うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

世界選手権2019雑感⑱

ついにこの時がやって来ました。今シーズンの世界選手権が、いよいよ決着します。最もハラハラする展開をラストに持ってくるとは…。スケートの神様は、おそらくこの埼玉にもいるはずです。どうも、スポ根好きの神様っぽいけどね。

男子フリー②

第3グループ

13:ミハイル・コリヤダ
今日はとても落ち着いているように見えました。なので美しいスケーティングが非常に、非常に引き立つ。ジャンプのミスも4回転の着氷乱れくらいでしょうか。4回転ルッツは外したのかなプログラムから。
やっぱり彼の問題はメンタルか…。枠の問題はあれど、メダルの可能性も低いし、プレッシャーがさほどかからない状況でしたからね。ここを克服さえできれば…。
素晴らしい得点…!やればできる、やればできるんだよね君は(涙)。


14:モリス・クビテラシビリ
4回転が3本。2本目以外は転倒してしまったが、4回転の判定を受けていればそれなりに点は出るはず。ちょっとジャンプを跳ぶので必死になっているようにも感じたが、滑ってるだけで迫力ありますね彼は。
おお、キスクラにエテリがいるわ。男子もいつかエテリ帝国が建国されるのだろうか。


15:アンドレイ・ラズキン
初出場、しかも急な出場とは思えないくらい堂々としていた。多少乱れはあったが転倒もなく、4回転もきっちり入れてくる。ロシアの選手の美しさ、独特の味みたいなものも演技にあったと思います。急なチャンスをしっかりものにしましたね。
なかなかいい得点。今のところ上位がロシア3人。ロシアの底力…!ほかの種目は全部ロシアの選手がメダル取ってるし負けられないよな…!


16:ケヴィン・エイモズ
ショートが良かったので上位を狙って気負ってしまったか。ジャンプの乱れが続いてしまう。4回転やトリプルアクセルなど、高得点のジャンプでミスが出てしまったのは痛いが、スプリングが跳ねるようなジャンプ、止めた時が美しい動き、しなやかでいい筋肉があるのだろうな、と勝手に予想してます。コレオもステップも好き…!
おや、手が切れたみたいだと実況が…。男子ではたまに手を切る選手見かける気がしますね。お大事に…。


17:ボーヤン・ジン
4回転ルッツ!ルッツ降りたあああああ!あれ計測して!アイスコープ計測してええええ!
最初の3本のジャンプだけで速報は40点くらいあるよ…。ひええええ。そして着氷乱れもあったが4回転3本。ルッツが綺麗に決まったので3本に抑えたのだろうか。
しかし審議がかなりついていて、2本目の4回転は回転不足判定だった様子。それでもここまででトップのはず。おおお僅差、僅差で暫定1位!


18:ミハル・ブレジナ
あああああ!ああああああ!めちゃくちゃ!めちゃくちゃ良かったのに3連続が!3連続がああああ!得点源が!
しかしそこ以外は最高でしたね…。ショートでも思ったけど、今回の男子選手の中でいちばんスケートが上手い、と感じたのはミハル。ステップが大好き、ホントに大好き。
観客もめちゃくちゃ盛り上がってましたね。日本にもファン多いよね。キャリアも長いからスケートファンにもお馴染みだし。ああ、やっぱり私はヨーロッパ男子のスケートが好きですわ。そもそもヤグディンがきっかけでこうなったわけですしね私…。

第4グループ

今大会が始まる前、私は色々あったせいかあまり緊張していなかったのですが、ここに来て震えが止まらなくなりました…。もう祈るしかない、祈るしかない…!
挨拶。安定の無表情の昌磨君、完全に阿修羅モードの羽生君。笑顔を見せるアメリカ男子3名。リッツォ君は緊張気味に見える。さあ、泣いても笑ってもこれですべてが決まる…!


19:ヴィンセント・ジョウ
4回転ルッツのコンビネーション降りた!凄まじい、あれだけで20点くらいある…!ジャンプの乱れもあったが多少のことだ。あとは回転不足判定がどう出るか。いくつも審議がついている、回転不足気味に見えるジャンプが確かにあった気がする…。
しかしプログラムは非常に美しく、ジャンプも決まったので迫力も素晴らしかった。今シーズンいちばんの出来だったのでは。さあ、何点出す…!おおおおお、ぶっちぎって暫定1位!!

こうなると、シーズン序盤に彼があれだけ回転不足判定を受けていたのは何だったのか、という気分に。今大会はどの選手についても、これは足りないんだろうな、というジャンプしか回転不足判定にならなかった気がするが、大会によって傾向があるんでしょうかね。このフリーもやはり2本回転不足判定だったので、変わらず彼の課題ではあるのでしょうが。


20:宇野昌磨
冒頭の4回転を2本ともミス。悲鳴が出そうになった…。練習は好調だという話だったのに…。しかも回転不足だ…。
後半の4回転トゥループも2本目がコンビネーションに出来なかった。得点源のジャンプでのミスが続いてしまう。あのフリーに強い昌磨君が…。自国開催のプレッシャーなのか、これが…。
それでも高得点は出してくる。やはり基本的な技術のレベルが高い。しかしこの時点で2位。表彰台は厳しいか…。

オリンピックによって環境も意識も変わったのだろうと感じた昌磨君の、今シーズンの総決算となる大会だったが、勝ちたいという明確な意思を持つことが昌磨君にとって本当にプラスになるのかと、少し考えたりもした。彼の強さは天性のものであろうマイペースにも大きな要因があったと思うから。どちらがいいのかはわからないが、本人が思う通りやるのがいちばんだから、今後もそっと見守るだけである。


21:マッテオ・リッツォ
挨拶の様子が雰囲気に飲まれてる気がしてちょっと心配だったのだが、ああ、4回転で転倒。アクセルも乱れてしまった。しかしそのあとは確実。非常に堅実なスケートという印象。
いくつか曲が繋げてあるプログラムで、最後が『Don't Stop Me Now』。今シーズンホントに何度も聞いた気がする曲である、個人的に。これは盛り上がる。ステップがとても巧みだった、素晴らしい。
4回転が確実に決まるようになれば、これからヨーロッパ男子の顔のひとりになりそうですね。


22:羽生結弦
とにかくループを降りてくれ、それさえ決まれば、と祈りながら見つめる。4回転ループを着氷させた瞬間、これでいけると思った。ループが、ループがついに試合に戻ってきた!
サルコウはよくこらえた、しかし回転不足。どうも今大会はサルコウの調子が合ってなかった。彼の得意なエッジ系ジャンプが跳びにくい氷だったのかもしれない。ほかの選手のジャンプの成功具合を見ても。

4回転トゥループは2本とも成功だが、トリプルアクセルとのシークエンスをあれだけ美しく決めたことが今回はいちばん大きかったかもしれない。あんなわけのわからない技を投入しながらプログラムを芸術にまで高めてまとめてくるのが羽生結弦の真の恐ろしさだ。
この時点で涙がこみ上げてきたがこらえて見守る。コンビネーションジャンプはすべて後半、しかも最後のジャンプは最後に跳ぶような難易度のジャンプじゃない。それを決めてしまった。いつだって、いつだって彼の最大の武器だった、絶品のトリプルアクセル

ステップはレベル3だったし、サルコウのミスもあったし、全体的に羽生君にしては加点が少なかったように思う。表現面においても、最高レベルの羽生君の演技には少しだけ及ばなかったかもしれない。
しかし、しかしだ。オリンピックを2回も制覇した人間が、それでもなおここまで勝利に貪欲になれるのか。ここまで勝負への鬼になれるのか。私はそれに凄まじいまでの畏怖を感じた。
おそらくは負傷で思うように練習もできず、シーズン通してあまり滑り込めなかったであろう超難易度のプログラムに、これほど本気で、絶対に諦めない、勝つのだという恐ろしいまでの決意をもって臨む必要があったのか。過去の栄光にすがって、諦めてしまっても良かったはずだ。
でも、彼はそれを良しとしなかった。そんなこと考えてもいないのではないか。あれだけ大差がつけば普通は諦める。クールに笑って「次がある」と流してしまうこともできたのに。

その彼の燃え盛る魂が、プログラムを鬼気迫る黒い炎に仕立てあげていた。もう二度と現れないと思っていた、羽生結弦の「何重にも理性のリミッターをかけて封印している狂気」が、まさかまた顔を覗かせるなんて。狂気という表現は適切ではないかもしれないが、ほかに言葉が思い浮かばないのである。

ああ、この人は。この人は、どこまでもスポーツ選手でありながらただスポーツをやっているんじゃない。現実の中に漂う非現実の扉を開ける力を持つ、本当に稀有な人物なのだ。それを思い知った。もちろんスポーツとして技術力も抜きん出ているからこそ説得力が出るのだが、この特性はほかの選手を遥かに凌駕している。ディック・バトン氏の「劇場」という言葉を今日ほど感じたことはなかった。

総合で300点を超える。ショートであれだけ致命的なミスをしたというのに。おそらく足も治ってはいないのに…。数多の実力者が顔を揃える中、しかも「自国開催」「勝って当然」というプレッシャーもかかる中で、それでも表彰台をぶっちぎって確定させた。これが本当に、本当に強い選手の姿だ。
しかし、もう得点とか順位とかいうレベルの話ではないとも思った。我々は人間がその力を爆発させる瞬間を、物語の文脈の中で目にしたのだ。こんな経験は頻繁に訪れるものじゃない。計算され、用意された物語ではない、瞬間瞬間に形成される物語だからこそそれは強烈な劇薬となるのである。

うまく、うまく言葉が見つからない。何となく伝わってもらえたら嬉しい。

あと、以前にも書いたけれど、私はずっと羽生君にこの『Art on Ice』で滑って欲しかったので、自分の想像以上のものを見られて感激しています。氷の世界の王が嵐に乗って現れるようなメロディが、羽生君にピッタリだと思ってました。
でも今日の羽生君に見たのはこの曲を使っていたプルシェンコではなく何故かヤグディンだったりします。スケートのタイプは違うはずなのに、私は羽生君を見ているとしきりにヤグディンを思い出すんですよ。何故なんだろうな。


23:ネイサン・チェン
またこの滑走順引いたのか、とちょっと心配だったのだが、さすがに何度目かわからないので完全に慣れたと思われる。まったく危なげなかった…。あれに慣れるとはすげえ…。
ルッツの加点何だあれ。鬼?着氷が微妙だったジャンプもあったけど、ほぼノーミスでは。ショートもほぼノーミスだったので、ネイサンがノーミスだとこれくらい出せる、というラインが今回我々にもわかりやすく数値化された、という印象である。技術点カウンターを見ながら笑いしか出なかった。この感覚きっとわかってもらえると思うんだけど。凄いもの見てるとだんだん壊れてくる感覚。私の目がおかしくなったんじゃないですよね?←白目

非常に落ち着いていてクールで、ガツガツしていない雰囲気は彼の性格的なものかもしれないけど、演技としては思いっ切りスポーツ寄りの選手なんだな、と今回改めて感じた。美しさが体操の美しさのそれに近いものがある気がする。
それゆえに淡白にも感じて、そこがすっっごいことやってるのにサラッとそれが流れていってしまったように思った原因かもしれない。これはもう好みの問題で、どっちがいいとかいう話じゃないでしょうが。すごいのにさらっとしてるっていうのは「すごい」の形のひとつだし。
ただ、技術点カウンターの存在を忘れるくらいの演技を見てみたいなあ、とも思ってしまうのだった。たぶんめちゃくちゃ贅沢なこと言ってるんですけどね…。どうせならそこを目指して欲しい気もすれば、このクールさがいいんだともやっぱり思ってしまう。
衣装は…。アメリカだからしょうがねえっすよ←目をそらす


24:ジェイソン・ブラウン
うーん、いつもほどイキイキしてなかったかも。ジェイソンがスピンやステップでレベル取れてないなんて…。4回転の転倒は仕方ないとしても、ジャンプのミスも続いたし、上位が狙える位置で緊張したか。
うーん、得点発表に時間がかかっている。回転不足などあったかな。うーん、4回転が回転不足か。ソチと同じ最終滑走と実況が言ってたが、順位まで一緒かい!確か9位だったよねソチ。
サルコウが合うようになるまで1年半かかるとオーサーは言ったのか。4回転入るようになったら結構手がつけられないだろうな…。


表彰式や記者会見の様子なども少し映りましたが、衣装のせいか羽生君の銀メダルが似合ってなくてちょっと吹いてしまった。十二分に凄い結果なのに似合わないって何なの(汗)。羽生君、グランプリシリーズ初戦と世界選手権が苦手なのはもう鉄板なのかもしれんな。4年に一度しかないオリンピックと世界選手権の優勝回数が同じって。何故に…。
ネイサンは今シーズンの快調ぶりも「人生の通過点」くらいにしか思ってなさそうで、ものすごくサラッとしてて、また別方向に凄すぎていい意味で唖然としてます。彼とジョウ君の活躍で、アメリカのスケート人気、戻るといいね。
そう言えばやっぱりアジア系の選手で独占ですね、表彰台。こう考えるとハビエルって凄かったんだな…。

アーカイブでも優勝者インタビューや表彰式を見ましたが、ネイサンの声で喋り続けてくれる睡眠学習用の英語の教材とかあればめっちゃ売れそう(笑)。あと「できる男は違いが分かる」系のCMに出て欲しい←意味不明
羽生君ちょっと寂しそうだったし、昌磨君も悔しかっただろうし、今度は二人で台乗りしておくれ…!ヴィンセント君も嬉しそうでしたね。彼の今シーズンのプログラムは両方とも好きです。


ルール改正の意味はあったのか?と呆然としながら見つめ続けた男子のフリーでした。改正から1シーズンで早速300点超えとるし!4回転バンバン入れて荒稼ぎ、の傾向も全然変わってないし!むしろなんか色々加速しとる!
あと、4回転ルッツがよく決まる大会だったな、という印象。よく決まるようなジャンプじゃねえだろあれ。トゥジャンプ向きの氷だったのかな、とこの点からも予想する。得点的にも、女子のトリプルアクセルに近い破壊力を持つのがこのルッツなんだな、という気がしました。

正直、羽生君の演技に圧倒されて記憶が吹き飛び気味ですが(特にネイサンとジェイソンは私が冥界から帰ってこれなくなっててごめんよおおおお…。阿修羅が怖すぎて脳細胞がやられた…)、第1グループから面白かったな。ショートに続いてミハルが印象的でした。刑事君もフリーはすごく良かったし、リトヴィンツェフ君は人気出ますね、ありゃ(笑)。マヨロフの笑顔も染みわたりました。ボーヤンも昨年の成績がどうしたのかと思うくらい悪かったので、今大会はホッとしました。

本田君が羽生君とネイサンをヤグディンプルシェンコにたとえていたけど、羽生君とネイサンは方向性がまったく違うんだな、と二人の演技を続けて見ると強く感じました。スケートのタイプも、たぶん性格も全然違う。水と炎くらい違う。
羽生君は怪我や氷の影響もあるのか今回はサルコウのミスが響いてしまいましたが、ノーミスなら互角だったでしょう。互角の技術力を持ちつつ、まったく正反対の魅力があるというのも非常に面白いですね。ノーミス対決を見たい、という欲が生まれてきてしまう。


そして。この大会のこの展開は、必要な要素だった気がして仕方ないのですよ。もうすべてを手に入れて満足していたかのような羽生君に、完全に火をつけてしまった印象があります。年若い選手が頭角を表してくると恐怖を覚える選手が多いのではないかと感じる中で、彼だけはそんな選手が現れる度にワクワクしていた。埼玉に来ていたスケートの神様は、羽生君に満足することを与えなかった。それはもっと先にあるとこの大会を通して伝えてきた気がするのです。
既に完成させていた4回転ルッツ、完成を目指している4回転アクセル。それらへの来シーズンの挑戦を羽生君も口にしていたけど、そうなるように神が仕向けてきたのかもしれない。まだまだ最高の戦いが見られるように。「挑戦者」の羽生結弦が、たぶんいちばん強い。

その神のプランを阻む最大の要素が、羽生君の怪我。むしろ阻む要素はそれのみでしょう。今大会もまったく治っていなかったんじゃないですか…。練習の様子などからして問題ないだろうという声も聞いたけど、問題ないように見せてただけですよねきっと…。オリンピックの時と同じ。
それでも、まったく治っていなくても、羽生君は日本の世界選手権に出たかったんだろうな。来年の出場枠、自分に寄せられる期待、様々なものを正面から受け止めて。そのために、試合に間に合うように無理をしてでも調整してきたのだろうと。

それだけに、羽生君の怪我に打開策はないのかと真剣に考えてしまいます。ああ、靭帯の専門家かなんかになっていれば良かった。私で良ければお力を貸しますよ、とこんな時に言えたなら(泣)。
競技者としてはもちろん、いつか到達するであろうプロスケーターや指導者として、そして日常生活にも怪我の影響は出てくるのかもしれない。長期休養と引き換えにしてでも、どこかで根本的な解決を図った方がいいのかもしれない。しかしそれは絶妙なバランスや感覚を崩してしまうのかもしれず、結局付き合っていくしかないという結論に至るのかもしれず…。

素人には何も言えないけれど、十分な練習が積めないままなのも、痛みが続くのも、そのために本来の力が出せないのであろうことも本当にもどかしくて、何とかならないのかと地団駄を踏んでしまう。
ヘルシンキの世界選手権は、羽生君の集中力が彼の実力を100%引き出したフリーだと感じましたが、今回のフリーは同じように集中していても、怪我が引き出す容量に制限をかけた気がするのです。それが本当にもどかしい。

祈ってどうにかなるならいくらでも祈るので、現実的な解決法が見つかることを願ってやみません。ヤグディンの引退とステファンの1回目の引退、どちらも怪我が原因だったあの引退に二人の大ファンだった自分が当時泣きわめいたことを思い出すと、羽生君を始め、怪我に苦しむ選手がひとりでも減って欲しいと祈らずにいられないのです。
どのような道であれ、羽生君の決めたことは、信じて応援します。ファンにできることは信じることだけ。かつてカップ・オブ・チャイナで噴出したような、心配の名のもとに彼のスケートへの熱意と決意を止めようとするのは、愛情ではないと私は思っています。それは、生きているのをやめろと言うことと同じことです。私はそう思っています。


今回、男子の演技で何度も繰り返し見たいと思ったのは羽生君のフリーだけです。羽生君のファンだから、それは確かにあるけれど、私は羽生君の演技でも実は積極的にリピートして見ません。集中して一度見てそれを焼き付けようとするタイプです。もちろんリピートすることもありますけど、ビデオが擦り切れるレベルまで繰り返し見たのはたぶんヤグディンのWinterくらいかな。2002年の世界選手権の。
でも、久しぶりに強烈な羽生結弦を味わってしまい、頭を殴られてガンガン揺れているような感覚がずっと続いています。平昌でもここまでのことはなかったかもしれない。

羽生君のインタビュー類も久しぶりにたくさん見たけど、やっぱりこの人面白いな。本当はめちゃくちゃ悔しかっただろうし憮然としていてもいいのに、テレビやファンに向けて明るく振る舞っていた…。いや、悔し過ぎて「めっちゃよく喋るモード」なのかもしれない(笑)。ゾーンの話面白すぎ。ジャンプで連載するにあたってあれは絶対に入れないと…←同意してくれ←やかまし

後日(3月25日)ですが、『報道ステーション』で流れたインタビューが特に傑作でした。あれはねえ、見てて良かった(笑)。
なんかわかる気がするのよ、圧倒的な力でねじ伏せたい感覚。私は出来のいいゲームよりクソゲーが好きなんだけど、何故かと言うと、理不尽な難易度をゴリッゴリにレベル上げて突破するのが好きだから。ロールプレイングゲームとかシミュレーションね。トライ&エラーによる徹底した調査のもと、最大限に効率良い攻略法を編み出したりして完膚なきまでにクソゲーを叩きのめす。それはユーザーに親切な名作ゲームじゃ味わえないカタルシスなのです。
…一緒にするなって?ええ、まさしくそうですね。私も自分で書いてて「ふざけんな」って思いました。闇の勢力とか送り込まれて消されちゃいますかね?…え?消されてほしい?


…ところで(汗)、ちらほら入ってくるヤグディン情報にいちいち吹いてました、この大会。突撃レポートしてたとか、羽生君の演技ガン見してたとか、競技も気になるがヤグディンが気になってしょうがない…。
ヤグディン、羽生君のことお気に入りみたいですけど、わりと最近までちゃんと羽生君のことを知らなかったっぽいのが何とも言えない(笑)。ヤグディンの前でプルシェンコリスペクトプログラムは、そりゃあかんかったかもしれんな…。あの人たち色々あったんでしょ←目をそらす
私は羽生君を見ているとヤグディンを思い出してしょうがないので、いつかヤグディンと羽生君が巡り会って何かがスパークすることを期待してしまう。駄目か、あいつプルオタだからな…。

キリがないのでこの辺で(汗)。残すはエキシビションの感想のみ。あと少しだけ、お付き合いいただければ幸いです。
また、最終回の記事は特に読んでいただければ嬉しいです。この回は読んでいただける方が多いかなと思ったので、こそっとお願いをさせていただきます。



「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。毎日更新中なのでお気軽に遊びに来てくださいね。
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