うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

Fantasy on Ice 2015 in Shizuoka②

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

usagipineapple.hatenablog.jp

 

そんなこんなで出発当日。さすがに1年以上前のことなのでもはや覚えていませんが、当日は仕事だったようです。決して定時では帰れない職場から長い通勤時間に耐えてやっとの思いで帰宅したんでしょう、きっと。荷物の準備したりお風呂入ったりした上でさらに高速バスの乗り場まで移動しようとするとそれなりに時間が必要ですからね。

まずは深夜の広島駅から夜行バスで大阪へ。何度も利用している路線です。うとうとしてる間にあっという間に大阪。バス利用に慣れすぎて、もはや片道6時間くらいなら一眠りの距離だし近いよね、って感覚に…(汗)
定刻より早く目的地に着いてしまうのが夜行バスの常ですが、この日も思いっ切り早朝に着いてしまいました。キオスクすら開いてないよ大阪駅
到着したら1時間300円でメイクのための場所が借りられるお店に直行の予定でしたが、早すぎてまだ開いていません。場所だけ確かめておこうと店の近くで立ち止まると、台車を押しながら歩いていたおじさんに「早くから並んではるよー」と声をかけられる。ああ、関西の言葉だ。ここは大阪なんだなあ、と少し嬉しくなる私。ごく小さい頃関西に住んでいた自分にとって、関西の言葉や土地はどこか郷愁と安心を呼び覚ますもののようです。
しかし気さくに声をかけてくれたおじさんのおかげではたと気付く。そうか、開店前から並んでおかないと入れないかもしれないんだ。しかも今日土曜日だし。どこか座って待てる店でも探そうかと思ったけどやめて、駅をしばらくふらふらしたあと目的のお店に向かってみる。
…並んでる。いっぱいもう並んでらっしゃる。あっぶねえ、ぼやぼやしてたらホントに入れなくなるところだった。おじさんありがとう。
6時半(確か)に開店したお店はあっという間に満席になり、私の少し後ろの人から外で待つ事態に。良かったホントに早目に行ってて…。私は2時間ほどここで過ごしましたが、店を出る頃にはさすがに行列はなくなっていました。丁寧に髪を巻き続けて長く座っていた方なども見受けられましたが、ほとんどの人は1時間で利用を終えて帰られたのでしょうな。化粧品のサンプルやマッサージの道具などを借りられるだけでなく、着替えのスペースもあれば雑誌やお茶も置いてあるのでゆっくり過ごせるし、何より座って支度ができるというのは大きいです。全国の主要駅に同じような施設を作って欲しいと思う夜行バスの愛用者は多いに違いあるまい。

乗り継ぐバスの出発時間は9時半。まだまだ時間があるので近場を観光でもするつもりでしたが、金欠だったため結局化粧したあとカフェに移動して朝食をとっただけで大阪駅から一歩も動かないまま浜松行きのバスに乗り込みました。今回本当にお金がありませんでした…。いつもないけどいつも以上に(汗)。
大阪から浜松に向かうバスはコンセントも付いていてなかなか快適な車両でした。昼行便なので2列シートなんだけどね。途中、2ヵ所ほどサービスエリアで休憩があったのですが、最初に訪れたサービスエリアは忍者を前面に押し出している素敵過ぎるスポット。だって「忍者の里」ですよ!値札とか至るところに忍者が!超素敵!お金あったら絶対スケーターのプレゼント用にいかにもなTシャツとかグッズとか買ったと思う(笑)。眺めも良かったです。次に寄ったサービスエリアでは面倒で下車しなかったのですが、車内から観覧車が見えるし何となく気になっていたら、どうやらすごく人気のサービスエリアだったみたい。ちっ、降りとけば良かった。

走ること5時間、バスは無事浜松に到着。陽射しが強い。
迷わないよう駅に近いホテルを選んだはずが結局少し迷子になってた記憶あり…。でも無事にホテルへ着いたので良いことにする←無理矢理
チェックインの時間まで部屋に入れないとのことで、近くの喫茶店でコーヒーゼリーを食べながら手紙の清書(確か)。今日の昼食はこれで終了。ひでえ。お金なかったんですよホントに(泣)。
時間になったのでチェックインして部屋に案内していただいた。確かシングルを予約したのに、シングルがいっぱいだとかなんとかで案内されたのはツイン。めっちゃいい部屋なんですけど!広いんですけど!
大きな窓一面に広がる浜松の街。抜けるような青空、彼方に見える遠州灘。絶景。反対側の部屋なら富士山が見えたらしいけど、山より海が好きなのでこっちの方が嬉しかったりして。
浜松は音楽の街だそうで、ベッドには音符か何かの模様があしらわれていました。そう言えばエレベーターの上下を表示するランプもピアノの形だった。なかなか洒落てて素敵。
でもいちばん感心したのは部屋に置いてあったお茶ですよ。普通のホテルに置いてあるものと比べて明らかに立派。お茶どころとしての自負が伺える。
ひとりで泊まるのも一泊だけなのも実に勿体ないいいお部屋でした。やっぱりホテルだけでもケチらなくて良かった…。

正直もう部屋から出たくなかったけど(笑)、はるばるここまで来た目的は果たさねばなるまい。てなわけで浜松駅へ。
時刻表を見る限り、土日の運行本数はそれなりに少ない様子。帰りは混みそうだな、などと思いつつ乗り込んだ列車の行先表示は熱海。本当に静岡まで来たんだなあ、ここは地元じゃないんだなと妙な感慨にふける。
愛野駅に到着すると、まずは駅のトイレに行っておこうと思ったのだが、会場まで急がなきゃと思い込んでいた私はスルーして駅を出てしまった。これがのちのち響くことに…
会場であるエコパアリーナまでは徒歩で移動。結構な坂でしたが、エスカレーターも設置されているので思ったよりはずっと楽な道程。エスカレーターの近くに謎の銅像が座っていて、いかにも「ヘイカモン!ここに座って僕と写真を撮ろうよ☆」とでも言いたげな笑顔を通行人に振り撒いていたが、誰ひとり彼の隣に座る人はいない…。何だかかわいそうになって帰りに写真を撮ろうと思って近付いたのだが、こいつが何者なのかの説明がどこにもなく、結局何も撮らずに帰ってしまいました。すまん、謎の銅像(笑)。お前誰なんだ(笑)

エコパアリーナの入口には入場者の行列が。さほど並ぶこともなくスムーズに入場。外のトイレに大行列ができているのが見えて嫌な予感がしたが、それが正解であることをすぐに思い知らされることになるのであった…。

以下次号。