うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

フィギュアスケートだらだら語り in 2月⑦

フィギュアスケートに関する特集やスケーターが登場するコーナーが放送された番組の感想を今更語るシリーズ。以前はさらっと書いていたので数番組まとめてこのタイトルで記事にしていましたが、だんだん長文化してきたので(汗)、各番組ごとに書いてもいいのかもしれない。まあ、だらだら考えましょう(笑)。
感想自体はだいたい視聴後すぐに書いてるんですけど、試合があればそっちの感想を優先して載せるので、掲載が先延ばし気味ですみません。まあこのブログ、世界の果てにひっそり佇んでるだけなので、需要はないか、別に(笑)。

テレビだらだら語り①

まずは2月3日放送、『SPORTSウォッチャー』。BSテレ東の再放送(ですよね?)で見たので3日と記載してます。

広島はテレ東が入らないので、BSで視聴。BS見られない時期はテレ東の番組はほぼ全滅だったのでBS様々(涙)。なかなか深夜の放送なので起きていられないのではと思っていたのですが、例のレーダーが炸裂したようです…。

町田樹のプロ引退公演となったカーニバル・オン・アイスの舞台裏を中心とした密着映像。これが最後のドキュメンタリーと銘打たれていたが、彼はある意味で生涯スケーターだろうから、何のかんのときっとまた特集なりコーナーなり組まれるだろうと私は思っています。

プログラムの長さからして主催の理解なくしては成立しないだろうし、照明やカメラアングルにも細かくこだわり口を出せるのは、テレビ局やスタッフの協力があってこそである。それを可能にしたのは現場でそれだけのものを作り上げていくのをスタッフも目の当たりにしてきたからだろうし、そういう立場になれたのは競技で実績をあげたから。そしてその実績に到達するまでには気の遠くなるような練習の日々があったのだ。町田君の人生を、舞台裏の様々にそっと重ねながら私は番組を見ていた。

そうだ、決して最初から強い選手じゃなかった。君の舞台はもっと大きな世界のはずだと、広島のリンクで滑る彼を見ながら歯がゆく思っていた時期もある。私にとってはいつまでも「広島の町田君」で、遠くに行ってしまったことを寂しく思うことも時にはあるけれど、広島を飛び出していった町田君の姿を見ることはもっともっと大きな喜びなのである。
だから、万雷の拍手を浴びる彼をもう少し見ていたかった気持ちはあるのだけれど、あの現役引退時のことを考えれば、プロスケーターとしても滑っていたことはきっと思いがけないボーナスだったのだろうとも思うのである。どうにか一度だけプロとして滑る姿を見に行くことができたので、悔いはないです。でも、見に行けてなかったら一生後悔してたと思う。あの時助けてくださった皆さん、本当にありがとうございました。

選手として強くあろうとしていたのか、それも演出の一貫だったのか、町田君のトークにはどこか「作った」ようなところがあった。しかしこの密着映像から見えたのは、素の部分だったように思います。もちろんすべてではないけれど。
これからも熱烈なファンはついてくるだろうけど、どんな世界でも同じなのかもしれません。肩の力を抜いて、素の町田君として目標を追いながら自由に生きていって欲しい。本当に勝手なファンの言い分ですけど、私はそう思ってます。

遠くからずっと、応援し続けています。私は私にできる方法で、フィギュアスケートを楽しんでいきます。私の感性で、私の言葉で、フィギュアスケートの美しさや激しさ、面白さを綴っていこうと思います。
いつかほんの少しでも、文化にしたいというあなたの願いに、協力できる日が来るように。その日まで、生きていられるように。

…例のレーダーとはステファンレーダーのことです。ステファンが映る番組はほとんど見逃さないレーダーが頭についてるんですよ私。これが自分でも笑っちゃうくらい高性能でねえ。ああ、適当にスルーしてください、スルーで(笑)。
ああ舞台裏のステファン。ハビエルもいる…。何度か書いてるけど、「ステファンと町田君」は私にとっては特別なのです。そのたった一瞬の光景を、特別な気持ちで私は目に焼き付けました。

カーニバル・オン・アイスについては過去に記事にしていますので読んでいただければ嬉しいです。この文章にすべてを込めてしまったので、もうこれ以上書くと蛇足かもしれない。
研究の成果が出るまでには長い時間を要するでしょうが、長い時間をかけてそっと完成を待ち続けることができる。もしかしたらそれは、時に儚い競技人生を見つめなければならない我々フィギュアスケートのファンにとって、新たな喜びになるのではないでしょうか。
さよならは言いません。言う必要がないから。町田君のスケート人生は、これからも続くのです。

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テレビだらだら語り②

続いて2月5日放送、『ザ・世界仰天ニュース』。日本テレビ

これは出演している芸人さんがかかった尿膜管遺残症に羽生君もかかったことがあるよ、程度の内容なので特に書かなくていいかな、と思ったのだが、芸人さんの体験談を聞いてるだけで非常に痛そうで、その状態で全日本出場して優勝したのがどれだけ凄まじいことだったのかが改めて伝わるので、一応触れてみます。
芸人さんも、自分が病気にかかってから羽生君の成し遂げたことに気付いて羽生君が好きになった、みたいなこと言われてましたね。身体の異常って自分がなってみないとわからないものだけど、苦しんでる人の状況を慮る想像力は常に持っておきたいものです。

羽生君のこの病気のことは今も印象深いんですよ。何故って、私この年の全日本のエキシビション見に行ったから。羽生君が出演しないことになって残念だったけど、試合も明らかに調子悪そうだったし、大変な病気だったらどうしよう、と心配しながら長野へ向かったことを覚えてる。病名が発表された時に、聞いたことのなかった病気だけどもう絶対忘れないだろうなと思った。あのシーズン、本当に怪我や病気が多くて、光を得た羽生君にこんな形で闇が襲うのか、とずっと心配し続けてた気がします。

あの全日本が、町田樹羽生結弦の最後の対決だった。町田君の引退で唯一残念なのが、もう二人の勝負が二度と見られないこと。プロ引退により、ショーでの共演ですら、もう二度と叶わない。
羽生君は町田君の引退を病室で聞いたのだろうか、どんな思いで聞いたのだろうか、ずっと考えてた。羽生君は町田君になついてるように見えたし、いいライバル関係にも私には思えたから。
私の勝手な思いでしかないけれど、本当にひとつだけ残念なのが、共にリンクに立つ二人に、もしかすると二度と会えないこと、それだけです。

その時の思い出を一応置いときます。過去の旅日記では、このシリーズがいちばん思い出深いですね。

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ではでは、次のだらだら語りでまたお会いしましょう。


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