うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

世界選手権2021雑感⑩

いまさら淡々と掲載し続ける世界選手権の感想。本日はド深夜に行われた女子フリーの後半グループについて。前半グループはちょっと意識飛んでたけど、後半は眠くなってる暇がありませんでした、あわあわしすぎて…。
てなわけで、早速感想の続きをどうぞ。

女子フリー②

第3グループ

13:アレクサンドラ・トゥルソワ
あわわわわ…。あわわわわわわ…。
いきなりの4回転フリップに白目を剥いていたら、転倒したものの4回転サルコウ、さらに4回転ルッツのコンビネーション。しかもタノ。転倒したものの再び4回転ルッツ、極めつけに4回転トゥループのコンビネーション。もはやトリプルジャンプは息をしているようにしか見えない…。
コレオシークエンスで垣間見える脚の筋肉は、あれが4回転を支えているんだとよくわかって感心の一言でした。並大抵の鍛え方ではなさそう…。
技術点は驚異の88点。転倒や回転不足が無ければどこまでいったのか。同じような構成やれるのネイサンくらい?ネイサンはアクセルをトリプルにできるからまったく対等とはいかないかもしれないが、ネイサンと対決して欲しくなる…。そりゃ暫定1位だろう、当分1位に君臨すると思う…。
曲がロミオとジュリエットなのを終盤まで完璧に忘れてました。BGM化ですらなかった。あんぐりしすぎて存在を忘れてた…。


14:Olga MIKUTINA(オルガ・ミクティナ)
ジャンプがとても綺麗ですね、成功すると高い加点がもらえるのも納得です。ステップとスピンも全部レベル4で、私は初めて知った選手なんですけど、こんな選手もいたんだ!って嬉しい発見です。ミスの少ない演技で、いい出来でしたね。アクセルのパンクくらい?衣装も可愛い。


15:ルナ・ヘンドリクス
いやー、最高の演技でした!!滑りが非常に滑らかで、そこから跳ぶジャンプは美しいの一言なのに、それを全部きっちり成功させたうえ、スピンやステップも見ごたえたっぷり。曲の変化もこぼさない演技力もある。
あー、いいもの見た。見せてもらった!!!なのに技術点カウンターが沈黙していらっしゃったので、いちいち加点がチェックできなかったよきいい。演技に集中できるのでこれはこれで良かったのかもしれないですけど。
すげえ、200点超え!!すごい好みのスケーターなので私も嬉しい!!


16:Madeline SHIZAS(マデリン・シーザス)
シニア2戦目…?ショートめっちゃ堂々としてたよね??!!
フリーはパンクなどジャンプにミスが出ていて、ショートのようにはいかなかったかもですが、スピードもあって伸びやかな滑りで、今後も活躍していきそうな予感を抱かせましたね。
曲はシェルブールの雨傘でめちゃくちゃ切ないんだけど、演技からあまり切なさは感じなくて、衣装も可愛らしい印象でしたね。


17:Haein LEE(イ・へイン)
ブラックスワン。ショートのアヴェ・マリアのようなせわしなさがなく、しっくりくるプログラムだったと思います。
冒頭のジャンプで転倒がありましたが、その後は良かったんじゃないかな。レビューたくさんついてたので回転がどう判断されるか分かりませんが。ラストのスピンもとても見ごたえがありましたね。
うーん、やはり回転不足。あまり点が伸びませんでしたね。


18:ブレイディ・テネル
スピンなどはさすがでしたね。しかしジャンプが…。特に最後のジャンプ。コンビネーションがひとつ抜けてしまったのはこの激戦では上位進出を阻んでしまいそう。
ショートでも思ったけど少しいつものパワーがないような…。でもラストのスピンはそれまでのミスも帳消しにするような素晴らしさだったと思います。スパイラルもダイナミックでしたね。
またリショーの振付なのね。あら、回転不足があって彼女も点が伸びない…。アメリカの枠、どうなる…?

第4グループ

紀平さん、挨拶の場内コールで「リカ・キヒリ」って呼ばれてなかったか…?日本人の読み方難しいのかしら。6分間練習ではキヒラに聞こえたけども。


19:坂本花織
やっぱりちょっと緊張してたかな、前半はいつもほど迫力が無かったかもしれない。ジャンプの着氷の流れやステップにちょっとそれを感じたかもしれないし、最初のフリップのコンビネーションは危なかったけど、それくらいか。あとルッツの踏切ね。
しかし後半は「これが俺たちの坂本花織なんでよろしく」と叫びたくなるスピードと素晴らしいジャンプの連続。めちゃくちゃリンクが狭く見えて最高にゾクゾクする。マトリックスを世界に披露できてよかったああああ!!!!!
暫定3位。やっぱりルッツはエラー判定。最後のスピンもVついてる。Vって何なのかいまだによくわかってないんですけどね…。そのふたつと最初のフリップのコンビネーション、んでステップのレベル3がマイナスポイントか。僅差の戦いだとこんなところが響いてしまうのか…。
暫定2位のヘンドリクスさんすごいけど、さあどうなるこのあと!!!


20:キム・イェリム
ダブルアクセルにミスが出た辺りで、何となく「糸が切れた」感があったんですよ。ノーミスを狙っていたのかもしれない。案の定転倒が続いて、いまいち煮え切らない演技になってしまった。ラストのスピンなどは美しかったのですが、演技から戸惑いが滲み出てた気がする…。枠取りのプレッシャーもあったかもですね…。回転不足もあり得点伸びず。


21:カレン・チェン
アジアンテイストな曲が彼女にピッタリですね、凄く雰囲気がある。
荒川さんの声でジャンプの出来が大体わかってしまうのですけど、私が見ていても、回転…?ってジャンプがあった気がする。レビューいっぱいついてるなあ、そんなにミスが無いように見た目では見えるけどどうかなあ。観客が皆関係者だから、その辺きちっと見られるだろうから、盛り上がり方でもわかるような…。けどスパイラルの美しさなどはさすがだったと思います。
それでも暫定2位。回転不足そこまでなかったのかな?いや、いくつもついてるな。それ以上に加点があったかな。


22:エリザベータ・トゥクタミシェワ
コンビネーションでのトリプルアクセルはギリギリな感じでしたが、単独のトリプルアクセルは素晴らしいの一言。とにかく成功させたジャンプは高い評価も頷けるんです、とても明確で素晴らしい。フリップの転倒などミスの見えたジャンプもあるので、加点のたくさんついたジャンプがそうでなかったジャンプに帳消しされた感があるのがもったいなかったですね。
彼女の世界観はしっかり伝わってきて、それを見せてもらえただけでも私は嬉しい。いいトリプルアクセルだった…。
おお、それなりに高得点!!!トリプルアクセル2本はやはり大きいですね。
表彰台確定!!泣いてる、あの彼女が泣いてる…。私も鼻の奥が痛い…。


23:紀平梨花
冒頭のアクセルは…。ダブルに抜けたのか。次のアクセルはトリプルだけど回転不足で転倒。大きな得点源のジャンプが決まらない。そのあとコンビネーションなどしっかり跳んできたけれど、ルッツでミスも。全日本では入れた4回転も結局入れなかった。
どこか傷めたりしたのかな、と思う出来。フリーの点が伸びない。ショートの貯金があるとはいえ、表彰台どころでなく、最終順位6位か7位…?ショートの出来なら逃げ切るかと思ったのに。これが世界選手権か…。


24:アンナ・シェルバコワ
4回転フリップは転倒。そのあとは無理せず4回転を入れない構成に変更か。トリプルジャンプだけでも質が素晴らしいし、最後に跳んだのは驚愕のルッツとループのコンビネーション。最後にそれ入れるかな。しかもリカバリーでそれ…???すげええ…。
トリプルの構成でも勝てると踏んでの作戦だったのかもしれない。スピンやステップでレベルが取れていなかったりもしたので、公式練習で不調だったという話はその通りだったのかもしれないけど、基礎的な力の高さを見せつける演技だったんじゃないかと思います。転倒したフリップとレベル2だったスピン以外は高い加点。
やはり高得点が出ている。フリーの貯金もあるため彼女が頭一つ抜けて優勝。昨シーズン世界選手権なかったし、初優勝ですね。去年も出てたらどうなっていたのかな…。連覇できたりしてたのかもなあ。こんなご時世に脂の乗ってる時期が来てしまうなんて、これも運命なのか…。


終わってみればロシアの女子で表彰台総なめ。トゥクタミシェワの年齢考えたら2位は快挙だし、トゥルソワは12位からの表彰台なのでこれまた凄まじい。フリーは結局僅差でトゥルソワが1位か。

日本勢は表彰台こそ逃したけれど、坂本さん6位で紀平さん7位、ギリギリだけど3枠確保。ギリギリでもいい、確保できたんだもの…!!二人とも200点超えてるしさ。4位から7位まではちょっとのミスで入れ替わってた可能性大ですよね。
宮原さんが最終的に19位というのも別の意味での衝撃ですが、それだけ女子のレベルが上がったということなのかな。でも彼女がフリーに踏みとどまってくれたからこその3枠なので、3人でもぎ取ったオリンピックの出場枠ってことでいいさ…!!平昌2枠しかなかったんだもんねそう言えば。
さりげなくアメリカも3枠確保のチャンスができたってことか。二人しか出てないから自動的に3人目も出られるようにはならずに、ネーベルホルンで確保にチャレンジできるって解釈で合ってるかしら?
なんだかんだと日本とロシアとアメリカが強い中、ヘンドリクスさん5位は快挙ですね。

予想外の展開だらけで、これがスポーツだなと久々にその残酷さも味わえた試合だったかもしれません。ステファンチェックしてる場合じゃなかったわ…。「アレー!」って言ってたのは聞こえたけど。母国語フランス語だもんね。

採点についてどうこう言うことは基本控えているけれど、ヨーロッパの選手には通常の試合より得点が高めに出てるかなとは思った。いい演技をした選手が多いのである程度は納得だけども。
コロナの影響で世界各国からジャッジを呼べなかったんだろうか。そうなると、どうしても自らが育った文化圏や学んだスケートのメソッドの匂いをさせる選手の演技を「良い」と感じやすくなるかもなとは思った。その人の育った背景は、いくら無心でジャッジしようとしても無かったことにできるものではないと思う。それはどれだけ研鑽を積んでも難しいんじゃないか。イケメンや美女の基準だって国によって、てか人によって違うでしょ。
そういう人間的な「揺らぎ」も含めたものとして競技を見ていないと、疑心暗鬼で疲れることになるんじゃないかな。疑問を持つことは構わないけど、伝え方を工夫しないと、それが選手たちに届いてしまう可能性があることは忘れてはいけないと思う。選手たちを守っているつもりで、その逆をやってしまっては元も子もない。

「日本のジャッジなのに日本人選手に厳しい、自分の国の選手くらいちゃんと評価しろ」みたいな声も聞くけど、もし今回の世界選手権の開催国が日本で、日本の選手に「甘い」採点が行われて、それを他国のファンから指摘されたとしたら、そういう声を上げている人たちはなんて返すんだろう。自分がやって欲しいことを他国がやったらそれはダメで、自分がやって欲しい選手にやるのはOK。そこが根本的に考え方としておかしいのではないかなと私は思ってます。
心の中ではなんて思っててもいいんだけど、自分の考えたことが絶対的に正しいとして論をぶつけてくるから「陰謀論」とかってまとめられて、要するに「あなたの相手するのめんどくさい」って思われちゃうんじゃないのかなあ。敵を作ると自分が正しくなったような気がして生きるのが楽になるよね。でもそれをやられる方の気持ちは全然考えてないよね。「この人ヤバい」ってすぐ相手を切っちゃう人とかも一緒で、自分が楽に生きるためには自分だけは傷付かない道を選ぶのがいちばん簡単なんだけど、それは時に他人をめちゃくちゃに傷付けてもいるのよね…。


どうでもいいことをつらつら考えたりもしましたが、残すはアイスダンスのフリーダンスと男子のフリー。アイスダンスの視聴は無理そうなので、男子だけでも堪能します。これを書いている今は試合の数時間前で、何ひとつ結果はわかっていません。女子フリーをほぼ徹夜で見た後、眠らないで書き上げております。

ではでは、次回は男子フリーの感想でお会いしましょう。



「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。タロット鑑定についてもこちらに書いております。週2、3回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
note.com

世界選手権2021雑感⑨

さて、大会も3日目。アイスダンスは有料配信のみのため見られそうにないので、女子フリーの無料配信とテレビ放送を見ての感想を綴っていきます。掲載はかなり今更のタイミングとなりますけど、のんびりお付き合いいただければ幸いです。

女子フリー①

第1グループ

前半グループはライブ配信での視聴ですが、深夜2時からの開始。最後まで見られるのだろうか。すでに眠いし…。睡魔との戦いにもなりそう…。


1:Lindsay van ZUNDERT
ショートもフリーも第1滑走?緊張するでしょうに、それでこの演技は素晴らしい…!速報ではGOEマイナスされてるジャンプもあった気もしますが、見た目上は全くミスなかったですね。ジャンプしっかり降りてましたしビールマンスピンもすごく綺麗でした。
本人も滑り終わってものすごくいい笑顔…。そんな表情に出会えるからフィギュアスケートは楽しいのですよね…。
採点表見るとマイナスないや。あれはあくまで速報なのだな。


2:Natasha McKAY
ジャンプにミスが出てしまいましたね、特にアクセル。1本はシングルアクセルにすら認定されなかったのかな、回転不足が過ぎて。全く点が入ってない。ダブルアクセルは手をついてしまった。
曲のイメージを捉えた振付のステップは見ててちょっと楽しかったし、リンクサイドで見てるコーチが一緒に揺れて?るのもかわいかった…。


3:ホンギ―・チェン
GOEマイナスされるジャンプが何本かあって、しっかり滑っているように見えるものの少し噛み合わない感じもありましたが、ラストの方でジャンプを転倒し、そこからはさらにエネルギーが少し抜けたように見えました。ジャンプにもqが4つ。
それでも、コレオのスパイラルが非常に個性的な形で面白かったりと見どころもあったと思います。


4:エリシュカ・ブレジノワ
ラ・ラ・ランドは黄色の衣装と決まっているのかな。映画見てないので分かんなくてすみません…。
ループの転倒は跳び始めから見てる方にも転倒するのがわかってしまったなあ。そこから少し調子が崩れてきて、ラストにジャンプからスピンに繋がる見せ場でもたぶんジャンプが抜けて、スピンは曲終わっても回ってて、どうにも締まらなかった感じ。
前半はそれなりに良かったと思うし、何よりお美しいのでそれでいいってことにしようそうしよう←無理矢理


5:ニコル・ショット
前半はあまりクリーンにジャンプを降りられていない印象でしたが、かと言ってそこまで大きなミスもなかったと思います。本人も滑り終わって大きくガッツポーズ。
後半曲調が変わって、四季のかの有名なメロディに入っていくとさらに持ち味が出てきたような気もします。ショートに比べると少しパワーがなかった気もしましたが。


6:エヴァ=ロッタ・キーブス
文様みたいなデザインの衣装なんですが、なかなか見てて面白い…。
スピードもあって、そのスピードに乗って跳んだジャンプなどは綺麗でしたが、少しミスも見えたでしょうか。
ラフマニノフのピアノ協奏曲なんですけど、自分でこの曲を演奏して、コントロールしてるみたいに見える振付で、なんか力強さを感じて面白かったです。運命に負けない人みたいで。
お、暫定1位ですね。

第2グループ

7:Alina URUSHADZE
アリーナ・ウルシャッゼさんとお読みすのかなあ、お名前難しいね。
冒頭から転倒もありましたが、両手タノのしっかりしたジャンプも。曲のラストがなんかやけくそっぽいボーカルで、振付もやけくそじゃないんだけどそれっぽく見えてきて面白かったです(笑)。


8:アレクサンドラ・フェイギン
選曲も衣装も、まるでこの会場に合わせてあつらえたみたい。そんなはずはないのだけど、会場の内装がちょうどマッチしててなんだか素敵でした。衣装のシックな濃いブルーがね、素敵なのよ。
演技も見た目上大きなミスはなかったんじゃないかなあ。本人も滑り終わって嬉しそうで、こちらも嬉しくなりますね。でも得点には不満?首振ってる?ああ、qとアテンションでGOEマイナスのジャンプがあるなあ…。


9:宮原知子
宮原さんが前半グループで滑るとはなあ…。覚えてる限りではなかった気がするけど、彼女ならそれでもやりきるんじゃないかと思ってしまう。
しかし、どうもジャンプが噛み合わない。転倒が2回、パンクしてしまうジャンプも2本。近年ジャンプミスが増え気味だったけど、こんなにミスが重なるなんて…。
けど、ステップの密度の濃さは歴然としていて、レベル4も納得でしたし、ジャンプ以外で魅せることはできていたのではと思います。
この時点で暫定5位か…。加点も少なかったもんな…。回転不足もたくさん判定されてる…。

もちろん彼女はテレビ放送あり。テレビで見直すとステップの緩急とか、ジャンプ以外の要素が洗練されてるのがわかるので、何かが噛み合わなかったのかなという印象。彼女ももう23歳、女子スケーターとしては大ベテランの域なので、色々な面で変化があるのかもしれないけど、スケーターとしては魅せ方が面白くなってくる年齢だし、うまくバランスが取れていくといいな…。


10:Josefin TALJEGARD
序盤からスピードもあり、身体も非常にキレていて、それが最後まで落ちませんでしたね。表情から何からプログラムの中に入り込んでいて、この会場で滑れる喜びと責任感みたいなものをすべてパワーに変えられているように感じました。素晴らしい演技だったと思います。
衣装も紫にオレンジが差し込まれたインパクトある色合いだけど、そういうのも全部エネルギーになってたかもね。
暫定2位。嬉しそう。フジテレビの表記によると読みはタイガードさん?


11:Jenni SAARINEN
ショートに続いて素晴らしい演技とはいかなかったか。それどころか転倒が相次いだ。ちゃんと回り切れずに転んでしまっている感じ。ステップの最後?それともスピンに入って転倒?とにかくジャンプ以外での転倒も。ステップの転倒かな、採点表からすると。
フリーでもいい演技をしようと気負い過ぎてしまいましたかね。衣装は黒に金の、ゴージャスかつ袖のフリルが可愛いもので素敵でしたよ。


12:エカテリーナ・リャボワ
ゴッドファーザーなんだけど、冒頭だけマートン演奏のゴッドファーザーで、残りは女性ボーカルのゴッドファーザーかな。いろんなゴッドファーザーのアレンジがあるのね。
ゴッドファーザーインパクトにしばらくぼーっとしてましたが(笑)演技は大きなミスもなく、安心して見られるものだったように思います。以前にも思ったけど、なかなかいいスケーターだと感じます。


無料配信はここまで。テレビでの視聴に移ります。配信でも前半グループ全員見られて良かった。フリーはこのまま全員見られそうでホッ。
そんなわけで、記事もいったんここまで。次回、いよいよ白熱の戦いに幕が!!




「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。タロット鑑定についてもこちらに書いております。週2、3回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
note.com

世界選手権2021雑感⑧

いまさらのんびり掲載し続ける世界選手権の感想。いつもいつも今更ですみません。翌日までには書き上げてることも多いんですけどね。
さて、今回は男子ショートプログラムの感想の最終回。男子は3回で収める予定でしたが、29番目に滑った方のおかげで1回分増えてしまいました(笑)。何も聞かないでください(汗)。
ではでは、本日も最後までお付き合いいただければ嬉しいです。

男子ショートプログラム

第6グループ②

29:羽生結弦
彼はヨーロッパの試合にやたらめったら強いという印象があり、実は今回はあまり心配してませんでした。
全日本で見せた凄まじい演技、公式練習の様子からも何となくうかがえる安定感。
そう、なんかすごく安定した気がする。長らく「パズルがかっちり噛み合えば誰も勝てない能力の持ち主」という選手だったと思うのだけど、そのパズルを確実に合わせるための練習を数年かけてしてきた感じがする。
それはコロナの世の中で「これまで通り」ができなくなったからこそ彼が見つけ出したものなのかもしれないし、そんなものには関係なく、4回転アクセルを試合で成功させるという人類の夢のために、そこに到達するために「これまで通り」彼が研究を重ねてきた成果なのかもしれない。
「実力を実力通りに」発揮できればこれほど強い選手はそういない。強いだけではなく、観客の心をひきつけるカリスマ性という、練習ではそう簡単に培えないであろう才能も有している彼は、すべてが噛み合えば世界中を巻き込めるほどのエネルギーを発生させられる。それが見たくて、我々は彼に熱狂し続けているのかもしれない。

『Let Me Entertain You』。このテンションが上がりまくる曲を、こんなご時世だからこそ選んでくれた彼の意志に、ストックホルムのスケートの神様もきっと微笑むはずだと信じて演技開始を見守る。
リンクサイドのオーサー、プーさんのティッシュケース。1年以上奪われていた、当たり前だった光景が、当たり前のように目の前にある。あまりにも久しぶり過ぎて、当たり前の光景として瞬時に受け入れられなかったくらいだ。

幕が上がる。ロックの音色を引き連れた、スーパースターが氷の舞台に姿を見せる。
あまり心配していなかったとは言うものの、やはり冒頭のサルコウには緊張してしまう。一瞬ヒヤッとしたが、加点のつくジャンプとして降りた。レビューがついていたし、回転不足判定が下りるかとドキドキしたが、そんなこともなかった様子。ほっ。回転不足ならかなりGOEが下げられることになっただろうし。
技術的なことはよくわからないけど、ジャンプの動作の開始から終了までの本当に短い時間の間に、空中で体勢を調整して問題なく降りられるようにしてしまうのだろう。そのあたりの技術がさらにアップしたのではないかと、全日本の様子などからも勝手に予想していたけれど、このサルコウにそれをまた強く感じた。

続く4回転トゥループのコンビネーション。こちらはまったく何の問題もないだろう。このコンビネーション、数シーズン前はうまく着氷をごまかして演技の一部にしているような印象を受ける場合もあったのだが、そういったことすらなく、ただただ当たり前のように、空気のように、余裕をもって成功させているように見えた。

トリプルアクセルに至っては、もはやスポーツの技術の一要素として語れる範囲にはないだろうと驚嘆するしかない。実際にスケートを滑ったことがあると実感できるけど、氷の上に立つだけのことでも、運動神経に欠けた人間にはとんでもなく難しい技術なのに、まるで歌っているかのように、演奏しているかのようにジャンプを跳んで降りるなんて、本当に限られた人間以外には不可能だ。
インパクトある音に着氷のタイミングを寸分の狂いなく合わせることで、見ている人間の芯が揺さぶられる。魂に火が点く。それは熱狂の渦となって会場を席巻し、そのエネルギーが羽生結弦の力となってさらなる渦となっていく。
人間が音楽に合わせて滑っているのを見るだけでこんなに何かが鼓舞されるなんて。そのくらくらした驚きとためらいがあまりに蠱惑的で、我々は羽生結弦の滑りを見ることを止められないのかもしれない。

全日本ではスピンがひとつ得点が入っていなかったが、当然のように同じミスは侵さない。今回はオーサーも帯同している、綿密な調整をしてきただろう。ステップはレベル3だったので、次の修正要素はそこだろうか。羽生君はなかなかレベル4を取れない印象があるが、この大会でもそうだった。見ている方としては、最高に煽ってくれる最高に盛り上がるステップで、そんなことはどうでもいいのだけど、スポーツなのだからそのあたりの採点はシビアで、どうでもいいなどと本当は言ってはいけないのである。

関係者以外は会場にいないはずだけれども、その関係者からの歓声がはっきりと聞こえてきた。黙って見ていられるような演技ではなかったのだろうな。
観客がいない分、各国の選手や関係者からの自国の選手への応援の声がよく聞こえていたけど、羽生君へのそれは、おそらく日本人の関係者からだけのものではないだろう。日本の関係者は、全日本で観客が我慢していたように、声を出さずに見ていたのかもしれない。
ある意味自由な海外の雰囲気が、無観客の会場も温めてくれる。観客がいることによるトラブルも確かにあるけれど、声援や手拍子や観客もまたスポーツの一部なのだと実感させられた。

得点発表。本人も少し首を傾げている。ステップのレベルと、サルコウが少し怪しかった点は確かに得点に響いているかもしれないが、それはそこまで大きなものではないはず。彼のベストに近い点が出ていてもおかしくはなかったはずだ。翌日放送された情報番組『ひるおび』で本田君が言ってたけど、もうちょっと加点があっても良かったのではないか、それなのかもしれない。特にコンビネーションジャンプはそうかもしれない。
全日本の方がスピード感や「絶対的感」がほんのちょっとだがもう少しあった気がするので、そこだろうか。どっちにしろ、高得点には違いない。とにかくミスを最小限にすることがショートの、そして羽生君の課題だとすれば、十分すぎる出来である。採点表を見る限りは、このショートでどの要素も1点以上の加点を得ている選手なんて男子では羽生君くらいなわけだし。

やっとこのプログラムを生放送で見られて私も嬉しかった。会場に行けない分(コロナに関係なく貧民過ぎて行けなかっただろうけど…)、テレビの前で精一杯楽しむことにして、終盤は緊張を追いやって手拍子しながら見ていた。深夜なので声を出すことは控えたけど。エア絶叫です(笑)。日本と北欧、遠く遠く距離は隔てていたけれど、応援の力が届くと信じて。そして、彼がプログラムに込めた想いも我々に届くと信じて。

さあ、羽生結弦が暫定1位。ショートプログラム終了時にひとまずの勝者として立っているのは誰なのか。遠い北欧の地で白い氷に刻み付けられる戦いの炎から、最後まで目が離せない。


30:ダニエル・グラッセ
ジャンプ構成面白いなあ。よっぽどルッツが得意なのか、単独で4回転ルッツ、コンビネーションにトリプルルッツトリプルアクセルは良く転倒しなかったですね、こらえた。
後半少しパワーダウンしてきたようにも見えましたが、コロナにかかってしばらく練習できなかったのか。しかも羽生君の直後の最終グループ、頑張ったんじゃないかな。4回転ルッツも降りたしね。


31:マッテオ・リッツォ
イタリアが続く。なんか珍しい感じ。
さすがの演技でしたね。4回転は本田君によると両足着氷だそうですが、ほかのジャンプは綺麗に降りてましたし、粗削りな感じのほぼしない、きちっと基礎の上に乗ってる感じの滑りは見てて安心感があります。
得点はさほど伸びずか。4回転は回転不足ですね。暫定10位。


32:ネイサン・チェン
相変わらずシンプルイズベストな衣装ですが、これでもちゃんと衣装に見えてくるよ、ネイサンだから…。
4回転ルッツで転倒。久しぶりにあんな派手に転倒してるの見たような…。スピンでもミスが出たようで、いつものスピードがないと実況。ひとつ目のスピンがレベル2。
しかしアクセルはしっかり降りて、コンビネーションは4回転フリップ!!!そんなジャンプ、ショートの後半にしれっと叩き込めてしまうところが恐ろしいわよ。ルッツ決まってたらこれ跳んでたのかな、安全策で3回転にしてたりしたのかな。持ってるカードが多すぎる上にそれぞれが切り札として強すぎるところがネイサンの恐ろしさだろうなあ。
後半はわりといつものネイサンだった気がしますが、前半はルッツのミスに引きずられちゃったのだろうか。
本田君の予想通りの得点だったけど、それでも十分高い。フリップのコンビネーションが効きに効きまくってるよね、20点近くあるって言ってたもんな本田君…。


33:モリス・クビテラシビリ
高難度のジャンプばかり入ってる構成なんですけども、どれも綺麗に降りられない。どうにかこらえてはいるんですが…。ビシッと決まれば高得点が出せるでしょうから、もったいなくはありますが、これだけミスが続いちゃうと点は伸びないだろうなあ。ネイサンの後だし最終滑走だし滑りにくかったでしょうね、頑張ったよね。
う、やはり得点が…。フリーには進めそうで良かった…。


終わってみると、羽生君とネイサンは予想通りの3位以内。この二人の一騎打ちの可能性がいちばん高かったですからね。しかしそこに割って入ってる鍵山君が凄すぎる。フリーもこのまま臆することなく突き進んで欲しい。
羽生君はショート1位で折り返した時のフリーにミスが出やすいけど、今シーズンの彼は今までの彼とまた違う気がするし、とにかくヨーロッパの試合に強いという印象があるのでこのまま完全勝利を果たす可能性は当然ながらものすごくある。
しかし、3位で折り返したネイサンがこのまま黙っているはずもない。ショートはミスが出たものの、それを取り返しにかかる恐ろしいジャンプを入れてきているし、その恐ろしい構成でフリーに挑んでくる可能性も十分にあるわけで、そうなると羽生君がパーフェクトに滑ったとしても勝負の行方はわからなくなる。

昌磨君もなんだかんだと最終グループに残っていてさすがです。なんだかすごく楽しそうなので、どんな形になったとしても彼らしい演技を見せてくれると思う。枠取りもかかっているとは言え、これだけ大きな大会で純粋に試合を楽しめる精神に至れる人間はそうそういないだろう。彼もまた楽しみ。
コリヤダ君はプレッシャーに弱い印象があるので、どこまでメンタルがコントロールできるかが鍵かな。パーフェクトに滑れば彼もまた強い選手である。キーガンもショートのような演技ができれば上位に食い込んでくるだろう。最終グループには残っていないけど、ジェイソンやジュンファンもミスなく滑れば上位争いに十二分に参加してきそうだし、とにかく勝負の行方は全然わからない。フリーもショート同様、できるだけ無の境地で迎えたいと思います。

…この記事、ショートの翌日に全部書き上げているので、フリーの結果はまったくわかってないんです、書いている今は。女子のフリーすら始まってないから、今。掲載する頃には4月の中盤くらいになってるかもしれないので本気で今更なんですけどね…。
なので、後日自分でも読み返して、何だこの予想、って思うのかどうか。いや、予想なんてほぼしてないか。みんなすごいから誰が勝つかなんてわかんないよ!って言ってるだけだから(笑)。

羽生君の感想でも触れたけど、本田君がひるおびに出てたのびっくりした。スウェーデンにいるのかと思ってたのに。テレビの解説は現地まで行かずにリモートってことになったのか。ヤグディンストックホルムでうろうろしてたので、各国のテレビ局のスタッフは現地にいるのかと思ってた。
これまでなら世界選手権開催中に彼が日本に残ってることなんてなかったろうから、今年が最初で最後かもしれませんな。本田君がいなかったら我らの稔が出演していたのだろうか(笑)。

んでもって羽生君、4回転アクセル入れるつもりでいたんだな今回。ギリギリで入れない判断に変えたみたいだけど、入れてもいいかもしれないと思えるくらいにまで完成してきてるってことでいいのかな。やべえ超ワクワクしてきた…。4回転アクセルのために身体を作り変えて研究して、その結果の今の安定ぶりならいいことしかないじゃないか。もちろん、ここまで来るには相当な道程だったろうと思いますが。間違いなくただ楽しいだけじゃないよね。

長々と語りましたが、男子ショートプログラムについては以上。ペアの結果を見て、うおおお木原君と三浦さん見てえとまだ暴れておりますが、とりあえず無理なので次回からは女子フリーの感想の予定です。今更の掲載で申し訳ないですが、いろいろ思い出しながら読んでいただければ幸いです。



「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。タロット鑑定についてもこちらに書いております。週2、3回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
note.com

世界選手権2021雑感⑦

今さら淡々と掲載し続ける世界選手権の感想。掲載はとっくに今更ですが、内容的にはほぼ当日書いてて無駄なライブ感だけは言葉の端々に残っているかもしれません。
…そろそろポエム注意報発生タイムですが、とりあえず淡々と続きを書いていきますよ(笑)。
ではでは、本日も男子の感想を。

男子ショートプログラム

第5グループ

昌磨君がいるからでしょうね、挨拶からしっかり生放送してくれました。昌磨君、なんだか楽しそう。試合ができて嬉しいのかもしれないなあ。素直に表情に出ちゃう彼は本当に面白い子だなあ…。


22:チャ・ジュンファン
少年っぽさが影を潜めてきてる…。そうか、彼ももう19歳か…。
素晴らしい演技でしたね、回転不足になりがちなイメージだったジャンプも今日はオールグリーン。アクセルの助走の長さくらいか、気になるのは。でもそれミスじゃないしね。
身体も出来上がってきたんだとすると、これからさらにまた実力を伸ばしてくるかもしれない。そんな演技でした。


23:宇野昌磨
終始嬉しそうなんですけど昌磨君。きっと試合ができて楽しいんでしょうね。
4回転フリップをスパーンと決めたのに、トリプルアクセルで転倒。コンビネーションもセカンドがダブルに。セカンド跳べないよりはよっぽどいいけどな!!
ミスはありつつも本人は楽しそうだし、感触は悪くなかったんじゃないかな。彼なら高得点が出るだろうとも思っていたし、順位はこの後の選手次第ではあるけれど、やはりまあまあの得点は叩き出している。我々が100点超えに麻痺しちゃってるだけで、90点台って本来十二分に高得点ですからね…。
観客がいれば彼らを巻き込み鼓舞して、めちゃくちゃエネルギーをもらえるプログラムだと思うので、コロナなシーズンにこれが競技プログラムに焼き直されてしまったのがもったいない気はするけど、競技プログラムとして見てみたいプログラムだったからやっぱり嬉しかったな。

ステファンチェックも怠りません。相変わらず首にはなんか巻くのね、ていうか今回はかけてるだけか。何やら昌磨君に話しかけてるのも聞こえる。美男美女は目だけでもそれがわかる人が多いんだなとマスクな世の中になって思うけど、その最上級じゃないですかね、このスイス方面からお越しの方…。髪の長さもちょうどいいじゃないか。皆キスクラもリンクサイドも要チェックだぞ!!←だから今更


24:ボーヤン・ジン
ルッツで転倒。久々にあのえげつないルッツ見たかったけども仕方なし…。
コンビネーションもリカバリーしたもののギリギリ。判定もq。でもできなかったよりはいい。アクセルしっかり降りたしね。
ステップの振付などかなり個性的なのだけど、シェイリーンかあ。これなかなか癖になりそう、また滑って欲しいなボーヤン。今年ほとんど試合なかったし、みんな来シーズンも持ち越すのかな?
うーん、得点伸びてない…。スピンとステップは全部レベル4で揃えたけど、ジャンプミス2本は大きいか…。ブレード金色なのね。


25:ケヴィン・エイモズ
これはまた面白いプログラム。彼の独特の個性を存分に活かす方向で作ってきましたね。
あまりミスのないイメージがあったのですが、アクセルどうした。コンビネーションも実況によると4回転の予定だったけど無難に構成抑えたのかな?プログラムの完成度を高めるためにはそれでもいいのかもしれないですね。
ラストまで魅力たっぷりなプログラムでしたね、また見たいな。ステップの加点すごい。


26:キーガン・メッシング
素晴らしかったですね…!!するすると気持ちのいい滑りから生まれていくジャンプが、今日はどれも最高に美しく決まっていました。演技全体からはキーガンの仲間たちへの想いや人柄が溢れ出ているようで、どこか満たされたような気持ちになる演技だったと思います。
カナダ代表キーガンだけなのかな。だとしたら枠取りが彼一人にかかってきて大任だし、想いのこもった演技も納得かも。


27:デニス・ヴァシリエフス
6分間練習前の挨拶でびっくりしたんだけど、髪型。伸ばしているのか?完全に大人の顔になっててそれもびっくりする。とにかく外国の選手はなかなか滑りを見る機会なかったしね。
アクセルはこらえたけど、綺麗なコンビネーションジャンプ決めてましたね。さらりと何でもないようにこなしていく演技からも少年の荒々しさが消えかけている。
フリーには進めそうですね、良かった。4回転が無いから、加点で稼げないと厳しいよね…。

第6グループ①

今大会はとにかく無の心で迎えたんですけど、ようやくなんか緊張してきた。なんだか儚げに見える阿修羅…じゃなかった羽生君の挨拶。今日はギラギラしてないのね。いつも人を殺しそうな顔で挨拶するのに。集中の仕方を変えてきてるのだろうか。
リンクイン前から気になってたが、グラッセル君美形だな(笑)。


28:ジェイソン・ブラウン
さすがの演技でしたね。ステップが、ステップが…!!濃密すぎる…。なんだか彼の演技だけいつも、2倍くらい要素が詰まってるような気がしてしまうのだった。
選曲も難解だったり個性的だったりしがちなのにそれを感じさせないところもさすがだよね。
十分高得点ですが、アクセルがq判定でGOEマイナス。それで点が稼げなかったかな。


えー、たいへん中途半端ですが、次のスケーターの感想が案の定長くなったのでいったんここで今日の記事を終了します。一気に載せたかったんですけど、8000字近くあるしどうなのかと思いまして(汗)。
そんなわけで、次回で男子ショートプログラムの感想は最終回。次回はポエム気味ですが、さらっとお付き合いいただければ幸いです(笑)。



「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。タロット鑑定についてもこちらに書いております。週2、3回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
note.com

世界選手権2021雑感⑥

いまさら掲載する世界選手権の感想。感想そのものはほぼ当日に書いているのですが、とにかく文書量が多いので、少しずつ分けて掲載しています。

ではでは、早速続きをどうぞ。

男子ショートプログラム

第3グループ

11:マウリツィオ・ザンドロン
28歳のベテランらしい演技でしたね、若者には出せない落ち着いた空気感。なかなか男前だし見栄えもするね(笑)。
ジャンプの転倒もあったのでいい演技とは言えなかったかもしれないですが、何かをそっと心に置いていってくれる感じ。第1滑走から見てるといろんな選手に出会えるのが楽しいよね。


12:エフゲニー・セメネンコ
コーチはミーシン先生か。ジャンプの明確さがそれっぽい。私がヤグディンをきっかけにスケートファンになったので、私の中でのジャンプの基準がそこなだけかもしれないけども。4回転だ、トリプルアクセルだって素人にもきちんとはっきりわかるジャンプってすごいことじゃないかなとは思ったわ。
表現面はこれから追いついてくるのかなという感じがしましたが、4回転を既に2種類とは。先が楽しみですね。スピンとステップも全部レベル4…!
やはりここまでではひときわ高い得点。暫定1位。


13:ハン・ヤン
トリプルアクセル相変わらずだな!!別の角度からも見たい!!!コンビネーションには乱れがあり、加点で稼ぎたい彼にはちょっと厳しいかもですが。
しかし、ハンヤンはとにかくその滑り。彼だけ違う材質の床の上に、いや重力の違う場所にいるみたいです。このスケーティングを見られるだけでもハンヤンの演技には価値があるよね。生で見たい、一度でいいから生で見たい!!!
現役続けてくれてありがとうですね。このまま北京目指すのだろうか。


14:ミハイル・コリヤダ
ハンヤンに続いて滑りの綺麗なスケーター。目の保養。でもこうして続けて見るとハンヤンのそれとは違う性質の滑りなんだなと感じてしまう。コリヤダはもう少しシャープな感じ?ハンヤンの方がよりやわらかいような。
足元がこれだけ良く滑るとスピンやジャンプも決まれば美しいよねえ。4回転のコンビネーションはマイナスされてましたが、アクセルは素晴らしかったですな。高い加点も納得。
全体的には悪くない演技でしたね。おお、やはり高得点。90点超えてきた。上位争いに食い込んできそうですね。元々それだけの実力あるもんな。

高得点だったせいか彼もテレビ放送がありました。製氷の間に一部の上位選手は流してくれるようだ。


15:Mikhail SHAIDOROV(ミハイル・シャイドロフ)
お名前の読み方間違ってたらすみません。
4回転にトリプルアクセルと難易度の高いジャンプで転倒してしまいましたし、スピンでも減点されていて得点は伸びないかもしれないですが、その構成で挑戦できるということは今後を楽しみにできそうですよね。
曲が気になる。レモンの木…?

第4グループ

若手もいればお馴染みの名前もある第4グループ。確実に上位争いに絡んできそうなメンツからベテランまで、面白そうねこのグループ。


16:コンスタンティン・ミュリコフ
4回転サルコウトリプルアクセルも1点以上加点つくくらいしっかり跳んでたので、コンビネーションの乱れがもったいないですね。ステップなどもレベルが取れてなくて、後半ちょっとパワーダウンしたのかもしれないですが、クラシックの定番を男のロマンティックさで表現してるような感じで、味がありますね。
キスクラで画像乱れて、次が鍵山君だからか?とドッキドキだよ!!


17:鍵山優真
無事に始まった。けどある意味無事に終わらなかった。これが世界選手権デビューってホント…???肝座り過ぎでしょなにこれ、待ってなにこれ…。
4回転トゥループは力で持ってった気もしたが、加点付きのジャンプにきちんと完成させる。それがいとも簡単にできてしまう体幹、滑り。物怖じしない堂々とした精神。チャンピオンの器だわ。いきなりこんなノーミス演技見せつけられて、今頃世界は震えあがっているのでは…。
映像が止まり気味で、復活したら得点発表でしたが、100点超えたああああ!!!!!びっくりして衣装変わってたって書くの忘れてたああ!!!!
非の打ち所がないプロトコル。いきなりこれをやられて世界は今頃(←繰り返し)…。いやあ、素晴らしいの一言です。

テレビでも当然放送。これ流さない道理なんてないわな。日本中が度肝抜かれてるんじゃない、滑走順的に仕方ないけど生放送できたらよかったよねえ。


18:アレクサンドル・セレフコ
鍵山君を見に来た人がやはり多かったのだろうか、その影響が何故か彼に出て、映像が止まっちゃったり、序盤は特に画質が落ちてたり…。コンビネーションジャンプ見られなかったけど乱れがあったのかな。
黒いシャツにグレーのジーンズ風な衣装で、ロックでカッコいい。スピードのあるスピンも曲などのイメージに合って切れ味があって良かったですね。彼は4回転なしなのね。


19:ミハル・ブレジナ
サルコウ綺麗な回転だったんですけどね、転倒。アクセルはさすが。
何よりもその粋な滑りね。冒頭から遊び心が感じられて見てて楽しいし、ステップは素人が見ても高い評価になるのが良くわかる。しれっと心憎く、足元に技術を詰め込んできてる感じ。今シーズンもベテランの味わいが堪能できる幸せ…。


20:ウラジミール・リトヴィンツェフ
なんと、ミハルで無料のライブ配信は終了。こりゃ確実に彼はテレビで流れませんね…(泣)。フリーに残ってくれと今は祈るしかない(泣)。
しかし祈ったが残ってなかった…。挨拶は見たから、見たからね(泣)。


21:ヴィンセント・ジョウ
リトヴィンツェフ君が映らんということは彼もヤバいじゃないか。でも実力的には必ず放送したい選手のはず。成績次第では怪しいけど流れる…よね?
いや、コリヤダが流れたということはなさそう…。彼ならフリーに残ってくれてると信じるしかないですな…。

が、まさかのヴィンスがフリー進出叶わず。その昔織田君もそういうことがあったし、トップ選手でもミスが重なるとそうなってしまうのがショートプログラムの恐ろしさ…。
3人出場していても一人がフリーに進めなかったら、オリンピックの3枠目は世界選手権では与えられずネーベルホルンで確保を目指さないといけなくなったって話を聞いた気がするけど、それでいくとアメリカの3枠目は今大会では確保不可能ってことになるのかな。あああ…。でも、まだネーベルホルンがあるんだよね。まだまだわからないさ…!


そんなこんなで、このあたりでテレビを視聴しての感想に移ります。キリがいいので感想もいったんここで終了。続きはまた次回に。



「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。タロット鑑定についてもこちらに書いております。週2、3回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
note.com

世界選手権2021雑感⑤

大会2日目です。配信に課金できない貧民のためペアのショートプログラムは見られずじまいでした…。なので、女子のショートプログラムに続いて男子の感想に移ります。とほほ、木原君たちが良かったみたいなので見たかった…。

ではでは、早速感想をどうぞ。前半のグループは無料のライブ配信で視聴しました。配信ありがとうございます。

男子ショートプログラム

第1グループ

1:ヴァルター・ヴィルタネン
随分自然体な振付から入るのねと思ったら、これは曲が間違ってかかった…?曲の準備の間なのか、リンクをぐるっと一周したりして演技再開を待つヴィルタネンさん。
無事に仕切り直しで始まる演技。個性的な振付、ステップ特に超個性的。レベル4だよしかも。ジャンプもトゥループトゥループですがコンビネーションも決めた。転倒もありましたけど、演技やり直しになった割には落ち着いて滑ってたのでは。最後の一音までインパクトあり過ぎて、不思議なプログラムでした(笑)。
確かお医者さんだったはずよね。このご時世忙しかったんじゃないかと思うのだが、現役として世界選手権出てるなんてものすごいことじゃない…?


2:ラリー・ルーポラヴァ―
背中にしか目が行かないんですけど!!なんて書いてあるの文字…。んでトランプ?カジノのディーラー?手品師…?設定がわかるようなわからんような。
スピンのGOEがマイナスだったりもしましたが大きなミスはなかった気がします。ラストはもう疲れたの?それともそういう振付なの?


3:ピーター・ジェイムス・ハラム
ノリノリで楽しいプログラム!プログラムをこなすのに必死なのか、本人の表情はそこまで楽しそうにも見えなかったですが(笑)、飛び跳ねる、スピードに乗ってキリキリ回る!観客いたら絶対盛り上がりそう!
ジャンプもミスあったし、ステップはレベル1だったし荒っぽい演技でしたけど、会場はすごく温まったんじゃないかと思うなあ。


4:Basar OKTAR
バシャール・オクタールさん?かな?読み方わからなくてすみません。
見た目も演技もなんだかシュッとした感じ。トリプルアクセルも乱れはあったものの転倒までしなかったし、全体的にはそこまで大きなミスもなかったし、スピード感のある演技だったと思います。


5:イワン・シュムラトコ
裏地が赤なのかな、白いシャツなんですけど、襟とか袖とか一部が赤くてちょっと可愛い。
腕の表現がとても素敵ですね。柔らかく差し出すパートやギュッと拳を握りしめて力強く滑っていくパートなどメリハリが効いています。ジャンプはふわっとしていて、スピンは男子にしては足が高くまで上がり、柔軟性の高さをうかがわせます。
なかなか面白いスケーター。ヨーロッパの男子選手っぽくて好きな演技ですね。本人も満足そうでしたが、私もいい演技だったと思います。

第2グループ

6:ドノヴァン・カリーリョ
素晴らしい演技きたー!!!!ノーミス!!!スピンとステップも全部レベル4じゃない?派手さはないけど確実にこなしてた印象だったし、ジャンプも綺麗に降りてた。
何より彼の明るい雰囲気がいいんですよね。華のある笑顔といい、滑ってるだけでなんとなく目が行くスター性がある選手。それはなかなか後から得られるものではないと思うので、ぜひ今後も活かしていって欲しいです。


7:アレクセイ・ビチェンコ
トリプルアクセルの高さが素晴らしいですな。4回転も降りたよ!コンビネーションも降りたし、スピンやステップはビチェンコさんだったけど、あと動きの端々もビチェンコさんだったけど(笑)久しぶりにそれなりにいい演技が見られた気がするので嬉しい。お元気そうで何より。
なにせ33歳ですもんな。引退するという話を聞いてから数年経った気がするのですが、このまま北京にも出場なさるのだろうか。やはり暫定1位。


8:Lucas BRITSCHGI(ルーカス・ブリッチギ)
彼の演技に入る前に配信が止まっちゃって、復活したらもう演技始まってた…。でも本当に序盤だけが見られなかったのかな、どうだろ。
スピンから入るプログラムなのか、面白い構成。あまりにふんわり跳んだので気付かなかったけど4回転トゥループ!!トリプルアクセルのGOEマイナスされてたけど、コンビネーション降りた時本人からもガッツポーズ!最後の要素のステップにとても気合が感じられて、いい演技をいい演技で終わらせようという気迫が伺えましたね。
リンクサイドにもジャンプして戻ってて、嬉しさが伝わってきました。


9:パウル・フェンツ
トリプルアクセル着氷まできれいでしたね。4回転の転倒やコンビネーションの乱れもあったのでそこまで得点伸びないかもですが…。けどラストはレベル4のステップで締めて、渋みのある雰囲気のまま終わっていくのでなかなか余韻が残りますね。曲との身体の寄り添い方もなかなか良かったと思います。
相変わらずお鬚なんですな。


10:ニコライ・マヨロフ
力強いアレンジのサウンド・オブ・サイレンス。曲の表情を非常に良く捉えた演技だったと思います。魂や想いみたいなものが伝わってきましたし、滑りも綺麗でしたね。表情豊かなステップなどとても見ごたえありました。お、ステップレベル4。
自国開催だし、たくさんのお客さんの前で滑りたかったでしょうけど、関係者の歓声だけでもきっと大きな力になったのではないかな。きっとずっと試合したかったでしょうしね、みんな…。


本日はここまで。長くなりましたしね。第3グループ以降の感想はまた次回。



「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。タロット鑑定についてもこちらに書いております。週2、3回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
note.com

世界選手権2021雑感④

世界選手権の感想をのんびりと掲載しております。女子ショートプログラムの感想はいよいよクライマックス、最終グループを残すのみ。掲載する頃には今更ですけども、熱い戦いを思い出しながら読んでいただければ幸いです。

女子ショートプログラム

第7グループ

さすがに挨拶からきっちり流してくれますな。こうして見るとおっそろしいメンツ。結局ロシアと日本とアメリカなんだよな女子の世界。テネル姐さん強いからなみんな!!!てか誰が勝つのこれ、わかんねえええええ!!!!全員つええええええ!!!!!


34:アレクサンドラ・トゥルソワ
アクセルはトリプルじゃないとしてもまあわかるのですが、コンビネーションが入らなかったのはまさかのミスだなあ…。子供っぽさから脱却していく過程という感じで、そういう雰囲気は悪くないと思ったのですけども。
フリーのジャンプ構成を考えたらまだまだ追い上げは可能でしょうが、世間的にはちょっと予想外の展開ですかね?
リンクサイドのプルシェンコ。スーツなんだけど、シャツの柄なんか可愛くない?


35:アンナ・シェルバコワ
うわああああああああ…。エテリつえええええええ…。日本語忘れるわこんなん!
要素がぎっしり入っているにも関わらずせわしなさがそこまでなくて、ゆったりとした曲調を表現できてるところもすごいのに、ジャンプにミスどころか、ルッツとループの絶品のコンビネーションを入れてくるわ、真っ直ぐ足が上がったなかなかそこまでのポジションの取れないスピンは入れてくるわ、さすがの演技過ぎました…。
高得点は疑いないですが、はぎゃああああ80点超え!!!!!!はぎゃあああああ!!!!←日本語思い出せ←無理
これでもステップレベル3なんだって。まだ伸ばせるってことか…。はぎゃあああ…←崩壊


36:坂本花織
シェルバコワのあの演技の後という、ある意味非常に運のない滑走順だったので心配しましたけど、そしていつもより緊張も見られた気もしましたけど、それでも及第点以上の演技だったと思います。あのスピードや迫力、絶品のダブルアクセル、彼女の魅力は見せられたんじゃないのかな。コンビネーションよくこらえましたよね、全体的なジャンプの質がいいだけに、ミスがミスに見えずに演技の一部にできたかもしれませんね。
しかし得点は70点を超えた程度か。十分高得点ではあるのですが、かなりの高得点が出まくってるからなこの大会…。ルッツのエッジが以前から課題ですよねえ彼女、それがここで響いてきちゃったか…。


37:宮原知子
ルッツで転倒。ダブルアクセルもラストのジャンプも慎重に見えたので、調子が上がってなかったんでしょうか…。リカバリーに挑んだもののセカンドジャンプはシングルをどうにかつけるにとどまる。それでもコンビネーションにならないよりは良かったはず…。
全体的なプログラムの空気は彼女独特の美しさがありましたし、スピンやステップはさすがのレベル4でさらに高い加点も得ていますが、ちょっと彼女とは思えない得点が出てしまった。ミスの少なさで上位に立ってきた選手だけに、ミスが出るとこうなってしまうのか…。


38:ブレイディ・テネル
テネル姐さん、今シーズンも個性派振付。やはりリショーなんですね。癖になるプログラム、いいよね。
コンビネーションジャンプのセカンドがダブル。得点的にここがどう出るかってとこかな。いつもより加点もついてない感じがあったし…。確かにキレッキレの時のテネル姐さんに比べると少しエネルギーが感じられない気はしたけど、悪くなかったと思うのですけどね。
おや、70点超えなかったか。見たままの得点になるのねえ、うん…。ルッツにqか…。


39:紀平梨花
最終滑走だよ、シェルバコワあんな得点叩き出してて最終滑走だよ。緊張しないわけがないと思うんですが、ものすごい度胸。レビューついてて加点がどうなるか分からんけども、トリプルアクセルも降りた上にノーミスだよ。しかも、ステップ・スピンは当然のようにレベル4の上にあの大胆な側転…。ものすげえ子だわ…。
しかし、レビューはやはり回転不足、qか。ちょっとそんな風に見えたしなあ。しかもアクセルだけでなくコンビネーションのセカンドもその判定。回転足りてたら1位と2位は入れ替わってたかもしれないですね。入れ替われるだけの伸びしろがまだあるってところが恐ろしいなあ…。

凄い演技に驚きながらも、リンクサイドのコーチ二人の動きが気になってしまう。やっぱり抜かれまくってるじゃないですがステファン・ランビエール氏!!!事前情報から髪の長さがちょうどいいので今日はのけぞるほどの男前が映り込むのではないかと期待しておりましたが、マスクしててもあののけぞるほどの男前ってどういうこと?むしろマスクのおかげで髭が目立たなくていいのか?
あまりの男前ぶりにステファンの人気がまた上がってしまうのではないかと無意味な心配をしておりましたが、本当に無意味ですねそれ(笑)。その男前試合中毎日いいところで映り込むんで皆さんチェックですよ、と今更載せてもしようもないことを心の呟きとして書き残してみる(笑)。


長丁場の観戦でしたが、非常に白熱していたためあっという間に感じました。観客もいない、いつもより報道からの情報量も少ない世界選手権。それでも、生で見られるというだけでこんなに面白いのかと改めて感じる。
スポーツに大切なこと、それはその場にいてもいなくても、結果がわからない状態でその結果に向かって会場と一体化した気持ちになって見つめること、そのリアルな時間を感じ取ることなのかもしれないですね。

感想もほぼ競技中に書き上げてしまったので、通常より早めに掲載に入るかもしれないです。いつも「なに今頃載せてるんだよ」って時期になっちゃってるので、たまには…。あまり試合がなかったので記事もあまり書けなくて、いざという時のためのストック記事がなかなか作れず、このブログどうなるのかなってドキドキしながらなんとか続けてます。

ではでは、次回は男子ショートプログラムの感想でお会いしましょう。



「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。タロット鑑定についてもこちらに書いております。週2、3回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
note.com

世界選手権2021雑感③

世界選手権の感想をのんびりと掲載しております。感想そのものはほぼ演技を見た直後に書き上げ、あとから採点表をチェックして細かいところを少し修正するだけで、ほぼ当日中に仕上がってはいたのですが、何せ長いので、少しずつ分けて掲載しております。

本日は女子ショートプログラムの感想の第3回。ではでは、早速続きをどうぞ。

女子ショートプログラム

第5グループ

このあたりから知っている選手ばかりになるので、皆さん基本カタカナ表記にしております。外国の方のお名前の読みって難しくて、直感で決めてはいるのですけど、いつもどうしようかな?って悩んだりしてます。


22:エカテリーナ・クラコワ
ルッツ綺麗に回ったと思ったんだけどな、着氷後に転倒。その後のジャンプも成功はしてたけどちょっと重そうなイメージはありました。
でも遊び心のある明るいプログラムで、ノリのいい曲とともに見ている人のテンションも上げてくれそう。エキシビションみたいな楽しさがあって、こういうご時世にはいいプログラムじゃないかなあ。笑顔もかわいかった。


23:カレン・チェン
今日のカレンは何かやってくれそうだと不思議な予感があったのですが、それを裏切らないすっばらしい演技でしたね…!ダブルアクセルの余裕ある着氷、美しいスパイラル…。暫定1位は疑いないだろうというパーフェクトに近い演技だったのではないでしょうか。
客席の応援も力になったかな。なんだかさっきからこの国別っぽさは何なの(笑)。観客いないから基本同じ国の関係者が応援してるんだろうし(笑)。
70点超えた!!本人もびっくりしてる。でもわかる、良かったもん今日ものすごく…!!


24:イー・クリスティ・レオン
あれ、棄権かな?どうしたのかな…。


25:マエ・ベレニス・メイテ
大きな声援を受けて滑り出し、アクセルは綺麗に跳べていい出だしだと思ったのですが、次のジャンプで大きく転倒してから明らかに様子がおかしくなってしまった。すぐ立ち上がったものの、立ち上がった状態からうまく動けない。片方の足が言うことを聞いていないみたいに見える。捻ってしまったんだろうか、大丈夫だろうか…。
明らかに滑れるようには見えず、彼女は棄権…。悔しかっただろうな、この日をずっと待っていただろうに…。いい演技が続いていただけに我々も悔しい。どうか大きく後に引きずることなく回復しますように…。


26:アレクサンドラ・フェイギン
こんな形で次の滑走者となった彼女にももしかしたら動揺があったかもしれないけど、競技にこういうことはつきものだろうから、慣れているだろうか、どうだろうか。
彼女はミスなくしっかり滑り切ったけど、技術点カウンターが動揺しとった…。ダブルアクセルを一瞬表示しただけであとは勝手に棄権してやがって、いやお前はちゃんと出場しろよってツッコんでました(笑)。
少し淡々とした悩ましげな表情の演技が不思議に印象に残ったなあ。


27:カイラニ・クレイン
彼女の演技の前に終わっちゃったんですけど、ライブ配信…。有料ならそのまま見られたのでしょうが私無料の方でしか視聴できない貧民なので、泣く泣く諦めました…。テレビ放送始まっちゃったらね、もう無理なの学習したの、とほほ…。配信と放送の境目になってしまった選手は諦めるしかないの…。
テレビは男子の公式練習流してて、まあいきなりカイラニさんから流してもテレビだけ見てる視聴者にはわけわからんとは思うけども、でも見たかったなあとちょっとだけごねてみる。とほほ。
しかもフリーに進めてないのか…。あああ…。今シーズンはお姿を見られずに終わるのね…。


てなわけでここで整氷だったはずなのですが、その時間を利用してテレビはカレンの演技を放送。素晴らしかったですからな。てことは彼女が暫定1位だな。
てなわけで、ここからはテレビ放送を視聴しての感想です。

第6グループ

6分間練習もCMに阻まれてあんまり流れないけど、これが地上波生放送、てか生放送してくれるだけましだぞ、昔を思い出せ、と自分に言い聞かせながら視聴。てかいろいろ画面構成も変えてきた?今シーズン。よりスポーツっぽくなった感。そもそもスポーツだしな。


28:エリザベータ・トゥクタミシェワ
演技前に流れた紹介映像にたいへんけしからん写真が混ざっていて大丈夫かと思いましたが(笑)、滑り出しもあの写真見ちゃった人さらに煽られない?みたいな表情で大丈夫かと思いましたが(笑)、そんなことだけで話題になる選手ではないのですよ!!だからこそ長年トップなんですよ!!!
トリプルアクセル決まったあああ!!!しかも加点が2点近い。ルッツのコンビネーションもばっちり。彼女のルッツは絶品中の絶品ですよね。
ステップが少し甘いかなと思ったらやはりレベル3でしたが、その程度で、ほぼパーフェクトな演技だったと思います。採点表が美しいったらない。
80点近い得点が出て、当然暫定1位。久しぶりにあの可愛い笑顔が見られて私も嬉しい。マスクに隠れてても目が嬉しそうなのわかるのよ。


29:アレクシア・パガニーニ
ループはダブルになっちゃったのか、それはあまりに痛いな…。ステップにはステファンの指導が入ったことがありありとわかる感じ。
てか聞いてたような聞いてなかったような、どうだったか忘れちゃったけど、ステファンがコーチになったのね。そりゃスイスにあれだけの選手がいれば指導も受けたくなるかもねえ。おかげでリンクサイドの誰かさんが抜かれて忙しいったらないですよ!!!受け持つ選手が増えていくと我々ファンは嬉しいけどより忙しく(笑)!!
あのパンクが響いてギリギリフリーに進めなかった様子。それなりに実力者だったと思うので無念ですね…。


30:エカテリーナ・リャボワ
おお、私この演技好きですわ。どこか力強さも感じるマンボのメロディをしっかり捉えてしっかり滑ってる。楽しい空気もありつつそれだけに終わらない、子供っぽさのない芯のある演技。大きなミスもなかったと思うし、また見たいプログラムでした。
やはりなかなかの順位につけてますね。これならフリーでも演技見られそうで楽しみ。採点表にマイナスが無いわ。


31:キム・イェリム
愛の夢。衣装がとても綺麗です、非常に美しいグリーン。彼女はいつも素敵な衣装着てるなあ。
演技も素晴らしかったですね、ミスがほぼ見られなかった。滑りに勢いがあるのでコンビネーションジャンプも綺麗に流れて迫力でしたね。おおお、加点も2点ついてる。
愛の夢にしてはせわしない印象もあるのですけど、要素を詰めまくるとこうなっちゃうのかもなあ。
けどこれは高得点が出るはず。おおお、70点超えた。本人もめっちゃ驚いてる、そして嬉しそう。


32:ニコル・ショット
フリップ良かったんですけどコンビネーションジャンプにミスが…。スピンもひとつ乱れてしまったか。致命的なミスではないかもしれないですけど、高得点連発の大会なのでどう出るか…。
けど、些細な音もこぼさず拾って表現していくその様子は非常に見ごたえがあって、こういう演技が見られないとフィギュアスケートじゃないよなって今回も思わせてくれました。ひそかに見るの楽しみな選手なんですよ。表現面がやっぱ素敵なんですもん。


33:エヴァ=ロッタ・キーブス
イーグルから跳ぶアクセル、カッコいい入りなんだけど着氷がああ…。ほかにもジャンプにミスが出ていましたが、致命的なミスではないのかな。それ以外の要素は問題なくこなしてたと思いますし、独特な振付がどこか浮ついてない雰囲気で、重厚な世界観みたいなものを見る者の心に残していってくれる演技だった気がします。


残すは1グループのみ。ですがいい加減長いので、ラスト1グループは次回の記事に回します。また次回も読んでいただければとても嬉しいです。この熱い戦いを勝者として折り返すのは誰だ…?!←これ書いてる今、ホントに最終グループの6分間練習中でわかってません!!!無駄なライブ感(笑)!!!



「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。タロット鑑定についてもこちらに書いております。週2、3回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
note.com

世界選手権2021雑感②

世界選手権の感想を綴っております。配信のおかげでシングルだけでも全選手堪能できてありがたいです。課金さえ、課金さえできればペアだってアイスダンスだって…!!!とほほほほほ。

ではでは、本日は女子ショートプログラムの続きをどうぞ。

女子ショートプログラム

第3グループ

お名前に見覚えのある選手が増えてきますね。とりあえずカタカナ表記入れたり入れなかったりしてますが、間違ってたらごめんよ。


11:Dasa GRM(ダーシャ・ゲルム)
衣装ゴージャスですね。曲が重低音な感じだからか、なんだか嚙みついてきそうな演技で、独特な振付も入ってて面白いです。おお、彼女もステップレベル4なんですな。ステップってレベル4が出る率そんな高くない気がするから、見かけるとおおって思ってしまう。


12:Loena HENDRICKX(ルナ・ヘンドリクス)
彼女の演技は好みですね、まだ競技続けてくれてて私は嬉しいわ。
あああ!フリップ!!フリップの転倒!!そこだけが!!!惜しい惜しすぎる…。
コンビネーションジャンプは美しかったしスピンは余裕で、特に2番目のスピンは溜息出るほど美しかったし、ステップもレベル4で全体的にスピードもあって非常に良かったので、転倒もったいなかったです…。あのスピンは拍手も起こるだろうさ、素晴らしかった。
転倒ありでも高得点、暫定1位がまた変わる。


13:Madeline SHIZAS
出だしは緊張した表情にも見えたのですけど、終始伸び伸びと、同時に迫力ももった演技ができていたと思います。本人も楽しそうに見えました。良かったです。
それは応援の力なのかもしれない。カナダの国別の応援を思わせるような明るい声援が客席から飛んでいたのです。きっとチームメイトたちなのでしょうね。国別の時もいつも思うけど、ほんとカナダの応援って温かくていい。この状況下でどこまでOKなのかはわからないけど、自国の選手くらい許してあげて欲しいな…。
おお、暫定1位!!!激戦ですな。てか全体的に得点高め?まあ世界選手権だしな。


14:Emily BAUSBACK(エミリー・バウスバック)
カナダの選手たちから出てるハッピーオーラ、なんかすごく元気出てきちゃいますね。着氷ミスなどもありましたしパーフェクトな演技ではなかったんですけど、少々のことはまあいいか、と思わせる明るさや自信を演技に感じて、これはこれで素敵な個性なんじゃないかと思うのですよ。


15:Josefin TALJEGARD
ジョセフィン・タルジェガードさんでよいのだろうか。以前そう表記した記憶があるんだけどいまいち自信なし…。
ロクサーヌのタンゴ。超迫力の、キレッキレ演技でしたね…!!カッコよかった!!女子選手でこんなロクサーヌ滑る選手あんまりいないかも?
声援が大きいと思ったら、そうかここスウェーデンだもんな。自国で滑るということで彼女の気合も違ったのかもしれないですね。プレッシャーでミスするパターンも多い中、持ち味を出し切って素晴らしいです。ステップ・スピン全部レベル4だ!
暫定4位、なかなかの順位につけてきましたね。


ここでまた製氷。テレビ放送は次の次のグループくらいからかしら、最後の2グループだけかな。

第4グループ

16:Olga MIKUTINA
ビビッドなイエローの衣装がすごく元気が出る感じで可愛いし、振付や選曲も全体的に凄く明るくて、こういう世の中なのですごく見てる人の気持ちを上げてくれる素敵な演技だったと思います。
本人も納得の出来だったのか、演技後のガッツポーズにこちらも嬉しくなる。両手タノのルッツもしっかり決まってたし、スピード感もあって良かったですね。暫定3位。本人たちも嬉しそう。彼女もスピン・ステップ全部レベル4なのね。


17:Natasha McKAY
うおおどうした、みんな素晴らしいぞ今日…!!
彼女自身のプログラムへの想いみたいなものをすごく感じました。前半は見入ってて各要素の点チェックするの忘れてたし。身体からエネルギーがリンクに解き放たれ、要素云々以前に目を離さずにいられなかったです。いい演技でした…!
スピン全部レベル4はよく見るけど、今日はステップばんばんレベル4出てるなー。いつもこんなんだっけ?


18:Julia LANG
ユリア・ランさんでいいかなあ?昔すんごい個性的な衣装で滑ってた子じゃなかったっけ。今日はクラシカルな感じのピンクの衣装で普通に可愛いです(笑)。曲もクラシカルで、ちょっと古風なイメージのプログラム?
ルッツのミス以外は大きく崩れる点もなく、なかなかだったんじゃないかなあ。片方の膝を曲げるスライディングみたいなの得意技なのかな、いつも入れてる気がする。
けど回転不足やアテンション等々が響いてフリー進めてないのね。激戦だなあ今回…。


19:Eliska BREZINOVA(エリシュカ・ブレジノワ)
相変わらずお美しい。アップだとあまり感じないけど、滑ってるときの真剣な表情はやっぱミハルに似てるなって思いますね。
曲のせいかもしれませんが、力が入り過ぎてるようにも感じたのですけど、それがしっかりエネルギーになったのか、大きなミスなく滑り終えて本人もガッツポーズ。嬉しい。みんないい演技で今シーズン終わって欲しいですし…!!


20:Haein LEE
おお、おお…。素晴らしかった…!これぞ世界選手権…!!
シューベルトアヴェ・マリアなのでゆったりしたプログラムかと思いきや、超キレキレのアヴェ・マリアでしたな。滑りが綺麗でスピード感もあるのですが、そのスピード感の方に重きを置いたアヴェ・マリア、みたいな。ミスらしきミスもなく、これまた高得点が出そうな予感。僅差ですがやはり暫定1位に。後半の要素への加点がすごい。こりゃどうなるよ、後半グループ…!


21:Alina URUSHADZE
めちゃくちゃ癖の強い曲。スケオタこういうの好きだろ?って提供してくれてるみたいな。いや、スケオタのために滑ってるわけでは絶対にないんだけど(笑)。
彼女も大きなミスなかったんじゃないかな?コンビネーションジャンプからしてばっちりで、セカンドジャンプもタノで見ごたえもあったし。採点表見るとqついちゃってるけども。ルッツも回転不足だけど、スピン・ステップ全部レベル4が効いたかな。
個性的な曲に負けてない演技ができてたと思いますよ。


製氷を挟まず競技は続いていきますが、本日の記事はいったんここまで。第5グループ以降についてはまた次回の記事でお付き合いいただければ幸いです。



「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。タロット鑑定についてもこちらに書いております。週2、3回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
note.com

世界選手権2021雑感①

1年ぶりに開催された世界選手権。オリンピックの枠取りもかかっているので開催しないわけにもいかなかったでしょうが、世界がコロナとの付き合い方をある程度覚えたタイミングで良かったのかもしれません。これでコロナの流行が今年からだったら…。北京オリンピック、開催できてなかったかもしれないですね…。

男女シングルは無料配信のおかげでほぼ丸々視聴できそうなので、しっかり感想を書いていきますね。本日より長丁場の記事となりますが最後までお付き合いいただければ嬉しいです。

選手のお名前の表記ですが、前半の方のグループはカタカナ表記がはっきりわからない選手も多いので、とりあえずカタカナ表記は後半グループだけにしてます。前半はわかる選手だけカタカナ表記を加えていく形で記事にしていこうと思います。中途半端で申し訳ございませんが、ご理解いただければ幸いです。

ではでは、女子ショートプログラムの感想からまずはどうぞ!!

女子ショートプログラム

第1グループ

6分間練習に入るまでの照明の演出などもなかなか。光の演出あるとなんだかいいね。
場内も素敵な雰囲気で、観客いないのもったいないけど、その分画面の前で応援しまくるしかないですね。


1:Lindsay van ZUNDERT
特殊な状況下の大会の第1滑走。緊張したと思いますし、序盤のジャンプにそれが表れてた気もしましたが、大きなミスなくしっかり滑り切って素晴らしかったですね。ダブルアクセルを跳び終わってからは緊張の色も消えたのか、少しのびのびした様子に取れましたし、スピンも素敵でした。特にステップ入る前のスピン。やっぱりレベル4なのね。


2:Emmy MA
腕の表現がとても素敵。ルッツのコンビネーションジャンプの柔らかな雰囲気は癒しそのものだった…。ジャンプに癒されるって滅多にないんですけど!!素敵すぎました…。加点も1点超えてるのね。
滑り出しからとてもいい笑顔で、それも何とも言えず優しい気持ちにさせてくれましたね。冒頭のジャンプにミスがあり得点は厳しいかもしれませんが、素敵な演技だったと思います。


3:Emilea ZINGAS
お美しい選手ですな、6分間から気になってたわ。お美しいのでシンプルな衣装でもお美しい。シンプルに見えてスカートのデザイン結構凝ってるように思えたけど。
ジャンプミスが痛いですね、特にルッツのパンク。うう…。観客がいればここで大きな声援があったろうにと思うといろいろ悲しい…。
けど演技の入りと終わりの振付が統一感あって素敵で、すごく世界観あったと思います。


4:Angelina KUCHVALSKA
彼女の演技の途中で何故か配信から放り出された…。変なところクリックしちゃったのかしら。なので序盤見逃してしまいました、とほほ…。
終盤にとても素敵な、曲にピッタリと寄り添った振付があって見とれてしまいました。
読みはクチバルスカさんでいいかな。お名前に見覚えあるし、てことはどこかで演技見たことあると思うけどどうだったかな。


5:Elzbieta KROPA
こんなフィーリングッドのアレンジがあるのねえ、彼女の雰囲気に合ってるし、なんか会場の空気にも合ってて見てて面白かった。会場に張ってある幕みたいなのが星空のように見えるのだけど、曲がなんかそれに合ってて、この会場ならではかもなって。
クリーンにジャンプ跳べてなかったりもしましたが、大崩れもしてなかったと思います。でも得点はちょっと厳しいか…。


ここで整氷。やっぱり技術点カウンターがあるとすぐ要素がチェックできて、感想書きながらの視聴にはとても役に立ちます。書きながらでなくても役に立つか(笑)。配信の画質も綺麗で助かりますね。解説がないことを除けばもはやテレビより見やすいかも…。
場内がなかなかお洒落で、雰囲気だけでも楽しめる。冬の夜空みたいで。キスクラの椅子やテーブルが氷を積み上げたブロックみたいなのもクールで好きだわ…。勿論と言おうかなんと言おうか、ソーシャルディスタンス仕様ではありますが…。

第2グループ

6:Nelli IOFFE
ネッリ・イオフェさんでいいのかな?彼女も衣装や選曲が会場にピッタリ合ってて見ててすごく素敵でした。
スピンも良いですね、軸がぶれない、見てて気持ちいい。全部レベル4ですな。それだけにジャンプが惜しかったかな。
透明感とも清々しさとも違うんだけど、綺麗な氷みたいな演技でなかなか素敵だった気がするわ。上手く表現できませんが…。


7:Lara Naki GUTMANN
なかなか迫力の演技で見入っていたので、ルッツの転倒が惜しかった…!スピンも独特なポジションで、全体的になかなか見てて面白かったのであの転倒が惜しいわ。
客席からも応援の声が飛んでましたね。イタリアに大人しくしてろって言ってもきっと無理だよな、国別を思い出せ!!!てかイタリアの面々じゃなかったらごめんなさい、あんまりちゃんと見てなかったし…。


8:Anastasiia ARKHIPOVA
とてもけだるい曲ですがなんかいいですね、てか何の曲だっけこれ、時々使ってる選手いないっけ…。
ダブルアクセルの高さが素晴らしく、カッコよかったので、結局コンビネーションが抜けたり転倒があったりしたのもったいなかったな。決まってたらどんなジャンプだったんだろうって思わせただけに。


9:Hongyi CHEN(ホンギ―・チェン)
彼女はひっそり注目してる。アジアらしい美を感じて。
大きなミスはなかったんじゃないかな。ラストのビールマンが迫力でした。これを最後に持ってくると印象がまったく違うなって思っちゃうほど。
彼女も選曲や衣装が会場の空気に合ってる…。てかこの会場素敵…。客席にはホンボーさん?
お、暫定1位きましたな。


10:Jenni SAARINEN
いい演技でしたね…!!冒頭のジャンプからして気持ちよく決まっていきましたし、ステップレベル4、スピンも美しい。指先の表現まで行き届いていて、今後活躍していく選手になりそうな空気も漂わせる素敵な演技だったと思います。ここまでの選手ではいちばんの出来だったと思いますよ。うむ、やはり暫定1位。
お名前見覚えがあるけど、どこの大会で演技見たのかな。思い出そう…。


競技はまだまだ続きますが、とりあえず2グループずつに分けて掲載していこうと思います。なので本日はここまで。
第3グループ以降は次回の記事で。次回も読んでいただけたらとても嬉しいです。




「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。タロット鑑定についてもこちらに書いております。週2、3回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
note.com