うさぎパイナップル

ただ、書くことが好きなだけです。

All Japan Medalist on Ice 2011⑧

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

usagipineapple.hatenablog.jp

 

さあ、鈴木明子の出番です。バーレスク
黒い上着を脱ぎ捨て、金色に輝く衣装をまとい、客席のすぐそばで上体を反らせる彼女は、まるでダンスホールの女王。相変わらず素晴らしいステージですね。
アンコールはショートプログラムのあの曲。この金色衣装でも雰囲気があっていいねえ。素晴らしい。

またまたインタビューコーナー。朝練習し過ぎてボロボロでしたと小塚君。確かにボロボロでしたなあ(笑)

最後のゲストが登場。この人、生で見てみたかったんだよなあ。パトリック・チャン
シンプルな白いシャツ。むしろシンプル過ぎて衣装忘れて来たみたい(笑)
そしてガタイの良さにびっくり。遠目でもわかるよ。
やっぱり上から見てると凄かった。リンクに足がくっついてるみたいだ。パトリックの足とまったく同じ動きをする足だけのロボットを作って、それだけ見てても飽きなさそう。って不気味過ぎるよ(汗)
華は正直ないと思うけど、なんかこれぞスポーツって感じだった。
ゲストなのでもちろんアンコールはなし。

さあ、いよいよ佳境です。全日本選手権の優勝者の登場。
まずは高橋大輔。白いシャツ、ピアノソロの、静かな静かな曲。
モロゾフの元にいた頃はプログラムが濃過ぎて、こういうあっさりした曲や衣装がむしろ見たかったんだけど(エキシビションの「ノクターン」が好きだった)、曲が自分には難し過ぎるのかまだピンとこないや。でも、もう少し滑り込んだらゾクゾクできるプログラムになりそうで楽しみです。

アンコールは恒例のアレ。「大ちゃん、皆さんアレをお待ちかねですよ」というアナウンスに会場爆笑。アンコールを促すアナウンス、女子選手に対しては「鈴木さんよろしくお願いします」くらいだったのに男子選手には「小塚君出番ですよ」てな感じの軽いノリだった。何故(笑)
てなわけで、恒例のマンボ。これ楽しいよね~、すっかり高橋君の持ちネタ状態(笑)
いやあ盛り上がった。満足満足。
私の近辺では高橋君のタオル(赤と黒のやつ)が乱舞し、隣の女の子はお友達と「やり切った!」とご満悦でした。いい年末になったね(笑)

そして、最後の出演者。この日、会場のほとんどが、彼女の演技にいつも以上に注目していたのではないでしょうか。
浅田真央。「ジュピター」。
裾が水色のグラデーションになった白い衣装。真央ちゃんがどんな演技をしてもスタオベするつもりでいましたが、素晴らしい演技で、そんなお愛想のスタオベなど必要ありませんでした。

有名人が、親しい人間を失った時に出すコメントを、今までにたくさん見たけれど、あんなに胸を打ったコメントは初めてだったと思う。それは21歳の女の子の素直な言葉だった。静かに、真っ直ぐに別れを見つめた言葉だった。
きっと、真央ちゃんが会見で泣き崩れたり、演技後に涙を浮かべたりする絵がテレビ局は欲しかったのだろう。でも彼女はいつものように練習し、試合に臨み、結果を出しただけだった。いつものように、黙々と。
真央ちゃんは言い訳をしない子だなと思ってたけど、こんな時にもそれは変わらなかった。ただ黙々と、やるべきことをやって結果を出す彼女の姿は、日本人がかくあるべきとする理想の日本人像なのではないだろうか。だから我々日本人は彼女が好きなのだろう、そんなことを思った。
そして、そんな選手を育て上げた彼女のお母さんの人生は、短かったかもしれないけど充実した人生だったのだと思う。きっと彼女はふたりの娘のために全力で生き、娘たちも母との時間を全力で過ごしたんじゃないだろうか。70年一緒にいても心が離れていたら、失った時には後悔ばかりかもしれないけど、真央ちゃんのいつもと変わらない静かな姿こそが、親子が精一杯一緒に生きた証だと思った。
浅田真央は記憶に残る選手になる。その母に思いをはせる人もいるだろう。人が本当に消えるということは、誰からも忘れられてしまうということ。だから、彼女の人生は悲しくはない。悲しくはないんだ…

アンコールの「愛の夢」。大好きな大好きな曲。氷のかけらのように静かに舞う真央ちゃんを、私は穏やかな気持ちで見つめました。
彼女のスケーターとしての人生から目を離さずにいよう、そう思いました。

もちろんインタビューコーナーを挟んで、ついにフィナーレのお時間。ああ、今回もあっという間だった…

入退場口をガン見していると、待機中の町田君らしき人物が何やらポーズを繰り返していました。練習かな?
次々に飛び出してくる選手たち。ステファンはパトリックの背中を軽く叩くようにしながら何やら相談しつつ登場。ジャンプのタイミングの打ち合わせかな?
ふたりは同時にジャンプ。羽根のように軽やかなステファンのジャンプと、ドリルのように鋭いパトリックのジャンプ。その対比が面白かった。

ほかの選手が技を披露している間、ステファンは私の席の対角線上くらいで待機していたけど、最後に全員で手をつないで?挨拶してくれる時は、はい、だいたい目の前でした。この時だけは何とか目鼻の位置くらいはわかりました。それくらい近付いてきたのね。
周回してる時も私の席の下の方あたりに投げキッス。アリーナにハートのクッションみたいなのを振ってる人がいたので、その人にでしょう。

さらに今回はスケーターたちからぬいぐるみの投げ込みが。ステファンはステージと反対側のアリーナ席(リンクの短い方)にふたつ、ステージに近い方のアリーナ席にふたつ、投げ込んでたと思います。ステージに近い方はつまり私がいるあたりなのだが、私の位置には絶対届かないのでのんびり眺めていたけど、結構遠くまで投げてくれたぬいぐるみのひとつが届いた位置が…あ、例のいい加減な予知夢で客席サービスに来たステファンと自分の座席の位置関係と同じだ。なんだそりゃ。本気でどうでもいいよ(笑)。本当にそこに投げたのがステファンだったかも曖昧だし。
男性がボールを投げる姿にときめく人がいるようですが、それはわかるなあと思いながら見てました(笑)

以下次号。