うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

Reborn Garden①

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

usagipineapple.hatenablog.jp

 

今年のアイスショー旅日記は横浜から(スケートヒロシマは見に行くために旅に出たわけじゃないし…)。今回は色々もやもやしたのであっさりめにしたいと思いますが、書き上げてみるまではわかりません、いつも通りの長さだったらごめんなさい(汗)

ステファンの次なる来日は夏だろうと思っていたので、開催を知ってもスルーしていた「Reborn Garden」。震災当日にやるのか、安藤美姫が主催なのかあ…と、気にはなったものの、とりあえず見に行くつもりはありませんでした。

しかし、先行販売に間に合うタイミングで、なんとステファンの出演が発表されたのです。まさかの展開。
その数日前からなんだか胸がざわざわして、不思議なくらいステファンのことが頭から離れなかったのですが、ああなるほどそういうことか、とあっさりと納得できました。相変わらず意味不明の直感が働いているようです。

1公演しかなくしかも新横浜が会場ということで、今回は素直に先行に申し込むことにしました。たぶん一般に並んで席を選んでいる場合じゃない。
チケットの先行に電話で申し込むのは初めてで、しかも名前や住所を音声で吹き込むシステムにも戸惑い(滑舌が悪いからな自分…)うまくいったのかどうかかなりドキドキしながら結果発表の日に電話をかけると。

よかったー、無事当選だー(涙)

せっかくだしアリーナ席を狙おうとも思ったんだけど、チキンな私は結局S席にしてしまいました。万が一テレビカメラが入ったらイヤだし、何よりやっぱり恥ずかしい…。うう。

とりあえずチケットは確保したので交通機関を手配しなければ。今回はひとり旅なので、迷うことなく夜行バス。一応宿泊付の旅行会社のプランも調べたけどさ、ひとり旅人には優しくないのがパックツアーの常である…

横浜行きのバスは、日程にもよるけれど、席数限定でかなりの割引が効くので、もちろんそれを利用することに。徹底して節約しないと生活が…(遠い目)

そんなこんなで相も変わらずの大貧民のくせに勢いのまま横浜行きを決めてしまったわけですが、実は自分の背中を押した要因はステファンの突然の出演発表のほかにもうひとつありました。
相変わらず眉唾な話なので、この辺りは読み飛ばしてもらってまったく構いません。

先行の結果を待っていたある日、私は夢を見ました。
周囲が言う通りなのであれば、私は夢をよく見るしさらによく覚えている方なのですが、ステファンの夢はいちいち覚えていられないほど何度も見ています。絶対ヤグディンとかジェフの方が熱烈に好きだったけど全然見なかったのに(笑)

あまりにもよく見るので最近は見た夢を分析しているのですが、ああこれは私の不安が表出したんだなとか、単なる現実逃避だなとか、簡単にわかるものもあれば、何がなんだかよくわからないものもたくさんあります。
ただ、それらの夢は分析はしにくいけどストーリーには破綻が少ないことが多く、その中でも具体的なショーやイベントの夢は例の本気でどうでもいい予知夢だったりすることがたまにあります。願望みたいなのも多いですが←最前列で見てるとかね
それ以外は、よくわからない深層心理の表れなのかその日の記憶を頭で整理しているのか、いまいち不透明、分析不能。…ステファンに冷凍みかんのことを必死で説明している夢をどう分析しろと言うのか(笑)

でもまあ、どんな分析結果にしろ、ほとんどの夢がネタにして笑い飛ばすような内容なのですが、中には「これはさすがに黙っておこう」と思う真面目な夢もあり、そんな夢は自分に与える印象も強く、どうせ夢だと思いながらも真剣に夢の意味を調べたりしています。窓から見えた外国の街はどこなんだろうかと真面目に考えてみたり。行ったこともない場所を見たりするのも夢の面白さよね。
その日見た夢も、そんな、ネタにして笑うような夢ではありませんでした。それどころか、これまでに見たどんな夢よりも、強烈に自分の胸に残るような夢だったのです。

夢の中の私は、状況を傍観している部外者なのだとはじめは思っていたのですが、夢を見ている私の意識は現在の私のものなのに、私が置かれている状況の私はどこか知らない時間の私らしく、私以外の登場人物にとっては当たり前の状況が私にはまったくわからずひたすら戸惑っているうちに、理屈じゃない温かい感情や感覚に包まれ、状況を少しずつ飲み込んで、じわじわと春になっていくような温もりを感じ始めたところで、ぱちっと目が覚めてしまいました。

目が覚めた時、たぶん自分は泣いたんじゃないかな、その夢の温かさに。目覚めた私を包んでいたのは、今まで感じたことのない、自分が知らなかった感情でした。ああ、もう少しハッキリ状況がわかるまで夢の世界にいたかったな、残念…。
色々調べた結果、どうやらいい夢らしいと判断。夢占いってちっとも当たらないけどね(笑)。でもあの夢の雰囲気は温かく、悪いものではなかったことは確かです。

それでその夢の話は終わるはずだったのですが、何日経っても夢の光景が頭から離れないのです。よせては返す波のように。
その夢は、たぶんいい夢に分類される夢だけど、同時にこれ以上ないくらい残酷な夢でもありました。目が覚めても消えない不思議な温かさと、それを奪い去る冷たい幻影とが、波のように交互に繰り返し繰り返し、ふとした瞬間に蘇る…。

…正直ね、キッツいんですよ(泣)。幼稚園の頃に見た夢を、たぶんあまりにも怖かったからいまだに覚えてたりするんですけど、そんな風に忘れることができないまま生涯を終えるのだとしたら、あまりにも、あまりにも残酷だ…。
ステファンがどうこうって話じゃない夢だという気もしましたが、彼が重要な登場人物だったことは確かなので、こうなったら責任取ってファンサービスしてもらおうと私は決意した。

…無っ茶苦茶でんがな!(笑)

でもこれが相変わらずの経済状態にも関わらず横浜行きを覚悟した理由の結構大きなひとつです…。

お前…ホントに…ホントにアホ…(遠い目)

うーん、文字にしたら少しは頭から離れてくれるかな。実はこれ書いてても心のどの機能が出してるのかわからない涙が溢れてくるんだ…

わけのわからない話ですみません。つまるところ自分の混乱がステファンの素晴らしい演技を見れば治まるだろうという空しい期待なわけですが、ステファン全然関係ないからさそれ(笑)。でも、とにもかくにも横浜に行ってみることに私は決めたのでした。

以下次号。