うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

平昌オリンピック雑感⑧

テレビでは中継がなく、真夜中に録画放送があるだけという切ない予定になっていたペアのショートプログラム。放送があるだけマシだが果たして起きていられるだろうかと不安だったのだが、またもやアルペンが延期になってしまったようで急遽昼間に録画放送が行われる。有り難かったけど気付かなかったら泣いてたよ。気付かないで泣いた人いっぱいいるんじゃないのかな…。そしてアルペンは期間中にちゃんと開催できるのか心配。悪天候と言うか強風のせいなのか、厳しい環境で行われる競技が続出してるみたいで、屋外競技に天候の変化はつきものかもしれないけども、四年に一度しかない大会なのに実力が発揮できず心残りに思う選手も多いんじゃないかな…。

放送はされましたが、時間の都合上前半はカットされた組も多かったです。番号が飛んでるのはそのせいです。凄い演技続出だったのでどうせなら全部放送して欲しかったけど…。6分間練習はたぶん丸々カット。第2グループはグループごとカットだった模様(泣)。


★2月14日・ペアショートプログラム

まずは第1グループ。2番目の選手がカットされてた模様(泣)。


1:キム・ギュウン&アレックス・ガンチャン・カム
実は放送が始まってるのに気付かず、彼等の演技がちょうど終わったあたりから視聴したので、スローとキスクラしか見られてないのです(泣)。ごめんなさい(泣)。フリーに進めなかったのに放送されたのは開催国の選手だからなのか?


3:須崎海羽木原龍一
団体よりさらにいい演技!またまた自己ベスト更新、素晴らしい。須崎さんとてもいい表情だった。『ユーリ!!! on Ice』というアニメの曲なのだけど、フィギュアスケートを題材にしたアニメのために作られた曲というだけあって、とても滑りやすそうだし感情も込められそうで、いい選曲だったと思います。アニメを見た時にも綺麗な曲だと思ったけど、生身の人間が滑ることで曲が命を持ったように感じた。フリーに進めなくてとても残念だけれど、団体と個人戦とで彼等の演技を見た人々はきっと彼等のことが忘れられなくなるような、そんな演技だったと思います。


前述した通り第2グループは丸々カット(泣)。第3グループもすべて放送されておりません。


7:クリスティナ・アスタホワ&アレクセイ・ロゴノフ
さすがロシアのペア、ほとんどミスがない。美しく伸びた足が芸術品のようなリフトがすごくインパクトがあった。スロージャンプも美しい。ピリッとした緊張感みたいなものがあるプログラムですね。


10:リョム・テオク&キム・ジュシク
おお、彼らも素晴らしい!デススパイラルが自信に満ちてる感じでかっこいいな。出場問題で揉めてたが無事出られて良かった。
この不思議な歓声は、と思ったらそうか、例の応援団がいるのか…。あのインパクトのありすぎるお面は今回は無し?(汗)てかそんなに美女の応援団って気になるかしら。やる気のまったくないただれたおっさんの応援団とかの方がよっぽど面白いと思うが←面白いのはお前だけだろ(汗)


第4グループからはすべて放送された模様です。6分間練習は全然流れなかったので、以下最終グループまで一気に記述してます。


11:カーステン・ムーア=タワーズ&・マイケル・マリナロ
相手の名前が以前と違うような…。そうか、変更したのか。ソロジャンプのミスが残念。直前の応援団のインパクトがでかすぎて集中して見られなかった(泣)


12:シャオユー・ユー&ハオ・ジャン
団体よりさらにいいのでは?ノーミスだよね?ジャンさんがオデットの不安の影みたいに見えて、なんとも言えぬ陰の美しさのあるプログラムだと感じた。キスクラのホンボーさん、しましまマフラー。ちょっとかわいい。


13:アレクサ・シメカ・クニエリム&クリス・クニエリム
ちょっとミスが続いてしまった。たぶんそこまで大きなものではないのだろうが…。ショートもフリーも団体で滑ってるペアがいちばん大変だったと思うなあ。アロマの香りがほんのり漂ってるみたいな空気感が素敵だ…。って意味不明ですみません(汗)。キスクラで大きな白いくまさん抱えてらした。かわいい。


14:ジュリアン・セガン&シャルリ・ビロドー
スロージャンプで手をついたくらいかな、なかなかの演技。ジュリアンさん迫力系ですね。ペアは女性のイメージでプログラムの印象も決まるのだなあ。


15:ヴァネッサ・ジェームス&モルガン・シプレ
素晴らしかった、スロージャンプ実に美しかった…。ヴァネッサさん涙をこらえてる…。都会的なアンニュイさのある渋いプログラム。味わいあるわこれ。


16:ニコル・デラモニカ&マッテオ・グアリーゼ
彼らも素晴らしい!ため息が出るスロージャンプ。天から神々しいものが召喚されて降臨して色々悔い改めさせられてる感じ。哲学的というか宗教的というか。なかなかに荘厳な世界観が構築されてて良かった。


17:ウェンジン・スイ&・ツォン・ハン
ミスする気がまったくしなかった。中国の雄大な地平線に夕陽が沈んでいくみたいな、スケールが大きくかつ叙情的な演技。圧巻。この曲いろんな人が歌ってるんだな。そう感じるくらい今シーズンよく耳にするなこれ…。


18:ヴァレンティーナ・マルケイ&オンドレイ・ホタレック
うわあ、かわいい衣装。マルケイのこの華やかさは一体何だ?彼女はシングルスケーターとしてもトップクラスだっただけあってさすがにジャンプ上手い。マルケイをホタレックが両足広げて飛び越えるとこすげええええ!!ノリノリと見てて何も気にならなかったが、ノーミスではなかった様子。さすがに解説は細かいところまで見てるなあ、すごい。このオリンピックで世界中にファン増やしたと思うな彼らは。


19:メーガン・デュハメル&エリック・ラドフォード
彼らも団体でショートもフリーも滑ってるんですよね。なのにこの演技だよ。いちばん大変なはずなのに。やっぱり言い訳にしちゃいかんってことか。素晴らしいです。それでも私には団体の方がいい演技だったように映ったが、得点は団体よりいいのね。すごい身長差があるペアだそうだが、そんなにメーガンさんが小柄だってこと全然わからん。演技のスケールがでかくて。


20:ナタリア・ザビアコ&アレクサンドル・エンベルト
ああああ美しい…。デススパイラルがふんわりしてるように見えたが曲調に合わせてあるのかな。ロシアの芸術的な部分を凝縮したような、宝石のような雨粒がこぼれてるピアノの音そのままのような、美しいという言葉しか出てこない演技だった。リフトの時にエンベルトさんのザビアコさんを支えてない方の手が真っ直ぐ伸びてるのに目がいった。すごい。


21:アリオナ・サフチェンコ&ブルーノ・マッソー
うわあああ素晴らしい!ツイストは一体どこまで飛んでいくんだ。アリオナがものすごくキュート。この出来でも4位とか、ペアレベル高過ぎ…って震えてたら、ああそうかソロジャンプがダブルになっちゃったのか…。楽しいプログラムってミスに気付かねえもんなんだな…。って私だけかな(泣)。


22:エフゲニア・タラソワ&ウラジミール・モロゾフ
ぐおああああ団体戦に続いてノーミス!すごいすごすぎる…。最後にガッツポーズも出るわそりゃ。息を飲んで見てるうちに終わってしまう。唐突なラストはやっぱり気になったけど(汗)。ロシアの人が滑るラフマニノフは格別ですね。


身震いするような頂上決戦だった…。皆きっちりオリンピックに照準を合わせてきてる。団体戦とか早い時間帯での競技とか全然関係ないよこれ。ファンの心配なんて所詮勝手なものなんだなと思った…。結果論かもしれないけど何で中継しなかったんだろう。めちゃくちゃもったいない。少し見逃してしまったけど、放送予定の変更に気付けて本当に本当に良かったです。普段ほとんどペアの演技を見る機会がないので、その貴重な機会にこれだけのものが見られて感激です。選手の皆さん本当にありがとう。

で、この最高の戦いをもう一度、と律儀に深夜の放送を待っていたのだが、待てど暮らせど放送が始まらない。てか番組終わったんだけど。日本人選手が数多くメダルを獲得したことや度重なる競技の変更が影響したのだろうと思うけど、オリンピックくらいちゃんとペアを放送して欲しかったというのが本音であります。私のような大貧民にもフィギュアスケートを楽しむ機会をください…。お願いします…(泣)。これがアップされるのは後日だけれど、書いているのはまさに放送がなくて呆然としてる14日深夜。てか15日午前3時。ライブな気持ちで心の底からお願いします…。

ペアフリーに続く。ってか放送あるの?(震)