うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

全日本選手権2019雑感②

さてさて、大会も2日目です。本日は男子のショートプログラムが行われる日。金銀銅のオリンピックメダリストが揃う最初で最後の全日本。フィギュアスケートファンにとっては、いわば「後世まで語り継がれる名作映画の最大の名場面」を迎えるような感覚でしょうか。チケットはおそらく近年にないくらいの激戦になったであろうと予想します。
私も、経済的余裕があれば、いやなくても、今年だけはどうしても行きたかった。行きたかったのですが、またしても願いは叶いませんでした。体調を相当崩していたので自宅観戦で結局正解だったのですけど、正直とても悔しいです。結局今年はスケートヒロシマにしか足を運べなくて、何のためのスケートブログだか、と切ない秋風が吹いていますわ、とほほ。いいんだもう、見返してやるから。

男子はBSと地上波での放送でしたので、第1滑走者から全員視聴できました。第3グループまでと第4グループ以降の、2回に分けて感想をお送りします。
まずはBSで放送された第3グループまで。BSでの解説は無良君でした。

男子ショートプログラム

第1グループ

1:渡邊純也
男子の衣装のパンツはだいたいみんな黒だから、黒以外の色だと目を惹きますね。衣装王子系で、フィギュアスケート!って感じでなかなか素敵。
ジャンプの着氷乱れが目立ちましたが、スピンが正確。スピンもステップも全部レベル4かな?うん、そうだね、さすが。ラストが迫力あって良かった。彼もこれでラストシーズンか…。しっかり見つめておこう…。


2:本田ルーカス剛史
うおおおお素晴らしい演技だああああ!トリプルアクセルめっちゃカッコいい!ジャンプも全部綺麗に決まったし、身のこなしがすごくいい。あともうちょっと弾けたら絶対観客を巻き込みまくれるよ、その素養はたっぷり。いやー、すごく良かったです。あれ、お鼻大丈夫?血が出てたね。
無良君の解説が稔系というか、あんまり堅苦しくなくていい(笑)。


3:櫛田一樹
トリプルアクセル決まったああああ!回転不足だったけど降りたし!最後のジャンプは少し乱れがあったかな。ステップの上半身の動きが大きくて面白くてガン見してたんだけど、あらっ、転倒しちゃったかな。本人も苦笑いしてる、ちょっとかわいい。コーチが「振りにしたら良かったのに」って言ってる、ってキスクラの声を拾う無良君。急には無理では(笑)。
軌跡見られるの面白いなー。彼はリンク全体滑ってますね。リンクカバー率みたいなのも演技の評価の要素としてよく聞くよね。


4:佐藤駿
うおおおおおおお!うおおおおおおお!うおおおおおおお!
トリプルアクセルを綺麗に降りて、コンビネーションジャンプはセカンドが少し詰まり、そこまではまあまあ想定通りという感じでしたが、まさかラストに跳んだ単独ジャンプに4回転トゥループを持ってくるなんて!しかも素晴らしいジャンプ!
ジュニアは4回転をショートに入れられないのに、シニアの大会でいきなり後半に入れてくるあたり彼の自信が伺える。上位を狙ってるんだな、素晴らしい挑戦。
初めて全日本で見かけた時からどんどん洗練されていってる。まさに成長していく過程を見てるんだなあ。ワクワクしますねえ。


5:本田太一
そうだったね、去年はフリー進めなかったんだっけ。今年は頑張って欲しかったんだけど、少し緊張してたのかなあ。トリプルアクセルの着氷乱れはともかく、スピンやステップのレベルが全然取れてない、速報で…。どうしたんだろう。無良君によると回転数が足りなかったり速度が遅かったりしたからみたいね。フリー行けるといいけど…。真凜ちゃんも客席で見てますね。


6:國方勇樹
鳴り出した瞬間にスケオタのテンションが自動的に上がるんじゃないかしらこの曲。rise。ジュベールに憧れて選んだって実況が言ってたけど、本当に好きで選んだんだろうな、ってわかるステップで良かったです。あと2番目のスピンも綺麗でした。しかしジャンプが…。転倒はともかく、パンクは無得点になってしまうのからなあ、得点は厳しくなっちゃうのがつらいなあ…。


ここで整氷が入るのですが、突然髙橋君・羽生君・昌磨君の全日本の演技セレクションがぶち込まれて休憩できない(笑)。
髙橋君は2006年のオペラ座の怪人。めっちゃキレキレ。ステップ二種類あった頃だよね、足元濃くていいわ…。
羽生君は2013年のロミオとジュリエット。4回転サルコウこそ転倒したけど、あとはほぼミスなし。この頃から大幅に構成を上げてまだ現役なのが凄いよな…。ビールマンスピンやまだあどけなさの残る顔立ちが懐かしい。
昌磨君は2017年の月光。これ凄かったよね、後半になるにつれてどんどん凄みが増していくんだよ。無色透明な月光の色がとても濃くなっていて、面白いなって感じてた。

懐かしの演技を堪能したところで、放送は競技に戻ります。

第2グループ

このグループはラストシーズンの選手が多いと実況…。切ない…。て言うか今シーズンの男子ラストシーズン多くない…?(泣)


7:山本恭廉
ロクサーヌのタンゴ。滑り出しからとてもいい表情で、曲の濃さや迫力を細かな振付でも非常によく表現してる。ジャンプもしっかり決まったし、ステップもスピンも魅せてくる。ステップが前半に入ってるの珍しいですね、すごく堪能させてくれます。いい演技でした。これでラストシーズンとは残念な気もしますが、有終の美を飾れる非常に思いのこもった演技だったと思います。


8:山田耕新
28歳になっても社会人になってもこれだけできる、って示してくれるスケーター。今シーズンのプログラムもめっちゃいいな。なんか年々上手くなっていってない…?
コンビネーションジャンプ高くて綺麗でしたね。足の手術をしたそうだけど、それで身体の使い方とか変わったのかな、すっごいキレてた。振付も粋で、ある程度の年齢にならないと出せない余裕がすっごい素敵。すごくいい意味での「余分」がある感じ。衣装もキラキラしててかわいいです。


9:中村優
マイウェイ。彼ジェフの振付と相性いい気がしますね。クラシカルな雰囲気がとてもいい…。
ジャンプが綺麗だった…。特にトリプルアクセル綺麗だった…。スピンなどもとても見応えがあって、こんな選手が第2グループから出てきちゃうのねえ、と感心してしまう。いい演技でした…。これはいい点が出そう、おお、暫定3位。
なんか男子いい演技続くなあ。この調子でみんな頑張れ…!


10:鈴木潤
全日本常連だった彼もラストシーズンなのか…。ラストシーズンに別れの曲、振付も自分、泣くしかないやつやんこれ…。
トリプルアクセルで転倒はありましたが、コンビネーションジャンプもリカバリーして諦めない気持ちが感じられた。非常に思いの詰まったステップから、静かに炎が消えていくようなラスト。衣装も品があってたいへんいい。得点以上の良さのある演技だったと思います…!


11:小田尚輝
彼もラストシーズンとは…。スケートヒロシマでも見かけた選手は特に寂しさを感じるなあ…。
全体的に非常によくまとまっていて、完成度が高かったと思います。トリプルアクセルもフワッと決まりましたね。コンビネーションジャンプのセカンドがダブルになったことくらいでしょうか?いや最初からダブルなのかな?
みんないい演技してくるの嬉しいですね。あと衣装がすんごいかわいい。よく似合ってますね。


12:時國隼輔
そして彼もラストシーズン。ラストシーズンの選手たちが皆、噛み締めるような演技で大きなミスなく滑り終えてくれるのが嬉しいですね…。
ジャンプもしっかり降りたし、ステップがすごくいきいきとして軽やかで駆けるようで、見応えがありました。
みんないい演技してるからみんなフリーにいって欲しいんだけど、うう、厳しいかな…。

第3グループ

13:石塚玲雄
ロシュフォールの恋人たち。衣装ジャケットでカッコいいなあ。すごくいい。ストライプのシャツもいい。表情もいい。
前半とても快調だったのだけど、単独のフリップがダブルになってしまった…。規定で大幅に得点を失ってしまうので、これは痛かった…。しかし、曲への想いみたいなのがしっかり伝わってきて良かったです。


14:吉岡希
全日本ジュニアのフリー、すごく良かったですよね彼。ショートは『Art on Ice』!衣装もフリル系で綺麗な青いグラデーションで素敵。ベルトもいい。
手はついたけど4回転跳んできた!トリプルアクセルも綺麗でしたね。ステップは少し疲れちゃったのかな、という雰囲気でそこが課題なのかなとも感じましたが、可能性を感じる演技でした。今後も楽しみ。


15:中野紘輔
ああ、君もラストシーズンなのか…。綺麗な顔立ちの選手ですよねえ。黒いシンプルな衣装もよく似合う…。冒頭の表情が非常に美しかった…。
彼もとても気持ちがこもっていましたね、スピンがなんかもうね、気持ちの密度がぎゅっとしてた。ジャンプの着氷があまり綺麗にいかなかったので得点的にどうかなというところですが、私の心には残りましたよ…!


16:鍵山優真
出だしからとても力強さを感じて良かったのですけど、トリプルアクセルがパンク…。あああ…。しかし彼もジュニアでは跳べない4回転トゥループを…!しかもめちゃくちゃ綺麗。コンビネーションジャンプも綺麗で、ステップなどにも滑りの質の良さを感じる出来。アクセルのパンクさえなければ佐藤君と互角の点は出していたでしょうから、非常にもったいない。しかし十分に力を感じることができました。やはり暫定2位。


17:木科雄登
ジュニアの枠から全日本に出場する選手はみんな上手いなあ。すごくいい演技でしたね、ジャンプにも表情を感じるなんて凄い…!中盤くらいからどんどんどんどん演技の内容がみっちり詰まって濃くなっていって、彼の気持ちの乗り方が伝わってくるよう。キスクラで「ゾーンに入った」って本人も言ってる。まさに会心の演技。自己ベスト更新おめでとう!


18:壷井達也
挨拶を始めたのでどうしたんだろう、と思ったら棄権…?リンクから降りると関係者に両脇を抱えられている、相当痛いだろうにちゃんと挨拶に出てきてくれたのか…。いつ怪我したんだろう、どうかあとに引きずらない怪我でありますように。またいい演技見せてね…!


スポーツなので御法度ですが、皆がフリーに進めたらいいのにな、と今年は少し思ってしまいました。そんな情けを人生を懸けて競技に打ち込んでいる背中にかけてはいけないのだけれど。

第4グループ以降の感想はまた次回。次回の記事にも是非お付き合いいただければ。もちろん次回は長いですよ(笑)。




「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。週1、2回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
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全日本選手権2019雑感①

もう今年も全日本かよ!はえええええええ!今年はどうしても行きたかったのですが、脱貧乏できずに泣く泣く諦めました。大会初日の早朝から体調を崩して吐いていたので、脱貧乏できていてもきっと長丁場の観戦には耐えられなかったでしょうが…。来年は行ける気がしないから、今年はどうしても行きたかったのにいいい!ぬおおおおお(泣)。

第1・第2グループはCSでの放送だったため視聴できませんでしたが(見逃し配信も有料っぽいので断念)、第3グループ以降は地上波で生放送されたのでしっかり感想を書いております。競技から少し時間を置いての掲載となってしまいますが、今年の熱い戦いを振り返りながら、のんびりとお付き合いいただければ幸いです。

女子ショートプログラム

第3グループ

てなわけで、このグループから地上波です。6分間練習は流れませんでした。


12:松田悠良
てなわけで地上波は彼女の演技から。うわあ、素敵な衣装。オレンジと水色の色合い、スカートの素材など、ありきたりではなくいびつでもなく、すごく可愛い…。
怪我で辛そうな演技をしていた記憶がありましたが、久しぶりに見かけた彼女は慎重に慎重に滑ってたあの彼女じゃなくてホッとしました。

ここで挟まれるオープニング。テンション上がってきたぞおおおおいい!


13:竹野比
コンビネーションジャンプヒヤッとしましたが、頑張った。そこ以外は良かったと思います。特に後半良かったですね、表情もとても素敵でしたし、ドラマチックな曲をよく表現しようとしてるスピンやステップ。会場にいたらスタオベしたくなったかも。おお、ステップレベル4!
プログラムの軌跡を可視化できるようになったのか。面白いこれ。フジテレビ色々新技術盛り込んでくるな。


14:津内胡菜
振付ミーシャなのか。しかもポエタ。この曲はとても情熱的でスケートには非常に合うと思うので、みんなどんどん滑って。
ジャンプどれも綺麗に決まりましたね。特にルッツはすごく良かった。表情も雰囲気が出てて素敵でした。レベルの取れていないスピンなどもあったけど、初出場の全日本で素晴らしい演技。おめでとう!


15:松原星
単独ジャンプが抜けてしまった、ショートでは無得点になってしまうので厳しい…。実況が怪我の話をしているが、ジャンプの乱れはその影響だろうか。
しかしスピンは非常に美しかった。姿勢がいいのかな、背中のラインが綺麗だ…。ジャンプの軸も真っ直ぐでしたし。
得点は出なかったけど、じっくり怪我を治してまたいい演技見せて欲しいです。


16:川畑和愛
冒頭の表情からすっごく素敵。美しき青きドナウか、クラシカルだけど滑ってる人そんな見かけないし逆に新鮮。すっごく優雅で滑りやすそうで、いい選曲なのでは?
ジュニアのグランプリシリーズにも出場してる選手なだけあってレベル高いな。ジャンプがとっても綺麗、高さもある。最後のループはため息が出るようないいジャンプでしたねえ。素晴らしかったです。
コーチが樋口豊さんだ、豊の部屋…(笑)。


17:浦松千
彼女いつもとってもいい笑顔で滑りますよね、すごく可愛い…。
その笑顔が作り出す、きっとめちゃくちゃハッピーエンドのトゥーランドット。ジャンプも綺麗に決まったし、ビールマンスピンもとっても見応えがありました。青い衣装やイナバウアー、やはり荒川さんのイメージかなあ。


整氷タイムに煽り映像がたっぷり。男子の話題が多かったが、髙橋大輔・宇野昌磨羽生結弦の3人が揃うわけですからね。最大の話題ですもんな…。

第4グループ

6分間練習前の挨拶からばっちり放送。日本代表ジャージじゃなくて大学のジャージだったりするあたりが全日本。


18:紀平梨花
転倒こそしなかったが、トリプルアクセルは着氷に乱れ。スピンやステップでレベルが取れていないがどうしたことだろう。ミスはあったものの、やはり強い選手だということは技術点からも伺い知れる。特に後半はさすがの演技でしたね。最高の演技ではなかったかもしれませんが、上位に食い込んでくるのは間違いないでしょう。
演技全体の時速?なんかも出るのか。フジが色々新技術を。


19:山田さくら
ラストシーズンに5年ぶりの全日本か。それは満喫していって欲しい…!
ジャンプがフワッとしてていいですね、コンビネーションジャンプでは転倒してしまいましたが。選曲が有終の美を感じさせるメロディーで、とても想いが伝わってきました。ラストシーズンの選手は独特のいい演技を見せてくれるけど、彼女もそれだなあ…。

昌磨君のDHCのCM初めてテレビで見たわ。なんぞこれ(笑)。


20:永井優香
白夜行か、競技で使うのか。本は読んだものの映像化された作品は見たことないんだけど、町田君のおかげですっかり覚えちゃったよねこの曲。
近年は苦しそうな演技が印象に残ってしまっていたけど、今大会は高さのあるジャンプにミスのない演技…!プロトコルにマイナスが無い…!衣装もとても美しくて素敵。色も樹氷のような飾りもとても綺麗。プログラムへの想いみたいなのも伝わってきました…!おおお、高得点だ!


21:佐藤伊吹
プログラムは持ち越しなのね。テイクファイブとエリーゼのためにが混ざった不思議な曲なんだけど、コンビネーションジャンプが詰まったこと以外はその不思議な曲をすごく楽しそうに滑れてたんじゃないかな。難しそうな選曲なのに。持ち越しなだけあってすごい馴染んでて良かった。
しかし得点伸びないな…。回転不足があったのか。でもスピンやステップは全部レベル4だ、凄い!


22:坂本花織
コンビネーションジャンプヒヤッとしたけど、力で降りてった感じ。ループ最高でーす。スピンのレベルが取れてないけど、最終的にはどうなるよ?あ、やっぱ取れてないのか…。
少しいつもより緊張してるように感じました。もっとグイグイ伸びていく気がする。でもさすがでしたねえ、降りた時の流れやフリーレッグが綺麗なんだよなあ。
キスクラ相変わらず面白い(笑)。ちょっとミスあったし得点はしょうがないかな。


23:樋口新葉
調子が上がってきていると実況が伝えていましたが、それがわかる演技でしたね。コンビネーションに乱れは出ましたが、ルッツもフリップも高さがありましたし、ダブルアクセルも表情までつけてあってすごく良かった。曲に非常に入り込んで滑っていて、彼女の表現面を堪能できてとても見応えがありました。

第5グループ

挨拶カットだった…。まあ、生放送してくれる以上の贅沢はないですからね。いいか。


24:廣谷帆香
コンビネーションジャンプは回転がどうか、という感じでしたが、そのほかは良かったですね。特にダブルアクセルはとても綺麗ないいジャンプでした。コンビネーションはやはりセカンドが回転不足。
2年ぶりの全日本という話でしたが、その喜びが伝わってくるような演技だったと思います。そういう演技が見られるのがフィギュアスケートのいいところ…。


25:宮原知子
冒頭からいい表情…!ただただ可憐だった宮原さんがこんなプログラムを滑るようになるなんてなあ。長くスケートを見てるとこんな嬉しさがあるんだなあ…。
スピンがさすがでしたね、回転の方向を変えられるのやっぱすごいよな。しかしレベルが取れてない。あと問題はジャンプの回転不足。元々課題だったので、判定が厳しくなったことでどうなるか。しかし会場はスタオベ。伝わるものがあったのでしょうね。得点も高い!回転不足があってもスピンのレベル取れてなくてもさすがの底力。


26:新田谷凜
そうか、彼女もラストシーズンなのか…。スポーツだから引退は仕方ないとは言え、現役の短い競技だよね…。
最後の全日本を噛み締めるような、いとおしむような、そんな演技でしたね…。ジャンプもしっかり決まり、この代々木の氷に想いを刻み付けられたんじゃないだろうか…。衣装も素敵です。


27:本田真凜
衣装また変わった?最初に着てたやつこんな感じだったかな。髪型も髪飾りもかわいい、てか一気に少女から大人になったような…。
ジャンプこれだけクリーンに…!審議いっぱいついてるので得点がどうなるかわからないが、ジャンプさえ決まれば真凜ちゃんのスピンやステップの魅力や華をひたすら堪能できて素晴らしい。本人も滑り終えて嬉しそうな笑顔…。回転不足はやはり取られてたけど頑張った…!コーチは本田君なのね今回。


28:笠掛梨乃
冒頭のジャンプ迫力あったんだけどなあ、転倒。しかしコンビネーションジャンプもしっかりリカバリーしたし、大きなミスはそれくらいか。ステップがレベル1だったけど、速報だしどうだろう…。うーん、プロトコルでもレベル1。
印象的な振付もあったりして、なんか癖になりそうなプログラム。曲の説明テロップがどの選手にも出てたと思うけど彼女にはなかったな。謎の曲なのか。
うーん、得点が…。回転不足などが響いたか。


29:横井ゆは菜
このプログラム面白いよなー。姐さんって呼びたくなる。狙った男は体育館裏に呼び出されてきっと落とされてる←絶対そんな話じゃない(笑)
オールグリーンの素晴らしいペースだったのに、コンビネーションジャンプが!セカンドがあああ!うーん、もったいない。プログラムが短く感じたので、演技としてはすごく良かったんじゃないかと思います。


なかなかクリーンに滑れる選手がいませんでしたが、上位の顔触れはさすがですね。今年はステファンがまだ抜かれてないよね?生徒二人いると試合見てる場合じゃないのだろうか。
とか言ってたらやっぱり見に来てたみたいね。今大会は嫌でも注目されるだろうし、いちいち抜かれなくても良くなったのかもしれませんな。何故か毎年のように全日本で話題になる男、ステファン・ランビエール34歳…。

ではでは、次回は男子ショートプログラムの記事でお会いしましょう。




「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。週1、2回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
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苦しみ抜いて血を吐いて、それでもこの手に在る優しい色の硝子玉が、ぼくの記念日の贈り物

年の瀬も押し迫って参りましたね。毎年全日本選手権の記事で年越しするのが恒例となりつつあるこのブログですが、実はメダリスト・オン・アイスの地上波放送が無い地域で、今日まで内容がわからず記事が最後まで書けずにいます(泣)。基本的に、ひとつの大会やショーの記事はまとめて載せてしまいたいのですね。その方が後から読み返すときに楽なので。

なので、本日はとりあえず、この1年を振り返ったり来年への誓いを立てたりする、わりと個人的なだらだら記事でいこうと思います。はてなでは日記的な記事はあまり書かなくなってますが、今日はまあいっかってことで。もちろんスケートの話題をできるだけメインに据えたいと思いますので、ゆるゆるとお付き合いいただければ。


実は私、今日が誕生日でございます。年末過ぎて誰からも忘れられ(自分すら忘れたことも…)クリスマスも正月もいっしょくた、美容院から「今日から4日間使えるクーポンをプレゼント♪」なんてハガキが届いても「店閉まってますけど」と突っ込んだりする、そんなあまりありがたくない日付だったりします。子供の頃はかなり寂しかったですねえ、特別感ゼロだったし…。

スケオタ的には、荒川静香さんのお誕生日ですよね。生年は違いますけど同じ日なので、トリノの金メダルは嬉しかったんですよ。早朝から起き出して見たっけなあ。誕生日が同じなだけで人生は天と地ほども違うけど(笑)。
荒川さんとか錦織圭君とかわりといろんな方と一緒なんですけど、何て説明するのがいちばん面白いのかを検討してみた結果、「Mr.マリックと一緒」などと言ってみたりしてます(笑)。

そんなわけで、たとえば占い等で「◯歳でこんなことが起きる」と言われたり、誕生日からの1年の抱負を考えたりする場合は、ほぼ正月からの1年で計算して差し支えないのですね。そういう意味ではわかりやすい日付だったりします。

ええ、よく今年1年生きてたなあ、と本当に、心からしみじみと振り返ってます…。
奇跡ですよ、これ。実際奇跡としか思えない諸々に何度も助けられましたし。突然米とかクオカードとか当たってそのおかげで飢え死にを免れたりとか、不思議な夢を見たおかげで助けが入ったりとか。これがねえ、冗談じゃないんですよ(汗)。
例の手相鑑定で「1年くらいはギリギリ生きていく」と言われた通りでした。ほんっっとうにギリギリ生きていました。ギリギリのギリギリ。余計な分は一切残らず、必要な分だけがギリギリ入ってきてた感じです。

もちろん、それは助けてくださった方がいらしたからでもあります。どうしたらいいのかわからなくなっていた時に、声をかけて励ましてくださって、命を救ってくださったのは、このブログやnoteなどを通して繋がってくださった方や、これまでの人生で出会ってきた方々でした。皆さんがいなければ、私はたぶんもう生きていなかったと思います。皆さんの恩に報いるためにも、生きていなければならないと強く思っています。


思えば、ブログを開始してから既に4年目。最初の1、2年はほとんど読んでいる人はいなかったと思います。それでも愚直に書き続けてきたブログが誰かに届いていたことを実感できたのは、ようやく昨年になってからでした。そして、それに助けられるようにもなってきました。それは、私が考えてもいなかった方向での届き方や助けでした。

そして、この2019年には、また違った届き方に加え、本当の本当に考えてもみなかった未来をこのブログが開くかもしれないと気付いて、とても不思議な気持ちでいます。

ブログを始めた2016年9月。その年に受けた手相鑑定で、この夏が転機だと言われたことを覚えています。転機とはブログのことで間違いないだろう、と確信しています。ただただ好きなものや真っ直ぐな想いを書き続けてきたブログが、これだけ大きな存在になるなんて夢にも思っていませんでした。
このブログが無ければ出会えなかった人、始められなかったこと、繋がらなかった縁。表には出していないけれど、実は少しずつ少しずつ、そういった出来事に巡り会っているのです。
このブログには広告を貼っていないので、いくら記事を書いても私には1円のお金も入りません。でも、それよりももっと大きな、大切なものを、ブログが運んできてくれていることを実感しています。本当に、本当に不思議です。

ブログが何らかの成果を生むまで3年はかかると聞いたことがあったかと思います。それは主に広告収入での話かと思いますが、それ以外についても当てはまる内容ではないかと感じています。
成果は早く出ることに越したことはありません。半年、1年経っても何事も成さないと、見捨てた人や突き放した人もいます。待ってもらえなかったということは、信じてもらえていなかったということだな、と悲しくなります。初めから関わろうとしない人とどっちが優しいのかと考えてしまうこともあります。助けようとしてくれただけ、前者が優しいのかなと思いますけど。

折れていた心が元に戻るには、ブログに費やしてきた時間と同じくらい必要でした。
実はこのブログを始めてからも3、4回、大きく心が折れてしまう出来事に遭遇していました。ずっと応援してくれていた方から、いちばん苦しい想いをしていた時に突き放されたことが、もしかしたらいちばん辛かったかもしれない。信用されていなかったことが、辛かった。その時は「自分は生きていなくてもいいんだ」と感じる出来事や大きくショックを受けたある人の死などもあったため、耐えられる状況ではありませんでした。うまくいかない時って、不思議と重なるものです。とても感謝しているし、仕方がないことだとも思うけど、この痛みをずっと引きずって生きることを思うと、心は重いままです。仕方がないのだけれども。

折れた心を戻してくれたのは、時間と、ある出来事です。その出来事については、まだ触れません。いつか書ける日が来るといいなと思っています。手相鑑定で告げられた「将来の大きな仕事」とは、もしかするとこのことかもしれません。
その出来事にもこのブログはおそらく関わっています。このブログだけではなく、私が特に辛い想いをした頃に選んだ様々がすべて、その出来事に繋がっていたのだと感じています。これまでの人生がすべてこのためにあったのなら、どんな苦しみも悲しみも、すべて「運命」だったのだと。

その出来事に、まだ結論は出ていません。私の感じている結論は出ないかもしれません。でも、とても信じられないと頭の片隅に追いやろうとする一方で、その出来事に私は希望を感じてやまないのです。その希望が、私を生き返らせてくれたのです。物理的にはどうにもなってないけど、精神的にはもう大丈夫だと思っています。最近あんまり闇の濃度の高い記事書いてないでしょ(笑)。書こうと思えば全然書けますけど(笑)。
こんなささやかなことでこれだけ安らかな気持ちになれるのなら、希望ある結論に達した時の私は、世界一幸せになれるでしょう。私がこれだけ安らかになれるのは、たぶん、本当は当たり前のことだったのです。誰にも話したことは無いし、たぶん当分誰にも、話さないけれど。

やっと、出口が見えてきました。今度こそ、あと少しだと思います。長くても半年というところでしょう。
けど、すぐそこに見えている未来を掴み取ろうとする腕が、物理的に動かなくなるかもしれない。

何でサポート終了なんてするんですかね…。パソコン使えなくなったら、このブログも書けなくなるしそもそも廃業しなきゃなんないです。頂き物のお素麺(ものすごく助かりました、ありがとうございます…!)で命を繋いでいるホームレス寸前の私にどうしろって言うんですかね…。最大のピンチです、まさしく。
何故か助けが入ってどうにか生きてきましたが、今度こそ無理では?と遠い目をしてますよ。いやどうしようかねこれ、マジで。金持ちの愛人になるしかないかねえ(笑)。

たぶん、亡くなった父方の祖父がかなり助けてくれてると思うんですよね。実は祖父が亡くなってから、ちょくちょく祖父のメッセージ的なものを感じることがあったんですよ。これが本当に…。
私はすごく可愛がって貰ってたらしいし、元気な時にも「お前はひとりじゃ生きていけん」的なこと言ってました、確か。ごめんねおじいちゃん、不肖の孫で。相当心配されてるよこりゃ…。
たぶん、あとちょっとでおじいちゃん心配させずに済むと思うから、生きてる人の耳元で囁いてください…。じいちゃんがこんなに心配してくれてるのになー。もういいけどよ、生きてる人にも生きてる人の事情があるんだし。その人たちにはおじいちゃんの助けも要らないんだろうし。
祖父はきっと私の未来を知っていて、いい報告をしに来てくれるのを待ってるんだよね。うう、じいちゃんやばいよー。報告行けないかもしれないよー。助けておじいちゃん…。


わけのわからない話になってきたところで(汗)、もう少しわけのわからない話をします。スケートの記事に混ぜるのはどうかと思ったので、触れてなかった話題なのですけど。

広島に、オーラがわかるマッサージのお店があるのですね。詳しくはこの記事をご覧ください。全3回です。↓
usagipineapple.hatenablog.jp



実はここで、私は昌磨君と同じ色のオーラだと教えていただいたのですよ。昌磨君を何となく他人と思えなかった理由がわかりました(笑)。
このオーラの人は子供のような魂で天然で、自分で考えて頑張るよりは他人の助けを借りて流されるように生きるのが良く、そしてどんなピンチに陥っても必ず助けが入るのだそうです。

あれだけオリンピックに対して気負っていない選手を、私は初めて見ました。昌磨君が平昌でメダリストになれたのは、日々の努力や才能はもちろん、あの異次元のメンタルが最大の要因ではないかと私は感じています。
しかし、平昌を経てから、昌磨君は誰かの期待に応えようとしたり、コーチのいない状況でしばらく過ごしてみたりしていました。昌磨君の選択なので黙って見守る以外には我々に方法はありませんが、オーラの話が私にはどうしても引っかかってしまっていました。それは昌磨君の素晴らしいところを削ってしまうかもしれない。何の根拠もない話でしかないのだけれど。
フランス杯での、昌磨君の滑りとは思えないような演技とキスクラでの涙に胸が痛んだ人は、私以外にもきっといらっしゃるでしょう。

その曇った演技と涙が、嘘のように晴れやかな笑顔に変わったこともまた、スケートファンの皆さんはご存じのはずです。彼に手を貸したのは、ステファンでした。

ずっと読んでくださっている方はお気付きかと思いますが、私はステファンの大ファンです。彼が現役だった頃、私は彼にコーチが務まるなどと考えてもいませんでした。ステファンはとても変わっていたし、自由な人だったから。
でもステファンは、その変わっているところや自由さを、そのままを大切にされて、愛されて育ってきた人でもあると感じていました。それはコーチやご家族の様子からも伺えました。私の友人が「ステファンの周囲の人があれだけステファンを可愛がっているのは良くわかる。何かしてあげたくなる人だ」と言っていましたが、非常に的を得た発言だと思っています。

ステファンは、彼がしてもらってきたことと同じことを、今彼の生徒たちにしているのではないでしょうか。もちろん技術的な指導も行っているでしょうしいちばん大切なのはその点でしょう。しかし、実はそれ以上に、そのままのその人でいられるように愛情を与えているのではないかと考えられるそのことこそが、その選手を本当に強くするのではないか。昌磨君を甦らせたのは、ただその温かな手のひらと眼差しだったのではないかと。

昌磨君が将来どんな道を選ぶかは誰にもわからないことです。でも、どんな道を選んでも、きっと昌磨君もまた、与える側に回っていくのではないでしょうか。昌磨君がこれまで出会ってきた人たちから受け取った愛情を、そっくりそのまま。そうやって、受け継がれていくのだろうと。

「自己責任」という言葉が勢力を保つようになってから久しいです。みんな同じ、苦労しているんだと声高に叫ぶその声は、みんなが誰なのか説明することはありません。ひとりで生きていけない人から、ひとりで生きていくことを当たり前のように求められる地獄。
けれど、みんな同じではないのです。人は全員違う。性格も事情も違う。自分の足で立って大抵のことが出来る、それで実力を発揮できる人もいれば、手を取ってもらわないと立てないけれど、その手のひらからしか美しいものを生み出せない人もいるのです。どちらの生き方も間違ってはいない。感じ方や受け取り方が違うだけ。この件に限らず「違い」を当たり前のものと受け止められないからこそ、争いや誤解やすれ違いは生まれるのです。

今シーズンの昌磨君の物語に、私はあのマッサージのお店で聞いた話を思い出さずにはいられませんでした。あの楽しそうな、子供のような笑顔が、誰かの温かな手のひら無しに戻ってきたとは、私には思えなかった。
これは非常に観念的な話なので、どうか流して読んでいただけたら、と思いながら書いています。本当の本当に、私ひとりが感じている感想でしかないので。
昌磨君には、どうか「枠」から大きくはみ出していてもいいから、昌磨君らしくスケートと歩んでいって欲しい、と願っています。あの素直さが決してねじ曲げられることのないように、彼らしく。

ところで、この色のオーラの人に酷いことをすると、どうやらそれは跳ね返ってくるようです。そのように伺いました。アンチの方はもちろん、行き過ぎたファンの方も、ほどほどにされた方が良かろうと思います。もちろん、オーラに関係なくほどほどにした方が良いのですが。正直、同じスケートファンだと名乗ることにうんざりした気持ちでいます。本当に一部の方なんでしょうけどね、とにかく声が大きいですから。
これは実に眉唾な話ですが、こう書くとものすごく嫌がる方をお見受けすることがあります。もちろんその人に対してそのような話を振ったわけではありません。要するに後ろめたいことがあって、薄々それが間違っていると認識しているのに自分では認めたくないので、暴れ出すのだと思います。勝手に。それなら初めからしない方がいいですよ。人を傷付けたら自分も傷付く。その覚悟すら持てない者の言葉など、残念ながら誰にも届きません。
一種の踏み絵に出来る話だろうと思っていますので、あえて加えています。本当に跳ね返るなんて信じちゃいませんよ。ただ、自分が手を下さずともそのうち鉄槌が下ると考えることは、心を楽にしますから。信用していた人や好きだった人を恨むのは疲れるだけで何も生みませんからね。そう、どんなに背を向けられても冷たい言葉を浴びせられても、結局私は誰のことも心から恨めないんですよ。どこかでまた笑いあえるんだと思っちゃうんですよね。本当にウエットでセンチメンタルで、弱い人間だなと思います。と言うか、バカ。


わけのわからない話で長々綴ってしまいました。何じゃこりゃ。ここまでお付き合いくださった皆様、今日は際立って意味不明で本当に申し訳ない…。

私はひとりでは生きていけない人間です。周囲からそう言われ続けてきた理由が、やっとわかりました。誰かに支えてもらってやっと歩いていける人間です。それを情けないと思っていたし、今もまだ思っているけれど、情けない自分を認められなかったから私はとても生きるのが難しかったのです。
私に命を与えてくれているのは、優しさと愛情です。私が実の親から満足に与えて貰えなかったもの、それが愛情。でも私に必要なものは、それだけだった。温かな手のひらと、眼差しだけだったんです。
どうかもう少しだけ、その手のひらに甘えさせてください。与えて貰った愛情を、言葉に乗せて世界のどこかにいる誰かに届けていけるように、その未来に、たどり着けるように。

今年も1年、当ブログを読んで頂き本当にありがとうございました。皆様がいたからこそ、今年も続けてこられました。
今後のことは上記のような状況ですので何とも言えない、と書くべきなのでしょうが、それでも祈りを込めてこう綴りましょう。
来年のこの日には、自分は世界一幸せだと書き記していますように。いえ、きっときっと、そうなるはずです。

年内にはnoteを1本更新して、こちらのブログは例年通り全日本選手権の記事の掲載に移ろうと思います。例年通りの年越しですね(笑)。お時間がございましたら、是非それらも読んでいただけたら嬉しいです。
来年のスケート鑑賞の目標とかも書こうと思ったんだけど、長いからもういいや(笑)。noteにでも書こう…。今年は結局スケートヒロシマにしか行ってないので、欲求不満もいいとこですよ!まあ、私の力不足なんでしょうがないですけど。
芸術に触れずに芸術が綴れるわけなんか無いし私は特に「知らないことは書けない」人間なのに、これじゃ腐るだけだと思ってるんですけどね、私には決定的に諭吉と仲良くする才能がありません…。すぐお酒買っちゃうような文豪とか画家とかを「駄目だこいつら」と思ってたけど、私同じ人種だったみたいよどうやら(泣)。

それでは皆様、よいお年を。来年も当ブログをどうぞよろしくお願いいたします。




「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。週1、2回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
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フィギュアスケートつらつら語り in 12月②

スケーターが出演していたりフィギュアスケートに関するコーナーがあったりする番組の感想をつらつらと語るシリーズ。グランプリシリーズなど競技の感想を優先的に載せていたため、もはや「いつの話してるんですか?」と呆れる時期にこっそり載せてるだろうと予想しておりますが、懐かしく思い出しながら読んでいただければ幸いでございます(泣)。

それぞれの番組についてあまり量が書けなかったので、本日は3番組まとめて。

テレビつらつら語り①

まずは10月25日放送、『中居正広のキンスマスペシャル』。TBS。

村主章枝が出演。番組の企画で社交ダンスに挑戦することになった彼女が、短期間で全日本王者を目指すという興味深い内容。放送を楽しみにしていました。

サンバの強化のために指導を受けてた先生の話面白かったな。確かに動きのメリハリがある方がずっと綺麗かつキレキレに見える。その指導が活かされてるのがわかるようなダンスで予選を好発進。

チャチャチャに至っては満点だったらしい。この時点で暫定3位。村主さんが初心者であることを考えると凄い。
村主さんはそもそも踊りの要素が大きく関与する競技で世界の第一線で戦ってた人なわけだから、練習を積んで社交ダンスのことわりに慣れていけば相当踊れるはず、ってやっぱり思っちゃうもんな。

ルンバでもパソドプレでも満点でトップに躍り出る村主ペア。これはいけるんじゃ、とワクワクしながら見ていた。見ていたのですが…。
私が非常に疲れておりまして、この辺りからぐっすり寝てしまい、実はどうなったかわかりません…。気が付いたら番組も終了しておりました(泣)。どうも体調が悪かったようです…。

またチャレンジされるなら、是非放送を見たいです(泣)。とほほ…。
そんなこんなで、たいへん中途半端な感想文になってしまって申し訳ありませんでした。無念であります…。

テレビつらつら語り②

続いて10月26日放送、『修造&一茂のイミシン ~羽生だ!しぶこだ!世界野球だ!スペシャル~』。テレビ朝日

司会濃いな!めちゃめちゃ濃いな!日本でいちばん濃いんじゃないか?だって一茂と修造だぞ(笑)。

まずは羽生君の話題。オータムクラシックで跳んだ、ツイズルで挟んだトリプルアクセルに焦点を当て、羽生結弦選手がどれだけトリプルアクセルが得意でその出来が絶品で、そしてその得意技を極めて4回転アクセル成功を目指して日々努力を重ねているか、といったことをそれなりに詳しく、丁寧に解説した、という内容。
カウンターからのアクセル、もう羽生君には当たり前になっていて本当に改めて解説を聞いたけど、私は初めて見た頃にはアクセルだと気付かなかったほどスムーズなんですよねえ。

9歳の頃のダブルアクセルの映像も。これをアクセルに焦点を当てた上で見ると、本当に上手いんですよ。9歳の頃からこのジャンプ跳べてたんだな、そりゃ強くなるわな、としみじみ思った…。

加圧トレーニングの成果として筋肉がついてきたと語る羽生君や、真央ちゃんのトリプルアクセルについて語る少年の頃の羽生君など、初めて見る映像もあったし、佐野先生の説明も面白かったので、なかなか興味深い番組だったかも。天才です、とか説明わかりやすい、とかひたすら感心してる修造と一茂も面白かった(笑)。

と思ったらまだフィギュアスケートの話あった。今度は紀平梨花選手の衣装の話。本人のインタビュー映像もありで、適当な類推に基づく内容じゃないぞこれ。おお興味深い。
なるほど、スカートの回転が止まらない…。そうか、身体の回転は自分の意思で止められても、スカートは意思とは関係なく回っちゃうもんな。スカートまで気にしてなかったけど、ジャンプを正確に降りるためにそこまでこだわって、衣装を調整してストレスや違和感を減らしていくんだなあ。また衣装の見方が変わりそう。

テレビつらつら語り③

最後に、11月4日放送の『おかべろ』。関西テレビ
私の地方ではこの日付だったけど、たぶん本放送から少し遅れての放送だったんじゃないかと思います。

浅田真央が出演。お笑い芸人さんの番組なのでトークが軽快でいいですね。サンクスツアーの様子も流れる。ああ行きたい…。

コーナーのメインは真央ちゃんの恋愛話。アローン発言がじわじわくる…。アローン…(笑)。
ひとつのことしかできないから現役中は恋愛できなかったとか。うーん、なんかわかる。真央ちゃんに「この人と結婚するかも」って妄想された相手がうらやましいな(笑)。

てなあたりでLOVE ME DOさんがスタジオに登場。彼の占い、私は毎日チェックしてるよ(笑)。真央ちゃんも占い好きなのね。
なんと真央ちゃん、今年の11月に何やらチャンスがある様子。んで来年秋に結婚?!それ逃すと当分ないって、そ、それは逃したくないですな…。
さあどうなるのか。ちょうどサンクスツアーも終わった頃ですね。どうなるのか…。

…実は真央ちゃん、私も同じくらいの時期に結婚するって言われてるんだ、占いで…。お互い当たるといいっすね。もしかして私が真央ちゃんと結婚するのでは←法律的に無理


以上です。ひょっとして年が明けてからの掲載になるのでは、というくらい記事が渋滞しちゃってるので、本当に今更の話題ですみません…。もし年が明けてたら、今年って書いてあるのは去年の話だよもちろん…。3ヶ月くらい前の話題を載せてる計算になりますからな…。

ではでは、また次回のつらつら語りでお会いしましょう。そろそろ記事の渋滞ぶりも解消されてる頃かしらね…。



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ジャパンオープン2019雑感②

おそらく死ぬほど今更のタイミングで載せているであろう、ジャパンオープンの記事の2回目です。本日で最終回です。シニアのグランプリシリーズが始まって記事が渋滞してきてしまったので、競技の開催日から相当経過してからの掲載になっているだろうと思いますが、どうぞあたたかい目で読んでいただけましたら…。

ではでは、女子の競技の感想をどうぞ。

女子フリー

1:長洲未来
未来ちゃんももう26歳なのか…。わしらが年を取るはずじゃのう…。
休養中という話だったとは思うものの、もう現役には戻ってこない可能性が高いのだろうが、さすがの演技でした。ジャンプのキレもあるし、落ち着きあるベテランの魅力。最後の最後をジャンプで締めるプログラムなのだが、着氷がうまくいかず、苦笑いする未来ちゃんがちょっとかわいい。決まればカッコ良かっただろうなあ。


2:宮原知子
宮原さんもこんな情感豊かな演技をするようになったんだなあ…。やはり女子も成人してから、彼女くらいの年齢になったくらいから表現面が技術に追い付いてくる。でもその頃には若い選手に技術で勝てなくなるなんて、なんて皮肉な競技なんだろう…。
彼女にしては珍しく転倒もありましたし、冒頭のジャンプにミスもありましたが、それを忘れてしまう、さすがの後半でしたね。会場で見てた人にはきっともっと伝わるものがあっただろうなと思う。


3:アレクサンドラ・トゥルソワ
サルコウって、4回転サルコウってあんなにカッコ良く跳べるものなの…?何あの蹴り…。でもそれだけでは終わらない。次は4回転ルッツ?さらに4回転トゥループのコンビネーション…?しかもコンビネーションはもう1本…?
4回転4本という、男子でもトップ中のトップにしかできない構成。普通はルッツとループのコンビネーションやるだけでも大変なのに女子は。ってそれもバッチリ入ってるしー!フリップが存在を消されていたが、なんかもうそんなんいいや…。滑りのスピードが凄いので、その加速であんなに跳べちゃうんだろうか。
得点を見て「えっ?!」と思わず声に出てしまう八木沼さん(笑)。いや、素になってもしょうがないっすよこれ…。


4:ブレイディ・テネル
スケートアメリカの演技を先に見たので、この大会から競技に向けてバッチリ調整したのだろうな、というのがわかるのだけど、それでもさすがの演技だったと思う。振付はリショーなんですね。
えっ、少し前に骨折してたのか…。まだ練習も足りていないだろうに、それでこれだけ滑れるとか…。すげえ。今年も表彰台争いにバンバン関わってきそうですね。選曲もとても彼女に合うと思います。秋の切なさが10月の埼玉に溢れたんだろうなきっと…。


5:紀平梨花
トリプルアクセルの高さが凄まじかった。彼女のこれまでのアクセルの中でもいちばんかと思うくらい高かったのでは。4回転も入れるつもりだったのか、とりあえず3回転サルコウを入れていつかに備えているのか、気になる冒頭のジャンプ。今シーズンも目が離せそうにないですな。
ほぼ綻びのない素晴らしい出来で、最後のジャンプにミスはあったものの、完成度の迫力で圧倒されてしまうので忘れてしまうのだった。シーズン序盤だしグダグダ演技の大会、というイメージの強いジャパンオープンですが、女子にはそんなの関係ないようですな…。あわわ、あわわわ…。
今からこの出来で、シーズン終盤にはどうなっちゃうんだ…。うおおおお楽しみ…。


6:アリーナ・ザギトワ
衣装素敵、すごく素敵。黒がベースなんだけど、地味すぎず派手すぎず、たいへんきらびやかで、かつシック。とても素敵です。
そして彼女も素晴らしい…!冒頭のコンビネーションジャンプからキレキレでしたが、それが最後まで一切勢いを落とすことなく続いていった。これは会場にいたらスタオベですね、ここまでスタオベ続きでしょうが、シーズンの開幕を告げる試合をこれだけのレベルで締めくくってくれたんだからもうスタオベですよ。
高得点が出ていますね。普通ぶっちぎって優勝できる点なんですけど、2位…。トゥルソワ…。4回転4本だもんなあ…。


得点の計算方法が男子と女子ではちょっと違ってたはずですが、今のままの得点でも普通に男子と競っていらっしゃいますけどトゥルソワさん…。ネイサンとヴィンスとテネルをもってしてもアメリカが勝てなかったのはロシアの女子が強すぎるからだ。そうか、今最強なのはロシアの女子か。いやわかってたけど、わかってたけどおおおおお!
日本チームはバランス良く皆強い感じだったし、あのロシアに次いで2位なのはさすがでは。ってロシアじゃないから、チームヨーロッパだから…←震える声


以上です。そのシーズンの行方が占える大会でもあるので、出来るだけ早めに載せたいと思ってはおりますが、皆様の目に触れる頃には間違いなく今更…。シーズン序盤を振り返りながら、のんびりと読んでいただけていたなら幸いでございます。

ではでは、また次回の記事でお会いしましょう。




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ジャパンオープン2019雑感①

テレ東が入らない地域なので、BSでの放送待ちでした。競技が終了してからそこそこ日付は経っていましたが、グランプリシリーズの放送とかぶらないようにしてくれてたいへんありがたいですね。

チームごとの挨拶からノーカットかな。ヴィンスはずっとその髪型でいてくれないか…。
6分間練習からリンクサイドで目立つステファン(笑)。テレ東も知ってるだろうしな、あの人の人気は…。

ではでは、各スケーターの感想をどうぞ。

男子フリー

1:デニス・ヴァシリエフス
予定と変更して4回転を入れてきたのか!何とか立ったが、成功とは言えないかな…。コンビネーションジャンプでパンクもあったが、トリプルアクセルもしっかり降りた。4回転を跳んだあとくらいからスピードが全然ないというか、滑ってなかった印象はありましたが。まあまだシーズン序盤ですしね。これからこれから。


2:ヴィンセント・ジョウ
凄い高さの4回転ルッツでしたが、手をついてしまった。4回転トゥループを後半に持ってきたり、得点をもぎ取っていこうという意志が伺える。ただ、少し回転不足気味に見えた。どうも実況によるとその様子…。採点表をチェックすると、回転不足が3つか…。
えっ、怪我もしてたのか。きっちり治して滑り込んで、いいプログラムに仕上げていって欲しいですね。雰囲気のありそうなプログラムの予感がしましたし。


3:島田高志郎
4回転は上手く入らなかったですし転倒もありましたが、それ以外は良かったんじゃないかな。何しろとても楽しそうに、イキイキ滑るんですね。でもただ楽しそうじゃなくて、小粋なんですよ。身長も伸びたとは言え顔立ちにはあどけなさも残り、まだ少年と言ってもいいはずなのに、彼にはもう青年の精神が宿ってる気がしますね。この若さでひとりスイスに渡って好きなスポーツに打ち込み続ける彼の視点は自然と変わっていったのかもしれない。もちろん、助けてくれる人もたくさんいるでしょうけれど。

ステファンカメラが(笑)。スローは会場でも流れてるのかな、笑い声が起こってる。でもごめん、あれは笑う(笑)←一応ステファン目当てでショーに行くくらいには大ファン


4:ハビエル・フェルナンデス
懐かしいプログラムですな。あの劇的なヨーロッパ選手権からもう1年近く経つのか。競技に戻ってくるつもりもないでしょうし、そのためのトレーニングもしてないでしょうし、最盛期のキレからは比べるべくもないのですけど、何度も頂点に立った人の揺るぎない力は衰えることなく感じましたね。4回転も入ってないのに点が出たと思うし。


5:ネイサン・チェン
振付はデュブレイユなんだ。八木沼さんも感心してたけど、最初のスピン情感的で素敵でしたね。
コンビネーションジャンプとアクセルがパンクしたのだが、4回転も4本入れてたし、ファンが絶叫しそうなコレオだし、シーズン序盤ですよ?序盤って何…。キスクラでも余裕である。何食ったら俺たちはネイサンになれるんだろうな←何食ってもなれません


6:宇野昌磨
着氷が乱れ気味に見えるのはそう珍しいことでもない気がしたのであまり気にしていなかったが、転倒もあったし、まだまだプログラムを調整し切れていないという印象を受けた。難易度を下げていると実況が言ってる、やっぱりそうかあ。コーチもいないわけだし、色々と大変なのだろうな。
それでも、じわじわと氷の上に世界が拡がっていくようなプログラムで、完成形に至れば名作になるんじゃないだろうか。ジャンプ以外の部分が彼はほぼ隙がないので、そういう面でもやっぱり点が出てますね。昨シーズンNHK杯で見た昌磨君、やっぱり凄い、と思ったのその辺だった。テレビでは伝わりづらい部分かもですが、一目瞭然でしたよ。


短いけど出場者全員のインタビューがあるのいいですね。放送時間もたっぷりあるし、そんなに出場者が多いわけでもないですし、完全版だと思っといていいのかな。

続いてゲストスケーター。


織田信成
今年は高得点叩き出してツイッター等々で「復帰しろ!」コールが起きる恒例行事はないのね(笑)。
とってもショーらしい、明るくてウキウキして、粋なプログラム。フィギュアスケートの楽しさが伝わります。織田君のジャンプに感心した実況が「ジャンプがやわらかい」って褒めてたけど、その「やわらかい」にものすごく力がこもってた。わかる、わかるよ(笑)!


ステファン・ランビエール
……。
言葉がない…。
私は彼の大ファンですけど、どうしてこの人が好きなのかを、くどくどくどくどと友人知人のすべてに語り尽くしたい気持ちだ。彼が氷上を本当に去ってしまう前に、彼が傑作とも呼べるレベルの演技をした瞬間に私の知っているすべての人に居合わせて欲しい。これだけの表現者が同じ時代に生きていることを知って欲しい…。

衣装は独特である。パンツのデザインがとても不思議。腰より下に膨らみがあるように見え、なんと表現したらいいのかよくわからないほどである。オレンジに近いような赤のタンクトップから伸びる彼の腕が、このプログラムの要だったように思う。しなやかな筋肉だけを纏ったその腕が見せる表情の、なんと豊かなことだろう。余計な装飾のないからこそ、ステファンの腕の表現がはっきりとわかるのである。誤魔化せないからこそ、彼が疑いようもなく「本物」だということがわかるのだ。

とても気まぐれで、まったく次の動きが読めない自由さがありながら、それが芸術性というフレームに完璧に吸い込まれ、ただ彼を目で追う以外のことは何も出来なくなる。会場に行っていた友人が、演技中には拍手もあまりなく、演技が終わってから怒濤の歓声だった、的な話をしていたと思うが、ステファンらしい、と思った。彼の滑りには拍手の音は邪魔なのだ。拍手をしている暇すら惜しいのだ。彼を称える拍手なら、演技が終わって彼が舞台裏に消えるまでいくらでも送り続けるから、演技に集中させて欲しい、ととても自分勝手に思ってしまう。しかし、どうやら私のような人はたくさんいるようですね。

咀嚼しきれないのでもう一度見たいのだけど、おそらくその機会は無さそうで切ない…。私はもう2年以上も滑るステファンをこの目で見ていない。経済的な問題がもちろん理由なのだが、それだけではないような気がする。あることに答えが出るまで、私がステファンに誰よりも心を奪われることを私は許してもらえないのかもしれない。
早く、1日でも早くその答えに出て欲しいのだけど。求めた答えがそこにないのなら、忘れてしまいたいから。ものすごーく曖昧な、私以外には意味不明であろう感覚と思考によるものなので、この辺は私の日記だと思ってスルーしてください…。


メリル・デイヴィスチャーリー・ホワイト
お、終わらないでえええ…。ずっと見てたい…。いついつまでも見ていられる、いついつまでも見ていられるよ…。こ、これ見たかった…。もう何も言葉が出てこないです、まともな感想になってなくてすみません…。
私はチャーリーがかわいくて大好きなんですけど、滑り出すといつもうっとりと見とれるばかりで全然まともな感想書けないんですよ、「チャーリーかわいい」しか言えなくなるんですよ…。曲名の通り、淡い色のワインが静かにグラスの中で揺れ、星屑のように天井の灯りを映し出しているような、本当に素敵なプログラムでした。


正直、ゲストがゲストじゃない気がする。ゲストが主役と言ってもいいレベル。もちろん競技も面白いのだが、ゲストスケーターの滑りだけで満足して帰れたのではお客さん…?ああ、今年だけでも行きたかったなあ…。永遠にジャパンオープンとは縁がないのかしらね(泣)。


続いて女子の競技が行われたのですが、ちょっと長過ぎなのでここでいったん終了し、次回に回させていただきます。次回の記事も読んでいただければたいへん嬉しいです。




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フィギュアスケートつらつら語り in 12月①

フィギュアスケートに関するコーナーがあったりスケーターが出演したり、スケート関連番組の感想をつらつらと語るシリーズ。今回は2番組から。競技の感想記事でいっぱいいっぱいなので今更の掲載ですが…。
ブログはnoteと合わせて1日1記事と決めているので、どんどん載せられない記事が溜まるのだった。やっぱり競技の感想を優先したいので、バラエティ系の番組の感想は後回し気味ですが、こんな番組やってたな、と懐かしく思い出しながら読んでいただければ幸いです。

テレビつらつら語り①

まずは10月6日放送、『フィギュアスケーターのオアシス♪ AKIKO'S ROOM【壷井達也 前編】』。J SPORTS

無料放送の日に有り難く視聴。おそらく掲載は相当先になってると思いますが…。試合の記事が渋滞しておりまして、すみません。

初めて見ました、この番組。羽生君や佳菜子ちゃんも出てたとは、結構昔から放送されてるんですね。知らなかった…。

鈴木明子さんが壷井達也選手にインタビュー。同じ愛知のスケーター同士、よく知ってる間柄なのでしょうね。鈴木さんが「たっちゃん」って呼んでる。
地元感がすごい、豊橋とか岡崎とか、愛知の人しか立地の感覚ないだろうから、説明がないと邦和スポーツランドまで通うの大変だって言われても分からんぞ(笑)。こうやってリラックスして自由に喋る番組なのね、きっと。

おお、壷井君城巡りが好きなんだ。ベストは姫路城かあ。自分のベストは松本城、とさりげなく情報をぶちこんでくる鈴木さん(笑)。
邦和では草太君、邦和の枠を取ると羽生君が憧れの選手なのかな。草太君も羽生君が憧れだったはずだし、この憧れの人が連鎖していくあたりがスポーツ、って感じがして、なんかいいよねえ。

そうそう、壷井君全日本ジュニア優勝してたよね。凄い選手だよねえ。全日本も7位って立派な成績ですよね。フリーだけなら5位だったのか。
ジュニアは固まって和気あいあいなのか、全日本でも。想像するとかわいい…。

壷井君のお悩みに答える鈴木さん。振付を覚えるのに時間がかかるタイプらしい。すぐ覚えちゃう人と、確実にじっくり覚えていくタイプがいて、彼は後者なんだろうなあ。お姉さん風吹かせてる鈴木さんと壷井君のやり取りにだんだんほのぼのしてくる(笑)。

後半も気になりますが、無料放送はここまで。少しでも見られて良かったです。無料放送ありがとうございました。
そうかそうか、壷井君の得意なエレメンツはループか。よしよし、覚えておきましょう(笑)。

テレビつらつら語り②

続いては10月19日放送、『炎の体育会TV』。TBS。

有名スケーターが変装してドッキリを仕掛ける、恒例のシリーズ。今回はネイサン・チェンが出演。土曜日か日曜日の朝の番組でラーメン食べてたのを確か今年見たんだけど、気さくにバラエティにも出てくれるイメージ無かったからちょっと意外だった。

ピアノとかギターとかバク転とか、「何食ったらそんな隙のない人間に育つんですか」と感心するしかない特技やプロフィールを次々紹介されるネイサン。なのに気さくにドッキリやってくれるんかい…。日本で滑るたびに楽しそうですもんねえ。なんかもう懐も深くて、本当に何食ったら俺たちはネイサンになれるんだ…←何食ってもなれません

今回のドッキリもスケートを習っている子供たち相手。タオルとマスクで顔を隠してても目と眉でネイサンだってわかっちゃいそうだけど、子供相手だからか気付かれず。アジア系の顔立ちだからめちゃくちゃ違和感なく音声さんの変装が溶け込んでる。ちょっとおもろい(笑)。

平野ノラがロケのためにリンクに来る、という設定を作ってそこにネイサンがこっそり混ざる、というシナリオだったようなのですが、ノラ本当にスケートレッスン受けるのか(笑)。ニセロケだけど(笑)。
ネイサンは派手にずっこけたり(さすがこけ方うまい…)と、バレるかどうかギリギリのパフォーマンスもかましていて、なかなかエンターテイナーである(笑)。

次はふくよかな人に変装して登場したが、めちゃくちゃ華麗に滑ってバレエジャンプまで披露。セオリーガン無視(笑)。めちゃくちゃ子供が追っかけてる(笑)。てか炎の体育会TVってバレるんじゃないのこれ?毎度同じパターンやろ、あやしい風貌のスケートやたら上手い人が突然リンクに現れるの(笑)。

ネイサンのノラの変装(黒髪のロングのカツラにグラサン)があやしい超能力者みたいで爆笑なんですけど。番組が「みうらじゅん」とか言っててもう大爆笑なんですけど!今度その路線でエキシビションやって(笑)。

ヅラとサングラスをカッコよく取り去って正体を明かすネイサン。「リアルこれ?」って言ってる子供に吹き出してしまった。わかるよ、わかる(笑)。でもリアルだよこれ(笑)。

ネイサンのノラの変装が傑作過ぎたので、今後出演する人はあの変装を越えなきゃいけないのかと思うとハードル上がり過ぎでは(笑)。そうでなくてもそろそろ白羽の矢が当たるスケーターもいなさそうだし、またあるんだろうかこのコーナー。勘のいい子供ならたぶん気付くぞ、こんだけ何回もやったら(笑)。


以上でございます。これ掲載するのはいったい全体何月であろう。今のところ12月くらいの予想である。もう誰も覚えていないに違いないですがお許しください…。

ではでは、また次回の記事でお会いしましょう。




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グランプリファイナル2019雑感⑦

グランプリファイナルの記事は本日で最終回です。残すはエキシビション後半についての感想。ではでは、早速どうぞ。


※注記
お名前の前に★印のついている選手は、地上波でも放送のあった選手です。

エキシビション

15:マリア・カザコワ&ゲオルギー・レヴィヤ
初めてお目にかかるのですが、ジョージアアイスダンスカップルなんですね。音楽も衣装もジョージアのものなのかな。衣装すっごく素敵。女性の衣装もかっわいいけど、男性がこれだけ凝った衣装着てることあまりないから、ものすっごくカッコいい!素敵ー。いいなこのプログラム、また見る機会あったらいいな。


16:ダニエル・グラッセ
地元の大歓声を浴びて登場。競技のプログラムは個性的な印象がありましたが、このエキシビションは黒一色でシンプルな衣装。プログラムも渋め。ジェイソンも使ってた曲ですが、イメージがまた違いますね。


★17:アンナ・シェルバコワ
着物を脱ぎ捨ててからのイメージは侍だったのか。煽りに色々言う人はいますが、本人のインタビューなら貴重な情報源になると思うのですけどねえ。あんまり目くじら立てなくてもいいのでは…。
それにしてもキュートな侍である。彼女も柔軟性が凄いですよね。身体を反らして片足でスライディングしてくみたいな技、サラッとやってるけどすごい技術…。


18:アナスタシア・ミーシナ&アレクサンドル・ガリャモフ
ペアはもうホント、ロシアVS中国の2強だなあ。スロージャンプでは転倒してましたが、全体的に力強さと迫力があって、リンクが狭く見える気がしてきた。
ところで、リンクの端にカメラマンさんがいるよね、エキシビションの最初からずっと。あんなところに人がいるの初めて見た気がするんだけど…。


19:アレクサンドラ・ステパノワ&イワン・ブキン
このプログラムすっごい粋で好き…!滑りが深くて目が離せない。同じロシアの選手でも、ペアとアイスダンスでこんなに表現の方法って違うんだな、と続けて見るとよく分かる。シットポジションのツイズルも魅せますね。


20:ボーヤン・ジン
こんな優しいイメージの曲で滑る印象があまりなかったから、ボーヤンもこんな風に表現を広げていくようになったのね、と感慨深い。今回の男子は番狂わせが多かったから、ボーヤンが出られるとは思わなかったけど、カップ・オブ・チャイナで優勝したのは大きかったね。出られて良かった。


21:カーステン・ムーア=タワーズ&マイケル・マリナロ
エキシビションならではの技をガンガン入れてくるので、絶対お客さん楽しいよね。倒立体勢のリフトとかぶん回しとかホントカッコええ。そして二人ともすごく楽しそう。ハピネスが溢れてる感じ。意味不明ですが何となく伝わって…。


22:アリーナ・ザギトワ
あれ、演技流れなかったな。怪我でもしたのか、出演を辞退したみたい?無理しないで、また素晴らしい演技を見せてね。


23:マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ
あー、チョックさんの衣装かわいー、何度見てもかわいー。二人でブーツ自慢しあってるような振り付けもかわいくて楽しいし、何よりチョックさんの手のひらで転がされてる感がすごくいい(笑)。


★24:羽生結弦
地上波は羽生君の演技の少し前にインタビューが流れたのだけど、これがかなり興味深い内容だった。
ショートの後のインタビューで、相手がネイサンでこの点差ではおそらくひっくり返せない、ということに羽生君は気付いているのだろう、という印象があったのです。いつもこんな時は逆転を狙って諦めなかった彼がこれだけ気弱に見えたのは初めてだった気がする。
それでも彼は真から負ける気はなかった。試合に勝てなくても自分の証を、と4回転アクセルに公式練習で挑戦したのか…。確かにコーチがいれば、試合で使う予定のないジャンプの練習などさせなかっただろう。成功こそ出来なかったが、あの4回転アクセルには誰もが驚愕したはずだ。
彼のオリンピックへのこだわりが相変わらず感じられたけど、今回は子供の頃プルシェンコや荒川さんを見て憧れた場所、というのも大きいのかな。このオタク気質というか中二病気質が羽生君のいいところよね…。

フリーの本人解説も流れたのだが、最初の2本のジャンプへのコメントが面白かった…。「シュッ!」とか「おめでとうございます」とか(笑)。将来稔系の解説者になるのだろうか(笑)。


さて、エキシビションの演技について。会場がイタリアなので、イタリア語で歌われていたノッテ・ステラータかな、と予想はしていたがビンゴ。平昌のエキシビションプログラムでもありましたしね。ここがトリノオリンピックの会場だということにかなりこだわっていたようだから、このセレクトは納得。
しかし、今シーズンはエキシビションプログラムを用意しないつもりだろうか。確かに過去のプログラムを演じても彼なら十分に喜ばれるだろうが…。それぞれの地でゆかりのあるプログラムを選んでいる印象。彼流の験担ぎかもしれない。今回は何だろう、とワクワクする楽しみがあっていいですね。

25歳になったばかりの、黒髪に白い肌をした美しい青年。時に少女のように儚くもあった、羽根を纏わせた白い衣装に身を包んだその姿からは少女の佇まいは消え、若い白鳥のしなやかな幻影が見えるようだった。
このプログラムは、羽生結弦という美しい宝石を、永遠にリンクに閉じ込めておくために知恵を絞って作られた傑作なのだと私は思っている。彼を愛した人々の手によって作り込まれたプログラムは、映像という形で、永遠に人類の宝となって残るのだ。以前にも似たようなことを書いたけれど、この度このプログラムを見ても、まったく同じ感想が浮かんできた。

ロマンチックな歌声とメロディ。星が降る夜に、その白い翼を大きく広げる白鳥。ゆったりとした曲調が、羽生君の技のひとつひとつを丁寧に見せる時間を与えてくれる。ビールマンスピンも久しぶりに披露してくれた。衣装に隠れて分かりづらいが、少年の頃に比べると羽生君も非常に筋肉のついた体つきに変わっている。あれだけ得意だったビールマンスピンを競技で見かけることはほとんど無くなった。それでもこうして、男子選手とは思えないほど足が高く上がった美しいスピンをまた見せてくれるのが嬉しい。

久しぶりに元気な体調で演じられたということもあるのだろう、とても余韻と余裕の感じられる、美しい演技だった。金メダリストとしてこれを披露したかっただろうから、多少彼の無念さのようなものも滲んでいた気がするが、それが少し翳りのある白鳥の姿となって、皮肉だがまた違った形で美しい。

羽生君のバラード系と言おうかロマンティック系と言おうか、とにかくそういう系統のエキシビションプログラムではこれがいちばん好きかもしれない。彼にこの曲を提案したタラソワさんに私は大感謝してます。私が死んだら葬式で流して欲しいくらいよ、この曲(笑)←人生で自分が主役になれる機会が葬式しか思い付きません


インタビューはエキシビションの演技後にも放送された。エキシビションを滑り終えた直後のインタビューなので、また内容が違う。
このインタビューの内容に、私は深みと、切なさとを覚えた。羽生君の人生計画は、平昌以前と平昌以降で大幅に変わってしまったのだろう。平昌までは彼の計画通りだったけど、平昌以降は彼も具体的なことがわからないまま進んでいるのではないか。
羽生君も25歳、選手としてはベテランもいいところで、かつて彼と切磋琢磨していた選手は多くが現役の舞台を去っている。おそらく具体的なゴールは決めず、彼が自分の心に納得ができたその瞬間に、いつでも決断できるようにという覚悟をどこかで持っているのかもしれない。

ただ、それを持ちながらも、彼は身体の許す限り、自分の限界を追い求めてしまうのではないか。その限界を突破するエネルギーを存分に与えてくれる存在も現れた。あの羽生君に戸惑いが見られるほどに、強敵だ。羽生君が、諦めてしまう可能性だって無いとは言えない。今回は彼にしては珍しく、かなり落ち込んでいるようにも見えたので。
それでも、羽生君はここで諦めることを良しとはしない気がする。ネイサンに、もしかしたらネイサン同様に実力を持ったライバルたちに、彼の求めるスケートで完勝するまで、そのあまりにも高い位置にある夢をその手にするまで、餓えた獣が穏やかな野に放たれて満足はしないだろうとも思った。

どのような選択を彼が行うにしろ、私は彼の決断をこれからも全面的に信じて応援していく。どんなフィクションよりも羽生結弦がいちばん面白い、これは私の中で確かである。私も、羽生君も人として形を残さなくなるであろう遠い未来に、羽生結弦という宝石が煌めいていた時代があったことを、ほんの僅かでもいいから伝えていくための礎になりたいと、私は思う。だから、彼から目を離す一瞬が惜しい。できる限りこぼさずに、その活躍を追っていきたい。


★25:ウェンジン・スイ&ツォン・ハン
あー、地上波流れないと思ってたので嬉しい…。本当に曲の流れるリズムが彼らの雄大で叙情的なスケートにピッタリで、何度見てもいいなこのプログラム、と感じます。北京オリンピックまで走っていく、そういう意味だったのか。彼らをオリンピックでまた見られると思うと楽しみで仕方ないです。


★26:アリョーナ・コストルナヤ
清楚なお嬢様風のプログラムから、渋さとパワフルさのある曲調まで、何でも滑りこなせるのな。あまり長くないプログラムなので、気が付いたら終わってしまっている。さりげなく三連続ジャンプも入れてるし、少女がステッキを使ったプログラムなんてただただ可愛いだけになりそうなのに、クールでシャープな世界観になってるあたりとかも、表現面で頭ひとつ抜けてるなあ、という印象。


★27:ガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン
ものすごく華麗で洗練された鬼ごっこ、という印象である。こんな神々が戯れるような鬼ごっこがあっていいのか。地上の人間の物語を見てるはずが、天界の神話を覗き見てるような気分にいつの間にかなってるのがもう…。リフトが無駄な力が入ってないとかいうの通り越して、空気が流れてるだけにしか見えないのとかもうとにかく凄い←意味不明ですが何となく伝わって…←本日2回目


★28:ネイサン・チェン
地上波は完全に寝てしまった…。どうもネイサンのエキシビションで寝ちゃうんですけど、たぶん時間的に最後の方だから瞼がもたないんですね。とほほ。
こういうアップテンポの男性ボーカルの曲滑らせたら今いちばん似合うスケーターかも。自由に滑ってるネイサンはこんなに上手いのね、と改めて分かるなあ。バックフリップまで入れちゃうとか、どんだけ運動神経いいんだ…。しかもバックフリップの姿勢がめっちゃ綺麗。


★フィナーレ
流れたのは少しだけ。カラフルなテープが天井から落ちてきたの?打ち上がったの?子供みたいにはしゃいだ様子でテープに手を伸ばして身体に巻き付ける羽生結弦25歳。中学生みたい。でも、ずっと変わらないでいて欲しいです。


以上。やれやれ、出場してる選手の数は少ないのに、なんかNHK杯より執筆に時間がかかってしまった気が…。とほほ。
グランプリシリーズが開催されている間がスケオタは1年でいちばん忙しいと思うので、やれやれこれで一息つけるわ、と私もホッとしております。たぶんまだ載せ切れていないジュニアのグランプリシリーズの記事が残ってると思いますが、それも載せ終われば、今シーズンのグランプリシリーズについてはこのブログにおいても完全に終了です。もしすべての記事にお付き合いくださった方がいらしたら、本当にありがとうございました。

来年の私がどうなっているかはまったくもって不明ですが、山羊座は12年に一度の幸運期に突入してるらしいし、何度かネタにしている手相鑑定によると来年の今頃はたぶんめちゃめちゃ幸せになってるはず。もうそう思い込んでおこう…。グランプリシリーズの感想を楽しく書けるような状況であって欲しいな。めちゃくちゃ仕事が忙しくなってて全然書けない、というのもアリかな、と思いますけど。
実は新しいパソコンがゲットできないとブログの更新が満足に出来なくなるので、来月あたりに突然更新が止まったらそういうことだと思っていただければ…。笑い事じゃなく死活問題なので何とかならないかと念じているのですけど、打つ手なし(泣)。困ったなあ…。

ではでは、また次回の記事でお会いしましょう。そして来年のグランプリシリーズで…!




「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。週1、2回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
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グランプリファイナル2019雑感⑥

長々と綴って参りましたグランプリファイナルの記事も、エキシビションで完結です。前半と後半の2回に分けてお送りしますので、最後までお付き合いいただければたいへん嬉しく思います。今更で申し訳ないのですが、激闘を振り返りながら楽しく読んでいただければ幸いです。

地上波でも放送がありましたが、シングルのメダリスト、優勝者、日本人選手のみに絞って録画放送だった模様。BSで全員が放送されたので、そちらも見てつらつらと感想を綴っております。


※注記
お名前の前に★印のついている選手は、地上波でも放送のあった選手です。

エキシビション

1:アレッシア・トルナーギ
開催国ジュニア枠ですな。いつぞやのジュニアのグランプリシリーズではすごくいい演技してたような。たぶんまだその記事載せられてないけど…。
セパレートの衣装がエキシビションって感じね。ジュニア選手とは言え、もう大人のカッコよさが漂ってた気がします。


2:アレクサンドル・サマリン
お面がちょっと怖いので、素顔になるとすごいかわいく見えるのちょっとずるい(笑)。衣装がニンジンとトマトに見えてきてなんかかわいいのもずるい(笑)。ってこの感想おかしい(汗)。サマリン味があっていいね…。


3:アニカ・ホッケ&ロベルト・クンケル
アニカさんが白いシャツを脱いだ。上半身の筋肉がしっかり見えて、思わずガン見。カッコいい!そうそう、アニカさんのパートナー、お名前違う人だった記憶があるもん。新たなパートナーともうファイナルに出るとこまで来たのね。なんかプログラム短く感じた、すぐ終わっちゃった。


4:パイパー・ギレス&ポール・ポワリエ
ゴッホに捧げた曲なのか?じゃあポワリエさんがゴッホでパイパーさんが絵画かしら、って違うか…。
ポワリエさん見るたびにイケメンになっていかない…?最後のアクロバティックなリフト凄いよな。織田君がこのプログラム大好きって言うのよく分かる。見るたびに好きになるねこれ…。音源も欲しくなってきたくらいよ…。いい曲だな…。


5:アリサ・リウ
こらこらカメラさん、スピンでそんなアップにするな。見せ場だろ。彼女雰囲気が明るくていいですよね。それでジャンプはあの難易度だからなあ…。彼女がシニアで滑るようになる頃には、そして北京の頃には女子の勢力図はどうなっているのだろう。トリプルアクセルが跳べる選手が10人くらいいたりするのかなあ…。


6:チェン・ペン&ヤン・ジン
スロージャンプの飛距離と柔らかな着氷。競技だったらすごい加点されそう。デススパイラルからそのまま氷に寝そべるペンさん。悶えるように身をよじる彼女と共に氷上に倒れ込むジンさん。どんな物語なんだろうね。


★7:佐藤駿
紹介VTRで「一緒の獲りたかったー!」ってキーキー言ってる羽生君に笑った。「ルッツキレイだったよー」とも声をかけてて、その様子が本当に嬉しそうで、こういうとこが羽生君の良さだなあ、と感じました。
戦場のメリークリスマス。スピード感と伸びやかさがあって、この曲の新しい解釈だなという印象。イタリアの人々の心に鮮烈に焼き付いたんじゃないでしょうか、彼の存在が。


★8:アレクサンドラ・トゥルソワ
エキシビションとは言え4回転は入ってるわ、凄まじい演技だなあ…。彼女に出来ないことはない、という織田君のコメントが面白い。物怖じしない性格というのもわかる気がするが、インタビューでははにかんでて可愛いのがすごいギャップ。
このツートーンカラーの衣装いいですね。彼女を凄くシャープに見せてよく似合う。


9:アヴォンリー・ニューエン&ヴァディム・コレスニク
アメリカのアイスダンスのジュニアなんですね、初めて演技見る。まだとても若いのかな、という外見だけど、スピード感あっていいなあ。リフトがなんか独特。ラインがなんか独特で目を惹いた。


10:アポリナリア・パンフィロワ&ドミトリー・リロフ
さすがロシアのペア、レベルたっか…。まだジュニアとかウソでしょ、って言いたくなるくらい。スロージャンプの高さがすっさまじいですな。ふんわりした曲だけど演技は迫力あって全然ふんわりしてないです!
今日はヘソ出し衣装がトレンドなのか。みんな腹筋すげえ。


★11:カミラ・ワリエワ
地上波で流れたぞ。ロシアの女子があまりに強いから、今のうちから注目せずにはいられなかったかテレ朝も。
怪我してたのか、回復具合はわからないけど、それでも優勝出来てしまう完成度の高さだということか…。スピンの足がこれだけ真っ直ぐの線になる選手も珍しいですね、これだけでも見る価値十分にあり。


★12:ケヴィン・エイモズ
良かった、地上波では飛ばされちゃうかと思ったけど流れた…。キスクラでの感情豊かな様子を見ていると、それがそのままエモーショナルに演技に表れてくるのだろうな、という印象。そしてそれを支えるのがその身体能力。このエキシビションもキレッキレで、本当に大躍進のシーズンになりましたね。堪能させていただきました。


13:マディソン・ハベル&ザッカリー・ドノヒュー
ハベルさんがいつにも増して強そう。滑りが深くてカッコよくて、フィギュアスケートの世界って幅広いなあ、と唸ってしまう。若い選手が多いからこの雰囲気いいよね…。シンプル衣装のドノヒューさんはあまり胡散臭くなかった(笑)。


★14:紀平梨花
ステファン・ランビエールの振付。ステファンの振付は男子が滑ると、本人もまだプロとして滑っているだけに、どうしてもステファンの姿を重ねてしまいがちなのですが、女子だとそれがあまり感じられないのが特徴かなと思います。しかし時々、ステファンの姿が浮かぶものがあって、このプログラムもそうかなと。ステファンの独特の動きが感じられるからでしょうか。それを滑りこなせる選手だけがそうなるのでしょう。何度か見たプログラムですが、今回がいちばん良かったです。ラストカッコ良かったー。


ここまでが前半だったようなので、ここで一旦終了します。長くなってきましたしね。次回はいよいよ最終回。今年のグランプリシリーズをご一緒に振り返っていただければ嬉しいです。




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グランプリファイナル2019雑感⑤

エキシビションの感想を綴る前に、シニアの男女シングル以外の競技についても、放送された選手のみですがさらっと感想を書いていこうかと思います。シングルのショートプログラムが流れたBSの放送だけ半分くらい見られなかったので、もしこのほかにもテレビで流れた選手がいたら申し訳ない。私が見逃しちゃっただけです。

ではでは、少しだけですが、まとめて感想をどうぞ。


※注記
お名前の前に★印のついている選手は、地上波でも放送のあった選手です。

ジュニア男子・ショートプログラム

★2:佐藤駿
おおおおおお、ジャンプノーミス!ループ綺麗でしたねえ。スピンとステップがレベル取れてなかったりするので、課題はそこか。でもしっかり落ち着いて滑ってるように見えました。パンダのぬいぐるみもらってる、かわいい。


★3:鍵山優真
ああああああアクセルが…!アクセルが抜けた…。ダブルなら要素抜けにはならない…のか?そうだね、ちょっとだけど点は入ってる。コンビネーションジャンプは素晴らしかったのになあ、ううもったいない…。
選曲が『砂の器』でとても渋くていいです。CD持ってるんだけど、スケートに合いそうな曲だなと思ってたので、使ってくれる選手がいると嬉しいのだった。

ジュニア男子・フリー

★2:鍵山優真
転倒もありましたし、全日本ジュニアほどの出来ではありませんでしたが、十分実力を見せつける演技だったのではないかな。膝の柔らかさを活かした着氷や滑りが素晴らしい…。シャツによく見たら水玉模様が入っててかわいいですね。


★5:佐藤駿
素晴らしい…!これはなんという素晴らしい演技…!4回転ルッツをこんなに美しく…!ジャンプの出来はどれも素晴らしかったのですが、特に単独の4回転トゥループは惚れ惚れするようなジャンプでした。
少年の切なさみたいなものが素敵なプログラムだなと思ってましたが、今日はジャンプの成功もあって力強さも存分に感じられ、正統派のロミオという印象でした。ユニクロとか暗殺者とか坊主の白薔薇とか色々いたじゃないですか。あれはあれでみんな好きですが(笑)。
キスクラでお祈りする佐藤君かわいい…。得点に喜びを爆発させるコーチ。面白いコーチのリアクションシリーズに確実にノミネートされますね(笑)。優勝おめでとう!

ジュニア女子・フリー

3:カミラ・ワリエワ
スピンが本当に美しい。人間ってこんなに美しい身体のラインを作れるのか、と感心してしまう。しかもまだほんの少女に…。非常に完成された、湧き出る水のように透明で美しい演技で、テレビ放送されたのは彼女だけだったと思うけど、優勝は納得でした。すごい、プロトコルにマイナスもエラーも何もない…。

ペア・フリー

6:ウェンジン・スイ&ツォン・ハン
前半が特に、主にソロジャンプなどにミスが見られて、ハンさんが不調なのかな、という印象でした。いつもよりスピードもないような気もしましたが、甘えのない美しさと艶のある美しさとが同居しているようで、やはり凄いな、とうっとりと見つめている間に終わってしまうのだった…。選曲もすごくいいと思います、世界観に引き込まれます。

アイスダンス・フリーダンス

5:ガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン
BSでフリーだけ流れた、はず。リズムダンスも流れてたらすみません。
まるで水の中のような、いや空気に漂うだけのような、一切の無駄がなく、なおかつ氷上に二人の人間がいることを忘れそうになるほどの揃った動き。リフトがあれだけシームレスでふわりと重力がないように見えるのは何故なんだ。最初のリフトを見つめながら、これは魔法なんだろうかと思ってしまった…。
加点がいちばん低い項目が2.09ってどういうこと…。私の目には3が2つしか見つけられずあと全部4か5なんですけどどういうこと…。


以上。日本人のジュニア選手は地上波で、それ以外は優勝者だけでもBSで放送、ってとこですか。ジュニアのペアとアイスダンスの優勝者は流れませんでしたが。今回はジュニア男子からは優勝者も出ましたからな、地上波で放送したの正解ですね。

さて、残すはエキシビションのみ。今更粛々と掲載してきたファイナルの記事も、いよいよクライマックスです。最後までお付き合いいただければ嬉しいです。




「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。週1、2回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
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