うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

国別対抗戦2019雑感⑨

長かったシーズンもついにクライマックス。国別対抗戦もエキシビションを残すだけとなりました。
エキシビションはなかなか地上波で放送してもらえないので、ゴールデンタイムに流れるなんてすごく贅沢な気分。放送時間的に半分も流れないでしょうが、地上波だし仕方なかろう。だがどうやらBSでの放送は予定されていないらしくショック…。エキシビションはBSで生放送とかしてたのにテレ朝ー(泣)。
てなわけで、地上波で流れた選手のみの感想です。またどこかでノーカット放送を見る機会があれば追加で感想を書きます。あることを祈ります(泣)。

いきなり羽生君のパリの散歩道。そうそう、国別のエキシビションと言えばこれだよ。実は国別のちょっと前からしきりにこの演技を思い出してたので、なんかテレ朝と想いが通じた気がするんだけど(笑)。
いや、マジで凄かったんですよ。パリの散歩道はいい出来の演技が多かった印象だけどその中でも格別で、これ競技で滑ってたら何点出した?とゾックゾクするほど凄かったんですよ。羽生君の演技の中でもトップクラスの完成度だったんじゃないでしょうか。しかもショーの照明の中でアレですからね…。
羽生君が出ること前提で本人からコメントも取ってたのかもしれないですね。そりゃテレ朝もここで使うしかなかろうよ。羽生君の足が良くなることを祈らずにはいられないです…。

オープニングが流れるのも最後かあ。やっぱり毎年テレ朝での最後の放送だけトゥーランドットのバージョンが違うよね?ちょっと豪華だよね?

エキシビション

★小松原美里&ティム・コレト
地上波放送は彼らから。四季を感じ取る日本人の繊細な感性と、世界に開かれた国際人の眼差しとが共存して溶け合ってるように感じるんですよねえ。このプログラム素敵ですよね。映画にはほとんど思い入れないのにそう思えるから純粋に素敵だってことですよ、はい。


★ニコル・デラモニカ&マッテオ・グアリーゼ
今日はちゃんと上着が脱げた(笑)。肉体美が「日本」「ありがとう」の文字で台無しに(笑)。並み居る人気選手をぶったぎって彼らが流れたのは、やっぱり面白いからでしょうか(笑)。フィギュアスケートに興味がない人にはこういうプログラムでまず楽しんでもらうところからですかね。


田中刑事
ゴールデンに!ゴールデンタイムにジョジョがあああああああ!!俺たちは勝ったあああああああああ!!←何に
キレッキレだしビュンッビュンだし超絶カッコいいし最高なんですけどおおおおおおおおおおお!織田君もジョジョが好きだという情報も仕入れられる解説(笑)


★坂本花織
忍者かあ、ありそうであんまりないセレクトですね。衣装も髪型もすごくよく似合ってる。これ海外の大会のエキシビションで披露したらめっちゃウケそうじゃない?


★チーム演技・アメリ
『U.S.A.』かあ、ギリギリ流行ってるタイミングでアメリカが優勝するとは出来すぎだな、この曲滑るためにスケートの神(国別仕様でお笑い好きとみた)が優勝させたんじゃね?わざわざDA PUMPにコメントもらったのかあ、なんて笑ってるうちはまだ良かった…。

登場シーンですべてが吹き飛びました…。お面が!あのお面が!ひとりひとりが自分の(たぶん)お面持ってチューチュートレイン…。






お面の衝撃で何も頭に入ってこない。元々洋楽だった気がするけどDA PUMP歌唱版なのか。なんか踊りも変なんだけどお面のせいで息ができなくて視界が歪んでいるのか。ヴィンセント君がさりげなくいいキャラなのはどうにかわかったよ…。
ラストはまさかの人文字。世界が誇るトップ選手の無駄遣いぶりが最後まで徹底していて、世界三大エキシビションに肉薄する勢いの凄まじい何かが生まれてしまった気がして仕方ない…。ちょっと、今の何←混乱

実は今回の国別の内容はわりと右から左状態だったんですが、アメリカのキスクラを見るたびに呼吸停止して脳細胞が滅びさってたからだと確信したよ…。「国旗の代わりに客席でファンがお面を振る」「バナーの代わりにお面を飾る」という新たな文化が生まれないか心配です←生まれない


宇野昌磨
今シーズンのショートプログラム。試合では四季に変えたからかな。
トリプルアクセルと4回転のコンビネーション、行けたかと思ったんだけど転倒。でもすごい勢いがあった。単独のトリプルアクセルも加点が山盛り付きそうな出来。
もう世界選手権のことは吹っ切れたのかな、という演技でした。ちょっと安心したよ…。怪我にだけ気を付けて、来シーズンも昌磨君らしく頑張って欲しい。


★チーム演技・日本
チーム演技の曲をどうやって決めたのかの説明や選曲風景が挟まれる。なるほど、登場曲にペアとアイスダンス、シングル2曲とフィナーレ、という構成で、パートごとに曲を決定したんですね。
1曲目は昌磨君の独断で決めたらしい。「決まりです」って言い張ってる昌磨君に爆笑。いつも練習中にかかってる曲だそうで。GLAYの『誘惑』いいなあ、選ばれてなかったけど。候補に『U.S.A.』があったけど、選ばなくて正解だったね(汗)。

平成の名曲メドレー、だったかな。Lemon、ミスチルだんご三兄弟安室奈美恵、んで最後がSMAP
平成のアイドルと言えばSMAPだもんねえ。『世界に一つだけの花』を平成最後のエキシビションで見られるなんて感慨深いものがあるよ…。まさかSMAPがもういないとは、10年前には考えてもいなかった。

昌磨君もっとやる気ないかと思ったら結構ノリノリだったのが印象的。刑事君と一緒で楽しかったのかなあ。平昌の団体戦はあんまり楽しくなさそうだったのに、文化祭的な雰囲気で和んだのかしら。


エリザベータ・トゥクタミシェワ
ゴールデエエエエエエエエエエエン!日曜日いいいいいいいいいー!流したよテレ朝あああああああああー!おっしゃあああああああー!←笑
紙コップをお客さんにプレゼントしてるあたりはまだかわいいのだが、トレイを踏みつけ始めたあたりから本領発揮。今日もいい脱ぎっぷりですよ。これ流して大丈夫かいな、な振付もあるんだが、家族で楽しく見ていた平和な茶の間が今頃凍り付いてるんだろうなと思うと最高に面白い←ひでえ
女子でここまで吹っ切った演技する選手なかなかいないですからね、来シーズンも続行してくれるみたいなのでめっちゃ嬉しいし楽しみ。


★ヴァネッサ・ジェームス&モルガン・シプレ
ヴァネッサさんが彫刻のように美しくて見とれてしまう。青い照明の中、まるで舞台芸術の世界のようだ。スロージャンプは着氷をミスしていたものの、高さが半端なかったですね。


★ネイサン・チェン
体調不良みたいな話も聞こえてきてたが、元気に滑っててホッ。クールな曲を滑らせたら男子では右に出るものがいないかもしれないですね。今年もいっぱい日本のショーに出るみたいだし、ますますファンを増やすのか…(笑)。


★ガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン
なるほど、織田君によると膝が柔らかいのかこの二人は。ちょっとだけ激しい曲なので、人間離れしてるあの氷から浮き上がっているような滑りではないんだけど、こんな曲調でもこれだけ密度が濃く、人間離れした演技とは違う硬質さと熱さで滑れるんだな、とひたすら感心してしまった。


紀平梨花
トリは紀平さんだったんですね。間違いなく今シーズンの主役のひとりでしたもんね。しかも日本人だし、日本の大会だしね。
おお新しいプログラムだ、シーズン最後に新鮮。腕の動きが特徴的で目を引くのだけど、へえ、これキャシーの振付なんだ。衣装もメタリックで宇宙感が。今日も靴にはテープ巻いてる。

ラストはゴーちゃんと一緒に出て来てアンコール。女子の競技に嵐をもたらした『A Beautiful Storm』。今シーズンを象徴するかのようなプログラムで締めくくり。濃い、本当に濃いシーズンでしたねえ。選手の皆さんもファンの皆さんもお疲れ様でした。


★フィナーレ
ちらっとしか映りませんでしたが、昌磨君が刑事君の衣装の学ランを羽織って出てきたり、刑事君と昌磨君とヴィンセント君の3人でクリムキンやってたり、なかなか楽しそうだったのはわかったわ。昌磨君…。ほんっとーに刑事君が好きなのね…。


以上でございます。個人的に色々ありすぎて精神的に浮上できず日々過ごしていましたが、国別のおかげで気が紛れてありがたかった。会場に行けなかったのが本当に無念です。


上がったり下がったりしつつもずっとアクセスは増え続けているものの、どなたが読んでくれているのだろう…?と手探り感が拭えないまま毎日更新し続けてきたこのブログ。だいたい3シーズンを毎日更新とともに駆け抜けてきました。毎日更新は1000記事で終了、と決めているので、来シーズンはどうなるかわかりませんが、読んでくださる方がいる限りは続けていけたらなあ、と思っています。

特に好きなスケーターはもちろんいますが、そのスケーターたちを見ているうちに、どうしてそのスケーターが好きなのか、どこが好きなのかを理解したくて、だんだん競技そのものを楽しむようになっていきました。でもどうやっても動体視力が追い付かず、いつも自分の感覚の範囲から抜け出せなくて、素人の感想なんて恥ずかしくて載せられないよ、とずっと躊躇ってたブログ。
いちいち私のブログなんぞ気にされてないよ、とわかったことと(笑)、素人だからこそ、スケーターが人生を懸けてきた競技に敬意を払い、ファンが越えてはいけないであろうラインを守って、かつ自由に楽しく綴っていこう、と今日まで続けてきました。
選手を自分の身内、もしくは自分自身の理想の具現化のように感じるのか、どうしてそういう考えになるんだろう、という人をたくさん見てきました。連盟やジャッジやコーチやご家族、出版社やテレビ局、我々がその選手の姿を目にすることができるのは、その選手を取り巻くたくさんの人々の力があったから。そのことを忘れず、与えられるもの以上のことは望まず、氷上に描き出される一瞬一瞬を精一杯受け止めて、その感動を文字にしていけたらと思っています。

また来シーズン、そして明日の記事でお会いできることを願っています。長い記事に今回もお付き合いいただき、本当にありがとうございました。




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