うさぎパイナップル

フィギュアスケート旅日記とテレビ観戦記とその他色々色々・ただ書き散らして生きていたい(ライター始めました2018・生活の糧と居場所募集中)

四大陸選手権2015雑感⑥

J SPORTSによる追悼放送についての感想文も今日で最終回。本日も最後までお付き合いいただければとても嬉しく思います。

第4グループ

最終グループだけは6分間の様子も。中庭先生はハンヤンが好きなのかな。ん、待機部屋制度もこのシーズンからだったの?ジェイソンかわいいし(笑)


19:ハン・ヤン
ハンヤンと言えばこのプログラムだよねえ、『Fly Me To The Moon』。まだちょっと眠かったんだけど冒頭のアクセルのコンビネーションで目が覚めました完全にいいいい!単発のアクセルも加点ボタン連打してえええええ!着氷が乱れたジャンプもありましたが全体的に能力の高さが伺える演技。ステップなんて絶品でしたよ…。
そうそう、別に普通のことしかやってないはずなんだけど、うっすらムカつく振付なんですよね(笑)。こういうキャラが確立してると言おうか(笑)。ハンヤンと言えばこのラストの振付だよなー、懐かしい。


20:無良崇人
無良君とハンヤンに同時にトリプルアクセル跳んでもらいたい。スケートファンとして感動に包まれたままあの世に行けるでしょう…。
前半はトリプルアクセル含め良かったと思うんだけど、後半はジャンプ抜けたり色々で失速してしまった、残念…。でも無良君のファントムは、燃え落ちる館からクリスティーヌを逃がしてそのまま炎の中に消えていくファントムって感じで優しさがある。そんなシーンなかったはずですが(汗)←死ぬほど勝手な妄想


21:ジョシュア・ファリス
4回転と最後のサルコウくらいか、乱れがあったのは。冒頭のトリプルアクセルはため息が出るような美しさだった。物語が白い氷に映像で浮かんでくるような演技で、繊細に表情を変えるスピンも絶品。素晴らしかったです。シンドラーのリストは名プログラムが多い印象ですが、これは傑作中の傑作では。こんな演技が見られるからフィギュアスケートを見るのがやめられんのですよ…。


22:デニス・テン
アクセルの着氷くらいか、ミスらしいミスは。4回転の回転がシャープ過ぎて3回転に見える。ゆったりしたパートでは彼らしい品の良さを、激しいパートではリズム感の良さを余すことなく発揮し、どちらも違和感なく滑りこなしていてぶつ切れ感がない。素晴らしいなんてものじゃないくらい素晴らしい演技だった。
テン君が滑るリンクにはいつも小さな龍がいるように感じていた。勇敢で優しい、フィギュアスケートの好きな龍だった…。もうこの選手は二度とリンクに戻ってこない。どれだけ客席で待ち続けても…。涙が溢れて、止まらなかった…。


23:宇野昌磨
当然見たことあるプログラムのはずなんだけど、たった3年でこんなに顔立ちが変わるもんなんだなあ。まだこの頃ジュニアだったんだよな、色々信じられん。
冒頭からスピードがすごい。転倒もあったし乱れもあったけど、素晴らしいトリプルアクセルやスピンを見せつけ、日本にはこんな選手がいるんかい!と世界を驚愕させたのでは。ああでもミスが多かったからか本人泣いてる…。もう彼の涙を見ることも当分無いように思うし、なんか懐かしい光景だな…。


24:村上大介
素晴らしい素晴らしい素晴らしい…!何年も前の映像なのに、まるで生放送を見ているようにドキドキしながら見てしまった。ジャンプが成功しますように、とドキドキしながら…。
この素晴らしい大会の最終滑走にふさわしい、本当に想いのこもった演技でした。ラフマニノフの美しいピアノの音に乗せてエンドロールが見えてくるよう。
ああああああ、惜しい、僅差で4位か…。この演技で表彰台乗れないとかどんだけだよ!今さらですが熱かった、四大陸男子。本当に放送してくださってありがとうございます。


テン君の優勝インタビュー。そうだった、平昌も韓国だった…。彼の最後のオリンピックが彼のルーツの国のオリンピックだったというのも色々考えると切ない…。頭の良さが伝わる受け答えだな…。
それから第4グループの選手のインタビューも。全員あるみたい。テン君だけは表彰式のあとなのか?昌磨君はまだ声変わり途中という感じが。

表彰式も。ずーっとにこにこしてるファリスがかわいい…。テン君のこの品格はなんなんだろう。こんな感じの王族っぽい品のある選手ってほかにいないよね。カザフスタンの国歌初めて聞いたかも、こんな勇ましい曲だったのか。なんか軍歌みたいな。うちビデオないからこの目に焼き付けることしかできないけど、本当に永久保存版という言葉がこれ以上ふさわしい番組はないというくらい丁寧な放送…。


プレスカンファレンスとスモールメダルセレモニーも。これはなかなか見られない映像なのでありがたい。って、スモールメダルセレモニー屋外だったの?へー、面白いな。いいお天気で良かった(笑)。ファリスとダイスは代表ジャージだけどテン君は私服?

テン君のエキシビションも。これ確実に見たことないや。デニム地の衣装、デザインもかわいい。少年に見えるんだけど、どこにでもいるような少年じゃなくて、やっぱりただ者じゃない感じがあるんだよね。音の取り方が小気味良い。
テン君のエキシビションはなかなか見る機会がなかったけど、今となってはもっと放送して欲しかった、としか言えない。でも仕方ないのかもしれない。誰もテン君が永遠に奪われてしまうなんて思ってなかったはずだから…。後悔する時はいつだって、何もかも遅すぎるんだ…。

無良君とダイスは番組のために映像つきでコメント寄せてくれたのか…。昌磨君はシーズン中だししょうがないかな。でもこのコメントまで用意しているあたりにJ SPORTSが本当にテン君を惜しんで、丁寧に追悼番組を作ってくれたことが伺える…。ダイスはコーチも同じだったし、特にショックだったんじゃないかな…。


そして番組の最後にJ SPORTSが流した、番組からのメッセージにたまらず泣いてしまった。どんなに悔やんでも、テン君はもうリンクには戻ってこない。我々にできることは、テン君を忘れないことと、テン君の愛したフィギュアスケートという競技を、これからも精一杯応援していくことだけ。フィギュアスケートを見続けていればきっと、きっとふとした瞬間に、テン君の姿を見ることがあるから。あの笑顔を、情熱の溢れたステップを刻む足元を。

だからどうか、自分が大好きな選手のことだけに目を向けるんじゃなく、「あなたの大嫌いな選手のことを大好きな誰かがいる」ということも忘れないで、フィギュアスケートという競技に敬意を払って応援していって欲しい。すべてのファンがそうであって欲しい。ずっと昔から繰り返されていることで、いくら言っても無駄だと思っているけれど、選手たちはただ人生を懸けて氷上に立っているだけなのに、それを自身の不平不満の捌け口や自尊心の充足に利用するようなことはもうやめて欲しい。ファンだからと言って何をしてもいいわけじゃない。むしろ、ファンにできることは「信じて応援すること」、それ以外には何もない。
テン君にはどれだけ夢があっただろう。希望があっただろう。フィギュアスケートの世界で、まだまだやりたいことがたくさん、たくさんあったはずだ。その道を突然断たれてしまった彼に対して、生きてフィギュアスケートを楽しめる我々がくだらない争いに明け暮れてまともに競技も見ていないだなんて、そんなことが胸を張って言えるか?言えるはずもない。本当はたくさん、たくさんいるはずのごく普通のファンの人たちが、萎縮してしまったり疑心暗鬼になってしまったりするような現状を、もういい加減に根絶してもらいたい。簡単なこと、ただ、視点を変えればいい。最前列でリンクの中央しか見ていなかったのなら、いちばん上の席に行って全体から見ればいい。それは単なるたとえに過ぎないけれど、たぶん、すべてはそういうことなのだろうと思っている。


テン君の記事。自分で書いててなんですが、読み返すと号泣してしまうのでずっと目を通していないけど、あの時のやりきれない想いを綴っています。私の記事には何の力もないけれど、少しだけでもいい、スケートファンの想いのかけらだけでも残せたら、と思って書きました。置いておきます。↓↓↓
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