うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

NHK杯2018⑫

初日最後の競技は男子ショートプログラム。めっっちゃ楽しみにしてたのでテンションもおかしいです(笑)。男子までは眠そうにしてた人も、男子が始まったら叫びだしたりしててめっちゃ熱かった(笑)。
もちろんジャッジの紹介からガン見して、リンクインでは熱く手拍子です。ヤバいめっちゃ楽しい。

男子ショートプログラム

第1グループ

6分間練習前の挨拶。佐藤君へも歓声がすごかったけど、草太君が際立ってすごかった。ケヴィンへもものすごかった。第1グループからファンが超熱い。楽しい。


1:アレクサンダー・ジョンソン
Don't Stop The Music。公式練習から選曲これなんだ、と気になってたんですよね。競技のプログラムとしてもなかなか面白い選曲かもしれない、いいチョイスかも。わりとこのプログラム好きだな、と思いながら見てました。


2:佐藤洸彬
すごーーく楽しみにしていたのだけど…。4回転は転倒、アクセルも着氷が乱れた。コンビネーションだけは何とか…。ジャンプがどうもダメだったことも関係してるのか、パリッとしなかった。彼の良さがあまり出ていなくてちょっと残念。ところで、舘ひろしを参考にしたってこれかい?


3:山本草
冒頭のアクセルが本当に美しく、感動してしまった。コンビネーションは手をついてたし4回転も入ってないが、そんなことを忘れるくらいスケーティングが絶品、本当に絶品。ほかの選手の滑りが「スッ」だとしたら、草太君は「スーーーーッ」という感じ。伝わるかなこれ。スピンも上手いです。ジャンプさえ戻ってくれば確実にトップ選手に仲間入りするでしょうね。


4:ケヴィン・レイノルズ
もうスタートまでの30秒のカウントが始まっていたと思うけど、リンクに何か落ちていたらしく「拾ってあげて」との声と共にフラワースケーターがプレゼントか何かを拾いに行き、スタートがやり直しに。
その影響があったのか、演技はそれほど良くはなかった。ジャンプが回転不足のようで得点も伸びなかった。動画を見てみると単独ジャンプがトリプルトゥループの繰り返しで点が入らなかったのか。会場ではそこまで気付かなかった。ただ、この曲が好きで思いを込めて滑ってることも伝わったし、リンクが静かな湖に思えて、得点とは別のところに良さのあるプログラムだと感じました。

私はずっと前からケヴィンが好きで、ステファンが引退したあとに特に応援していた海外スケーターのひとりでした。一度でいいから試合を見に行きたくて、最後の出場になるであろう昨シーズンの四大陸選手権に本気で行きたいと思ったけれど、そんなお金などあるわけもなく、実はかなり後悔していました。だから、ケヴィンの名前をアサイン発表の際に見つけた時、しかもこのNHK杯に見つけた時に、本当に涙がこぼれるほど嬉しかったんですよ。
NHK杯には絶対に全日行きたいと誓っていた大きな理由のひとつがケヴィンの出場です。これが最初で最後かもしれないけど、彼が本当に引退してしまう前に演技を見に行けて感無量です。


5:ヤロスラフ・パニオット
公式練習があまり良くなかったけど今日は大丈夫みたいだな、とホッとしてたら最後のジャンプが思いっきり抜けた…。ああああ(泣)。
あああ、もっとプレゼント投げてあげて、3つくらいしか無かったよ(泣)。私はスタンドだから投げ入れに行けないんだよ(泣)。
若い頃のステファンをちょっと思い出すな、彼の顔立ち。キングアーサーくらいの頃の。


6:イ・ジュンヒョン
ライムライト。公式練習でもすごく雰囲気があって楽しみにしていたプログラムなんですが、あああジャンプがー(泣)。2本続けての転倒(泣)。コンビネーションは頑張った!プログラム自体は「王子様が迎えに来た」感があって素敵だったのでジャンプが残念だった…。


結局トゥクタミシェワや宮原さんの点を誰も超えられないまま第1グループが終了…。男子はこのままグダグダ大会になってしまうのかー(泣)?

第2グループ

7:マッテオ・リッツオ
生で見るのを楽しみにしてた選手なんだけど、思ったより演技が小さく見えてしまった。草太君のあまりの美しいスケーティングにしばらくぼやーっとしてたのでそのせいだと思うけど。冒頭のジャンプはすごく良かったんだけど、そのあとは着氷が乱れてしまった。確実なスケートだなと思ったし、そこそこまとめてはいたんだけど、彼もいい演技とは言えず。うーんみんなどうした…。


8:デニス・ヴァシリエフス
黄色のパンツでも足が長いなんて…。すっごい粋なプログラムで、アクセルも良かったしステップも見ごたえあった。ってもアクセルは実際には回転不足だったようで、遠目の印象とは違うものですね…。それでもいい感じに進んでいたが、コンビネーションが抜けてしまった…。セカンドが跳べなかったああああ(泣)。ジャッジにスーっと滑り寄っていくラストは心掴まれる。私なら思わず加点する(笑)

相変わらずステファンが動きまくってた。身体上下させたりして。今日もグレーのニットで、カメラが2台ステファンを挟んでて笑った…。その映像はいずこで流していただけるんで?てかもう「NHKはステファンが大好き説」は完全に立証されましたね…。6年くらい前からずっと疑ってたんですよ(汗)。


9:ヴィンセント・ジョウ
公式練習ではジャンプ転倒してたのでドキドキしながら見ていたが、今日はいい演技!だったのだが、うーん、この点は回転不足か…。2番目のジャンプも最初から4回転じゃなかったのだな…。しかしエクソジェネシスフィギュアスケート向きの曲だな、と彼のプログラムでも実感。
キスクラでどーもくん抱き締めてる、どーもくんいっぱいもらえたんだろうなきっと。会場でぬいぐるみ売り切れてたのは全部彼にプレゼントされたからでは、と勝手に思ってます(笑)


10:ドミトリー・アリエフ
公式練習の時は主が不在で寂しく流れてた曲。寂しい感じだから余計寂しく聞こえたんですよね。今日は本人がいてなんか安心する。
冒頭のジャンプが上から見てると本当に大きくて素晴らしかったので、この調子でいってほしかったんだけど…、あああ次のジャンプで転倒(泣)。
結構わかりやすい休憩ポイントのある振付に思ったが、曲に合わせてのことかしら。個人的にはまた見たいプログラム。


11:宇野昌磨
冒頭から動きがすごい、引き込んできて、ああこの人はメダリストなんだなって納得するしかなくなる。冒頭から素晴らしいペースだったんだけど、コンビネーションで転倒 。昌磨君は「べしゃっ」て感じで転ぶので、ちっちゃい子が転ぶみたいで、ああああ大丈夫か、って気分になってしまう。
しかし、転倒以外がぶっちゃけ全然違う。密度が濃い、とにかく濃い。なんかスケートの技術そのものがほとばしってる感じで、細かな音まで余さずスケートの一部に吸収していくようだったしスピードやキレもすごい。ジャンプミスがあったからかもだけど、見所はスピンやステップで、それは生で見るからこそわかるのかもしれず、ピンと張りつめた弦のようなキレみたいなものを容赦なく感じる。得点はその辺によるものかな、と思った。
えっ、山田先生おるやん!日本だからか。公式練習の時いらしたっけ?


12:セルゲイ・ヴォロノフ
うおおおおー、4回転きたああああ!ジャンプはノーミス。キャリアの長い選手の跳び方だな、なんて勝手に思う。私はジャンプはルッツだけ見分けがつくことが多いんだけど、それは助走が長い選手が多いからなんですよね。
男子はミス続きでいい演技がほぼなかったので、お前だけでもノーミスを、という会場の空気も感じたのか、素晴らしいアクセルが決まり、そこから終盤までものすごい気迫が彼からも伝わってきた。ビリビリ来るようなステップ。ジャッジの前で吠えてたのかあれは。飄々としてる感じだったので意外だった。もうスタオベ、超スタオベです。選曲も彼にピッタリな気がする。素晴らしかった、最高に興奮してこの日の観戦を終われた。

昌磨君のあとに帰ってしまう人が実はかなりいたんだけど、これ見ないで帰った人、人生損したと思う…。色々事情あるんだろうけど、せっかくわざわざ会場まで来たのにあと10分弱が待てないんだな、もったいない…。
あれ、キスクラで照れてる?かわいい…。滑り終えた時には彼が勝ったかと思ったが、やっぱり基礎点の差かな。ちなみに衣装は遠目だとあまり消しゴム感がなかったです(笑)。


女子がハイレベルだったので、男子のグダグダ大会ぶりが目立ってしまった。得点的にも女子の大会に出ても優勝どころか台乗りすらできない人たちが…。頑張ってええええ(泣)。
実はジョンソンもヴォロノフも、ステファンがアイスショーで使った曲のプログラムだったんですよね。だからステファンで始まりステファンに終わって、しかもステファンが会場にいたという、ステファンのファンにはひとりでニヤニヤし続けるショートプログラムでした。いいの、もうそっとしといてあげて、バカは治らないから…←汗

観戦に来ていた知人に会ってから帰宅したのですが、某デパートでごはん食べようとしたらちょうどラストオーダーだからか閉店しまくってて、「店閉まるの早い…」と嘆かれて広島を代表して謝っときました。広島は良い子の街なので夜は早いんです…(汗)。流川やらそのあたりまで行けばいいんですがグリーンアリーナからはちょっとだけ歩くからねえ。ヴォロノフの演技に興奮してテンパってたから色々店の存在を忘れてて申し訳ない…。

以下次号。


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