ショートプログラムとは打って変わってフリーは生中継があるという話だったように思うのですが、連日の競技の順延などの影響か、どうやら中継は中止になった様子…。元々ほかの競技も放送されるであろう時間枠内での予定だったので、最初から放送時間が短かった可能性はあるんだけれど、金メダルが決まる瞬間は中継しても良かったんじゃないかなあと思いました。ただ、フィギュアスケートに興味がない人にとっては、日本の選手の出場している競技を優先しろ、という話になってしまうのかもしれない。難しいところですが、ペアが放送される機会は本当に少なく、オリンピックを楽しみにしていた私のような人も多いと思うので、何とかなって欲しかったかなと無い物ねだりかもしれませんが思います。
そんなわけで、地上波は結局一時間弱の録画放送のみで、前半グループは丸々カット、上位の6組のみが流れるにとどまるという少し寂しい放送ではありましたが、まったく見られないわけではなかったので、そこは割り切って楽しんで視聴しました。普段ペアを見ていないことが丸分かりの感想ばかり並べ立てて申し訳ない気持ちにもなるのですが、超のつく素人が嬉しくて書いてしまったんだなと生暖かく流していただければ幸いでございます…。
番号が飛んでいますが、飛んでいるのはカットされたからです(泣)。書くまでもないことかなとは思いましたが、一応…。ちなみにBSは最終グループしか流れなかったですがその代わりスロー再生とかもカットせずに丁寧に放送されてたと思います。
★2月15日・ペアフリー
前半グループは丸々カットで第3グループは2組だけ放送されました。
9:ヴァレンティーナ・マルケイ&オンドレイ・ホタレック
団体に続いて素晴らしいノーミス!マルケイはペアに転向して正解だったのかも。
11:ヴァネッサ・ジェームス&モルガン・シプレ
ミスは確かにあった。けど見とれた。最後のリフトすごかった。静かな炎を感じた。
そして第4グループ。個人戦(ペアを個人戦と言うべきなのかは個人的にはちょっと引っ掛かるがほかに言い方も無いよな)最初のメダリストがついに決まります。
13:アリオナ・サフチェンコ&ブルーノ・マッソー
歓声が鳴りやまない。完璧な演技。静かに、でもビリビリと魂を震わせる。すべてを氷に捧げ尽くして倒れこんだ二人の姿がすべてを物語る。誰もが納得の優勝でしょう。ショート4位からの大逆転、サフチェンコまさに悲願の金メダル…。本当におめでとう…。
14:メーガン・デュハメル&エリック・ラドフォード
ソロジャンプの小さなミスだけか。それでメダルの色が変わってしまうのか。目の覚めるようなスロージャンプはもちろん、メーガンの笑顔がとても印象的だった。これはきっと彼等の最後の試合。別れでも始まりでもあるこの時を噛み締めるような、そんな幸せそうな笑顔で滑る彼女の姿が目に焼き付いた。素晴らしい演技を団体戦から4つも、本当にありがとう。
15:ウェンジン・スイ&・ツォン・ハン
ソロジャンプにミスが続く。ふたつめのミスには思わず声が出てしまった。でもツイストやスロージャンプはため息が出る。後半は本当に素晴らしかった。
団体戦に出なかったのは怪我の治療を優先していたからだと聞いた。ジャンプのミスはその影響だったかもしれない。でも絶対に諦めないという気迫を感じた。ものすごい僅差での銀、きっと悔しかっただろうけど、素晴らしいプログラムだったよ。
16:エフゲニア・タラソワ&ウラジミール・モロゾフ
ソロジャンプとスロージャンプでミス…。全体的にスピードもなかった気がする。ノリノリのプログラムなのに乗り切れてなかったし、どこか締まらないと言うか。あのトゥーランドットの後だと見劣りしたかもしれない。ペア大国ロシアを背負う重圧だろうか…。キスクラの様子が辛かった…。でも終盤は良かったと思う。
ショートの貯金に加えたミスの数がそのまま順位に反映している、納得の結果だったかなと思う。ショートプログラムがすごい戦いだったので、ミスがあれば簡単に順位が入れ替わってしまう。見ればわかるジャンプのミスとその印象だけを数えているのでほかにも色々あったのだろうと思うのですが、そこまで言及できるほど知識がなくてごめんなさい。上位しか放送されなくて残念ではあったけど、日本のペアがフリーに進出できなかったにも関わらず放送があったことを素直に喜んだらいいのかな…。
ペアも堪能したけれど、正直この日はもう緊張でどうにかなりそうだった。それでも決めたのだ、信じると。伝説は生まれる、必ず。これは予感ではない、確信だ。
次回はついに運命の男子シングル。超絶長い記事になると予想するまでもなく予想されますので、数日に分けて掲載するかと思います。ますます時差が大きくなりますが(泣)、よろしければ是非お付き合いください。