今回も盛り上がった国別対抗戦。しかしすっかり記憶の彼方なので(もっと早く書けよ…)アッサリとした感じでしたためていこうかなと思います。
まずは女子ショートプログラム。楽しみにしていたものの、帰宅が遅くなったため最終滑走のメドベージェワしか見られませんでした(泣)。毎回世界選手権で燃え尽きた選手たちが燃えカス状態で演技しているイメージのある国別ですが(皆世界選手権に照準を合わせているので当たり前なんだけど)、まったく燃え尽きてない人がここに1名…。ものすごい精神力だよなあ。メドベージェワのショートプログラムもこれで見納めなのかな。哲学性があってとても好きなプログラムでした。
続いて男子ショートプログラム。最終滑走の羽生君、一体全体どうしてしまったのか。応援席で信じられないという表情をしてる選手たちの様子もつらいが、こんなぼろぼろの演技久し振りではというレベル…。いつもの殺気が全然なくて、手術直前だったいつかの全日本の表情を思い出して、まさかまたお腹が痛いとかそういう状況なのでは、と結構本気で心配しました。色白だと顔色が悪く見られることも多いと思われるので本当のところはわからないけど、体調が良さそうには見えなかった…。あの世界選手権の後にモチベーションを保つのが難しかったり、なかなかノーミスできないショートプログラムへのプレッシャーなどでうまく自分をコントロールできなかっただけなのかもしれないですけど、いずれにしろ心配。インタビューもなんかいつもの感じじゃなかった、声震えてたし…。それでも基本的に演技の質は高いよなあ、と思って見てました。凄まじい時がホントに凄まじいので、彼に関しては見る方も基準が上がりすぎてる気がする…。
みんな悪くないんだけどやっぱり燃え尽きてる感があった中、ネイサンの演技はとても良かったと思いました。足を痛めてるので難度を落としているなどと解説されていたが、どこがどのように難度を落としているのかさっぱりわかりません(笑)。シーズン序盤は粗削りな感じもしたけれど、滑り込まれてすっかり洗練されて、キビキビした動きが気持ちいい程でしたね。
少しだけどアイスダンスやペアも放送してくれて嬉しい。村元さんとクリスはポエタか。この曲はステファンを思い出さずにいられない人も多いと思うけど、アイスダンスのプログラムとなるとステファンとはまったく別の魅力があってワクワクする。村元さんの衣装のスカートが演技の一部みたいに情熱的にはためいてて、すごい素敵なデザインだなあと思いました。
とか言ってたらウィーバー&ポジェも衣装が素敵すぎる。ずっと風が吹いてるみたいにはためくポジェの袖とウィーバーのスカート。風の中で流れるような美しいスケート。思わずうっとりと見とれてしまう…。
日本のペアの須藤さんとオデ君。演技を見る機会がほとんどなかったので、今回放送があってとても嬉しかったです。でも国籍問題をどうするのかな。せっかく素敵なペアなのにオリンピックに出られないのならそれはとても残念…。
フランスのペアのジェームス&シプレ、こちらもほとんど見る機会のない選手だったけど、すごい素敵じゃないですか!ジェームスの肉体が、それだけで点をあげたいくらい美しい。身体的な美しさの値は人種としては黒人がいちばん高いとかなんとか聞いたことがあったような気がするけど、まさにその通りだと思いました。女性の全身タイツっぽい衣装はたまに見掛けるけど、ここまで身体の線が美しい人って今までいたかしら…。エキシビションだったかもしれないがデススパイラルがめっちゃ低くて痺れたわ。
アイスダンスやペアのいいところは「人間が二人になることでしか出せない物語の拡がり」を感じさせるところなんだよなあ、と個人的に思っていて、会場で見ていていちばん迫力があるのはペアだなとも思うし、もっと見る機会が増えたらいいなといつも感じてます。初めて行ったアイスショーで、2階の端っこの方の席でもわかったペアのリフトの高さと迫力に感動して以来そう思うのだけど、なかなか放送がないのは切ない。団体戦がオリンピックの公式種目になった以上、ペアとアイスダンスの強化が必須であることがもっと茶の間と言うか世間に浸透してもいいような気がします。
長くなってきたので明日に続く。