うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

四大陸選手権2019雑感⑧

昨日の記事の続きです。女子は全員フリーに進めたのね。男子の選手がひとりだけか、24人の枠に漏れてしまったのは…。無念…。

お名前の前に★がついてる方はテレビ放送された選手です。そのほかの選手はフジテレビ公式サイトで配信されたアーカイブ映像で視聴しました。ありがとうフジテレビ。

女子フリー②

第3グループ

11:ラーキン・オーストマン
ダブルアクセルのシークエンスカッコいいわー。最後のサルコウは抜けたのかな。減点されたジャンプもあったものの、全体的には良かったのでは。減点は回転不足だからかな。回転不足はなあ、結果出るまでわかんないから見た目はノーミスに見えちゃうのよね。
ただ、音楽がオペラ座の怪人なのに、さらりとし過ぎてたかもしれない。オペラ座はなんというかもっと、厳しい感じがあるといいかな。でも美人だからもういいや←美人過ぎて完全降伏


12:ヴェロニク・マレ
おおお、いい演技でした!最初のダブルアクセル高い。なんかこの選手ジャンプがカッコいい。さすがカナダの女子。
でもそれだけじゃなく身のこなしも手を抜いてない感じだし、ステップがすごく素敵だった。レベル4は納得。さすがに大国の選手ですなあ、層が厚い。


13:カイラニ・クレイン
6分間練習でも目を惹いたゴージャスな衣装。新しい衣装ですよねこれ?プログラム変わってなかったし。
序盤からジャンプがクリーンに決まらない。中盤以降持ち直せばまだ何とかなると思うミスだったが、後半になると転倒したりシングルジャンプになってしまったり…。かなり得点としては厳しいだろう。最後まで滑り切ったものの、歯車が狂ってしまったのか…。


★14:キム・イェリム
放送は彼女から。ものすごく素敵な衣装。色が綺麗だし、スカートの布が二重になっていて、内側の白い布との絶妙な重なり具合も素晴らしくてガン見した…。
荒川さんがステップにアドバイスしていたが、ホントだレベル取れてないんだな。でも2回目のダブルアクセルがぐらついたくらいで、あとはオールグリーンでしたね。細かいところはまだまだ詰められるだろうが、頑張ったのでは。


15:ティン・ツゥイ
地元アメリカの大歓声の中登場したが、うーん、ジャンプの転倒が3回。すべてフリップとルッツだったので、このふたつのジャンプの調子が上がらなかったのだろうか…。序盤はあった勢いも、これだけ転倒が続くと削られてしまうのだろう、終盤はもう疲れが見えていた。自国開催は力にもなるけど、プレッシャーにもなったかな。また頑張って。


★16:三原舞依
ショートの結果を吹っ切るような笑顔と冒頭の素晴らしいジャンプ。審議はいくつかついていたし実際その冒頭のジャンプはセカンドが回転不足だったが、それ以外は圧巻のノーミス演技。凄い。
かわいいとか天使とか言われがちな彼女だけど、この演技は違う、そうじゃない。これはしっかりとこの大地を踏みしめて生きる、独立した女性の演技だ。中盤の笑顔にこれまでのどんな彼女とも違う成熟した美しさを感じた。新しい次元にこのプログラムは突入したと思う。文句なしに素晴らしかったです。
おお高得点だ!これは冒頭以外回転不足取られてない?おおお、おおおお…!

第4グループ

最終グループの顔ぶれを見ていると、女子も確実に世代交代していってるんだな、としみじみ思ってしまう。女子は男子よりピークが早いだけに選手生命も短いということか…。
ところで、坂本さんは何故いつも「ケオリ」と発音されるのか。英語だとそうなるのか?


★17:エリザベート・トゥルシンバエワ
うおおおお、4回転サルコウ!転倒はしたが挑んできた。しかもそのミスを引きずらず、スピード感と流れのある滑りでガンガンジャンプを決めていく。
トゥルシンバエワってこんな演技のできる選手だったかな。いつもどこか優等生な感じで、腕の動きも美しく見えなかったのに、別の選手かと思うくらい。エテリのところへ戻って正解だったと言えそうだな。おおお高得点!


★18:イム・ウンス
冒頭のルッツがコンビネーションにならなかった。まだまだあとから取り戻せるだろうと思ったが、結局もう1本のルッツも単独に。全体的にコンビネーションジャンプにミスが多く、スピンやステップもレベルが取りきれていない。最終グループのプレッシャーや緊張もあったかな。それでもステップは引きずらずに笑顔でかわいかった。
振付は鈴木明子さんなんですね。この手の音楽だったら鈴木さん、ってイメージあるのかな。


★19:紀平梨花
トリプルアクセルきたあああああ!!男子でもなかなか跳べんぞあの質で。しかし冷静に1本だけにした。コンビネーションはダブルアクセルに。正直1本だけでも破壊力十分の得点が出るからな。
ジャンプに無駄な助走がほぼ無くて演技が途切れず美しく流れる。最後のサルコウなんて今ジャンプ跳んだっけ?な勢い。振付をブラッシュアップしたとのことだが、ステップのあたりそんな感じかも。表情もより引き締まっていて、地球を誕生させる創造の女神のようである。ラストのポーズで足が浮いたのはまあご愛敬だろう。
ぐうの音も出ないノーミス。トリプルアクセル1本でも驚異的な得点。これ2本にしてたら何点出したんだ。強い、本当に強い。素晴らしい。


★20:マライア・ベル
いいジャンプで入ってきたと思ったが、ああ転倒が…。審議もいくつかついている。うーん、表彰台が見えている時の演技は難しいな。とてもいいプログラムだけに残念である。やっぱりラストのスピンに入る前の動作が好きすぎ。
好きだと感じるプログラムのシェイリーン振付率が高過ぎて毎度毎度ビビる。あの人すげえ…。


★21:ブレイディ・テネル
コンビネーションジャンプのセカンドにミスが出たものの、全体的には悪くなかったと思うのだが…。スピードと流れがあり、ジャンプがプログラムの流れを切らず演技の内容が濃いのだが、ううん、荒川さんの指摘によると回転不足がいくつかあったようだ、点が伸びない。ショート1位だったのに表彰台を逃してしまった。これは悔しいだろう…。
衣装のこっくりした色が綺麗ですな。世界中のロミオとジュリエットの力をすべて結集した、という感じの謎の編曲にも慣れてしまいましたね(笑)。


★22:坂本花織
また最終滑走を引いておられる…。縁があるのか。しかしちょっと表情が強ばってる気がする。連覇かかってるし緊張するよな…。
ああああああああ、3連続がシングルアクセルになってしまい続かない。最後にリカバリーはしたが得点源だったので痛い。審議もたくさんついている、どういう結果になるだろう。うーん、ルッツにアテンション…。
それ以外は男子のパワーと女子のしなやかさをあわせ持つような絶品の流れるジャンプ、海の向こうから広がってくるようなプログラムと、素晴らしいものがあるだけに、得点が伸びなくて無念…。ああ、僅差で表彰台も逃してしまった。本人も顔を覆ってしまった…。
いやもう、これは世界選手権でリベンジするしかあるまい。さりげなく初出場だったよね、フレッシュな気持ちでまた挑戦だ!


アーカイブ配信は表彰式まで入っていて、たいへんありがたかったです。NHK杯の表彰式を会場で見てて、ああ、やっぱりいいものだなあって思ったし。3人とも逆転の表彰台、おめでとう。
優勝者インタビューも。紀平さんが日本語で答えてるので分かりやすくていいが、英語は簡単なことしか聞き取れないので、通訳さんが一生懸命訳してる間に司会が繋いでるのとか何言ってるかわからない(笑)。英語の解説の「アクセル」の発音が好きなんだよね私←突然何だよ


上位陣のミスが相次いだとは言え、これだけ綺麗にショートとフリーでメダリストが入れ替わるのも珍しいような。ショートもフリーも揃えられた選手がいなかったということですね。ただ、2位から4位まではほとんど差がなくて超激戦で、現在の些細なミスで順位が入れ替わる女子の群雄割拠ぶりを物語ってるような気がする。
そんな中、得点的にも紀平さんはぶっちぎっていて、結局トリプルアクセルはフリーで1本しか成功していないにも関わらず、底力を見せつけている。もし3回とも挑んで成功していたらもはや少々のことでは勝つことは不可能だろう。四大陸も制してしまうとは、新たな絶対女王が生まれようとしているのか。女子どんだけ強い選手出てくるんだ、10位くらいまで表彰台増やした方が良くない?足りねえだろ完全に。
トゥルシンバエワはいつも表彰台まであと一歩、という印象だったけど、今大会は4回転は入れてくるわ非常に見応えのある演技だわ、で素晴らしかったです。


ところで、番組中にマサル出演のエアウィーブのCMが挟まれてた。初めて見た。マサルかわいい…。フィギュアスケート選手の出演するCMは是非どんどん流すべき。視聴者は大喜びだし企業は売上爆増疑い無し。爆増しなかったらごめん(笑)。

四大陸の記事はまだまだ続く。明日はペアの記事でお会いしましょう。



「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。毎日更新中なのでお気軽に遊びに来てくださいね。
note.mu