うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

All Japan Medalist on Ice 2010⑥

 ※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

usagipineapple.hatenablog.jp

 

第二部の開始は、このメダリスト・オン・アイスのために結成されたスペシャルバンドの演奏から。天を見上げるような高い位置に造られた、星を散りばめたかのようなきらきら光るステージで、音が降り注ぐように奏でられていきます。
第二部に登場するスケーターは、このスペシャルバンドの生演奏で滑るそうです。全員ではなかったと思うし、誰が生演奏で滑ってたのかは実はよくわからなかったんだけどね(汗)

トップバッターは鈴木明子。赤い衣装に赤い布。ベリーダンスのプログラム。
彼女本当にこういうの似合うなあ。第二部は全員スタオベしてもいいと思うくらいみんな良かったのですが、どうしてもテレビカメラの存在が頭から離れずほとんど座りっぱなしでした(泣)←チキン極まりない
演技終了後、途中で投げ捨てた布がどこにあるのか本気でわからなかったようで、うろうろしてる鈴木さん。お客さんの「あっちあっち!」「そっち!」という声が飛び交ってました(笑)
この長野の客席ですが、熱心なスケートファンが多かったのかなあと思いました。何度も見に来てる人がたくさんいそうな感じで、選手と観客の距離が何となく近かったような。とりあえず真央ちゃん見に来ました、って感じの地元の人っぽいお客さんは少なかったような気がする…

ここからは世界選手権代表の演技。トップバッターはキャシー・リードクリス・リード
プログラムはたぶん横浜と同じだと思う、タイスの瞑想曲。この曲好きなんだー。
横浜ではあまり印象に残らなかったこのプログラム、今回は素晴らしかったです!白いドレスのキャシーと白いシャツにジーンズのクリス、衣装もシンプルだし曲にも派手さは無いけれど、それだけにじっくりと滑りを見せてくれて、存分に美しさを堪能できました。
特に、ホントにすぐ近くでふたりが手を合わせてくるくる回り出した時は、ホントにもう息を飲んでしまいました。ああ、もう、ただただ美しい…。
世界選手権代表選手たちには全員アンコールがありました。が、トップバッターのキャシーとクリスの場合は観客がそれに気付いてなかったため、「皆さんもう一度見たくないですか?」というアナウンスが入って初めて拍手が始まる事態に。なんだかごめんね、キャシーとクリス。まあ仕方ないんだけども。

アイスダンスの次はペア。高橋成美マーヴィン・トラン
横浜で見たのは競技用のプログラムだったかなあ、とにかくリード姉弟同様あまり印象に残らず、やっぱりペア競技は日本じゃまだまだなのかなあ…、と思ったのでしたが…
グランプリファイナルのエキシビションだったと思うけど、このペアこんなに上手かったっけ?と感心したんですよ。その時と同じプログラムだったんですが、もう、すっごく良かった!成美ちゃんの小柄さをちっとも感じさせないダイナミックな演技。いやあ、見応えありました。見てると一緒に踊りたくなって困った←頼むからじっと座ってろお前
ペア競技って迫力あっていいな、と再認識させてくれたリード姉弟と成美ちゃんトラン君にはお礼を言いたいです。

続いてはシングル。まずは男子3位、高橋大輔。客席からは悲鳴のような大歓声。
横浜で私が見たアメリは、おそらく初めて観客に披露してくれたアメリ。まるで少女が滑っているかのような、壊れてしまいそうな繊細な世界観に、私は高橋君の新しい可能性を見たような気がしたんだけど…
半年ぶりの生アメリは、良くも悪くも高橋君の世界観に吸収されてしまっていて、個人的には少し残念でした。あの繊細な美しさをもう一度目にすることはない…のでしょうね、きっと。でも、叶うことなら、指先まで気を遣った、氷の上を黒い羽根が舞っているような、そんなアメリをまた演じて欲しいです。
でもそれは…もう、振付をしたステファンにしか滑れないんじゃないかと、少し思ってしまいます。ステファンが滑っていたらどういうプログラムになってたんだろう、とついつい思ってしまうのは許して欲しい…。それを求めても空しいことはわかっているけれど。
アンコールの高橋君は本領発揮。ショートプログラムのマンボです!これ見てみたかったんだ、やっぱりすっごい盛り上がる!おお、隣も明らかにテンションが上がったわ(笑)
ちなみに高橋君は出番の間に3回くらいこちらに手を振ってくれました。むっちゃかわいかったです。カメラがいなけりゃ確実に振り返したのにな…(泣)

女子3位は村上佳菜子。何度もショーで見せてくれた「ビー・イタリアン」。
…例の後ろの野郎が「飽きた」などとでかい声でほざいていて、首根っこ掴んで外にぽいっと捨ててきてやろうかと思いました…。
ジャンプもミス無く跳んでいて、本当に上り調子だなあと思わせました。
しかし、元の映画をちらっと見たんだけど、見たら余計に「いいのかよ高校生にこのプログラム」と思ってしまった…(汗)
アンコールはフリーのゾロでした。

なかなか次のスケーターが出て来ないな、どうしたんだろう…と訝しがっていたら、キスクラにライトが。
シングルの6人には、キスクラにてインタビューがあったのです。
キスクラが見えない位置の人のためにか、場内のスクリーンに映像が。我々の位置からはほとんど何も見えないのでスクリーンは有り難かったです。
インタビュアーは国分太一高島彩。自分でもびっくりしたのが、この会場にいると
「さすがのジャニーズもどうでもいい」
というまことしやかな事実(汗)
もう少し有り難がると思っていたのに、自分…。たぶん、ここ以外の場所でならもっとミーハーな気持ちになれたんでしょうけどね(笑)
高橋君の「久々に気合入れた」というコメントには、あぁ、やっぱりそうなんだな、としみじみ思った。フリーは本気だったもんなあ見るからに。これまでのライバルたちがお休みでも新しい選手が次々登場してくるわけで、気を抜いたら追い越されちゃうもんなあ。勝負の世界は厳しい…。しかし、あのイケメンしかいなかった2007年世界選手権最終グループの面々で、今シーズンも滑っていたのがジュベールと高橋君だけなんて…
仕方ないこととは言え、寂しいです、やっぱり…(泣)

以下次号。