプログラムですが、私は動画サイトも見ることなく、先週の横浜にも行けず…だったので、まったく初めて見たのが、この土曜日昼公演でした。

聞くからに、複雑で、またラン・ランのピアノだったらそのせいなのか(音源、誰の演奏?)、暴れるような飛び跳ねるような、予測の付かない荒々しさも感じるこの曲を。
何故この人は、こんなにもこの曲を、弾きこなせるのだろう。

そう、私は思ったのです。まるで彼自身が演奏しているようだと。それほど彼の滑りは音そのものだったのです。

最初のジャンプには拍手をしたものの、その後は拍手という行為は放棄しました。
拍手に気を取られて集中を途切れさせるのが嫌だった。彼の演奏、いやその演技にただ身を任せていたかった。正直、すべてのお客さんに拍手や歓声を止めて欲しかった。ただピアノの音と彼の存在だけに触れていたかった。
でも私と同じように感じた観客も多かったのではないでしょうか。だんだん、会場が静かになっていったからです。
それは彼の演技が失敗だったからではなく、明らかに圧倒的だったからでした。本当に素晴らしいものを見た時、人は言葉を失くしてしまう。これはまさに、そんな演技でした。

イマイチ盛り上がらない土曜日昼公演の周囲のお客さんなんて完全無視。勝手に立ち上がる体。すみませんがスタオベさせまくってもらいます。

お辞儀をして回る姿を見て、やっと衣装に意識が。ウィリアム・テルの衣装に似た感じのボタンなやつなのね。背中の金色のラインはチャック?(笑)

土曜日昼公演は何故かすってーんと尻餅をついてしまいましたが、それ以外はミスもなく(たぶん)、ジャンプもキレているし、終盤のバレエジャンプからジャンプへ続く流れ、いちいち説明する必要もないスピン、ただ、絶品。
何よりも、何にもしていない時、ただ音楽に合わせている時の美しさは、震えがくるほどでした。
彼が動きを止める際聞こえた、氷を削る音すらも、プログラムの一部のようで、息を飲んで、ただ見つめてしまいました。

彼がもう現役に戻って来ないことは、わかってる。
バンクーバーの、あの悔しそうな顔が忘れられなくて、やっぱり笑顔で競技を終えて欲しくて、認めたくはない、今もまだ。だけど。
だけど、彼はもう、戻って来ない。たぶん、もう。
もうずっと前に、ちゃんとわかってた。
でもやっぱり、これだけ人の心を震わせられる演技が、もうショーでしか見られないのは、非常に残念です。

彼の演技は麻薬のようなもので、たとえ初見ではピンと来なくても、3度も見れば中毒になります。これもそういうプログラムのようですね。
次は何時?何時この演技に会えるの?
こうして私は、アホだの追っかけだの言われても、またショーに行ってしまうのです…。
だって、動画サイトでちまちま見るの疲れるしさ。環境もないし。

ステファンは、確かに芸術家なんだ。
アオリでも何でもなく、そうなんだ。
そうとしか言い様がない、そんな時間でした。
はあ…もうどうしたらいいんだろう←知らんわ

余韻を残しながらステファンは退場。これで第一部終了かな、と思いきや。
ステージを照らし出すライト。舞台には3人の男。
激しく足を踏み鳴らし、情熱的に踊り始める。
席を立っていたお客さんも、慌てて戻っていきます←アナウンスすればいいのに…

今年もナハロさんとその一味(笑)のダンスが見られるのか!感激…
3人がひとしきり踊ると、大きな布を広げながら、真打ち、アントニオ・ナハロが登場。
4人とも素晴らしい身のこなし。これが一流の芸術なんだ。
夜公演はライトが逆光になって、見にくかったけれど非常に雰囲気がありました。
いやはや素晴らしかったです。

ここで本当に第一部が終了、製氷のため25分の休憩。
日曜日公演は非常に残念なことに、この時点で仕事のためCさんが帰らなければならず、2人で嘆き合っていたら、近くの席のご婦人に「若いんだからまた機会があるわ」と慰められてしまいました(涙)
そうだね、また機会はあるよね。たとえ第一部だけしか見られなかったとしても、Cさんが福岡に来たのは意味のあることだったと私は思う。また一緒に行ける機会を私も待っております。

夜公演は完全にひとりだったので、休憩中ずっと席にいてパンフレットを熟読していたのですが、パンフレットの最初に載っている写真のおじさんが近くをうろうろしていて、そっちも観察しておりました。毎回載ってるから顔覚えちゃったよ(笑)
写真のおじさんは、このショーを主催したえらい人ですな。っておじさん呼ばわりしちゃいけないですね、すみません(汗)。
そのあたりは関係者席だったのでしょうか。スーツの偉そうな人がうろうろしておりました。
司会席みたいなのも近かったんだけど、関係者だか出演者だかが演技中に袖で見てたり写真撮ってたりするのも見えました。暗くて誰が誰だかわかんなかったけど。
夜公演の席、結構面白かったな。端っこだったけどさ。

さて、そろそろ第二部の開始ですよ。
以下次号。