うさぎパイナップル

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Art on Ice in JAPAN⑪

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

usagipineapple.hatenablog.jp

 

氷上のバレエダンサーとも呼ばれる彼の世界初公開のプログラム、というアナウンスにテンションがどうしても上がる。事前に情報を本人が少しずつ出してくれていたから何となくは知っていたけれど、アート・オン・アイスでは新しいプログラムを滑ることにしているという彼が、この日本でもそうしてくれて本当に嬉しかった。

ステファン・ランビエール。プログラムは彼にとって初めてのミュージカルナンバー、「A Chorus Line」。

ステージにはレオタード姿のダンサーたち。ステファンもグレーの上着にブルーのパンツ、黒いレッグウォーマーという、ダンサーの練習着をイメージした衣装。
ステージの端に腰掛けたステファンは、楽しそうにダンサーたちとハグ。和気藹々とした練習中のひとコマといった雰囲気。

音楽が流れ出し、ステファンはひとりリンクへと滑り出す。コーラスラインは舞台も映画も見たことはないけれど、この曲は知っている。「ONE」。
軽快なリズムに映画のセリフが次々とかぶさる。おそらく今は練習中の風景。先生の指導に従って踊るダンサーの卵。ポイント、みたいな声とともに片手を前に突き出して客席に近付いてくる振付があるのですが、最終公演はそれがAさんの目の前。あそこにいらっしゃる筈よね、と反対側からうらやましく眺めてました(笑)。

何となくしか知らないけれど、コーラスラインはオーディションの物語らしい。会場ではステファンしか見てなかったので全然気付いてなかったけど、ステージに並んだダンサーたちは、ひとり、またひとりと舞台から消えて行き、オーディションに合格したのはおそらくステファンだけ。
そのオーディションのシーンと思われるセリフもプログラムには組み込まれていて、どうやらステファンは映画のストーリーをギュッと短縮して演じている様子。このオーディションのシーンのセリフの選択が少し引っかかるのだが…。そのうちプログラムについて詳しく語られることがあるだろうから、その時にはいろいろわかるのかな。

何やらインパクトのある大声のセリフが叫ばれたと思ったら、音楽が変化。同時にステファンがなんだかごそごそし始めた。服の裾を掴んでる?あれ、腕が上に…

って
脱いだあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!

しかもグレーの練習着の下から現れたのが、
胸が大きく開いた金色のピッタリしたシャツ。

金色
胸全開


ポカーーーーーーーーーーーーーーン


しかも初回公演で脱いだのは私の目の前だった…


ポカーーーーーーーーーーーーーーン


あまりの衝撃に初回公演はこのあとの記憶が消し飛ぶ勢いだった気がする。脱いだ?脱いだよね今?しかも金色な上腕が黒のシースルーでピッタリしてるよね?胸なんてたいして無い胸筋全開の上、剃ってな(以下略)

いや君ダメだって。脱いじゃダメだって。だって君上半身貧弱じゃん。現に立派な下半身との差がくっきり(以下略)


……
ヤメテクレーーーーーーー!!!!(泣)

ステファンはオーディションに合格したのだよ。だから舞台用のきらびやかな衣装に着替えたのだ。実際に映画や舞台で本番用に着ていたのは金色の衣装だったようだ。もちろんステファンはそれを表しているのだが…
あんなに胸開けなくたっていいんじゃね?タンクトップとかでよかったんじゃね?

しかも脱ぎ慣れてないのか初回はもたもたしてた。2回目もまだもたもたしてた。衣装替えのあるプログラムはサッと脱げるよう衣装に工夫が施してあるもので、ステファンもグレーの上着の裾に紐が付いててそれを外して脱ぐタイプだったようなんですが、この人普通の服みたいに上から脱ぐのよ。サッと取れるような構造にしてないみたいなのよ。
…サッサと脱がんかい!(笑)
最終公演ではさすがにちょっと早くなってましたが。そして最終公演でもまた目の前で脱がれたという(笑)。ステファンに脱がれて始まり脱がれて終わったアート・オン・アイス←イヤな言い方(笑)

夢の舞台に立ったあとは世界一のスピンを存分に見せつける構成で、観客を大いに沸かせて終了。踊るために生まれてきたステファンの、キレのある体の動きや音にピッタリ合わせた振付、映画の登場人物になりきる演技力、様々な要素を楽しめる面白いプログラム。これまでのステファンとはまた違う、新しい彼を見ることのできたプログラムでした。
そう、この人、決して自分の得意な分野だけにとどまろうとしない。常に引き出しを増やしていく貪欲さと、増やしていけるだけの幅がある。彼はまだまだプロとして長くやっていけるだろうな。そして世界も彼を手放そうとはしないだろう。一日でも長く彼の演技が見られることを私も祈っています。

それからこのプログラムをこのアート・オン・アイスで見られて本当に良かったと思う。それはあのステージでの演出。出だしから始まり、ステージダンサーたちもこのプログラムの一部として世界を作り出していて、物語に広がりを持たせていた。彼はまたどこかでコーラスラインを滑るだろうけど、同じ舞台装置で見られることはおそらくもうない。4回とも見に行って良かったな、と心底思います。

聞いた話によると、ステファンは1年以上前からこのプログラムの作成に取り掛かっていたとか。もしかしたら、目が悪くならなければ、昨年のどこかのショーで披露するつもりだったのかな。彼が大事に至らず回復して良かったと改めて思いました。

でもまあ、最終公演では見慣れてきて多少平気になったとは言え、あの衣装ーーー!!!
初回と2回目の間はAさんと表参道でお食事したのですが(クロックムッシュ食べた。おいしかった)、食事の間も移動中もずーっと反省会(笑)。Aさんが20回くらい「やだー!」って言ってたのが忘れられない(笑)。
おそらくステファンのファンによる反省会が東京のあちらこちらで開かれたのだと思うと感慨深いものがあります←爆笑
ジョニーに「もっと体のラインを見せろ」って言われたとかなんとか言うのが影響してるんですかねえ。ジョニーさん余計なことを(笑)。脱ぐならジュベールにしてください。むしろ歓迎します←問題発言
最終公演で近くの席にいた人は「昔に比べたら貧弱じゃなくなったし「見て見て~」って思ったのでは」なんて言ってて面白かったけどやっぱり君脱がなくていいよそんな逞しくもないから(泣笑)。なんつーかもーいたたまれない(泣)。だって普通は男子が脱ぐと客はキャーキャー言って喜ぶのに、オープニングで高橋君が鈴木さんの衣装脱がせた時だって悲鳴が上がってたのに、客席静かだったもん!(血涙)いたたまれない!(泣)

そう言えば、Aさんによると、日曜日昼公演でステファンは脱いだ衣装を忘れて慌てて取りに戻ってたそうです(笑)。って何で気付かなかったんだ私…

何だこれ脱いだ話しかしてない(笑)。でも以下次号(笑)。