うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

NHK杯2017⑩

さあ、本日最後の競技、男子フリーです!書いてて楽しいんだけど書いても書いても終わらないこの感じ(汗)。いつ完成するのこの旅日記(汗)。

まずは第1グループ。6分間練習はリンクサイドがどうしても気になってしまったのは許してください…。

①ナム・ニューエン
ジャンプは抜けてしまうし、なんだか足が重そう…。最後まで滑れるのかと心配したが、後半持ち直しててある意味びっくりでした。ショートから調子悪そうだったけど、大丈夫なのかな…。

②佐藤洸彬
クリーンに跳べたジャンプはもしかしてひとつもなかった?(泣)わりと点差が無かったのでフリーの出来でいいところまで食い込んで欲しいと思っていたのだが…。初めての大舞台に緊張したかもしれないですね、しょうがないか。男子は彼の演技が楽しみで見に来た部分も大きかったので残念だけど、全日本で今度こそ素晴らしい演技が見られるのを期待してます!

③ドミトリー・アリエフ
彼もジャンプが決まらず…。とにかく最後まで頑張って何とか滑ってくれって感じだった(泣)。男子らしいかっこよさのある選手ですな。

④デニス・ヴァシリエフス
競技に集中したいからそちらには目をやるまいと思ったんですけど、やっぱり気になるわけですよ、リンクサイドが。今日もあのコートなのは6分間練習時に把握済みで、色的に目立たないかなと思ったらやっぱりわかるわけですよ。視力の悪い人間がめっちゃ上から見てるので、正直キスクラ付近は見えるとは言っても何かが動いてる、程度にしか人物が認識できないのに。
ですがやっぱりその程度なので、もちろん主に見てたのはリンクのデニスなんですが…。が、ステップでもうダメだった。おそらく自分も一緒にステップを踏んでいると思われるステファン・ランビエール氏がめちゃくちゃ動いてるのが見えてしまった…。しかも遠目でもわかるんだよ、その綺麗な動作が…。
ダメだ見てちゃいけない、でも気になる無理、というのを繰り返してました…。ごめんなさいごめんなさいそのコーチの大ファンなんですごめんなさい(泣)。ずっと見てたわけではないので、はっきりしたことは言えないんだけど、そんなにずーっと動き続けてた、なんてことはなかったと思います(汗)。

デニスの演技ですが、ジャンプ抜けたりもしてて決していい内容ではなかったんですよ。でも、ほかの選手もあまりいい演技をしていなかったのでその分良く見えたし、何より最後のスピンが非常に盛り上がったのでいい印象のまま終われたのですね。「ミスを無かったことにするラストのスピン」はかなり強力な武器だと思うのですが、やはり相当にスピンが上手くなければできない芸当なのだなと痛感したので、デニス君は是非ステファンから学んだのであろうその素晴らしい技術を高めていって欲しいです。ステファンのスピンは今までどれだけジャンプ失敗してようが忘れてしまう程のレベルでしたからねえ。そう、私はスピナーが大好きなのだった…。羽生君も最初はスピンの上手さに注目してたしな。
キスクラの様子もガン見してしまったが、ステファンのガッツポーズがスロー再生されて会場からは笑いが(汗)。ただ、幸か不幸かご本人は気付いてなかった様子でした(笑)。退場する前はフラワーガールたちの待機席に愛想を振り撒いて去って行った…。ああ、これでやっと集中できる…。ってごめんなさいごめんなさい(泣)。しかしあのスローと言い、NHKは明らかにステファンを抜く気満々である。やっぱり大好きなんだろステファンが。仲間だなNHK!←勝手に仲間にされて死ぬほど迷惑だと思いますが怒らないでください←おい

ミハル・ブレジナ
遠目では髪型がどうなってるのかわからなかった…。たいへんかっこいい曲で期待にワクワクしたのだが、彼もジャンプが決まらず(泣)。もっといいミハルでこのプログラムが見たい。てか『Stand by me』だったのかこれ。いや何曲か繋げてあるのかな。最初は違う曲だよね。

本日最後の6分間練習。いよいよ最終決戦、第2グループです!誰が優勝するのか最後までわからないぞ!

アダム・リッポン
6分間練習の際に今日がお誕生日ですと紹介されていたアダム。衣装がキラッキラで、めっちゃ上まで光って見えました。男子でこんなにキラキラしてたの彼だけだったと思います。
冒頭のジャンプは4回転ルッツ?決まった!決まったぞ!めちゃめちゃいい演技で、たぶんノーミスだったんじゃないか。美しいリッポンの本領発揮って感じだった。本人もいい出来で嬉しそうでした。最高のお誕生日になったね。

キーガン・メッシング
わりと急な出場だったし、ものすごくいい演技とまではいかなかったけど、悪くはなかったんじゃ。派手さはないがいいスケーターだなと思った。チャップリンよく合ってる。こんな小柄な選手だったのね。

友野一希
彼も小柄なんですね。でもそんなん感じさせないほど勢いがあった。かなり急な出場なのに、最後までスピードも落ちず、持ってるものをしっかり見せていい印象を植え付けたのではないかな。カラッとした明るさは今の日本男子のトップ層にはない感じで素敵な個性だなと思いました。ぐいぐい伸びてって欲しい。

セルゲイ・ヴォロノフ
うおおおおおノーミスだああああ!初優勝が見えているという非常に緊張しそうな状況なのに、この落ち着き。さすがベテランである。
ジャンプ降りる時の手の動きとか、随所にプルシェンコっぽさと言うかロシアっぽさが見える、10年くらい時を遡った気がたまにしてくるスケーターが、30歳にして初めてグランプリシリーズを制する。こんな燃える展開が待っていようとは…。

⑩アレクセイ・ビチェンコ
パーフェクトではなかったけど、ベテランらしい押さえるところと思い切っていくところとのメリハリのついた、振付がどうこうじゃなくて、そういう余裕のある演技に見えた。彼の表彰台もあるかな、どうかな、くらいの気持ちだったから、本当に熱い展開でした。ブロンズメダルおめでとうございます。
この時だったっけ、経過をモニターで見ているアダムがカメラに気付いて「ん?カメラ?イェーイ!」って感じでポーズ取ってるのが会場の大型モニターに何故か映し出されて客席から笑いが(笑)

⑪ジェイソン・ブラウン
ファイナルが見えて緊張したのか、ちょっと残念な出来。スピンやスパイラルは本当に美しいんだけれど、4回転もないので上位を狙うにはノーミスが前提なのに、二度のジャンプの転倒は痛い…。もっといい演技が出来る選手のはずで、明らかに精彩を欠いていると思った。楽しみだった身としては残念だけれど、また次の機会にいい演技見せてくれたらそれでいいんだ。

初優勝にも関わらずこんな初々しさの欠片もない優勝者インタビューというのもなかなかないような(笑)。ロシア語になった途端流暢になるヴォロノフが余裕綽々過ぎて最高でした。今大会のヴォロノフはいつも以上にすごいイケメンでしたね。絶対ファンが増えたと思うよ(笑)。

表彰式は帰る人も多くてガラガラだったんだけど、アジア系のいない男子の表彰台って近年珍しい気がするし、何より今が2017年ということを忘れてしまうようなアラサー表彰台が熱すぎて最後までしっかり見てきました。本日二度目のロシア国歌。日本人選手がまったくメダルを取れなかったNHK杯というのも久しぶりなのでは…。まだアイスダンスが残ってるけど、日本の選手が表彰台に乗る可能性は無いと言っていいからな…。
しかしアラサー表彰台。普通の人には「誰?」なメンツだろうけど、我々的には最高に熱いよ。ショートの時点で浮かんだ「今大会はアラサー男子しか表彰台に乗せようとしない神がいるのでは」という予感がまさかの的中だよ。神だから我々人間には逆らいようがなかったかもしれないけどさ、だからって、アラサーじゃないけど絶対表彰台に乗るだろうからって羽生君にあんなことしなくていいじゃないかよ(泣)。結局ペアとアイスダンスの表彰台を見てもアラサー男子が大好き過ぎる神が強固な意思を発揮しすぎていたようだ。お前の好みはよくわかったから大人しく星に帰ってくれ…。
アラサーの神は冗談ですけどね(笑)、そこそこ長くフィギュアスケートを見てきたファンには感慨深い試合になったのではないかなと思います。選手生命が比較的短いとされる競技なだけに、年齢を重ねてもちゃんと戦い方はあるんだ、ってことを示してくれたいい大会でしたね。男子はあんまりいい演技がなかったのでそこは個人的に残念だったけど。

すごく面白かったんですが、実はあまり集中して観戦できませんでした。羽生君のことで寝不足だった上に飲まず食わずで昼からずっと観ていたので、男子はもう疲労がピークだったのです(泣)。肩や背中がバキバキで、腕が痛くて揉みながら見ていた程でした。いちばん楽しみにしてた男子なのに(血涙)。トイレに行かなくて済んだのは助かったけど、やっぱり水分をまったく取らないのは非常に体に悪いんだなと思ったし、どこかで適度に休憩を入れたり、前日入りして体を休めておくとかしないと長時間の観戦はキツいなと痛感した。シングルがいちばん見たい人も多いだろうから、アイスダンスからぶっ続けで座って見てろ、というのは酷かもしれません。これが寒い会場だったらなおさら。暑くても体力奪われるし。男子の競技中は夜だったから暖房でも入ったのか、かなり暑かったです。
てなわけで、次に競技を観戦する時までに体力をつけておこうと思いました。え、アイスダンスから見るよ。表彰式も全部見るよ!←懲りてない

以下次号。