うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

Fantasy on Ice 2013 in Fukuoka②

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

usagipineapple.hatenablog.jp

 

さて、福岡行きも近付いてきたある日のこと。
情報を得ていたので某番組にチャンネルを合わせたものの、疲れてうたた寝していた私が慌てて起き上がったその直後でした。出演していたあるスケーターが、まさに衝撃の告白をしたのは。

そう、その番組とは7月1日の報道ステーション。放送されたのは安藤美姫の独占告白でした。

安藤さんが昨シーズンまったく試合にもショーにも出なかった時、私はその可能性を考えなくはなかったのです。アート・オン・アイスで彼女の体型の変化を目にした時もやはり同じことを思いました。でもまさかそんなこと隠し通せるはずがないしね、とその考えはキッパリと払拭していたのですが。

本当にそのまさかだったとは…

情報を告知していたインタビュアーのツイートを読んだ時には、子供を諦めてソチを目指す、という話かな、と勝手に予想していました。まさか既に産んでいたとは。予想はしてみたけど予想外だったと言うか何と言うかええと←混乱

いろいろなことが腑に落ちて納得しつつも呆然として番組を見終わった私の頭を、イヤな予感が支配し始めていました。
この告白内容では、かなり間違いなくステファンも巻き込まれる…。

案の定、メディアはこぞって父親探しを始めました。子供の名前や誕生日、相手のことなど正確な内容に近いと思われる情報も流れましたが、それらが真実かどうかの確証はなく、もはや安藤さんが自分の口で話したこと以外は信用できない状況。しかしそれらの情報にはステファンにとって不利な内容が多数含まれ、真実が闇に埋もれる中、彼も巻き込まれる結果となってしまったのです。

子供の誕生日と安藤さんの過去の行動から、ステファンが巻き込まれるであろうことは私もすぐに予想がつきました。昨年の夏、安藤さんはアート・オン・アイスのパーティーと振付のため、スイスを2回訪れています。さらにこの騒動で俄然注目度が高まったファンタジー・オン・アイスに、よりによってバッチリ出演するステファン…。こういった話題ではこじつけとしか思えない報道が飛び交うことは日常茶飯事、下衆な勘繰りをする人間がいてもまったくおかしくはない…。
アンタいちいちタイミング悪過ぎ(泣)

もちろんステファンはまったく関係がないはずです。あるわけがない。しかしそもそも安藤美姫の出産そのものが「有り得ない」事態だった。どれだけ可能性は低くとも、関係者が中途半端に口を閉ざし憶測だけが飛び交い続ける現状で、安心して違うと断言できる根拠を持てないのも事実なのです。我々は彼らのことなど何も知らないファンに過ぎないのですから。

私が挙げた点にまで言及するメディアはさすがにありませんでしたが、やはりと言うかステファンの名前は複数の人物とともに雑誌やテレビで取り上げられるようになりました。なかなかコーチが決まらない安藤さんの新しいコーチになるとか、モロゾフの次に安藤さんが狙ってるのは彼だとか、根も葉もない噂を立てられていたくらいです、そこはマスコミも押さえてくるでしょう。ステファンが目の病から回復したことを、アート・オン・アイスのパーティーへ向かう道すがら報告するステファンの写真に写る安藤さんの笑顔に、何かとても嫌なものを感じたことをまざまざと思い出しました。おいおい嫉妬および羨望か?と当時は思ったけど(笑)、今考えるとこの騒動を予感していたような気がします。ステファンに関しての「勘」はあまり外さないから…。

幸か不幸か、メディアや大衆の関心はモロゾフコーチに集中しているようでした。その展開がいちばん「面白い」からです。なので、ステファンはとりあえず名前を出されたような感じで、取り上げられ方としてはささやかな方だったのですが…
でもね、嫌なものですよ、ファンとしては。
関係者は事実を知ってるから、マスコミがどんな取り上げ方をしようが黙っていて平気なのでしょうが、ファンには何もわからないんだから。マスコミと同じように想像するしかないんだから。それってやっぱり不安だし、心配になる。ネタとして笑い飛ばしたいのは山々なのだが、事態が事態だけに不謹慎と言うか…。
今、名前を挙げられている「父親候補」について、せめて「この人は違う」くらいのことも言えないのは、その中に正解がいるか、逆にその中にいないためさらなる候補探しが始まるのを防ぐためなのかわからないけれど、少なくとも安藤さんはこの件で、数多くのスケートファンを敵に回したことだろうと思います。チケットを買ってわざわざ会場まで足を運ぶ熱心なファンはほとんど女性。今回名前の挙げられた、ステファンや織田君、高橋君にはそれは情熱的なファンがいますよ。特に高橋君にはね。どうなっても知らないよ。それに今はオリンピックシーズン。すべての選手にとって、いちばん気を遣うシーズン。それをこんな騒動でかき回し続けていることを、ファンがどう思うかは書くまでもないことでしょう。笑い飛ばして済む話ならそうしたいよこっちだってさ!

しかし、安藤さんは世間の冷ややかな反応を「未婚のまま出産したせい」くらいにしか思ってないんじゃなかろうかと感じられるあたりがどうにもこうにも。確かにオリンピックに出るつもりだったのならそれはどうかとも思うけど、結局は個人の自由だし、子供の誕生自体を批判している人はあまりいないと思う。本来なら素直に祝福してあげたかったという人も多いだろうし、私もそうだ。ファンが呆れているのは彼女の振る舞い方であって、責任は果たさないのに権利だけ主張するその態度なんだって彼女は自覚しているのだろうか。そもそもいずれ結婚するつもりの相手がいる時点でシングルマザーではない。
彼女の言う「普通」の人にだって私と公があり、私だけを主張して公を疎かにすることなど許されていないんだけどね。追いかけて欲しくないなら初めからそのように対応すれば良かったのに、彼女のやり方では「話題にはしてほしいけど深くは追及しないで」とでも言いたいのかと勘ぐってしまう。なんだそりゃ、である。相手のことも「一般人なので伏せます」などと何故言えなかったのか。こうなってしまったら、相手が誰であってもその人が明るみに出た時に世間はその人を好意的には受け取らないだろう。相手を守るためなのかもしれないけど、結局逆効果。籍を入れない理由も、相手の両親が納得してないとかそんなところだったりするんだろうけど、あの言い方では不倫疑惑を持たれても仕方がない。
昨シーズン試合に出なかった理由も適当に濁していたけど結局こういうことだったし、そうやって隠してた割にはテレビで大々的に告白しちゃうし、色々言いたくないならオリンピックが終わるまで隠し通すとか、隠さないなら嘘を付かずに試合に出られない理由を堂々と言ってしまうとか、何と言うかもっと毅然とした態度は取れないものだろうか、と思ってしまいます。彼女なりに色々考えた結果なんだろうけど、うまく機能しているとは思えない。

いちばん最初に出た情報が真実なら、相手はたぶんあの人だろうし、彼でなくても世間的にはそれほど有名ではないスケート関係者の日本人の男の子なんだろうな、と私は思います。実際は名前を言えない理由などない相手で、事実がわかったときには拍子抜けしそうな気がしないでもない。
でもマスコミやネット上のいい加減な情報を鵜呑みにしてモロゾフ説やらステファン説やら各種諸々の説を信じている人もいるようだし、個人的には一刻も早く真実を白日の下に晒してこの騒動を収束させて欲しいです。…モウウンザリダヨ←心の声

さて、連日の報道で俄然クローズアップされたのがファンタジー・オン・アイス福岡公演。独占告白直後の公演ですからね。チケットにはプレミアがついてるだの完売しただのと書き立てられていましたが、完売したのはプレミア席だけだし、プレイガイドは直前になると買えなくなるだけで売り切れた訳じゃないんだけど。そんな基本すら調べず適当な情報を流してるあたり、ただ大衆を煽れればいいというのが見え見えで、何だかな。でもテレビの言ってることを無条件に信じる層というのは少なからずいるわけでね。やれやれ。
もちろん取材が殺到するのは火を見るより明らか。…ファンタジー・オン・アイスのいいところはな、テレビカメラがあまり入らないので落ち着いて見られることだったんだ。それなのに…ホントウンザリダヨ←絞り出すような声

そんなこんなでキナ臭くなってきた福岡。ステファンが本格的に巻き込まれたのは福岡の後でしたが、モヤモヤしながら向かうことになった私の心境を察していただければと願いながら以下次号(泣)