うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

さよならはこんにちはよりずっと難しい

お題「今年中にやっておきたいこと」

断捨離です。数ヵ月前から少しずつ進めてきて、まだこんなに処分してもいいものが出てくるのかと驚きながらも、だいたいもう気になっていたものには手をつけられたんじゃないかと思います。たぶんまだ出てくるけど。
あと残ってるのは大きなものかなあ。大型は捨てるのが大変なのですよね…。そうだ、客用布団、あれはもう処分でいいんじゃないだろうか。昔は車で通勤してた子を飲み会の帰りに泊めてあげたりして結構活躍してたけど、今は遊びに来る友達なんていなくてもうずっと押入れにしまいこんだまま。これじゃ布団も可哀想だし。自分の布団も完全に煎餅なので新しくしたいんだけど、布団は気軽に買うにはいいお値段だからなあ。布団がついてくる羽生君のカレンダーが欲しいんだけど←違うだろ(笑)

だいたい私はあまり物を捨てるのは得意じゃない方です。その物を作った人の想いみたいなものを考え出してしまうと、物が可哀想になってきてしまって捨てられないのです。でもごちゃごちゃとした部屋や押入れにもイライラするので、常にインテリアや収納は悩みの種です。
でも、この度は一念発起して、今までなんのかんのと手を出せずにいたものもガンガン処分しました。結局ゴミ袋何袋分になったのかなあ。10袋以上は絶対あったはず。
まずはあまり悩まずに処分できるものから手を付けました。毛玉だらけのタイツとか、原型をとどめてないくらい履き潰した靴下とか、破れたり洗っても汚れの落ちなくなった服とか…。まめに処分してるつもりでも、「これくらいならまあ置いといてもいいか、買い直そうにも金ないし」と放置していた衣類が文字通り、山盛り。かなり減らしたつもりですが、思ったよりスペースが空いてない…。何故だ。金もセンスもカケラもない割には着道楽なんだよな自分…。

それからシュレッダーにかけて捨てる系の書類。ついでに取ってあったらしいたいして必要でない書類もいい機会なので整理したら、何をどうやったらこんな量になるのか、というくらいの山が出来て、これを人力で処分するのかと途方にくれましたよ…。何故なら、シュレッダーが壊れたからです(血涙)。たぶん壊れたから放置せざるを得なくなってこんなことになっちゃったんでしょうけど(泣)。んでもってシュレッダーそのものも捨てなきゃなんないってことだよなこれ…。ガクリ…
シュレッダーを新しく購入する余裕はないし、私の使っていたものがあまり性能が良くなかっただけかもしれないけど、あまり長時間連続で使えない上音もうるさく、しかも詰まりやすい電動のシュレッダーをいちいち買い直すのも面倒だったので、シュレッダー用のハサミというのをそこそこの値段を出して買ってきました。これさえあれば簡単に細かく切り刻めるぞと思い込んでいたら、何だこれ薄い紙しか切れないでやんの。確かにものすごく細かくできるけど、少し厚い紙になると刃が入らない…。
うおおおおおお結局めんどくせええええええ(絶叫)
でもそれで頑張りましたよ。そのハサミと普通のハサミで。嫌になって手でちぎったりもしながら気の遠くなりそうな量の書類を黙々と。肩がバキバキになって、痛くて続けられない日もしばしば。これがいちばん時間がかかりました…(泣)。ホントに気を付けて捨てなきゃいけないものなんてほんのちょっとのはずなんだけど、気分的にそのまま捨てたくないものって結構ありますよね。病院の薬の袋、あれ何とかならないのかなあ。薬ごとに袋を分けてくれるけど、定期的に通院して何種類も薬をもらうような人は膨大な量になってしまって捨てるのが大変なのでは。

あとはもう、ずっと使ってなくてこの先も使いそうにないものとか、柄が可愛くて捨てるのをためらってたけど、壊れててどうしようもないものとか。何でこれ取ってたの、と言いたくなるようなものも大量にあった。売ったらいいのに、と言われたりもしたけれど、私、自分の2本の足以外乗り物持ってないんだよ。重いっつーの。だからってわざわざ買取に来てもらうようなものでもないし。本やCDはさすがに売った方がいいかなと思って処分するつもりのものもそのまま置いてあるけど、結局売りに行くことができないのならこれも普通に処分かな…。だって重い(泣)←どんだけあるのよ…
色々勉強したことに関する道具なんかも捨てた。もう振り返ることもないし。一生懸命だったのにな、と少し悲しくなったりもしたけど、実は結構スッキリした。あと嫌なことを思い出させるものとか。何故か服に多いんですよねそういうの。

ところで、壊れちゃったものとか古くてどうしようもないものはともかく、今までもこの先も使いそうにないのに場所だけ取るから、という理由で処分したものの大半は、実は人から貰ったものでした。それも私のために時間をかけてわざわざ選んでくれた、というものにそういうのはほとんどなくて、ほぼすべて「誰かの家でも不用品だったもの」でした…。
私は前述したような性格の上貧乏なので、ものが捨てられないタイプの人から見れば格好のターゲットのようです。すごく嫌な言い方してますが。私が助かるだろうと思って親切に言ってくれてるという気持ちはわかるしありがたいのですが、使い古したフライパンとか、ペラペラの折り畳み傘とか、左右で柄の違うカーテンとか、汚れがついたままの食器とか、バブルの頃の肩パッド入りのスーツとか(さすがにこれは断ったけど…)、本当に相手のためを思っていたらまず差し出さないような、自分が捨てられないから誰かに押し付けてるだけなんでは、と言いたくなるようなものに我が家は占領されていました…。断れなくて貰ってしまう私も私なんですが、下手に断ると「あんたのためを思ってやってるのに!」と激怒されるので、怖くてなかなか言い出せません。でも結局こうやって、私が時間と手間をかけて捨てなきゃならない。腹が立ったので、その勢いのままに捨てました。自分が気に入って買ったものなら壊れるまで使って、納得して捨てられるのに。
苦しい生活をしていると、使えるものは出来る限り人から貰ってお金をかけないようにしていかないととても生きていけず、そうやって誰かの情けにすがって生きてきた人が、誰かに対しても同じように振る舞ってしまう気持ちはすごくわかるのです。実際私も、そうやって頂いたものに助けられて暮らしてたりしますから。特に、必要なのに買えなくて困っていたものを、もう使ってないからと頂いた時は本当に有り難かったです。でも、どう考えても捨ててもいいものなのに「いつか誰かの役に立つかもしれない」と思い込んで、布団を敷くスペースもないくらい物に囲まれて暮らしてる人を見ると、何か違う、と思わずにはいられないのです…。
実はこのタイプの人に、賞味期限が数ヵ月過ぎたうどんを貰って、乾麺だから大丈夫だろうと思って食べたら思いっきりお腹を壊したことがありました。その人には言えませんでした。確かに少々賞味期限が過ぎてたって気にならないけど、よっぽど欲しいと言われでもしない限り、それを誰かにあげようとは私は思わないです。自分で責任持って食べます。そこまでその食べ物を放置したのは自分の責任でしょう。もし食べられないものを頂いた時は、もっと早く貰ってくれる人を探します…。

何でこんなに断捨離モードに入ったかと言うと、そろそろ引っ越ししたいから。本当は今年中に引っ越してしまいたかったのだが、経済的に不可能でした、とほほ。少々手狭なところに引っ越すことになってもいいように、お気に入りのもの以外は本当に必要なものだけ残すつもりで片付けてます。いざとなればいくらでも収納テクニックを編み出してしまう、物が捨てられない親による物だらけの家で育った私ですが、やっぱり物が少ない方が楽ですからね。
でも、どうしても捨てられないものがあるんですよ。それはぬいぐるみとかかわいい置物。棺桶に入れてしまうみたいで可哀想で箱に入れて仕舞っておくこともできなくて、いちいち全部飾っているという…。必要のないものと言われればまさにその通りなんですが、これだけは手を出せそうにないのでそのままにしておくつもりです。自分が気に入って集めたものが大半ですし。出来る限り増やさないように気を付けてはいるんですけどね…。でも中には、前述のものが捨てられない人が長年持っていたのに「飽きたから」と押し付けてきたぬいぐるみとか(断れなかった私も私だけど、ぬいぐるみが可哀想になってしまって…)、供養に出した方がいいのかな、と思うものもあるので、いずれは動かなきゃなとは思ってます。でもすごく勇気が要るだろうな…。
あとは捨て方がよくわからないものが残ってるな。未使用のアイロン用の糊のスプレー缶とか使いかけのライターとかお香とか…。使えそうな物ばかりではあるのだが、さりとて欲しい人などいるとは思えず。どうしてくれよう。

そうそう、貰った手紙とか、もう何年もやり取りのない人の連絡先なんかも思い切って断捨離した。この手のものは基本手を出せなかったのに。縁あって自分の人生に関わるようになった人たちと、自分から縁を切るような形でサヨナラすることは絶対できないたちなのですが、そんな風に縁を大切にしたいって思ってるのはだいたい私の方だけなんだよな、と思い知って苦しくなるだけなので、悩んだけど処分しました。連絡先がわからなければ、もうその人に期待という名の執着を持つこともないし、余計なことを言って困らせることもないから。自分の知っているすべての人との縁を断捨離してしまおうくらいの気持ちでいましたが、さすがに勇気が出なくてそのまま。それでも関わろうとしてくれた人だけ大切にすればいいのだろうけど、さてそんな人いるのかな。
経済的に可能であれば、誰とも会わずに一日中家に籠って好きなだけ寝たりゲームしたりして、飽きたら美味しいもの食べに外出してパアッとカラオケにでも行くだけの生活が絶対いちばんラク。何の刺激も発展もないが、少なくとも誰かとの関係で消耗することはないもの。週休5日くらいでそういう生活したい。でもきっとその生活に飽きちゃうんだけどね自分…。孤独を忘れるほど何かに夢中になって生きていたい。好きなものだけに囲まれて暮らしていたい。断捨離がその第一歩になればいいのですが。