うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

Fantasy on Ice 2015 in Shizuoka⑧

※この記事は昔書いたものを修正して今更載せています。詳細についてはこちらをご覧ください↓

usagipineapple.hatenablog.jp

 

さて、再びコラボレーションタイムです。まずはジュベール。おお、この曲は久保田利伸の「Missing」じゃないですか。それをシェネルが英語によるカバーで歌っていました。
確か曲が始まってもジュベールの姿がリンクに見当たらなくて、どこにいるんだろうと思ったら、ステージの奥から登場。土曜日の席からはバッチリ背中が見えたけど、きっと正面から見せる演出ですよねこれ(泣)。
演技するのはジュベールなので歌詞が英語になってしまうのはしょうがないんだけど、元の日本語の歌詞で歌ってた方が客は感情移入できるのかなと思った。あのもどかしく切ない歌詞とジュベールのキャラクターは合っているように感じたので。どこか実直で、不器用で。こちらの勝手なイメージなんですけどね。でもメロディだけでも十分だったかも。絶対ジュベールファンになった人会場にいると思う…。
前半の方じゃなくてこっちのプログラムの時だったと思うけど、日曜日は「客席に投げキスしたあと照れ笑いするジュベール」というものが見られて意識が飛ぶかと思いました。本当にこの人の笑顔破壊的にかわいいですよね…。真顔が実に端正なだけに余計に。毎度のようにジュベールの照れたような笑顔に発狂してる気がする(笑)。
そう言えば土曜日、やっぱりこっちのプログラムの時だったと思うんだけど、ステージの前で盛大に転んでたような。大丈夫だったんでしょうか。こういう時や、スケーターとシェネルがハグしてる様子などはよく見えたんですけどね、土曜日の席…。

もう一人コラボで安藤さん。上半身が白でスカートがレザーみたいな素材の黒。いつも素敵な衣装ですな。
曲はベイビーアイラヴユー。ああ、これは聞いたことがありますね。安藤さんと言えばポンポン持って踊ってた、胸にmikiって刺繍してあったあのプログラムだろう、と今でも思ってる私としては、こういうかわいい彼女が見られるのは嬉しい。すっかり悪女のイメージがついてしまって、しかもそれが似合ってしまうので何とも言えないところではありますが、あのスポーティーで健康的な色気が安藤さんの本来の魅力なんじゃないのかなとたまに思っていたりします。
そう言えば、ヴォロソジャールが彼女の演技を見に来てました。仲がいいのかな?

以上でコラボタイムは終了。続いてはフェルナンデス。曲は本日2回目のカルメン。ショーで曲がかぶるって珍しいような。
でも演技はまったく別物でした。由緒正しい闘牛士の服装に身を包んだフェルナンデス。さすが本場の人、これ以上ないほど似合ってますね。性別も何もかもを超越したかのような新しすぎるカルメンを演じていたジョニーに対し、正統派で攻めてくるのかと思っていたら、フェルナンデスお得意のギャグプログラムでした。お客さんに飴をあげたり、演技が終わったかと思ったら牛の声がして慌てて逃げながら退場して行ったり。観客を楽しませようと細部まで凝った、面白いプログラムでしたよ。

2年ぶりの登場ですね、アレクサンダー・チェスナ&エカテリーナ・チェスナ。昨年は怪我でもされたのだろうかと心配していたのですが、そうではなく奥様であるエカテリーナさんのご出産の関係だったようです。さぞかわいいお子さんなんでしょうね。
曲は定番のくるみ割り人形。もう何度も見てるんだけど、やっぱりこの曲と白い布を使った演目は有無を言わさず感動する何かがあるような気がします。初めて見るお客さんはびっくりするんだろうなあ、エアリアルって。

ステファン。トゥーランドット。もう滑らないのかなと思ってたのでもう一度見られて嬉しい。
前にも書いたと思うけど、彼のこの演技は天に導かれていくような錯覚を覚える。拍手も歓声も要らない、ただ黙って彼の紡ぐその音に身を任せていたい。オペラの生演奏でこれを見た人たちはどれだけ感動したことだろうか。一度は行ってみたいなあ、オペラ・オン・アイス。今は名前違うんだっけ。んでいつも生演奏なのかどうかも知らないんですけどね。違ってたらごめんなさい。
ヨーロッパの音楽はヨーロッパの人が滑ってこそなのかな、とステファンの「誰も寝てはならぬ」を見るたびに思うのだった。音楽が生きているように感じるから。それはステファンの技量によるものかもしれないし、たぶんそうなのだろうけど。

ヴォロソジャール&トランコフ。歌詞にもstarって入ってた気がするけど、確かにイメージとしては夜空の星を眺めて切なく語り合っているようなプログラムに思えました。ちょっと寂しい雰囲気でとても素敵。さすがですね。
ところで、土曜日はジュベールに続きトランコフもステージの近くで派手にスッ転んでいた。とても痛そうに見えてヒヤヒヤしました。あの辺の氷に何かあったのだろうか。後半のこのプログラムの時だったかどうかは正確には忘れちゃったけど。

以下次号。