うさぎパイナップル

フィギュアスケート旅日記とテレビ観戦記とその他色々色々・ただ書き散らして生きていたい(ライター始めました2018・生活の糧と居場所募集中)

ロステレコムカップ2018雑感②

昨日の続きです。あまりにも記事が長いので分割しました。長いので(汗)早速どうぞ。

男子ショートプログラム

★12:羽生結弦
羽生君が滑る度に散々ポエムを書き散らしてきたこのブログですが…。
見たあと言語を司る中枢が破壊されたらしく何も出てこなくなりました。まさに言葉を失った。もはや言葉を失うほどの美しさだった…。

今回もサルコウがいければ、とひたすら祈っていましたが、そのサルコウときたら…。なんという美しさ。高さ、真っ直ぐな軸、曲との調和…。ソチの頃には「サルコウはいつも転倒するから気にしない」なんて書いてたけど、もうそんなことが信じられない。日々の地道な練習が、こんなに美しい4回転サルコウを…。ため息しか出ない。

跳び方を変更したと6分間練習で織田君が解説していたアクセル。そんな細かいところまでチェックが入るのも、そこまでチェックしている視聴者が多いのも羽生君だからだろう。本当に羽生君の得意なカウンターからのアクセルに変わっていたが、確実に点を取るためだろうか。

最後に4回転と3回転のコンビネーション。3回転は着氷がうまくいかなかったのだろうけど、ヘルシンキ同様振り付けにうまく溶け込ませるどころか、あたかも最初からそうであったかのような振り付けにしてしまった。とても美しい。ピリピリする競技中のことにも関わらず、応用がきいてしまう。音楽を聞き込み、その音の世界に同化しているからこそできるのではないか。いや、それができていたとしても、ここまで余裕をもって対応できるだろうか。

そして今回もっとも注目したのがステップである。ステップの判定は厳しいのか、羽生君もレベル4がつかないことがこれまでわりと多かったように思う。当然対策してくるのだろうと考えてはいたが、素人にもはっきりわかるほどの素晴らしいステップに生まれ変わっていた。息を飲むほど美しい、ピアノの音から秋が生まれてくるような、ロシアの文化の優雅さがこぼれるようなステップ…。絶品。

ほかの要素もそうだけど、スピンはもう完全に「要素」ではなく、2分40秒の流れる波の一部でしかなかったと思う。これほど「繋ぎ目」のない演技が見られるなんて…。こんな難易度で、こんな完成度で、こんな氷の宝石のようにきらきらと鮮やかな演技を競技プログラムとして目にすることができるなんて。
この選手の現役時代に、今まさに生きて、少しでもその技術を理解する素地があったことを、私は神に感謝する。

羽生君のショートプログラムの中でも最高傑作と言ってもいい演技ではないか。これは本当に、本当に三次元の世界で、この地球で行われていた出来事なのだろうか。この冬の手前で一歩佇む美少年は、永遠に秋の中に我々の心を置き去りにして、我々が人生の瞼を閉じるその日まで離してはくれないだろう。いくら新しい秋が巡っても、美しい横顔は去った秋の中にしか見つからない。この2分40秒の幻に心を絡めとられたまま、我々はこれからの人生を歩まなければならない。なんという甘美な絶望だろう。


そして、滑り終わった羽生君の表情…。まるで小さな子供のように、大好きな人たちのために、大好きなプログラムで、スケートが大好きだという気持ちそのままに、ねえ見て、僕上手に滑れたでしょう、尊敬する人たちねえ見て、とただただ純粋に喜んでいるかのような屈託のない笑顔…。オリンピックを連覇するという、おそらくはこの会場にいる誰よりも偉大な成果を出しながら、それにおごるどころか、ただただスケートが好きなんだこの人は、と伝わってくる笑顔…。
今シーズンの羽生君のエントリーがフィンランドとロシアで本当に良かった…。ロシアでこのプログラムを滑れるということが、今回の素晴らしいという言葉では足りない演技に繋がったのだろうと私は思う。羽生君の「舞台装置」による演技へのブースト具合はちょっと類を見ない程で、ドラマチックなシチュエーションが生まれれば生まれるほどその演技は他の追随を許さないレベルに絶品となる。


…と、言葉を失ってうまく文章にできないほど、いや言葉どころか脳が消滅したんじゃないかと思うほど、崩壊したポエムしか綴れないほどオトナルに完敗してしまった私でございますが、これだけは、これだけは蛇足かもしれないが言わせてくれ!

「オタクつえええええええええええええ!」←笑

羽生君ってはっきり言ってオタクですよ(笑)。完全にオタク。かわいらしい見た目と、フィギュアスケートという美しい競技の担い手だからそうは見えないだけで、この人猛烈にオタク(笑)。
でもオタクって極めれば強いんですよ。私も救いようのないオタク気質だからめーちゃめちゃわかるんですけど(そう言えば某手相鑑定でも言われたっけ…。超マニアックなオタクって…笑)、好きなことやってる時ってほんっっっっっっと楽しいんですよ。羽生君がジョニーとプルシェンコが大好きなことは周知の事実かと思いますが、好きな人のプログラムのオマージュを好きな人に関わりの深い国で披露って、オタクがこれ以上燃えるシチュエーションないと思いますよ(笑)。あのうっれしそーな笑顔も納得です。
で、ほんっっっっっっと楽しい、と思えることにはオタクは最高に能力を発揮するんですよね。私はそれが当たり前だと思ってたけど(笑)、こんな細部までディープに、熱を入れて時間をかけてじっくり何かを好きで、こだわってそれに向き合っていけるのはそもそもそういう気質じゃないと難しいものらしい。そこまで好きだと応援したくなる、熱中するものがあって羨ましい、ってよく言われてた。私が好きな選手の傾向も「スケートが特に好き」な選手が多いように感じています。他人を巻き込む前提の、いつか冷めていく「好き」ではなく、じっくりと煮込まれた本物の「好き」は人の心を動かすんです。
元々羽生君はスケートオタクだと思いますが、それはわりと職人的な面として発揮されていると考えるとしても、ジョニーやプルシェンコへの愛は純粋にオタク活動ですからね(笑)。オリンピック連覇したからオタク活動やってもいいよね?やるよ!どうせやるなら完璧にやって勝つよ!って、お前何だよ、最高過ぎる…。これからも変わらないでいて欲しい…。私は羽生君のオタクなところがめっちゃ好きなので、こんな形で炸裂して実は最っ高にワクワクしてます(笑)←如何にもマニアの発言…

羽生君がフィギュアスケートと出会えて良かった。夢中になれるものと出会えて、その才能を見抜いて支えてくれる人たちと出会えて…。羽生君はきっと神がこの世に送り込んでくれた希望だけれど、その在り方はたくさんの人々への人生のヒントでもあり、未来を開くものでもあると思うのです。


ご本人はまだ満足していないようですし、実際にまだ上を目指すことも可能な点数ではある。ジャンプの基礎点が下がったにも関わらず、結局ルール変更前と変わらない点数を叩き出してしまうとは…。平昌でも思ったけれど、やはりあれは彼の天井ではなかった。彼のピークはまだ訪れることがないようだ。健康上に大きな問題さえなければ、これほど次元の違う演技を競技の舞台で滑り切ることができる。これからもゾクゾクする幸せに我々は身を焦がしていけるだろう、きっとそうだ。

しかしまあ、こんなに主張する奥二重の人いないよな。眠かったり集中してたら二重になること私にもあるけどさ、あんなにくっきり二重になる人も珍しいですね…。通常状態(笑)で笑ってる時と顔が違うもんな。羽生君によって奥二重の奥深さを知ったね…←何の話だこれ(笑)

ところでガーナのCMが古いやつだったな。新しい白いセーターのやつだったら生き残る自信なかったですけど…。お慈悲ですか…。マドラー欲しいですが料理関連の懸賞は…鬼門中の鬼門…。ゲハッ←吐血


それにしても、トップ3以外の表彰台のメンツが読めない大会が続きますね。楽しい。結構ベテランが幅きかせてる(笑)のが楽しーい!
ではでは、明日は女子ショートプログラムの感想でお会いしましょう。


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