うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

焦がれに焦がれて憧れだけを見失う

今週のお題「激レア体験」


私は金運の神様だとか恋愛運の神様だとかにはまったく愛されていないのですが、どうやら「ネタの神様」の寵愛だけは受けることが多々あるようです。
壮麗な厳島神社で3回連続凶を引いたり(※しかも全部違う種類の凶)、鴨川の土手を歩いていたら上空からカラスに木の枝を落とされてアホアホ鳴かれたり、決してウケなど狙ってないのにネタみたいな出来事に遭遇し続ける人生。ネタにできるならまだいいのですが、とんでもない事態過ぎてネタにできないこともしばしば…。

そんな私のわけのわからないエピソードのうち、少々わけがわからなすぎてレアかもしれない話をひとつご紹介しようかと思います。以前にもこのブログで書いた話題なのですけど、改めて…。「そんな漫画みたいな話あるかい」と呆れるような激レア体験ならもっとほかにもあるのですが、前述通りネタの神様が暴れすぎてネタにできないもので、とりあえずこれで…。
コロナで滅入ってる皆様に「こんなアホ極まりない奴もいるんかい」と少しでも笑ったり呆れたりして気分転換していただければ幸いでございます…。


それは昨年の夏に高知県を訪れた時のことでした。私は高知に大ファンの方がいて、その方が働かれている観光施設に足を運んだ際に事件は起こったのです。

その方とは、アクティブK介さんこと柴田恵介さん。自然&体験レポーターとして、高知駅前にある「こうち旅広場」という施設で主に活躍されています。
色々あってぼろぼろだった数年前、現実から逃げ出すようにふらふらと高知を訪れた際に、私は偶然あるステージを目にしました。それは高知の観光PR隊として活躍していた「土佐おもてなし海援隊」のステージで、きらきらした歌やダンスにすっかりノックアウトされる羽目に。

土佐おもてなし海援隊のメンバーは6人の幕末の偉人で、いずれも見目麗しい皆々様。その中でも「一体高知はどうやってこのイケメンを隠していたんだろう?結界でも張ってたのかな?」と驚いた方がいたのですけど、それがアクティブK介さんだったのですね。いや、アクティブK介さんにそっくりな方。本人かな?って勘違いするくらいそっくりな方。うん、まあそういうことで(笑)。

あまりにも衝撃を受けた私は、もう一度高知に出向いてその衝撃の正体を確かめたいと切望していたのですが、残念ながら願いは叶うことなく、土佐おもてなし海援隊は昨年3月で活動を終了してしまいました。
それでももう一度高知へ行きたいと願い続けていたところ、友達が「連れてってやる」と全面協力してくれて、ようやく数年ぶりの再訪が叶うことに。友達には感謝しかありません。諸事情でとっても貧乏なもので(泣)。友よありがとう…。

しかし、いざ高知行きが決まると、私は恥ずかしさのあまり「いやいやご本人たちには会えなくてもいい、むしろ視界に入りたくない」とかわめきだしたり、緊張のあまり何日もろくに眠れなくなったり、家から一歩も出てないのに軽くパニック状態に。どんだけ。
私ねえ、相手のことが好きなら好きなほど、いざ本人を目の前にすると硬直してまったく何も喋れなくなるタイプのファンなんですよ。わかってくれる方きっといらっしゃると思いますが(泣)。よくみんなサインとか写真とか頼めるなあ…。

そんなわけで、出発前から既に疲労困憊だったということを念頭に置いて以下はお読みください…。


薄曇りの夏の空。駐車場に停めた車を降りると、目の前に佇むこうち旅広場。ここでステージを見たんだわ、と胸にこみ上げるものを感じながら、私は建物の方へ歩みを進めました。
高知を旅行する際には、「龍馬パスポート」というアイテムがあれば様々な特典が受けられるそうです。土佐おもてなし海援隊さんがブログ等で伝えてくださった情報からそれを知った私は、まずパスポートについて聞いてみよう、と真っ直ぐパスポートの受付窓口へ向かいました。

その行く手に、アクティブK介さんが立っていることに一切合切まったくこれっぽっちも気が付かずに。

念願叶ってようやく再訪できた高知で、土佐おもてなし海援隊のステージを見たあのこうち旅広場で、到着するなり入口に大ファンの人が立っていて、おそらくは案内しようと待ち構えてくれている。
本来ならば、たぶんものすっごくラッキーなことじゃないですか。むしろ感動巨編じゃないですか。全米が泣くやつ。そんなに頻繁に旅広場にいらっしゃって案内等されているわけではないと伺ってますし。

なのに
気が付かないって
どういうこと

どういうことーーーーーーーーー!!!←永遠に続く絶叫


どうやら私の視界からすっぽりアクティブK介さんだけ抜け落ちていたようなのですが、何をどうしてそうなったらそんなことになるのか本気で意味がわからない。視力の悪さと睡眠不足が影響した可能性は高いですが、それでも普通大ファンの人が目の前にいたら気が付くのでは…。気が付くの、で…は…

どういうこ(※以下永遠に続くので略)

何も気付かず窓口でパスポートについて尋ねる私の後ろに、ニコニコと笑顔を浮かべてアクティブK介さんがしばらく立っていた、と友人から聞いた私は卒倒しそうになるのですが、それはもう数時間あとの話。
当然ですが友人はちゃんと気が付いていて、K介さんに挨拶してみたり、私を一生懸命呼んだりしてくれていたのですが、まさか自分のすぐ近くにずっと会いたかった人が立っていて、まさに自分たちに話しかけようとしているなんて文字通り夢にも思っていない私は、パスポートの説明に夢中で友人の呼びかけにも反応しない有り様。

しかし、えらく呼び続けるな、何でだろうとようやく友人の方へ顔を向けると、呆れたように、後ろ、と一言呟く彼女。
振り返った私の視界に映る、走り去っていくアクティブK介さんの横顔。私はちょうどその時に我々の後ろを通りかかったのだろうと思い込んでいましたが、実は私が全然気が付かないので案内を諦めて去っていったところ(※たぶん)だったなんて、私は本気で夢にも思っておりませんでした…。

友人が事実を教えてくれたのはいったん旅広場を離れたあとだったので、私はそのまま何も知らずに窓口を離れて建物の奥に入っていったのですが、もし気が付いていたら「無理恥ずかしい無理もう帰る」とかなんとか言い出しかねなかったので、これで良かったのかも…、って、良くないわ!失礼過ぎるだろうお前!何で気が付かないんですか本気でアホですか、アホだアホだとは思ってたけどここまでアホだったんですか←脱力


高知を離れる前に、パスポートの発行に必要なスタンプを集めて我々は再び旅広場を訪れました。その際、アクティブK介さんにとても丁寧に対応していただきました。ファンの方と直接お話しできる機会があるなんて考えたこともなかったので意識を保つので精一杯でしたけど(汗)、なんだか感動しちゃいましたね。
しかし私は色々考えた末に、ファンだと告げないまま「頑張ってください」と一言だけ伝えてそのまま黙って帰ろうとしていたのです。いたのですけど、色々あって結局ファンだとバレてしまいました…。それを知った時のK介さんの表情が忘れられない。そりゃ、自分の存在に気が付いてもいなかった人間に最後の最後にファンだとか言われたら怪訝な顔もされるだろうよ…。でもちゃんとお礼を言ってくれるあたりたいへんいい方だなと思いました(涙)。私がファンだと気付いて、色々教えてくださったり手助けしてくださったスタッフの皆様にも心から感謝です(涙)。

その日の帰り道、友達の車の助手席で私がひとり大反省会をしながら頭を抱えたり絶叫したり発狂したりしていたのは言うまでもない…。念願叶った真夏の1日は、とても幸せでラッキーで嬉しくて、あまりの自分のアホさ加減に呆れ返る、まさしく忘れられない1日となったのでした…。
半年以上経ってこうして書き出してみても意味がわからないわ…。私とかいう生き物一体何なんですかね…。でもこれ、他人の話なら遠慮なく爆笑してます(笑)。「何なのそのコント、ネタの神様が脚本書いてるでしょ」って手ェ叩いて笑い転げてます(泣笑)。

アクティブK介さん、本当に本当に本当に失礼いたしました。これからもひっそり応援し続けております。こんなファンで本当に申し訳ございません(泣)。
もうテンパり過ぎて(お会いできると思ってなかったんですよね実は。すれ違う程度じゃないかと思ってて…)色々色々アホさ加減を露呈して帰って来てしまったので(気が付かなかった事件以外にも色々あったんだけどもう恥ずかしすぎるので書かない…。どこまでアホ…)、いまだに時々思い返しては頭を抱えています…(泣)。わたしの、わたしのバカァアアアア(号泣)。

皆様も大ファンの方に会えるかもしれない時にはしっかり睡眠を取っておきましょうね☆でないと目の前にいらっしゃるのに気が付かなかったりしてあとから大反省会を開く羽目になるよ☆
…え、普通は気が付くって?ああそうですね、ええそうですね…。そうですね…。ここまでアホだとある意味レアかもしれないですね…。ふぐおおお、おおお…←傷を抉りながら終了


以前書いた記事も一応置いときます←さらに傷を抉る
usagipineapple.hatenablog.jp




「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。週1、2回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
note.com