うさぎパイナップル

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全日本ジュニアフィギュアスケート選手権2019雑感

いつの間にかもうこんな季節、全日本ジュニアです。今年も一部ですが生放送してくれるそうでドキドキでございます。ジュニアの大会を生放送までしてくれるようになるとは、本当に時代は変わりましたね…。
アイスコープがコンビネーションジャンプも計測できるようになったという情報も番組冒頭で盛り込まれる。それは楽しみですな…!

今年生放送してくれるのは男子の方なのね。男子は将来のトップ選手になりそうな人材が揃ってるから、フジもかなり力入れて追ってるみたいだし。
で、男子の競技の中継が始まる前に、女子の優勝者の演技が流れたので、感想置いときます。


★河辺愛菜
すっっっばらしい演技でしたな…!審議ついてるジャンプもありましたが、見た目上は完全にノーミス。しかも冒頭のトリプルアクセル…!まさに黒鳥が舞い降りるように鋭く大きなジャンプ。実況から察するに試合で初めて決めたようですが、それがこの大一番でだとは…。会場で見てたらスタオベするような、今シーズンの名演技に数えられるような出来だったのではないですかね。


てなところで、いよいよ男子の後半グループの放送です。いつものように素人が楽しく見て楽しく書いてるだけの感想ですけど、最後までお付き合いいただければ嬉しいです。

男子フリー

第3グループ

13:門脇慧丞
実はお名前の読み方ずっと知らなかったんだけど、けいすけ君って読むのね。はい、しっかり覚えましたよ。
コンビネーションジャンプのセカンドで転倒してしまい、そのままスピードもなくなったように見えて大丈夫かと思いましたが、そのあとはしっかり立て直して、綺麗なジャンプを跳んでましたね。頑張ったのでは。フライングシットスピンは何故速報でレベル1だったのか。採点表は2だったけども。


14:長谷川一輝
この選手初めてお見かけするな。なかなか滑りがいいですね、ステップすごく素敵でした。あれレベル2なのかあ…。あと表情さえついてくれば最高なのに、って思うくらい素敵でしたけどね。あ、採点表は3になってるね。あと、スピンも良かったです。
それだけに、ジャンプがクリーンに決まらなかったものが多かったのがもったいない。転倒などはなかったのですけどね。でもいいプログラムでした。


15:菊地竜生
面白い衣装ですな、片方だけ半袖。曲もドラマチックで、まだ表情などはジュニア選手らしく固いのですが、曲についていこうとする意思も感じられました。
前半はとても良かったですね。トリプルアクセルが2本とも決まったのは大きいだろうな。それだけに後半崩れてきて、転倒もあったのが残念。でもしっかりリカバリーできたのかな、ラストのジャンプは?いや、これトリプルサルコウ3回目?あ、それは点が入らないはずですよね…?あちゃー…。


16:吉岡希
4回転トゥループ降りた!素晴らしくクリーンで高さのある、ハッとするような素晴らしいジャンプでした。そのほかのジャンプも、強いて言えば着氷後にもう少し流れたら、って思うものが1本あったかな、程度のことで素晴らしい。3連続のコンビネーションもよくこらえた、転倒しちゃうかと思ったけど。
スピンやステップはいくつかレベル取れてなかったから、課題はそこかな?おお、暫定1位きたー!


17:佐々木晴也
冒頭のトリプルアクセルはバッチリ決まってすっごくカッコ良かったんですけど、次のアクセルは転倒。後半にも転倒やパンクなどあったので、得点的には厳しいか。最初に回ったスピン素敵だなあ、と思わず見つめてたら、速報ではレベル4。でも採点表はレベル3。やっぱりあれは暫定的なものなのね。
コーチは田村コーチか。相変わらずイケメン…。


18:西山真瑚
スタート位置につくまでの滑りで、ああスケーティング上手いな、ってもうわかっちゃいますね。序盤からイーグルや振付で魅せてきて、グッと引き込まれる。ジャンプに難度の高いものが少なく、出来もあまり良くなかったので得点はさほど伸びないかもしれませんが、魅せる演技、という点では完全にジュニアレベルを超えてたと思います。スピンも素晴らしい、とても表情豊かで情感がこもっていました。
前半は映画版のエデンの東、後半は町田君がティムシェルだった方のエデンの東(←もっといい説明できんのか…)という盛り盛りエデンの東でしたが、後半のあのメロディは、スケートが伸びる選手の滑りをものすごく引き立てるな、と改めて思った。好んで使われるのもわかる気がする。

第4グループ

19:本田ルーカス剛史
トリプルアクセルを2本とも(だよねたぶん)ミスしたのは得点的に痛かったですね。パンクはともかく、転倒した方は高さもあっていいジャンプに見えたのですが。しかしそれ以外のジャンプは良かったですね、高さもあって着氷が柔らかく、思わず唸ってしまう。うわあ、転倒したアクセル以外プロトコルにマイナスが無いよ、凄いわ。


20:三宅星南
衣装も黒と赤でカッコいいし、イケメンで長身、スラリとしているのでそれだけでも氷上で映えるな…。
4回転サルコウ挑んだが転倒。高さあったと思うんだけども。ジャンプはなかなかクリーンに降りられなかった。ラストをジャンプで締めるプログラムなのでそこだけでもきっちり決まって欲しかったけど。でもものすごく気迫が伝わってくる、いいプログラムだったと思います。ジャンプもシニアを視野に入れた構成ですよね、きっと。


21:壷井達也
ステファンも使ってたラフマニノフのプレリュード。滑りに美しさや迫力がないと難しい曲だと思うが、よく滑りこなしてたのではなかろうか。スピンやステップでも見事に曲に絡まっていくように表現できてたと思います。トリプルアクセルも2本とも綺麗に決まったし。パンクや着氷乱れもあったので決してすごくいい演技ではなかったと思いますが、頑張ったのではないかな。


22:鍵山優真
冒頭から観客を惹き付けてくる楽しい振付なのですが、とにかくジャンプが上手い、上手すぎる。真っ直ぐでまったくぶれず、着氷も柔らかく、とにかくずっと見ていられるジャンプ。その質の高さを保ったまま最後まで滑り切る。オールグリーン!選曲もジュニア選手特有の若々しさを引き立てる。
暫定の技術点がシニアのそれのような得点。当然合計も高得点、シニアの大会でも上位に入れそうなほど。関係者の方かな、涙を拭いていらっしゃいましたね…。


23:木科雄登
あれだけ会場が沸いた後では滑りにくかったかもしれませんが、頑張ったのでは。冒頭は何かに引っ掛かったのかアクセルが跳べず、カウンターを見るに要素にカウントされてなかったっぽいですが、速報が忘れていたようだ。あいつ結構混乱するのね。
コンビネーションジャンプの数が足りなかったりと得点は伸びませんでしたが、ステップがすごくドラマチックでした。ちょっとほかのジュニア選手とは違う雰囲気があってそこが個性ですね。


24:佐藤駿
冒頭の4回転ルッツは速報ではトリプル判定のようだった。うーん、そうかダウングレードか。転倒こそしなかったが…。それで少しリズムが崩れたか、前半のジャンプはクリーンに降りられていなかった。しかしジュニアとは思えない構成が続く。後半はこれが本来の実力なのだろう、という素晴らしいジャンプ。どこか切なさがあるんですよねこのプログラム。ロミオとジュリエットはありとあらゆる選手が滑ってるのに、少年の切なさが何故か見えるのが不思議で。
ルッツが決まらなかった悔しさか、逆転できなかった悔しさか、キスクラでは人目も憚らず泣いていた…。大丈夫、君の選手人生はまだまだこれから。


いやあ、白熱した戦いでしたね。北京か、その次か、はたまたその次かはわかりませんが、この中から未来の日本代表が現れるのでしょう。その一歩を見つめた記録として、拙い感想ですが思い出を置いていきますね。
と言っても、試合が続いて記事が溜まってしまっている状態なので、いつ掲載してるやらわからないんですけどねこれ(泣)。ジュニアの記事を載せるとアクセスがガクンと下がって切ないので、どうしても後回しになっちゃってごめんなさい。あとになって検索されることはそこそこあるんですけども…。
検索される記事ってだいたい決まってるんですよね、あまり記事にしてる人がいない分野。よく検索されてる占いの記事があるんだけど、あれは私の記事以降に新しく書いてる人もいないし、そこまで詳しくレポート書いてる人もいないからだと思います。現時点で。
まあ、何とかシニアの全日本までには隙間を見つけて載せる方向で行ってみたい…。

ではでは、また次回の記事でお会いしましょう。




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