うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

世界選手権2019雑感⑱

ついにこの時がやって来ました。今シーズンの世界選手権が、いよいよ決着します。最もハラハラする展開をラストに持ってくるとは…。スケートの神様は、おそらくこの埼玉にもいるはずです。どうも、スポ根好きの神様っぽいけどね。

男子フリー②

第3グループ

13:ミハイル・コリヤダ
今日はとても落ち着いているように見えました。なので美しいスケーティングが非常に、非常に引き立つ。ジャンプのミスも4回転の着氷乱れくらいでしょうか。4回転ルッツは外したのかなプログラムから。
やっぱり彼の問題はメンタルか…。枠の問題はあれど、メダルの可能性も低いし、プレッシャーがさほどかからない状況でしたからね。ここを克服さえできれば…。
素晴らしい得点…!やればできる、やればできるんだよね君は(涙)。


14:モリス・クビテラシビリ
4回転が3本。2本目以外は転倒してしまったが、4回転の判定を受けていればそれなりに点は出るはず。ちょっとジャンプを跳ぶので必死になっているようにも感じたが、滑ってるだけで迫力ありますね彼は。
おお、キスクラにエテリがいるわ。男子もいつかエテリ帝国が建国されるのだろうか。


15:アンドレイ・ラズキン
初出場、しかも急な出場とは思えないくらい堂々としていた。多少乱れはあったが転倒もなく、4回転もきっちり入れてくる。ロシアの選手の美しさ、独特の味みたいなものも演技にあったと思います。急なチャンスをしっかりものにしましたね。
なかなかいい得点。今のところ上位がロシア3人。ロシアの底力…!ほかの種目は全部ロシアの選手がメダル取ってるし負けられないよな…!


16:ケヴィン・エイモズ
ショートが良かったので上位を狙って気負ってしまったか。ジャンプの乱れが続いてしまう。4回転やトリプルアクセルなど、高得点のジャンプでミスが出てしまったのは痛いが、スプリングが跳ねるようなジャンプ、止めた時が美しい動き、しなやかでいい筋肉があるのだろうな、と勝手に予想してます。コレオもステップも好き…!
おや、手が切れたみたいだと実況が…。男子ではたまに手を切る選手見かける気がしますね。お大事に…。


17:ボーヤン・ジン
4回転ルッツ!ルッツ降りたあああああ!あれ計測して!アイスコープ計測してええええ!
最初の3本のジャンプだけで速報は40点くらいあるよ…。ひええええ。そして着氷乱れもあったが4回転3本。ルッツが綺麗に決まったので3本に抑えたのだろうか。
しかし審議がかなりついていて、2本目の4回転は回転不足判定だった様子。それでもここまででトップのはず。おおお僅差、僅差で暫定1位!


18:ミハル・ブレジナ
あああああ!ああああああ!めちゃくちゃ!めちゃくちゃ良かったのに3連続が!3連続がああああ!得点源が!
しかしそこ以外は最高でしたね…。ショートでも思ったけど、今回の男子選手の中でいちばんスケートが上手い、と感じたのはミハル。ステップが大好き、ホントに大好き。
観客もめちゃくちゃ盛り上がってましたね。日本にもファン多いよね。キャリアも長いからスケートファンにもお馴染みだし。ああ、やっぱり私はヨーロッパ男子のスケートが好きですわ。そもそもヤグディンがきっかけでこうなったわけですしね私…。

第4グループ

今大会が始まる前、私は色々あったせいかあまり緊張していなかったのですが、ここに来て震えが止まらなくなりました…。もう祈るしかない、祈るしかない…!
挨拶。安定の無表情の昌磨君、完全に阿修羅モードの羽生君。笑顔を見せるアメリカ男子3名。リッツォ君は緊張気味に見える。さあ、泣いても笑ってもこれですべてが決まる…!


19:ヴィンセント・ジョウ
4回転ルッツのコンビネーション降りた!凄まじい、あれだけで20点くらいある…!ジャンプの乱れもあったが多少のことだ。あとは回転不足判定がどう出るか。いくつも審議がついている、回転不足気味に見えるジャンプが確かにあった気がする…。
しかしプログラムは非常に美しく、ジャンプも決まったので迫力も素晴らしかった。今シーズンいちばんの出来だったのでは。さあ、何点出す…!おおおおお、ぶっちぎって暫定1位!!

こうなると、シーズン序盤に彼があれだけ回転不足判定を受けていたのは何だったのか、という気分に。今大会はどの選手についても、これは足りないんだろうな、というジャンプしか回転不足判定にならなかった気がするが、大会によって傾向があるんでしょうかね。このフリーもやはり2本回転不足判定だったので、変わらず彼の課題ではあるのでしょうが。


20:宇野昌磨
冒頭の4回転を2本ともミス。悲鳴が出そうになった…。練習は好調だという話だったのに…。しかも回転不足だ…。
後半の4回転トゥループも2本目がコンビネーションに出来なかった。得点源のジャンプでのミスが続いてしまう。あのフリーに強い昌磨君が…。自国開催のプレッシャーなのか、これが…。
それでも高得点は出してくる。やはり基本的な技術のレベルが高い。しかしこの時点で2位。表彰台は厳しいか…。

オリンピックによって環境も意識も変わったのだろうと感じた昌磨君の、今シーズンの総決算となる大会だったが、勝ちたいという明確な意思を持つことが昌磨君にとって本当にプラスになるのかと、少し考えたりもした。彼の強さは天性のものであろうマイペースにも大きな要因があったと思うから。どちらがいいのかはわからないが、本人が思う通りやるのがいちばんだから、今後もそっと見守るだけである。


21:マッテオ・リッツォ
挨拶の様子が雰囲気に飲まれてる気がしてちょっと心配だったのだが、ああ、4回転で転倒。アクセルも乱れてしまった。しかしそのあとは確実。非常に堅実なスケートという印象。
いくつか曲が繋げてあるプログラムで、最後が『Don't Stop Me Now』。今シーズンホントに何度も聞いた気がする曲である、個人的に。これは盛り上がる。ステップがとても巧みだった、素晴らしい。
4回転が確実に決まるようになれば、これからヨーロッパ男子の顔のひとりになりそうですね。


22:羽生結弦
とにかくループを降りてくれ、それさえ決まれば、と祈りながら見つめる。4回転ループを着氷させた瞬間、これでいけると思った。ループが、ループがついに試合に戻ってきた!
サルコウはよくこらえた、しかし回転不足。どうも今大会はサルコウの調子が合ってなかった。彼の得意なエッジ系ジャンプが跳びにくい氷だったのかもしれない。ほかの選手のジャンプの成功具合を見ても。

4回転トゥループは2本とも成功だが、トリプルアクセルとのシークエンスをあれだけ美しく決めたことが今回はいちばん大きかったかもしれない。あんなわけのわからない技を投入しながらプログラムを芸術にまで高めてまとめてくるのが羽生結弦の真の恐ろしさだ。
この時点で涙がこみ上げてきたがこらえて見守る。コンビネーションジャンプはすべて後半、しかも最後のジャンプは最後に跳ぶような難易度のジャンプじゃない。それを決めてしまった。いつだって、いつだって彼の最大の武器だった、絶品のトリプルアクセル

ステップはレベル3だったし、サルコウのミスもあったし、全体的に羽生君にしては加点が少なかったように思う。表現面においても、最高レベルの羽生君の演技には少しだけ及ばなかったかもしれない。
しかし、しかしだ。オリンピックを2回も制覇した人間が、それでもなおここまで勝利に貪欲になれるのか。ここまで勝負への鬼になれるのか。私はそれに凄まじいまでの畏怖を感じた。
おそらくは負傷で思うように練習もできず、シーズン通してあまり滑り込めなかったであろう超難易度のプログラムに、これほど本気で、絶対に諦めない、勝つのだという恐ろしいまでの決意をもって臨む必要があったのか。過去の栄光にすがって、諦めてしまっても良かったはずだ。
でも、彼はそれを良しとしなかった。そんなこと考えてもいないのではないか。あれだけ大差がつけば普通は諦める。クールに笑って「次がある」と流してしまうこともできたのに。

その彼の燃え盛る魂が、プログラムを鬼気迫る黒い炎に仕立てあげていた。もう二度と現れないと思っていた、羽生結弦の「何重にも理性のリミッターをかけて封印している狂気」が、まさかまた顔を覗かせるなんて。狂気という表現は適切ではないかもしれないが、ほかに言葉が思い浮かばないのである。

ああ、この人は。この人は、どこまでもスポーツ選手でありながらただスポーツをやっているんじゃない。現実の中に漂う非現実の扉を開ける力を持つ、本当に稀有な人物なのだ。それを思い知った。もちろんスポーツとして技術力も抜きん出ているからこそ説得力が出るのだが、この特性はほかの選手を遥かに凌駕している。ディック・バトン氏の「劇場」という言葉を今日ほど感じたことはなかった。

総合で300点を超える。ショートであれだけ致命的なミスをしたというのに。おそらく足も治ってはいないのに…。数多の実力者が顔を揃える中、しかも「自国開催」「勝って当然」というプレッシャーもかかる中で、それでも表彰台をぶっちぎって確定させた。これが本当に、本当に強い選手の姿だ。
しかし、もう得点とか順位とかいうレベルの話ではないとも思った。我々は人間がその力を爆発させる瞬間を、物語の文脈の中で目にしたのだ。こんな経験は頻繁に訪れるものじゃない。計算され、用意された物語ではない、瞬間瞬間に形成される物語だからこそそれは強烈な劇薬となるのである。

うまく、うまく言葉が見つからない。何となく伝わってもらえたら嬉しい。

あと、以前にも書いたけれど、私はずっと羽生君にこの『Art on Ice』で滑って欲しかったので、自分の想像以上のものを見られて感激しています。氷の世界の王が嵐に乗って現れるようなメロディが、羽生君にピッタリだと思ってました。
でも今日の羽生君に見たのはこの曲を使っていたプルシェンコではなく何故かヤグディンだったりします。スケートのタイプは違うはずなのに、私は羽生君を見ているとしきりにヤグディンを思い出すんですよ。何故なんだろうな。


23:ネイサン・チェン
またこの滑走順引いたのか、とちょっと心配だったのだが、さすがに何度目かわからないので完全に慣れたと思われる。まったく危なげなかった…。あれに慣れるとはすげえ…。
ルッツの加点何だあれ。鬼?着氷が微妙だったジャンプもあったけど、ほぼノーミスでは。ショートもほぼノーミスだったので、ネイサンがノーミスだとこれくらい出せる、というラインが今回我々にもわかりやすく数値化された、という印象である。技術点カウンターを見ながら笑いしか出なかった。この感覚きっとわかってもらえると思うんだけど。凄いもの見てるとだんだん壊れてくる感覚。私の目がおかしくなったんじゃないですよね?←白目

非常に落ち着いていてクールで、ガツガツしていない雰囲気は彼の性格的なものかもしれないけど、演技としては思いっ切りスポーツ寄りの選手なんだな、と今回改めて感じた。美しさが体操の美しさのそれに近いものがある気がする。
それゆえに淡白にも感じて、そこがすっっごいことやってるのにサラッとそれが流れていってしまったように思った原因かもしれない。これはもう好みの問題で、どっちがいいとかいう話じゃないでしょうが。すごいのにさらっとしてるっていうのは「すごい」の形のひとつだし。
ただ、技術点カウンターの存在を忘れるくらいの演技を見てみたいなあ、とも思ってしまうのだった。たぶんめちゃくちゃ贅沢なこと言ってるんですけどね…。どうせならそこを目指して欲しい気もすれば、このクールさがいいんだともやっぱり思ってしまう。
衣装は…。アメリカだからしょうがねえっすよ←目をそらす


24:ジェイソン・ブラウン
うーん、いつもほどイキイキしてなかったかも。ジェイソンがスピンやステップでレベル取れてないなんて…。4回転の転倒は仕方ないとしても、ジャンプのミスも続いたし、上位が狙える位置で緊張したか。
うーん、得点発表に時間がかかっている。回転不足などあったかな。うーん、4回転が回転不足か。ソチと同じ最終滑走と実況が言ってたが、順位まで一緒かい!確か9位だったよねソチ。
サルコウが合うようになるまで1年半かかるとオーサーは言ったのか。4回転入るようになったら結構手がつけられないだろうな…。


表彰式や記者会見の様子なども少し映りましたが、衣装のせいか羽生君の銀メダルが似合ってなくてちょっと吹いてしまった。十二分に凄い結果なのに似合わないって何なの(汗)。羽生君、グランプリシリーズ初戦と世界選手権が苦手なのはもう鉄板なのかもしれんな。4年に一度しかないオリンピックと世界選手権の優勝回数が同じって。何故に…。
ネイサンは今シーズンの快調ぶりも「人生の通過点」くらいにしか思ってなさそうで、ものすごくサラッとしてて、また別方向に凄すぎていい意味で唖然としてます。彼とジョウ君の活躍で、アメリカのスケート人気、戻るといいね。
そう言えばやっぱりアジア系の選手で独占ですね、表彰台。こう考えるとハビエルって凄かったんだな…。

アーカイブでも優勝者インタビューや表彰式を見ましたが、ネイサンの声で喋り続けてくれる睡眠学習用の英語の教材とかあればめっちゃ売れそう(笑)。あと「できる男は違いが分かる」系のCMに出て欲しい←意味不明
羽生君ちょっと寂しそうだったし、昌磨君も悔しかっただろうし、今度は二人で台乗りしておくれ…!ヴィンセント君も嬉しそうでしたね。彼の今シーズンのプログラムは両方とも好きです。


ルール改正の意味はあったのか?と呆然としながら見つめ続けた男子のフリーでした。改正から1シーズンで早速300点超えとるし!4回転バンバン入れて荒稼ぎ、の傾向も全然変わってないし!むしろなんか色々加速しとる!
あと、4回転ルッツがよく決まる大会だったな、という印象。よく決まるようなジャンプじゃねえだろあれ。トゥジャンプ向きの氷だったのかな、とこの点からも予想する。得点的にも、女子のトリプルアクセルに近い破壊力を持つのがこのルッツなんだな、という気がしました。

正直、羽生君の演技に圧倒されて記憶が吹き飛び気味ですが(特にネイサンとジェイソンは私が冥界から帰ってこれなくなっててごめんよおおおお…。阿修羅が怖すぎて脳細胞がやられた…)、第1グループから面白かったな。ショートに続いてミハルが印象的でした。刑事君もフリーはすごく良かったし、リトヴィンツェフ君は人気出ますね、ありゃ(笑)。マヨロフの笑顔も染みわたりました。ボーヤンも昨年の成績がどうしたのかと思うくらい悪かったので、今大会はホッとしました。

本田君が羽生君とネイサンをヤグディンプルシェンコにたとえていたけど、羽生君とネイサンは方向性がまったく違うんだな、と二人の演技を続けて見ると強く感じました。スケートのタイプも、たぶん性格も全然違う。水と炎くらい違う。
羽生君は怪我や氷の影響もあるのか今回はサルコウのミスが響いてしまいましたが、ノーミスなら互角だったでしょう。互角の技術力を持ちつつ、まったく正反対の魅力があるというのも非常に面白いですね。ノーミス対決を見たい、という欲が生まれてきてしまう。


そして。この大会のこの展開は、必要な要素だった気がして仕方ないのですよ。もうすべてを手に入れて満足していたかのような羽生君に、完全に火をつけてしまった印象があります。年若い選手が頭角を表してくると恐怖を覚える選手が多いのではないかと感じる中で、彼だけはそんな選手が現れる度にワクワクしていた。埼玉に来ていたスケートの神様は、羽生君に満足することを与えなかった。それはもっと先にあるとこの大会を通して伝えてきた気がするのです。
既に完成させていた4回転ルッツ、完成を目指している4回転アクセル。それらへの来シーズンの挑戦を羽生君も口にしていたけど、そうなるように神が仕向けてきたのかもしれない。まだまだ最高の戦いが見られるように。「挑戦者」の羽生結弦が、たぶんいちばん強い。

その神のプランを阻む最大の要素が、羽生君の怪我。むしろ阻む要素はそれのみでしょう。今大会もまったく治っていなかったんじゃないですか…。練習の様子などからして問題ないだろうという声も聞いたけど、問題ないように見せてただけですよねきっと…。オリンピックの時と同じ。
それでも、まったく治っていなくても、羽生君は日本の世界選手権に出たかったんだろうな。来年の出場枠、自分に寄せられる期待、様々なものを正面から受け止めて。そのために、試合に間に合うように無理をしてでも調整してきたのだろうと。

それだけに、羽生君の怪我に打開策はないのかと真剣に考えてしまいます。ああ、靭帯の専門家かなんかになっていれば良かった。私で良ければお力を貸しますよ、とこんな時に言えたなら(泣)。
競技者としてはもちろん、いつか到達するであろうプロスケーターや指導者として、そして日常生活にも怪我の影響は出てくるのかもしれない。長期休養と引き換えにしてでも、どこかで根本的な解決を図った方がいいのかもしれない。しかしそれは絶妙なバランスや感覚を崩してしまうのかもしれず、結局付き合っていくしかないという結論に至るのかもしれず…。

素人には何も言えないけれど、十分な練習が積めないままなのも、痛みが続くのも、そのために本来の力が出せないのであろうことも本当にもどかしくて、何とかならないのかと地団駄を踏んでしまう。
ヘルシンキの世界選手権は、羽生君の集中力が彼の実力を100%引き出したフリーだと感じましたが、今回のフリーは同じように集中していても、怪我が引き出す容量に制限をかけた気がするのです。それが本当にもどかしい。

祈ってどうにかなるならいくらでも祈るので、現実的な解決法が見つかることを願ってやみません。ヤグディンの引退とステファンの1回目の引退、どちらも怪我が原因だったあの引退に二人の大ファンだった自分が当時泣きわめいたことを思い出すと、羽生君を始め、怪我に苦しむ選手がひとりでも減って欲しいと祈らずにいられないのです。
どのような道であれ、羽生君の決めたことは、信じて応援します。ファンにできることは信じることだけ。かつてカップ・オブ・チャイナで噴出したような、心配の名のもとに彼のスケートへの熱意と決意を止めようとするのは、愛情ではないと私は思っています。それは、生きているのをやめろと言うことと同じことです。私はそう思っています。


今回、男子の演技で何度も繰り返し見たいと思ったのは羽生君のフリーだけです。羽生君のファンだから、それは確かにあるけれど、私は羽生君の演技でも実は積極的にリピートして見ません。集中して一度見てそれを焼き付けようとするタイプです。もちろんリピートすることもありますけど、ビデオが擦り切れるレベルまで繰り返し見たのはたぶんヤグディンのWinterくらいかな。2002年の世界選手権の。
でも、久しぶりに強烈な羽生結弦を味わってしまい、頭を殴られてガンガン揺れているような感覚がずっと続いています。平昌でもここまでのことはなかったかもしれない。

羽生君のインタビュー類も久しぶりにたくさん見たけど、やっぱりこの人面白いな。本当はめちゃくちゃ悔しかっただろうし憮然としていてもいいのに、テレビやファンに向けて明るく振る舞っていた…。いや、悔し過ぎて「めっちゃよく喋るモード」なのかもしれない(笑)。ゾーンの話面白すぎ。ジャンプで連載するにあたってあれは絶対に入れないと…←同意してくれ←やかまし

後日(3月25日)ですが、『報道ステーション』で流れたインタビューが特に傑作でした。あれはねえ、見てて良かった(笑)。
なんかわかる気がするのよ、圧倒的な力でねじ伏せたい感覚。私は出来のいいゲームよりクソゲーが好きなんだけど、何故かと言うと、理不尽な難易度をゴリッゴリにレベル上げて突破するのが好きだから。ロールプレイングゲームとかシミュレーションね。トライ&エラーによる徹底した調査のもと、最大限に効率良い攻略法を編み出したりして完膚なきまでにクソゲーを叩きのめす。それはユーザーに親切な名作ゲームじゃ味わえないカタルシスなのです。
…一緒にするなって?ええ、まさしくそうですね。私も自分で書いてて「ふざけんな」って思いました。闇の勢力とか送り込まれて消されちゃいますかね?…え?消されてほしい?


…ところで(汗)、ちらほら入ってくるヤグディン情報にいちいち吹いてました、この大会。突撃レポートしてたとか、羽生君の演技ガン見してたとか、競技も気になるがヤグディンが気になってしょうがない…。
ヤグディン、羽生君のことお気に入りみたいですけど、わりと最近までちゃんと羽生君のことを知らなかったっぽいのが何とも言えない(笑)。ヤグディンの前でプルシェンコリスペクトプログラムは、そりゃあかんかったかもしれんな…。あの人たち色々あったんでしょ←目をそらす
私は羽生君を見ているとヤグディンを思い出してしょうがないので、いつかヤグディンと羽生君が巡り会って何かがスパークすることを期待してしまう。駄目か、あいつプルオタだからな…。

キリがないのでこの辺で(汗)。残すはエキシビションの感想のみ。あと少しだけ、お付き合いいただければ幸いです。
また、最終回の記事は特に読んでいただければ嬉しいです。この回は読んでいただける方が多いかなと思ったので、こそっとお願いをさせていただきます。



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世界選手権2019雑感⑰

とうとう、とうとう最後の種目です。これで今シーズンの世界選手権の覇者が本当に、本当にすべて決まります…!

男子フリー①

第1グループ

このグループだけライブ配信なのですが、リンクインや挨拶、6分間練習も生で見られるので、ある意味いちばん満喫できるかもしれない…。てか第1グループのメンツなのかこれが…。嘘やろ…。


1:アレクセイ・ビチェンコ
いきなりビチェンコって、日本のスケートファン大歓喜だな…。本当はもっと後のグループで滑る選手なのでしょうが…。
コンビネーションジャンプの4回転が抜けた、トリプルになったか。ということはもうトリプルトゥループが使えん、とドキドキしたが、さすがにベテラン、冷静に次のコンビネーションのセカンドをダブルに。
トリプルアクセルは得意なイメージがあったのに転倒してたし、昨シーズンのような調子はやはり戻っていないが、飄々とした魅力は失われてなくてある意味安心。
ジャージ脱いだ瞬間にビクッとしてしまったが、衣装ですからね。血のついたデザインの衣装なんだよな。


2:田中刑事
落ち着いてるか、どうだ…。大丈夫、観客が味方してくれる…!
4回転サルコウのコンビネーション降りた!降りた…!しかし次のサルコウは3回転に。抜けたのか、抑えたのか。コンビネーションジャンプのセカンドをダブルにするなど、ザヤックにならないよう冷静に滑っている。トリプルアクセルもこらえたが降りた。転倒なし!
ああ、これテレビで生中継したかったろうなフジも…。いい演技だったよ!いい演技だったよおおおおおお(号泣)


3:デニス・ヴァシリエフス
彼の衣装、今回のキスクラにピッタリ合いますね。たぶんキスクラではジャージ着ちゃうだろうけど。
4回転トゥループ、振付のような珍しい降り方だったけど転倒扱いだろうなあれは…。ってあれ、ディダクションないぞ。へえ、転倒にならんのかあれは。
トリプルアクセルも上手く決まらず、序盤に固めた高難度ジャンプで点が取れなかったかもしれない。しかし後半は綺麗にジャンプも決まったし、何よりプログラムが早く終わる印象だった。表現する力はあると思う。

スローで映ったステファン…。リンクサイドのステファンにもGOE1くらいつきそうですね。ステファンだけを映してライブ配信しても需要ありそう…(笑)。今日はコート着てませんね。
あ、デニス君衣装のままでキスクラに。やっぱりすごくしっくりくるな。日本開催の世界選手権に合わせたプログラムだったのでしょうが、細かいところまで絵になりましたね。


4:ブレンダン・ケリー
4回転トゥループ綺麗だった…!しかしサルコウは3回転に抜けたか。後半に跳んだ4回転トゥループも3回転に抜ける。彼もザヤックにならないよう冷静にジャンプを跳んでた印象。
終盤はせっかく楽しい曲なのだからもっと楽しく滑ってー、っていつも思ってたけど、今日は今まででいちばん楽しそう。うんうん、いいぞ。観客の手拍子も後押ししたかな。


5:ジュリアン・ジー・ジエ・イー
トリプルアクセルが2本綺麗に決まった!これは大きいだろう。肩の動きなどもとても上手く、楽しく見ていられる。
しかし何でもないところで突然背中からひっくり返ってしまった。「ゴツッ」って音がしたような(泣)。最後まで滑り切れてホッとしましたが、すごく痛そうでした…。あの転倒、ジャンプ跳ぶ直前だったっぽい?あとから別のジャンプ跳び直したっぽいですね、冷静だな。


6:アレクサンドル・サマリン
4回転ルッツきたああああああ!半端ない高さ!測って!アイスコープあれを測って!!てか第1グループですけど?!
4回転トゥループの転倒など序盤はミスもありましたが、後半は盛り返してしっかりジャンプを跳んでました。ちょっと必死に見えたので、その辺は来シーズンの課題かな。
てかアイスコープ!何でトリプルループ。ルッツを測ってくれ…。コンビネーションジャンプは無理なのか?


ここでライブ配信は終了。テレビでの生中継に移動です。相変わらず5分ほどタイムラグがあり挨拶などは映らないが、全選手ライブで見られるなんて最高だからちょっとくらいはしょうがないかな…。
なのでアーカイブで6分間練習は見たけど、リンクインの時のサモヒン君かわいい…。

第2グループ

7:キーガン・メッシング
冒頭のルッツ相変わらず美しい。しかし4回転が…。トリプルアクセルも転倒してしまった。最後のジャンプもトリプルアクセルで、こちらは綺麗に決まったもののコンビネーションにできない。最後に入れてるということは得意なジャンプなんだろうにな…。
しかしコレオのお茶目さなど、キーガンの魅力は出てたんじゃないかな。来年の枠もあるし、緊張したか。いつもほどイキイキしてなかったもんな…。


8:ウラジミール・リトヴィンツェフ
彼は初めて地上波に流れたのでは。間違ってたらすみません。しかも選曲がくるみ割り人形。衣装といい、そこはかとない王子感が漂う。こりゃ落ちた人いるな…(笑)。
4回転トゥループすごく綺麗!2本目のトリプルアクセルだけ転倒してしまったが、着氷した時の姿勢なども美しく、なかなかいい演技だったのではないかと思う。基礎がしっかりある印象。これから表現面も伸びてきたらいいスケーターになりそう。


9:アレクサンドル・マヨロフ
このフリー、壊滅的な出来になってた記憶しかないんだけど、今日は4回転トゥループ綺麗に降りたあああああ!ミスもちらほらあったしパーフェクトでは決してないけど、彼の競技生活最後になるのであろうジャンプ、トリプルサルコウはクリーンに降りた…!
撫でると金色に変わるネクタイの仕掛け、個性的な選曲、観客を楽しませてくれるプログラム。長い間本当にありがとう…!


10:ダニエル・サモヒン
序盤のジャンプの出来が壊滅的に…。4回転が2本ともダブルに抜けたので、序盤のジャンプ3本で得点が5点くらいしかない(泣)。その後もジャンプがなかなかクリーンに決まらなかった。演技後になかなか立ち上がれなかったし、怪我などしていなければいいが…。
このプログラムは最後のステップがめっちゃカッコいい。カッコ良すぎてミスを全部忘れるくらいカッコいい。


11:ナム・ニューエン
4回転サルコウ2本ともものすごく綺麗だった…!しかし今日の鬼門はアクセルだったらしい。上手く決まらず、2本目はコンビネーションにもできなかった。その後もジャンプの乱れがあり、冒頭の好調ぶりを維持できずに演技終了。無念。
冒頭でシャツの襟を掴んで暗い顔をしていたが、曲調が変わるといちばん上のボタンを開けるような仕草。悩みを忘れて弾けることにしたのかな。だからここまで笑顔も封印してたのかな?細かい演出に気付くと物語が一気に浮かんできますね。


12:チャ・ジュンファン
4回転が2本とも上手く決まらない。ルッツとループのコンビネーションも綺麗だったが、回転不足気味に見えるジャンプが多い…。アクセルのためも長いし…。
シーズン序盤の勢いがまったくなくて、怪我でもしているのかと心配になってしまった。ハラハラしていたので「ジュリエーーーーーッ」が耳に入ってこなかったです(泣)。
でも彼はとても若い。まだまだ長く続くであろう競技生活で、焦らず成長してきて欲しいです。
え、振付シェイリーンなのこれ?ウィルソンって聞いてたが、あれショートの方か。四大陸の時は実況が間違えたんだな。あとで該当の記事修正しとこ…。


ここで整氷タイム。整氷タイムもこれで最後か…。おそらく刑事君の演技はこの間に放送されるであろうと予想したが、やはりそうだった。やっぱりテレビの画面で見る方が迫力あるわ、表現面が細かく伝わってくる。アクセルは手をついてたのか、解説ないと気付かなかった。

最終グループの会場入りやウォームアップの様子。羽生君の絶対に諦めない気持ちが本当に色々なところから伝わってきた。これからは楽しもうと言っていた人の、「必死こいて」。ああ、彼は本当に、本当に骨の髄からスポーツ選手なのだ。

長くなってきたので、後半グループについてはまた明日。是非明日もお付き合いください。ちなみに明日は超絶長いです←予告



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世界選手権2019雑感⑯

昨日の続きです。上位10組くらいは趣味で選んでいいのでは?とリズムダンスを見て思ったので、いったいどうやって順位が決定するのか、ものすごくワクワクしますしドキドキします。あああああ…。あああああ←落ち着け

そう言えば、視聴しながらアイスダンスだけ「いつも通り」だという印象があったが、そうか、アイスコープでの計測がないんだ。ジャンプないもんね。代わりに測れる要素がないかしら。ツイズルの回転速度とか…?←計測してどうする…

アイスダンス・フリーダンス②

第3グループ

この辺りからメダルの可能性のある選手たちばかりになってきますね。接戦過ぎて展開がまったく読めない…。


11:ロランス・フルニエ・ボードリー&ニコライ・ソレンセン
冒頭のポーズから物語がもう始まってる、素敵過ぎる…。そしてロランスさんの衣装が本当にいいのである。衣装だけでも非常に表情豊か。紅い情熱が静かに、激しくリンクに描き出される。ものすごい浸ってしまった…。
さすが後半グループ。この中から表彰台には3組しか乗れないなんて…。


12:ケイトリン・ホワイエク&ジャン=リュック・ベイカ
ショートでも思ったけどベイカーさんのツイズルのフリーレッグめっちゃ綺麗…。何あれ…。
指先からスウッと空気が抜けていくような、浮遊感のある滑り。しかも、ひとりで滑っていたら出せない物語が静かに溢れてくる気がしてくる…。ああ…。


13:シャルレーヌ・ギニャール&マルコ・ファッブリ
何だか優しい滑り。語り合いながら滑っているみたいで、でもゴージャスでお洒落で。ヨーロッパの街角で、そっとダンスに誘われていくような。
すごい素敵でした…。個人的にはこのプログラムめっちゃ好き…。


14:マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ
彼らでも最終グループ入れなかったんだな…。何すかこの大会…。
同じゴージャスでお洒落でも、まったく違う雰囲気。リフトがもう凄すぎて呆然。ひとりで床でやってみるのも大変そうなポーズを人の足の上でやってしまうとは…。
めちゃくちゃ会場も沸いてました。いい演技でした。もうこのグループは動きが合ってるとか合ってないとかいうレベルじゃねえ…。


15:パイパー・ギレス&ポール・ポワリエ
ポワリエさんは70年代くらいの少女漫画の登場人物のような美形ですな…。衣装も選曲も手伝ってレトロな雰囲気。パイパーさんがゴージャスな衣装で、田舎の青年が物語の世界のお姫様を拾ったみたいである。静かに、じんわりと染みわたる…。

第4グループ

スケート連盟の会長がやっぱり紹介されたが、もう観客それどころじゃなさそう。ショートほとんど点差なかったよな、どうなるんこれ←心臓バクバク


16:ケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ
テン君が使っていた曲で滑ると紹介される…。テン君、この会場にいるような気がするんだよ…。届くといいな…。
冒頭のリフトが、もう人間の技と言うより空気の精が回ってるみたいだった…。透明な滑りだけでももう切なかったんだけど、ラストのリフトで天に伸ばした手が、テン君を探しているようで切なくて切なくて、もうその前から泣いてたんですが、スローの間とか涙止まらなくて参りました…。もう順位とかどうでもええわ…。


17:マディソン・ハベル&ザッカリー・ドノヒュー
すごい、あっという間に会場の空気を変えた。時代設定と年齢設定がいい意味でおかしいロミオとジュリエットだと思ってたが、今日はさらに「ロミオとジュリエットがそれぞれ軍を率いて最終決戦に向かってる」ようなイメージでした…。この世界選手権の激戦に挑む彼らそのものだったのか。まあ、そういうストーリーじゃなかった気もしますけど、ロミオとジュリエットって(汗)。
むちゃくちゃ良かったです…!きた、暫定1位!


18:アレクサンドラ・ステパノワ&イワン・ブキン
プログラムから衣装からすっごいクールで、それがシャープな動きとピッタリなんだ…。リフトの間のポジションの変え方が尋常じゃなかった。何あれ…。普通にリフトされるだけでも普通の人間には無理ですよ…?
ああああ、あああああ…。どうなるんですかこれ…。暫定2位!


19:ヴィクトリア・シニツィナ&ニキータ・カツァラポフ
前半はG線上のアリア。ゆったりした曲なんだけど、滑りが達人過ぎてまったく単調に感じない。それでいて曲を殺さないスピード感のあるリフト。ツイズルもほかのカップルより長く回ってる気がしてくる。
終盤でテンポの速いロックっぽい曲に変わり、ものすごいスピードと熱狂の中で終わっていった。凄すぎる…。何だこれ…←呆然


20:ガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン
パパダキスさんの衣装…。普通の人が着たら「とっくりセーター」としか言われんだろうに。着る人の違いでこんなに違うのね…。
何でそんな動きまで合うの?という動きまでシンメトリーで、しかも音楽が完全に彼らの足元や指先と一体化している。自分は本当に地球にいるのかという気がしてきた…。うっかり神々の庭の扉とか開けちゃったのか私は←混乱
ここまでのカップル全部良かったけど、ここ地球じゃない、とまで思ったのはさすがに彼らだけです。いや待ってこれ、採点競技なの?!点数つけるの?!マジで?!←混乱

もちろん優勝!ちょっとわけわかんないくらい凄くて私は日本語を忘れた…。わけわかんないくらい凄かったので、是非皆さんフジテレビの公式サイトでアーカイブをご覧下さい…!まだ残ってたら。
…これを書くにあたり採点表チェックして顎が外れた。加点が控え目に言っていい意味でおかしい。マイナスどころか1と2すらない。3もちょっとしかない。ほとんど4か5。現行ルールで彼らがオール5を出してくる日も遠くないのでは…。いやもう納得、完全降伏です…。


優勝者インタビューと表彰式まで流れるのでライブ配信はいいですね。会場で表彰式見るのめっちゃ幸せな気持ちになるからまた行きたい…。
花束贈呈が荒川さん。日本だし観客が盛り上がりますねきっと。3組とも衣装の色が似てて、なんか表彰台に一体感が(笑)。
そう言えばウイニングランの曲なんて言うのかな、すごく好き。リンクインの曲も好き。

パパダキス&シゼロンはもう好きとかどうとかいう話ではなく崇めるしかない存在としても、個人的に滑りそのものが好きだな、と思うカップルが表彰台を占めたので(たぶん私はカツァラポフの滑りが好きだ)、埼玉の神と私は気が合うのかもしれない。チャレンジすればチケット取れたような気がしてしょうがないのだが、諭吉と気が合わないものでね、ええ。私は一方的に大好きなんですが←号泣

このあと男子もあるのに、もはや完全燃焼かと思うほど凄い戦いでした…。些細なミスで順位が変わる、とほかの種目でも言われていましたが、それはアイスダンスが最も顕著だったのでは。
すごい僅差だったけど、表彰台のメンツはその中でも一切隙がなかったような印象です。技術点を見ている余裕が後半グループはまったくなかったのだが、パパダキス&シゼロンの時カウントしなくなっちゃってたの?やっぱり地球じゃなかったんだよ、電波届かなかったんだよ←混乱←早く正気に戻れ←無理


さあ、残すは男子フリーのみ。よりによっていちばんハラハラする種目が最後かい…。気が抜けてしまいたいけどそれが許されない状況。埼玉に来ているスケートの神は、スパルタで熱血な気がしてしょうがないよ…。いつもの神とはたぶん別人だわ←スルーしてください、スルーで(笑)

では、男子フリーの記事でまた明日お会いしましょう。




「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。毎日更新中なのでお気軽に遊びに来てくださいね。
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世界選手権2019雑感⑮

大会も4日目。今日で全競技のメダリストが決まります。この数日、試合を見ながらひたすら感想を書き続けていたため、競技時間内はとにかく集中してました。それ故、競技時間以外は反動が酷くて(汗)、ニュース番組などをチェックするくらいで精一杯でしたね…。
そうやって綴った記事です。ただ楽しく見ていれば楽なのに(笑)、あえて茨の道の楽しさを選びました。最後まで読んでいただければ非常に嬉しく思います。

まずはアイスダンス。リズムダンスが超接戦だったので、見るのがすごく楽しみでした。
アイスダンスはテレビ放送されないため(後日放送されるそうですが、どうやら該当地域ではないので…)、フジテレビ公式サイトのライブ配信での視聴です。

アイスダンス・フリーダンス①

第1グループ

1:アリソン・リード&サウリウス・アンブルレヴィチウス
選曲も衣装もとっても粋で、アイスダンスの魅力がいっぱい詰まってた。音にも、そして本人同士もよくシンクロしてたように思います。トップバッターからとても良かったのでは。贅沢な時間を過ごせた感じ。
おっ、キャシーが一瞬映った?そう言えば羽生君にインタビューとかしてたよね。


2:シャーリー・コフ&クリスチャン・ニュヒタン
解散してからまた結成、ということもあるのねえ。
衣装が中世ヨーロッパとかファンタジー映画みたい。何か物語を演じてるのかな、アイスダンスというよりはペアっぽい力強さを演技から感じた。


3:アレクサンドラ・ナザロワ&マキシム・ニキーチン
NHK杯はナザロワさんの靴が黒かった気がするのだが、今日は白い。新しい靴に替えたのかな。
ステップの途中でマキシムさんが転倒。華麗だったので振付に見えたが転倒かな。うん、ディダクションついてる…。リフトは凄かった、どうなっとるんだあの体勢は…。
しかも、途中でナザロワさんの背中のホックか何かが外れたみたいだった。最後まで滑り切れて良かったけど…。思わぬミスが多かったせいだろうか、キスクラで笑顔がなくつらい…。


4:アンナ・ヤノフスカヤ&アダム・ルカッチ
アダムさんの衣装の背中が気になる。V?
クールなプログラムはアイスダンスで見ると格別ですねえ。序盤はそんな感じでスナイパーでも出てきそうだったのだが、終盤はサンバのリズムみたいなノリノリに。ノリノリパートでもうちょっとノリノリだったら良かったかもだが、盛り上がりそうで面白いプログラム。


5:ユーリア・トゥルッキラ&マティアス・ヴェルスルイス
挨拶の時にユーリアさんが着てたジャージかわいかったな、衣装の色に合わせたようなピンクで。
優雅な音楽と優雅な滑りもアイスダンス!って感じですよねえ。この雰囲気はヨーロッパの人ならではかもなあ。なのにリフトには火がついたみたいな激しさがあるのがピリッとスパイスになっててかっこよかった。

第2グループ

6:ナタリア・カリシェク&マクシム・スポディレフ
スポディレフさんは背中も前もVだ。流行ってるのかV衣装←たぶん流行ってない
うおおおおおおすっごいリフトから始まった!2番目だったか、またまたすごいリフト。足の上に乗ってポーズ取ってるやつ。いい筋肉ついてないとできないリフトだと思った←謎の感想
選曲も振付も衣装も独特な印象。一口にダンスと言ってもいろんなジャンルがあるんだなあ、と実感する。


7:サラ・ウルタド&キリル・ハリャーヴィン
彼らもカッコいいリフトから始まる、ガツンときますね。でも柔らかく滑るところは滑り、メリハリがきいてる。最後のコレオ?リフト?はものすごい勢いで降ろしたので、落っこちたのかと思って焦ってしまった…。


8:マリー=ジャード・ローリオ&ロマン・ルギャック
ロマンさんのシャツかわいいな。水玉模様かと思ったら黒い四角だ。
スタート位置につく前から演技に入ってますね。すっごくスピードがあって序盤から見てて楽しい。腰を持ってぶんぶん振り回すリフトがやっぱ最高ですねこのカップル。
選曲も良かった、2番目と3番目に使われてた曲はたぶんスケートファンにはお馴染みだし、会場も盛り上がりそう。でもあまり得点出なかったですかね。


9:ライラ・フィアー&ルイス・ギブソン
出だしからキレッキレ。今日も絶対盛り上がる!
細かいこと全然わかんなくても楽しいって最高じゃないかなー。結構何曲も繋げてあるのか、スローになったり爆発的に弾けたりしながら、熱狂の中で終わる。めちゃくちゃ盛り上がってましたねえ、あー、なんかスカッとする(笑)。


10:シーユエ・ワン&シンユー・リウ
彼らもすごく良かった!じっくり見てしまいました。ヨーロッパや北米の選手の競技というイメージですけど、アジア圏の人ならではの、エキゾチックな魅力がすごく出てたと思います。控え目だけど実は激しく燃えてる情熱みたいな。
北京まで続けるのかな、その頃にはもっともっと上手くなってそう。おや、暫定5位なのか。アイスダンスの採点難しい…。


ここで整氷。ついでに記事もここでいったん休憩。後半グループはまた明日。



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世界選手権2019雑感⑭

さあ、泣いても笑ってもあと2グループ。この2グループの中から表彰台のメンバーは決まるでしょう。この最終決戦を我々も全力で見届けようじゃないか!

女子フリー②

第3グループ

日本人選手が二人いるからリンクインから映してくれるかも、と期待したらCMに行ってしまったよ(悲)。挨拶見たかったぞ。


13:ガブリエル・デールマン
髪型すごくかわいい、盛り髪が素敵。
前半はものすごく良かったです、ほぼパーフェクトでは。しかし後半に入るとジャンプに乱れが出てきた。体力的に厳しいのかと不安になったが、ジャンプを跳び終えたあとはしっかりと滑っていてホッ。
得点にはちょっと不満そうだけど暫定1位。今できることはしっかりできたのでは?


14:ブレイディ・テネル
どこか焦点の定まらなかったショートとはまったく違う、失敗する気のほとんどしない、非常に気迫のこもった演技でした。特に序盤は絶品だった。ジャンプが演技に溶け込んでいて、非常に見ごたえがありました。
ジャンプやスピンの軸と同じように、演技の軸もほとんどぶれなかったような印象です。素晴らしかったです!
凄まじい高得点!これは順位がまったく読めなくなってきたぞ!


15:ニコル・ショット
前半にほとんどのジャンプを跳んでしまうプログラムのようだが、ちょっと単調に感じるかもしれない。ジャンプもだんだん乱れてきてしまった。しかし、柔らかで落ち着いた表現は、あまりほかの選手には見られない魅力。是非またいい演技でその魅力を見せて欲しいです。


16:ソフィア・サモドゥロワ
ちょっと表情にいつもよりいい意味でのハッタリ感がないように感じたけど、後半でジャンプにミスが。転倒こそないんだけど(さすがミーシンの生徒)、コンビネーションに抜けが…。
トリプルフリップの2本目が規定違反で無得点と出たが、ザヤック?でも得点見る限りはそんなこと無さそうなんだが…。技術点カウンター、結構混乱しますからね。採点表を見るとやっぱり単に混乱してただけみたい。人騒がせな。
ロシア代表としてプレッシャーもあったかもしれませんが、初出場ということを考えても十分に上位ですし、底力も十分に感じました。


17:宮原知子
出だしから非常に落ち着いていた。今シーズンの彼女の演技に時々滲んでいた不安感のようなものがまったくなく、肝が座っていた。トリプルループとコレオの加点凄い…!
それだけに、最後から二つ目のジャンプのミスが悔やまれる。あれは転倒扱いになるのだろうか、会場からは悲鳴が…。いや、転倒にはならなかった様子、ホッ。
回転不足も取られていないようだし、テネルと同じくらいの得点は出してくるだろう。おお、やはり!暫定1位!今シーズンいちばんの演技だったと思います、素晴らしかった。


18:紀平梨花
単独のトリプルアクセルの転倒以外は完璧だった。あの転倒さえなければ恐らく90点近い技術点を出している。転倒しても技術点は80点超え。これはそうそう超えられる点ではないだろう。
もっと気迫のこもった演技なら今シーズンほかにもあったかもしれない。それでも、だ。世界選手権初出場の、シニア最初のシーズンの選手の演技なのか、これが。素晴らしい完成度とトリプルアクセルの破壊力。プログラムも本当に美しい。まさに女子のフィギュアスケートに嵐をもたらす存在だ。
ミスはあったものの、十二分に最終グループにとっては驚異となる得点に違いない。さあ、どうなる…!

第4グループ

ああああ、ああああ…。緊張の最終グループ…!いきなりメドベージェワからとは、もう何が起きるかわかんないよ!あああああ!落ち着いてなんかいられるか!


19:エフゲニア・メドベージェワ
強い、強い眼差し。思わず気圧されるほどの、怖いくらいの女王としての気迫…!
この局面でサルコウとループのコンビネーション…?!しかもあんなにクリーンに。減点されたのはおそらく最後のダブルアクセルだけ。ミスさえなければ紀平さんに近い技術点を出してきただろう。演技を終えて雄叫びを上げているのか。こんな彼女を見るなんて。

私はメドベージェワの演技が好きだが、それは何故かというと、彼女のスケートに「覚悟」のようなものを感じるからだ。母国の期待と重圧と、絶対に負けないという意地とプライドを正面から受け止めて、背負った覚悟。それを、これまでに最も強く感じたフリーだった。変化と苦渋に満ちたシーズンだったのに、よく、よく腐らなかった、投げ出さなかった…!
ショートの得点がここで生きた。メドベージェワが僅差でトップ!


20:マライア・ベル
多少の緊張感はあったように思うが、前半は素晴らしかった。後半で少しジャンプに乱れは出たものの、致命的なミスにはならなかったはず。そのミスにも落ち込んだりせず、いい笑顔で演技を終えた。パーフェクトではなくてもいい演技が続く。何というビリビリした戦いだ…!
彼女も200点超え。200点超えて暫定6位ってどういうこと…(汗)。


21:イム・ウンス
ルッツのコンビネーションのリカバリーが素晴らしかった…!しかも後半で!転倒したジャンプもあったし、些細なミスが命取りになるこの戦いでは順位は落としてしまうだろうが、最終グループの重圧をあまり感じさせなかった。あとは表現力が追い付いてくれば…!まだ若い、きっとこれをいい経験に成長してくるだろう。


22:坂本花織
非常にいい表情をしていた。私はへらへらしてる坂本さんも大好きだが、なんと美しい表情をするのか…。
これは大丈夫だろう、そう信じてとにかく見守る。サルコウは少しヒヤッとしたが降りた。しかしフリップが、フリップが抜けてしまうとは…。だが観客の声援が彼女を助ける。最後のジャンプでリカバリー!
ああ、ああ、フリップだけが惜しい…。ルッツのエラーも取られてないし、それさえなければ暫定でトップに立てただろうに…。でも初めての世界選手権、素晴らしかったです!世界のトップとがっぷり四つで戦えるよ、あなたは…!


23:アリーナ・ザギトワ
コンビネーションジャンプ、よくこらえた…!審議がいくつかついているので回転不足判定がどう出るかだけだが、暫定の技術点は紀平さんと同じくらい出ている。ショートの得点差もある、おそらくこのまま逃げ切るだろう。

滑り終えたその表情は涙をこらえているように思える。オリンピック金メダリストのプライド、プレッシャー。結果が出ない時期もあり、悔しかっただろう。でもこの大一番で、ミスのない演技をやってのける強さは本物だ。もう誰も彼女を疑ったりはしないだろう。女子の金メダリストが翌シーズンも休養せず競技を続けている姿を私は見たことがない。過去にはあったのだろうが私はない。前例の少ないであろうことから彼女は逃げなかった。
ああ、ぶっちぎりの得点!優勝は彼女で決まりだろうが、残りふたつのメダルの色は最終滑走者に託された…!


24:エリザベート・トゥルシンバエワ
4回転サルコウ降りた!降りた!この最終滑走の局面で!史上初の快挙!これは得点として非常に大きい。決まるか決まらないかで順位は大きく変わったはずだ。
コンビネーションジャンプにミスは出たが、技術点はザギトワや紀平さんに近いものが出ている。PCSがどれくらい取れるか、ショートプログラムの得点差がどう出るか。これは最後までわからないが、おそらくは…!ああ、3位以下と僅差で2位!

これは本当に勝手な感想でまったく根拠はないのだけど、私にはショートの彼女の演技に、寄り添うテン君の姿が見えた気がした。テン君はたぶんこの会場にいる。その魂が彼女に力をもたらすような気がしたのだ。
もちろん、そんなセンチメンタルは無関係で、表彰台に立ったのは彼女の努力の結果だけれど。本当に、昨シーズンとは別人かと見まがうほどの、地に足のついた美しさのある演技だった。


優勝者インタビューや表彰式はアーカイブ配信でチェック。ノーカットですからな。いい時代になったねえ。
「金メダル」より「優勝」って日本語で言う方がめっちゃ「勝った!」感があるな。3人とも本当にいい笑顔…。それぞれに背負うものが大きかった選手が勝った、という印象です。


エテリとオーサーの生徒(ただし元エテリ)が表彰台という、エテリ最強伝説がまたもや生まれた、凄まじい戦いだった。オーサーの指導力もやはり本物である。オリンピックメダリストを何人も輩出した手腕は伊達じゃない。
最後に順位を決めたのが4回転サルコウだったことが、女子の新時代が来ることを物語っていた気がする。難易度の高いジャンプが女子の競技では抜群の破壊力をもたらす、それがこの大会によって証明された。そうだ、4回転ジャンプを跳べるジュニア選手たちが、この群雄割拠のシニアの世界に殴り込みをかけてくるまでもう間もなくだ。

ザギトワは得点的に頭ひとつ抜けているが、坂本さんまでは誰がメダルでもおかしくなかった、それくらい僅差だった。メドベージェワがアクセルをミスしていなければメドベージェワが、紀平さんがノーミスなら紀平さんが、フリップが抜けなければ坂本さんが銀だったのではないだろうか。ものすごく見ごたえのある試合だった。
本当に誰が表彰台でもまったくおかしくなかったので、メダルに輝いた選手たちにはこれ以上ないほどの称賛をおくりたい。凄い、凄いことだ。

個人的にはメドベージェワの表彰台に最も心を揺さぶられた。この僅かなミスが勝敗を分けるギリギリの戦いで、表彰台をもぎ取ったのは彼女の経験と、絶対に勝つのだ、負けられないのだという覚悟だったと思う。
今シーズンいい成績が残せていなかったのに代表に選ばれたことで色々な声もあったようだが、彼女を選んだスケート連盟の目は正しかったということになる。それはおそらく当然のことで、我々外野よりずっとずっと的確な判断を下せる専門家の決断を、素人が主観であげつらってるのがそもそもおかしいんじゃないだろうか。おかしいと言うか、みっともない。

それからテネル。最も集中した演技をしていたのはテネルだったように思う。ショートの出遅れがあったとは言え、あの演技でもメダルに届かないとは…。日本の女子もほぼメダルみたいなものだった。胸を張っていい。あとリャボワは今後注目かな。ヘンドリクスのフリーも個人的にはすごく好きでした。


とりあえず現在の女子シングルを漫画にするとしたら、掲載誌は少年ジャンプ一択ですね。りぼんとかちゃおとかじゃないですね絶対。主人公が女子でも少年ジャンプです!

そうそう、翌日以降のフジテレビのワイドショーなどで見たのですが、インタビュー中の坂本さんなど、リンクサイドか控え室かわからないが待機している日本女子が、トゥルシンバエワのサルコウに目を剥いている様子が印象的でした。みんなものすごく素で驚いてて、本当に凄いことだったんだな、と改めて実感。
日本女子の面々も十分に強かったし、今後何年もビリビリする戦いを見せてくれるだろうと思うと、楽しみでしょうがないです。もしかしたら北京に向けていちばん面白くなるの女子かもな。

ではでは、明日はアイスダンスの感想でお会いしましょう。こちらも超激戦になりそうです。いや絶対なるわあれは…。汗。



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世界選手権2019雑感⑬

実力が拮抗した選手が多過ぎて、まったく読めない女子のフリー。今これを書きながらうっすら予想を立ててみましたが、たぶんこれ当たらんな…。ペアはスイ&ハンが優勝だろうと何となく思ってたんですが…←ただの勘

第1グループのテレビ放送はありませんが、きっちりライブ配信してくれます。画面が粗いこと以外は、CMもなくスローやキスクラも流れ淡々と進行するので視聴しやすいですね。解説でわかることも多いのでテレビ放送もやはりいいものだし、どっちも捨てがたい。

記事が長いので、2回に分けてお送りします。まずは前半グループの感想をどうぞ。

女子フリー①

第1グループ

1:ナターシャ・マッカイ
今回はいい演技をする選手が多かった中でのフリー進出なだけあって、調子が良さそうに見える。ノーミスではないだろうがなかなか良かったのでは。何より曲を表現しようとする気持ちが伝わってきて、弾けるようで見ていて気持ち良かったです。
衣装も一風変わってるんだけど、決して奇抜なデザインではなく、個性的で素敵。


2:アレクサンドラ・フェイギン
おお、ジャンプが綺麗だ。大きなミスもないしすごく頑張ったのでは。
緊張したのかとにかく最後まで滑ろう、という感じに見えたし、演技としてはまだジュニアという印象はあったかな。もちろんこれからいっぱい磨いていくのだろうけども。技術的にはかなりいいものがありそうですね。


3:ロリーヌ・ルカヴァリエ
ジャンプの着氷が序盤から乱れ気味だったが、そのまま立て直せずに終わってしまった。転倒などはなかったものの、それほど点は伸びないかもしれないな。それでも暫定1位。
フランスの選手のアートっぽさは何なんだろう。今回出場しているほかのカテゴリーの選手もアートっぽい。独特の雰囲気があって素敵ですね。


4:アレイン・チャートランド
彼女も序盤からジャンプが上手く決まらない。転倒も2回。集中出来ていないのか、彼女の持っている基礎的な力も十分に出せていないように見えた。
来年の世界選手権はカナダでの開催なんだっけ。自分の順位が自国での大きな大会の出場枠に影響すると知っていたらプレッシャーがあったかもしれない…。キスクラでも頬を涙が伝っているように見える…。うう、つらい…。


5:イサドラ・ウィリアムズ
うーん前半が特に絶不調…。ジャンプは抜けてしまうし、スピンも位置がどんどんずれていってしまう。中盤で少し立て直し始めたかと思ったが、結局最後まで上手くいかないまま終わってしまった。
うーん、ベテラン勢が力を出せない演技が続いている。彼女もキスクラの様子がつらい…。


6:エヴァ・ロッタ・キーブス
フリーもなかなかインパクトのある衣装ですね。ナスカの地上絵みたい。
冒頭のコンビネーションジャンプが決まったのでこのまま行けるかと思ったんですが、彼女もジャンプが大きく乱れ始めた。スピードもあまりなかった気がする。フリーを滑るのは大変なのか、それとも大観衆に皆気圧されてしまうのか…。
得点もあまり伸びなかったが、涙が出ていないだけちょっと安心。これをいい経験にまたいい演技して欲しい。


ここでライブ配信は終了、第2グループからはテレビでの生中継。やはり5分ほどタイムラグがあるので、6分間練習などは流れません。配信終了とともにテレビが始まるのがいちばんだったけど、準備とか色々あるのかな。
てなわけで、以下はテレビを視聴しての感想です。まったく展開が読めないので、心を無にしてじっくり見ます。

男子の公式練習の様子もチラッと流れる。生放送。ちょうど女子の試合中にやってるのか。なるほど、試合も見たいし公式練習も見たいという贅沢な悩みが生まれるのだな…。まあ埼玉から遠く離れた地にいる身にはまったく関係ないけどおおおお(泣)。

第2グループ

7:エリシュカ・ブレジノワ
ショートに続いて素敵な衣装。キラキラしてて綺麗。ある程度年齢を重ねないと着こなすことが難しそうなデザインが素敵です。
いいジャンプも跳んでたんだけど、転倒など大きく乱れたジャンプも…。ダブルアクセルのシークエンスとか入っててカッコいいんですけどね。
うーん、彼女も点が…。なかなかフリーはいい演技が出ない状態が続いてしまっている、うーん…。


8:エカテリーナ・リャボワ
おお、ほぼノーミスか?最後のジャンプを跳び終わるとガッツポーズも出た。ジャンプを跳んでるだけのプログラムにも見えたのだが、ジャンプを問題なく跳び終えて安心したのか、終盤は演技が柔らかくなった気がする。まだ15歳か、表現面はこれから磨けばいいさ。
ああ、いい点が出て嬉し涙が…。こういう涙なら見てる方も安心するよね…。


9:ホンジー・チェン
170cmあるのか、それはジャンプ跳んだら迫力あるだろうな、特に会場で見たらよくわかるはず。
いいコンビネーションジャンプから入ったのだが、転倒などミスも見られた。気合いの入った表情や、動きに柔らかさがあるところなど、伸びてきそうな選手だなと思うので、次の機会にはガツンといい演技して欲しいです。


10:ルナ・ヘンドリクス
手の表情がとても豊かで美しい。滑りも美しいので、頭の先から爪先まで美しく見える。そうした美しさの中から繰り出されるジャンプやスピン。非常に質の高い、こういう演技が見たかったんだ、という滑り。転倒などミスもあったのですが、ここまでに滑った選手の中では抜群に良かったと思います。きた、暫定1位!


11:ダーシャ・ゲルム
アナウンスはグルムに聞こえるんですが、フジテレビのテロップに合わせてみたよ。
ジャンプで手をついたり抜けてしまったり、すごくいい演技とまではいかなかったかもしれないが、最後のトゥループを跳び終えて見せた笑顔がかわいくてホッとしちゃった。シーズンベスト更新もおめでとう!


12:イー・クリスティ・レオン
おお、あの強そうな衣装だ。ロックの女王っぽいやつ。なので演技ももっと女王っぽいといいのだが、まだ若いししょうがないかな。前半は特にジャンプ跳ぶのに必死って感じだったし。
いい出来で進んでいたので、最後のジャンプの転倒だけが惜しかった。まだ若いし、今後どんな演技を見せてくれるか楽しみ。


ここで整氷タイム。あらかじめ予告があった通り、羽生君の公式練習の様子が流れる。曲かけ練習がフルで。スピンやコレオは流していたが、ジャンプはすべて挑んでいた。絶対に負けないというビリビリした気合いを感じる。
ループの転倒はヒヤッとしてしまいますが、ループが決まるか決まらないかは非常に大きいはず。本番ではループにも復活してもらいたい。当分試合から行方不明ですよね、羽生君の4回転ループ。

とりあえずここまでで本日は終了。接戦かつ熱戦の後半グループについてはまた明日。



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世界選手権2019雑感⑫

昨日の続き、後半グループの感想です。とっくに競技が終わってからも延々と載せておりますが、何せ記事の文章量が多いので…。のんびりとお楽しみいただければ幸いでございます。

アイスダンス・リズムダンス②

第4グループ

この辺りからお馴染みの選手ばかりになっていきますね。ドキドキです。


13:シャンテル・ケリー&アンドリュー・ドッズ
ドッズさん、四大陸ではシングルでも出てたけど、今回はアイスダンスだけなのね。両方やってるって凄い。
シンクロ具合があまり感じられないポイントなどもあった気もしましたが、最後の低い低いリフトで帳消し。凄い。持ち上げるよりある意味力要るのでは。
うーん、得点が…。フリー進出は無理か…。


14:サラ・ウルタド&キリル・ハリャーヴィン
サラさんめっちゃ髪型かわいい…。でも滑り出すと目が姉御でした。めっちゃ姉御でした。ビビったよ私(汗)。
これあれだな、酒場の女将に「あの女を殺っておいで」って言われるプログラムだな。そんな物語が勝手に浮かんでくる(←本当に勝手)ということはいい演技だったってことだな。
キスクラでコーチがピカチュウ持ってるのめっちゃツボるんですけど(笑)!ギャップすげえ(笑)。


15:シーユエ・ワン&シンユー・リウ
冒頭からとてもよく滑れていたように見えました。ツイズルもピタリと合っていたし、ラストのポーズもビシッと決まってなんかスカッとする。とても良かったんじゃないでしょうか。おお、シーズンベスト!


16:ロランス・フルニエ・ボードリー&ニコライ・ソレンセン
すごく深い滑りで安心して見ていたのだが、あれ、ニコライさんの靴…?男子のスケーターはよくズボンの裾に紐がついてて、それで靴と衣装を固定してるけど、その紐らしきものが途中で切れてしまったっぽい。こんなことあるんだ、初めて見た。
引っ掛かってしまわないか心配したが、最後まで滑り切った、ホッ。得点にも影響は出てないのかな?リンクに落ちたわけじゃないしな。


17:マリー=ジャード・ローリオ&ロマン・ルギャック
フィギュアスケート見てると国籍へのこだわりが薄くなっていく気がする。競技を続けるために国籍変える選手も多いし、だんだんそれが普通の感覚に…。
股くぐりすげえええ!アイスダンス観戦はわからないことばかりで難しいけども、第1グループから見てると滑りの質がだんだん上がっていくことは素人目にも分かるもんだなあ。素敵だった…。


ここでまた整氷。うーん、現時点で小松原&コレトがフリーに進むのはほぼ無理そう…。あとひとつ順位が上がれば行けたのに、惜しすぎる…。

第5グループ

18:ヴィクトリア・シニツィナ&ニキータ・カツァラポフ
2017年のNHK杯で生の演技を見て以来、ずっと個人的に気になっていて時々チェックしていたカップルなのだが、今回素晴らしい出来だったんじゃないか…?冒頭から目が離せなかった。何だあのツイズル…!無駄な力のないしなやかなダンス。ヤバい、凄い、凄すぎる…。
うおお、点数が跳ね上がった!ここからこんなカップルばかり出てくるのかと思うと心臓がバックバクしてくるよ!ぎゃあああああ!


19:パイパー・ギレス&ポール・ポワリエ
衣装の光沢が凄い。磨きあげられた銅鍋みたいだ←もっといいたとえないのか…?
悪くはないんだけど、シニツィナ&カツァラポフが凄まじかったので少し薄味に感じてしまった。ちょっと滑走順の運がなかったかも。「エグいくらいの感じ」ってアイスダンスでは強烈な個性として効いてくるんですねえ。
おお、でもやっぱり高得点。


20:ナタリア・カリシェク&マクシム・スポディレフ
アナウンスはスポドリエフに聞こえる。うーん、どっちがいいかな。
いきなりリフトから入るプログラム。そのリフトでグッとプログラムの世界に引き込まれてしまいます。そのまま見つめ続けていたら、あっという間に終わってしまった…。フィニッシュもこれまた魅せる。


21:ケイトリン・ホワイエク&ジャン=リュック・ベイカ
ホワイエクなのかハワイエクなのかいつも迷う。お名前の表記って難しいね。何となく直感で選んでますけど。6分間練習でも大歓声。
ええええ、ええええ、凄い…。足が魔法のように動くよ…!ツイズルも素晴らしかった。ちょっと、このグループに入ると急に終わるの早くなったんですけど!←いい演技の証拠
でも得点は…。思ったほど伸びない?


22:ケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ
彼らも6分間練習の時点で大歓声。人気あるなあ。もうこの辺のグループからはどのカップルもそんな感じかしら。
タンゴなのに上品で美しいってどういうこと…!しかも曲の盛り上がりにつれてそこに情熱が加わってくる。滑りに見とれて、もう演技終わっちゃうの?嘘?!もうちょっと滑って!って叫びたくなった…。
キスクラにモロゾフ。すっかり忘れてたが彼アイスダンスの選手でしたね。おお、暫定2位!

第6グループ

本日もやはりスケート連盟の会長が6分間練習中に紹介された。たぶん明日もそうだな。


23:シャルレーヌ・ギニャール&マルコ・ファッブリ
ぐはあ…。中盤は足元ばっかり見てしまった。あんなにピッタリ揃って滑れるものなの?!どうなっとんだ…!それでいてリフトなどはダイナミック。ただ派手なだけじゃなく渋い。
彼らでも3位か、僅差だけど。もう好みで選んでいいのでは、上位10組くらいは…。


24:マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ
ベイツさん、確かギックリ腰で四大陸のエキシビションに出てなかった記憶が。なので心配してたけど、良かった、元気そう。
ちょっとだけ勢いがなかったような気もする。ツイズルとかもうミスる気すらしないのでそんなの贅沢な感想かもしれんが…。僅差で3位。


25:マディソン・ハベル&ザッカリー・ドノヒュー
このカップルの滑りも個人的には好きです。深い滑りと何で昼間に放送してるのかわからん雰囲気が良い←何だよそれ
終わるの早くて、何だかよく分からないうちにキスクラに画面が変わってた。ヤバいよ。てか超僅差じゃん。なんすかこれ!←凄いものを見続けたので壊れ気味


26:アレクサンドラ・ステパノワ&イワン・ブキン
前半特に良かったですね、超キレッキレ。ツイズルが素晴らし過ぎて呆然。気がついたらなんかもうフィニッシュっぽくて、え、もう終わり?!と叫びそうになったがなんかさっきもそんなことあったような(汗)。
脈々と受け継がれてきたロシアの芸術性が現代の感性と合致した、って印象。ペアでもそれを感じる。フィギュアスケートにおけるロシアはやはり深い…。
これでも2位!てかマジで超僅差、これ明日のフリーどうなんの?!


27:ガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン
6分間練習前の挨拶で、彫刻が立ってると思いました…。NHK杯で見たかった…。
リンクには二人しかいないのに、どこを見たらいいのかわかりません…。足元に目がいってしまうが何もかも美しいんだ。視界がもっと広がったらいいのに…。
音を奏でるというより、音が当たり前のようにそこにあるように、もう氷すらも存在しないように、二人いるはずなのに一人しかいないように感じる程別次元でした…。いけないお薬を摂取した時ってこんな気持ちなのかしら←ヤバい
ぶっちぎりの高得点。めちゃくちゃ僅差の戦いで頭ひとつ抜けたが、どうしてそうなるのかは見ればわかるとしか言えんですな…。


いやー、凄かった…。どの種目にも優勝候補が何人かいるけれど、アイスダンスだけはほぼ「パパダキス&シゼロン」と言い切れる状況で、賭けをしても賭けにならないレベルだろうと思われましたが、予想を裏切ることが一切なくてもう笑いしか出なかった…。まだフリーもありますし、何があるか最後までわかりませんけどね。
そしてロシアが強い。シニツィナ&カツァラポフが2位、ステパノワ&ブキンが3位。男子以外はロシアめっちゃ強くない?男子以外は…。このままだとヤグディンプルシェンコが復帰するとか言い出しかねないので、男子のみんな頑張ってくれえ(泣)。

ラスト2グループは、急に早送りになった?時間経つの早くない?玉手箱でも開けたのか私?とかなんとか呆然としてたら終わってました。ヤバいよ。何だこれ。
録画やアーカイブだとたぶんあまり集中出来ないので、この時間しかない、というライブ視聴は私にはピッタリだし、何より展開がまったくわからなくて最高にビリビリくるわ。絶対フリーダンスも見る…!

フリーダンスの前には女子フリー。こちらもまったく展開がわかりません!明日はその女子フリーの記事でお会いしましょう!



「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。毎日更新中なのでお気軽に遊びに来てくださいね。
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世界選手権2019雑感⑪

大会もいよいよ3日目。今日はアイスダンスと女子の競技が行われます。まずはアイスダンス。テレビ放送こそありませんが(後日録画放送はあるっぽいがたぶんうちの地域流れない)、フジテレビの公式サイトでライブ配信してもらえるのでガン見しますよ!

ではでは、早速リズムダンスの感想を。アイスダンスは私には難しすぎて、かっこいいとか胡散臭いとか美しいとか、そんな素人丸出しの感想しか書いておりませんのでそのつもりでお読みいただければ(泣)。

アイスダンス・リズムダンス①

第1グループ

1:ヴィクトリア・マンニ&カルロ・リトリスベルゲル
お名前の読み方が…、わからないです(汗)。とりあえずアナウンスが聞こえた通りに記述してみたわ。ヨーロッパの方は特にお名前が難しい気が。
へえ、スイスのアイスダンスカップル。初めて見ました。衣装がとっても正統派。正直アイスダンスは細かいことがさっぱりわからないんですけど、トップバッターから会場を温めてくれたのでは。


2:カテリーナ・ブニナ&ゲルマン・フロロフ
あれ、ツイズルが…。アイスダンスにしては演技があっさりめだったので、もっとねっとりしてても良さそう。曲もタンゴだし。でもシングルにはない雰囲気はやっぱり見てて面白い。


3:ライラ・フィアー&ルイス・ギブソン
えっ、第1グループなの?意外。世界ランキングあんまり高くないのかしら。
ツイズルがちょっと、ん?ってとこがあったか?でもスピードやシンクロが凄い、いきなりレベル跳ね上がった感じ。ぐんぐん振り回すリフトや最後のギブソンさんのバタフライなど見所も。これはお客も沸くだろう。


4:シーラ・イチロフ&ヴァディム&ダヴィドヴィッチ
アイスダンスらしい、気の強そうな美女とイケメンの組み合わせ。見てるだけでも楽しいですね。ツイズルはやっぱり難しいんだな、とアイスダンスを最初の方から見てるとすごく感じるな。
フィニッシュがカッコいい、勢いよく離れていく。

第2グループ

このグループの皆さんお名前が難しい。少女マンガやゲームのようだ…。お名前まで華やかとは…。


5:アンナ・ヤノフスカヤ&アダム・ルカッチ
会場アナウンスはルカクスさんに聞こえますね。彼らの衣装素敵。黒メインの中にある赤い紐?や花がいい差し色になってる。
アイスダンスは「程よいハッタリ感と胡散臭さが上品さと共存してる」のが魅力だと思いますが、彼らなかなか共存してて良かったです←意味不明の感想


6:アリソン・リード&サウリウス・アンブルレヴィチウス
リンクイン待機中の選手にキャシーがいる、と一瞬びっくりしたのですが、もちろんキャシーじゃなくて妹のアリソンさんの方。たいへんよく似ていらっしゃいますね。
アリソンさんの足元素敵、つい目がいってしまった。冒頭の目力も凄かったけど(笑)。最後のリフトもすんごいカッコいい、迫力…。おお、シーズンベスト!


7:ジャスミン・テッサリ&フランチェスコ・フィオレッティ
衣装のスカートがめちゃくちゃ素敵。広がると真価がわかる素敵ぶり。イタリアの選手か、なるほど納得…。スカートだけじゃなく全体的にも素敵なデザイン。
あれ、ツイズル…。なんか動きが止まっちゃったように見えた…。全体的にちょっと勢いや迫力に欠けてたかもしれない。曲がポエタに変わると一気に盛り上がっていきましたが。うーん、点が伸びなかった…。


8:ユーリア・トゥルッキラ&マティアス・ヴェルスルイス
うわあ、またまた素敵な衣装。ユーリアさんのスタイルが美しいので、衣装もさらに美しく見える。
ちょっと上品に滑り過ぎているように感じた。フリーレッグ美しい、と感じたりもしたのだけど。
彼らも後半がポエタ。ポエタ大人気。曲に力があるもんなあ。目がついていけなくなりそうだったリフトがすげえ。


ここで整氷。2日ほど4時間睡眠が続いているので眠くなってきた…。いやいや、今日も女子終了まで頑張らねば。見逃したら一生後悔しそうだし(泣)。

第3グループ

9:アンナ・クブリコワ&ユーリ・フリツキー
まだ結成して日が浅いんですね。そのせいなのか、滑りも踊りもあっさりし過ぎてたかも。なんかふわふわして力が締め切れてないというか。足さばきが見所の競技なのにあまり動けていなかった印象もありました。結成したばかりですもんね、まだまだこれからですね。


10:小松原美里&ティム・コレト
ティムさんイケメンだなあ…。ジャケット衣装もよく似合ってて素敵。小松原さんもすごくいい表情。これは期待できそう。
ツイズルも良かったように見えたし、よくアイスダンスで耳にする「二人の距離が近い」という意味が初めてわかった気がする。素人目にはすごく良かったと思います。でも得点はそんなものなのね…。


11:シャーリー・コフ&クリスチャン・ニュヒタン
お名前が難しいです。男性の方聞き取れない…。
ツイズル綺麗だったなあ、余裕があった。前半の優雅な曲調と後半の明るい曲調とをきっちり滑り分けていて、違和感なく見られました。最後の方の振付もかわいい。ちょっとレトロな雰囲気のプログラムで素敵でした。


12:アレクサンドラ・ナザロワ&マキシム・ニキーチン
NHK杯も場内アナウンスはニキティンに聞こえたな。ナザロワさんの衣装、シンプルだけどシックで素敵ですね。あ、これニキーチンさんのシャツの襟がすっごい不思議なやつだ、モード過ぎる(笑)
おお、なかなか上手い。力のかけ方なんだろうか、そういうのがすごく自然で、ぼーっと見ていたら終わってました(汗)。


少々記事が長いため、本日はここまで。後半グループの感想はまた明日。



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世界選手権2019雑感⑩

昨日の続き、本日で男子ショートプログラムについては最終回。記事が長いので3回に分けてお送りしておりました。

しかし、男子の競技がある日のチケット入手は困難だったでしょうね…。あれだけ大きな会場なのに超満員。男子の人気がこんなに上がるなんて、ひと昔前は想像もしていなかったな。

男子ショートプログラム

第5グループ

気がついたら6分間練習が中継されぬまま終わっていた…。はい、アーカイブアーカイブ…。
…で、アーカイブ見たんだけど、何このビチェンコさんの人気ぶり(笑)。


24:ボーヤン・ジン
4回転ルッツで転倒。いつもはもっとえげつない高さが出てる気がするので、そのせいか。でも4回転トゥループのコンビネーションとトリプルアクセルはバッチリですよ!
審議がいくつかついてるが、得点はどうなるだろう。ちょっとだけ演技も硬かった気がする。うーん、思ったほど得点出ないな…。


25:デニス・ヴァシリエフス
トリプルアクセルで転倒してしまった、得点源だけにちょっと厳しい…。コンビネーションはダブルになった?とヒヤッとしたが、セカンドがトリプルだったから何とかなるか…?
スピンやステップはしっかりレベル取っているので、何とかフリーに残って欲しいが…。あ、良かったフリー出られる…。
キスクラやリンクサイドをチェックしてしまうのは許してください。あのスイスのお人はキャラが濃すぎて気にしないでいるのは無理です(←開き直り)。今日は茶色のコートですね。会場暑いって聞いたけどリンクサイドはやっぱり寒いのかな。


26:マッテオ・リッツォ
ジャンプノーミス!特に4回転トゥループは素晴らしかった。指先まで美しい4回転ジャンプなんてそうそう見ないよね。滑りもなめらかで、スピンやステップもレベル4。まさにトータルパッケージの素晴らしい演技でした…!
彼はもう一度ちゃんと生で見てみたい選手なのよ。ああ、今日のお客さん羨ましい。これは高得点が出るはず。おおおおやっぱり!暫定1位!


27:アレクセイ・ビチェンコ
今シーズン調子が悪そうだったので今日の演技も心配してたけど、4回転トゥループ入った!手をついちゃったけど。ミスしたので「やっちゃった☆」という顔でペロッと舌を出すビチェンコさんかわいすぎ。激しく動いてるので噛まないか心配なんですけど!
クリーンな演技ではなかったかもですが、転倒しなかったパワーというか技術はすげえ。フリーもギリギリ進めるかな?


28:ヴィンセント・ジョウ
4回転ルッツにトリプルトゥループのコンビネーションとトリプルアクセル。うう、審議がついてる…。4回転サルコウは私の目にも完全に回転不足で降りてきているように見えた。彼は回転不足がとにかく課題ですよね…。回転が気になって演技に集中できなかったが、これいいプログラムなんだよね…。
でも回転不足は結局サルコウだけだった様子。なのですごい点出た!暫定1位きたあああ!


29:アレクサンドル・サマリン
ああああ、転んでも転んでも4回回っていたルッツがあああ…(泣)。得点が入らない、これは痛い…。コンビネーションは4回転フリップ!でも加点がついてねえ…。アクセルもちょっとギリギリか。
なんか演技から動揺が伝わってくるようだった(泣)。フリーには進めると思うから、挽回頑張れ…!

第6グループ

阿修羅のあの暗殺者の眼差しがリンクに戻ってきて私は本当に嬉しいです…。マイペースな表情の昌磨君、ニコニコ笑顔のジェイソン、違う意味でわりと暗殺者の眼差しのコリヤダ、笑顔のキーガン、ニヒルな微笑みのネイサンで締め 。挨拶見てるだけでテンション最高潮になるな…。


30:羽生結弦
滑り出す前に羽生君の横顔を流れる汗。この時点でもう汗をかいているなんて。少し嫌な予感がした。
スタートの位置に立つ。指先と眼差しから静かに、でも抗えない力をもって流れ出る稲妻のようなものを冒頭のポーズから感じなかった。不安が鎌首をもたげたものの、予想を覆してくる人なので大丈夫だろうと思ったのだが…。

サルコウ…。久しぶりに見たよ羽生君のショートでのパンク。癖とまではいかないと思うが、羽生君結構パンクさせる方だよな…。あああ、ここで出ちゃったか…。このいちばんやっちゃいけないタイミングでこれが出てしまうとは…。

凍り付く会場。演技からも動揺が感じられてハラハラしたが、そこはさすがに羽生君である。トリプルアクセル、4回転のコンビネーションと確実に決める。コンビネーションは危なかった気もしたが何事もなかったように加点のつくジャンプに修正し、よくレベル3判定になるステップもレベル4。サルコウさえ抜けていなければ恐ろしい点が出たはずだ。
羽生君の動きから動揺が感じられて、ロステレコムで目にした氷の精が秋の空気を纏って舞うような人間離れした美しさには少し欠けたかもしれないが、たぶんそれはあまりにも高いレベルを求めすぎている。要素がひとつノーカウントになったとは思えない技術点の速報値を横目に見て、それでもトップかそれに近い点は出してくるだろう、と気付いた私は彼の恐ろしさに戦慄した。

得点発表。やはり予想に近い点が出ている。この人、破壊神か何かだろうか。ショートでは致命的とも言えるミスをして、この得点を叩き出せるなんて。私はそのことに、この日最も驚愕した。
さてキスクラの羽生君である。まったく笑ってない…。全然笑ってない…。今回は平昌くらいから恒例になりつつあった、ショートの得点で逃げ切るという作戦が使えない。今シーズンはパーフェクトにフリーを滑っていないし、怪我も完治していないので不安要素もあるだろう。

だが、羽生君はこれまでに何度も、あとがないという状況で驚異の追い上げを見せてきた選手でもある。ヘルシンキの世界選手権のことは記憶に新しい人も多いだろう。神は同じ事をさせるつもりなのだろうか。どっちにしろ、このまま黙っている選手では絶対にない。あのキスクラでの表情からして、フリーには爆発的な力を出してくる予感しかしない…。ぜんっっぜん笑ってなかったですし。何なら顔怖かったですし!

会場も真っ白になったのかもしれないが、こういう時こそ応援しようぜ。静かなプログラムだし、キャーキャーワーワー言えないとは思いますが…。

ところでアイスコープがやっと羽生君のトリプルアクセルを計測できましたね。何なのあの飛距離と高さ。決して背の高い人でもパワーのあるタイプでもないのにな。是非全選手のデータ並べて見せて欲しい…。


31:宇野昌磨
フリップで転倒。審議がついてる。うーん、回転不足に見える。コンビネーションのセカンドもダブルになってしまった。要素抜けこそなかったが、そこまで高得点は出ないかもしれない。いつもほど身体も動いていないように感じた。あの昌磨君にも焦りが出ることがあるのか…。
うううん、やはり…。フリップ回転不足だな…。この時点でスモールメダルにも届かないとは。最終グループに残れるだろうか。まさか昌磨君にそんな心配をすることになるなんて思わなかった。羽生君はわりとジェットコースターなので慣れているが(あんまり慣れたくないですが、泣笑)、昌磨君についてはどこか安心してたので動揺してしまう。でも、そんなに悪い点じゃないのも確かだ。彼も巻き返しに期待である。


32:ジェイソン・ブラウン
トリプルアクセルに審議がついてるが、素晴らしいノーミス!コーチを変えた成果が花開いた。スローでオーサーがジャンプしてるのも目に入ったわ。4回転入ってないのにあの技術点…!PCSも出なきゃ嘘だろう。
これは1位くるんじゃないか?と思ったらやっぱり!アクセルも大丈夫だったみたいね。
4回転なしでできるマックスの演技に近いんじゃないだろうか。ジェイソンが嬉しそうだとホッとしますね。


33:ミハイル・コリヤダ
この大観衆。ひょっとして上位に行けるんじゃないかという期待もあったかもしれない。これはいつものパターンだと思った…。
案の定4回転は3回転に…。コンビネーションも3回転トゥループを跳んでしまったのでセカンドをダブルにするしかなく、得点が下がってしまう。全体的にとてもちぐはぐな印象を演技から受けた。これでは彼の魅力の美しい滑りも活かせない。やはり点が伸びない。コーチも渋い顔に…。
彼は技術的なことが問題じゃないような気がする…。このままだといつまでも同じ事を繰り返してしまうんじゃないだろうか。いい打開策が取れればいいが…。


34:キーガン・メッシング
キーガンさん何故そんなカナダ伝統みたいな髪型に…。いやそんなことはいいんだ(汗)。
4回転トゥループで転倒、審議ついてる。でもトリプルアクセル降りたしあとは問題ないだろうと思ったら、まさかのコンビネーションのセカンドが入らない…。いつものキーガンののびのびした滑りじゃなかったとも思う。
うーん、男子なんだか変な空気に…。得点も全然伸びない。回転不足は大丈夫だったようだが伸びなかった。キーガンも十分上位を狙える選手なだけに、なんか男子の行方が全然わかんなくなってきた…。


35:ネイサン・チェン
最終グループの空気が変だったのでどうなることかと思ったが、ネイサンとジェイソンだけが飲まれなかった。アメリカ強い。
今シーズンはショートであまりいい演技ができてなかったけど、ここに来てパーフェクト!うわあ、これはもうショート1位は固いな。衣装が不思議なことくらいじゃないか、今回のプログラムの穴は…。い、いや、きっと滑りやすいんだよ、そうだよ…(汗)。
おおお、ひとりだけ100点超えた!4回転の種類をたくさん持ってて回転不足気味でもなく、スピンもステップも確実。怪我さえしなければ世界の上位をキープし続ける選手だろう。素晴らしい最終滑走でした。
このプログラムのネイサン、個人的に目が怖いんですが(笑)、これはこれで危険な魅力があってよろしい。


どうも男子の競技には不穏な空気が流れていたが、ジェイソンとネイサンはそれをものともせず素晴らしかった。ジェイソンはむしろひとりだけめっちゃ楽しそうだった。試合だということを忘れるくらい(笑)。
おお、アメリカ男子全員最終グループか。みんな美味しいものでも食べたかな、って関係ないわ(笑)。日本で人気のある選手ばかりだし、日本で滑ることが彼らの力になったのかもしれない。

ショートいちばん良かったのは個人的にはリッツォかも。パーフェクトパッケージという言葉は今日はリッツォにいちばん感じた。フリーもミスがなければいい位置につけてくるだろう。ハビエルが引退しても、ヨーロッパ男子には大きな大きな希望の星が…!

昌磨君も最終グループ残れて良かった、ホッ。ダブルにしたのはわざとだったのか。転倒や要素抜けを免れて確実に上位に食い込むためか。冷静だ…。うん、昌磨君もきっと大丈夫だろう。


てか、ジャンプの得点1本丸々ないのにスモールメダルって、やっぱり破壊神だなあの羽生結弦氏は…。正直、最終グループすらヤバいんちゃうかとサルコウすっぽ抜けた時には思ったわよ…。ご本人も頭が真っ白になったそうだが、我々も真っ白になっておりましたよ…。
羽生君はかけられている期待も、強者故に理不尽にぶつけられる妬みの感情も桁違いだろうから、それを考えると真っ白にならざるを得ない。あの若者の細い肩にかかってるものを思うと、時々たまらなく切なくなるんだよ…。本人はきっとそれすら楽しんでいるんだろうけども、繊細なんだろうな、と感じることもたくさんあるわけで。

でも、悔しいとか頭真っ白とか1面に書かないで、って笑いながら記者にお願いしちゃうあたりや、昌磨君の得点が思ったより低くてびっくりしてる様子とか、試合に戻れて嬉しいんだろうな、みんなと戦えて嬉しいんだろうな、という気持ちも伝わってきた気がする。公式練習も楽しそうだったし。
怪我は治りきっていないようで心配だけど、フリーで燃え上がるだろう黒い炎が楽しみでしょうがないです。プレスカンファレンスの記念撮影、まったく目が笑ってませんでしたし!目が笑ってない!久しぶりだな!変わってねえなオリンピック2回も勝ってるのに!変わらないでいて欲しい…。


しかし、結構フリーに進出できる得点が厳しかったですかね。第1滑走のフェンツが滑った時点では、彼はフリー行けると思ったんですが…。ジュリアンのあの演技でフリー進出ギリギリとか、デニスはよく4回転なしでフリー残れたな…。もはやショートから4回転が必須になってしまうとは。どうなってんだよこの競技。
あと個人的に印象に残ってるのはミハルです。ステップ絶品でした。

この時点で、埼玉に来ているスケートの神はもしかしたら少年ジャンプの愛読者かもしれない、と少しだけ、ふっと浮かんだ。いや、編集者かもしれない。神がまたその筆を振るうのではないかと、そんな気がしてきたのだ。もしかしたらその筆は、もっと先まで見据えた筆かもしれないと。
いや、そんなポエムじみた妄想は今は置いておこう。最高のフリーになることを、ただ願うのみだ。

以上で大会2日目は終了。3日目からはアイスダンスが始まります。ではでは、また明日の記事でお会いしましょう。



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世界選手権2019雑感⑨

昨日の続きです。記事が長いため、男子のショートプログラムは3回に分けてお送りしておりますが、本日が2回目です。

男子ショートプログラム

第3グループ

このグループ、馴染みのない選手が多くてワクワク。ヨーロッパの選手が多くて楽しそう。ヨーロッパの男子は不思議な個性があって好きだよ。


12:ルーカス・ブリッチギ
スイスの選手なんだ、彼のことは全然知らなかったな。ブリチギさんにも聞こえるなあ、お名前難しい。
うーん、転倒が2回。ダブルに抜けてしまうよりはいいと思ったが、コンビネーションジャンプが入らなかったのは痛い…。第2グループまでで結構いい点が出たからなあ。うう、また世界選手権おいでよ…。
スイスの選手と聞くと、スピンにはどうしても注目しちゃいますね。


13:ルーク・マイヤーホファー
コンビネーションジャンプすごく綺麗。全体的に綺麗にまとめてたと思う。
わりと渋い曲で始まったのだが、途中から思いっきりマンボというかラテンのリズムに。それなりに地味な衣装からはまったく想像できない(笑)。この謎のプログラムがヨーロッパ男子の醍醐味←偏見


14:イゴール・レズニチェンコ
冒頭のジャンプで転倒。4回転だったのか、回転は大丈夫だったみたいだけど…。トリプルアクセルでも転倒してしまい、コンビネーションはファーストジャンプが抜けてしまった…。ジャンプが壊滅的な出来に(泣)。
その種類のジャンプ入れてるってことは跳べるんだろうし、大きく開くバレエジャンプなど見所もあったので無念…。うーん、フリー進出は無理か。また次の機会にリベンジしてね。


15:イワン・シュムラトコ
女子もそうだったけど、第3グループから調子を崩す選手が目立ってきた。彼もジャンプがうまく決まらない。最後のジャンプは転倒してしまった…。でもキャメルスピンはすごく綺麗だったと思うよ。曲に合った柔らかさを感じるいいスピンだった…。


16:ドノヴァン・カリーリョ
出だしからお客がノってくる。画面ではわからないけど、会場だと伝わるオーラみたいなものがあるんだろう。
しかし彼もジャンプが…。アクセル抜けたのは痛い、得点源だろうに。コンビネーションジャンプも転倒、ラストのジャンプもステップアウト。でも余裕綽々の笑顔で挨拶しててイケメンオーラ全開。うーん、フリーも見たかったから残念だけど、またの機会を楽しみにしてる。


17:ブレンダン・ケリー
このグループに混ざって6分間練習してるとすごく貫禄があるように見えますな。もう結構ベテランの域に差し掛かってきてるよね。
4回転トゥループ、こらえたけど降りた!コンビネーションは本当は4回転だったのが3回転に抜けたのかな、でも完全にパンクしちゃうよりずっといい。アクセルも綺麗でした。
クールに滑り切りましたね。このグループミスが多くて心配してたので、良かったです。


ここでライブ配信は終了。テレビでの中継に移動です。ローカル局のアナウンサーが番組終了前に放送についてちょっと触れてました。昨日も触れてた。それを見るために待機してた人間がここにおりますよ!

第4グループ

というわけで、昨日と同じパターンなのでこのグループのリンクインは中継されません。5分くらいタイムラグがあるんだよな。挨拶や6分間練習とともにあとでアーカイブをチェックしよう。


18:ケヴィン・エイモズ
煽りもほぼなく彼の演技から中継が始まる。ライブ配信から移ってくるとやっぱりテレビ画面はクリア…。
4回転トゥループめっちゃ良かった、力みのないいいジャンプで、加点つくわこれは。ほかのジャンプは着氷の乱れもあったが、バネのある高いジャンプ。そのバネを活かしたかのような個性的で魅力的な振付。チャーリーとの振付風景も見てみたくなる。
おお、高得点出た!スピンやステップでもレベル取ってたもんなあ。


19:モリス・クビテラシビリ
モリスだと思ってたけど、モリシなのか?場内アナウンスはそう聞こえますね。
4回転サルコウで転倒。しかし後半に跳んだ4回転トゥループをコンビネーションにしてリカバリー!スピンやステップもレベル取ってるし、ラストがすごく印象的なプログラムなんだよね。ミスはあったが、フリー進出を阻むほど致命的な点にはならないだろう。うむ、暫定3位。


20:ミハル・ブレジナ
テロップにレジェンドって出てる(汗)。
もう出だしからして美しいもん、滑りが違うのがわかる。4回転サルコウはこらえたがコンビネーションに持ってった。アクセルも足をつくのがちょっと早かったように思うが、大きなミスにはならなかったんじゃないか。
ステップはここまでの選手でぶっちぎりにベストだった…。こういう熟練の滑りが見られるのは本当に嬉しい。


21:チャ・ジュンファン
4回転サルコウ決まった!しかし審議がついてる。ルッツとループのコンビネーションは燃えますね。トリプルアクセルは助走がやっぱり気になるな、と思ってたら転倒してしまった、あああ…。
スピンに審議がついてるのは何故だろう。アクセルの転倒以外はそこまで悪くないように見えたけどなあ…。
うーん、得点があまり伸びない。回転不足がふたつ…?うう、コンビネーション以外は回転不足だったのか…。


22:田中刑事
公式練習では雰囲気に飲まれたようなことも言ってたけど、何度も日本の大観衆の前で滑ってるから大丈夫…!
あああしかし、4回転サルコウが抜けた…(泣)。得点ががっぽり入らない。何とか残りのジャンプを、と祈り始める私。トリプルアクセルが非常に綺麗に決まった時は安堵のため息が漏れました…。これでフリー行けるはず…。←泣きそう
サルコウのミス以外は良かったと思うのですが、少しだけ緊張があったのかもしれない。フリーで巻き返せ!


23:ナム・ニューエン
今日はとってもイキイキと、よく動けているように見える。4回転のコンビネーション決まった!トリプルアクセルはよく転倒しなかった、こらえた。
アクセルのミス以外はとても楽しそう。衣装が日本の中学生の制服みたいなのはきっともう気にしてはいけないのだ…。
ここでフジがオープニングをぶっこんできたのでナム君の得点が流れなかったのですが、CM明けに流してきた。録画か。


整氷タイムなのでテレビは煽り(ネイサンのちっちゃい頃の映像よくあったなあ。かわいい声のあとにあの渋いボイスを聞くと、凄まじいけど素晴らしい声変わりだな、としみじみ…笑)やウォームアップ。あとCMの嵐。この間に色々チェックして書いてしまわねば。
ああ、羽生君の姿がちゃんとオープニング映像にあるよ、ウォームアップエリアにいるよ…。めちゃくちゃ行きたかったけど羽生君が無事に滑れるんだったらいくらでも我慢する…(泣)。

緊迫のラスト2グループについてはまた明日。



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