うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

フィギュアスケートふらふら語り in 8月②

フィギュアスケートに関する番組の感想をふらふらと語るシリーズ。

本日はTBSで放送された『バース・デイ 緊急スペシャル 羽生結弦!知られざる挑戦の日々〜15年間の秘蔵映像』について。
本来は7月23日の放送だったのかな?実は放送のない地域で、随分遅れて放送されました。でも放送していただけるだけありがたいですね。


これまでのインタビューが中心の内容でしたが、随分懐かしいものもたくさん。ジュニアの頃の映像は見たことないものもあったかも。
30分しか放送時間がなかったので、羽生君のスケーター人生を相当駆け足で紹介していた感じ。特に後半は駆け足でしたが、それは有名になりすぎてもうみんな知ってるからってこともありますかね。あと、TBSは試合の放送もないし。

でもスターズ・オン・アイスの放送権はあるのか。そのおかげで2021年のショーの様子がたっぷり見られました。もちろん現地には行けなかったし、放送も見られてないと思うので(泣)、羽生君のオープニングでのキレキレっぷりとか、佐藤有香さんとの会話の様子とか、ショー前に円陣組んでる様子とか色々見られて嬉しかったです(涙)。
羽生君は友野君を一希って呼ぶのね。あとオープニングは黒がドレスコードだったのかな。意外と黒で滑ってない気がする羽生君は『Let Me Entertain You』の衣装。試合中は前髪を上げてキメキメ髪型だったけど、ナチュラルに下ろしてたのでギャップがあって大層!良かったです!!です!!!←やかまし

ちょっとうろ覚えなんですけど、番組の最後に「スケーターはみんなインタビューされるのが好きだと思う」みたいなことを羽生君が言ってて、そうかもなあと思った。確かに、自分を前に出すことが好きなタイプじゃないと向かない競技かもねえ。
特に羽生君はインタビューされることで自己分析に活用してるっぽかったし。しかも彼は明らかに頭がいいのでインタビューも聞いてて面白いですしね。そう言えば「学校全然来ないのにテストで100点取ってる」とか言われてましたねえ、番組内で。


短いですがこんなところで。ブログ書く時間がありそうでないんですよねえ、羽生君関連のことで色々書かなきゃと思ってるのに気が付いたら1日終わってるよ…。とりあえず早く涼しくなってほしいです(泣)。

ではでは、また次回のふらふら語りでお会いしましょう。



「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。タロット鑑定についてもこちらに書いております。週2、3回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
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夏を何度でも巻き戻して

このテーマでいちばん最初に思い出すのは『時をかける少女』ですね。平成に発表されたアニメ映画の方です。

初見はテレビだったと思う。途中から見たので話がよくわからなかったけど、すごく印象に残りました。
家族がハマっていたらしく、そう言えば家に『ガーネット』のCDもあったし、なんとなく主人公の真琴と青空のイラストがずっと記憶に残ってはいたんですが、家族が騒いでいた頃はちゃんと見てなかったような。

実写映画はとても有名なので、たぶんちゃんと見たことなかったけどなんとなく物語は知ってたし、私の大好きな街の尾道で撮影されたこともなんとなく知ってたし、あの有名な主題歌『時をかける少女』も知ってた。むしろ主題歌は何故か歌えてた。私の声だとちょうど歌いやすい音域なので覚えちゃったらしい。歌の歌詞から映画の内容をなんとなく想像してた、と思う。小説が筒井康隆さんの作品なのもちゃんと知ってた。
でも、ちゃんと見た記憶が全然なくて、通してちゃんと見たのはこのアニメ映画が最初かもしれません。

高校生の男女の青春物語にSF要素が盛り込まれ、ありふれた日常を縦軸に、ミステリアスな時間の概念を横軸に物語は進んでいきます。
後になって原作の小説も読んだのですが、昭和の少年少女向けの物語を少しだけ年齢層を上げて平成仕様にしたらこうなったのかな、という感じ。原作がとても面白く、余韻の残る作品なので、その良さもいい感じに壊してないなと思いました。

グラウンドでのキャッチボール。進路選択、友情と恋。人生のうちでほんの僅かの期間しかない、10代の夏。作品を通して印象的な空の青さとともに、その貴重な時間を抱きしめるような気持ちになってくる。青春時代をテーマにした物語はたくさんありますが、後世にも名作文学のような形で残っていきそうだなと思っています。

何より、この作品の白眉はラストシーンです。正確にはラストより少し前ですが…。おそらく永遠の別れのはずなのに、希望を感じさせるラストは、青春時代の終わりと、青春時代が終わっても続く人生とを思わせるようで、いえ、それより何より…。キュンとする、ってこういう感情なんですよねきっと(笑)。

挿入歌の『変わらないもの』も大好きです。カラオケ行くといつも入れます(笑)。
前述した小説も、わりと近年に買ったのでアニメ映画版の、青が印象的なカバーでした。旅先で携帯の充電が切れそうになって、帰りの長距離バスの中で暇にならないよう買ったんですよ。全然お金がなかったから、ページ数が多くなくて安かったこれの文庫版を買ったんです(笑)。

夏になると見たくなる、青春とSFの名作です。



#夏に見たい映画・ドラマ・アニメ・バラエティ

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暗さより寒さより玄関の写真

今週のお題「人生最大のピンチ」


人生が常に崖っぷちでして、そう考えるといついかなる時もピンチだったような…(汗)

色々ありますが、そうねえ、突然家のブレーカーが壊れた時の話なんてどうかしら。
私は布団に入ってさあ寝よう!としても眠れないことが多く、電気つけっぱなしでうたた寝してしまうことが大半なのですが、たぶんその日もそうやって寝てたら、突然電気が消えたんですよ、真夜中に。深夜何時だったっけな?

電気の使い過ぎか停電だろうと思ってブレーカーをチェックしたら、やっぱりスイッチが切れてた。しかし、入れ直しても程なくしてまた落ちてしまう。しかも、最初は一部の場所の電気だけが切れてたのに、そのうち家全体の電気がつかなくなり始めたような…。

懐中電灯に電池を入れ忘れていてつかないし、携帯はたいして充電しておらず電池が心もとない。その携帯のライトを頼りにブレーカーを操作するものの埒が明かないので電力会社に電話しました。真冬の真夜中、しかも年末年始の時期に電話しても出てくれる電力会社に感謝しかなかったです…。
しかし電話の指示に従って操作してもブレーカーは直らず、電力会社の方が作業に来てくれました。真夜中にありがたかった(涙)。
結局停電等ではなくブレーカーが古くて壊れてたようでした。そりゃあどうしようもないわい。

真っ暗なのに携帯の充電は切れそうだし、真冬なのでめちゃくちゃ寒いし、まさかいきなりブレーカーが落ちるなんて思ってないから部屋は綺麗じゃないし玄関に大ファンの人の写真飾ったままだし、ああやっぱり見られましたかあの写真くおおあああ恥ずかしい大ピンチ←そこなのかピンチは

携帯はフル充電を心がける、懐中電灯に電池を入れておく、部屋はいつも綺麗にしておく、オタクなあれこれはいつでも隠せるようにしておくことを神に誓ったはずが綺麗に忘れていたので、これを機にまた気をつけようと思います!でも写真まだ玄関に飾ってるよ!このまま飾っててもいい?←知るか



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フィギュアスケートふらふら語り in 8月①

さて、アサインですよアサイン!っても今更ですけど。

カップオブチャイナとロステレコム杯の代替会場がなかなか決まらなかったんでしたっけ?フィンランドの方はあっさり決まったっぽいけどイギリスが確定するのに時間かかった感じ?
そのため例年より随分遅いアサイン発表でしたね。直前に羽生結弦選手のプロ転向表明もあったので、スケートファンにはバッタバタの数日間だった気がします。


さらっと眺めてみると…。やっぱりオリンピック直後のシーズンですね、顔触れに随分変更が。
久しぶりにオリンピックの金メダリストが全員アサインなし。ここしばらくは羽生結弦氏という変わり種がいたからですけども。オリンピック連覇までしてるのに、結局1シーズンも休養することなかったですね。ファンには幸せな現役時代になったと思います。
ネイサンは学業に戻るとのことですが、このまま競技には戻ってこない気がします。パパダキス&シゼロンとスイ&ハンも悲願の金だったわけで、このままフェードアウトの可能性もありますが、この二組は意外とまた戻ってくるような気がしないでもない。なんとなくですが。
シェルバコワは年齢考えても続行したかもしれないですが、戦争の影響という本人にはどうにもならない事情に巻き込まれてしまい気の毒です。

そう、ロシアの選手が全然エントリーしてないんだよ、のっぴきならない事情で。そうでなければここまで顔触れが違うと感じることはなかったと思うのですが…。
団体は除くと、結局オリンピックのメダリストのうち今シーズンも元気にグランプリシリーズに参戦予定なのは日本の3選手だけか。ペアの2組は、特に銅のペアの方は戦争さえなければたぶん出てただろうし、アイスダンスもシニツィナ&カツァラポフは続けてくれていただろうか。トゥルソワだってきっと続行してたよね…。素晴らしい選手たちがこんな形で見られないなんて、戦争の終結を願わずにいられない。


男子は羽生君と刑事君の引退で日本の男子はやはり世代交代だなという感じ。そしてこうして見ると日本男子、層が厚い。表彰台攫いまくりそう。
ボーヤンやキーガンの名前があるのも嬉しいが、アメリカも男子は総入れ替えって感じが。ジェイソンもヴィンスもいないのか…。あとNHK杯にお洒落衣装のザンドロンさんが来るの何気に要チェックですのう。

女子はロシアの面々がいないともはや違う大会のような感じ…。こちらも日本勢の活躍が大いに期待できますな。紀平さんの復帰も嬉しい!ヘンドリクスさんの名前があるのも嬉しいいいいい!

ペアも三浦&木原ペアが躍進できそうね。スイ&ハンとロシア勢が丸々いなくて誰が勝つのか読めなくて面白そう。

アイスダンスはチョック&ベイツが実質トップ?どのカテゴリーもロシアの皆さんがいないことで勢力図の変更が激しい。昨シーズンは村元&髙橋のお二人が目を瞠るほどレベルアップしていたので、今シーズンどこまで伸びてくるかこれまた楽しみ。


気になるのは放送予定かな。地上波生放送は期待できるのだろうか。羽生結弦というドル箱コンテンツが競技に出ないとは言え、オリンピックで注目された日本のペアも、視聴率が取れるであろう髙橋大輔もいますし、さらにシングルはオリンピックのメダリストたちを擁するわけですからね。深夜でも早朝でもいいから放送してほしいなあ。そうでなければたぶん私は見られないからです、経済的な事情で(泣)。

シーズンが本格的に始まる頃には、元気に試合を楽しめる心境に戻っていたらいいなあと思います。



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ふらふら語り番外編

明日からブログの更新頻度を下げます。
はてなとnoteの両方合わせて週3回にしようかなと思ってます。

色々あってブログを書く元気がなく、6月の末から7月の頭くらいにかけて更新が途絶えてました。noteは予約投稿ができないためよくまとめて更新したりといい加減でしたが、はてなは定期的に更新してたので、ブログ開設から6年近く経ちますが、初めて更新が途絶えたことになります。

文章を書くことで自分の気持ちや頭の中をぐるぐるしてる思いを整理してた気がしますし、書くことで生きてたような気もします。たとえ誰も読んでなくたって、ブログを書き続けることは生き甲斐でありとても楽しいことでした。文を綴ることそのものが好きなので。

けど、今は、その好きなことというか、息を吸うみたいに当たり前にやってたことすらやる気になれない。ずっとフィギュアスケートのことをこのブログでは語り続けてきましたけど、大好きな趣味のことすらあまり興味が湧かない感じ…。

強烈な不安によるストレスで、最近少しずつ 少しずつ自力で克服してこれてると思ってた、病的とも言える行動とか考え方とかがぶり返してしまいそう。いや、たぶんもうぶり返しているのだろう…。

とにかく精神的にくたくたで、仕事以外のことをする元気がありません…。生きていかなきゃいけないので仕事はしなきゃいけないけど、それ以外のことに対して気力が湧いてこないです。
ブログ始めてからの期間も嫌なことやつらいことが山程あったんですけど、それでもブログだけは粛々と書き続けていたので、今回はちょっと、本当にヤバそう。涙が止まらなくって。

一応、8月からはのんびりペースで行く予定です。もう止めてもいいかなあともちょっと思ってますが、何か叫びたくなる元気がまた出てくるかもしれませんし、一応最低限な感じで続けつつ場所は残しておこうかな、ってところです。



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灼熱は意地悪だけど役に立つこともある

今週のお題「最近洗ったもの」


夏は家中の布という布を洗いたくなりますね。大物もすぐ乾きますしね。

最近洗ったものと言えばラグとカーテン。
まずラグっていうか敷物っていうか。薄いので二枚重ねて使ってるのですけど、一枚ずつ洗いました。洗ったばかりのそのうち一枚を豪快に汚したので、また洗う予定(泣)

カーテンを洗うと運気がアップする気がします。仕事が入ったりプレゼントいただいたりする。気のせいかもしれませんが。布面積も大きいせいか洗うと家も爽やかになる気がする。
しかしレースカーテンを洗濯したところ豪快に破れる、という愚行をここ数年繰り返している私…。買い直す余裕がないので破れたまま吊っているのですが、外から見ると破れてるのバレバレだということに気付いて頭を抱えております…。
だってさ!でかいからネットに入れられないじゃん!カーテン(泣)!

ラグやカーテンのような大物は、はがしたり外したりする手間もあり、夏は洗濯機に放り込む前に既に汗だくになってしまうので洗うのも一苦労ですけど、やっぱり夏にはしっかり洗っておきたいですね!
次は玄関マットも洗うぞー。




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すべてはラストシーン

今週のお題「SFといえば」


SFと言えば思い出すのは下記の2作品ですね。

藤子・F・不二雄の少年SF短編集

こんなタイトルだったかな…。てんとう虫コミックスで3冊くらい出てたやつ。いとこに借りて読んだ気がする。SFという単語はこれで知ったと思う。
それぞれ表題作が『ひとりぼっちの宇宙戦争』『ポストの中の明日』『宇宙船製造法』だったはず。『宇宙船製造法』以外は結局親に買ってもらったんじゃないかなあ、何度も何度も読んだ記憶があるから。

もう一度読み直せば各作品の内容やタイトルは思い出せると思うのですが、今思い出せるのは『おれ、夕子』と『恋人製造法』の2作かな。ラストが切ない系が昔から好きよね。

『おれ、夕子』は子供には少々難しい話だったのですが、ラストにギャン泣きしたので印象深いです。あれは反則です(泣)。

『恋人製造法』は逆に意外と子供にもわかりやすかったかもしれない。好きな相手とそっくりな人間を作りたいという気持ちはよくわかんなかったし今もよくわかんないけど(やっぱり本人じゃないとなあ、似てる人が欲しいわけではないんですよね)、SFなんだけどSFが現実世界に現れてしまうと確かにこうなっちゃうのかもねえ、という妙なリアル感が面白かったのかもしれません。

大人になってからもうちょっとブラックなやつもいくつか読んだはず。短編集ね。やっぱ偉大な作品たくさん残してる先生は短編も間違いなく面白いですね。

個人的には藤子・F・不二雄先生と言えばドラえもんよりもパーマンよりもこの3冊が印象深いような気がしてます。私にSFというものを教えてくれた作品群なので、外せませんね。再読したい!

アルジャーノンに花束を

ダニエル・キイスのあまりにも有名な作品ですね。既に現実が作品世界に追いつきそうな現在、あまりSFっぽくは感じられなくなってきているのかもしれませんが。SFっぽく感じられないからこそ読みやすいのかなとも思います。

何度も映像化されている作品で、日本でも何度かドラマになってますよね。映像にしたくなる気持ちはすごくわかる、それほどの名作なのですけど、やはり小説という形で読むのがいちばんだと思われます。「文字で物語を味わう」ことにこそこの作品の真価があるのですから。それは読んでいただければ理解していただけるかと思います。

「ラストの1行」に泣かずにはいられない。あのラスト1行にすべてがあるのでぜひ最後まで読んでほしい。個人的には、友達の作り方について述べているとある文章も非常に印象に残っています。

誰かに貸したまま行方不明なのですが(泣)また余裕ができたら買い直して手元に置いておきたい1冊ですね。
オレンジ色のハードカバーのをね、持ってたんですよ…。あと翻訳文学としては最高傑作のひとつじゃないかなこれ。翻訳が本当に素晴らしいんです。


ほかにも大好きだったゲームとか色々挙げられますけども、とりあえず今回はこんなところで。SFマニアでも何でもないためすごく有名なやつだけですけど、もし読まれたことがない方がいらしたらぜひ!



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Fantasy on Ice 2022 神戸公演雑感②

テレビ放送の感想の続き。今回で最終回です。


★ダイジェスト①
まずはジェイソン・ブラウン。新妻聖子コラボ。
メリー・アゼベド&アルフォンソ・キャンパのエアリアルも。ここまでに私が見た放送ではちらりとも触れられてなかったから、舞台裏も含めちょっとでも見られて良かった。


★坂本花織
グラディエーター。GOEガンガンつけたくなる素晴らしいジャンプ。プログラムの持ち越しはしないようですから、これでグラディエーターも見納めか。彼女のスケーティングを活かした素晴らしい振付でしたね。
さすが競技プログラム、滑り込みがまったく違うので見応えが素晴らしい。
お、ちょっとだけどインタビューもあったわ。


★ダイジェスト②
ガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン、それからハビエル・フェルナンデス
パパダキス&シゼロンはそれなりに時間取ってたけど、できればフルで見たかった…。あの神の集団の中で金メダルに輝いたカップルですよ?しっかり見たいわあああああ!


羽生結弦織田信成独占インタビュー②
もう何年も前のような気がしてくる北京の映像。まだ4ヶ月なのか…。
ちゃんと伝わるように150%でやってるって言ってる時の目がいい…。

コラボプログラムはウィルソンの振付をベースに羽生君が結構アレンジを加えたってところなのかな。羽生君でないと滑れないって織田君も言ってますね。御本人からの「しゃぶり尽くしてほしいスルメプログラム」とのお言葉が(笑)


羽生結弦
こういうプログラム、滑ってそうで滑ってなかった気がするなあ。スケーターとしての記号じゃなくて、羽生結弦という生物の記号で滑ってる感じがする。なんだかすごく有機的で、機械の出てこないSFみたいな…。意味不明の表現で申し訳ないですが…。そうねえ、二次元と三次元の中間にいる感じ?決して2.5次元ではなく。羽生結弦の作る別の次元に住んでる生き物って感じが。
音ハメの絶妙さは言うまでもないですが、これもまたあまり彼のプログラムでは見たことのない音ハメで癖になりそうです。御本人がスルメプログラムとおっしゃってましたが、初見のインパクトを引きずって味わうのではなく、スルメ的に何度も味わってこそのプログラムだという気がしました。


★フィナーレ
やはりこのトゥーランドットで滑る羽生君素晴らしいですな。ステファンの4回転も流してくれた??羽生君は相変わらずの変態ジャンプをありがとうございます(笑)。みんなとハイタッチしてるのも可愛いですな。
ありがとうございました!で締めるのもすっかり定番になりましたね。舞台裏がチラッと見られたのも良かったです。


以上でございます。公演としては神戸が先なのですが、私が静岡公演の放送を先に見たのでこの順番であえて載せてみました。
名古屋公演は見ないままで終わることになるのかな(泣)。どこかで見られたらいいなあと思います。

下手するとその年の公演全部行ってたガチ勢なので、今年もまったく会場で見られなかったのは無念の極みですが、来年こそは見に行けたらいいなと願いつつ筆を置きます。

ではでは、また次回の記事でお会いしましょう!



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Fantasy on Ice 2022 神戸公演雑感①

テレビ放送の感想です。1時間番組なので、演技はコラボをメインにエッセンスだけかなと思いますが、関西の番組なのできっと面白いだろうと期待して見始めたところです(笑)。
ちなみに番組タイトルには「羽生結弦が関西で舞う!」とついておりました。解説は宮本賢二さんの様子。

ではでは、以下感想をどうぞ。


★オープニング
羽生君キレキレですなあ。コラボの方は羽生君のすぐそばでずっとステファンが踊ってたのでめちゃくちゃステファンを見てしまいました、こういう系の曲上手いですからね…。
そして羽生君の悪い顔を堪能できるアングルをありがとうございましたいい人生でしたありがとうございました←早い


羽生結弦織田信成独占インタビュー①
織田君ばりにテンションアゲアゲで喋ってみる羽生君に爆笑した。やればできるじゃないか、ってそのテンションがそれ以上続かないんですよね、きっと(笑)。その後も高めのテンションに付き合っていたものの、照れが隠せないご様子(笑)

シャツ着てる途中の映像を挟むとか関西の圧が容赦ない。腹出てるどころの映像じゃないですけどおおおお!そんなとこ流されちゃってますけど結弦うううう!!

ぶっ倒れたいくらい全力でショーやってくれてるんですねえ、そんな感じいつだってするもんな。酸素あげてくれ!


宮原知子
NAOTOコラボによるリベルタンゴ。あら、静岡公演と衣装が違う?気のせいかしら。
こういうハッキリした曲調のプログラム似合いますよね。まだ滑ったことなかったんだな、意外。ステップが素晴らしかった。
お、インタビューもありですね。


荒川静香
新妻聖子コラボ。へえ、中島みゆきの曲なのね。
あんまり力強いメロディや力強い歌い方の曲で滑ってるイメージがなかったのですが、いいプログラムですね。振付は宮本賢二さんなのね。
荒川さんはインタビューなし?


田中刑事
宮川大聖コラボ。やっぱりコラボの演技をメインに流すのかな。
ドーナツスピンが素敵ー。これも宮本賢二さん振付か。御本人が解説してるので解説の裏話が聞けていいですね。歌詞の通りの素直な振付なんですね。
刑事君に笑顔で滑るように伝えたけどそれがいちばん難しいと宮本先生。確かに笑顔なかったけど、緊張してたのかなあ。


織田信成
宮川大聖コラボ。織田君自らの解説が演技の前に入る。演技に親しみが湧いていいですね。
織田君は素直なラブソングでコラボを滑ることが多いけど、これもそうだなあ。これも宮本先生の振付。最後に氷を振りまくところも、織田君がやるとどことなくロマンティック。


三原舞依
新妻聖子&NAOTOコラボ。ジャンプは珍しくミスが続いていましたが、地元ということで逆に緊張するのかも。
照明がとても素敵で、雰囲気も良かったです。これは会場で見たかったなあ。


とりあえず2回に分けますね。次回も読んでいただければ嬉しいです。



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ジェットコースターは月まで飛んでいく 〜フィギュアスケートふらふら語り特別編~

「決意表明」の言葉を目にしたとき、それが何を指すかはほぼわかっていたようにも思うけど、やはりあらゆるパターンを考えてしまった。想像の上を行くことも多々ある彼のことだから、蓋を開けてみるまでわからないと。
スケート連盟ではなく、マネジメント会社を経由してというあたりで、察しはついていたけれど、それでも。単なる出場辞退などの通達なら連盟から書面が出るだけで、わざわざ本人が会見しないはずだと思ったけれど、それでも。いや、もっと前に、北京のエキシビションの練習内容を見たときに予感はあったけど、それでも、だ。

当日は予定があったけど、早めに帰宅することに決めた。じっくりと腰を据えて見届けたかった。
サッカー中継をやっていた局を除いて、本来ならどこもローカルの帯番組の時間なのに、全国番組から切り替わることなく会見が始まった。
地元にはプロ野球チームがあり、そのチームの中でも特に大物がメジャーから戻ってきたときと、チームが優勝してパレードを中継していたときくらいだろうか、全局同じものを放送しているなんて。地元ゆかりの人物でもないのに。
長い局で、20分程会見の中継を流してくれていたと思う。


会見の冒頭で彼の口から出た「プロのアスリート」という言葉で、いきなり不安は吹っ飛んでしまった。
プロのアスリート…?何だそれは。
彼は一体何を言い出しているのだ。
不安が飛んだというより、彼が何を言わんとするのかすぐには測りかねたので、とにかく最後まで話を聞かなければと必死になったのだろうか。
でも、彼の言いたいことは、そのたった一言でわかってしまっていたようにも思うのである。

話の骨子はとどのつまり引退会見だ。しかし、彼の口から出てくる言葉はどうも従来のそれと毛色が違う気がする。何故競技から離れる人間が「4回転アクセルは決めたい」などと会見中にも言い続けているのだろう。そんな人間聞いたことがない。

彼には何度も素晴らしい演技に泣かされてきたけど、きっといちばん泣くのがこのときだと思っていたのに…。まったく涙が出てこなかった。むしろ、これまで「レコードブレーカー」の名をほしいままにしてきた彼らしく、競技生活のラストまで前例をブレイクしにかかってきてて笑ってしまった。どこまで羽生結弦なんだ、この人。最高なんだけど。
そうか、フィールドが変わるだけで、羽生君自身は何も変わらないということか。「ピリオドではなくカンマ」という本人のたとえが非常に的を得ていると思った。


確かに彼にはもう競技で欲しいものはないだろう。同世代の選手は多くがもうリンクを去っており、グランドスラムも達成してしまった。あとは4回転アクセルの成功くらいではないか。
「もったいないと思う」と質問の前に本音を言っていた記者がいたが、その気持ちはとても良くわかる。彼ならまだまだ生半可な選手ではその足元にも及ばない。勝つことにこだわる彼がさらに勝ちを積み重ねていくことはできるはずだ。また、競技の緊張感を味わうことが嫌いならあれほど好戦的に戦って来なかっただろう。あんなアサシンみたいな目をして6分間練習前に挨拶してる人ほかにいないし(笑)。彼ならまだ何年でも競技の世界に残ることを考えてもおかしくないし、それを考えていた人は多いと思う。
しかし、その競技には彼はもう未練はないらしい。そもそも平昌終了時に転向を考えている様子はありありと見えていたから、北京まで続けてくれたことだけでも本当は十分ファンにとってはボーナスだったんだと思う。
だが、競技に未練はないのに何故彼は自らを「アスリート」と表現したのだろう。


これまでの慣習に照らせば、これは現役引退ということそのものではある。フィギュアスケートという競技はスケート連盟に登録している選手だからこそ試合に出られるのであって、その登録を抹消することを我々ファンも引退と呼んでいる。外国の選手の中には引退宣言をしていないだけで実質引退のような選手も少なくないが、少なくとも日本ではそうだ。
スケート連盟から登録を抹消してしまえば、競技会でその姿を見ることはなくなる。人気の選手はショーやテレビ番組で見かけることも少なくないし、場合によっては現役時より露出が増えたんじゃないかと感じることもあるが、大抵は一時的なものだし、現役時より注目されることはないように思う。
何故なら、競技というものはテレビで大々的に放送され、特にオリンピックともなると注目度が桁違いだからだ。特に生中継で緊張しながら見届けた演技は印象に残りやすいように思う。視聴者にとっても、あれだけのアドレナリンをもってそのスケーターを見られる機会は試合だけだし、競技に出ているからこそマスコミも取り上げるのであって、競技を退いてしまうと元々のファン以外はさほど追いかけなくなるように思う。スケートに興味のない人の目をその選手に向けさせる機会は、やはり断然競技なのである。

また、現役を引退したスケーターのことは基本的に「ショースケーター」と捉えるのが一般的だと思われる。もちろん、人前に出て滑り続けているスケーターのことだ。活躍場所が基本アイスショーなのだから、それはどうしてもそうなる。
コーチや解説者やジャッジなど、スケートに関わる仕事を続ける選手も多いけど、ショースケーターはもちろん、彼らが自らを「プロのアスリート」と称するのは聞いたことがないと思う。フィギュアスケートの「プロ」は「元アスリート」であり、エンターテイナーやアーティストといった側面で捉えられているような印象を受けるし、それはおそらく間違っていないだろう。
もちろんエンターテイナーもアーティストも日々の鍛錬を欠かさないのであろうし、求められるものによっては選手時代よりハードになりそうだけど、選手時代の緊張感やプログラムの濃密度がそのまま引き継がれているスケーターはほぼいないような気がする。求められているものが違うのだから当然と言えば当然だ。
フィギュアスケートは芸術との境目がそもそも曖昧なスポーツであり、競技会=スポーツ、選手=アスリート、ショー=芸術性に傾いたもの、と捉えておいた方が明確に棲み分けができるのだろうと思う。

この現状において、彼が自らを「アスリート」と定義するならば、では彼の目指すところはどこにあり、彼の今後の位置づけをどうしていくのだろう。


おそらく彼の今後の主な舞台はアイスショーになるはずだ。ショースケーターの中には現役時代と引けを取らないような技術を保ったスケーターもいる。彼の言う「プロのアスリート」とは彼らのイメージに近いのかなとなんとなく予想はしているが、でもそれは「すごく頑張って鍛え続けているスケーター」なのであって、アスリートと考えている人は少ないのではないか。しかもアイスショーはそもそも「ショー」なのであって、羽生くんがアスリートとして全力で滑っていたとしても、それはあくまでショーの一環に過ぎない。競技なら各選手の持ち時間の間だけ自分が主役になればいいだけのことだが、ショーには主催者のコンセプトがあり、いかに羽生くんだとしても、彼はショーの構成要素の一部でしかないのだ。

ここで羽生くんが詳細を語らなかった計画が浮かんでくる。「プロのアスリート」でなければならない何らかの舞台を彼は考えているのかもしれない。もしかするとそれは、ショーではなく競技でもない、まったく新しい何かの可能性だってある。
よっぽどトンチキな計画でなければ、羽生結弦の企画ならいくらでもスポンサーはつくはずだ。いや、少々トンチキでも私が社長なら金を出したい(笑)。その計画が日の目を見る日に、プロのアスリートの本質も掴めるのかもしれない。とてもワクワクする。

また、フィギュアスケートは人気の競技ではあったけど、たっぷり時間を取って生放送までされるのは、注目度の高い選手が出場する場合が大半だ。その筆頭が誰であろう羽生結弦だった。
彼がここまで大きな存在になったのは、テレビの力をなくしてはありえなかったはずだ。You Tubeなど配信コンテンツでいくら人気が出ようと、その配信コンテンツはあくまで興味のある人だけのものである。大人から子供まで、日本中の老若男女がその存在を知るには、テレビで取り上げられることはおそらく絶対条件だ。家庭に会社に飲食店、ありとあらゆる所に置いてあり、スイッチさえ捻れば誰にでも見られるテレビの威力はやはり絶大である。
そのテレビで試合をやっていて、選手として試合に出ていたから、特にオリンピックという大きな大会に出ていたからこそ彼はここまで人々に知られ、応援されることになったのである。特にオリンピックの力は大きく、世界中で、スケートが盛んだとは言えないような国でまで彼が応援されるようになった理由も、配信コンテンツというよりはやはりテレビだったのではなかろうか。
いくら羽生結弦が出演していても、ショーが地上波全国ネットで生放送されることはなかった。地上波全国ネットで生放送されるのは試合だけである。羽生結弦が出演していても、エキシビションなら容赦なく一部地域のみ放送になることも多々ある。
「プロのアスリート」はどこでその活躍を見てもらうことになるのか。ファンはいくらでも追いかけるだろうが、一般の人はそこまではしない。持て囃されるのは競技に出ていたからこそなのだ。

これについても、羽生くんは何か考えているようだった。おそらく配信だと思ったが、どういった形になるのだろう。配信なら世界中にいるファンにも同時に見てもらえる。
露出が増えるというのも気になる。競技に出ているからこその注目度と露出なのだが、どういった露出が増えるのか。ついに公式サイトでもできるのか。
また、なんだかんだと生で見ることに勝るものはない。彼が主催のショーやイベントが今後行われていくのだろうか。指導者にも興味はありそうだったけど、プロのアスリートをある程度全うしてからになりそうな気もするし、スポーツとしての側面を強く打ち出しながら全国でスケート教室をやったりするんだろうか。

今までに「プロのアスリートになる」と宣言して競技から離れた人物などおそらくいないのである。羽生結弦はまたしてもパイオニアなのだ。これからの彼の歩みが、フィギュアスケート界における「プロのアスリート」の定義と道を作っていくのだ。同じものを目指すのが羽生結弦で終わることになるかもしれないが、それでもフィギュアスケート界の常識が変わるかもしれない。確かに、むしろこれからが大変だと羽生くんが言うはずである。

誰も見たことのなかった4回転アクセルと同じように、彼は誰も見たことのなかった未来に歩みを進めたのである。私の生まれる前のことなので想像でしかないが、人類が初めて月に到達したときにそれを見守っていた人類の気持ちと、4回転アクセルを固唾をのんで見守った人類の気持ちは同じなんじゃないかと思った。月には今もたくさんの宇宙飛行士が訪れているけど、いつまでも歴史に刻まれるのは最初に降り立った宇宙飛行士の名前だ。羽生結弦の向かう先は、いつでも人類初の月面着陸のようなものなのかもしれない。こんなワクワクさせてくれる人物がほかにいるだろうか。


こんな寂しさを感じなかった会見は初めてだ。選手登録抹消の知らせはやはり胸が痛くなったし、シーズンが始まってみればもっと寂しくなるだろう。しかし、今後の予測がつきそうでつかないことが寂しさを押し止めてくれる気がする。

彼の話になると、これで引退するの?と聞かれたり、もう引退だよね、とネガティブになられたりすることはよくあった。私はそれが好きじゃなかった。逆説的だけど、命には必ず終わりがあるから生きていけるのであって、それと同じで応援にも期限があった方が頑張れるのかもしれないが、勝手に彼の期限を決めて安心することは単なる応援する側の我儘だと思った。羽生結弦ほど信じられる人物はいないのに。
こういった形のとりあえずの幕引きを、彼らはどう受け止めるだろう。

会見で羽生結弦という名のもたらす重圧や様々な声に苦しんできたことをさらっと話してしまうところも彼らしかった。彼は決して、弱いところを見せないようにしてきたわけじゃない。むしろいつも正直だった。人前では苦しみや悲しみを出さずにいつも笑顔でいることが美徳とされるけど、それは「自分のことを不快にさせるな」という圧力でしかない。たとえ不快になるかもしれない話でも、自分の気持ちをきちんと伝えなければ相手の考えなんてわからない。もちろん伝え方に工夫はいるかもしれないけれど、下手なキラキラぶりやごまかしで人の心は掴めないということなんじゃないかと思う。彼の会見やインタビューはいつも発見が多いけど、こういった感情の表し方ひとつとっても日本の常識を変えていきそうで、それも楽しみになってしまうのだ。

誰も殺さず、クーデターも起こさず、世界を変えていく革命家のようだ。彼と同じ時代に生きていられたことを、我々は未来の人類に誇ってもいいだろう。


お疲れ様も、ありがとうもまだ言わない。あの会見から伝わってきた彼の心は、きっとそれを求めていない。ジェットコースターから降りられると思っていたファンも多いだろうけど、彼はまだまだ降ろしてくれる気はないらしい。最高じゃないか。

羽生結弦が大好きだ、その一言しか出てこない会見だった。

これまでと変わらず、これからも変わらず、一生応援します。テレ朝の「これからも羽生選手と呼ばせていただきます」という言葉に深く頷けたので、これまで通り羽生君って呼ぶけど、心のなかでは彼が本当に人前で滑らなくなるまで羽生選手って呼んでいようと思ってます。きっと、本当に滑らなくなるそのときまでギャン泣きはお預けですね。

…でも、これまでに取った試合に怪我等で結局一度も羽生くんが出場できず結局競技の羽生くんを見ることができなかったのは泣いてもいいですかー!運がなさすぎる(笑)


…過去記事いくつかピックアップして貼ろうと思いましたが、長くなりすぎたのでまたの機会に…。
そうそう、羽生くんがヘルシンキの世界選手権のフリーをベストに挙げてたのを見て、それだよねー!と頷いてしまいました。あれを見て書いたポエム(笑)がこのブログの方向性を決めたので。私はこんな文章を書きたかったんだ、これが私の文章というものなんだろうって思えたんです。それだけなんとか探して貼っときますね。


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