うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

NHK杯2018⑦

再び整氷が入り、女子の2回目の公式練習。1回目から公開されてたのに、前述の通り私はグズグズしていて見られなかったんですけどね、1回目(泣)。

第1グループは、マライア、ヒックス、アンジェラ、レオノワ、ソツコワ、トゥクタミシェワの順で曲かけだったと思います。間違ってたらすみません。同じ国の選手は同じグループで練習するんですね。このグループ、アメリカとロシアの選手しかいないや。
トゥクタミシェワの曲かけ、練習にも関わらずアクセルを跳ぶ際には会場に緊張感があったように思います。ちょうど皆横に寄っていて、リンクの中央に彼女しかいないような状況だったので、競技と同じ感覚で見られたからかもしれません。

このグループは皆捌けるのが早かった。トゥクタミシェワは最後までいましたが、それでも終了時刻より早く退場していきました。ベルは気がついたらいなかったと思う。
ソツコワのスタイルがあまりにも素晴らしくて釘付けでした。同じ人類とは思えないレベル。足長っ!ほっそ!反対にトゥクタミシェワがとても小柄なのには驚きでした。いや、過去にアイスショーで見掛けた時も小柄な選手だと思ったのだけれど、あれから何年も経っているのにやっぱり一際小柄で、テレビだととても大きく見えるのに、と改めて驚いてしまいました。あまりびゅんびゅん動かないのも気になりましたが、練習だしみんな適度に流すものなのだな、やっぱり競技の演技はその数分間に集中して研ぎ澄まされたものなのだな、と実感するに至る。

続いて第2グループ。曲かけは三原さん、宮原さん、ウンス、カイラニ、メイテ、紀平さん、の順番だったと思います。これも間違ってたらごめんなさい。
三原さんはショートプログラム、ノーミスだったかも。宮原さんは衣装で、おお新しい衣装だ、とガン見。彼女もショートで、やっぱりノーミス。カイラニはフリーで、すごくかわいい。メイテはあまり調子が良くなさそうに見えました、ジャンプのミスが多かったような。
公式練習全体を通して実はいちばん印象に残ったのが紀平さん。彼女も衣装だったのですが、アクセルがすごくて釘付け。曲かけはほぼフルで滑ってたと思いますが、公式練習は彼女の演技がいちばん良かったという印象を持ちました。
このグループはみんな最後までリンクにいました。まだまだ練習したい、という雰囲気で、調整の仕方も人それぞれなんだなあと興味深く見てました。


最後は男子の2回目。1回目の練習よりは少し冷静になったのでちょっとは記憶にありますが、やはりほぼステファン定点カメラ状態だったので先に謝っておきます(汗)。
曲かけは草太君、デニス、ジュンヒョン、リッツオ、佐藤君、昌磨君だったと思いますが、ジュンヒョンとリッツォは逆だったかもしれない。相変わらずうろ覚えですみません。
草太君と昌磨君はジャンプ全部抜いてました。昌磨君はフリーだったんですが、曲かけ以外もあまりびゅんびゅん動かない印象でした。眠いのかな?なんて最初は思ったけど、これが基本なのかな、とあとから思い直す。そりゃそうだよな、練習からびゅんびゅんしてるわけじゃないよなあ。

ステファンはストールを肩にかけていました。ストールは紺とグレーのチェックかな。目が悪いのであまり細かく見えないんです、すまぬ。時々飲み物飲んでましたが、ちゃんと自分用のペットボトルも用意しているんですね。当たり前か(笑)。デニスの曲かけはフリーだったのですが、終わると拍手してました。
曲かけ以外も基本的にはデニスを見ているのですけど、意外とずっとデニスから目を離さないわけではなかったんですよ、ステファン。時々違うところを見ている様子で、もしかして今昌磨君見てたのかな、と気付くことも。ショートサイドに樋口コーチがいたので、ステファンからは目に入りやすかったからかもしれません。
デニスが転んだ時には「あっちゃー」とゆっくりリアクション。デニスも「えへへ転んじゃった」といった様子でステファンに近づいていって、なんつーかかなりかわいい光景でした(笑)。「センセイと僕」にやられた人はあれ見て死んだでしょうね(汗)。
練習中はデニスの上着?をずっと持ってて、最後はリュック背負って去っていきました。あああ…。ステファンをこんなに長時間ガン見出来たのは初めてです…。広島開催ありがとう公式練習ありがとう…。思い残すことはあるけどない…←どっちだよ

…だから言ったでしょ、ステファンのことしか覚えてないって(汗)。こんなにステファンばっかガン見してたクズは私くらいかもしれませんがどうか今回だけは許してください(泣)。申し訳ない…。
ちなみに、ここで帰る人が多かった。日本の選手の練習が終わっちゃったからかな。そもそも途中から来る人も途中で帰る人も多く、客の出入りはかなり自由でしたけどね。ただ、曲かけの間は移動はダメだと注意がありました。

本当の最後の最後、男子の第2グループ。曲かけの順番は忘れちゃいました、すみません。
ジョンソンの曲がステファンも使ってた曲でワックワク。Don't Stop The Music。アリエフも今回は来ていて、1回目の練習に出なかったからか、彼がいちばん最後までリンクにいて挨拶して捌けていきました。
パニオットは、たぶん2回目の方だけど、曲かけはいい感じでジャンプ跳べてると思ったら後半がグダグダになってたような…。かなりうろ覚えです、すみません。ちょっと調子を心配してしまいました。
ヴィンセントの曲かけはショートプログラムで、ほぼフルに滑ってたはず。ジャンプは2本転倒してたかも、うろ覚えなので間違ってたらごめんなさい。最後はやっぱり肩で息をしていて、なんかすっごく応援したくなった…。本番頑張れ。

ケヴィンはフリーだったのですけど、このまま土曜日のチケットが手に入らなければ見られないプログラムなので、ひとつもこぼさないようにと必死で見つめました。遊んだことのあるゲームだったらもっと細かいところまで拾ってプログラムを味わえただろうにな、と思うと残念。私はゲームの趣味がかなりマニアックなので、有名どころを逆にあんまり知らんのですよ…。
曲かけの最後はヴォロノフショートプログラムだったのですが、出だしの首振りがかっこよくて痺れた(笑)。何となく、今大会も彼はいい演技をするのでは、という印象でした。


明日の試合でお会いしましょう、的な場内アナウンスが流れ、公式練習は終了。整氷車が入ってくるリンクを少し眺めながら会場を後にしました。捌けていくケヴィンが、観客の声に顔を上げてくれたのが嬉しかった…。横目に見ていただけだけど、きっともう最初で最後なので。

以上、初めて公式練習を見学したのですけど、これまで知らなかったことにたくさん気付けてとても面白かったです。

練習でもリンクから上がる時は客席に挨拶するということを初めて知りました。客席って言うかジャッジにかな。勝手に帰っちゃいけないのかな。
ケヴィンは最後に高速スピンをして練習を終わる習慣なのか、1回目でも2回目でもやってました。選手によってそういうルーティンが色々あるのかな。

曲かけ中はもっとその選手の世界なのかなと思ってたけど、意外とみんな横に寄ったりしないで普通に滑るのね。確かにそれじゃ練習にならんか…。ああだからぶつかりそうになることもあるんだな、と実感。
曲かけも競技同様に滑る選手は少ないのかな。中盤を抜いてる選手が多いなあという印象、あとスピンも。もちろん人それぞれだったけど。ミスしたあとは滑るのを止めたりしてて、競技中は振り返る余裕はないけど練習だからこうやって確認しながら滑れるんだな、と興味深かった。
曲かけの最後に音楽が何分何秒かアナウンスもあるのですね。ちなみに場内で流れていたアナウンスはほぼ英語だったと思う。観客向けの日本語アナウンスはほとんど無かったような。まったく無かったかも。ただ、場内のモニターには日本語で公式練習のスケジュールがずっと表示されてました。

コーチたちの様子も面白かった。ミーシンがトゥクタミシェワから受け取ったジャージをバサッと床に置いてたり(笑)。持っとかんのかーい!タブレットで演技の様子を撮るコーチもいましたね。ステファンはずっと自分の目で見てました。
あと面白かったのがスケーターが出入りする扉。鼻かんだティッシュ捨てるゴミ袋が裏につけてある!まさに舞台裏(笑)。あのティッシュどうしてるんだろうって気になってはいたんですよ(笑)。公式練習だからかもしれないけど。競技中はそれぞれでゴミ袋用意するのかもしれないけど。ヤバいこれからゴミ袋ばっかり見そう←見るとこそこじゃない


もうちょっと近くで見たかった、という思いは残ってしまったので、次回こんな機会があればもっと早く会場入りします(悲)。しかし、フィギュアスケートのチケットの値段を考えると、比較的低価格で一日中いられ、トップ選手たちの滑りを全カテゴリー見られるというのはファンにとっては凄まじいコストパフォーマンスだと思いました。公式練習見に行きたがる人たちの気持ちがわかったわ…。

夜の予定が消えたりして、時間潰してから家に帰ったんですけど、リンクから通勤通学のごとくふつーに家に帰って来たことにちょっと感激しちゃいました…。今までは最低でも高速バスに乗らないと帰れなかったもの、兼旅行だったもの…。ビバ地元開催…。

以下次号。


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NHK杯2018⑥

前述の通り、一般客に公開されたのは午前中の女子の公式練習からだったのですが、残念ながら私は間に合わず、女子の後に行われた男子の公式練習から見ました。
しかし、これも前述の通り、ステファンが広島にいるという感激で意識が飛んでしまい、当のステファンのことすらろくに思い出せない体たらく(泣)。だって、一体何年「いつかステファンに広島に来て欲しい」と願い続けていたことか…。本人に滑ってもらえるのが形としては最高でしたけど、贅沢は言いません。ステファンの演技が見たくて全国のアイスショーに出向いていたようなものなのに、今年は何一つ行けぬまま、何一つ肉眼で彼の演技を見られないままだったので、せめてコーチ姿に出会えただけでも十分に幸せです。今年唯一行ける地元開催の大会に来てくれたというだけで…。


そんなわけで、ろくに覚えてないけど(汗)、まずは男子第1グループ。佐藤君、昌磨君、草太君、デニス、リッツオ、ジュンヒョン。曲かけの順番は呆然としてたので記憶なし(汗)。昌磨君→草太君だったのは確かだと思うけど。

いやもう、ついステファンにばかり目がいってまったく集中できなかった…。ステファンはグレーのニットっぽい上着にストールで、髪は長くなってきちゃったのか横にはねてました。やっぱり巻くのか(笑)。でも昨年はコート姿だったので、それに比べたらカジュアルだし薄着。
ステファンはデニスの曲かけ中に何か言ったりしてたけど、競技中ほど大きく動いたりはしてなかったと思う(笑)。エッジカバーで壁を叩いて拍手したりもしてたような。ちょっとうろ覚え。
…だから言ったでしょ、ステファンのことしか覚えてないって(汗)。ステファンのことすらろくに覚えてないよ(汗)。

続いて第2グループ。まだ呆然としてたので曲かけの順番はやっぱり忘れたけど、第1グループよりは意識がはっきりしてきた(笑)。

曲かけの最初がケヴィンだったのは覚えてる。ケヴィンの演技を一度も見られないまま引退してしまった、とすごく後悔してたので、まさかのケヴィンのエントリーに泣くほど喜んだんですよ。コンディション不良等で結局出場しないこともよくある話だし、こうして無事に広島まで来てくれて感無量です。
ケヴィンは赤いシャツの練習着で、男子選手の中では一際細かったです。こんな細い人だったのか…。そしてもう30歳に近い年代には見えなかった。少年のようでした。1回目の練習での曲かけはショートプログラムだったのですが、フィニッシュの腕の振りが本当に美しくて、当分目に焼き付いて離れることがなさそうです。

アリエフは不在でした。曲かけで流れていたのが切ない曲だったので余計に切ない…。ロシアからだと時差が大変だったのかしら、と思ったのだけど、ヴォロノフは元気に練習してたんですよね。しかも1回目の練習はフリーで、ああこれテン君が振り付けたプログラムだ、と切ない思いで見つめていたのですけど、確か結構流して滑っていたのでプログラムの全容がよくわからなかった(悲)。
逆にヴィンセント君はほとんど流さずに滑ってたと思います。なので曲かけが終わると肩で息をしていました。フリーだったし、競技のプログラムを滑るということはやはり大変なことなんだなとその様子で実感しました。
パニオット君はジャンプがあまり決まってなかったけど、それが1回目だったか2回目だったかちょっとうろ覚え。ジョンソン君はたぶん初めて見るので、まず特徴を覚えよう、という気持ちで見てました。


整氷を挟んでアイスダンス。整氷車にISUって書いてある。ああ本当に国際大会を見に来てるのね…。当たり前だけどこのマシンも広島まで持ってきたってことだよな。なんかワクワクしちゃう。

アイスダンスも第1グループと第2グループとに分かれて練習だったのですが、なんと全員衣装。全員衣装だったのアイスダンスだけだったけど、公式練習はジャッジも見るというから(実際にジャッジ席にもちゃんと人がいたと思う、あんまり真剣に見てなかったけど)練習から気合いを入れるならわしなんでしょうか。
曲かけはわりとみんな途中を流して滑っていた。手の内は見せないのかもしれないし、エネルギーは本番まで溜めておくのかもしれない。どっちのグループの最後の曲かけだったかは忘れたけど、マイケル・ジャクソンの曲のすごいアンニュイなアレンジで面白かった。スコプツォワ&アリョーシンですな。

アイスダンスだけはもっと近くで見た方が面白そうなんだけど、ツイズルなどは上から見る方が合ってるかどうか等々がわかるのかな。全体的に見渡せますしね。そして、衣装が華やかなせいかもしれないけどとにかく女性に存在感がある、アイスダンス。選手が一堂に会してると余計にそう思う。そうじゃないと成り立たない競技なのかと思ってしまうくらい。


そしてまた整氷。一時間半ほども選手たちが滑ると、リンクの表面はこれほど傷だらけになるのだな、と興味深く眺めました。それが整氷されるとこんなにツルッツルになるのね。今まで漫然と眺めてたけど、このツルツルになる仕組みってどうなってるのだろう。整氷車に乗るのに免許は要るのか、道路じゃないから不要?などとそんなどうでもいいこと(笑)もつらつら考えました。

整氷が終わるとペアの練習。第1グループはザビアコ&エンベルトに釘付け。なんか見ちゃうんですよ、つい。
一方、第2グループは木原君に釘付けでした。青い練習着で目立ったからかもしれないけど、なんだかすごくカッコ良くなってて、ずっと木原君ばかり見てしまった。すっかりペアの選手になったのだなあ、としみじみ。
須崎&木原ペアの曲かけはショートプログラムで、競技と同じように滑ってたと思います。ラストが確かケイン&オシェイで、このペアの曲かけも素敵でした。

ペアは上から見ている方が、スロージャンプの大きさなどよくわかり面白いような気がしました。そして特徴的だなと思ったのが全体的に女性が小柄なこと。アイスダンスの女性ほどの主張がなくて、同じペア競技なのにくっきり差が出るものだな、と興味深かったです。ペアも衣装だともっと華やかさが出たのかもしれないですけど。


…公式練習の記事は1回で収まると思っていたのですが、まさかまさかの3回シリーズに…。というわけで以下次号。


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NHK杯2018⑤

そしてついに大会前日。公式練習の日を迎えます。
その前日から、「歩いている人が全員NHK杯に出場するような気がしてくる」というレベルにテンパっていたのですが(笑)、公式練習当日ともなるとテンパり具合は最高潮。元社畜の癖が抜けずに朝5時とか6時とかには起きちゃうくせに、どうして私は予定の時間に家を出られなかったのか…(血涙)。

ここ数年ずっと悩んでいるのだけど、たぶん私は病的に心配性なところがあり、家を出る前に強烈な不安に襲われることがある。会社員だった頃は毎日だったので、その不安をなだめられるように色々「チェックポイント」を設定しなければならなかった。いつまでもチェックを繰り返す私を止められるのはただひとつ、「これ以上出発が遅れたら遅刻する」というもっと強烈な不安だけ。説明が難しいし自分でも馬鹿馬鹿しいのだけど、とにかく本当にしんどい。この「異常な不安」に足を引っ張られ続け、すべての事が思うようにいかない。私が貧しい暮らしに陥ったのもこれが大きな原因だと思われる。これじゃ仕事にならないからです。昔はこんなに心配性じゃなかったので、余計につらい。いつも何かに怯えていて、些細なきっかけで簡単に壊れてしまうのです。つらい。
もう性格なんだなと諦めながら、強いストレス状態が要因だと予想されるのでできるだけストレスから離れることを選び、時間はかかったけど以前よりはずっと楽に家を出られるようになっていたのに、何故、何故今日に限ってこんなに不安に襲われるのだろう、と暗い玄関で心底げっそりした。結局出発をかなり遅らせて家を出る。落ち着かないまま出掛けるよりは良かったかもしれないけれど、ああこれは女子の公式練習に間に合いそうにない…。楽しみにしてたのに…。号泣…。

しかし、家さえ出てしまえば今回ほど楽なスケート観戦はない。荷物の準備も、ホテルや新幹線や夜行バスの手配もまったく要らない。目を瞑っていても乗れる、日常的に使用している交通機関で会場まで行ける。最高でーーーーす!←笑


そんなこんなで会場付近に到着。目を瞑っていても歩けるくらいの場所ではあるが、グリーンアリーナそのものにはそんなに頻繁に行くことはない。でも、「地下に潜りさえすれば間違いなく着く」ということは認識済みである。地下。とりあえずポイントは地下!
一体何億年ぶりに来たっけ、パセーラ…。久しぶりの見慣れた風景を通り抜けて、グリーンアリーナへ繋がる地下道を急ぎ足で歩く。適当なところで地上に上がり、NHK杯仕様に装飾された黄色い柱を見つけて胸が高鳴る。ああ、本当にNHK杯はここで行われるんだ…。

既に公式練習の入場時間は過ぎているため、入口は閑散としている。手荷物検査を受けていよいよ中へ。自由席なので、どこの入口から入ってもいいそうな。

そう、公式練習は完全に自由席でした。なので早くから行って並んでおくのが正解だったと思うのだけど、私があの体たらくだったもので…(泣)。チケットの販売時には午前中の女子の公式練習から見学できる、との案内だったと思うのですが、実際にはその前にアイスダンスとペアの公式練習も行われていて、開場と同時に入ればペアの公式練習も見られたらしい。ああああ…(泣)。いつもギリギリに入場してたけど、早めに入場した方がどうも色々見られて楽しいらしい、ということを今回学んだので、次回からは教訓を活かそうと思います…。

自由席とは言っても、アリーナには座れずスタンド席のみ。それでもこの日がいちばんいい席に座れるはずだったのだが、当然ながらスタンドの前列は既に人でいっぱいだった。とにかくどこかに座らないと、と急いで適当な席に腰を下ろした私は、座った途端にとある人物の姿を認めてその場から動けなくなる。

ステファンがいた。少し遠目だったけど、あれは間違いなくステファンだ。ステファンが広島にいる。本当に広島にいる…。

もうそれだけで胸がいっぱいになってしまって、男子の公式練習の第1グループはほとんど何にも覚えてないです、ごめんなさい(汗)。ステファンから目が離せず、もちろんリンクも見ていたけれどリンクサイドにほぼ集中してしまいました…。レポートを期待していた方、申し訳ありません(泣)。


自由席なので、おそらく休憩目的などで誰かが席を移動するたび、前の方の見えやすい席は争奪戦になっていました。私はだいたい負けていて(汗)、結局いちばん前をぶん取る計画は果たせず。まあそもそも出遅れすぎですよ(汗)。
けれども、後ろの方でもかなり見やすいぞ、ということにもこの公式練習で気付く。スタンドのいちばん後ろの席あたりからの眺めも確認してみたのだが、表情などがわかる距離ではないにしろ、十分によく見えるではないか。後方とは言え中央なので逆に見やすいのでは、と予想していたA席も、これは本当に快適に観戦できそうである。スタンド席は切れ目なくぐるりと会場を取り囲んでいて、どこからでもリンクを見下ろせるのもいい。

そう言えば、某韓国アイドルの追っかけをしている人が言っていた。グリーンアリーナは「神会場」と呼ばれていると。ほかの会場では豆粒くらいにしか見えない歌手が、グリーンアリーナでは最低でもマッチ棒くらいのサイズで見えるため、人気があるのだそうである。過去にライブで訪れた時はそこまで近いと思わなかったが、私がライブ目的で訪れたのはこのグリーンアリーナを含め広島のホールだけなので会場の広さを比較できなかったからかもしれない。
しかし、フィギュアスケートの鑑賞目的ではそれなりに様々な会場に出向いている。それらの会場と比較しても、確かにグリーンアリーナは指折りに視界良好だった。それは会場が狭いということでもあり、チケット争奪戦になってしまったのはこの会場のサイズも大きな原因だったのではと思うけれど、現地観戦の楽しさを味わえるという点では非常に適した広さだと言えるのではないか。豆粒にしか見えなくても会場でしか味わえない臨場感はあるけれど、どうせ見るならしっかり演技が見えた方が良い思い出として心に残るだろうから。

客入りはそこそこで、前の方は埋まっていたがスタンド上方はスカスカだった。公式練習だけは直前まで余裕でチケットが取れたのだけど、なるほどこれなら慌てなくても良かったな。発売当日に、発売時間と同時に購入する勢いで買いました(笑)。ただ、競技のチケットは文字通り争奪戦だったので、この通り気軽に見に行ける日があったのは良かったのかもしれない。
なので、この日だけは会場も少し寒かった。リンクからじわじわと冷気が立ち上ってきて、膝掛けがないと少しつらかったかもしれない。翌日以降はむしろ暑かったので、会場の気温は観客の数にも左右されるのだと学びました。こんなにスカスカのショーになんて行ったことないしさ。

以下次号。


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NHK杯2018④

いよいよ開催間近、という時期になると、NHK杯に関連した番組やイベントなども見られるようになりました。ここで少し書き留めておきます。


まず、11月2日放送の『ラウンドちゅうごく』。広島の放送局が制作しているテレビ番組なので、地上波では中国地方でしか放送がなかったんじゃないのかな。

ゲストは伊藤みどり。なんと彼女が11歳の時のNHK杯の映像が流れる。すごい貴重映像。さすがに出場はできずにエキシビションだけだったみたいだけど、11歳とは思えないジャンプの高さ…。
さらに、前回の、27年前のNHK杯の様子も。トリプルアクセル半端ない高さ…。会場は映像を見ても確かにビッグウェーブだったんだけど、もうあそこじゃ無理だな絶対…。

出場選手の紹介も。男子は昌磨君だけ映像ありで、女子は3人とも映像あり。草太君と佐藤君は写真だけだったの切ないんですけど(泣)。
アナウンサーの体を張ったジャンプの説明(笑)も面白かったし、興味深かったのがビッグウェーブで練習中の地元の子達の様子。フラッグスケーターの練習はわかるんだけど、フラワースケーターの練習もするんだ、これは初めて知った。この子達も頑張って欲しいなあ。
福屋でのNHK杯の展示の様子に、レジェンドオンアイスについても。荒川さんや織田君、高橋君のインタビューが流れる。

こう考えると話題が本当にたくさんある大会。なかなかてんこ盛りの番組でした。これ見て行きたくなっても既にチケットが公式練習くらいしか取れないのがむごい…。NHK側も8K放送の案内やテレビの放送予定しか言わないし(悲)。

BSでも放送予定になっていましたが、見所を押さえていてなかなか面白かったので、全国で見てもらえるのは良かったんじゃないのかなあ、とすごく思いましたです。


続いて、ラウンドちゅうごくでも少し様子が流れたNHK杯の展示「銀盤の軌跡展」について。広島駅前にある福屋というデパートでの開催。
会期が約二週間あったので、2回ほど見に行きました。入場無料の展示としては破格の充実具合で、10分くらいでさっと見て回れるものかと思っていたのに実際はたっぷり一時間半も鑑賞しておりました。

会場で流れている映像が素晴らしかったんですよ!NHK杯40年の歴史の間に出場した往年の名選手が次々と…!コーチとしては知っていても演技は見たことがない、というスケーターも多く興味深かった。五十嵐文男さんって若い頃こんなんだったんか!って衝撃を受けたり(笑)。白髪のおじさまというイメージしかなかったんですよ。
2000年代に入ると、知っている選手ばかりになってきて懐かしさで胸がいっぱいに。映像だけでなくパネルもたくさん貼られていたのですが、「あの衣装」のトマシュやジェフ、ジョニーと食い入るように見つめる。テン君の写真には泣きそうになってしまいました…。順位も決して良くなかったのにこの写真があることに、ある程度フィギュアスケートをちゃんと見てきた人が企画に携わったのだろうな、と何となく思いました。
チャーリーの写真はもっと上の方に貼って欲しかった、個人的に(笑)。あとケリガンとハーディングの写真が並べてあるのにも笑ってしまった。ワイドショーでめっちゃ騒がれてたことしか覚えてないんですけどね。
このメンツにステファンがいないのは残念だけど。一度もNHK杯出てないんですよね。ヤグディンもいなかったってことはそういうことなのか。私はソルトレイクでファンになったから、彼の現役時代はあっという間に去ってしまってそれほどたくさんの試合は見られなかったのですよね…。

8K映像も興味深かったです。後ろの方で見ても、太ももの筋肉の筋まで見えるのか、となかなか衝撃。綺麗に見えるのはありがたいけど客席にいるの映されたら地獄だなとも思った(汗)。音響も8Kだと綺麗なのかな。
流れていたのは高橋君、真央ちゃん、羽生君、メドベージェワだったのだけど、高橋君の演技が私がもう一度見たかったやつで嬉しかった。2013年のNHK杯、めちゃくちゃいい演技だったよな、何かが乗り移っていたような。感動してたらモロゾフが泣いてるの見て完全に我に返った記憶がある…(笑)。モロゾフは高橋君が大好きだったよねえ。高橋君の演技をひとつだけ挙げろと言われたら私はあれだな。モロゾフ込みで。
羽生君はスペシャエキシビションの演技だったけど、それもNHK杯扱いになるのか。てっきりSEIMEIでも流すのかと思ってたので意外でした。

衣装もいくつも展示されていまして、本田君のアランフェス衣装がボロボロなので「汚れすごい」的な感想を漏らしたら「最初からこうでしょ!」とつっこまれたり(笑)、カロリーナや真央ちゃんの衣装の細さにびっくりしたり、これまた面白かったです。いちばん最初に目に入るのがプルシェンコの衣装だったんだけど、黒に金なので「羽生君の今シーズンの配色…。このガチファンめ…」と心の中でつっこんだり(笑)、懐かしのあの衣装やこの衣装が一同に介しているのは迫力でした。

エレメンツの説明のボード、メダルやトロフィーの展示、ととにかく見ごたえがあって、「ここは本当に私が時々唐揚げ半額で買ってる(唐揚げ美味しい。定価じゃなくてすみません)あの福屋なのかな」と信じられずにいたのですが、入口で流れていた映像のBGMに混じって『それ行けカープ』がうっすら流れているのを耳にし「確かにここは福屋ですね」と納得したという(笑)。たぶん私がいちばんよく行くデパートがこの広島駅前の福屋なので、余計に「日常に舞い降りた非日常」感がすごかったです…。

グッズ類も色々売られていたのですが、貧民過ぎるのでほぼ諦める(泣)。羽生君のDVD実は持ってないから欲しかった。NHK杯に出場してないステファンの自伝も(笑)。でもサイン入りと普通のと2冊持ってるのよ既に。お金持ちだったら「この人素敵ですよね~」って演技しながらもう1冊買ったのに…←いらん気遣い
しかしこれだけはチャレンジしてきた。昨年もNHK杯の会場に置いてあった、アクリルキーホルダーのガチャ。誰も覚えていないだろうが、「来年はスーパーゼウス(=羽生結弦)を当てる」と私は天に誓っていたのである。スーパーゼウスとか言ってるあたりに世代を感じてください(笑)。

どうやらガチャは新しい絵柄になっているようだ。何でも当たれば嬉しいので、昨年と同じく4つ引いてみる。
店内の椅子に座って早速がさがさと開封の儀式を行った私は、思わず「出た…!」と呟いてしまい、近くにいたどこぞの奥さんに「何が出たの?」と聞かれてしまった(笑)。そうです、2年越しで羽生君当てました(涙)!どこぞの奥さんも「良かったね」って言ってくれたよ(笑)。
しかも羽生君がSEIMEI衣装だったのでニヤニヤする。そうか昨シーズンの衣装に変わっているのだな。残り3つは昌磨君と友野君と新葉ちゃんでした。うおおおお嬉しいいいいい!昌磨君2年連続で当てたよ。来年もやったら当たるかな?乞うご期待←来年も行くのか?

ちなみにNHK杯の期間中を避けてその前後に出向いたのですけど、NHK杯終了後にはNHK杯のグッズも置いていて、ますます欲しくて血の涙が止まりませんでした…。私は…、私はどーもくんが大好きなんですわ実は…。昨年もぜーんぜんグッズ買えなくて泣いたのに…。しかも今年のは40周年記念版っぽいのに(泣)。
でもこれだけは、とスケート靴を履いたどーもくんのぬいぐるみをゲット。後述しますが会場では売り切れていたので、ここで買えて良かったです。貧民なのでものすごーく迷ったんですけど、広島開催の思い出がどうしても欲しかったので許して…。

そうそう、福屋の1階にも表彰台とスケーターのパネルが設置されてフォトスポットになってたのですけど、9階の展示場と離れすぎていて気付かれてないのでは、と思いました。私も福屋のツイッター見なければまずわからなかったし、1回目に出向いた時には完全に忘れていて見ずに帰ってしまいました。9階に場所がなかったのでしょうが、1階の中でもわかりにくい位置にあったので、気付かず帰ってしまった人も多かったのでは…。いちばん目立つ位置はカープコーナーになってたからしょうがないのだろうけども。
パネルは荒川さん、羽生君、高橋君、真央ちゃん。日本最強のメンツだったので、もっと強烈にアピールしていて欲しかった。もったいない…。

あああ、小規模でもいいのでまたこんな展示広島でもやってください…。私が感激の涙を流しながら参ります…。

以下次号。


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NHK杯2018③

さて、時は流れていよいよチケットの発売が近付いてきます。どうしても行く、と決めていたので、確実にチケットをゲットするために色々準備は進めていました。
ただ、実力もないままうっかりフリーランスになろうと決めてしまった私には諭吉があからさまに足りず(食べるものにも困るレベルに…。今もだし…)、ちょっと無理ではないかと考えるしかなかった時期もあり、それがチケット争奪戦への敗北にも繋がったのかな、と思います。

そうなのです、絶対に全日見るぞ、と決めていたものの、土曜日だけは最後まで取れなかったのです…。

先行抽選、先着販売、チケットトレード、すべてアウト。開催前日におそらくは放出チケットの販売があったとあとから知った時にはもはや涙も出なかった…。私の周囲だけを見渡しても、土曜日のチケットが当たった人よりも当たらなかった人の方があからさまに多かったので、やはり全カテゴリー見られる上に休日にあたる土曜日の競争率は高かったのだな、と当たり前かもしれませんが予想していいでしょう。
どうやら遠方の人には僻地に感じるらしい上、地元の人間の関心が薄い広島という開催地、羽生君が出場しない、といった点から多少は競争率が下がるのでは、と予想していたのですが甘かった。男子だけでも、昨シーズンで引退だと思われていたケヴィンにテン君の振付した作品を滑るヴォロノフ、怪我から復活してきた草太君のエントリー、と話題性に富んでいましたし、オリンピック直後のシーズンで関心も高い上に滅多にない中国地方での国際大会。私の予想以上にファンが期待を寄せる大会だったということなのでしょう。


そしてもうひとつ敗因だと考えられるのが、私が予算の都合上A席でチャレンジしていたことではないかと思います。
A席は最も価格が安く、S席の半分。最も安い席は端だったり後方だったりと決して視界が良くない席であることがほとんどなのですが、今回のNHK杯でもA席は最後方にあたっていました。
しかし、席割をよく見ると、確かに後方なのですが、位置的にはロングサイドの中央部分なのです。リンクからの距離さえ気にしなければ、中央は最も見やすい位置です。むしろ少し距離がある方が、上から見下ろした方がリンクを全体的に見渡せて逆に演技が面白く感じられる場合もあります。テレビではあまり見られない角度でもあり、現地観戦の醍醐味が味わえる位置と言ってもいいかもしれません。それをほぼ確実に、最も見渡しやすい中央の位置で見られるとあっては、観戦慣れしている人の中には狙う人も少なからずいたのではないでしょうか。
さらに、価格が安いこともあり、「地元でやってるからとりあえず見てみたい」という程度の人物ならA席で申し込んでみる場合も多かったのではないかと予想することも可能でしょう。おまけに金曜日と日曜日については広島県が特定の条件下で懸賞も行っており、その対象もA席でした。私は条件にかすりもせず申し込めなかったのですが、懸賞をやるなら金曜日だけにした方が良かったような気もします…。30年ぶりくらいの開催ですし、自治体にも色々予想外だったのでしょうけど。
そして、上記の需要をすべて満たすには、A席の範囲は狭すぎたのです。

途中でそのことに気付いた私は、最も範囲の広いS席も狙っていく方向にシフトしたのですが、おそらくは方向転換の時期が遅すぎました。そう、完全に作戦ミスです。回数は少ないですが、これまでに観た競技はすべていちばん安い席のみ申し込んで当てていたので、何とかなると思っていたのも敗因でしょう。昨年一発で土日を当てたのは(金曜は都合がつくかどうかわからず申し込まなかった)いわゆる「ビギナーズラック」だったのだと思うに至りました…。とほほ。

実は、これまでに申し込んだチケットを外したことは一度もありませんでした。第三希望くらいでどうにか引っ掛かった、ということはありましたが、完全に外してしまうことはなかったのです。ええ、人生初の敗北。昨年のNHK杯の金曜日のパブリックビューイングには外れたけど、あれはちょっと別計算かな。
過去にグリーンアリーナで2回ほどライブ鑑賞したこともありますけど、その時も外さなかった。ちなみに福山雅治氏。ファンクラブでもないのによく取れたね、と友達は言っておりましたが。友達の友達は全敗だったらしかったので。平日を狙ったから取れたんじゃないかと思うけどね。ついでに言うと、そのうちの1回は東日本大震災の前日に行われたライブでした。ものすごく楽しかった翌日にあの惨事だったので、一気に地獄に引きずり下ろされたようで、テレビで見ているだけなのにとてもショックでした…。あの時の気持ちはちょっと忘れられない…。

おそらく、今後も私のチケット運は強いんじゃないかと勝手に予想しています。何故なら「執念」があるから。しかしその執念をもってしても今回は勝てませんでした(泣)。そう、私に足りないものはただただ諭吉。執念も諭吉が不在では威力を発揮できないのです(泣)。ああ、直前の週に行われた浅田真央サンクスツアーを諦めてでもNHK杯に懸けたのに…。いつまでも土曜日が取れないのでサンクスツアーに切り替えようとも思ったのですが、今更過ぎて当然取れませんでした(泣)。


会場で見るつもりだったのでパブリックビューイングにも最初から申し込みをせず、結局土曜日は家で見ました。すぐそこで行われているのに、と残念で仕方なかったですけど、今回はひとつ救いがありました。そう、大会前日に行われた公式練習のチケットが売り出されたのです。
ショーに集中していてあまり試合を見に行っていなかったので、公式練習単体でチケットが売り出されることがどれだけあるのか実際のところはわからないのですが、これまでの記憶にある限りは、NHK杯の公式練習のチケットが販売された、という話は聞いたことがなかったように思います。少なくとも昨年は販売されなかったはずです。
思いっきり平日ですが、そこは地元開催の強み。旅程などを気にすることもなく気軽に見に行けます。しかも、10月に広島で行われるはずだったフィギュアスケートのライターさんの講座が中止になってしまい、そのために確保していた予算がちょうど回せる価格。これ幸いと購入しました。

講座が中止になってしまったのはものすごく残念でしたけど…。スケートファンとしても、今後の自分の方向性の面でも心底お話を聞きたかったのです。そろそろ申し込まなければ、と思っていた矢先の中止で、もし私がさっさと申し込んでいれば中止にならなかったのでは、などと考えると悔やむに悔やみきれませんでした。
以上の点からも想像がつく通り、広島は集客が難しい地域なのです。地元の人間なら誰もが知っているチームを擁する野球やサッカーならともかく、フィギュアスケートに関しては広島では十二分にマイナースポーツだと考えていいのではないかと思います。なので、なかなか大きな大会やショーが開催されることもなかったのではないでしょうか。熱心なファンはいくらでも遠方から訪れる、と今回の件でよくわかっただろうと思われるので、今後は定期的に開催されることを願うのみです。

そんなわけで、結局土曜日以外の3日間を会場で観戦できました。土曜日の予定が立たず最後までわらわらしましたが、地元開催だからこそ対応できた事態とも言えます。自宅から会場に通えるというのがこんなに楽だとは…。お願いだからまた開催して…。

以下次号。


「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。これまでにこちらにも書いていたフィギュアスケート以外の話題は、現在ほぼnoteに集約させております。自分自身の話や日常の話題など、日記的に使ったり小説書いたりしてますので、noteにも是非遊びに来てくださいね。
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NHK杯2018②

さて、ここで1年前に書きかけて、結局記事が長くなりすぎるために諦めた話題について触れておきます。

これが1年前の該当の記事ですが、↓
usagipineapple.hatenablog.jp


この記事で私はとある夢を見た、と書いています。ただしその夢の詳細は記述しておりません。これがまた時々ネタにしている「特定の傾向を持つアホみたいな夢」だったと確証が持てたので、今回もネタにさせていただきます。


NHK杯の10日ほど前のことだったと思います。その日も私はいつものようにわけのわからない夢を見ていました。

羽生君のクリアファイルを求めて、家族に頼んで車を出してもらい、デイリーヤマザキを巡る私。唯一ゲットしていなかったデイリーヤマザキ限定のファイルが欲しくて夢にまで出てきたのでしょう。夢の中でどうなったのかは忘れてしまいましたが、結局現実ではデイリー限定のファイルは手に入りませんでした(泣)。

ファイルを探して、私はどこかの団地(安佐南区安佐北区っぽかった←広島の地名です)のデイリーにたどり着きます。そこは大きな食堂に併設されたデイリーで、食堂は賑わっているのですが、デイリーの店内は薄暗く、客も見当たりません。
しかし、よく見ると陳列棚の間がうっすら明るくて、そこでゆず(歌う方)がライブをしているようです。お客も数人いたような、いなかったような。確かスーパーだかコンビニだかを回って手作りライブをやっているとかいう設定になっていたような。うろ覚えですが、とりあえず意味がわかりません(笑)。

そしてそのデイリーから何故かオーサーが出てきます(笑)。何故(笑)。しかもオーサーは、広島で通称「赤バス」と呼ばれている広島バスの便を待っているらしい。なんでオーサーなのに路線バスで移動、とツッコミを入れそうになったところ、店内からなんと羽生君が現れる。羽生君は「大リーグボール養成ギプス」みたいなのを背中に着けているらしく、しかもカープ坊やの柄だった。さすがカープファンだな、と感心していると(←いやツッコめよ養成ギプスに)、羽生君は慣れた手つきでタクシーを呼び止め、わざわざバスで移動せんでも、とオーサーを促して一緒にタクシーに乗って去って行き、私は「騒ぎにならなくて良かった」とホッとします。

だが何故オーサーと羽生君が広島にいるのか、NHK杯大阪では?と疑問にも思う私。少なくともオーサーは女子選手(デールマン?)と広島のリンクで練習していたらしい。広島のリンクってビッグウェーブしかないじゃん、ここ東区じゃないんでは、とデイリーとの位置関係を謎に思ったり色々してるうちに目が覚めた、んじゃないかと思います。


…わけがわからないでしょう(笑)。ええ、わけがわかりません(笑)。クリアファイルが欲し過ぎてこんな夢を見たんだろうな、と夢を見た当初はその程度にしか思っていませんでした。
ですが、これだけはっきり覚えている夢の場合は、「何らかの未来を示している夢」である可能性が実は高いのです。私の場合は、ですけれど。

NHK杯の会場で「来年は広島」という告知を見た私は、興奮状態から醒めてから、この夢を思い出してハッとしました。ああ、これいつものやつだ。予知夢だ。ということはおそらくNHK杯には行けるはずだ。来年のことはまったく見えないが、諦めず行く方向で検討しよう、とこの時点で私は覚悟を決めます。
ですが同時に、この夢が一体どの時点のことを指すのかハッキリしないな、とも思ったのです。何故ならこれまでのパターンから分析するに、私の「予知夢」はせいぜい3ヶ月程度先のことしかわからないと予想されるからです。1年も先のことなどわかるだろうか?と疑問に思った私は、しばらく様子を見ることにしました。

もし1年先のことが「わかった」のなら、羽生君はNHK杯に出場するはず。でもこの時点では、羽生君が平昌後にも現役を続けるかは不透明でしたし、これまでの夢のパターンからしても1年後のことを示している可能性は低い気がしました。ただ、何となく、羽生君は来シーズンも続行するのでは、とこの夢を見てから思うようになってはいました。
もしいつもの通りのパターンで、少し先のことが「わかった」のなら、私に見えたのは「NHK杯の開催地は広島」という事実の方であると考えるのが適当でしょう。その場合はおそらく羽生君=NHK杯の象徴、と予想されます。何故なら、私が昨年のNHK杯のチケットを取ったのは、どうしても羽生君が現役の間に彼の競技での演技が見たかったからです。グランプリファイナルも日本開催でしたし全日本もありましたが、今もですが貧困に喘いでいた私は、広島からいちばん近い大阪のNHK杯に焦点を定めていたのです。

私が昨年の時点でこの夢をネタにせず、そのあとも結局ずっとネタとして記事にしないでいたのは、記事が長くなりすぎるという点もあったけれど、この通り「確証がなかった」からです。少なくともアサイン発表まで待たなければ、どちらのパターンか判然としない、と考えていました。
結局、ほぼ私の予想通り後者のパターンだったということになります。やっぱり「しょうもないネタにしか思えない予知夢」の場合はそんなに先のことまでわからないらしい。夢じゃなく「見えた」時は半年先のことでしたし(できればそのことは見えたくなかったけど…)、何年後か知らないがあれは未来のことだろう、とほぼ確信している夢もありますけど、おそらくそれはかなり特殊なパターンです。


はー、やーーっとネタにできたわこの話。スッキリ。いや、ネタにしなくたってまったく構わない内容なのですけど、ちょっと笑えるじゃないですか。路線バス普通に待ってるオーサーとか(笑)。
昔は「大したことはわからないとはいえ何でこんな夢を見るようになったんだろう」と随分悩んでいたのですが、現在はすっかり考えるのが面倒になり、ネタとして楽しんでおります。今回は推理や答え合わせも楽しめたので、なかなかネタとしての質も高かったのでは。あくまで私にとって、ですけど(笑)。

これも予想ですけど、私が今関心があって、強く感情が揺さぶられる出来事がフィギュアスケートくらいしかないんじゃないのかな。だから夢もたいていスケートのことなんじゃないだろうか。家族や友達については全然何も見ないけど、近々に何も起きないから見えないんだろうし、もしかするとあまり関心が…(汗)。みんな私の心を揺さぶってくれ、いい方向に(笑)。
一応付け加えておくと、私は他人に善行諸々を強いるあやしげなスピリチュアルはまったく好きじゃないですし、このあやしげな夢諸々をネタ以外に活かそうとは全然思ってもいないです。夢に何らかのヒントが隠れていることは多いので、それに逆らわずに生きようと考えるのみ。

羽生君に出場して欲しかったですけどね、地元だし。ああやっぱり夢のパターンは正しいや、と思うと同時にすごく残念でもありました。ただ、ヘルシンキに約4000人も日本人が観戦に行った、という話からして、もし羽生君が出場していたらチケットは争奪戦どころの騒ぎではなかったのではないかと予想されます…。今年のNHK杯の放送でアナウンサーが「5500人の観客」って言ってたから。私は400人の間違いではないかと思ったが、どうも本当に桁がひとつ違った様子。遠く離れたフィンランドでその数字なら、日本での試合となると羽生君のファンだけでその5倍は争奪戦に参加したのでは…。無理だよそれ、まずチケット取れない。
そしてもうひとつ、私が過去に2回会場で見た競技のうち2回とも、羽生君は欠場しているのです。地元開催のNHK杯はどうしても見たいけど、また同じことが起こったら…、と実はかなりビクビクしていました。だから安心してチケット争奪戦に参加できたものの、羽生君の競技での演技を見たい、という私の願いは今年も叶いそうにないな、とかなりがっくりもしております(泣)。ネタの神様、私に羽生君を見せておくれよ…。今年はショーにも行けなかったのに(泣)。

以下次号。


2018年9月より「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。以前はこちらにも書いていたフィギュアスケート以外の話題は現在ほぼnoteに集約させております。自分自身のことや日常の話など、日記的に使ったり小説書いたりしていますので、noteにも是非遊びに来てくださいね。
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NHK杯2018①

2017年11月。大阪市中央体育館の天井に近いくらいの席で、スクリーンに映し出されたその文字を見た私は、思わず叫び声を上げていた。

広島。
来年の、2018年のNHK杯の開催地は広島。
ずっとずっと長い間、見果てぬ夢だと思っていた「地元で開催される大きな大会」への1年が、あの日から始まった。


スケートファンにとって不毛の地に近かった広島に、まるで盆と正月が一緒に来たかのようにショーやスケート関連のイベントが開催され続けた2018年。その中でも最大の催しが、やはりNHK杯だったのではないかと思います。なんと27年ぶり、前回の開催はカープがリーグ三連覇する前に最後に優勝した年と同じ。カープの優勝は四半世紀ぶりだと随分騒がれ、熱狂し感涙にむせぶ街の様子がおそらくは全国の番組でも流されたのではと思いますが、是非それを思い出していただきたい。あれと同じことが広島のフィギュアスケートファンにも起こったと思っていただきたい。どれだけ長いこと待っていたかを想像していただけたら、今回の開催にどれだけファンが喜んだかはおわかりいただけるのではないでしょうか。

それに、広島ではもう10年くらい、フィギュアスケートのイベントと言えば毎年ビッグウェーブで開催されるスケートヒロシマやスケート感謝祭くらいで、プリンスアイスワールドのように一般的にスケートファンが連想するそれなりの規模のあるアイスショーすら行われていなかったのです。人口や街の規模を考えたら、「広島だけ綺麗に飛ばされてる」感は否めなかった。
そもそも広島は集客が難しい土地だという噂で、ライブなどもよく飛ばされているのでそういう点も関係していたのかもしれませんが…。確かデューク更家さんが東京の次に支店?を出したのが広島で、「広島で流行れば全国どこでも流行る」と言われたらしいというエピソードをうちの母親がテレビで見たと言って話していたことがあったのですが、そういうお土地柄なのかもしれません。そう言えばよく新商品の実験だかテストだかが行われるとも聞いたことがあったな。新しいものに飛び付きにくかったり、形として残らない経験にお金を出さない人が多いのかもしれないです。

ところがこの2018年になって突然、約10年ぶりにプリンスアイスワールドが、さらに浅田真央サンクスツアーが、そして27年ぶりにNHK杯が開催されるという「まったくなーんにもなかったのに突然なんだよ」とあわあわ震え続ける事態が大発生…。広島で何か開催してくれ、と叫び続けていた私の声がついに天に届いたのか。ああネタの神様お前か。って絶対関係ないわ(笑)。


そうだよ、ずーーーーーーっと妄想し続けていたよ。ソルトレイクシティーオリンピックヤグディンの演技に新たな世界への扉を開けられたあの日から16年ずっと。昔は開催されていたプリンスや、スケートヒロシマを見にビッグウェーブへ足を運んだことは何度かあったけど、比較的小さな会場のビッグウェーブでは今のスケート人気を考えたら大きな大会やショーは厳しいだろう、それならばグリーンアリーナしかないと。

広島では最も便利な場所にあるグリーンアリーナ。交通やら食事やらには何の問題もない繁華街で、おまけに徒歩圏内には世界遺産。しかもそこは平和を祈る場所として地球規模で知られた地である。
ここでフィギュアスケートのイベントが行われたなら。外国のスケーターはきっと、すぐ近くにある広島城平和公園を訪れるだろう。何故かスケーターが大好きらしいスタバも地下街にあるぞ。もしかしたら市民球場の跡地でイベントやってて観戦のついでに楽しめるかもしれない。

札幌から福岡まで全国津々浦々出掛け続け、それはそれですごく楽しいしまたやりたいと思ってはいるけれど、時間や経済的な面ではかなり大変なのは疑いようもなく事実。まるで通勤や通学の感覚で自宅から通えてしまう場所でフィギュアスケートのイベントが行われたなら。どんなにどんなに助かるか。
そして、コンパクトに都市機能や観光地が詰まったこの街を、海にも山にも囲まれたこの土地を、スケーターや関係者、スケートファンの皆様に楽しんでもらえたら。

真央ちゃん、高橋君、そして羽生君。スター選手が次々に生まれても、広島だけはフィギュアスケートのイベントとほぼ無縁のままだった。試合の放送が流れなかったり、ほかの土地では行列が出来たというオリンピックの記念切手がごく普通に買えたり、確かに盛り上がりにも欠けていた。いわゆる「田舎」ならば諦めもつくけれど、仮にも政令指定都市であり、町田樹というオリンピック選手も輩出した街なのに、と日本各地で行われるショーや試合を羨ましく眺めていた。もうこのまま、何も開催されることのないまま、妄想は妄想のまま終わり、私はいつか広島を離れるのだろうとぼんやり思っていた。

だから、だから1年前に大阪のNHK杯で「広島」の文字を見た時に、あまりの衝撃にとても信じられず、同時に味わったことのないほどの喜びに包まれたのである。どんなに、どんなに嬉しかったか。どれだけ首を長くして待っていたか。ちょっとだけでもその気持ちが伝わったのなら嬉しいし、今回の一連の記事はそれを前提に読んでいただけたらと思っております。

というわけで、旅には出ていませんが今年の旅日記のメイン、NHK杯の観戦日記を本日より綴って参ります。たいへん長い記事になりますが、どうか最後までお付き合いください。

以下次号。


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ロステレコムカップ2018雑感⑥

生放送!生放送ー!エキシビションは予定がだいたい決まってるから逆に生放送しやすいのかしら。時間的にも眠くならないのでありがたいですね。解説は佐野稔さん。羽生君が出ていたらあとから見て喜んだんだろうになあ…(泣)。

エキシビション


1:チームクリスタルアイス
シンクロナイズドスケーティングからスタート。フィンランドエキシビションでもやってたけど、フィンランドとは全然違うイメージのプログラム。照明の赤と相まってめっちゃかっこよくて素敵でした。


2:カミラ・ワリエワ
ひいいいいい待って!待って12歳?スピンうっま!めちゃくちゃうっま!
やっぱりエテリ門下なのか。振付もエテリか、めっちゃわかる。ロシアはこんな子をまだ隠してるのか…。あわわわ…あわわわわわ…。


3:ジュリアン・ジージエ・イー
面白いやつきたああああ!道具多いやつ(笑)!いまいちストーリーはわかんないですが、わかんなくても楽しいからOKです。モップ抱き締めてるところで笑ってしまう。クリムキンも入ってる、すげー。


4:エリザベート・トゥルシンバエワ
テン君の名前がコールされる…。ああこれテン君の追悼プログラムなんだ…。彼女は同じ国で代表として戦っていたわけだから、悲しみは深かったはずだ…。


5:ダリア・パヴリュチェンコ&デニス・ホディキン
雨の中で出会った二人…?なんか雰囲気あって素敵ですねこれ。ラストは傘がひっくり返っちゃってて、シリアスに終わってたのにちょっとかわいい。


6:アレクサンドル・マヨロフ
カナダの時とは違うエキシビションかな?ジャケットの裾が長くて滑りにくそうなのに豪快なバレエジャンプにひっくいハイドロ!薔薇をくわえてるのにはちょっと笑っちゃった。放り投げた薔薇は幸運な観客が手にしたのかしら?男子はノリのいいプログラムが続いていいですな。


7:アレクシア・パガニーニ
照明が真っ青で、深海の底で滑ってるようですごく素敵。ジャンプ高いなー。エキシビション初めて見るけど、いい選手ですね。好きで選んだ曲なのか、何となく伝わるものがあったかも。


8:ソフィア・エフドキモワ&エゴール・バジン
女性もパンツ衣装で珍しいな、と思ったらアイスダンスか。すげーかっこいいマイケル・ジャクソンプログラム。途中で上着を脱いで開放的に。ものすげーリフト、これは会場沸きますね!


9:友野一希
超キレッキレ!ジャンプもバシバシ決まって試合より断然キレッキレじゃないですか(笑)!観客もめっちゃノってるし。エキシビション番長ぶりがとっても面白いわこの子…。佐野さんも気に入ったっぽいぞ(笑)。


10:アシュリー・ケイン&ティモシー・ルデュク
へー、ルデュクさんのお姉さんが作った曲なのかあ。歌声もそうなのかな、どうなんでしょ。二人が離れて滑ってるときはずっとシンクロしてるのがすごい素敵。動きがバチッと合ってて。このプログラム好きだなあ。


11:ソフィア・サモドゥロワ
この曲が気になる…。すごい強いボーカルでインパクト大。ジャンプは転倒しちゃったが、まあエキシビションだしね。はい、最後のウインクに皆さんやられましたね(笑)


12:アナベルモロゾフアンドレイ・バギン
あらら、出場予定だったカップルの代わりに急遽出場なのか。すんごいリフト?におおおおー、ってなってたら転倒しちゃった、アイスダンスでここまで転ぶの珍しいな。
ん、このお名前…。あ、やっぱりモロゾフのお嬢さんか!こんな大きなお嬢さんがいるんですねモロゾフも。そういや日本のショーで二人で滑ってたことなかったっけ?


13:キーガン・メッシング
あああこれもっかい見たかったやつー!簡単そうにやってるけど足さばきすげー!壁も跳び蹴り(笑)!って壁壊したのかキーガン?壁こすったあとなんか白いの身体についてるけど!剥がれた?(汗)


整氷の間にCMの嵐。友野君のインタビューがここで。だいたい突っ込みたいところは本人が先に答えてくれてる(笑)。やーっぱりエキシビションが好きなんだ、うんうん、めっちゃわかったよ(笑)。そう言えば友野君は全日本で見たことしかないかも、エキシビションも見に行きたいなあ。


14:アンドレイ・クトヴォイ
ロシア期待の若手枠。13歳かあ、佐野氏べた褒め。この曲テン君も滑ってたやつだっけ、と思ったら彼も追悼プログラムなのか…。本当ならテン君もロステレコムに出場してるはずだったものね…(泣)。


15:ミリアム・ツィーグラー&セヴェリン・キーファー
季節間違ってる人たち(笑)。リフトされながら投げキッス!かっこええええ!ケーキ本物っぽい?曲に合わせてケーキなのかな、歌詞全然わかんないけど。


16:アンドレイ・ラズキン
衣装が練習着です…。枯葉なのに照明が真っ青過ぎてまるで海。ノスタルジックで良かったと思います。もっと年取っても滑れるプログラムではないかな。


17:クリスティーナ・カレイラ&アンソニー・ポノマレンコ
アップになると肩の筋肉がすごいなあ、女性でも。かっこいい。素敵な人を見つけて踊り出したのかしら。流れと雰囲気のある演技でしたね。


18:イム・ウンス
かわいい子ですなあ。NHK杯の時は遠目でも衣装が変わってるの気付けたけど、テレビだと細かいところまでよくわかりますね。衣装だけじゃなく身のこなしとかもかっこよくて面白いプログラム。


19:ニコル・デラモニカ&マッテオ・グアリーゼ
セコンドは会場によって変わるのねきっと(笑)。ボクシングからボディービルダーの話になったのか?なんかリフトされながらマッチョポーズしてるけど(笑)!と思ったらやっぱりまだボクシングだったらしい。最後は求愛が通じたのか(笑)。佐野氏も大ウケ(笑)。脱いでこそヨーロッパ男子だが(※偏見)デラモニカさんの筋肉もすげえええ!


20:ミハイル・コリヤダ
すごくスピードもあったしスピンが上手いなあ。イーグル!イーグル!歓声も凄いので地元人気も高いのでしょうね。佐野さんの言うとおりもったいない選手ですよほんと…。


21:サラ・ウルタド&キリル・ハリャーヴィン
フラメンコでいいのかな。裾の長いスカートの使い方も手拍子もかっこいいし、リフトが派手!爆発しそうに派手。すっごい情熱が溢れてて、さすがスペインの方々…!


22:白岩優奈
あらら、何でもないところで背中から転んでしまった、本人も苦笑い。でもそれすらかわいく見えてくるくらいキュートな振付。稔の解説がちゃんと解説になってた(笑)。確かに転倒からリラックスした雰囲気になったわ。


23:モリス・クビテラシビリ
エキシビションでもジャンプ跳びまくりー!後半の男子はバラードでしっとりかと思ったら、後半に曲が変わってからすんごい変わった技も入れてて面白い。稔も思わず感心してましたね。


24:エフゲニア・タラソワ&ウラジミール・モロゾフ
まったく同じではないけど共通のデザインの衣装なので、スピンであたかもひとつなぎの絵のようで一体感があってすごく素敵。スロージャンプで転倒しちゃったけどすごい高さだったなあ。全体的にとても美しかった。


25:アレクサンドラ・ステパノワ&イワン・ブキン
すげええええええ動きピッタリ、身体の内側からエネルギーが弾けるよう。めーちゃめちゃかっこいい!これはお客さんも沸くだろうな。佐野氏の解説が深い方向へ、思ったらカップル競技やっとけばよかったって、そんな話かい(笑)


26:アリーナ・ザギトワ
最初にシンクロチームが滑ってた曲、ザギトワが今シーズン使ってる曲だな、と思ったがやっぱりそうだ。同じ曲で始まって終わるなんてなんて洒落てるんだろ。ちょっとジャンプミスってたけど、プログラムそのものは過去に2回見た時よりも今回の演技がいちばん良かったと思うな。やっぱり地元で滑れる誇りかな。


フィナーレ。ジュリアンの衣装が光ってる(笑)。うおおおおおマートンきたああああああ!この曲ファンタジー・オン・アイスでチェスナさんたちが使ってた曲だよね、マートンだったんだこれ。道理で私がお気に入りだったはずだわ…←実はマートン好き←マートンプルシェンコのサインが入ったDVD大事に持ってる…。サイン本物かどうかわかんないけどね(汗)
しかし佐野さん、「バイオリンの人」って!マートンの説明してあげて解説!スケートファン以外には謎のバイオリンの人のまんまになっちゃうからー!
ああこれ、羽生君出たかったろうなあ(泣)。羽生君の神のマブダチ(死語)だよ、神のプログラムの作曲者だよ、今シーズンの自分のプログラムもこの人の作曲だよ…!
めっちゃ贅沢なフィナーレ、さすがロシアである。マートンがもう1曲弾こうとしてるのに中継が終わって無念です…。

優勝者はスーパーロシアタイムでしたね。羽生君が無事出てたらあそこに混ざってたのか。ついでに表彰式のことにもちょっと触れると、いつかでいいからあの髪型でOrigin滑って…。わなわなわな←感想になってない
…えっと(汗)、松葉杖姿だし切なかったけど、友野君もクビテラシビリ君もなんかかわいくて優しくてすごくいい表彰式で、ああ、きっと大丈夫だろうな、って思いました。やっぱり感想になってなくてごめんなさい。
切ない思いもしたけれど、ヤグディンマートン、羽生君、もう私のために開催されたのかと盛大に勘違いするくらいの最強のロステレコムだった←間違いなく盛大な勘違いです


ってなところで、長い長い感想文は終了です。前後してしまいましたが、いよいよ明日からNHK杯の記事を掲載します。いかんなー、現地観戦の方が速攻内容忘れちゃうね(汗)。NHK杯の記事も本当に長くて、たぶんファイナル終わってもまだ掲載続いてる勢いだと思いますが(汗)、気長にお付き合いいただければ幸いです。とっくに終わってるしなー、誰か読んでくれるかな(泣)。


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ロステレコムカップ2018雑感⑤

さあ、いよいよ女子フリー。実際の競技は真夜中だったせいか、地上波は午前中の放送。女子をゴールデンで放送しなくなって久しい気もしますが、ゴールデンじゃない方が少なくともスケートファンが怒らない内容になってるのでこのままでもいい気がする。でもこの時間じゃ見ない人も多いだろうし、せっかく日本の選手の層が厚くて面白いのに、ともったいなくも思う。ファン向けの放送と一般向けの放送は、分けて考えた方が長い目で見ればいいんじゃないかとやっぱり思います。

欠場や棄権が多く、フリーは9人しか滑らなかったからかもしれないが、地上波でも全員放送されました。欠場が多いのはいいことではないけど、ファンが怒らないであろうことは気分的に楽…。こんなん私が気にすることじゃないんだけど、あまりに喚かれるときついです…。ストレスならライスト見なよもう…。地上波も全力で楽しんでる私がバカみたいに思えてきたよ…。

女子フリー

第1グループ

1:グレーシー・ゴールド
どうやら棄権だった様子。ショートプログラムは確かに点が出ていなかったしまだ復調してないのは見てとれたけど、また元気に滑って欲しいな。


2:山下真瑚
カナダの素晴らしい演技が記憶に新しいだけに、緊張もあったのか覇気のない演技に見えて残念だった。一気にジュニアの蝶々夫人に戻ってしまったような…。表情も最後まで固かったな…。ジャンプのミスが多かったので得点は伸びないだろうと織田君も。ううう…。
そうか、体調を崩したりしてたのか…。あまり練習できてなかったのかもしれないな。しかもインタビューを聞いてると急に一番滑走になったのか、それも影響したのだろう。まだとても若いし、焦らず頑張って欲しい。


3:ポリーナ・ツルスカヤ
ああ、転倒が2回…。2回目の転倒は痛そうだった…。しかし序盤はとても良かったし、決まったジャンプは高くて美しい。完全に跳び上がってから回り始めるのかな、余裕があって見てるだけならすごくかっこいいジャンプなのだけど、それで回転不足を取られやすいのは痛し痒しだな…。後半はもうあまり身体も動いてないように感じた…。
技術点カウンターのレベルが1になってるスピンもあったけど…。うーん、得点が全然伸びない…。もっと上に行ける選手に思えるのでこのままではもったいない…。


4:イム・ウンス
おおおおー、いい演技でしたねー!身体のラインが美しいのでスピンがとても綺麗に見えるし、ジャンプもミスがなく、安心して見られる演技という感じでした。ちょっとだけ助走が長いと言うか跳ぶ前に構えるな、とNHK杯では思ったけど、今回はそこまででもなかったような…。
韓国の女子、いい選手次々出てきますね。今後も注目ですな。出口間違えてるのかわいい…。


5:松田悠良
煽り映像にジェレミーが!ちょっと前まで選手として応援していたスケーターを振付師として次々に見かけるシーズンですな…。お料理の映像かわいい…。
序盤はジャンプの調子が悪そうで、転倒後に演技に戻るのに時間もかかってるように見えたので、最後まで滑りきれるかと心配したが、中盤は落ち着いてるように見えた。滑り終えたあとは涙が出てしまっていたけど、グランプリ2戦を滑りきったことへの安堵かな…。また怪我が癒えたらのびのびと滑ってみて欲しいプログラムだなと思いました。インタビューにみなぎる静かな決意に、どうか1日でも早く回復するようにと祈らずにはいられなかったよ…。

第2グループ

6:白岩優奈
前半はとても良かったです、新幹線の窓から外の景色を見てるみたいなスピード感。終盤には三連続ジャンプが入らなかったり最後のループの転倒などミスが続いてしまった。特にループは最後の最後で、ループの成否がプログラムの印象を決めてしまうので諸刃の剣ではある。個人的にはこの最後にジャンプ持ってくるプログラムすごく好きですが。
ところで、同じ構成のコンビネーションジャンプって2回跳んでもいいんだ。ジャンプの重複がそこだけなら問題ないのか。
樋口さんの欠場で急遽回ってきた出場だけど、よく頑張ったのではないかな。


7:エリザベート・トゥルシンバエワ
カナダよりも曲との調和ぶりが上がってて良かったと思う。ただザヤックには私も気付いてしまった。以前ほど減点されなくなったとは言え。
オーサーよりもエテリのプログラムというか指導の方が彼女には似合うのかな、とショートプログラムでも思ったけど素人の印象ではやっぱりそう感じる。美しさみたいなものが格段に上がったような。もっと滑り込んでくるのが楽しみ。


8:アリーナ・ザギトワ
こうして改めて見ると、子犬の頃からマサルでっかい。かわいいし。ショートプログラムの振り返りは時間余ってるからまあいいんじゃね…。海外選手なのに珍しいな。
あー、最後のジャンプだけですね、そこまでは記録更新コースに見えただけにもったいねええええ!と叫びそうだった。このプログラム前半が好きだわ、音との合わせっぷりが凄まじい、加点ボタン連打したい。しかし織田君によると回転不足が結構あったのか、それでもちょっと次元の違う得点。オリンピック優勝のプレッシャーも何のそのですな。


9:ソフィア・サモドゥロワ
織田君も指摘してたけどステップでミスが。足が途中で氷についてしまった。ボタッと落ちちゃった感じ。あららレベル2だ…。でもプログラムそのものはすごく良かったと思う。後半の方がイキイキしてたんじゃないかと思うくらい。
ミーシンが指導する女子選手はこういうハッタリのきいたかっこいいプログラムを滑りこなせるかっこいい選手に成長するのかしら。


10:アレクシア・パガニーニ
おおおおー、彼女もいい演技だ!本人も嬉しそう。今シーズンこれまでに演技見たっけ?と思ったがグランプリシリーズはこれが初参戦なのか、なるほど。
織田君の解説が詳しい。フリップ入ってなかったの気づいてなかったし、うまく言い表せなかった演技の印象を技術的に説明してくれるのでスッキリする。確かにまだ磨くところはたくさんありそう。
キスクラでめっちゃ喜んでる、良かったねえ。スイスとオランダのハーフでアメリカ生まれ、ワールドワイド…。


うーん、日本の選手の表彰台も十分あったと思うのでちょっと残念ですが、こればっかりはしょうがない。NHK杯が可哀想になってくるくらい激戦だったので、巡り合わせの運もあるよな、と思いました。表彰台の選手の皆さんは混戦をしっかり戦って素晴らしかったと思います。女子は大変だよねどこの戦いも。日本VSロシアの戦況に割って入ってきたウンスが凄いね、期待大。
男子もそうでしたが、2大会ともいい成績で終えるのは難しいんだな、と感じる大会でした。ファイナルに行けるかも、というプレッシャーに勝てるかどうかもトップ選手へと上り詰めていく条件なのかもしれない。

ロステレコムの感想は明日で最終回。是非明日も読んでくださいませ。


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ロステレコムカップ2018雑感④

地上波は女子のショートプログラムに続いての放送。羽生君のバックヤードの様子をこんな気持ちで見つめることになるとは…。昨年のことがあったので、どうしてもナーバスになってしまう。大丈夫だと言っていたし言われていたけれど、蓋を開けてみればあんなに酷い怪我だった…。そのことをどうしても思い出してしまう。
今回ばかりはバックヤードの様子をありがたいと思った人もいるのでは。怪我の詳細がわからないので、きっと皆心配だったと思う。競技の準備をする羽生君の姿を目にするだけでも少し不安が解消されたのでは…。

今日の記事、ものすごく長いですがあえて分割せずこのまま掲載します。最後まで目を通していただければ嬉しいです。お名前の前に★がついてる方はBSでも地上波でも放送された選手です。

男子フリー

第1グループ

1:ブレンダン・ケリー
ショートよりは良かった気がするな。めちゃめちゃ大きなミスはなかったかなと思うし。せっかく楽しい音楽なので織田君のアドバイスが届いたらいいなあ。会場で楽しく手拍子したい。
やっぱりアモディオもコーチなんですね、濃い目のイケメンキスクラ…。


2:アンドレイ・ラズキン
決してパーフェクトではなかったんだけど、気持ちのこもったいい演技だったと思います。ロシアのスケーターらしい芸術性が、まだ萌芽かもしれないけど見える気がしました。個人的にはまた見たい、このプログラム。
減点は何だろう、と思ったらタイムバイオレーションか。うーん、もったいない。


3:ジュリアン・ジージエ・イー
細けえことはいいんだよ、楽しけりゃ、と無心で手拍子したいプログラム。勝つためには細かいところも大事だからダメなんだけどね(笑)。ジャンプがスパーンと決まればもっと盛り上がるし。ショートが良くなかったせいかもしれないが、とても思いきりのいい演技で、とりあえず今は細けえことはいいや、と思いました。


★4:キーガン・メッシング
ああああー(泣)。キーガンならパーフェクトに滑ればいっくらでも巻き返せると思ったんだけれど、ここまでジャンプが決まらないと苦しいかな(泣)。4回転は2回とも転倒だったし…。スピード感もあって見ていて楽しいプログラムなんですけどね…。
第1グループの選手のうち彼だけ地上波でも放送されたのは、ファイナル進出の可能性があったからかな。


5:アルトゥール・ドミトリエフ
決まらなかったけど、4回転アクセルの高さに目をひんむいた…。全然足りてないし4回転の判定にはならないかもしれないけど、そのあと跳んだトリプルアクセルと明らかに高さが違う。あんな高さが必要なのか、これは決まったらまさに人類の夢ですわ…。演技自体は後半はもう足がもってない印象だったし、決して良くはなかったけれど。
お父さんも選手で、しかもペアのオリンピック金メダリストだったのか、ってなんか名前に聞き覚えはあるような。


6:ミハイル・コリヤダ
相変わらず豪快にすっぽ抜けたりはしてましたが、ショートのような「ミスった…。ああもうダメだ」感がなくて、最後まで諦めない気持ちが伝わってきました。会場の応援の空気も感じてたのかな。スピードがまったく落ちなくて、この闘牛士からは逃げられねええええ!感が凄かった。このプログラムの完成形が少し見えた気がしました。
ああ…、これは解説聞いてみたかったなあ。第2グループのリンクインから生放送だったし、織田君はそっちの様子を実況してたからしゃーない…。

第2グループ

生放送の文字が!ついに生放送の文字がああああ!
しかし羽生君の状態を思うと喜んでばかりもいられない。むしろ4年前を思い出してしまう私は、何故今日に限って生放送なのかと少し恨めしい気持ちにもなってしまった。何も考えずにどっぷり浸かりたかったけど、このハラハラする気持ちと戦うしかない。

6分間練習はほぼ羽生君にフォーカスだったが、今回はしょうがないだろう…。織田君たちにも詳細はわからなかっただろうし、滑れる状態なのか固唾を飲んで見守っていたファンがたくさんいたはずだから。
修造の言葉がつらい…。スポーツ選手なのでだいたい状況がわかっているようで、修造の発言からするとあまり楽観視できる怪我じゃない…。

ところで、テロップが第2グループにクビテラシビリではなくコリヤダがいることになってて混乱してた。あとでちゃんと直ってたけど。


★7:友野一希
うおおおおお転倒なし!今シーズンからのルールは転倒の減点がえぐいからな…。4回転サルコウも2本とも立った!コンビネーションの方はあまりいいジャンプじゃなかったけど立ったから良し!
「これが見たかったんだ」って観客に思わせる演技にもう少しで近付ける、という印象だった。キビキビした動きはとても彼らしくて素敵だ。舞台が大きい方がガツンと実力発揮するタイプなのかも、頼もしいですね。見せたい、という気持ちがあるのも最終的に差をつけてくる気がする。
キスクラにミーシャ。ミーシャはショートの振付じゃなかったっけ?フリーでもいてくれるのか、なんか嬉しい。


★8:パウル・フェンツ
これ去年と同じプログラムか、衣装も同じだよね?これ鎧なのかな…。ということは4分に作り直したんだよね、それはそれで大変だったろうな。
アクセルは良かったけど4回転は結局入らないまま。ただ大きなミスはなかったと思うしまとまってた。たぶん戦士なんだけど獰猛な戦士じゃなくて落ち着いてる戦士。ジャンプ降りる時あんまり元気なさそうに見えるのは何故…。
挨拶で固い表情が崩れて笑ってる。笑うとかわいい…。


★9:アレクセイ・クラスノジョン
4回転は入ってないんだけどその分演技に大きな破綻がなかったのは良かったかも。出身国の大会でロシアの曲で滑れるのは感慨深いものがあったのでは。まだ力任せな印象はあったけど、緊張する人も多いのに堂々としてましたね。最後はぐらついてた?ああいう振付かな。


★10:羽生結弦
羽生君の「大丈夫」はたぶん大丈夫じゃない。昨年のNHK杯ほど情報も入ってこず、出場を決めたということはあの時ほど酷くはないと思いたいけれどもちろん詳しいことはわからない。リンクイン前の様子などからも、ショートプログラムの時とはあからさまに違い、あの燃え立つ炎が見えない。とにかく無事に演技を終えられるように祈るしかない。楽しみにしていた生放送だけど、もう結果がわかっていた方がどんなに楽だったか…。

そしてやはり、明らかに調子悪いのがわかる演技でしたね…。ただ、冒頭の流れではまったく問題は感じられなかった。
怪我、この時点でははっきり怪我とはわかってなかったけど、怪我の原因となった冒頭の4回転ループは外していたので、これはやはり負傷したのだな、と覚悟を決めて演技を見守ることにする。
ループの代わりにサルコウサルコウの代わりにトゥループ。直前に発生したばかりの故障を抱えた人間にあれだけ美しく、完璧な4回転ジャンプを2種類も跳ばれてしまってはほかの選手は立つ瀬がないだろう…。基本的なラインの違いをこの時点で見せつけられる。この人は間違いなく世界一だ。

ステップそのものはショートプログラムの方が良かったとは思うけど、このフリープログラムのステップとしては過去の2大会よりもずっとイメージが湧いてくるステップだった。プルシェンコを生んだロシアでこのプログラムを滑りたい、という羽生君の想いはここにいちばん詰まっていた気がする。

だが、ステップのあとに少しだけエネルギーが切れてしまったような印象を受けた。それでもトリプルループトリプルフリップは問題なく跳んでいる。ただ、ここに単独のトリプルジャンプを2本続けるということからも(ループは予定通りだが)、足首の状態が軽くないことが見てとれた。しかもフリップにはアテンション。ジャンプにアテンションが付くなんて、足首のコントロールがこの時点でもうかなり効かなくなっていたと考えられるかもしれない。

しかし、ここまではすべて単独のジャンプ。まさか、コンビネーションをラスト3本に持ってくる構成は変えないつもりだとは。ラスト3本の最初は4回転トゥループオイラーを挟んだトリプルサルコウのコンビネーション。いいジャンプではなかったが転倒せず立った、これは得点的にも大きかっただろう。しかしオイラーは回転不足、いやダウングレードか。織田君もちょっと笑い気味に解説してたけど(汗)。4回転回っててもハーフループはちゃんと回れてないってそんなこともあるのね…。回れてないというか、今の何?くらいの「動作」にしか見えん感じではあったが←説明が下手ですみません

そして最後の2本はトリプルアクセル。おそらくは2本ともコンビネーションの予定だったと思われますが、最初のアクセルは転倒、次のアクセルはシングルに。シングルアクセルのあとにはオイラーを跳ぼうとしてるように見えたんだけど、三連続はさっき跳んだと気付いて止めたのか、足がもたず跳べなかったのかはわからない。
羽生君がトリプルアクセルを失敗する時は本気で心配した方がいい…。もう演技終盤なので疲れもあっただろうけど、こりゃ足の状態は楽観視できないな、と完全に腹を括る。
だが、この状態でもラスト2本にトリプルアクセルを選んだということに、羽生君のトリプルアクセルへの絶対の自信が伺える。それを失敗したということは相当悔しかっただろうな。

あとはもう、とにかく最後まで立っていてくれ、と祈るのみ。ラストのスピンはプルシェンコへのオマージュですかね。きっと想像以上に大変な状況だったのに、きっちりそれを入れてくるあたりにオタクの偏愛を感じました…。いい、変わらないでいてくれ…。

明らかに本調子ではなかったので何とも言えないところはあるけれど、とにかくジャンプに振り回されていた印象のあったオータムクラシックの演技よりも良かったと思う。ヘルシンキで片鱗を見せたように、このプログラムの完成形のひとつに「圧倒的」というイメージがあるとしたら、それは少し影を潜めていたけれど、代わりに孤高の魔王の悲哀みたいなものが滲んでいて、羽生君独特の儚い空気感のようなものが闇にこぼれる雪の結晶のように切なく散らばっていて、それが氷河に吹く冬の風のようなヴァイオリンの音色に乗ってリンクに舞っていた。滅びゆく世界の、壊れそうなもの特有の美しさ。ここはもう魔王が滅ぼしてしまった凍てつく大地なのだろうか。
この美しさとまったく同じものがこのプログラムに滲むことは今後あるのかどうかわからないので、これはこれで印象深い演技だろう。その美しさの正体はこのロシアで思い描いた通りの演技をしたかったのに叶わなかったことへの彼の切ない気持ちだったと思うので…。

ジャンプ構成はほとんど変更されていた。おそらくトリプルループだけだろう、予定とまったく同じだったジャンプは。怪我を抱えても滑り切るための急ごしらえの変更で、ぶっつけ本番でこれを滑ってしまったことにも驚愕するしかない。非常に冷静に、不利な状況でも勝ちをもぎ取ろうとする冷たい炎のような闘争本能。羽生君が重要な試合には高確率で勝ってきたのは、この彼の勝利への執念によるものだろうと思う。技術的にどれだけ優れていても試合に勝てないのはきっとこの執念の差だ。競技者としてはほとんど何もかも手に入れたのに、この曇りのない闘争本能が彼から消え失せていないことに驚きつつも安心してしまった。
そして結局大差をつけて優勝している。実は羽生君が初めて成し遂げたグランプリシリーズの連勝。それほど彼はスロースターターだった。今シーズンの仕上がりの早さにワクワクしていたファンも多いだろうに…。

…やっぱり羽生君の応援はジェットコースターに乗りながらするものなのだと実感させられた上、今シーズンもスケートの神に強制的に乗せられたことに怒りを禁じ得ません。余計なことするなあああああああ!!スケートの神は羽生君をリンクから離したくないあまりに羽生君の記録更新をお預けにしたとしか思えない。今じゃない、と手を置いたような。でもそっと手を置いたくらいじゃ羽生君は易々と目標を達成してしまうから、ブレーキをかけるには怪我しかなかったのかな、と考えると、「余計なことするなあああああああああ!」と再び叫ぶしかない(泣)。
体調に大きな不安なく滑っている羽生君がいかに「手がつけられない」選手なのかは、このロステレコムのショートプログラムで嫌というほどわかったはずである。競技のバランスを取るためなのか、神よ。頼むから余計なことしないでくれ(泣)。

会場にプルシェンコがいたらものすごい馬力を出した可能性はあるかなと思いますが、ものすごい無理をしてしまった可能性もあるので、プルシェンコがこの場にいなかったことは逆に良かったのかもしれません。パーフェクトに滑るタイミングはプルシェンコの目の前で滑る機会が来るまで神によってお預けされたりするのかもしれないな。余計なことするなあああああああ←3回目←いや4回目?

ところで、会場にヤグディンとタラソワがいる?二人で解説してるのかな。そう言えばヤグディンが羽生君の演技見てるの初めて?のような…。違ってたらすみません。
ヤグディンプルシェンコ、スケーターをどっちのタイプかにどうしても当てはめなければならないとしたら、私は羽生君はヤグディンだと思うんですよね。だからプルシェンコのファンだって聞くたびにちょっと意外だったんですよ。ヤグディンがきっかけでフィギュアスケートを見るようになった私には、かつて頂点を競ったライバルのガチオタ(オリンピック連覇)の演技を解説しているヤグディン、なんて状況はテンションが上がりすぎて安らかに天国へ旅立てるレベルですね…。わなわなわな←落ち着けお前…


★11:アレクサンドル・マヨロフ
転倒したジャンプ痛そうな転び方だったな、大丈夫かな…。ネクタイなでる前から金色に変わってた気がする。滑ってる間にちょっとずつ金色になってたような。演技中に手が触れたら変わっちゃうのかな。
表彰台狙ってただろうから緊張してしまったか…。あああ、順位をこんなに落としてしまうとは(泣)。


★12:モリス・クビテラシビリ
いやー、最終滑走に表彰台もかかってたのに、よくプレッシャー負けずに頑張った。大きなミスはなかっただけでも頑張った。手をついてしまったりと細かいミスもあったけど、4回転を後半に2本跳んだのは大きかったよねえ。ショートもフリーも音楽家プログラムなのかな、楽器を弾いたり指揮をする振付は確かにフィギュアスケートには合うかも。
ところでこの大会、ロシア出身のスケーター多くないか?大集結?


友野君も表彰台だ、すごい!今大会は順当にいけば羽生君のほかはコリヤダとキーガンかなと思ってたのだが、まったく予想と違ってましたね表彰台のメンツが。今シーズン全然読めなくて面白いな。

羽生君のインタビュー。悔しい気持ちも当然あるだろうけどめっちゃ怒ってる様子でもなかったし、今できる限界でした感が滲み出てて、NHK杯の時ほどではないんだろうけどマジで無理しないでとしか言えない(泣)。
足首がゆるいって言ってたけど、そもそも去年の怪我も治りきっていない可能性あるもんな…。ショートもキレッキレだったので忘れてたけど、足首に爆弾を抱えてると言えないこともないのでは…。ルッツいまだにプログラムに入れてないし。もし今回怪我しなかったらルッツが戻ってきてたかもしれないけど…。羽生君のルッツは色々試練が多いなあ…。
ビールマンもパーフェクト?なら入れるつもりだったのか。何でプルシェンコ大好き過ぎプログラムなのにビールマン入れんの?とひっそり思ってはいたんだけど。さすがに大人の身体になってきたらもう難しいのかな、最近入れてないよねとも思ってたし、怪我もあったし無理しない方向なのかなと考えていたので、まだビールマン入れられるかどうかという楽しみもあるし、2年越し計画くらいでのんびり完成を目指せばいいんじゃないかな、なんて思いました。

本音はもちろん生放送を希望してるしやってもらえると泣いて喜ぶけど、それでも生放送して欲しい、とグランプリシリーズにあまり声高に求めないのは、要望と攻撃がごっちゃになってる現状が嫌なのと、4年前のカップ・オブ・チャイナをどうしても思い出してしまうからでもある。テレ朝はこういう運命なのかもしれないな…。ああ、こんなに違う意味でハラハラする生放送は心臓に悪いよ…。もちろん、羽生君が出場すると決めたのなら信じて応援するだけのことで、それでも勝手にハラハラしてしまっただけのことなのだけど。無事に滑り終えてくれて良かった、もう本当にそれだけだ…。
NHKとフジにはこの「生放送へのちょっとした不安」は感じないので、やっぱり4年前のあの時の印象が強すぎるのだと思う。あんなに羽生君への一方的な批判が噴出したのは生放送だったからだということも大きかったと思うので、またあんなことになって欲しくない、とどうしても怖くなる。あの時に批判を口にしていた人たちのことを私は忘れない。よく状況を確めもせず、わかったような振りをして、羽生君や羽生君の周囲のスケートに関わる人たちを信じなかった人々を。彼らをファンと呼ぶことは、私にはできない。

ってかマートン?!マートンいますけどおおおおおお!ものすごい映像ですけどこれえええええ!心配してたけどなんか大丈夫なような気がしてきた。マートン強い←意味不明


サタデーステーション?での修造のたとえも面白かった。修造線とゆづる線(笑)。たぶんどっちにも乗ってない私はどうすれば←知らん

会見の様子も。何か悪いことしたかな、と切なそうに俯く羽生君に胸がぎゅっとなってしまった。どうして怪我の神はいつも羽生君の力を封じにやって来るのか、しかも今回はこんなタイミングで…。ファイナルも全日本も出なくてもどうにかなる大会ならば(羽生君にとってそんな大会はないんだろうと思うけど)、寂しいけれどゆっくり治して欲しい。もう少し長いスパンで、彼の夢を叶えるための計画を立ててもいいように思う。
昨年のNHK杯から平昌までは何もわからないままだったけど、今回は隠す必要もないからか、はっきりファイナルは難しいと自分の口から告げる羽生君に、心配しながらも安心した人は多いと思う。私たちはいくらでも待てるので、どうか焦らないで欲しい。でも、ファイナルや全日本に彼の気持ちを合わせるのならば、出場を選ぶのであれば、その時は全力で応援する。あなたの決めたことは、いつだって間違ってなかったから。ファンにできることは信じることだけだ。


これを書くべきなのかはわからないのですが。ショートプログラムの日、つまり前日。何だかすごく胸がざわざわしていたんです。拭い切れない、嫌な予感。でもそれは「もう地上波への不毛な要望とその裏に見えるファンの嫌な部分みたいなものに触れるのはきつい」という感情だと私は思ってたし実際それもかなりあったと思う。ただ、その感情については口を閉ざしてしまう方が多かったので、何故こんなに不快に感じて気持ちが沈むのか、自分の精神状態がよろしくないのかしら、実際今色々うまくいってないしな、と暴れる感情を自分の考えを整理することで抑えてたんだけど…。

ああ、これだった、やっぱりそうだった、誤魔化せなかった…、と唇を噛みました。私はこの不安の正体が、詳細はわからないまでも羽生君に起因することに「気付いてた」。だから別の種類の不安だと思い込みたかったのです。
私は羽生君のショートのあの素晴らしい演技についてツイッター等でほぼリアルタイムには何も語りませんでした。言葉を失うほど美しかったからでもあるけど、この喜びが複雑な思いに変わることにたぶん気付いていたから。浮かれることができなかった。このことはうまく自分でも認識できないし、あまり良くないことについては当然だけど否定したい。そんな不安なんか気付きたくない。気付いたって何の役にも立たないからただつらいだけ…。
でも、これがすべてじゃないとも思う。今は回り道に見えてしまうこの状況も、最終的にはたどり着くべき場所へたどり着くためのピースなのだという気がするから。

波乱のロステレコムになってしまったし、羽生君の記事がまたしばらく書けないかもしれないことはとても残念だけれど、私は羽生君を信じます。一年前にもそうしたように。大丈夫、彼はきっと戻ってくる。

女子フリーへ続く。


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