うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

Diamond Ice 2010②

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

usagipineapple.hatenablog.jp

 

ついに開幕したダイヤモンドアイス。
まずはオープニング。出演者がひとりずつコールされ、リンクへと滑り出して来る。

トップバッターは今井遥。それからジュニア選手が続き、シニア選手へ。
海外ゲストスケーターが出て来るとやはり雰囲気が変わる。個人的に本日二番目に会いたかった選手、トマシュ・ベルネルが現れると、会場のテンションも私のテンションも上がる(笑)。

そしてそして、ついにこの瞬間がやって来た。
名前がコールされると、会場から悲鳴が上がる。
私の呼吸はたぶん止まっている。
赤いシャツに黒のパンツ。髪はオリンピックから切ってないのか、長くなって後ろがぴこぴこはねている(笑)。
空気が華やかな色に変わる。

ステファン・ランビエール

なんというしなやかさだろう。手足は長くシルエットはほっそりとして、動きのすべてが優雅そのもの。まるで精巧な美術品のようだ…
本当にランビエールなんだ。本物のランビエールが滑っているんだ…。

いつ彼のファンになったのかを私はどうしても思い出せないのだけれど、トリノの表彰台で涙を流す彼を見て、こんなところでこんなに泣いてしまうなんて、きっと素直ないい人なんだろうなあ、と勝手に思ったことは今でも昨日のことのように覚えている。確か地元で行われたプリンスアイスワールドを最後にリンクへ足を運ぶことはなく、関連書籍を買うことも少なくなり、それでもテレビ放送だけはどうにか必死で見ていた、そんな時期においてもジェフリー・バトルと双璧をなして大好きで、ずっとずっと応援していたスケーター。それがステファンだった。会場に出向いて直接演技を見たいと何度思ったかわからない。でも何故か、その頃の私は、自分で叶えられたはずのその願いを叶えようとしなかった。確かに、ジャンプの見分けもつかないような初心者が会場で見るのはおこがましいんじゃないかと勝手に思っていたということもあったけど、それだけではなくて、もっと深い闇のようなものに、当時の私は絡めとられて動けずにいた。きっとこのまま一生、テレビの前で見ているだけなのだろうと、そう思っていた。

こんな日が来るなんて、思っていなかった。
こんな機会が訪れるなんて、夢でしかないと思ってた。
どれだけ、どれだけあの瞬間が特別なものだったのか、どれほどの言葉を尽くしても、たぶん表現することはできないと思う。
テレビの向こうの幻だと思っていた彼の姿からひとときも目を離すまい、この日の私は最後までそれに終始しています。以下はそういうテンションだと思ってお読みください(笑)。

出て来た選手は少し技などを見せてからたぶん決まった位置に待機するのだけど…。
ららららら、ランビエールさんこっちに来るんですけど!
我々の目の前なんですけどー!
開始10分くらいでいきなり死亡しそうな超ラッキーな事態発生!

全員が登場するとみんな一斉に踊り出すのだが、もちろんステファンは我々の目の前。超ノリノリ、どう見ても一番ノリノリで楽しそうなステファンにもう発狂寸前。黒シャツにジーパンの高橋君も我々の位置に近かったりしたんだけど、ほかの選手も見たかったんだけど、全員でスピンなんて豪華過ぎてもう誰を見ていいやら全然わからんのでステファンに集中しました。みんなごめん…(泣)。世界一のスピンが目の前で…。もう息をするのすら忘れる勢い。

手を振りながら戻っていく選手たち。最後まで目は赤いシャツのあの人に釘付け。
オープニングが終わっただけなのに既に魂を抜かれている私…。いきなり疲労困憊(笑)
しかし、近くてもやはり表情がわからないよ、目が悪すぎて…(泣)。でも友人たちはバッチリ表情まで見えたらしい。
「超ニコニコ笑顔だったよ!かわいかった!」
とのこと。
なんとおおおおお(泣)見たかったそれ(泣)
ここでやっと双眼鏡を持って来たことを友人に指摘され思い出したので、選手が出て来た時や退場する時だけ表情を双眼鏡で見ることにした。演技はやはり全体的に見たいからね。

さてここからは個人演技。
まず登場したのはオープニングと同じく今井遥。ノリノリな曲でかわいいねえ。

次が南里康晴。隣にしか聞こえないちっさい声で名前を呼んでみた(笑)←ファンです
曲は月光。しっとりとした大人の演技。

ここから順番はちょっとあやふやだけど、あやふやな記憶通りに書いてみます。

3番手は村上佳菜子。ジュニア選手権で優勝したので名前を聞いたことのある人も多かろう。若くてはじけてるー。さすがにジュニアチャンピオン。

さらに続くは羽生結弦。男子の世界ジュニアチャンピオン。いやあ若いのに魅せてくる。ゆづシェンコってアダ名で呼ばれてるの見たけど、なるほど、さすがだなという感じ。ビールマンスピンにもびっくり!

町田樹。ジャンプたっかー!うわあカッコいい!男子の滑りだ!ずっと気になっていた選手だったのですが、念願叶って生で見られて感激。

キャシー・リードクリス・リード姉弟。和風な衣装が素敵。頑張って日本にもアイスダンス旋風を巻き起こして欲しいな。

そしてー!
来た来た、トマシュ・ベルネルー!
お客さんに白い何か(ハンカチ?)をふわっと投げたり、いきなりノリノリ(笑)。あのお客さん羨ましい!
衣装もかわいいし、やはり魅せてくれる。トマシュ、来季頑張って!とやはり小さく叫ぶ私。バンクーバーは…(泣)。ホント頑張ってね!
なんだかあっという間に出番が終わってしまった…さすがだなあ。

一部のラストはフランスのアイスダンスペア、ナタリー・ペシャラ&ファビアン・ブルザ。すっごくかわいくて面白いナンバー!ジャングルに入り込んだ女性探検家とターザンとワニ(笑)。友人は爆笑し、私は女性探検家がかわいいので喜んでいた(笑)。こういうのはエキシビションの醍醐味だよね。

ここで第一部が終了し、25分の休憩。
友人たちは休憩開始と同時にトイレに駆け込み、私は休憩終了直前に駆け込んで混雑に巻き込まれずに一件落着。めちゃめちゃ混んでました。
さらに、ランビエールファンの友人は、会場で販売されていたトリノオリンピックのDVDをゲットしてきていた。パンフレットを買った時に少しチェックしたんだけど、確か定価より2000円くらい安いの。海外モノなんだけどパソコンでなら動くらしいし、ステファンもジェフも入ってるのでずっと欲しかったやつ。
でもこれ買ったら生活費がなあ…。
さて、結局私はどうしたでしょうか?

超長くなったので第二部はまた次回!