うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

濁点に込めたハート

今週のお題「やり込んだゲーム」


このお題ならなんぼでも書けてしまいますが、ここはあえて「何でそんな知ってる人が極端に少なそうなタイトル選ぶんですか」ってゲームで今回は行ってみたいと思います。
ゲーム記事は実は私の真骨頂なので、何書いてるのかまったくわかんないと思いますが、いつも読んでくださってる皆様もお暇潰しにどうぞ(笑)。


てなわけで、今回はセガサターンの軍人育成&恋愛シミュレーションゲーム『だいすき♡』を取り上げてみたいと思います。発売はギャガ・コミュニケーションズ。1997年だったかな…。

…はいはいそこ、タイトル見ただけで帰らない。軍人の育成と何ひとつ関係なさそうな気の抜けるタイトルでも帰らない。
ちなみに、「だいすき」の「だ」の濁点も♡だという無駄な情報も付け加えておきます。だから帰るなって。本当に帰りたくなるのはこれからなんだから←え?

以下、手元にソフトも攻略本もないため、大昔に遊んだきりのうろ覚えの記憶を元に綴っていきますが、よろしければお付き合いください。
多少のネタバレも含みますので、未プレイの方もご注意ください。


正確な年代は忘れましたが、確か随分未来の設定の地球?。戦争が続いて男性の人口が極端に減少した世界で、軍人になるため養成学校に入学する主人公。
男性の人口が少ないため、登場人物はほとんど女性。何かのイベントで男子生徒らしきものがチラッと登場する以外は、主人公とその友人以外一切男性は登場しません。いや、正確には…。いや、何でも。

その設定からしていい加減無茶なのですけど、このゲーム何がいちばん無茶かって、キャラクターによっては攻略条件がやたら厳しいのに、セーブポイントが非常に少ないのです。
ゲームの期間は2年で、三学期制だったと思うのですが、なんと学期末にしかセーブができないのですよ。ミニゲームや受け答えに失敗したり、バグって進まなくなったりしても、前の学期末まで戻ってやり直し。
このおかげで、恋愛シミュレーションとしては非常に難易度の高いゲームになっています。だからこそ私は逆に燃えてやり込んでしまったのですが、燃えてやり込むようなゲームかと問われれば…←無言

なにせ、タイトル『だいすき♡』ですからね。パッケージ見た途端気が抜けるんですけど、ゲーム中のメッセージにもやたら♡が多用されてるんですよ。しかも正直、メッセージは「…」と「♡」が多過ぎて大層読みづらい…。
しかもバグが多過ぎる。せっかくのデートイベントなのに、イベントによっては音声アリでプレイすると必ずバグって止まってしまい、泣く泣く前の学期末まで戻る羽目になる始末。

恋愛対象の女性たちとの親密度の上がり方もいまいちよくわかりません。ハートの色や大きさで示されてはいるのですが、条件がよくわからない…。
しかも、キャラクターによってはクリア条件が半端なく厳しいです。ある教官はミニゲームをハイレベルでクリアすることが必須なので、失敗するたびに泣く泣く前の学期末にリターン…。
そんな感じで、リセット技と攻略本が無ければまずクリアできません。そんなにたくさん恋愛シミュレーションゲームを遊んだわけではないですが、間違いなくいちばん歯ごたえがありました。たまたま攻略本を見つけて買っておいたおかげで助かりましたが、そうじゃなければ投げていたでしょうね。


しかし、難しいからこそのやり込み要素なわけですよ。
このゲーム、とにかく細かいんですね。意味があるかどうかは置いといて、選択肢が多いんです。
キャラクターメイキングはその典型。主人公の性格や体格、趣味などを細かく決めていきます。全部「文字情報」で決めるため、主人公のビジュアルはもちろん想像の範囲内。女性には、自分好みの男の子を作って遊ぶ楽しみがありますよ(笑)。

ゲームの基本は学校での勉強です。確か一週間ごとに、各日の予定を決めるんじゃなかったかな。実行できるメニューも1日1件じゃなくて、朝と昼と夜、みたいに1日に3件ほど入れられたはず。
しかも、選べるメニューがものすごく多いです。掃除とか洗濯とかもあったはず。もちろん何らかのパラメータが上がったり下がったりするので、うまく組み合わせて主人公を鍛えていかないといけないのですね。

いちばん重要なのはその学校での勉強で、選択した授業の実行回数によって取得できる資格が変わり、将来的に主人公が進む進路が変わっていくのです。それもまたミニゲームの成績同様、女の子たちとのエンディングに大きく関わってくるのですね。
この授業のシミュレーションは面白かった。1年目でしか受けられない授業があるので、全部の資格を間違いなく取るために、きっちり数を数えながら遊んでました。ホント、攻略本がないと無理です、このゲーム(笑)。


恋愛エンディングにはもちろん女の子たちと交流を深めて、自分を好きになっておいてもらうことも大切なのですが、デートイベントが結構ランダム…だったような…。これまた厳しい…。
どの女の子ともエンディングを迎えられずに終わると、エリートコースに進んでも何だか寂しそうなエンディングになってたような。ギャルゲーってだいたいそんな感じなんですかしら。

私はひたすらやり込んで、ほとんどのキャラクターのエンディングを見ました。ミニゲームも根性でクリアして某教官のエンディングも見ました(笑)。
しかし、ひとりだけどうしてもクリアできないキャラがいて、それが今でも心残りだったりします。
「藍瑠璃」という中国系の女の子で、攻略方法によるとクリア条件はそんなに厳しくないはずだったのですが、条件を満たしてるはずなのにどうしてもエンディングに進まない。何度かやり直したのですがダメでした。なにせセーブのハードルが高いゲームなので、何度もやり直す気力もなく…。
今でも悔しくて攻略情報検索したりするんですけど(笑)未だにわかんないまんまです。

恋愛対象は、同じ学校の学生か教官なのですけど、教官たちのエンディングはなんとなく好きでしたね。教官なので皆主人公より年上なのですが「私は何だってこんな年下になんか…」って感じで、酔った勢いで告白してくるキャラばっかだった記憶が(笑)。
それがなんか妙にリアルで(笑)、これスタッフに女性がいるのでは?と思いながらスタッフロールや攻略本を眺めていましたが、メインっぽいスタッフに女性の名前があったので、やっぱそうなんですかねえ。どうなんでしょう(笑)。

エンディングを見たキャラクターは、次回以降のプレイで主人公の部屋に置かれるアルバムでビジュアルシーンなどを見ることができるようになりますが、このアルバムも各プレイで見られたビジュアルのみ掲載されるのか、クリアするごとに蓄積されていくのかわからないという。デートスポットによっては完全にランダムでないと出現しなかった気がするんだけど、前者だったらどうやって埋めるのか。一生埋められる気がしないんですけど。

もう四半世紀ほど前のゲームなので、今ではすっかり大御所の実力派声優さんがたくさん登場しているのも聞きどころかもしれませんね。戸田恵子さんが出演してるギャルゲーなんてそうそうないんじゃないでしょうか(笑)。
あと、眼鏡が好きな方にもいいかも。眼鏡のキャラが3人もいます(笑)。


古いゲームなので入手の難易度はそれなりに高いかもしれませんが、たぶんプレミアはついていないと思われるので、歯ごたえのある恋愛シミュレーションゲームを遊んでみたい方は、あえてチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。あえて(笑)。
そして藍瑠璃のエンディングを見られたら、ぜひ私に教えてください(笑)。

私ももう一回遊んでみたいんですけどね、ソフトもサターンも手元に無いので…。遊んで、ゴリッゴリの攻略記事書きたいんですけどね(笑)。データ集めるの好きなんです(笑)。どこにも需要はないと思いますが(笑)。
当時もやり込み過ぎて「このゲームについてここまで語れる女性がいるなんて…」と呆れられたりしてました(笑)。普通もっと有名どころやり込むよねみんな!何でよりによってこれだったんですかね(笑)。でも私そういう女なんですよ、昔から(笑)。クソゲーとB級ゲームが好き。もうね、モテるわけもない(笑)。

…まさか最後まで読んじゃったんですかあなた。もうこれはサターンと『だいすき♡』を買ってくるしかないですね。そして挨拶が「アリオー」と「アハトゥング」になる呪いにかかればいいです。何を言っているのかまったくわからないそこのあなた、人生には一切まったく何の支障もないので安心してこのふざけたページを閉じていただければと思います(笑)。



「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。タロット鑑定についてもこちらに書いております。週2、3回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
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我が青春の16BIT

今週のお題「ゲームの思い出」

最近はほとんど遊んでいないので(手元にソフトがほとんどない)ほんの時々ネタにするだけですが、私はその昔そこそこヘビーなゲーマーでした。ゲーマーだったのはもう20年くらい前の話で、その時点でレトロゲームの話題しかできないという範囲の狭さなのですが、私の場合はさらに、好きなゲームがだいたいわりとマニアックなやつ、というめちゃめちゃ読む人を選ぶタイプのゲーム好きなので、いくらでもネタのあるお題なのですが、どこまでアクセル全開にしていいものか少々悩むところであります(笑)

何度かネタにしてる話で恐縮なのですが、超当たる某手相鑑定のお兄さんによると、私は「超マニアックなオタクの手相」の持ち主らしいんですけど(笑)、それはゲームの趣味においては全開だったのではないかと言えます。
世間がファミコンに夢中だった頃、私は「セガ・マークⅢ」に夢中でした。ファミコンが品切れで売っていなかったのです。あの時マークⅢでなくファミコンを買い与えられていたら手相も変わっていたんじゃないかと結構本気で思っています(笑)。いや、こう考えると運命って最初から決まってるのかもしれません(笑)。
そのあとは当然のようにメガドライブセガサターン、と絵にかいたようなバリッバリのセガ派人生。毎月買ってた雑誌は『Beep!メガドライブ』。好きなゲームは『トージャム&アール』。ゲーム好きの子はいっぱいいたけど、そんな女は私の周辺には全然いなくて当然のように話は合いませんでした(笑)

ファミコンでも結構遊んでたんですよ。当時ゲームのあるご家庭に置いてあるのはほぼファミコンでしたから。チャレンジャーとかドラえもん(裏技で海底篇ばっかやってた)とかドラクエとかスーパーマリオとか。小学校の先生がマリオ大好きで、時々ピアノでマリオの曲弾いてたっけ。当時はそれくらい猫も杓子もマリオだった。気がする。私はよく最初のクリボーで死んでいて、あの頃から「ゲームは大好きだけどド下手」というキャラは成立していました←キャラか?それ
マークⅢでよく遊んでたソフトのひとつが『北斗の拳』だったんですけど、私には難しすぎて、たぶん2面が限界だった記憶が…。シンには勝てるのに!って1面だからシンは(泣)。兄弟もトキが倒せず、クリアどころか誰もトキ(4面←トキは4面のボス)から先を見たことがなかった…。て言うか「面」とか呼んでると歳がバレるよ!←もう遅いわ

しかし、私が今でもいちばん好きなのはきっとメガドライブなのである。黒いボディに金色に輝く「16-BIT」の文字。あんなかっこいいハードがあるか。いやない。『幽遊白書 魔強統一戦』、名作ですよ!全然勝てなかったけど!←クリボーで死んでる時点でお察しください
メガCDでももちろん遊んださ。うちになんかゲームソフトあったっけ、ってごそごそ探したら、何故かメガCDの『サイボーグ009』が出てきた。これだけ実家から持ってきたらしい。何故これだけ…。しかも本体ないし(笑)。009ファンの方には真剣にオススメなんですけど(だってラストが!アレだよラストが!)、自力では無理なので誰か代わりにクリアしてください…←クリボーで死んでる時点でお察しください

好きなゲームに挙げている『トージャム&アール』というのは乱暴に説明すると「2匹の宇宙人が大活躍するゲーム」なんですけど(←乱暴すぎ)、めっちゃ自由でポップでわけのわからないゲームで大好きでした。今でもアールのぬいぐるみ売り出されないかな、ってたまに妄想するくらい(笑)。ちなみにこれもメガドライブのゲームですね。

でも今でももう一度遊びたいのはセガサターンの『Hop Step あいどる☆』と『大冒険 セントエルモスの奇跡』、だったりして。そう、私は頑張れば何とかクリアできるクソゲーを力でねじ伏せるのが好きだった。後悔してもいいからまたねじ伏せたい。いやいや、『Hop Step あいどる☆』は名作だってば!

…ええっと(汗)、有名どころも挙げとくと、サターンは『DESIRE』がいちばん好きだったかも。ネタバレになってしまうので書けないが、今でもラストの某キャラのセリフ全部覚えてる。今まで遊んだゲームの中でいちばん泣いたのたぶんこれ。究極の純愛ものと言ってもいいんじゃないかな。18歳以下の方は遊んではいけません。

…誰もついてきてないですよねこの話題。ついてきてる人がいたら逆にびっくりだよ…。
まあ、私がそこそこヘビーにゲーマーだったということは伝わったのではないかと思います。ええどうせ、珍しく殿方にプレゼントを頂いたと思ったら『ソードオブソダン』という伝説のクソゲーだったり(※実話)、◯ルチ商法に勧誘しようとしてきた同僚に「将来手に入れたいものをこの紙に書け」と言われて正直に「メガドライブ」と書いた(※超実話)、どうせそんな女…。
もちろんマル◯の勧誘には応じておりませんよ。クルーザーとか豪邸とか書かせるつもりだったんだろうに、そこにメガドライブとか書いちゃう女勧誘できるわけないから(笑)。呼び出された時点から怪しいなと思ってたしな…。どうしてもクルーザー系の金持ちそうな何かを書けって言われたら素直に「スタークルーザー」って書きます…。絶対通じないから←もちろんゲームのタイトル

たまーにゲームの話題は書いているのですが、こんな感じなので、ほぼ私が書いてて楽しいだけの記事になっております(笑)。もっと書きたいんですけど、何せほとんど手元にゲームありませんし…。
「このゲームを宇宙一好きなのは自分」って言い切ってしまうくらい大好きなゲームもありますが、大好き過ぎるのでそっと一生胸の中にしまっておきます。それ以外のゲームについては機会があればまたこそっと書きたい。手元にソフトないのに記憶だけで書いてることも多々あるんですけど、遊んだばっかりだったらもっと濃く書けるのになあ、なんてたまに思う。誰が読むのか知らんけど(笑)


最後に、過去に書いたゲームの記事の中からいくつかリンク貼っておきます。


↓ブログを始めたばかりの頃の記事。始めたばかりなのにいきなり『大冒険』(笑)。どんだけ書きたかったのよ?!
usagipineapple.hatenablog.jp


↓『Hop Step あいどる☆』について。このゲームの記事が書きたくてずっとブログを続けていたようなもん←本気かお前…
usagipineapple.hatenablog.jp


↓名作についても挙げておく。長過ぎて全2回。日付を合わせたくて掲載を1年待ちました。というわけで『街』についてがこちら。
usagipineapple.hatenablog.jp

振り返らないための振り返り2018上半期

今週のお題「2018年上半期」

今年もこの時期がやってきましたねえ。1年長かったようなあっという間だったような。てなわけで、今年前半に書いた記事をいくつかピックアップしつつ上半期を振り返ろうと思います。

フィギュアスケート関連

まずはこのブログの7割程度を占めるフィギュアスケートの記事ですが、ちょうどスケートのシーズンが新シーズンに変わるというタイミングでもあったため、こちらの記事にまとめています。ひとつ上半期にはあたらない記事も混ざってますが、まあいいってことにしといてください。
usagipineapple.hatenablog.jp


他力本願人生

「あんま堂」でオーラ鑑定?していただいた時のことを書いた記事。全3回シリーズ。久しぶりに楽しんで書けました。私にしては珍しくコメント等が多めにいただけてありがたかったです。実際に行った、という方からも反応がありましたー。
私は自分の中である程度知識に落とし込んでいないと文章が書けない、知らないまま書いてしまう薄っぺらさに耐えられない人で、こういう体験記事がいちばん納得して書けるような気がします。
usagipineapple.hatenablog.jp


愛しても愛してもどうせクソゲー、でもそこがいい

これも楽しんで書いた記事。でも楽しいのは私だけで、需要はおそらくまったくないと思います(笑)。そのつもりで書きました。ブログ始めた当初からずっと書きたかった話題なので感慨深い。誰がなんと言おうと『Hop Step あいどる☆』は私の青春だ…!
かつてはかなりのゲーマーでしたが好みが正直マニア寄りだったので、たまーに書いてるゲーム関連の記事は、たぶん誰にも通じてないし誰も読んでないと思います(笑)。
usagipineapple.hatenablog.jp


こういうのも書いてますよ

ちょっと真面目な記事もひとつ。言いたいことも過不足なく詰められて、綺麗にまとめて書けたかな、と思います。こういう記事が読んでもらえるのはとても嬉しいですね。
usagipineapple.hatenablog.jp


時間も体力も諭吉があれば買えるよ

珍しくノウハウ記事。っても大したことは書いてないです。長年の貧乏旅行の経験から、青春18きっぷと高速バスの利用時に注意してることを自分なりに書いてみました。アイスショーの時期が青春18きっぷの利用時期にかぶらなくなったのと、体力的な面から青春18きっぷはたぶん5年以上使ってないので、ちょっと古い記憶なのが申し訳ない。
旅の記憶を書き残すことはとても楽しいです。一応このブログのメイン、旅日記ですしね(笑)。どこにも行けてないので全然新しいものが書けないのがつらいところです…。普通の旅行でいいので旅に出たい(泣)。
usagipineapple.hatenablog.jp


おまけみたいなもの

これは記念に。内容はさらっと流して書いたものであまり思い入れはありませんが、半年ぶりくらいにはてなの公式ツイッターで紹介されてたので思い出に選んでみました。たぶんツイッターで紹介されるの2回目なんですけど、選択基準は正直よくわかんないです(汗)。でもありがとうはてな
usagipineapple.hatenablog.jp


おしまいに(長いので飛ばしていいです)

最後に、記事に関係なく自分自身を全体的にざっと振り返ってみますと、上半期をさらに前半と後半に分けると、前半はもがいてもほぼ何も動かなかったのに、後半になってからガタガタガタッと「もしかしたらこれからに繋がる何か」が立て続けに起こり始めたな、という印象です。4月、5月は特にそうでした。特に劇的だったのが4月、それを受けて5月に小さな突破口が見えたかも、という感じ。
と言っても全体的にはまだまだ動いてはいません。正直「寄付とか募りたい」ってずっと思ってます(泣笑)。年内いっぱいには何とか、何とかしたい…。
前半も何もしてなかったわけじゃなくて、結構大きな決断をひっそりしてたりもしたんですけどね。

3月と6月はすごく停滞してました。3月は「栄養不足で頭がやられる」系だったので自分自身のみで終結することだったんですが、6月は他者からもたらされたものが多く、3月とは比べ物にならないくらい疲弊しました…。

ナーバスにならざるを得ない事情を抱えている時期に、親切心に見せかけた複数の土足で踏み込まれてめちゃくちゃに壊された、ってところですね。恐怖で食事もまともに取れず起き上がれなくなったほどでした。
心配してあげてるのにこの人何でわかってくれないの、って言いたいのかな要するに。でも余計なお世話ってそういうのを言うんじゃないのかな。すべてさらけ出して生きてる人なんてそうそういやしませんよ。

だけど、数々の暴言は無理矢理にでも流したとしても、ひとつだけ、生涯許すことはないだろうという記憶が残ってしまった。
自分の親切心が伝わらないことに苛立って、ついこぼれた本性。生きていくために、居場所を見つけるために真剣な人間を罵倒する言葉。それは絶対に言ってはいけない言葉。しかも覚えていないのだろうけど、いわゆる「手のひら返し」。
昔に比べたらいちいち怒らなくなったけれど、逆鱗に触れられたのは本当に久しぶりです。

はー…。大変でしたよもう…。本気でダメかと思いました。しんどかった(泣)。歯切れが悪くてすみません。つい最近、インターネットを発端とした取り返しのつかない事件が起こったばかりです。事の大小はあるけれど、たぶんすべての人にとって他人事ではないと思います。世界は一体どうなってしまうのでしょう。怖い。

でも、色々あってもブログは死守していきたい気持ちです。このブログは1円も生み出さないし、正直誰にも知られていないに近いです。必死になるだけ時間の無駄かもしれない。それでも毎日更新し続けるのは、私にとってブログが「居場所を見つけるため」の手段だから。どこかに自分をわかってくれる人がいるかもしれない、その可能性に懸けるためのものだから。
そしてただ単純に、書くことがとても好きだから、なんですよね。
だから、読んでもらいたい、とは強く思ってます。なかなかうまくはいかないですけどね(泣)。

下半期にはブログ開設二周年です。それまでには、もう少し明るい状況が開けてるといいなあ、と願って筆を置きます。いつも読みに来てくださる皆さん、本当にありがとうございます。皆さんのおかげで、もうダメかと思った時期も乗り越えられました。これからも怖い思いをすることがあるかもしれないと考えると吐きそうですが、全部じゃなくていい、わかってくれる人がいると信じて、これからも自分の思う通りに綴っていこうと思っています。

誰もいない浜辺のかすかな足跡2018

今週のお題「自己紹介」

去年の今頃にもあったお題ですよね?ってことで、タイトルはその去年の記事に付けたものの使い回しです(笑)。
昨年も書いたこととそんなには変わってないのですが、今年もちょっくら挑戦してみようかねえ。

このブログのタイトルは意味不明ですが、これくらいカオスなら何を書いても大丈夫だろうという意図もあって付けてます。一応由来もあるのですがたぶん通じる相手が世界に3人くらいしかいない気がするので永久に説明しないことに決めました(汗)
気ままに色々書こうと思っていたし今も思ってはいますが、結局7割くらいフィギュアスケートの話題です。2010年からアイスショーによく足を運ぶようになり、そのたびに書いて知り合いだけにメールの形で読んでもらっていたレポートを載せてみよう、と思ったのがブログを始めたきっかけのひとつだった、ということも大きかったのでそうなるのは当然だったかもしれないです。

フィギュアスケートのファンになったのはソルトレイクシティーオリンピックからで、かれこれ16年になりますが、いまだにジャンプも見分けられず細かい技も覚えられず、好きか嫌いかという感覚だけで見ています(泣)。あまりに覚えられないので、自分で滑ったらわかるようになるんじゃ?と考えはじめて早数年。ちなみに自分で滑ったことは人生において一度もない…。
時々感想文が強烈にポエムってますが、ポエムになればなるほど感動して本気で書いているという証拠です(汗)。もうポエム化については諦めました(泣)←ごめんなさい(泣)
ファンになった当初はヤグディンのことしか見えてなかったですが、ゆるゆると楽しむようになった今はどの選手もゆるく応援してます。視聴環境にあまり恵まれてないので深くは追えていないですが…。ゆるく応援する中でも、特に応援していた選手はだいたいいつも途切れずに存在していました。そのあたりの話と、フィギュアスケートを見るようになったきっかけなどの話は、ぜひ以下のリンクをご覧ください。フィギュアスケートのファンの方に対する自己紹介的な記事なので、そのうちまとめて何か書こうか、などと思ってたところにちょうどいいお題が提示された(笑)。ラッキー(笑)。

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「今のところ当たりすぎて怖い通り越してヤバいんですけど」という鑑定をしていただいた手相家の方によると「超マニアックなオタクの手相」の持ち主だそうで(笑)、その通り好きなことに対しては相当な凝り性でディープになりがちです。

子供の頃から好きだったのはテレビゲーム。ファミコン全盛期の頃の子供。もう長いこと遊んでないので語れるのはレトロゲームのことだけになってしまうけど、いちばん好きなハードが「メガドライブ」という時点でだいたいの人と話が合わないという(笑)。
しかもわりとつまらないゲームが好きで(笑)、クソゲーなんだけど頑張ればどうにかクリアできてしまうゲームを必死になって遊んでコンプリートするのがたぶんいちばん好きという歪みっぷり(笑)。そういう意味でもう一度遊びたいゲームがセガサターンの『大冒険 セントエルモスの奇跡』と『Hop Step あいどる☆』。て言うか後者は名作だから!って間違いなく今誰もついてきてないだろうなこの話題(汗)

音楽も好き。ゲームはずーっと音楽がかかってるというのも好きな理由だったかもしれない。ただし全然詳しくはないし、楽譜も読めない。幼稚園の頃ピアノを習ってたけど、家にピアノがないのに習いに行くというロックなことをかましていたのでまったく上手くなりませんでした(笑)。歌うのも好き。歌ったり踊ったりしながら働いてても怒られない会社に入りたい←存在しねえええええ

子供の頃から読書も好きでした。暇さえあれば活字を追ってる子供でした。文章を書くのがとても好きなのはそれも大きかったと思います。最近は本を買うお金がなくて(泣)全然読んでないですが…。どっちかというと名作文学の方が好きみたいなので、余計に読んでない。これじゃいかんと思っているんですが(泣)。
文章そのものを味わうのがわりと好きなので、センスに溢れた翻訳文学とか昔の日本文学の美しい言葉とかがわりと好き。『アルジャーノンに花束を』は神の仕業だと思ったし、宮沢賢治は粗削りだけど宝石箱をひっくり返したようだと感じて震えた。
文章だけじゃなく、本の装丁とかデザインとかを見るのも好き。

漫画も好きです。少年ジャンプで育ちました。『北斗の拳』のCDが宝物だというくらいには(笑)。『ブラック・ジャック』、『ヒカルの碁』、『金田一少年の事件簿』などなど、好きな漫画はたくさんたくさんありますが、特にふくやまけいこさんのファンです。ふくやまさんへの愛を垂れ流した記事がこちら。ずっと書きたかった記事なので、読んでいただけたら嬉しい。↓

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基本的に社会不適合です。昔から変な子供だったのでいじめられてました(汗)。わりと色々ありすぎかもしれない人生だったと言っていいかな。半生を笑いながら話したらあまりの酷さにその相手が泣き出したことがあるという…。もちろん実話…。泣かせてごめんね(泣)。
それでも何とか普通に生きようと頑張ってたのですが、なんかやっぱりダメみたい、と最近やっと諦めたところです(泣)。何とか楽しく生きていけるように考えてるんですがなかなかうまくいかないですねえ(泣)。とりあえず長年の夢「バリキャリ」は捨てました…。いやお前無理だろ、とつっこんだ皆さん、大正解!「鉛筆を持ったらとりあえず落書きを始める」「眠い、おなかすいた、めんどい、飽きた、が口癖」とかいう人間がバリキャリとか(吐血)。でも私はバリキャリになって色々支えなきゃってずっと思って生きてきたのよね(泣)。
不安になりやすくストレスもためやすいので、今年は楽しいことだけ考えて生きていけるようになりたいです。ドリーム。

食べることは好きだけど好き嫌いも多くて料理も嫌い。片付けは得意な方かもしれないがそれくらいで、生活能力は基本的に低い。何とか暮らせてるのが不思議です(汗)。
酒はどうも強くないとわかったので最近はほとんど飲んでない。紅茶はストレートが好きだけどブラックコーヒーは苦手。今いちばん好きなのはほうじ茶。「最初の一杯はビール」という風習に逆らって紅茶で乾杯するくらいビールが嫌い。はーい空気読まない人いちめーい←社会不適合
ポテトチップスとアイスクリームさえあれば基本的に幸せ。じゃがいもとチーズも好き。嫌いな食べ物がありすぎてだいぶめんどくさい。

今いちばん行きたい場所は台湾。「あなたは台湾に行けばめっちゃ開運する」という占い師の言葉が真実かどうか実験したいという理由で(汗)。旅行はたぶん好きな方。でも高所恐怖症なので飛行機が苦手(泣)。

長くなってきたのでとりあえずこんなところにしときましょうか。はいはいみんな仲良くしてあげてくださいね。え、何で目そらすの?←傷をえぐる
昨年のお題記事も一応載せときますね。こんなしょうもないブログですが当分毎日書くと思うので、これからもよろしくお願いいたします。

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20年目のファンレター

超絶お久しぶりのゲームの話題です。ずっとネタにしようと思い続けていたあのゲームについて今日はついに語っちゃうよ!間違いなく完璧に私が楽しいだけの記事なので、もしお付き合いいただける方がいらしたら、置いてきぼりになることをご覚悟の上でついてきてください(汗)←いるのかそんな物好き…

もう相当長い間ほとんど遊んでいないが、私はかつてテレビゲームが大好きであった。しかもどっちかと言うと万人受けしない面白いゲームが好きだった。発売されたハードの影響などで万人受けしていないだけの面白いゲームはいっくらでもあって、そういうゲームの面白さに気付ける幸せというものはなかなかに得難いものであったのだ。
そういったいわゆる「隠れた名作」が面白いのはある意味で当然なのだけど、私という人間は「隠れててもいい迷作」が時にむちゃくちゃ好きだったりするというどうしようもないマニアでもあったりしたんですねこれが(汗)。世間的には「クソゲー」扱いだし実際その通りなんだけど(笑)、でも面白くなさすぎてやり込みがいがあったり(笑)、何故かすごく好きだと思えたりするそんな作品たち。どうせわざわざ時間を割いて語るならそういうゲームの方が楽しい。かもしれない(笑)。

そんな「世間がなんと言おうと私は好き」なゲームの代表が、これ。
そう、誰も覚えていないだろうが私が時々名前を出していたあのゲーム。セガサターンで発売されていた育成シミュレーション、『Hop Step あいどる☆』(発売/メディアエンターテイメント)。

…はいはいそこ、タイトル見ただけで帰らない。何故世間的にはクソゲー扱いだったのかもう滲み出てるじゃねーかというご意見には賛同いたしますがまあそう言わずにもうちょっと付き合ってくださいよ(泣笑)。

このゲームの目的は「素人の美少年を街で発掘して2年でトップアイドルに育て上げる」こと。ああそこ、「無理に決まってんだろ」とか言わない。不可能を可能にするのがテレビゲームだ!
プレイヤーは弱小プロダクションのプロデューサーとなり、まずは東京の街へ繰り出し目をつけた少年たちをスカウトするところからゲームは始まります。スカウトできる少年は隠しキャラ1名を入れて10人。ベストなスカウト方法を取ることで育成モードに入ってからの友好度が多少アップするようですが正確なところは不明。スカウトにはいくつかパターンがあり、諦めなければいつかはスカウトできる仕様なんじゃないのかなと思います。すみません、はるか昔に遊んだきりなのでうろ覚えです…。

スカウトが終了するといよいよ本番、育成モードに入ります。まったくスカウトしなくても自分から事務所に応募してきてくれる少年たちがいるので育成には移れます。いったん全員スカウトしておけばスカウトモードは繰り返さなくてもいきなり育成に入って大丈夫だった、はず。すみませんまたまたうろ覚え。

で、ここが面白いところなのですが、このゲーム、育成するアイドルの数を自由に選べるのですね。と言っても最大で5人までですが、ソロデビューさせてもコンビにしてもトリオにしてもいいのです。
ソロにすると仕事の調整やアイドルの管理は楽ですが、人気が出にくく、最悪の場合ライバルチームに勝つという最終目標が果たせなくなったりします。5人にすれば仕事の調整などはかなり大変になりますが、グループとしての人気は出やすいです。育成ゲームとして楽しむ場合は人数が多い方が断然やりがいがあると思います。
初期は当然ですが仕事は少ないのでレッスンに励むことになります。入ってきても「デパートの屋上でサイン会」などというしょぼい仕事だったりしますが、人気が出てくると受け切れないくらい仕事が入ってくるので、地味な仕事をのんびりやってた頃が懐かしくなったりします。
仕事には個人で受けるものとグループで受けるもの、曜日が決まっているものや自由に日にちを選べるものなど様々です。育成モードは一週間単位で行われますが、レギュラーの仕事などは一度入れると最大で四週間はその曜日に仕事が入ることになるので、よく考えて受けなければその後入ってくるいい仕事が出来なくなったりします。特にゲーム後半になると個人を指名した特別な仕事が入るため、なかなか調整が難しいです。そのため私は出現したすべての仕事情報をメモし(能力が低いと依頼されない仕事もあるようなのでたぶん全部はチェックできてないが)、最大限にいい仕事が受けられるようシミュレーションしていました。特にグループで受ける仕事は意識しておかないと個人の仕事ばかり入れてしまって全然こなせなかったりします。
ちなみに特別な仕事は1枚絵が拝めますが、特定の能力が低いとやはりその仕事は入ってきません。なので、足りない能力を伸ばせるようバランス良くレッスンや仕事に励まなければならないのです。でないとせっかくCDを出してもお蔵入りになったりしますよ(泣)。

といった具合に、アイドルの育成こそがこのゲームの軸ですが、実は恋愛シミュレーションとしても楽しめます。休日にアイドルを遊びに連れ出しリフレッシュさせているうちに、だんだんと親密な雰囲気に…。恋愛エンディングにたどり着くには最初からそのつもりでいなければなかなか厳しいので、私は恋愛エンディング狙いの時はソロでグループを組むようにしていました。
アイドルの好みを把握して食事をとったり誕生日プレゼントをあげたり、地道に好感度を上げていくと、そのうちアイドルが自分のことを少しずつ話してくれるようになります。この会話がなかなかにいいのです。
育てているアイドルたちはわりと普通の少年が多いのですが(時代遅れのヤンキーとかとんでもないのもいますが…笑)、なんつーかこの辺の会話もあんまりキラキラしてないと言うか、程よく等身大で、完全に「攻略対象」としてしか見ていなかった私にもだんだん彼らが可愛く思えてきてしまいました。特に真也には参った…。稲田真也というキャラがいるのですが、バカで口も悪くて、あまり仲が良くない時などは「ぶん殴ったろうかコイツ」てなことを平気で言われたりもするのですけど(汗)、だんだん素の部分を見せてくるようになると…。うん、あれは殺し文句だった…。バカだけどね…。
少年たちはほとんど10代なのにプロデューサーと恋愛って…、とは正直疑問に思うのですけど、そこはまあゲームだからってことで。アイドルにガチで惚れたことがある人なら言わせてみたいかもしれないセリフで告白してくれるアイドルもいますので、一度は恋愛エンディングを目指してみてもいいかもしれません。もちろん好感度が基準に達してないとフラれます。
ところで、プレイヤーの性別は男女どちらにも設定できます。つまり、男性同士のエンディングも存在するらしい、です。実は結局そのパターンは見てないので詳しいことがわからないのですよ。プレイヤーを男性にすると確かプレゼントの内容や会話が一部変わり、より少年たちが自然な感じで普通に遊んでても面白かったですが、性別を女性にした時よりも友好度が上がりにくい?ような…。男性で遊んだ時は育成に力を入れていたのでそのせいかもしれませんが。あ、女性主人公での恋愛エンディングは一応全員見てます。

ふふふ、どうですか面白そうでしょう。何故クソゲー扱いなのかわからないでしょう!でもね、クソゲーって言われたら確かにそうなんですよねこれ(泣)。
わりと頻繁に起こるバグ、謎の水玉が跳ねるだけの長いロード画面、地味な育成、売れ線からはかけ離れていると思われる絵柄…。もうちょっと、もうちょっと何とかなれば絶対に名作になれたと思うだけに痛過ぎる(泣)。絵柄はそのうち見慣れるし、この絵柄だからこその良さもあったのかもなと思えてきましたが、独特過ぎるおへその描写だけは最後まで慣れなかったわ…。

でもそれらの欠点はゲームを最後まで遊んだ時の何とも言えない達成感を一度味わうと、確かにどうでも良くはないんだけど、でもそんなにたいした問題じゃないように思えてくる。最後のコンサートへと送り出す、この手で育てたアイドルたちの晴れがましい姿には予想以上の感慨深さがありました。何よりも、このゲームには作った人たちの愛情がある。確かにゲームは売れてナンボだからそういう意味では失敗だけど、しっかり味わえばこだわって丁寧に作られているのがちゃんとわかるので、クソゲー扱いなのは正直表面しか見てない人の意見だよな、もったいないな、と今でも悲しく思っていたりします。システム的には基本洗練されてないのであまり親切じゃないところも私は好きなんですけどね(笑)。ゲームはちょっと骨がある方が好きなので。そう、私はやり込み派。ダンジョンの宝箱は絶対に全部開けないと気が済まない派←言いたいことがわかってもらえれば

しかもこのゲーム、ハードがセガサターンという時点でお気付きになった方もいらっしゃるかと思いますが、発売は1997年、実に20年も前です。当時は女性向けのゲームは数も少なく、目の付け所は非常に良かったのですが、あまりに早すぎたために埋もれてしまった名作と言えるかもしれません。迷作の部分もまあ大きいですけど(汗)。
ちなみにライバルチームは某超人気アイドルグループをモデルにしているとしか思えないのですが、20年後には既にこのグループが存在していないと当時のプレイヤーたちに言っても絶対に信じないだろうな…。

私にとっての「もう一度遊びたいゲーム」の筆頭が実はこれでして、前述したメモを元にエクセルの練習と称して2年分の仕事の一覧表まで作成する始末で(汗)、次回以降の攻略に役立てる準備も出来ているのですけど、実家がカオス過ぎて肝心のソフトもサターンも探しに行けないという絶望的な状況(泣)。実家の家族にも探してくれとお願いしているのだが漏れなくガン無視されてます(泣)。絶対にあるはずなのにー(泣)。サターンはもう事切れてる可能性が高いですけどね…。このブログをプレイ記録で埋め尽くすつもりだったのに!てかそれ絶対需要ないから!お前が楽しいだけだから!(笑)
うう、ソフトとサターンとともに引っ越せば良かったなあ。公式ガイドブックだけは何故か手元にあるんですけど(泣)。

そんな実情なので、溢れ返る程の財力を手に入れたら「Hop Step あいどる☆専用マシーン」を作りたい。Hop Step あいどる☆しか起動しないゲームウォッチ(たとえ古っ)みたいなやつ。どうせこれしか遊ばないから(笑)。バグを無くしてロードを早くして、エンディングや一部の仕事の絵を見られるイラストギャラリーを追加してくれたらあとは当時のままでいい。イラストギャラリーはそれがあればコンプリート出来たかどうか確認できるしコンプリートへのモチベーションが上がるから、というだけのことなんですけど。リメイクは漏れなく元の作品を越えられないのであんまり好きじゃないんだよね。元の作品を知らなければ面白く遊べるんだけど、面白いゲームっていうのは絵が綺麗だとかシステムが整理されてるとか、それ以外のところに結局魅力があって、そこに惹かれて隅々まで遊び尽くしたゲームは、どんなに欠点があっても古くさくても、その時に遊んだものが土台だから、結局それ以外のものは蛇足になってしまうんじゃないだろうか、たぶん…。それが「味」ってやつなのかな。うまく説明できないんだけど。
とは言っても名作なので、多くの人に遊んで欲しいなあ、という気持ちはやっぱりあったりします。ホントにもうちょっと何とかなれば絶対面白いんだよこれ。でもあの味わいは20年後の今の流行に合わせたらきっともう出せないんだろうなと思うと、当時のままがやっぱりいいかな…。前述の専用マシーン作ったら欲しい人にはタダで配りまくりたい(笑)。寝言ってね、目が覚めてても言えるんですよ(笑)。

主題歌も好きだったけど、CDは見つけられなくて結局持ってなかったりして。確か8cmだったような…。時代を感じる…。今でも突然真夜中に歌い出してしまうくらい私は好きなんですけど(笑)。って近所迷惑(汗)。たぶんもう10年以上聞いてないけどいまだにイントロから何からぜーんぶ覚えてるよ…。何故か中毒性があるんですよね、あの歌(笑)。

うーむ、もう一度遊んでから記事にしようとずっと思ってたんだけど、長年触ってもいないのに意外としっかり書けてしまった。そこそこやり込んだからなあ…。もし万が一「大好きだったよこのゲーム!」という方がいらしたら是非コメントを残していってください。こんな世界の果てを見つける方がいらっしゃるとも思えないけどさ(汗)。
そう、誰が何と言おうと私はこのゲームが好きだった。友達に「何でそんなゲーム買ったの」と馬鹿にされても好きだった。遊んでもいないのに文句しか言わないなんてゲーマーの風上にも置けぬわ貴様。もはや入手は困難かと思われるので是非遊んでみてくださいとは今更言えませんが、何となくでも熱い想いが伝わったのなら私は嬉しい。今回ネタに出来てたいへん楽しかったです。ああ、やっぱりこれだけはもう一度遊びたい!ロード長くても耐えるから!(泣)

アンリアルの地図を照らすリアルな相棒

今週のお題今年買ってよかったもの

今年は生活不可能レベルの貧困だったため最低限の消耗品くらいしか買い物してないや、よって何も書くことがないからスルーで…
いや待て、あれだ。あれがあった。あれ買ったのは今年じゃないか!発売は確か去年だけど!

てなわけで、今年ぶっちぎりで買って良かったものはこれ。

ポケモンGOプラス」!

説明は不要かと思いますが、昨年社会現象化したアプリ「ポケモンGO」。スマホの中に広がる世界とは言え、「現実とリンクした画面の向こうの地図の上にポケモンがいる」という、言葉では言い尽くせないワクワク感。私が実際にポケモンを遊んだのは最も初期に発売されたゲームボーイ版をほんの少しだけだったけど、20年ほど前のあの頃はそこらじゅうにピカチュウがいて、うちにもUFOキャッチャーでゲットしたピカチュウが並んでいたし(ちなみに私はそれをゲットしてる時に知らない子供に声をかけられて「ピカチュウライチュウに進化する」ということを教えてもらったという…)、当時大ハマリしていた友達から様々にレクチャーを受けた(笑)ので、基本程度の知識はあった。そうでなければ、如何に社会現象化したとは言え、面倒でほとんどアプリに手を出さない私がわざわざダウンロードするはずがない。

リリースから少し時間は経っていたが、期待に胸を膨らませながらプレイ開始。その日から今日まで、ずっと地味に遊び続けている。地味にマイペースに遊んでいるので、レベルはまだ31だし、ストライクとラプラスはいまだにゲットできてないし、アンノーンや色違いポケモンなんて見たことないし、レイドバトルは4回しか勝ったことない。ゴールのないゲームなので気長に遊べ、私のようなコツコツタイプには打ってつけである。たぶんアプリの配信が停止されるまでやるだろう。私のペースではレベル40になるまでにはたぶんまだ何年もかかるだろうし…。

このゲームのいいところは歩くのが楽しくなることだ。歩いた距離をカウントしてポケモンの卵が孵るというシステムになっているからだ。アイテムの手に入るポケストップポケモン同士で戦うジムも、そしてポケモンも、世界中の至るところに散らばっている。それを見つけに出かけるのだ。それらがすべて家から届くなら家だけでも十分遊べるのかもしれないけど。憧れですね(笑)。
しかし、ポケストップを回したりポケモンを捕まえるには当然スマホの画面を見なければならない。いちいち立ち止まらなければいけないのだ。しかもどうやらスマホがスリープモードになると距離がカウントされない。せっかく歩いても卵が孵らなかったりする。
仕方ないので、電車やバスに乗っている間にくるくる回したりしていたが、一定の速さを超えるとポケモンが出現しなくなる仕様に変更されてしまい、結局ポケストップに届くお店で食事をする際などに遊ぶしかなくなってくる。これではいかにも遊びづらい。

しかし、これらの悩みを解決するのがポケモンGOプラスなのである。これはポケモンGOと連動させて使用するアイテム(ゲーマーっぽい呼び方をしてみるぞ)で、腕に装着したりベルトに着けたりして持ち運べる。ポケストップの近くに達したりポケモンが現れると、本体が振動してライトが光る。その時にスイッチを押せばアイテムが手に入り、失敗しなければポケモンがゲットできる。ポケストップは距離が開いたりしなければほぼ大丈夫だが、ポケモンは必ず捕まえられるわけではないのだ。さらに、スリープモードに入っても距離がカウントされる。
つまり、いちいちスマホの画面を見なくてもポケモンGOを遊べるアイテムなのである。振動するのでポケモンGOプラスのスイッチの位置さえ把握していれば、前を向いたまますれ違い様にアイテムが手に入るのだ。歩けば歩くほど卵も孵る。とんでもなく便利なアイテムである。

当然、しばらく遊んでいるうちに猛烈にこれが欲しいと思うようになった。しかし当時の私は凄まじい貧乏で、とても一葉さん1枚で事足りる程度のオモチャであろうと買えなかった。でも買うんだ、絶対あれを買うんだと念じ続け、ようやく少しだけ出来た余裕をポケモンGOプラスに回すことに決めたのが今年の春だった。いい年ぶっこいてどうしても欲しかったのがポケモンGOプラス、というあたりに私の人としての終わり具合が伺えるというものである。

仕事の帰りにいそいそと向かったのは某大型オモチャ店。いい年ぶっこいた大人がひとりで入るにはとても勇気のいる場所だったが、どう見ても私より年上のオッサンがひとりで堂々とニンテンドーなんとか(←だと思うけどよくわからん、なんか今年新しいの出てなかったっけ?)を遊んでいるのを見かけて安心して入店。っていうか知らないおじさんすみません(笑)。
家族に頼まれたんですう、といかにもな演技を実行するためにシミュレーションもしていたが、ありかを聞いた店員はこちらのリアクションを待たずあっさりとポケモンGOプラスをレジに出してきた。シミュレーションは何の役にも立たないままあっという間に会計が済み、ついに私は長年の夢を果たしたのである。…って、相変わらずバカなんですけどこの人(笑)←もうツッコむのもめんどくさい

突然接続が切れたり、そもそも長時間の接続はできなかったり、不便に思う点がないわけではないが、ポケモンGOプラスを手に入れたことで私のポケモンライフは恐ろしく快適になった。車も自転車もない私は基本的にどこへ行くにも歩きである。いつもボール不足で、なかなか卵も孵せずにいたのが、普通の生活をしているだけでゲームが進むようになった。歩くのが楽しいので外出もおっくうにならない。ああ、本当に余裕さえあればもっと早くこれが買えたのに。まさに魔法のアイテムである。

だが、私には思わぬ方向からポケモンライフへの邪魔が入ってしまった。ポケモンがてら楽しく散歩しようと思っていたのに、それが簡単に実行できない状況に陥っているのである。
何度か書いたが、私は特定の植物が大嫌いである。嫌いというよりははっきり恐怖の対象である。名前すら書けない程だ。これがどうも非常に悪化していて、外出が苦痛になってしまったのである。とてつもなく困っている。

子供の頃からそうだった。だが、誰にでも嫌いなものはあるからその一種だろうと思っていた。大人になったら苦手でなくなるだろうと高を括っていたが一向に治る気配はなく、自分と同じような人間がいないのでこれは一体何なのだろうかと真剣に悩み、数年前にやっと「植物恐怖症」という名前に行き当たった時は実は少しホッとした。私も十中八九これだろう。細かい症状は違えど、似たような悩みを抱えている人がいるとわかっただけでも収穫だった。
しかし、悩みはしていたけれど、さすがに外出が怖いなんてことはなかったし、大量に視界に入ったりしなければ普通に生活できていた。だいたい、節約目的で150円くらいのバス代をケチって何十分も歩いたり、かなり遠くまで散歩に出て面白いお店を発見したりしていた人間だぞ私は。この道は気持ち悪い、と感じると通らなくなったりはしていたが(その基準の多くがこの恐怖症ではある)、日常的に利用する道などはとりあえず気にしていなかった。

悪化していることに気付いたのは少し前のことだ。嫌な思いをする場所への道のりに奴らがいて、嫌な感情同士が結び付いてしまったのだと思う。その原因が解消されないまま放置され、その間にますますの負荷がかかった結果、私のストレス耐性が極限にまで下がり、これまでに我慢できていたこともできなくなってしまったのではないか。そもそもほかにも様々な不安症状的な何かに悩まされてきたのである程度分析はできる。原因らしきものがわかっているなら何とかしろよと言われそうだが、原因は特定できていても効果的な治療法がない病みたいなものかもしれない、少なくとも私にとっては。いや、治療法のひとつはわかっているのだけど、それを実行しようとしてことごとく失敗した結果が現在なのである。

視界に入るだけで耐え難い苦痛が襲う。どこにでも存在しているので、外を歩くのが恐ろしくストレスである。夜になれば基本的に見えないのでやっと落ち着いて歩けるようになる。最近は写真や映像すら見られない。こんなに酷い状態になってしまったのは初めてで、真剣に困っている。生活が成り立たない。
あなたがどうしても耐えられないものを想像するといい。それが世界中至るところに存在して視界に入ってくると考えてください。耐えられますか?

醜い容姿に狂った心を宿らせて貧困家庭に生まれ、体調不良で孤独で無能。そもそも人生詰んでるのにこれじゃもうこの世に在り続けるのは無理だ、と真剣に考えた。しかし、あの不気味な土の下に埋められるのかと思うと死ぬよりも恐ろしい。このままだと安心して死ねない、それくらいの悩みなのだ。ああ、死んだら砂漠に埋めて欲しい。遺書書いとこう←真剣←現在の状況の大きな原因が発生した頃にもうダメだと思って書いたやつならあるんだけどさ

不安に感じる症状的なものはこれだけじゃなくほかにもあって、生活に支障をきたして困ってはいるが、もう性格だと思って付き合ってきたのである。でもこういったことはとにかく他人から見れば奇異にしか映らない。私も犬や猫や魚に恐怖を感じるという人の感覚は全然わからないから同じことだろう。ただ、その人はそれが怖いのだ、ということは頭に入れた上で配慮はするようにしてるけど。
もしかすると、こうやって何かに対して過剰な不安を感じることで、本来向き合わなければならないストレスから逃げているのかもしれない。そのストレスに向き合うということはたぶん私を破壊してしまうのだろう。ひとりで戦ってきたが、正直もう無理だ。たぶん私には助けが必要だが、それを得ようとして得られなかった結果が今なのだからもうどうにもならないのだろう。お金を払っても解決する保証はないしそもそも払うお金ないからね…。何となく徒労に終わりそうな気もするし。

そんなわけで、鳥取砂丘で行われたポケモンのイベントに非常に非常に行きたかったのだが、当然そんなお金あるはずもなく(泣)。どうせこの辺から行く奴いるんだから(私は中国地方の民である)ついでに乗せてってくれ、とか思ってたんだけど(←黙れ)。砂丘なら砂しかないからたぶん大丈夫だったのに、理想の環境だったのに(泣)。アンノーン…。

自分の悩みをつらつら書き殴ってしまったためおそろしい長さになってしまった。でもこれを解消してポケモンライフを安心して楽しめるようになりたいという願いを込めて記しておく。余計なものに悩まされなくなればどれだけ生活が楽になるだろうか…。人生が重過ぎてもう頑張れないです。むり。
最近はバトルガールのメダルを金にすることにわりと熱心で、「ジムに届くかどうか」だけでごはんを食べる店を決めたりしている(笑)。レイドバトルはほとんどナッシーが相手だったので伝説のポケモンなんて一匹もゲットできておりません…。でも友達のいない私にはポケモンだけが友達です。ポケモンだけがうちに遊びに来てくれるんだ。1回だけカビゴンも来てくれたよあはは←虚ろな目←やばい←ちなみにカビゴンはボールがなくてゲットできなかった

年末に向けて断捨離しようと思ったら今年1年でほとんど物が増えていないことに気付いた程貧困にあえいだ2017年でしたが(泣)、ポケモンGOプラスだけはケチらず購入して本当に良かったと思っています。以前のように「明らかにポケモン」という人はほとんど見かけなくなったけど、これからも私は物理的に不可能になるまでポケモンGOプラスとともに生活していくでしょう。来年こそはラプラスをゲットしたいです。アンノーンには来年も会えない気がします(泣)。

すれ違うあの人にも5日間の物語②

てなわけで昨日に続く。本日で最終回でございます。昨日も警告しましたがネタバレしまくりでヤバキチなので、これから遊ぶつもりのある方はこの先はお読みにならないでくださいね。

さて、本日は『街』の各シナリオについての感想をざざっと。


・オタク刑事、走る!
良くも悪くも無難で、メインシナリオって感じ。犯人当てがあるぞ。犯人じゃない人の名前入れて遊ぶのは常識(当社規定)。犯人当てるのは難しくないけど、暗号は難しいよ。てか無理。解かなくてもいいけどやっぱり挑戦しないとね。でもそう思ってたのは最初だけで、2回目以降は推理は放り投げてました(笑)。犯人当てではやっぱり遊ぶんだけど(笑)。
雪印のパックのコーヒーをやたら飲みたくなるのはぜっっったいこのシナリオの主人公・桂馬のせいです(笑)。今回もこのちょうど日付も曜日もかぶる期間に、と思って買いに行ったんだけど、近所のスーパー雪印のコーヒー置いてないでやんの…。がっくり(泣)。仕方ないので似たような商品を買ってきたけど、なんかちょっと悔しい。コーヒーソフトなら売ってたけどあれパンに塗るやつだからねえ(笑)←おいしいよあれ
自分から消滅する渋谷には息ができなくなるくらい笑った…。


・やせるおもい
確かに標準体重はかなりオーバーしてるので健康を考えて痩せた方がいいのはいいんだけど、正直もっと太ってるような描写で違和感が…。カバとかトドとか呼ばれる人の体重はあんなもんじゃない気がする…。そもそも身長や筋肉量などとの兼ね合いもあるのに「50kg以上あるなんて重い」とか平然と言う奴は小学校からやり直した方がいいレベルのバカだけどな!ゲームにはさすがにそんな表記はなかったと思うけど。
人の感じ方はそれぞれなので、同じ体型でも細く感じたり太く感じたりするもので、それに振り回されて標準の範囲内の人が無理矢理痩せる必要はないと思うんだけど、誰が見ても明らかに痩せないといけない人に限って自称「ぽっちゃり」だったり「自分は健康」だと言い張ってる気はする。で、漏れなく若いうちから大病している。私の周囲はたぶん全員。彼らはみんなやたらポジティブだったり自分大好きだったりする。だから自分の体型にも疑問を持たないんだろう、おそらく。それは好ましい点でもあるんだけど、体重同様行き過ぎると病の元なのかも。美子も底抜けに明るいキャラなのだが、たぶん反省とか後悔とかにさほど縁がないのであろうその性格が災いしてどうしようもなく健康を損なう前に、とどまるきっかけを得られて良かったのかもね。何でも美味しそうにバクバク食べてくれる女の子なんてそれだけで可愛いんだから別にいいじゃん…、って気もするけどさ。でも真面目な話、太り過ぎには本当に気をつけてください皆様。
それにしても、あれだけ食っててあんなもんで済んでるってことは逆にすごいのでは?そもそもあれだけ食ってたら食費はとんでもない額になると思うが、バイト掛け持ちとは言えフリーターの上一人暮らしの美子にその額は賄えているのか?高校の頃は痩せてたとかいう話だった気がするが高校指定のジャージはまだ入るのか?
などなど、「ギャグシナリオなんだから突っ込むなよ」という思いにかられつつも疑問符で頭はいっぱいです(笑)。
ある意味でいちばん重要なシナリオかも。地球規模で(笑)。


・で・き・ちゃっ・た
完全なコメディで、結構好きなシナリオです。よくまとまってる。確かに主人公の陽平はろくでなしなんだけど、なんだかんだ言って憎めないんだよねえこいつ。何より優作がかわいすぎる。優作がかわいいのですべて許したと言うべき(笑)。優作が幸せになれるように何とか丸く収まってくれないかなあ、という気持ちで遊んでた。あれは丸く収まった…のか?(汗)


・The wrong man 馬&牛
別々のシナリオだけど一緒に。このゲームのシステムを楽しむならこれが一番かも。3日目で終わるのも色々ヒントを与える必要があったとかそんなんなのかなあ。馬シナリオのエンディングとかさ。結構難易度も高い気がするし、いい加減ほかのシナリオも長いので、このくらいのボリュームでちょうどいいのかもしれない。
主役の俳優さんが上手かも。馬と牛の演じ分けがすごい。静止画だけど何となく伝わるものが。背中のイレズミを見られた時の牛の呟きが好きです(笑)。


・七曜会
何だかんだ言っていちばん面白いのこれかな。青年漫画みたい。ラストは唐突過ぎるけど好きなシナリオです。チンチコール!
ゲームはほとんどの場合音楽がかかりっぱなしなので、BGMの良し悪しはかなり重要だと個人的には思ってるんだけど、『街』はその点、適度に思考の邪魔にならずかつ印象に残る曲が多く、音楽面でも名作だと思った。特にこのシナリオの曲が好き。日曜日の登場するシーンの曲とか。あれ大好き。うっすら落ち込んでる時はよく美子が落ち込んでる時の曲が頭に流れてきます(笑)。ってそれ美子のシナリオの曲だろ(笑)


シュレディンガーの手
難解。好きな人と嫌いな人まっぷたつに分かれそう。最初に遊んだ時は一種のミステリーのつもりで読んだからわけのわからんまま終わった、という印象が強かったけど、2回目、3回目と遊ぶうちに、物語が抵抗なく頭に入ってきた気がする。それでも結局は「わからない」のだけど、それがこのシナリオなのかもね。これと「やせるおもい」を同時進行させるんだからすごいゲームだよな…。
このシナリオはTIP(ゲーム中に登場する語句の説明文みたいなもの)が秀逸。それも含めたシナリオだという気がする。あと市川役のダンカンさんの演技(静止画だけどね)が素晴らしいです。


・迷える外人部隊
タイトルがもうちょっとかっこよかったらなあ。内容はよくある感じだけどある意味メインシナリオではないかな。
…というのが初めて遊んだ時の率直な感想だったんだけど、これも市川シナリオ同様2回目、3回目と遊ぶうちに本当に味わえるようになるシナリオだという気がする。全部「わかって」から迎えるいくつかの場面はあまりにも切ない…。


・青ムシ抄
隠しシナリオ。強い毒と、強いアホを内包したシナリオ。制作者の、主人公をこんなキャラにしたことへの罪悪感みたいなものを少し感じて、個人的に複雑な気持ちだった。勘違いかもしれないけれど。
長いしイライラするし色々アレだけど、痛烈なメッセージのあるシナリオだとは思う。嫌いな人は徹底的にダメだと思うけど、いくつかの空白を埋めるピースなので頑張って遊んでくださいとしか…。
このシナリオのいちばんダメなところは青ムシがどうしようもないとかそういうとこじゃなくて、「とにかく長い」、これに尽きると思います。ほかの主人公と違ってたぶん青ムシは青ムシシナリオだけを一気に読むことになるから余計長く感じるんじゃないかな(泣)。
『街』のソフトを引っ越し祝いにもらった、という話をしたら、「街は名作ですよ!」と叫び、青ムシの喋り方を真似し始めた美人のあの子は今どうしているだろう←遠い目


・花火
隠しシナリオ。タイトルと主人公見た時に絶対泣くと思ったから最後に回した。正解。号泣でした。これを最後まで見て初めてこのゲームは完結するんだな。
2日目は何とか耐えられても3日目で堪えきれずに涙が止まらなくなり、泣きながらディスクを交換して最終日に嗚咽。たぶん毎回このパターンだと思う(泣)。『街』をまったく知らない人がこのシナリオだけ見ても「どうしてこれで泣くの?」としか思わないだろうが、8人の物語を最後まで見届けた人間にとっては、すべてが氷解し、すべてを受け止めて終わるこのシナリオこそが本当のラストなのだ。青ムシ抄は最悪遊ばなくていいかもしれないけど、このシナリオだけは是非遊んで欲しい。そのためにも頑張ってクリアして欲しい。これは映画や小説では絶対にできない演出だと思う。だから『街』は名作なのだ、きっと。


知らない誰かの運命を知らないうちに変えて、知らない者同士の運命が交錯して…。
「袖振り合うも他生の縁」という言葉を実感させる作品。
そして、人は誰かとつながっていないと生きていけない、ってことも。
きっとテーマは「愛」だ。でもそれをチープに感じないように作られてる。
ゲームが終わってもプレイヤーの人生は続いていく。
確かにこれは名作。実写が使われてるのもそれで正解。

そうなのです、このゲームのビジュアルは役者による実写が使われているのですね。なので20年程前の渋谷の景色を覚えている人などには懐かしく感じるかもしれない。田舎者の私にとっては、テレビで見ていたあの頃の東京という印象以上のものはないのだけど。でも、今でも存在するお店があればそこで紅茶なり何なり飲んでみたい、くらいには思います。実際に渋谷に行った時はたぶん夜だったりそれどころじゃなかったりしていわゆる「聖地巡礼」のことなんて忘れてたんだよねえ(笑)。
20年程前の実写なので、その頃の風俗に馴染みのない若い人には取っつきにくかったり異常に古臭く感じたりするかもしれない。特に女性のファッションやメイクには時代を感じまくる…。とっくに若くないこともあって結局気にならないんですけどね。それよりゲームが面白いので。…どうしても気になるのは隆士のお母さんの年齢設定くらいかしら。あれだけは無理がある気が…(汗)。息子が出ていって苦労したんだろうけどいやしかし(汗)。

2曲用意されている主題歌はどちらもいい曲なんだけど、特にエンディングテーマの『One and Only』は掛け値なしの名曲だと思う。歌詞をじっくり聞いた時に初めてそう思った。この歌だけを歌として単品で味わってもきっと好きになっただろうけど、『街』というゲームを最後まで遊んだからこそ歌の魅力が染みわたったようにも感じます。そう、ちゃんとゲームのために作られた曲なんだよね。たぶんね。

そんなところでこの長い長い記事も終わりにしようかと思いますが、私が何故、この日のこの時間にこの記事をアップしたのか、気付いてくれる人が一人でもいてくれたら、一人でもそんな人が増えてくれたら、たぶん私はとても嬉しい。
ふう、コーヒー買えなかったし疲れたけど、書いててオモシロカッタ…。

すれ違うあの人にも5日間の物語①

えー、去年から温めてたネタです。っても単なるゲームの感想ですけど。去年、はっ、しまった、この日付は、と気付いてから1年間、この日が来るのを待っておりました。ピンとくる人はとっくにピンときていらっしゃることでしょう。今年は曜日までピッタリ同じだということなので、1年間待って正解だったのかな、と思っていたりします。

というわけで、本日はゲームの話題。取り上げるのは、20年近く前に発売されたサウンドノベルの傑作、
『街~運命の交差点~』(発売/チュンソフト)。

初めて遊んだ時にさらさらっと書いた感想文が残っていたので、それを大幅に加筆修正する形で語っていこうと思います。最初にプレイした時から多少感想も変わったりしてますし。長くなりそうなので、2回に分ける予定です。ネタバレ無しで述べるのはかなり難しいので、これから遊んでみようと思われる方はこの先をお読みにならないでください。

先ほど「初めて遊んだ」と書きましたが、これは友達にもらったプレイステーション版を遊んだ時のことを指します。引っ越し祝いだと言って友達がプレゼントしてくれたのが何故かこのゲームソフト(笑)。単に友達のお気に入りだからだと思いますが、前々から遊んでみたかったので嬉しく思いました。思ったんだけど、それから数年間放置し続けました、実は(汗)。ゲームを遊ぶ気力がたぶん全然無かったんですよ、その頃の私に。

ホントのホントに初めて遊んだのは、実はそれよりもずっとずっと前、たぶん『街』がセガサターンで発売された前後だったりします。そう、体験版をプレイしたのですね。
開始1分くらいで突入するバッドエンドに大爆笑し、これは面白い、是非遊びたいと思ったんですけど、当時から貧民だった私はどうやらソフトが買えなかったっぽい(汗)。体験版はたぶん兄弟がなんかゲーム買った時にでももらったんじゃないかと思うし(まっっったく記憶なし)、兄弟も体験版にバカウケしてたので、たぶんこれ幸いと兄弟に買わせようと思ってたんだけど「めんどくさそう」とか言って買ってきてくれなかったんじゃなかったかな(笑)。って自分で買えよ(汗)。

けれども、そう言えばあれ面白そうだったよなあ、という思いはずっと心に残ったまま長い月日が過ぎ、ずっと残っていたその思いが形になったかのように手渡された『街』のソフト。あの時プレゼントしてくれて感謝しているぞ、友よ。ちなみにその友達とは、その昔一緒に『弟切草』やら『かまいたちの夜』やらを遊んだあの友達なのだが、覚えてる人はいないだろうと思いつつも一応書き記しておく。厭きっぽい奴だったが、チュンソフトサウンドノベルシリーズは本当に好きだったんだな、と今振り返ってそう思った。

当時憧れたセガサターン版ではないけれど(確か当時家にプレイステーションは無くゲームはセガサターンでばかり遊んでいた)、廉価版らしきプレイステーション版のソフト。兄弟のお下がりのプレイステーションにそれをセットして、なんて金のかからない余暇なんだ、とよくわからない感動も覚えつつスタートボタンを押したのは、とある三連休の初日だった、10月11日。

…このゲームは、渋谷の街を舞台に、8人の主人公が過ごす数奇な5日間の物語を、映像と音楽とゲーム要素の付随した読書のように味わう、という、一種独特なシステムのゲームなのだが、その5日間の初日が、実は「10月11日」なのである。

まったく知りませんでした。いや、昔体験版を遊んだ時にその日付は目にしていたはずだけれど、当然のようにまるで覚えていなかった。でも私は、何かに導かれるかのように、ゲームなんて何年も触っていなかったにも関わらず、その三連休を『街』を遊んで過ごそうと思ったのです。
…偶然に間違いはないのだが、偶然にしては出来すぎているような。すべての偶然は必然、みたいな文章がゲーム中にもあったような気がするけど(うろ覚えなので違うかも)、すべての偶然は最初から運命なのかも、とこんなところでも考えてしまう。ゲームの内容もまさにそんな感じなので余計に。

誰かの行動が誰かの運命を変えていく。知らない者同士の間でもそれは起こる。その過程を目で見ることのできるのがこの作品、といったところだろうか。
8人の主人公に8つの物語。彼らの運命が正しい道から外れた時は戻してやらなければいけないし、逆に、この道を選んだらどうなる、という興味の元にいじってみてもいい。そうすると、意外な人物が意外な人物の運命を握っていることに気付く。運命を握られた方は破滅するけど握っていた方はそのことに気付きもせず己の運命を進めていけたり、自分も含めた何人もを一網打尽にする選択肢が存在したり。それぞれの人物に深く関わる人物は何人も存在するけれど、ある二人の主人公を除いた6人は、おそらくはお互いの名前も知らぬままその運命の5日間を終える。
可能性は無限にあるけれど、我々がひとつの次元でしか生きられないように、結局道は最初から決まっているのだ。そしてその道には、我々の意識に上るか否かとはまるで関係なく、無数の誰かの運命が繋がっているのである。
そう、これは神の視点に立って運命を操作するゲームである。そもそもゲームとはそういったものなのだろうが、このゲームには「プレイヤーを投影する存在」がいないため、よりその感覚は強くなる。

基本的にプレイヤーは画面に表示される文章を読み、時折出現する選択肢を選ぶだけで、これは過去に発売されたチュンソフトサウンドノベル弟切草』や『かまいたちの夜』と何ら変わりはないのだが、本作にはさらに「知らず知らずのうちにお互いがお互いの運命に隣接している」ことを示すかのような「ザッピング」と呼ばれるシステムが存在し、ゲームをクリアするにはこれを駆使しなければならない。誰か別の人物の物語から別の人物の物語へと移っていけるポイントを見つけなければ物語が止まったままになってしまうことがあるのだ。そのため、全二作に比べると難易度は高めだと思われる。そもそも、「選ぶだけ」の選択肢も、その選択が別の人物の運命を巻き込んでいることが多々あるのである。選択が間違っている場合は、当然誰かの運命が正解の結末を迎えられず、ゲームをクリアすることができない。

プレイステーション版にはフローチャート機能とバッドエンドリストが存在するため、この独特で複雑な相関図を理解しやすい。セガサターン版にはどうやらこれが無かったようなので、やり込み派の私は恐ろしい時間を費やす羽目になったであろう…(汗)。
相当難易度が下がったと思われるプレイステーション版だが、それでもコンプリートにかかったのは2日半ほど。引きこもってほぼぶっ続けで遊んでもそれくらいかかりました。1日ずつ全員のバッドエンドと選択肢とザッピングを全部試してから次の日に進めてたんだけど、実はバッドエンドリストがあるのにコンプリートしてから気付いたのです…。アホです…。
1日ずつコンプリートしながら進めるとシナリオとシナリオの相関関係がわかりやすかった。5日目にもなると初日のこと忘れちゃうのが難だけど。でも、後から遡ってバッドエンドを回収するよりはこうやって1日ずつ確実に潰していくのが結局楽な気もする。好みの問題なんでしょうけど。
渋谷が消滅しまくったりデブしかいなくなって地球が消滅したり、開始直後にいきなり終わったり(笑)、ある意味超楽しいのでついつい夢中でバッドエンドを集めてしまう(笑)。

その後2回目を遊んだ時もたぶん同じくらいかかってコンプリート。やっぱりどうしても2日半くらいは必要なのか。TIPもZAPもくまなく見るし。
この記事を書くためにさらに3回目に挑戦したのだけど、時間切れにより青ムシ(注:隠しシナリオ)は1日目の途中まで進めて放り投げました…。ごめんね青ムシ。メイン8人はほぼコンプリートしましたが、バグなのかどうか知らんけど何故かザッピングできないいくつかの箇所は放置したまま。あれって回収できたっけな?出来たような気もするけど忘れちゃったな。でもピンクも金もしおりは出してて、最後はもちろんあのシナリオで締める。これでも丸2日ってとこでしたね。2回目に比べてわりと展開を覚えていたのでサクサクバッドエンドを集めてたつもりでいたが…。もう私に体力がなくてぶっ続けられなくなってたからかも(泣)。

そんなところで、長くなったので明日へ続く。明日はこんなものでなくネタバレになりそうなので気を付けてください!

2日目につづく

間違えてもやり直せる、どこかよりも優しい銀世界

お題「好きなゲーム」

お題と関係なく書いてたつもりだったのですが、ちょうど良さそうなのがあったので、お題のつもりで投稿します。どっちかと言うとクソゲー好きという救われない人間のわたくしだが(笑)、今回は掛け値のない名作に触れるから安心してください(笑)。って、心配しなくても誰もクソゲーの記事なんて読んでないだろうが(笑)。そして本当に好きなのはやっぱりクソゲーなんだけど←黙れ(笑)

色々ものを考えるのが嫌だったのと、食べるものが全然なくて空腹をごまかすために、久しぶりにゲームを引っ張り出してきた今年の夏。こんな時のゲームはたいへん優秀な頭の暇潰しになりうる。

と言っても、家にあるゲーム機はプレイステーション2ニンテンドーDSのみ。どちらも兄弟のお下がりである。DSはくれたとは言ってなかったかもしれないが(笑)もう1台持っているか上位機種を買ったか何かでもう不要らしい。
どちらのハードもゲームソフトがささりっぱなしだったが、どっちも遊んでない。おそらくこの先も遊ばないであろうその2本はとりあえず無いものとして話を進めると、プレステは友達が引っ越し祝いにくれた「街」しかソフトを所有しておらず、街専用マシンと言っても過言ではない状況。「街」は大変な名作で、このブログでもそのうち語ろうと思ってもいるし、それならせっかくだしこれを遊ぼうかなと考えたのだが、以前やはりそこそこ暑い時期にプレイした際に、ずーっと座りっぱなしでろくに食事もとらずに遊び続けていたところ、尻に凶悪なあせもができて、あせもっていうかなんかもう傷みたいになってしまい大層痛かった、といういい大人とは思えない思い出があるため却下(笑)。…馬鹿に馬鹿って言う奴は自分が馬鹿なんだぞ←小学生の理論

てなわけで選択肢は自然とDSに絞られる。ゲームは寝っ転がってだらだら遊ぶのが基本ですよ←そうか?
しかし実はDSソフトなど我が家には存在しない。ゲームボーイアドバンスのソフトしか持ってないのである。アドバンスのソフトがDSで動くのはたいへん便利で、どっちかと言うとアドバンスのソフトを遊びたくてDSを起動してるようなものです。DSのソフトって1、2本しか遊んだことないかも…。
で、所持しているソフトというのが、「うしろに立つ少女」と「かまいたちの夜」。もう1本「消えた後継者」も持っていて、実はそれを遊ぼうと思っていたんだけど、何故か行方不明。どこやっちゃったんだろう。きちんと分類して片付けてる方なんですが…。おかしいなあ。

そんなわけで2択しかない。夏だし「うしろに立つ少女」かな、と思っていたのだが、気が付いたら「かまいたちの夜」をDSに差していました。そうね、時間を忘れるならこっちの方がいいかもね。

そんなわけで、数年ぶりに「かまいたちの夜」をプレイ。このゲームボーイアドバンス版を遊ぶのは3回目かな。

かまいたちの夜
非常に人気のあるタイトルなので、聞いたことのある方も多いでしょう。
発売はチュンソフトから。もう20年以上前になるのですかね。
吹雪の夜、スキーを楽しむために訪れたペンションで起こる殺人事件。果たして真相は…。

以下、気をつけて書くようにしますがそれでもネタバレになるかもしれないし、ひとつだけどうしてもネタバレになることを書きたいので、気になる方は読まない方がよろしいかと思われます。すみません。

このゲームを初めて遊んだのは友達の家にあったスーパーファミコン版。その友達にはサウンドノベルの草分け的作品「弟切草」を遊ばせてもらった、というか強引に遊ばさせられた(笑)過去があり、それがサウンドノベルとの出会いでした。サウンドノベルは、いわば「ゲームブック」に映像や音楽をプラスしたもので、様々な選択肢を選ぶことで様々な結末へと物語が分岐していきます。小説であれば結末はひとつしかありませんが、複数の可能性を体験できるというのはまさしく「ゲーム」ならではであり、その可能性にたどり着くためにはどうしたらいいのかを探るのもまさにゲームとしての楽しさであって、かつて紙のゲームブックを楽しんだ子供だった私にはとても面白いジャンルでした。
弟切草」はどこか哀愁を帯びた音楽と雰囲気が魅力的で、友達と一緒に楽しく遊んでいました。友達がまだ見ていなかったらしいエンディングを私が出してしまい、しかもどうやらそれが真のエンディングだったらしいことに気付いた時は申し訳ない気持ちになりましたが(汗)、友達はあまり気にしてなかった気もします。じゃなきゃオールクリアしてないのに遊ばせてくれないよなあ。その友達は自分が面白いと思ったものをどんどん勧めてくるタイプだったのですね。

弟切草」が大好きだったらしい友達は、当然のようにサウンドノベル第2弾の「かまいたちの夜」も購入。私はスーファミを持っていなかったので、友達の家に遊びに行く度に「弟切草」同様これをわいわいとプレイしていた時期がありました。犯人がわかっていたのに、名前入力でふざけてしまい、悲惨な結末を迎えてしまったのが最初に見たエンディングだったと思います(泣笑)。最後に出現する某シナリオなんて、友達は既にエンディング見てたのか見てなかったのかわかんないけど私に遊ばせてくれて、あっさりとハッピーエンドにたどり着いた時は「よくわかったね」と褒めてくれました(笑)。弟切草同様、友達が見てないエンディングを私が見てしまったのならごめんなさい。でもやっぱり奴は気にしてなかった気がする(笑)。

その後、プレイステーション2で発売された「かまいたちの夜2」もプレイ。これは兄弟が買ってきたので、自宅で遊び続け3日くらいでクリアしました。ゲームが気持ち悪すぎて早く終わらせたかった(泣)。凄惨な事件が発生してもそれなりの品はあった前作と大きく異なり、ひたすらグロいだけのシナリオばかりで、もう二度と遊びたくないです(泣)。こういうのが好きな人は楽しかったでしょうけど…。映画でも漫画でもそうですが、ゲームのリメイクや続編というものはたいてい悲惨な結果に終わるのですけど、このシリーズもご多分に漏れずそうだったようですね(泣)。「かまいたちの夜3」も遊びましたが、もはやどんな内容だったかすらも覚えていないです(泣)。

ところで、その「かまいたちの夜3」には一作目のメインシナリオも収録されていたのですが、それを遊びながら、そう言えば結局1だけはオールクリアしてないよな、と思い至り、いつか購入してプレイしよう、とぼんやり考えていました。どうせならごろごろ遊べる方がいいから買うならゲームボーイアドバンスかな、とゲームのお店に行く度に探しましたがなかなか見つからず、箱も説明書もない中古をやっと発見したのは数年後。念願叶ってようやくオールクリアできましたが、2と比べるとこれ別のゲームかな、と思うくらい面白かったです(泣笑)。もうね、2がホント気持ち悪すぎて、とにかく記憶を上書きしたかった(泣)。

弟切草」で顕著だった、ストーリーの繋ぎの不自然さもほとんどなかったし(ゲームシステム上あの破綻ぶりは仕方なかったのかもしれないが…。よくわかんないけど)、ミステリーらしく展開には整合性があって、バッドエンド行きの展開に事件解決のヒントが含まれているあたりなどもゲームならでは。さすがミステリー作家のシナリオ、たいへんよく練られています。サブシナリオも無理のない展開で、ギャグシナリオもしょうもなくて楽しい。もしスーファミ版発売時に自分で買って遊んでいたら、あの「暗号」を躍起になって探したんだろうなあ。文字を読む楽しさ、そしてゲームを遊ぶ楽しさ。その両方が味わえるなんて、私にはうってつけのゲームだったと言えます。

このゲームボーイアドバンス版にはスーファミ版にはなかったフローチャートが。これのおかげでプレイ時間が大幅に短縮できたのでは。それでもすべてのチャートやエンディングを埋めるにはそれなりに時間が必要なので、それが目的でプレイするわけです。とにかく全部埋めるまで集中する。そうやって空腹やら余計な不安やらをごまかすわけですね(泣)。
つまらないゲームであれば逆にストレスになったりもしますが、再プレイに耐える面白さとちょうどいいボリューム(2日もあれば終わる)、「金のしおり」になればコンプリート、と明確な目標が設定できる、寝ながらでも遊べるので体力が落ちていても大丈夫。これらの条件が揃ったゲームボーイアドバンス版「かまいたちの夜」は、私なりの「頭のリセット」手段としてこれまたうってつけなわけです。

そう、長いゲームはもうやる気がしない。って言うか無理。何故なら私はコンプリートするまでやり込むタイプだから。いわゆるロールプレイングゲームにおいて、宝箱を全部開けないと気が済まない奴と残して先に進めても平気な奴のふたつに世界は分かれるが(そういうことにしておいてください)、私は完全に前者です。時間がそれなりに確保できた子供の頃ならともかく、社会人になった今は正直きつい。ゲームの続きが気になって仕事に集中できなくなるのはまず過ぎる(泣)。

また忘れた頃に、そして何も考えたくない時に遊ぼうかなあ。もう一度遊びたいと思ってるゲームはいくつかあるのだけど、ハードが手元にないんですよね。ソフトもないけど。実家を発掘すればあるはずだけど、足の踏み場もないのにどうやって…(泣)。昔は帰省の度に片付けていたけど、どれだけ掃除してもその隙間にガラクタを詰め込み、挙げ句の果てに「お前が片付けたから大事な物がなくなった」と逆ギレされて、一切手を出すのをやめました。そんな大事なものなら自分で管理しろ。てか私触ってないんですけど。…これもんのネタが掃いて捨てるほどあるのですが、情け無さすぎて結局当たり障りのないことしか書けてないですね。当たり障りのない範囲ですよ、これでもね。私の人生って何なんだろう?バッドエンドルートしかない、超難解で救われない選択肢の連続だったさ。

なんかうまいことゲームに繋げたが(笑)、最後にネタバレバリバリの疑問点を記させて欲しい。
金のしおりになっても、フローチャートの126と127が埋まらないのは、容量の都合でカットされたシナリオがあるから、でファイナルアンサーなのでしょうか?それとも私が見落としてるだけ?微妙に数字が抜けてるのが何ともスッキリしないんですが(泣)。

そうそう、長野に何度かフィギュアスケートのショーを見に行ったことがあるんだけど、ホテルを探していて「クヌルプ」の名前を見つけた時はハッとした。「かまいたちの夜」の舞台となったペンションには実在するモデルがあって、それが長野県にある「クヌルプ」というペンションなのだそうです。ゲーム同様、雪深い季節に泊まってみたいものです。…ビッグハットに行くために利用するのは完全に間違ってるのでそれとは別の機会に(笑)。

重くとも軽くとも幻は幻

重苦しい記事を書いてしまったことだし、ここらで久しぶりに自分だけが書いてて楽しいシリーズ第4弾を。なんだそのシリーズ?と思った皆さん、気にしなくてもまったく皆さんの人生に支障はありませんので華麗にスルーしていただいて結構です(笑)

と言ってもあまり時間がないので、第3弾に名前だけ出してた(はず)これを取り上げることにする。
セガサターン用ゲーム、「タクティカルファイター」(発売/メディアリング←?すみませんよくわかんないです、ソフト手元にないし…)。

何故今回これを取り上げるのかと言うと、確かに遊んだのですがあまりよく覚えていなくて書くことがないからです(笑)。
主人公がヒロインである少女を一流の格闘家に育て上げるというのがゲームの目的で、一応ストーリー的なものもあったと思うのですが、いくら思い出そうとしてもどんな話だったかまったく思い出せない(笑)。もしかするとあまりゲーム展開にガッツリ関わってこなかったのかもしれません…。

いわゆる育成シミュレーションで、アルバイトで稼いだお金でトレーニングに通ったり食事をとったりするのですが、かなりお金に困るゲームだったように記憶していて、色々なパラメータを上げたくても結局バイトばっかりする羽目になってたような…。時々戦いが発生したり格闘大会のようなものもあったと思うんですけど、試合で勝つにはしっかり食事をとって体重を増やしておいた方が有利だったような気がするので、ガッツリ食べさせて体重80kgとか90kgくらいにしたことがあったと思うんだけど(笑)、でもヒロインの見た目は変わらなくて、メリハリのついた素晴らしいプロポーションのまま。どうなってんの(笑)。逆にお金がないからってしょぼくれたものばかり食べさせて働かされまくって激ヤセしても、メリハリのついた素晴らしいプロポーションのまま(笑)。そりゃ画面には美しいプロポーションの健康的な少女が映っていた方が色々安心ではあるのだけど、格闘家を育成するシミュレーションなのにそんな中途半端な作り込みでいいのかと首をかしげた記憶がございます…。ちなみにゲームの期間はたぶん3年くらいあったと思うけど、1年目と3年目じゃもはや別人?と思うくらい少女が大人になってたような記憶あり。でも格闘家として鍛え上げた結果見た目が変化する、という展開ではなかったような気が…。うーん。

結局どんなラストを迎えたのかも覚えてないです。そもそも自分では遊ばずに誰かがプレイしてるのを横で見てただけかもしれない…。体重80kgに増やしてたのはたぶん私じゃないと思う(笑)。大前提が崩壊してるし(汗)。でも攻略本みたいなの自分で買ったような気もするんだよなあ(笑)。こういう「やり込めるけど微妙なゲーム」って基本好きなはずなんですけど(笑)、やり込んだ記憶がまったくございません…。やり込めるようなゲームじゃなかったんだろうか。あとこの手のゲームはできれば見たイベントやエンディングのビジュアルシーンを一覧できるモードがあると頑張ってオールクリアして見てないところを埋めよう、という気分になるものだけど、たぶんそういうモードもなかったように思う。結局何だかんだ言って美少女を愛でるゲームなんじゃないかと思うのに、それじゃやり込めない微妙なだけのゲームになっちゃうもんなあ…。

うーん、あまりにも覚えていないので今更遊んでみたくなってきました(笑)。でも結局やり込まないまま放り投げてしまいそうな気がする…。
すみません、ホント全然覚えていないので、実際のゲーム内容と全然違ういい加減なこと書いてるかもしれません。その場合は申し訳ありません。覚えていないのに書こうかなと思ったということは、たぶん痛い目にあってもいいから(笑)もう1回遊んでできればやり込もう、ってずーっと思ってたんだと思う(笑)。寝っ転がったまま遊べるし、微妙なゲームを「何でこんなの真剣に遊んでるんだろ」とか思いながらやり込むのが好きな私にはうってつけだもんこれ(笑)。そうやってやり込んでいったら、よっぽどバランスの悪いゲームでもない限りそれなりに魅力みたいなものは見つかるもので、それを発見するのが楽しかったりするんですよね。「大冒険」みたいな方向でインパクトのありすぎる魅力が見つかれば最高です(笑)。大冒険って何?と思われた皆さんは例のごとく華麗にスルーしてくださって大丈夫です。人生に何の支障もないはずですので(笑)。それでも気になった方はどうぞ禁断の扉を開けてこちらへおいでください(笑)。一応記事にもしてるけどめんどいからリンク貼らない(笑)←おい
やっぱりセガサターン本体をどうにかして買ってこないといけませんね!ってゲームやってる暇がどれだけあるのかわかんないんだけど。あと本体は手に入ってもソフトが手に入りそうもないし(笑)。でもね、もう一度遊びたいんだよね「HOP STEP あいどる☆」…

追記:第3弾の記事を読み返してみたら、このゲームを何度も遊んだって書いてあったんだけど、こうして記事にしてみるとあからさまに何度も遊んだような形跡がない…。嘘八百書いて申し訳ありません…。でも「だいすき」は確実に何度も遊んでるから、あっちはマジだから(笑)←クッソどうでもいいです(笑)