うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

高知旅日記2020⑤

ようやく、本当にようやく覚悟を決めてとさてらすに入館した。チラシやパンフレットや映像、情報が塊となって一気に目に飛び込んでくる。情報を提供する施設なので当たり前なのだけども。

何となくチラシを見て回り、お土産として渡したら喜ばれそうなものを手に取ってみる。チラシがお土産って、と鼻で笑われそうだけども、興味のある特定の分野のチラシであれば貰うと嬉しくないですか?私は嬉しいです。むしろクリアファイル、いやクリアホルダー?クリアブック?冊子になってるやつ、あれに分類して収納して大事に保管してる。それ知ってる人はお土産に貰ってきてくれたりする。その土地限定でしか手に入らないものも多いですし。
そんなわけで、うちにはフィギュアスケート関連のチラシだの雑誌からの切り抜きだのが大切に納められたクリアファイルが3冊ございます。ランビエール専用、羽生結弦専用、その他。羽生君はやっぱ数が多くて、独立させざるを得なかったです。

旅行や観光関連のチラシとかパンフレットも、北から順番になるように分類・収納してたんだけど、モノをめちゃくちゃ捨てた時期があって、その時にガッサリ処分してしまったのだった。だから今はほとんど何も残ってないけど、そんな風にきっちり分類した上で収納して、必要な時に適切に取り出せるようにしておく、という作業が私はとても好きみたい。子供の頃から学校の机の中は綺麗だったし、家が狭かったので隙間収納とか自然に得意になっていったし…。本棚も本のサイズ別とか作者別とかにきっちり分けちゃう。基本的にズボラなのに、そういうとこだけ思いっきりA型なのだった…。
なので、分類とか仕分けとかの類いの作業は喜んでやっちゃいますね。アンケート集計とかに死ぬほど燃えちゃうのもこの辺が原因かも。

木の温もりが感じられる館内でのんびり情報収集しつつ、カラフルな椅子に腰掛けて館内を見渡す。あの時もこうして、疲れ果てて座っていたんだっけ。先の見えない状況であることは変わらないはずなのに、この世の終わりに居ると思っていたあの時と、何故こんなに心境が違うのだろう。
今日の体調なら自転車乗れるかしら、と一瞬期待して、今日の格好じゃ無理だろ、とすぐ諦める。せめて柔らかい素材のロングスカートとかじゃないと厳しいかなあ。って言うか私足が届かないんじゃないの(汗)?


忘れないうちにミッションをクリアしておかないと、ともうひとつの建物に移動。すぐ隣に『龍馬伝』のセットが再現されて収まっている施設があるのですよ。
今日こそおむすびは食べたいな、とお土産やらセットやら色々眺めつつうろうろしていると、ガイドさんに声を掛けられた。せっかくですし中を案内しますよ、と言ってくださる。

夏にも中には入っているのだけど、友達と見て回っただけだし、何より私はずっとテンパっていたので記憶が曖昧である。暑かったし寝てなかったし、うんまあ色々、色々ですね…。何も聞かないでください…。
なので、喜んで案内していただくことにした。じっくり説明聞いてみたかったんですよ。

もて海さんの動画とか写真とか、あともちろん龍馬伝で見ていて気になっていたポイントが色々聞けて面白かったです。この模様そういう意味だったんだ、これってよく見るとこうだったんだ、って色々スッキリ。実際に自分が建物の中から見てみると構造がよく分かるし、気候を考えて設計されてるって辺りから高知の人の気質の話にもなったりして。
福山さんは結構背が高かったような記憶があるけど、頭ぶつけなかったかなあ、寝転がったら狭くなかったかなあ、なんて撮影風景を想像しながら見て回りました。龍馬伝、毎週のように見てましたからな。もう10年前の作品になるのか。龍馬伝と清盛だけかな、ある程度ちゃんと見た大河。

龍馬さんの着物も着させていただいた。これも夏に来たときに気になってたんだけど、暑かったし寝てなかったし、以下同文…。
ああ、袴はこんな風に簡単に着られるようになってたのね。短刀も差していただいて、髪も龍馬さんに合わせて結んでみる。

鏡を見て笑ってしまった。案の定めっちゃ似合うでやんの…。色白、なで肩、寸胴、着物が似合うとされている条件をおそらくほぼクリアしている私は、着付けをしてくれる人に大喜びされたくらい着物がフィットするらしい…。条件のひとつひとつはちっともありがたくないですけどね…。子供の頃、なで肩という概念を知らなかったので、どうしてみんな肩掛け鞄やパーカーがずり落ちないのかわからなかったわ…。

色白も褒めてくれる人は褒めてくれるけど、膨張して見えるだけだし七難隠すって絶対嘘だよねえ。私は人に言わせれば本当に白いらしく、北海道出身の子に「北海道には色の白い人が多いけどあなたほど白い人はそうそう歩いてません」と言い放たれたほどだった。それでもあまりピンと来てなかったんですが、ある日体調が悪くて職場のロッカールームに座り込んでいた私を見た人に悲鳴を上げられてしまったことがあったのです。何でも、紙のように白かったんだそうです。
それを聞いてさすがに気になって、同じく体調が死ぬほど悪かった時に、ものすごく頑張って鏡を見てみたんですけど、体調の悪さを一瞬忘れたくらいびっくりした。蝋燭の白いロウみたいな肌の色をした人間がそこに…。
確かにこれは悲鳴も上げられるわ。普段どれだけ体温とか血の巡りとかのおかげで肌に赤みが差して、人間らしい肌色になってるのかを実感できました…。暑いとゆでダコみたいになっちゃうってことでもあるんですけど。適温を、適温を保たなければ…。当然、日光に当たってもあまり焼けません。むしろ痛いだけなので夏が天敵です。

そんなこんなで似合い過ぎて笑っちゃったし、男の着物を着られる機会は滅多にないので、超絶珍しく自撮りしてみた。ドヤ顔で。各種証明写真に使いたいけど使えない(笑)。
もちろん門外不出。基本、私は自分の写真を撮られるのはものすごく嫌がる人間です。私の肌の色は亡くなった祖母の遺伝らしいけど、どうしてそっちじゃなく顔立ちが遺伝しなかったのかと嘆くばっかりですよ。何でも有名な女優に似てたそうで、似てるからって戦時中に配給を多目に貰ってたんだってさー。「美人はズルい」と思ったエピソードはこれが断然1位だよ。一切遺伝してないのは何でかな?私は誰を恨めばいいの?メンデル?←メンデルとばっちり
祖母は若くして亡くなっていて私は会ったことがないので、実際には詳しいことよくわかんないんですけどね。

その時間帯は入館者が少なかったようで、すごくいろんなお話をさせていただいてしまった。とさてらすの方で色々オススメスポット教えていただいたりもしたし。楽しかったです。またどこかで会えるといいね、って言ってくださってすごく嬉しかったなあ。

そんな感じでのんびりしていたら、思った以上に時間が経っている。ガイドさんにも、もうここでゆっくりしていったら、と言われてしまったほど。
てなわけで、高知駅前から動かないままもうちょっと続きます。以下次号。



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