うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

今日もただつらつらと日記を綴る

毎日暑いですね。暑さが増してもギリギリまで保冷剤だけで生き抜こうとする私もさすがに「これは無理」と保冷剤作戦をあっさり捨てました。元々大の苦手ではありましたが、年々夏に弱くなっていている気がします…。


3日前の記事にたくさんのコメントをありがとうございました。こんなにコメントをいただけるとはまったく思っていなかったので、とても驚きました。このブログ始まって以来のことです。ありがとうございます。

もう2年近く続けているブログなのですが、私がしょうもない記事を量産しているためか(たまに自分でも「これはちょっと」と頭を抱える記事もありますが、基本的には丁寧に書いてるつもりなんですけどね…)、読者もアクセスも全然増えず、はてなの運営に紹介されることなどもほぼないままなので、自分が楽しければいいと考えてはいるものの、手間隙かけて続けていても意味がないんじゃなかろうか、と思い始めていたところの災害で、この2年近くの間にもっと努力していればもっと読んでもらえたんだろうか…?とものすごく落ち込んでいました。

とにかく、あまりにも被害状況が酷くて…。傘を忘れてびしょ濡れで歩いていた私にそっと傘を差し出してくれたお嬢さん、きっと自宅へ帰るのであろう彼女に出会ったのは今回の災害で大きな大きな被害を受けた地域でした。あの時の彼女は大丈夫だろうか。理由は忘れてしまったけれど、延々と広島駅で停止して動かない電車の中で、たまたま隣同士になり話をしたお姉さんが帰ると言っていた地域も、おそらく断水で大変な思いをしただろう場所だった。電車も運休してしまい、あの人は仕事に通えているだろうか。
当たり前のようにそこにあった生活が、景色が、無くなってしまった。いつかは戻ってくるはずだけれど、濁流に抉りとられた道のように、削り取られてしまった。
そのことを思うと、何の役にも立たない自分に怒りしか湧かなかった。こんな時に自分の生活も健康もままならず、邪魔にならないことしかできないなんて。何をやっているのだろう?何をやってきたのだろう、自分は。

それに。自分なりに必死で生きていたつもりだったけど、何にも残っていなかった。うまくはいかなかったけど、自分なりに心を寄せてきた仕事や人々。でも、この非常時を通して見えてきたのは、改めて「私の築いてきたはずのものはほとんど何にも残っていなかった」ということでした。
改めて突き付けられた、「いなくてもいい人間である自分」という現実。究極的にはすべての人間がそうなんだけど、きっとそれを言われたくないがために人は他人を求めるのでしょう。
今、自分にとって確かに積み上げてきたと言えるものはこのブログだけ。でも、ブログがあったからって何になっただろう?すべてにおいて、何もかもにおいてあまりにも無力過ぎる。
そのことに向き合いながら、自分のどこにもぶつけられない思考と記憶の整理のつもりで流されるように記事を書きました。いつも読んでくださっている方には申し訳ないです。

私のそもそもの状況がまったく先の見えない暗闇だったので、そこにこの度の災害というさらに先の見えない事態が重なり、正直言ってどうしたらいいのかわからないです。家も自分も無傷なのに情けない、と思うけれど、何をどう頑張ればいいのかもうわからない。だって人生すべてが無意味だったってわかってしまったのに。ブラックホールのように果てのない虚しさを感じていることは確かです。少し前にネット上のトラブルがあったので、そのことで余計に虚しさを感じてしまいました。

でも、皆さんのコメントに本当に救われました。気を遣わせてしまって申し訳ありません。でもごめんなさい、今はその優しさにすがるしか、もう歩いていく方法がわからないです。


まだ二次災害の恐れがあって避難指示や避難勧告が発令されたままの場所もありますが、山陽自動車道が全線開通したため、物流も移動もかなり改善されて、きっと復旧も進むのではないかと思います。
災害直後の山陽自動車道の状況を見ると、とても一週間程度で復旧するとは思えなかったのですが、きっととてつもない尽力があったのでしょう…。
もちろん、被害の範囲が広すぎるし被害も大きすぎるし、道路状況やJRの運行状況もまだまだのところが多いので、今後も当分は不便を強いられることになろうかと思われます。つらい…。渋滞の激しい地域を通って通勤する友達は大変そうです。通勤や通学に時間がかかるのは、人にもよると思いますが見えないところで相当疲労がたまるのでは、とかつて往復3時間の通勤をしていた私は思います。通勤時間と合わせて長い時は1日15時間くらいを仕事に費やしていた頃は、今振り返ると本当に無理をしていました。通学に往復4時間だった頃も、学校に行くだけで精一杯でしたね…。いわゆるドアtoドアでもない限り、長時間通勤・通学ってただしんどいだけだな、と私は自分の経験から思います。

この話は自分にとってあまりに生々しくて、書くべきなのかどうか迷っていたのですが、この機会に書きます。
先月記事を書いた熊野町にある「あんま堂」。マッサージしながらオーラ鑑定をしてもらえるという、有名なお店です。こちらの記事。↓
usagipineapple.hatenablog.jp


この記事にある、あんま堂へ行くために乗ったバスは、今運行していません。
私の利用した路線は、広島市の中心部にあるバスセンターから、マツダスタジアムの横を通って(だからカープラッピングバスが走っていたんじゃないかな)、熊野へ向かうルート。マツダスタジアムよりも南東部の、とても被害の酷かった地域を経由するルートなのです。
あの時通った道のいくつかは、今も通行止め。あの時窓から見えた静かな住宅地、緑の山々。そこに当たり前のように暮らしていた人たちの生活が、一変してしまった。話を聞けば聞くほど、あのバスルートが再び運行されるのはいつになるのか、見当もつきません。あのバスを使って通院してるんだと話しかけてきたおばあちゃん、困ってるだろうな…。

先月記事にしたばかりなのに、あまりにその時の事態と変わってしまっているのが自分の中でうまく消化できず書けませんでした。これを書いたら、少し伝わるかな、と思ったけど…。
あんま堂のご夫婦はきっとご無事だと思います。ただの客が予約でもない電話をかけるのは迷惑極まりないのでそう思ってるだけですけど…。また近いうちにマッサージしてもらいに行ければ、と願うばかり。お金も足もないのが現状ですけどね…。

この連休に行われるイベントの中止のお知らせがテレビで流れたりもしてましたが、山陽道も復旧したしそろそろ色々普通に開催されるようになるのかな。何せ来月には平和記念式典がありますしね。あれは中止するわけにはいきませんからね…。バスや電車の運休が続いている現状を考えると、式典に行けない地元のお年寄りがいたりするかも、と思うと心苦しいものがあります。

しかし、今回強く思ったのが、「災害時のひとり暮らしはめちゃめちゃメンタルやられる」ということでした。そもそもお前のメンタルは最初から壊れてるじゃん…、というツッコミはとりあえず置いておいていただいて、避難するかしないかの判断、その後の被害状況への対応、そういったことを相談できる相手が身近にまったくいないこと、メールや電話の相手すらいなかったということは、いくらしょうがないこととは言え、正直きっつかったです。この非常時ですら世界から隔離されてるんだな…、と。非常時ではあるけど家に被害があったわけでもないので、ひとりで頑張れば、って言われるのしょうがないんだけど。でも、家族と離れることになった時、いつか年老いた時に、同様の状況に陥る人はおそらく少なくないと思います。その時のことをちょっと想像してもらえたら、何となく伝わるかな。

さすがに親くらいは電話してきたし、何人か状況に気付いてくれた人もいたので少しホッとしましたけど、それでも自分から連絡した相手の方がたぶん多いくらいで(と言っても、連絡先を消した相手がほとんどなのであまりいないけど…。何日も何ヵ月も返事も来ない相手を知り合いだと認識しててもしょうがないなと思ってちょっと前にほとんど消した)、本当に何かあった時に何日も気付かれないパターンだな、と今回改めて自覚しました。
私がブログを続けているのは、自分から発信しておかないと何かあった時(まあ、最悪の事態ですね)に対応してもらえないから、という非常にドライな理由もあります。今回の件で、たぶんもう知人はほぼ見てない、ということがわかったので、いつまでこの理由で続けるかはやっぱり悩ましいのですが。

ブログに反応がなくて気持ちが折れてしまい続かなかった、という話はとてもよく聞きます。それを考えると、ほぼ何の身にもなってないわりにはよく2年近くも続いてるな、とも思いますが、やはり「何やってたんだろう自分は…」という悔しいのか悲しいのか何なのかよく分からない思いでぐちゃぐちゃになってしまいました。

今日の記事もまとまりがなくてすみません。これが3、4年前の自分なら、この状況はこの状況で頑張れてたんだろうな。そう思うと、つらい。
せめて広島の楽しい場所の情報などの記事が書けたら、とは思っていて、それはずっと前からやりたかったことなので、今こそその時では、と考えているのですけど、何せ貧困すぎて遊びに行ける状況ではないというのが現実です…。おまけに今は交通網がめちゃくちゃですしね(車持ってないんですわ…)。いくら趣味で書いているブログとはいえ、お店に許可を取らずに勝手に撮影して記事にしちゃうのってどこまでOKなのだろう?と悩んでいたりもします。好きなお店が店内撮影禁止、と明言してたことがあって、それ以来考えてしまう。まあ、聞けばいいんですけども。
ずいぶん前の記憶で、写真なしでもいいなら色々あるけど、そんなのでも良ければ、って需要ないか…。大久野島に泊まりで行った時なんてめちゃ楽しかったけど、10年くらい前の話だからなあ(笑)。アイスショーに赴いた際に、ショーの感想だけでなく前後のこともだらだらと書いているのは、旅日記をつけることがそもそも好きだから。実際に体験したことでないと、薄っぺらい気がして書けないんですよね私…。いい加減そういう記事が書きたいんですが、いったいいつこの状況から抜け出せるのか。顰蹙買ってもいいからクラウドファンディングで生活費とか活動費とか募ればいいのか。やっぱり虚しい…。