うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

Fantasy on Ice 2017 in KOBE①

超がつくほど今更ですが、今年の6月に神戸で行われたアイスショーのレポートを載せていきたいと思います。少しずつ書き進め、半年近くかけてやっと完成させていたのですが、NHK杯の記事があったためしばらく寝かせており、どうにか年内には、と無理矢理このタイミングでねじ込むことにしました。ファイナル…は始まっちゃってるからちょっと遅かったけど、せめて全日本を前に緊張する気持ちが少しでもほぐれたら幸いでございます。てか助けてもう無理胃が痛い←いちばんほぐれないといけないのお前かい
てなわけで、これからしばらくの間今更な記事が続きますが、よろしければ最後までお付き合いください。
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色々書けてない記事が残っておりますが、それらをぶったぎって神戸の旅日記を書き上げてしまおうと思います。延々書けずに放置して既に忘れてしまった内容は数ヶ月経ってもきっと思い出せないが、数ヶ月後には絶対行方不明になってしまうであろう、今はどうにか記憶の片隅にぶら下がっている様々については、今のうちに手を打っておいた方がきっと傷は浅くなるはず…。うん、意味不明(汗)。しかも既に随分行方不明になっちゃってるし(汗)。思い当たることはあるのだがそれについては後述…。

一昨年、昨年に引き続き神戸でも開催されることになったファンタジー・オン・アイス。今年は幕張と新潟でも行われるのですが、どれだけシミュレーションしても私の経済状態では神戸に行くのがやっとという状況で、日程や開催地が発表されるといつもウキウキと計画を練っていた私の心は沈んでいました。
どうしても外せない予定があるとか体調的に無理だとか、のっぴきならない理由がある場合は仕方がないが、予定もなく気合いもあるのに絶望的に金がない、という現実は「悔しい」以外の何物でもありません。これまでは何だかんだとどうにかしてきたので、私が実は相当無理してアイスショーの旅を実行し続けてきていて、とうとうその無理すらきかないほどの窮状に陥ってしまったことが伝わらず、余計悔しさは募りました。好きで選んだ場所だけど待遇は劣悪、そこから抜け出そうとしても結局劣悪な待遇しか行き先はなく、そもそも貧困家庭に育ちその負債を背負って貧困スパイラルから抜け出せない、本来なら保証されているはずの健康で文化的な生活すら営めない、そんな人間にとってアイスショーは贅沢過ぎる趣味なのです。それでも生きていくための夢を見ずにはいられずに、そしていつ終わってしまうかわからない人生を後悔しないために無理してでも旅に出ていました。他人事だと思っているのだろうが、私みたいな人は既に大量にいて、その人たちが皆生活に行き詰まって税金のお世話になる未来はそう遠くないんだから、自分の生活さえ守れれば隣の誰かが潰れても「自己責任でしょ、自分には関係ない」って顔してると、たぶん国ごと沈むと思うぞ。あなたのもらってるその給料も、誰かが安い対価で働いてくれたからこそ絞り出せたものなのかもしれないよ。

いきなり黒いエクトプラズムを吐き出してしまったが、とりあえず何とかなるものなら何とかしたい。本当は最終公演の場所である新潟に行きたかったが、旅費を考えると神戸の一択のみ。その神戸すらも行けるかどうか正直あやしい。いっそ行かない方がよっぽど生活も楽だし諦めもつくんじゃないかと思ったが、色々色々あって結局行く方向で調整することに。開催直前は本気で行くのやめようかと思うほど色々それどころじゃなかったので、本当に最後まで迷ったんですけどね…。

何とかなれば、という願いを込めてまずはチケットの入手から。神戸はこれまでにSSかSでしか鑑賞したことがないのだが、Sはリンクからそれなりに距離はあるものの端の方でも視界は良好だった。スタンド席だからかきっちり段差がついていて、前の人の頭が邪魔になることがないんだよね。
しかしSSは、最前列ならともかくも、少し後ろになると前の人の頭がたいへんに視界を遮る。しかも端だと絶望する程見えなかった。悪名高い新潟の会場の再来かと思うくらい見えなかった…。

実は端の方の席は、前の人だけでなく隣の人も重要である。たとえば、ショートサイドに程近い、ロングの端から数えた方が早い席だったとしましょう。右手がショートサイドだとすると、右手に背の高い人が座っていても特に問題はない。そんな端で演技をするスケーターはほぼいないからだ。しかし背の高い人が左手に座っていたとなると、俄然問題は絶望的になる。特にフィナーレなどで皆が立ってしまった場合は試合終了に近い。さらにバナーなぞ掲げられた日には完全終了。全っ然見えません。何人かそういう方が近くにいらっしゃった場合、日本人の平均身長より低い私のような人間は黙って耐えるしかなくなる。背が高いのは仕方がないしそもそも悪いのは会場の設営なんだけど、でも背が低いのだって仕方がないんですよ(泣)。偶然隣り合わせた場合はしょうがないけど、もし友人や家族などで複数枚チケットを入手されている場合は、お連れの方の視界についても少しだけ気にかけてあげて欲しいなと思ってます…。

神戸のSSでそういう席に当たってしまった私は、トラウマになるほど見えなくてSSで申し込んだことを後悔したくらいだったので、今年はSS以外で見ようと心に決めていた。そう、外れてもいいからプレミアで申し込もうと思っていたのである。チキンハート過ぎてほとんどプレミアを狙ったことのない私がそう決断する程見えなかったのですよ。段差、何とかなるものなら何とかしていただければ泣いて喜ぶんですけど(泣)。
もちろん高額なプレミア席で申し込むなら予算的にも1回しかショーには行けない。日帰りでサッと来てサッと帰ることになるだろう。その方が色々諦めがつくかもしれないとも思ったのだが…。

しかし、実は神戸であれば、高速バスを利用して一泊しても新幹線で往復するのと金額的に大差なかったりする。しかも一泊するなら複数回見たい。複数回見る楽しさを何度も経験してきた私はやはりそう思ってしまう。さらに、最も人気のあるプレミア席は外れる可能性の方が高い。もし外れて端の方の後ろの方で見る羽目になり、それが今年唯一のアイスショーになってしまったら泣くに泣けない。複数回見ることにしていれば、いずれかは視界のいい席が当たるかもしれない。
ほかにも色々理由はあったのですが、散々悩んだ結果、結局土日両日をSS席で申し込みました。神戸しか行けないのがほぼ決定という状況だったので、せめて神戸だけでも確実に見られるように。無事先行で入手できて本当にホッとしました。

が、この決断により私は絶望的な事態に陥ってしまうのでありました(泣)。以下次号。