うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

平昌オリンピック雑感⑦

団体戦については今回で最終回。毎日少しずつ色々な競技があるのって飽きなくていいかもしれない。ただ選手の皆さんはやっぱり団体戦個人戦も滑るのは大変だよねえ…。うーん。


★2月12日・団体戦女子フリー

まずは6分間練習。なんかフリーは赤赤青青赤って感じ。赤い衣装ならそこまで壁の色にも埋もれなくていい気がする。


長洲未来アメリカ)
このプログラム、出だしの音楽がめっちゃ始まり感と緊張感と高揚感があるので、そのタイミングで跳ぶトリプルアクセルってそもそもかっこよすぎるのよ。NHK杯では決まるところが見られなかったけど、オリンピックで成功して本当に本当に良かったね…。アクセル以外も素晴らしい演技だった。今シーズンの未来ちゃんはやっぱりキラキラしてる。応援席のアダムの表情にも心を掴まれるものが…涙。


②坂本花織(日本)
少し緊張してるようにも見えたけど、リカバリーもバッチリできてたし彼女らしいスピードもあったし、ジャンプの勢いや伸びも悪くなかったとは思う。レビューかなりついてたので回転不足やエッジエラーがあったのかな。うんあったようですなやはり。でもこれ絶対個人戦に活かせるはず。雰囲気も掴めただろうしね。


③ガブリエル・デールマン(カナダ)
プログラム去年のやつだよね?ジャンプの迫力すごい、めっちゃすごい。ほぼノーミス?スピンでポニーテールも演技の一部みたいに回ってる。いやあ素晴らしかった。ラプソディー・イン・ブルーの派手なメロディも彼女の迫力にピッタリ。
カナダ、フリーは完勝するんじゃないかと一瞬思ったが、そうだった女子には大ボスが控えてたわ…。


カロリーナ・コストナー(イタリア)
動く絵画みたいな美しい演技だったんだが得点が伸びなかったのは、やっぱりジャンプだよな。高くて迫力のあるジャンプの持ち主が続いた上しかもほぼノーミスだったので、どうしても彼女のジャンプミスが目立ってしまったかも。レビューもずいぶんついてたし採点に時間もかかっていた。うーん、回転不足がそんなに…。
イタリアはメダル狙ってショートにもフリーにも彼女を起用したんだろうけど、これが個人戦裏目に出なければ良いが…。大ベテランだし大丈夫かな。衣装は濃い青に変わったんですな。相変わらず着こなし上級者過ぎて彼女以外に着られなさそうなデザイン…。


アリーナ・ザギトワ(ロシア ※OAR
よりによって演技の後半に入ってからチャンネルの切り替えを要求され一瞬映像が途切れしかも画質落ちた。きええええええ!すごい演技だったっていうのに!きええええええ!すぐもういっかい流してくれたけどさ。
なんだこれ勝てる気しないし。ザギトワのタノは綺麗だな。不思議と飽きのこないプログラム。てか初出場の緊張感って何?何それ?彼女も団体戦に出たからってまったく何の影響もなく個人戦でも世界を震撼させるだろう。女子はいつも意外な人が優勝するからわからない的な話もちらほら聞こえたが、今大会に限ってはそれは確実に通用しないと思うなあ。ザギトワかメドベージェワ、絶対にどっちか。


女子終わる前にもう金メダル決まってるとかカナダ強すぎなんですけどー。始まる前からわかってたことではあるがこうして見ると容赦ねえ(笑)。


★2月12日・団体戦アイスダンスフリーダンス

どの国も本気出してて容赦ねえ。見てる方はとっても楽しいですけど。ソチの時も各国アイスダンスの面々が容赦ねえって震えながら見てた←超楽しかった


村元哉中クリス・リード(日本)
ツイズルの最後が花が散るみたいでめっちゃ綺麗だった。でもそのあとのステップでクリスが転倒。なかなか元に戻れなくてハラハラしたが、それ以降は良かったんじゃないかなあ。アイスダンスでこういうオリエンタルな空気ってあまり感じることがないので新鮮。衣装の変わる瞬間が今回初めてわかりました。遅いわ自分(汗)。
男子選手は応援も温存作戦か。刑事君も昌磨君も自分の演技が終わったあとにしか応援席にいなかったよね。羽生君は結局応援にも来なかったけど、羽生君が来ると大騒ぎになるからかもしれないな…。


②アンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテ(イタリア)
昨年のNHK杯を会場で見た時、アイスダンスの6分間練習はこのカッペリーニの衣装にしか目がいかなかった。あまりにもかわいくて完全に釘付けだった。白はリンクと同化するじゃんなんて言われ方もしたが、この会場に限ってはこれが本当によく映える。プログラムもオリンピックにぴったりだと思う。映画は見たことがないけど、これは見てなくてもストーリーが想像できる。こういう演技は世界中の人に伝わるのではないかな。人生の喜びも悲しみも希望も、すべてがそこにあった。


③エカテリーナ・ボブロワ&ドミトリー・ソロビエフ(ロシア ※OAR
スカートのデザインが美しいグラデーションでとても素敵。ちょっとミョウガっぽいけど(汗)。最後は手の中をすり抜けていってしまうのか、とても切ないラスト…。手に入らない高嶺の花か去って行く人か、それとも散っていく花びらか。なんて美しいプログラム…。アイスダンスってみんな滑るの超うまいけど、彼らもめっちゃ綺麗ですね。言うまでもないことなのかもしれないが…。


マイア・シブタニアレックス・シブタニアメリカ)
ツイズルでものすごい歓声が沸いてる。スローで見てもぴったり合ってるってホントにそうだよね。絶品ですわ。てかそんな細かくリフトの時間まで決まってるのか。そんなん滑っててわかるものなのかなあ、すごいな…。すごいどうでもいいけどキスクラのアダムのトレーナーが気になる(笑)


⑤テッサ・ヴァーチュー&スコット・モイヤ(カナダ)
団体戦のラストを飾るにふさわしい圧倒的な存在感。スコットが全然添え物感がなくてめっちゃ主張してるとこもこのカップルかっこいいよな。悪魔的な魅力ってこんな感じなのかな?どうもうまく言い表せないんだけど、綺麗とかカッコいいとか、そういうのと違うんだよね、このプログラム。あ、ショートも。
キーガンは3日ともずっと応援席にいたよね?この空気を味わっていいイメージを個人戦にも持っていけそうだ。パトリックがついにオリンピックの金メダリストになったんだと思うと感慨深いものがありますね…。誰も彼には勝てない時期が長年あったことを思うと…。


結局ソチの優勝と準優勝が入れ替わっただけ?4年経ってもそんなに各国の勢力図に変化はないってことですかね。プルシェンコって偉大だったんだなって今更ながら。メダリストの皆さん本当におめでとう!

表彰式、いやフラワーセレモニー?せっかく中継してるのにあんまり映してくれない。しかもあっさりばっさり中継終わった…。そりゃ日本はメダル取れなかったけどさー…。自分が見逃しただけかもしれないが、誰が誰だかわかんないくらい遠くから映した表彰台の映像の記憶しかないんだけど(泣)

そう言えば、日本を団体の金メダル予想してたメディア??は何故そういう結論に至ったんだろう。率直に言ってそれはまずないだろうと思っていた。フリーには進めるだろうから前回よりひとつ上げて4位になれれば上出来だろうくらいには考えていたのだが…。どのカテゴリーでもほぼ穴がない上位3か国見てたらあんな予想できないと思うけどなあ…。しかも今回は上位の国はみんな本気だったしな。
でもだからって、これが無駄だったなんてことは決してないんじゃないかな。少なくとも総合的に世界のトップ5には入れてるんだし、ここで滑った経験って小さくないと思うよ。それを生かすか殺すかは本人次第でしょうが。


団体戦の結果と入れ替わるように羽生君の練習の様子が入ってくる。軽く滑ってるの見るだけで泣きそうになるなんてさすがに初めての経験ですね(汗)。ああ、ずっと試合出たくてしょうがなかったんだろうな、と笑顔を見て思った。ファンもずっと待ってたけど、誰よりも本人がいちばん待ち遠しかったんじゃないかなあ…。

さて、いよいよ個人戦が始まります。ペアのショートプログラムまで少し時間が取れるかなと思ったら羽生君の公式練習や会見で思ったほど暇がない(笑)。でもこんな嬉しい悲鳴って無いですね。これが載る頃にはたぶんほぼ終盤ですが、これを書いてる今(2月13日)はおそらく大会中最も忙しい週に突入したところなので心地よい緊張感があります。テレビ見るだけなのにな(笑)。ではでは、また次の記事でお会いしましょう!