うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

Fantasy on Ice 2011 in Fukuoka⑨

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

usagipineapple.hatenablog.jp

 

続いてはエアリアルのアレクサンダー&チェスナ&エカテリーナ・チェスナ夫妻。金沢公演で事故があったと聞いて心配していましたが、相変わらず素晴らしい演技で一安心。

今年の演目はアヴェ・マリアシューベルトアヴェ・マリアでした←私はグノーよりこっちが好き
今年は赤い布を使っての演技。初めて見る人にとっては実に衝撃的であろうこのエアリアル、会場からはどよめきと感嘆のため息が漏れていました。客席に映った影の、ああその美しさよ。
ラストは奥さんが布の端を持ってぐるぐる回り、客席は騒然。どーいう仕組みなんだと思っていたこの技ですが、今年は布が赤かったのでネタがわかってしまった。
…それでも毎回声上げちゃうんですけどね。わかってても普通できんわあんなの!

ところで、アクロバットペアとエアリアルペアの出演が、最後までホームページに掲載されてなかったのは一体何故?

えー、次の方はある意味この福岡公演のクライマックスでした。もう福岡滞在中色々驚き過ぎて絶対寿命縮まったわ…

先程は倉木麻衣さんとのコラボを見せてくれたこのスケーターが登場、とアナウンスが入ると、会場はテンションマックスに。
レディー・ガガの「Bad Romance」が流れ出すも、しばらく無人のリンク。人影がリンク中央に現れ、色めき立った会場が、ライトがついた瞬間、絶叫の渦に!

金色の全身タイツ(スケスケ)のジョニー・ウィアー登場!
もっと凄い出オチがいたあああああアア!!

夢に出る。夢に出るよこれ。子供泣くよこれ。
上がりっ放しの悲鳴。これ黄色い悲鳴じゃなくて、マジもんの悲鳴ですかね?(汗)
もうインパクトが凄過ぎて土曜日昼公演はジョニーに持って行かれた気がする。私の脳内で「ジョニー・ガガ」という新たな生命体が誕生した…←衝撃的過ぎて混乱

Bさんは「どこから突っ込んだらいいのか」を繰り返していたが、Aさんはかなりお気に召した様子でした。確かにこの強烈な個性は見てて清々しいくらいだったし、非常に面白かった。来た甲斐があったわ。…夢に出るけどな(汗)

ジョニーが凄過ぎて色々アレだったのですが、次のペアの演技がまた会場の空気を変えてくれました。
ヴォロソジャール&トランコフ。「ボディーガード」の主題歌「I will always love you」。ただし歌詞は英語ではありませんでした。

確かスロージャンプを失敗したりして、あまり本調子ではなさそうに見える演技でしたが、広がりと奥行きを感じる、ダイナミックなスケートでした。ラストが本当、雰囲気たっぷり。
さっきのマリオと同一人物とは思えない…

さあ、世界選手権銀メダルペアに続くのは、同じく世界選手権の金メダリスト。
昨シーズンは彼女が世界トップの座を掴むのではないかとひっそり思っていたのですが、本当に強かったですよね。トリノオリンピックの頃とは別人みたいだ。
もうミキティなんて呼べないね。安藤美姫、登場。

彼女も遥ちゃんと同じく、土曜日昼公演と日曜日公演、土曜日夜公演でプログラムが違いました。

まず、土曜日昼公演と日曜日は「千の風になって」。ただし女性ボーカルで歌詞は英語。元々アメリカかどこかの歌だか詩だかじゃなかったっけ…。忘れたよ…
震災を受けてのプログラムなのでしょうが、あの無邪気にすごいジャンプを跳んでいた女の子(ずっと昔にショーで彼女を見たことがある)が、こんなしなやかな演技のできる大人になったんだなあ…と感慨深かったです。

夜公演は「ブラックスワン」。テレビでちょっと流れているのを見て「これは見てみたいかも」と思っていたので、大変ラッキーでございました。
長いプログラムという話でしたが、冗長に感じることもなく、エキシビションではなく競技で見たいと感じる、非常に情熱的で気迫に満ちた演技でした。良くも悪くも「濃い」彼女の特性をうまく活かせてると思った。また見たいな。

次は絶対長くなるので、以下次号。