うさぎパイナップル

書き散らしてるときだけが生きてる気がするんだ(社会不適合者・居場所募集中)

Fantasy on Ice 2011 in Niigata②

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

usagipineapple.hatenablog.jp

 

確か7月の終わり頃だったと思いますが、私は夢を見ました。
変な夢でした。でも妙にはっきりと覚えていて、意味不明ながらも頭の片隅にずっとその夢は残っていました。
私はしょっちゅう変な夢を見て、それをしばらく覚えていることも多いので、そういう夢の一種だろうと思っていたのですが…。

その夢が示唆していたとしか思えない出来事が、それからしばらくして明らかになったのです。
そう、いわゆる予知夢というやつです。
ドン引きされている姿が目に浮かぶので(汗)詳細は差っ引きますが、ネタでも何でもなくそれは事実でした。証明のしようがないけれど、確かに私はその夢を見たのです。私にとっては衝撃的な出来事でした。
不思議に思いつつも、こんな夢をわざわざ見るということは、きっとその場所に行けというお導きなのであろう。誰の導きかって、もちろんネタの神様ですよ(笑)。そのように考えた私は、直接新潟から帰るのではなく東京を経由してから家に戻ることにしました。ありがたいことに月曜日も休みでしたし。その日の東京では、あることが行われる予定になっていたのです。

しかし経済的には完全にアウト。心配事も色々と重なり、東京行きは無理ではないかと思っていたのですが…
不思議な事に、思ってなかった方向から助けが入ったおかげで、経済的問題がクリアされてしまったのです。その代わり当分素うどんで生活しなきゃならないですけど(笑)

お導き、という言葉を噛み締めていた、その矢先…
私は新潟にも東京にも、行くのはやめようと思いました。
とてもそんな気分になれないことが、人生で一番の悲しみが、私に訪れたからです。
覚悟はしていた。していたけれど、もっとずっと先の事だと、私は勝手に思っていた。
歩いていても電車に乗っていても、仕事中以外はずっと涙が止まらなかった。
何かしていないと気が狂いそうだったけど、仕事に行くのも拷問を受けているような気分で、耐えられなかった。
嘘を吐くのはとても下手。いくら仕事でも笑うふりなんてできなかった。できないのが辛かった。
誰かの胸で思いっ切り泣きたかった。

ひとりでいるのが苦手なくせに本音が伝えられない私の、どんな時でもそばにいた、どんな時でも正直に応えてくれた、この世でたったひとつの存在が、いなくなってしまった。
そんな存在に、もっとできる事はたくさんあったはずなのに。
あまりにも、失ったものは大きかった。
生きる意味すらわからなくなる程に…

何もかもどうでもよくなって、薄氷を踏むように仕事に行くだけの生活になってしまった私は、新潟にも東京にも行った方がいい、という周囲の声に悩みました。
悩んで悩んで、そのうち気付きました。
このままでは「戻って来れなくなる」、と。
そんなに幸せな道は歩んできていないので、これまでにも戻って来れなくなったことは何度かあったのですが、その度にいつも自分をつなぎ止めていた存在が、いなくなってしまった。つまりそれは、次に戻って来れなくなったら、本当に何も思い残すことがないということ。それはつまり…
私を引き戻す力を、つなぎ止める力をステファンに求めるのは、もしかしたらとても悲しいことかもしれないけれど、でも、ステファンに賭けるしか、今はないと思いました。
こんな時にショーなんて、と思っていたけれど、このタイミングで開催されたのは、やはり導きだったのかもしれません。

何かを考えることすら放棄してしまっていたような状態でしたが、気力を振り絞って予定を組み直しました。夜行バスはキャンセルし、関東の知人に連絡を取り、始発の新幹線で帰れば午後からの仕事に間に合うことを確かめ…。まだ足元は薄い氷の上にいるようで、自分がこの世界から乖離しているかのような感覚から抜け出せずにいましたが、こうして無理矢理にでも何かを行わなければならない状況にある方が、気が紛れて良かったのかもしれません。

そして、この波乱に満ちた旅の幕は、さらなる嵐で本格的に上がるのです。
以下次号。