うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

ソチオリンピック雑感④ ~ハイパーティムシェルJAPAN~

昔書いた文章を発掘したので今更載せるシリーズ、ソチオリンピック編第四弾。昨日に引き続きどうぞ↓↓↓↓

 

☆2月16日
アイスダンスショートダンス

男子で燃え尽きてしまったのとさすがに連日寝不足で、寝たり起きたりしながらうとうと見ていたため記憶が曖昧です(泣)。ほかの競技もやっててなかなか映らなかったような。
キャシーとクリスがフリーに進めなかったのがショック…。


☆2月17日
アイスダンス・フリー

やはりこの日もうとうと。それでも見てたんだけど睡眠学習状態です…
でもチャーリーさんとホワイトさん(笑)は覚えてるよ。あのメリル倒立→メリル180度開脚、のリフトは何がどうなっているのか。いろいろ次元が違いすぎてメダルは疑ってなかったけど、やっぱり金メダル。おめでとうございます。
ペアとダンスは女性はもちろんだけど、男性に力量がないと上達しないんだろうね。目立ってないけど地味にすごすぎるチャーリーさん。豊が惚れるわけだ←そこから離れろお前


☆2月19日
女子シングル・ショートプログラム

何故か男子の時以上に緊張していた女子。男子はワクワクすらしてたのに、女子はとにかく不安だった。まさか的中することになろうとは…。

★第1グループ

寝たり起きたりしてたのでほぼ記憶がない…トホホ。見てなかったわけじゃないです。
韓国の選手、3人も出てるんだ。ヨナのおかげで3枠あるんだねえ。日本は3枠のひとりになるのがあんなに大変なのに、でもこれがオリンピックってやつなんだよねえ。

★第2グループ

この辺もまだうとうと。客席の町田君が抜かれたのこの辺だったっけ?それで目が覚めました。
羽生君も抜かれたし、高橋君も見てたようですね。バンクーバーは3人が並んで見てたのに(てか選手席がハッキリ決まってたみたいでほかの国の選手もみんな固まって座ってた)見事にバラバラで見てる男子3人。バンクーバーの3人はやっぱり仲が良かったんだねえ。フォーエバー…

ブラジルの選手なんているんだ。もっとじっくり演技見たかったけど眠くて眠くて。無念。

★第3グループ

どうもこの辺もまだまだうとうとしてたようですわ(泣)。でもゲデバニシビリから目が覚めてきました。相変わらずダイナマイトですね。

キムヨナ。4年間ほとんど大会に出てないブランクがどう出るかと思ったが、さすがの心臓だった。ノーミス。相変わらず演技は面白くないんだけどやっぱり強いね。
たくあんみたいと言われてた衣装も気になるが、個人的には演技中と練習中の顔が全然違うのに驚いた。さすが美容の国の人。メイク超うまいね。競技始まるまで「え?ヨナってこんな顔だったっけ?随分老けたな」って思ってたけど、競技始まったらヨナだった(笑)

★第4グループ

すまん、やっぱり眠い。

佳菜子ちゃん、ジャンプがー(泣)。初めてのオリンピック、団体戦も出てなかったしね。フリー頑張れ。

マルケイ今シーズンずっと調子いいよね。大人の女性で素敵。

鈴木さん、団体戦が良くなかったから心配してたけど、やっぱりイマイチでしたね。どこか痛めてるんだろうか。衣装変えてきましたね。素敵。

★第5グループ

リプニツカヤは転ぶだろうなと思ってたけど、やっぱり…。団体戦にピークを合わせてしまったのだろう。うなだれてキスクラに座る姿は痛々しくて、まだ15歳だったっけ、と改めて思った。

ロシアのあとじゃさぞやりにくかろうと思ったのに、コストナーは素晴らしかったね。彼女の美しい滑りを引き立たす選曲もいい。大一番で必ず転んでるイメージだったけど、やはりベテラン。

最終グループにメイテがいてびっくり。だんだんうまくなってくよねこの人。やっぱり黒人はしなやかだなあ。

団体戦のおかげでリプニツカヤばかり注目されてたけど、ソトニコワも十分ヤバいよ、と言い張ってたらやっぱりキター!強い!
プレッシャーも大きかっただろうに、のびのび滑ってて良かったと思う。彼女が1位なんじゃ?と思ったけど、やっぱりヨナなのか。でもほとんど差はないのね。いくらでもひっくり返るな。

ショートが終わった時点では、女子の感想は書かないつもりだった。最終滑走の上ロシアの直後。あまりにも運のない滑走順に、言い知れない不安を覚えていたのだけど…。
もうテレビ見ない、かわいそうでならない、という声をたくさん聞いた。私も仕事が終わってから今日ずっと元気なかったねと聞かれて、真央ちゃんが…と絞り出すのに精一杯だった。このまま最悪のオリンピックになるのかとこの時は思ってた…。


☆2月20日
女子シングル・フリー

仕事が忙しかったこともありさすがに疲労困憊で、第1グループは完全に寝てて、第2グループからうとうとしながら見てました。真央ちゃんだけは見届けようと頑張ってたのだが、ふと気がつけば演技始まってる。アクセル見逃したよ、あのアクセルを(泣)

もう今さら私が言うことなんて何もないとは思うけど。こんなに日本中が、こんなに何かに対して素直に感動したことって今までにあったのかな。ジョニーが「この先の試合がどうなっても自分の記憶に残るのはこの真央の演技だ」みたいなことを言ってたけど、これがすべてだと思う。
ずっと世界のトップだった人がこんな早い滑走順で滑るなんて、腐ってしまってもおかしくなかったと思う。でも彼女は諦めなかった。誰よりも難易度の高いプログラムに挑んでみせた。
ショート16位に沈んだことが逆に良かったのかもしれない。これで真央ちゃんも国民も、金メダルの重圧から逃れることができた。真央ちゃんは初めて自分のために滑ることができたんだってワイドショーか何かのコメンテーターの声を聞いたけど、まさにその通りだと思う。
真央ちゃんのあんな笑顔、何年ぶりだろう。15歳の無邪気な子供だった頃の彼女がやっと戻ってきた気がした。メダルよりあの笑顔をみんな待ってたんだって同じくワイドショーのコメンテーターか誰かの言葉に強く頷いたよ私は。

スポーツなんだから勝つのは当たり前だし、メダルを目指すのは当然のことではある。マイナースポーツなんて特にそうだろう。メダルを取ることで初めて注目されるなんてことも多々あるからだ。
それでも、メダルなんかどうでもいい、とこれだけ多くの人にいわしめた真央ちゃんの演技。メダルにこだわってた人も目が覚めただろう。メダルよりもっと大切なものがある。メダリストの演技が何よりも素晴らしいとは限らない。それがフィギュアスケートの難しさであり、面白さだと思う。
正直、最終グループならもっと点が出ていたと思う。回転不足も取られていた。でももうそんなことどうでもいい。私は一生この演技を忘れない。得点が出た時の八木沼純子の「おおう…」といううなり声で我に返るまで(笑)涙も止まらなかったし、これ書きながら実はまた泣いてる。町田君の件でモヤモヤしてた私の心も吹き飛ばしてくれた。真央ちゃんのようなスポーツ選手にはもう生きてるうちに会えないんじゃないだろうか。どうかこれからも、皆に愛されて幸せに暮らして欲しいです。

もうこの後誰が何を滑ってもあれ以上の演技はないだろうと思いつつも、完全に目が覚めたので静かに残りのグループを見ました。アメリカのエドモンズ、伸びてきそうですね。手足が長すぎて美しく見えなかったんだけど、女性らしい体型になれば変わるだろうか。

最終グループはみんなほぼミスもなくてすごかったと思う。でもコストナーとヨナの演技を今後思い出すことがあるかと問われれば、あの真央ちゃんの演技がなかったとしてもノーだろうと思う。ふたりともミスもなくて無難だったけど、それだけだった。コストナーはプログラムが微妙だというのも大きかったと思うが。金メダルはソトニコワで妥当だと思います。伸びやかに滑ってて見てて楽しかった。リプニツカヤもやっと少しだけ笑顔を見せてくれたし、ゴールドもワグナーもさすがでしたね。

しかし、男子に比べてやはり女子は肝が座ってますね。「男子は全員下手だった」って佐野稔が言い切ってたけど、ホントにそう(笑)


☆2月21日

ろくに寝てない状態で健康診断を受けるという暴挙をかまし、その帰り道に近くなのでNHKに寄ってみた。オリンピックのイベントをやってて、町田君の衣装が展示されてたりするのです。

ちょうど女子のフリーを大画面で流していたので、じっくり見る。最後に真央ちゃんの演技が流れて、改めて感動した。見てた人自分入れて4人くらいだったと思うけど、真央ちゃんの演技のあとは拍手が起こってた。私も拍手せずにはいられなかったです。

さて、今夜のエキシビションには男子3人と真央ちゃんが出ます。なんて幸せな完徹なんだろう。それまでにまたNHKに行って今度はじっくり展示を見て、町田君の祝勝会を勝手にやって(笑)完徹に備えます。皆様も是非ご覧ください。この綺羅星のようなスケーターたちの笑顔を。
どうやら町田君からの逆バレンタインはエキシビションで叶いそうです。あれを滑るのか!楽しみすぎて眠れそうにないわ。寝ちゃダメだけどね!

※佳境って書いてたけどもう終盤だ。男子書くのに時間かかったので色々今さらですみませんでした

 

↑↑↑↑以上。ホントに町田君の祝勝会と称して高いケーキに舌鼓を打ち、NHKカーリングのゲームしたり出場者のパネルと記念撮影したり(シングルの代表6人全員いたはず)、満喫してからエキシビションの放送に備えました。なかなか楽しかった。
てなわけで、明日か明後日くらいで最終回です←いい加減