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うさぎパイナップル

ただ、書くことが好きなだけです。

第68回国民体育大会冬季大会 スケート競技会(ショートトラック・フィギュア)アイスホッケー競技会開始式②

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

usagipineapple.hatenablog.jp

 

それは10月か11月くらいだったと思います。私は夢を見ました。

国体の開会式に応募したものの外れてしまった私が、諦めきれなくて開会式が行われる会場に出向いているのです。係員にもう一度抽選してもらっている私を、既に当選しているステファンのファン仲間のAさんが、お友達と哀れむように見つめています(笑)。
しかしまた外れ、どこでもいいから中に入れてよ、と大泣きする私。さすがに哀れに思ったのか、係員がまた形式上の抽選をしてくれて、当選したことにしてもらってようやく会場に入ることができたのでした。
席は割と上の方で、確かAさんと一緒に着席し、軽快に滑っているステファンを見ていたら、何故か誰でも知ってるレベルであろう某アニメの某キャラクターの真似をしながら羽生結弦がものすごく高いジャンプをすぐ近くで跳んだのでそれを呆然と眺める、
というあたりで目が覚めたと思います。

羽生君は国体とまったく関係ないのでなんで登場したのかさっぱりわかりませんが(笑)、私はこの夢が何故か気になって仕方ありませんでした。
お金もないし遠いし、外れても別にいいや、そう思っていたのに、もしかして諦めずにいたら何とかなるのでは、という思いも同時に存在し続けていたのです。そのためでしょう、私は開会式当日にどうしても予定を入れられずにいました。

そして、クリスマスに北海道まで出向いたばかりにも関わらず、何故か私はもうステファンの演技が見たくてたまりませんでした。諦めの気持ちも強い一方で、不思議なくらい国体のことが心に引っかかっていたのです。

しかし、復活当選を期待したものの一向にハガキが届く気配はなし。時間だけが過ぎていきました。

そんなある日、遅い時間に帰宅してぼんやりとネットをチェックしていた私の目に、衝撃の情報が飛び込んできました。
それは東京都からの告知でした。開会式の当日券を配布するというのです。当日の朝9時から。
時に開会式の2日前の深夜。ほどなく日付は変わり、前日になろうという時間。

こんな時間にこんな情報知ったところでもうどうしようもないじゃないか…
私は肩を落としました。配布が9時からでは当日の始発の新幹線に飛び乗ったとしても間に合わない。間に合わせるには前日のうちに出発して東京に宿泊するか、夜行バスに乗るしかない。そして経済的なことを考えると夜行バス以外の選択肢はない。
しかし仕事は詰まっている。定時で帰ればバスの発車時刻に十分間に合うけど、仕事を片付けるためには定時以降も頑張らなければならない。とても焦っていた私は、既に頑張る覚悟を固めていました。
しかも、この前日の夜遅くには人に会う約束さえ入れていたのです。それほど諦めてしまっていたということです。

あまり考える間もないまま迎えた朝。通常通り出勤した後も私は悩んでいました。すっぱり諦めていたはずなのに、可能性があるかもしれないとなるとやはり心は揺れる。
Aさんが、私の分も当日券を確保すると言ってくださったので、確実に見られるとわかってから新幹線に飛び乗ろうと考えていた矢先、わざわざ事務局に問い合わせてくださったらしいAさんから「当日券はひとり1枚」という情報が入ってくる。つまり私自身が並ばないとダメだということだ。

その時、私は吹っ切れてしまったのだと思います。
行こう。後悔するくらいならやれるだけのことはやってみよう。
仕事も「あなたの分もやっといてあげるから」と言ってくださる方がいて、完全に甘えるわけにはいかないけどでももう来週頑張ればいい、とある程度のところで切り上げることを決意。
それは夜行バスが地元を出発するわずか数時間前のことでした。自分でも滅茶苦茶だと思ったけど、とにかく私は賭けに出ることに決めたのです。まるではじめからそうなる運命だったかのように。

いったん帰宅してからでも夜行バスの発車時刻に間に合うであろう時間を計算し、ギリギリまで仕事をしてから職場を飛び出しました。
週末なので満席かもしれないと心配していた夜行バスも余裕があったようで、しかも女性専用シートが空いていたので往復で予約。新幹線に乗る経済的余裕はなかったので、結果としてこれで正解。
急いで乗車券を発券してからいったん帰宅。最寄り駅からはタクシーを使い、超特急で家に戻るととにもかくにもお風呂。アイロンがかけてある服なら何でもいい、と適当に着替えて荷物を詰めて再び駅へ。宿泊するわけではないので普通のカバンがひとつだけ。
もう少し早く当日券情報がわかっていたら、荷物を準備してから出勤して本当に直前まで仕事をしていたかもしれませんが、自宅で着替えてこられたしこれでも良かったかな、と今は思います。
もちろん約束をしていた方には謝りたおしました。一番わかってくれそうな方と約束していたのもある意味運命だったと言おうか…。でも本当に、急に約束を破って申し訳ありませんでした(泣)。

バスの発着する駅に到着してすぐに携帯電話の店へ。携帯を充電する暇がなかったので簡易充電器を買おうと思ったのだが、私の機種に対応した充電器はあいにく売り切れ。仕方ないので店に携帯を預けて出発ギリギリまで充電してもらうことに。

その合間に防寒グッズを購入。寒いところへ行くからな。私は冷えると体調を崩しやすいので、常に対策が必要なのです。時間もなく適当に選んだ服を着てきたため、暖かいとは言いづらかったのである。去年買ったジーンズがこんなにゆるくなってることに気付いてませんでした。ベルトしないと落ちてくる(汗)。まあ1000円だったしな、閉店セールで。

すぐに乗車時刻が迫ってきたため、たいして充電されていない携帯を受け取ってバス乗り場へ急ぐ。私の後ろから大きな荷物を抱えたお兄さんが明らかに慌てた様子で走って来て、高速バスの停留所がある方向へ消えていったので、もしかして同じバスに乗るのかな、と思って乗車したがその人の姿は見えず。なーんだ違うのか、と席に着いたら、さっきの男性が息を切らせて駆け込んでくるではないか。私より先に停留所に到着できていたはずの彼は一体どこへ消えていたのか(笑)。お土産でも買ってたのかもしれないですね。

程なくしてバスは出発。夕食を調達する暇がなかったので自宅にほんのちょっとだけあったいただきもののお菓子をつまんで晩ごはん終わり。いつも夜はあまり食べないのでこれでもまあ平気。お茶ももちろん家で沸かしてペットボトルに詰めて持ってきた←涙ぐましいまでの節約
携帯の充電も切れそうだし、サービスエリアで朝食用のサンドイッチとプリンを購入した後は寝る以外にやることなし。
もし当日券にも外れたら…。一路東京へと向かうバスと不安な気持ちとに揺られながら、私は眠りへと落ちていきました。

以下次号。