うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

長い方の呪文が言えるかどうかが分かれ目←何の

お題「何回も見た映画」

 

これはもう「天空の城ラピュタ」です。30回は見ていると思います。テレビで放送されたら必ず見ます。展開を全部知ってるどころか台詞覚えるレベルで何度も見ているのにまた見ます。そんでもって何回も笑ったシーンでまた笑って、何回もドキドキしたシーンでまたドキドキします。
映画好きの父が、いい映画は毎回同じシーンで同じように笑うし感動する、てなことを言っていましたが、その言葉は真実なのだなと実感する映画です。

初めて見た時は小学生でした。それ以上のことは覚えていないけど、その後お小遣いから捻り出して関連書籍やカセットテープ(年がばれる…)を購入していたあたりから当時の私にとってよっぽど面白い作品であったのだろうと推測できます。確か当時は上映時間を秒単位まで覚えてたと思う。それ覚えてどうすんのって感じだしさすがにもう忘れちゃったけど(笑)。この頃からハマるととことんディープになる気質が出来上がっていた様子。おっと、本性を出すにはまだ早かったのに←もうバレバレ

音楽も大好きでした。テープが擦りきれるほど聞いてたなあ。オープニングで流れる「空から降ってきた少女」の切ないメロディーには、私が心惹かれるもののすべてが詰まっているような気さえします。原点と言ったらいいのでしょうか。

大人になってから見直すと、一見大人しそうに見えるシータの度胸の良さに心底びっくりします(笑)。どう考えてもいわゆる守られるだけのヒロインじゃないですよね。上空から電話をかけてくるシーンが大好きです。だいたい登場するなり瓶で大の男をぶん殴ったり、逃げ場所がなかったにしろ逃走経路を飛行船の外に求めるような人物ですよ。ママみたいになると思うよ間違いなく(笑)。
その度胸の良さを一番感じるのはフラップターで助けに来たパズーに、塔から飛び降りてその身を預けるシーンでしょう。ほんのちょっとでもタイミングがずれたら命はないのに、フラップターから逆さまにぶら下がったパズーを見て瞬時に自分がどうすべきか判断し、最適なタイミングで実行に移せる行動力。しかも昨日初めて会った人にためらいなく命を預けられる思い切りの良さ。シータがメソメソ助けを待ってるだけのヒロインだったら絶対に成立しないよこの話(笑)。それだけ運命的な出会いを果たした相手だということなんだけど、シータがある意味かっこよすぎるせいか恋愛ストーリーとしてラピュタを見たことは一度もない(笑)。
でもパズーも実にいい男なんですよね。たぶん12、3歳くらいの設定なんだけど、こんないい男がいてもいいのか。年食うにつれてその良さが身に染みてきます。ムスカはあんなに子供なのに(笑)。ホログラフィーで将軍の前に現れる時の台詞とかマジで小学生かと思います。でもラピュタの登場人物で誰かひとりだけ演じられるとしたら絶対ムスカ。間違いなく楽しいと思う(笑)。名台詞だらけだし(笑)。小学生くらいの時にムスカごっこして遊んだことのある人は絶対いるはずだ(笑)。

急いでる時は40秒で支度しなきゃいけないと思うし、目玉焼きをのせた食パンを見ると無性に食べたくなります。冬になると静電気が酷いので、ドアノブを触る前につついて確認してしまうのですが、そんな時は「飛行石を恐る恐る触って確認するビビリのムスカ」をいつでも連想します。クソどうでもいい(笑)けど、それくらいラピュタが頭の隅々にまで染み渡ってます。きっとこれからも何度でも見るのでしょう。いつかジブリ美術館に行くのが夢です。もちろん目的はムスカごっこです。もうとっくに小学生じゃないけどムスカごっこです。ムスカが飛行石をかざして読んでいた石板のオブジェがあるという話にときめきが止まりません。ムスカっぽいメガネ用意してったらいいですか?え、どうでもいい?てかひとりで行けとか言わないでー(泣)。