うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

半年後の世界が、どうか穏やかであるように

まだ真偽のほどははっきりしていないようだけど、リプニツカヤが引退と聞いてびっくりしています…。まだ10代だったよね…?
拒食症という話が本当であれば、しかもそれが引退しなければならないほど深刻であるということならば、確かにオリンピックどころではないし、とにかく健康を優先して欲しいけれど、あの美しいスピンがもう競技で見られないのかと思うと…。シンドラーのリスト、印象的なプログラムでした。

ソトニコワも怪我の影響で今シーズンの試合には出場しないと明言されたようですね。競争の激しいロシアの女子、有力選手がひしめいているとは言え、団体と個人でソチの金メダルに輝いた選手たちが平昌に姿を見せないとは…。金メダリストがそのまま引退したり、休養という名の実質引退状態に入ったりすることは珍しくはないけれど、二人ともまだ若いだけに残念です。

しかし、団体のメンバーには出場の可能性のある選手もいるはずかと思いますが、個別の金メダリストのうち、確実に平昌にも出場しそうなのはもしかして羽生君だけ…?デイヴィス&ホワイトは確か平昌には出ないと宣言してたはずだし、お子さんが生まれたばかりのヴォロソジャール&トランコフは正直厳しいだろうし…。寂しい。
トリノからバンクーバー、そしてバンクーバーからソチは、有力選手の顔触れがあまり変わらなかった気がするけれど、ソチから平昌のこの激変ぶりは…。私、フィギュアスケートを真剣に見るようになったのはソルトレイクシティーオリンピックがきっかけですが、あの時からずっとオリンピックに出場し続けていたプルシェンコが、ついにこの春引退を明言したため、真剣に見るようになってから初めての、プルシェンコのいないオリンピックが待っているわけです。それだけでも、何だか異世界にやって来てしまったような感覚。そうか、プルシェンコの宇宙から別の宇宙に我々は移動したのだ←意味不明

オリンピックの金メダリストが、次のオリンピックまでほとんど競技を休むことなく出場し続けて連覇を目指す、という状況が、少なくともソルトレイク以降羽生君以外に記憶がないため(もしいたらごめんなさい)、寂しいも何もこれが普通で羽生君が特殊な例なのかもしれないけれど、それだけに、羽生君が当たり前のようにこの4年の間にやっていたことが、しかもあれだけの成績を残し続けてきたことが、どれだけ貴重で、ファンにとってはどれだけ幸せなことだったのか、しっかり胸に刻んでおかないといけないと思いました。羽生君の強烈な人気の出方にはいまだに現実ではないかのようにびっくりしているけれど、容姿が整ってるとかそういうこと以上に、選手として我々の前に姿を現し続けているからなんだろうな。そしてそれは、簡単なことではないらしい。規格外の選手だからこそ、規格外の人気も出たのでしょう。

平昌まであと半年。いや半年を切っているのか。どうかこれ以上、怪我や病に苦しむ選手が増えることなく、無事に開催されて欲しいと願うばかりです。