うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

夢も時間も買えるほどこの手に金貨は無くて

お題「長時間移動のコツ」

帰省時の渋滞や海外旅行等で長時間移動する場合を想定したお題だと思うのですが、私はちょっと視点を変えて書いてみることにします。

私は諸事情によりものすごく貧乏なので、旅行の際は節約のため安価な交通機関を選ばざるを得ないことが多いです。確かに価格は安いのですが、その分デメリットも多く、ある程度考えて利用しないと手詰まりになる可能性もありますので、長年の貧乏旅行により培った、私なりのコツを書いていこうかなと思います。


青春18きっぷ
時期は限定されますが、最も安いのがこれではないでしょうか。在来線であれば1日あたり2500円くらいで乗り放題という、夢のような切符です。詳細はJRのホームページ等で確認を。
うまく利用すればものすごく便利なのですが、よく考えて使わないと損をしたり時間の無駄に終わることもあります。わりと諸刃の剣な要素も大きいかなと思います。

最後に使ったのはたぶん5年くらい前なので、詳細が変更されていたら申し訳ないと思いつつポイントかな、と思う点を書いていきますと…。

まず、この切符は1枚しか発行されません。1枚で5回(5日分)使えますが、切符は1枚しかありません。つまり5回も使用しない場合は結局高くつくことがあります。

また、在来線しか利用できないため、事故などトラブルが発生した場合に予定の行程がこなせない事態に陥りかねなかったりします。場所によっては極端に電車の本数が少ない地域もあります。そもそも在来線なので非常に時間がかかります。
なので、事前によく乗り換えの時間や駅等を確認し、予定が狂った場合の別プランなども練っておく方が良いと思います。ポケットサイズのものでいいので時刻表も購入した方がいいです。携帯があればいいと高を括っていると、電波が入らない地域に差し掛かる、電池が無くなる、車内で落として壊す(※筆者実話)等のトラブルが発生した場合に対処できません。インターネット上の情報があてにならない場合も多々あります。自分で時刻表を読んでシミュレーションした方が間違えないです。私の場合は、ですけどね。

長時間乗車することになる場合がほとんどでしょうから、暇潰しが重要になってきます。ただ、あまり荷物が増えると邪魔になるので、本などもよく考えて選んだ方がいいです。時刻表が意外といい暇潰しになったりします(笑)。終点まで乗る場合などは前日の睡眠時間を減らして爆睡したりとかしてました。
可能であれば気心の知れたお友達を誘うといいでしょう。ずっと喋っていれば時間が経つのも忘れるし、旅の道連れがいるのは本当に楽しいものです。ただ、よく考えて道連れを選ばないと、とんでもないトラブルが発生して疲れはてたりするのでそこは要注意で。どんな旅行でも一緒ですね。個人的には、全部他人任せにする人と、お金があるのに1円単位まで割り勘にするようなドケチとは旅行には行きたくないかも(泣)。自分のことしか考えてないのでいざという時には助けてくれなくて大変…。
在来線なので混んでいて座れないこともよくあります。体調を整えておくことは必須です。体力と時間と友達のない人には全然向いてないと思います。「青春」の名がついている理由はわかるような気がしますね。

目的地の決まっている旅行にしか利用したことがないのですが、いつか目的地を決めずにふらりと旅をするために利用してみたい、と思っています。


②高速バス
しょっちゅう利用しています。細かく書くとキリがないので、移動中に関してのみ個人的にポイントかなと思っていることについて述べていきます。

まず、私が徹底しているルールが、
「4列シートの夜行バスには絶対に乗らない」。

昔、年末に利用した夜行バスが、年末のため満席だったようで臨時便を出していたのですが、それが普通の観光バスだったのです。たぶんね。もちろん4列シートで、隣には知らないおばさんが座っていました。しかもそのおばさんにずっと話しかけられていて(大半がおばさんの娘の愚痴)げっそり疲れた上、知らない人が隣では体もまともに動かせず、心底つらかったことを昨日のように思い出します…。あの経験以来、どんなに安くても4列シートの夜行バスには乗りません。
一度友達が予約したバスが4列だったことがあって、しかも友達と席がバラバラだったので隣は当然知らない人。もう本気でつらかった(泣)。もちろんほとんど眠れなかったし…。友達が予約してくれたので文句が言えなかったのも余計につらかった…。どうしても4列がいい、という話になってしまった場合は、友達同士で必ず隣になるように予約すると少しは楽じゃないかな。
他人に体が触れることに気を遣いながら何時間も乗っているのはものすごいストレスですよ。ただでさえ長距離バスの乗車は体力が必要なのに、降車後に目的地に向かう元気まで奪ってしまいます。3列でももちろん狭いし体も痛くなるけれど、4列のストレスに比べると雲泥の差だと個人的には思います。体力にあまり自信のない方には3列シートを選ばれることを特におすすめします。

昼行便は大抵が4列シートだと思いますが、そんなに長時間乗るわけでも睡眠を取る必要があるわけでもないので4列でも平気。ただ、男女が隣合わないように配慮してくれるサイトとそうでないサイトがあるようなので、おみ足からスメルが漂うおじさんと数時間隣り合わせ、ってこともたまにはあったりして。まあそれは新幹線でも飛行機でもあることでしょうし、4列シートで一晩過ごすつらさに比べたらどうってことないかな…。いやあるかな(汗)。

また、バスは道路状況によって大幅に遅延が発生することがあります。余裕を持たせたスケジュールを組むことを強くおすすめします。逆に、休日に運行する夜行バスは予定より相当早く着いてしまうことが多く、到着した駅のトイレすら開いていない、といったこともよく起こりますので、到着後の予定もある程度シミュレーションしておいた方が無難かなと思います。
大抵は途中で休憩が入りますが、自動販売機くらいしかないパーキングエリアに停車することもあるので、飲食物は乗車前に準備しておいた方がいいです。また、道の駅でトイレ休憩を取るはずの便に乗ったところ、観光客か何かでとんでもなくトイレが混んでいて休憩時間内では行けなかった、といったこともありました(汗)。意外と休憩時間は短いので、置いていかれることのないようにご注意を。置いていかれる人っているのかな?(汗)出発前に運転手が人数数えるから余程のことがないと置いていかれないとは思うけど…。

バスなのでどうしても時間はかかります。寝過ごさない程度に爆睡する、読書にいそしむ、など色々過ごし方はありますが、音楽は結構音漏れしますので要注意。雑音の多い電車と違ってバスは意外と聞こえます。もし隣の人に注意されたら音量を絞ってください。一晩中その音を聞かされるのは真剣につらいので…。

安いなりのリスクも多い高速バスですが、昼行便の場合はのんびりと景色を眺めながら移動できたり、サービスエリアでご当地グルメを味わったり(休憩時間内に買ってこないといけないけどね)などといった楽しみも多いです。私は海を見るとテンションが上がるので、関門海峡や瀬戸大橋を渡る時は爆睡してても何故か目が覚めます(笑)。
大抵は荷物をトランクに預けられるので、時に新幹線よりも身軽に乗れたりするのも個人的にはメリット。…背がな、届かないんだよ、新幹線の荷台に(汗)。だからいつも足元に置いてるの(泣)。狭いの(泣)。
最近はコンセントが設置されてたり席をカーテンで区切れたり、なかなか快適な便もあったりしますよ。いつか「ドリームスリーパー」に乗るのが目下の夢です←豪華な夜行バス


以上、私の実体験に基づく「移動に長時間が必要な乗り物」に乗車する場合のコツでした。新幹線や特急は快適過ぎて長時間移動って言わないし、飛行機は高所恐怖症なので長時間乗れないから(汗)除外。ってどんだけ基準が低いんだコイツは(汗)。