うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

高知旅日記2019⑤

本日のメインに向かう前に、やはりまずはこうち旅広場に行っておきたい、と一路高知駅前に向かう。ヤバい、動悸がする。あの時はただの観光案内施設だった場所が思い出の土地になってる不思議さ…。たった一度訪れただけなのにね。

ちょんまげ大王さんは高知が好きだそうで何度か訪れているらしく、高知ならまた連れてってあげますよとおっしゃるので(私はもうこれが最後になる覚悟でいたのだった)、じゃあ色々特典があるらしいし「龍馬パスポート」を発行してもらったらいいんじゃない?という話になり、そういう目的もあって旅広場へ。たぶん聞いた方が早いでしょ。

駐車場で車を降りると、三志士像とステージが目に飛び込んでくる。ああ、ここだったっけ。ここだった。
映像で死ぬほど見たけれど、自分の目と耳で確かめ、空気を感じることはまた別のものだ。彼らはもうここにはいないけど、静かなステージに残像が見えるような気がした。


建物に向かって歩いて行くと、龍馬パスポートの文字が見えたので、ここが窓口かな、と聞いてみる。色々パンフレットなどいただいていると、ちょんまげ大王さんがやたら必死に名前を呼ぶではないか。何事かと思って振り返ると、あれ、今のは…。えっ?
動揺しつつも説明を聞き終わって、じゃあ中に入ろうよと声をかけると、ちょんまげ大王さんは「この人頭大丈夫かな」とでも言いたげな顔をして私を見ている。この時点では私はまったく何も気付いていなかったけど、その理由をあとから知って卒倒しそうになった…。確かに「頭大丈夫か」って聞きたくもなるわそりゃ…。とある有名な小説の真相にそんなのあったな…。ええええ…。
卒倒しそうになったのはそれだけじゃないですけど、諸々含めて「バカじゃないの?」って叫ばれるやつなので、リアル知り合いもしくはもはやそれに近い皆様は個人的に聞いてください…。すごいよ、ありえないバカだよ…。自分でもここまで自分がバカだとは思いませんでした…。でも前にもこんなことあったわ←バカの上塗り

もて海さんが載っているのに気付いて英語版のパンフレットもいただいてしまった。日本語版以外はそんなに捌けないだろうし差し替えも頻繁には行わないよね。そのおかげで少しだけお会いできたんだけど、ちょっと切ない。
せっかくだし帰宅してから中も読んだんだけど、もて海さんのステージの説明に線が引かれてて切ない…。まあ、やってないのにやってることになっちゃいけないのでしょうがないんだけども。
最新のものであろう日本語のパンフレットはアクティブK介さん(もて海のメンバーのおひとりにものすごくよく似てる方。…こういう説明でいいのかしら…)がいっぱい載ってたから、これもまたありがたい。
前回訪れた際にはもて海さんの載ってる資料的なものを何ももらって帰らなかったみたいで(とにかく疲れてて記憶がない)、まったく何も手元に無いから嬉しいです。


前述通り何も気付いてなかったので、のんきにそのまま真っ直ぐ歩いて幕末志士社中へ。『龍馬伝』のセットを再現したという建物があるのね。
こはちょんまげ大王さんも来たがっていて、テンション上がりまくっていらっしゃった。実は前回訪れた際には中に入らなかったので(入っていいのかどうかよくわかんなかった)、私も初めてじっくり見ました。確かに楽しい。江戸時代の子供の足音が聞こえるようで。

もて海さんが色々撮影してたよね、と少し切なく眺めてもみた。実はFacebookの動画がアーカイブで見られることにわりと最近気付いて(どんだけ節穴…)、一気に見たので余計に。いくつか衝撃映像も混ざっててものによっては四度見したわ…。どうして皆さんあんなにかわいいのでしょう…。
…腰を抜かしかけて入口で転びそうになったりもしましたけどね。いや、何でもない…。どこまでも恥を増やしていくんじゃない…←何を今更…


龍馬伝』は私が最後まで見た数少ない大河で、今も印象深い作品です。実は私、幕末にゆかりのある土地の生まれなんだけど(出生地なだけで、当時住んでたのは関西ですが)、いわゆる幕末の偉人が何をした人たちなのかちゃんと理解できてなかったんですよ。吉田松陰に見守られてお宮参りをしたらしいのにバチが当たりそうな勢いの無知っぷり。そんなこともあって、勉強するいい機会だな、と思って見てました。だって主役が福山雅治でしょ。見るだろ…。福山さんのライブ2回行ったけど楽しかったな。一度は東日本大震災の前日でした。いろんな意味で印象的なライブになってしまった…。

ほんの100年とか150年とか前に、時代を動かそうとした熱い若者たちがいたんだな、と何度もギャン泣きしながら見てたんだけど、いちばん好きだったのはたぶんテーマ曲。毎回、あの曲が流れ出すたびに胸が震えてた。そして、この曲は絶対にフィギュアスケートに合う、と思いながら見てた。

私が今5歳くらいの男児だったら、羽生君のSEIMEI(平昌オリンピックでも滑ったフリープログラム)を見て「かっこいい!俺もフィギュアスケートやる!」って絶対言ってると思うんだけど(笑)、プログラムを滑るならもう絶対にこの曲がいい。
始まりを予感させる出だし、選手も観客も鼓舞しそうな迫力と疾走感のあるメロディ。勢いよく海上を進む船のような曲調に乗せ4回転、時代の幕開けを感じさせながらトリプルアクセル、ステップはやはりラストで、龍が舞うように駆け抜けたいから衣装も少し風にたなびくようなものに…、とか妄想し出すと止まらない(笑)。実際には助走とか回転数とか、そもそも秒数が規定に足りるかとか色々あるでしょうから、完全に妄想ですけどね。

そんなわけで、『龍馬伝』を使用する選手が現れるとやたら嬉しいのだった。スケートヒロシマで見た多田野君の龍馬伝は引退間近ということで想いがこもっていて良かったし、昨シーズンの鍵山君の龍馬伝は、世界に打って出る若武者にピッタリの選曲だっだと思います。こういう龍馬伝が見たかった、ってワクワクしたし、テレビ放送されたのも大きかったですね。鍵山君はさっそく今シーズンのジュニアグランプリシリーズで優勝飾ってるし、今後も期待です。
エキシビションでもいいから、1シーズンにひとりくらい滑ってて欲しい…。私が知らないだけで使ってる選手いるかもしれないですけどね。

本当にどうでもいいんですけど、『龍馬伝』でいちばん好きなシーンは、弥太郎がキレながら麻雀の卓をぐっしゃぐしゃにするシーンです←本気でどうでもいい…


随分脱線したので話を戻します(汗)。
中でおにぎり食べたかったんだけど(飲食のできるコーナーがある)、朝ごはんが全然消化されてないので、また来ようかってことにして外に出た。ガイドの方に少し建物の説明を聞かせていただいたのだけど、そのついでに今はこれがオススメ、と手渡されたチラシを見て目を輝かせる我々。そう、これが今回のメインなんですよ!熱っぽくオススメされるとますます楽しみになるな。詳しくは次回で。

飲み物を買って、結局とさてらすの方には行かずに出てきてしまった。というか「もうひとつ建物あったはずだけどどこから入るんだっけ?」とか思ってた。やっぱ寝てないとIQが半端なく下がるね…。

旅広場を離れる前に、ステージをもう一度見つめてきた。ささやかな偶然が雲の隙間からこぼれるように落ちていた、ステージを。

長くなってきてしまったので(←脱線し過ぎ)以下次号。



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