うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

Fantasy on Ice 2012 in Fukui⑦

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

usagipineapple.hatenablog.jp

 

照明が落とされたリンク。突如、その中央をスポットライトの光が照らし出す。
白いリボンを操るアンサンブルスケーター。その輪の中にはブレイクダンサー。
重厚な音楽と濃密なダンスが、夢の世界の先陣を切る。

ファンタジー・オン・アイス、開幕。

アンサンブルスケーターが滑り終わると、最初に登場したのはガチンスキー。町田樹織田信成村上佳菜子鈴木明子羽生結弦、ポーリシュク&ベセディン、キャンデロロ、ジュベール、アニシナ&ペーゼラ、ウィアー…次々と滑り出して来る眩しい程豪華な面々。
安藤美姫が登場すると、私の視線は自然に入退場口に向いていました。きっと彼はこの次に現われるから。
暗がりにその姿を認め、私の胸は早くも込み上げるものでいっぱいになりそうでした。
ステファン。刺繍の入った白いシャツと黒いパンツのステファン。リンクに滑り出す彼の、彼の滑る姿をこの目にして、この3ヶ月近くの不安が、ようやく消えていくのを私は感じていました。
先週韓国のショーに出ていたから、元気になったのはわかっていたけれど、自分の目で確かめるまでは、やはり安心できなかったのです。

最後に荒川静香が現れ、スケーターが全員揃ったところでオープニングの群舞が開始。男性はステファンと同じシャツと黒いパンツ(違う人もいたかもしれないですが、ジョニーとか。てかジョニーはズボンじゃなくてタイツだったはず)、女性は白い衣装で統一されていました。

音楽がいったん終わると、男性スケーターは退場。ステージに現れたのはゲストのクリスタル・ケイ。女性スケーターはステージの前に一列に並んでダンス。今回は出演者が男子ばっかりなんだけど(笑)やっぱり女の子って華やかでかわいい。
しばらくすると男子もリンクへ戻ってきました。パワフルな歌声に乗せ、華やかに舞う出演者達。
ステファンの定位置はほぼ中央でした。もちろん中央だけにじっとしていることはほとんどないんだけど、それでも要所要所はだいたい中央。つまり土曜の昼と日曜日は相変わらずステファンに狙いを定めたかのような席だったわけです。自分のことなのにナンだけど、アンタ一体何なの?毎度毎度(汗)。ホントにすべての運をこれで使い切るつもりなのか(汗)

笑顔のステファン。ノリノリで踊るステファン。楽しそうで嬉しそうで、それはいつものことかもしれないけど、でもなんだかこの日はリンクに戻ってきて嬉しくてたまらないかのように見えて、思わず目頭が熱くなってしまいました。
…オープニングから泣きそうになったのは初めてだよ…
重症じゃなくて良かった、本当に良かった。また滑れるようになって良かった。もう心配させないでね…。

そんなこんなでオープニングはステファンのことしかほとんど覚えてません。すみません。いつものことですが(笑)
それどころか初回公演はステファンの復帰があまりにも嬉しくてずーっと泣きそうだったので、ぼんやりしていてショー全体をあまり覚えてません。恐るべしステファン・ランビエール←アンタがアホなだけです

そういえば私は生でジュベールを見るのは今回が初めてなのですが、初めてでも待機中のシルエットのゴツさですぐに誰だかわかりました(笑)。このあとジュベールウイルスが猛威をふるうので皆様ご注意ください(笑)
土曜日夜公演はオープニングからあまりの近さにひたすら慌てていたのですが、男性スケーターがリンクに戻る際に見えたステファンの後ろ姿の、外向きにはねた後ろ髪を確認して、あああれはステファンだな、と判断したのをやたら覚えています(笑)。あとチェスナ夫妻はたぶんオープニングには出ていなかったので、夜公演開始直前に自分の座席の目の前で見掛けたのはやっぱり彼らじゃないかなあと思うんだけど、全然違う関係者かもしれないし…。うーんよくわかんないや、すみません。

オープニングが終了し、ここからは個人演技。
リンクにトップバッターが登場します。アルトゥール・ガチンスキー

黒い衣装で、静かな色気のあるプログラムを滑ってくれました。しかし3回とも出来は良くなく、しかもほかのスケーターが回が進むにつれて調子を上げる中、彼だけはどんどん精彩を欠いていき、日曜日に至ってはジャンプも全部失敗だったかも…(泣)
でもカールした金髪はまるで王子様のようで、美しいスケーターだなあと感心して見てしまいました。大人になったよね。
ところでガチンスキーの出演は開催一週間くらい前に公表されたのですが、もっと前に怪我で出演できなくなったと発表されたトゥクタミシェワが差し替えられずにそのままパンフレットに載っていたのに、トゥクタミシェワの代打だと思っていた彼のページもあったので、本当はもっと前に出演は決まっていたのでしょうかね。あんなギリギリじゃ、福井に行きたくても行けないガチンスキーファンがいっぱいいたんじゃないかなあ…

続いては村上佳菜子。日曜日だけ別のプログラムを滑ってくれました。
土曜日は途中で上着を脱いだり3連続ジャンプが入ってたりするプログラム。確か夜公演は転倒したかなんかしたんだっけ?入退場口に戻ってきた時におどけるような仕草をしててすごくかわいかったです。
日曜日は静かな音楽のプログラムだったかな?ごめんなさい、あんまり覚えてないや。
まだまだプログラムを作ってる途中なのか、これから滑り込んでいくんだろうなという感じでした。

お次は羽生結弦。場内大歓声。
3回とも今シーズンのフリープログラムでした。ノートルダム・ド・パリ?だっけ?あまりパッとしない演技で、まだ滑り込みが足りないんだろうなという感じ。それでも切れ味鋭いジャンプは相変わらず。
衣装は2年前のフリーの衣装に似ていて、キラキラしてたりフリフリしてたり。まさかまたジョニーのデザインなのかと一瞬疑ったよ←本当のところは全然知りませんが。まあジョニーは現役復帰するしたぶんデザインなんてやらないだろうと思ったんだけどどうなんでしょ
そういえばこの曲、ジョニーも使ってなかったっけ?違ったっけな。
世界選手権での活躍のせいか、今回は羽生君ファンがとにかく多かったなという印象でした。土曜日昼だったと思うけど、私の前にいた2人組も必死にバナーを振ってました。

第一部はまだまだこれからですよ。以下次号。