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うさぎパイナップル

ただ、書くことが好きなだけです。

All Japan Medalist on Ice 2012③

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

usagipineapple.hatenablog.jp

 

明けてクリスマスイヴ。窓の外は爽やかな青空。これなら大丈夫だな、と安心して朝食へ。
地元のホテルに泊まることなど滅多にないので、メニューにお好み焼きがあったりするのがちょっと面白かった。目玉焼きはシェフが焼いてくれるのだけど、スッチー(死語か?これ)には笑顔で差し出すのに私には無表情だったのが面白かった(違う意味で)
レストランには中国の航空会社の社員と思われる人がちらほらいて(そのせいか中華のメニューが充実してた)、どこの国でもスッチーは美人なんだなと感心しつつ朝からカレーをパクついていたら、大きな窓の外を粉雪が舞い始めました。ホワイトクリスマスだねえ。まあこの程度なら通常通り運行するだろう、とチェックアウトして空港へ。

のんびりしていたら手続きギリギリくらいの時間になってしまったのですが、ちょうど空港までの送迎バスが出るとかで、これ幸いと乗り込んだおかげでちょっとだけ早く着いた。良かった。確かバスは頼まないと出してくれなかったはずだから、頼んでくださったどなたかありがとう。ちゃっかり便乗しました(笑)。

搭乗手続きはマイレージカードがあればサクサク。飛行機に乗るのはたぶん10年以上ぶりなのですが、こんなにスピーディーなものだったっけ?とすっかり浦島。
トランクは預けましたが、脚が取れてたりファスナーが閉まらなかったりする超オンボロなので「これ最初っから壊れてます」シールを貼られる(爆笑)。飛行機だし実家から昔々に買ったちゃんとしたトランクを持ってくる予定だったのですが、すっかり忘れていていつもの小さなトランクに詰めてきたのでした。でもこのトランク、小ぶりで軽いので階段上がったりする時には楽なのですよ。自転車のカゴにも載るくらいだしね。でもさすがにそろそろ買い直さないとな(遠い目)

保安検査場をドキドキしながら通過すると、程なくして搭乗開始。あんたギリッギリじゃないですか(汗)
機体は年季が入っているような感じで、座席が左右に3列ずつで少し小さめ。ほぼ満席で、搭乗前に別の席に変更する計画はもろくも崩れ去る。と言うのも、予約時に通路側を指定したら、リクライニングのできない席しか取れない、リクライニングのできる席は真ん中席しかない、と言われて後者の方を取っていたからです。しかしその時点では空席が多かったようで、当日変更もできますから、とのご案内だったのですよ。搭乗手続きの時点でほとんど空席がないのはわかっていましたが、こうして乗り込んでみると本当にいっぱい…。でもこの方がいいや、外見えないし。3列だしこれは新幹線だから、空なんか飛んでないから(←精一杯の思い込み)

着席しようとすると、私の席にはちびっこが座っていた。はいはいどいてくださいよ、譲ってやれるほど空席ありませんよ。
右隣がそのちびっこを抱いた母親で、左隣が若い女の子という真ん中席。スッチーによる救命胴衣の説明を真剣に聞いたりしているうちについに機体が動き出す。あああ、恐怖の瞬間が…(泣)
翼の王国」の端っこを握りしめて緊張している私の横で、ちびっこが叫ぶ。
「おちるー」

黙れ小僧!!!!!!

雪もやみ、快晴の滑走路。ぐんぐんとスピードを上げる飛行機。轟音とともに体にかかる重力。地上を離れる瞬間。
…かぶったよ、かぶりましたよ、翼の王国を。ホントもう勘弁してくださいよ(泣)
でもこれじゃ絶対ヤバい人なので(汗)ステファンの写真眺めたりバリイさん(ひっそり持参)を膝にのせたりして耐える。まあどっちにしろヤバい人ですけどね!
ちびっこが「とんだー」とつぶやいていたので「とんだね」と声をかけてみる。もう余計なこと言うなよ小僧(笑)

シートベルトのランプが消える頃には私の緊張も解け、辞書を引き引き必死で手紙の翻訳をし続けていました。本当に全然訳せてなかったので、とにかく急がないと終わらない。手紙がこの状態だったのが、飛行機を我慢できた一番の原因だったかもしれません。
でもなんとなく大丈夫だという気がしてもいました。天候のこともそうだけど、今回はちゃんとステファンに会いに行ける、となんとなくずっと思っていたのです。それに私はステファンに会いたかった、とてもとても。そのためならこれくらい我慢できるだろうと自分に言い聞かせてました。ほかの理由では決して乗らなかったでしょう。
あと、私の大嫌いな、機内モニターがなかったのも良かった。外の様子がずっと映ってるあれね。なんであんな恐ろしい映像を流すのか教えてドラえもん

1時間程経った頃でしょうか、機内に機長のアナウンスが流れ始めました。日本語の後流暢な英語でも挨拶する機長。クリスマスと新年もちゃんとお祝いしてました。たぶんベテランに違いないと勝手に思うとなんか勝手に安心してきた。すごいよかった←小学生の作文
しかもこの時点で飛行機は既に金沢の上空だと言うではないか。えっ、さっき飛び立ったばかりじゃん。夏に新潟への旅路で金沢を通過したときは確か10時間くらいかかったような…気が…吐血

サービスされたお茶を飲みながらさらに訳を進める。昔はスープも出してくれたしおかわりもさせてくれた気がするが、最近はそうではないという話は本当だったようだ。別にいいけど。
そうこうしているうちにまたアナウンスが。函館上空を飛んでいるらしい。いつの間にか遠出の最長記録を更新してたわ。高度はどんどん下がっていて、北海道の海や街が眼下に広がります。
飛び立った後はずっと眠っていたちびっこが目を覚まし、また叫ぶ。
「おちるー」

黙れ小僧ー!!!!!!!!!!

そして、機体はついに北の大地へ着陸。良かった、無事着いた(感涙)
窓の外は一面の銀世界。行けども行けども雪。滑走路だしだだっ広いから余計に壮観で、あまりにも真っ白な景色にただ呆然。

機体の外に出て、一歩地上に足を下ろすと、一気に緊張が抜けていきます。

やったよー!飛行機ひとりで乗れたよー!←はじめてのおつかい、もしくはひとりでできるもん状態←超ウザい

「最初から壊れてます」シールを貼られたトランクを受け取り、いざ札幌へ。以下次号。