うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

Fantasy on Ice 2016 in MAKUHARI①

※この記事は1年半以上経ってからようやく執筆にこぎつけました。その後も延々と寝かせ続け、やっとお日様の下に出てこられたという悲劇(汗)のシリーズです。いつの話してんだという内容ではございますが、このブログはわりとそういう記事に支えられてきたブログだったりしますので、あと少しだけこの今更シリーズにお付き合いください。書いたのは遥か昔ですが一応初出です。寝かせてただけ(汗)。
↓↓↓↓↓↓↓↓


2010年から毎年鑑賞しているアイスショー「ファンタジー・オン・アイス」。2016年の今年は全4会場での公演です。

全4会場。
行けるかあああああああああああああああああああ(号泣)

超薄給の私にはチケット代よりも何よりも旅費が捻出できず、4会場のうち最も遠い札幌をいの一番に諦めました。じゃがいも、ソフトクリーム、チョコレート…。美味しいものが山程あって、是非もう一度訪れたいと思っていた街が札幌だったので、どうにか行けないかと何度もシミュレーションしたんですけどね(泣)。何せ前回の滞在時間は24時間に満たなかったので←2012年のメダリスト・オン・アイス

次に遠くて西日本からだと少々行きづらい長野もスルーしたかったが、よりによって最終公演が長野なので諦めてしまうにはあまりに惜しい。となると幕張をパスするところだが、昨年お金がなくて諦めてしまった幕張についてはリベンジしたいという気持ちも強かった。神戸はいちばん旅費がかからないので最優先するとしても、幕張も長野も厳しいかもしれなくてもやっぱり行きたい…。

ものすごくものすごく悩みましたが、1日だけでもいいから幕張公演を見ようと決めて先行に申し込み。昨年も全4公演が行われ、前半の2会場と後半の2会場では演出がまったく違ったので、札幌を諦めた以上、幕張へ行かなければ前半の演出が見られないままになってしまう、と考えたのです。

果たして無事チケットは当選。あとは交通手段を確保してホテルを手配して、とシミュレーションを始めたものの、諸事情のため諦めるしかないかもしれないという事態に陥ってしまう。今回こそは無理だ、と覚悟も決めていたが、いつもしょうもないネタ方向に降臨するのが仕事のネタの神様が、どうやら真面目に手助けしてくださったらしくどうにかなった。どうにかした、と言うべきか…。いつものように経済的な事情が主なんですけど、アイスショーの旅を中止していたらたぶん心が完全に折れていたので、自分を壊さないためにも諦めなくて良かったのかな、と今は思います。さりげない言葉や誰かの笑顔や大好きな何かが、その人を救うことなんていくらでもあるんだよね。それを覚えていて欲しい、といつも思う。あなたの隣の誰かが壊れそうになった時に、それはきっと役に立つから…。

何とかしたとは言えやはりお金はないので、バス往復による0泊の旅にほぼ決まりかけていたのだが、体力的につらいのとお風呂に入るタイミングがないため、結局バスで往復しつつも1泊することに決める。それでも新幹線で日帰りするのと同程度か、むしろ安いくらいなのですね。ホテルはリーズナブルなのに朝食付きのところを見つけて押さえ、往路のバスは早割の空きがあったので横浜行きの便に乗り、幕張まで在来線で移動することに。ついでに横浜で友人に会う計画も入れる。復路のバスは大阪までの昼行便と大阪からの夜行便を乗り継ぐことに決定。バスの遅延も考慮して乗り継ぎ時間に余裕は持たせたものの、やはり博打かもな、と思いつつ予約したのだが…。結局不安が的中することになってしまいましたがそれは追々(泣)。

しかし、かなり無茶な行程まで組んで幕張へ行こうとしている私の前に、その知らせは降ってきた。怪我のために羽生君が幕張公演に出られないと言う。怪我の情報は既に伝わってきていたので、なかなか出演の発表がないのはそのせいだろうとは思っていたけれど…。幕張と神戸のスポンサーは羽生君のスポンサー(?)でもあるP&Gだったし、そのP&Gによる羽生君が出ることを前提としたような懸賞も行われていたし、2010年からずっと出演していた羽生君が今年のファンタジー・オン・アイスに出演しないという可能性は非常に低く、出演そのものは決まっていたのだろうと私は思うけれど、怪我の回復が思わしくなかったということか。既にプルシェンコも出演出来なくなったと発表があったので、この二人がいないファンタジー・オン・アイスは昨年のような盛り上がりには欠けるかもしれない、と覚悟するしかなかった。

様々に気を揉んだものの、ついに開催の日がやって来る。以下次号。