うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

Fantasy on Ice 2011 in Niigata⑥

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

usagipineapple.hatenablog.jp

 

さて、早速順番が怪しいのですが、たぶんこうじゃないかと。間違ってたらすみません。

続いて登場したのはエリザベータ・トゥクタミシェワ。ミーシンコーチ門下の14歳。
14歳とは思えない妖艶さを漂わせた、小悪魔のような演技でしたが、どこか不思議というか一癖ある感じなのはあのヤグディンプルシェンコを育てたミーシン門下だから…なのでしょう(笑)
でも奴等に比べたら当然変態濃度はごく薄かったよ、女の子だし(笑)
逆に言うとさほど印象には残らなかったかな?まあ映像ですら見たことがない、本当に初めて見るスケーターだったからかもしれません。
夜公演と日曜日公演では衣装が違いました。どっちかが黒でどっちかが青だったかな。かわいかったです。
挨拶を正面側?にしかしなかったのかな、何故かはけるのが早かった…
まだほとんどテレビで紹介されたこともないように思うのですが、日曜日公演は歓声が凄かったです。私の周囲の席、濃いスケートファンが多かったみたい。

続いても初めて見るスケーター。ビオレッタ・アファナシエワ&ピート・ダック。
2人の手にはフラフープ。ダックがフラフープを投げ、的になっているアファナシエワが踊りながら体で受け止めて、いくつもぐるぐる回してみせたり、びよんびよんしなるバネのおもちゃみたいにフラフープを操ってみたり。すげえええ!
フラフープを使ってない時でも、すんごいアクロバットな技を見せてくれました。
音楽もテンポが良くて、そりゃあもう盛り上がりました。これはショーにピッタリですねー。面白かったです。

夜公演ではここで波乱がありました。
なんと、てっきり一部のトリだと思っていたステファンが、もう登場したのです。
どうやら土曜日昼公演は普通にトリだったらしく「なんでこんなに早いの?」と会場がざわめいていました。私は昼公演に行かなかったのでそのあたりの事情は知らなかったけど、完全に油断していたのでかなり慌てた…(汗)

日本初公開のプログラムを滑る、とのアナウンス。着崩れたスーツ姿で現れた、風になびく黒い髪。ステファン・ランビエール

曲はジェイミー・カラムの「Don't Stop the Music」。相変わらず音を外さないその滑りは、どこか退廃的。結ばれていないネクタイ、場末のディスコで踊り狂っているような、何だかやけっぱちなステファンは、今までに見たことのない、新しいステファンでした。
この人、本当に表現の幅が広い。優雅な王子様、情熱的なフラメンコダンサー、切なく苦しい探求者、華やかな英雄、そしてやさぐれたサラリーマン。そのどれもが一級品だっていうのが凄い。

スケートと言うよりダンスによる舞台のようで、まさに「カッコよかった」。ステファンの演技は大好きだけど「カッコいい」と思うことはあまりないんですよね。でもこれはカッコいいステファン。あのふにゃふにゃかわいい男の子と同一人物にはとても思えない。氷にのるとなんかスイッチが入るんだろうなあ。
それだけに、キャーキャーわめいてあげないといけないプログラムなんだな、とは感じたんですけど…
やっぱりね、ダメなのよ。拍手も忘れて見つめてしまうのよ。とても叫ぶどころじゃないの…
それでもできるだけ拍手や手拍子を入れたんですが、ステファンの舞台装置の一部には全然なれなかった(泣)。私以外の客もみーんなそんな感じ…
ステファン違うの。盛り上がってないんじゃないの。あなたがあまりにも魅力的に滑るからみんな見とれてしまっただけなのよ…

最後はやれやれといった感じで袖に引っ込んでしまったステファン。もちろんそれも演技の一部。すぐにリンク中央へ戻って来て、しっかりと挨拶してくれます。
ステファン、このスタオベの数が、あなたへの日本のファンの気持ちの大きさだからね。
ああ、ホントにもう、この人ズルい…

ちなみに、順番変更の理由は、氷の状態が悪いと怪我をしてしまうような激しい技もあるプログラムなので、早目に登場することになったから、とかなんとか聞いたような…。違ったっけな、詳しくは忘れちゃいましたすみません。
でもこんなに早いと心の準備がさ、やっぱりできないよ(笑)
そして早いと何が困るかって、ほかの人の演技に集中できない(泣)。余韻に浸らせて欲しい…。
でもたまにはこんなのもアリかもしれませんな。
日曜日公演は隣のお姉さんが国旗を一緒に振ってくださいました。てかほとんど持たせてしまった…すみません(泣)

ステファンの余韻が冷めやらぬ中登場したのは、すっかりお馴染みアクロバットペア。オレクシイ・ポーリシュク&ウラジミール・ベセディン。
福岡公演と同じく、しましま衣装にカラフルなアフロの賑やかなプログラムでした。お客大ウケ。初めて見た時は怖くて仕方なかった技の数々だけど、今はもう安心して見られる。この2人は本当にプロなんだなあ。

続くスケーターは鈴木明子。銀色の、目にも鮮やかな衣装。プログラムも派手な感じ。この人はホントこういうの似合いますね。
今シーズンのショートプログラムだったと思いますが違うかも。曲は聞いたことあるけどタイトルが出てこないや。
夜公演は素晴らしい出来だったと思います。安心のクオリティですね。

次に滑るのは羽生結弦。待ってました。
どうやら毎回違うプログラムを滑ったらしく、土曜日昼公演がショートプログラム、夜公演がエキシビション用プログラム、日曜日公演がフリープログラムだったとか。ショートプログラムはまだ見たことがないので、土曜日昼公演に行けなくて残念。

夜公演はU2。ライブで見るのは3回目だけど、見る度にクオリティが上がっていきますね。素晴らしかった。すごく好きなプログラムなので、また見られてめっちゃ嬉しかったです。スタオベ。
日曜日公演はロミオとジュリエット。ジャンプミスもあり本人は不本意そうに客席に謝っていましたが、本当に恐ろしいよこの子。まだ16歳とは思えない…
しかしまあ、荒々しいロミオだな(笑)。このロミオは間違いなく死なないな。あとジュリエットのことはどうでもよさそう(笑)。出会ってもなさそう(笑)←じゃあタイトルなんだよ

第一部はまだまだ続くよ!
以下次号。