うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

Fantasy on Ice 2019 in Makuhari 雑感①

2010年から、毎年夏はファンタジー・オン・アイスを会場で見るためにすべてを注ぎ込む、という生活を送っていた私が、初めてどこの会場にも行けなかったのが昨年。理由はたったひとつ、絶望するレベルの生活苦。そう、純粋に諭吉不足だった。
唯一の楽しみが奪われ、すべての情報をシャットアウトするレベルに落ち込んだので、2年連続そうなるのは避けたい、と心底願っていたのだが、はっきり言って昨年より酷い状況になってしまったので、今年も情報をシャットアウトどころか心も閉ざしたいレベルだったりします…。て言うか、閉ざしてました。

お金さえあれば春から旅程を計画してチケットも執念で取るよ、これまで通り…。言っとくけど、高額転売に手を出すっていう意味じゃないからな。そんなんに手を出す余裕が私の給料であるわけないだろ!あっても出さねえけどよ!当時の額を明示したら納得してもらえるとは思うけど、自分が哀れになるのでしないよ!よく様々な費用捻出できてたよ、日常生活すら厳しいくらい安かったから(泣)。子供の頃から家計簿つける習慣があって、徹底して収支管理してたからどうにかできただけだ…。金と時間が余ってて厚顔無恥な有閑マダムと一緒にしないでくれ…←怨み

もうね、ろくに食べてないし相談する相手もいないし(忙しいって言われるかちゃんと話を聞いてくれないかどっちか)で心も乾いちゃって、はっきり言ってもうなーんにも頭が働かない。なんかどうでもよくなっちゃって、未来に期待するのもやめた。ここで人生が終わっても仕方あるまい、と覚悟を決めた。嫌々息だけしていくくらいなら理想に生きて絶えるわ…。もういい…。

そんな感じで、放送も虚しくなるから正直見たくなかったし、それでも見たけどテンション全然上がらなかったし、メモも取ったもののまったく記事を書く気にもなれなかったけど、全然スケートと関係ない方向からすごく嬉しいことがあったので、その元気があるうちに一気に書き上げてみることにします。その元気が尽きたらたぶんもう書けないから。
テンションは上がらなかったけど、好きなものを見るのは楽しいし、それを言葉にすることに取り憑かれた人間なので、記事はちゃんと書きます。当たり前ですけどね。
テンション上がらないと言いつつもやはり長い記事になったので、3回に分けてお送りします。BS朝日の放送を見ての感想です。


★オープニング
だから、この曲を会場で聞かないと死ぬ病気だって言ってんだろ…。神様、もうちょっと私の気持ちも考えてくれよ…。毎年そのために生きてたレベルのことができないって想像を絶するストレスだぞ…←げっそり吐き出す黒いエクトプラズム

ステファンが大人気でちょっと笑ってしまった。引退から10年くらい経ってるのに安定して人気があるの凄いね…。あたしゃステファンを見るために毎年夏は(以下同文)
このショー、トリノオリンピックくらいの海外男子ファンには主催に足を向けて寝られないレベルの充実ぶりなんですよね。その部分が変わってないのは嬉しい。彼らもいつまでも出演してくれるかわからないから、余計にこのショーは貴重。

群舞の構成は毎年恒例って感じですかね、曲も変わってないしな。「振付通り踊ってるはずなのになんか目立つ人」と言えば昔はステファンだったけど、ここ数年は羽生君な気がする(笑)。
カッペリーニが羽生君のダンスの相手だったのは配慮だろうな…。あとは荒川さんくらいかな、じゃないと暴れる人いるでしょうから←遠い目←程度の差は人によって相当あろうが、異性のファンになってる時点で恋愛感情もしくはそれに類似した執着の側面を持つ感情が一切ないという人間はウソ吐きだろうと個人的には思ってるので、暴れたくなる感情も否定はしないけど、だからって何にでも暴れていいわけじゃないっすよね…

ゲストがToshIの時点で今年のコラボは当たりだな、と確信したし(テレビでしか見たことはないけどあの歌声は本物だろうとずっと思っていた)、それもあってすごーく行きたかったんですけどね…。人生ぼろぼろ過ぎて涙も出ないよ…。


宮原知子
エジプト風?彼女にしてはとても思い切った衣装でびっくり。腹筋や肩の筋肉がカッコいい。可憐に見えてもやっぱりスポーツ選手なんですねえ。髪型もかわいい。
エキゾチックな雰囲気がすごく似合ってる。これからさらに滑り込むのでしょうし、完成が楽しみです。


★アンナ・カッペリーニ&ルカ・ラノッテ
コラボプログラム。曲は『瞳をとじて』の英語版。懐かしいなあ、映画見てないけど。BENIさんという方存じ上げなかったです、すみません。
相変わらずカッペリーニの衣装がすごくお洒落。ファッションの国イタリアを満喫できる。
物語を感じる彼らの演技にはいい選曲かも。またショーの中で滑るのかな、これまた滑り込まれていくのが楽しみ。って行く予定はないけどさ…。諭吉…(血涙)。


荒川静香
BENIとのコラボ。衣装は曲をイメージしてるのかな、短い丈のウェディングドレスみたい。
若い子が滑ると浮わついた感じになったかもしれませんが、荒川さんの年齢や積んできた人生があるからこその余裕があって、プログラムと曲に落ち着きが感じられて良かったですね。


安藤美姫
衣装がまずインパクト。透け感のある上着を脱ぐと、炎のような薄い紫の袖が目を引く着物風の白い衣装が現れる。女の情念みたいなものを滑らせたらピカイチだと思うので、やっとこれもんのプログラムがきたー!とワクワクした(笑)。
時代設定がいつなのかわからないけど、六条御息所的な執着にも、江戸時代の怪異的な物語にも見えて面白かったです。これもう一度見たいな。


ジェフリー・バトル
ジェフのすごいところは、足元だけで語ってしまえることだよ。それはそう簡単にはできない。
ただ綺麗に滑るのではなく遊び心やひねりがきいていて、ちょっとした音も正確に五線譜に乗せながらもアレンジがきいているようで、目が離せない。風を纏うシャツまでもプログラムの一部に思える…。
人生を振り返りながら振り付けたって…。もうプロ引退とか言われたら泣くんですけど…。ヤグディンの次に大好きになったスケーターが彼なんですよ…。


てなところで、長くなったので本日はこんなところで。また明日の記事でお会いしましょう。



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