うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

ISUスケーティングアワード2020雑感②

スケーティングアワードの感想の続きです。長くなったので2回に分けました。ではでは早速後編をどうぞ。

Lifetime Achievement

生涯功労賞ってとこかしら?受賞者はカート・ブラウニング。ほかの賞のように3名もしくは3組のノミネートから選ぶ形式ではありませんでした。

突然カートが傘を手に鼻歌を歌いながら登場した時は、スペシャルゲスト?なんて思いましたが、受賞者でした(笑)。懐かしの映像もたくさん流れていましたが、今のカートがいちばん素敵に見えますね。カートの背景もオーサーと同じやつ(笑)。
カートの横の黒い布は何だろうかと思っていたら、チャーリーが紐を引っ張ると布が外れてトロフィーが登場する謎の演出が(笑)。事前に誰が受賞するかわかってたんだよねこれきっと。だからこその仕込みですね(笑)。

Most Entertaining Program

なんて訳そうか。最優秀プログラム賞?最優秀エンターテインメント賞?もうめんどくさいし「いちばん面白かったやつ」じゃダメ?ダメか(笑)。
こちらのノミネートは以下の3名(組)。

★ガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン
★ケヴィン・エイモズ
★エフゲニア・メドベージェワ

パパダキス&シゼロンはリズムダンス、エイモズはショートプログラムかな。メドベージェワはフリー。パパダキス&シゼロンは衣装のインパクトが強いプログラムですね。

こちらの候補者も皆リモート出演、んで皆自宅か?パパダキス&シゼロンのいる部屋めっちゃお洒落…。スケーターのリモート映像この数ヶ月でぼちぼち見たけど、外国のスケーターのインテリアのお洒落さに釘付けです私。
メドベージェワ髪切ったのかな?鎖骨くらいまでの長さで素敵。あとギヨームさんシャツはだけすぎじゃないですかね(笑)。

受賞はパパダキス&シゼロン。1回見たら目に焼き付いちゃうプログラムでしたもんねえ。個人的にはメドベージェワのプログラムだいっすきでしたけども。


ここまでわりと順当な感じですが、残すひとつの賞は悩ましいのでは…。どの選手も素晴らしいですし。
突然チャーリーからステファンの名前が出たけど、私のヒアリング能力では何の話かわからねえ…。そしてなんか男性が歌い始めた?ステファンの名前が出たことと映像で踊ってる人のシャツからしてアート・オン・アイスの話だろうと思ったら、本当にショーの映像が!バルデさんやザギトワ、ステファンの姿も。ステファンはその前のモノクロ映像の時にもいたよね??

歌のコーナーが終わると、最後のカテゴリーとチャーリーから告げられる。いよいよ大詰めですな。

Most Valuable Skater

これはズバリ、最優秀選手賞でいいですかね。ノミネートは以下の3名(組)。

★ネイサン・チェン
★ガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン
羽生結弦

待って、ネイサン待ってラフ過ぎ…。大きな眼鏡にチェックのパジャマみたいなシャツがラフ過ぎて思わず吹いてしまいました(笑)。
そういや2回登場するのパパダキス&シゼロンと羽生君だけですね。3人ともすごいもんなー。2部門にノミネートしちゃうのもわかる。
ラフ過ぎなネイサンとはだけ過ぎなギヨームさんとキメッキメな羽生氏。何この並び。ものすげえ絵面なんですけど。最後の最後に全力で笑いを取りに来ましたね?←違うから(笑)

この部門だけは誰になるのか読めずにちょっとドキドキしながら見ました。
パパダキス&シゼロンは格が違いすぎるのでノミネートは納得ですが、もう1部門獲ってるし二つ目はなさそう。となるとネイサンと羽生君の一騎討ちですが、今シーズンの活躍だけから評価するならネイサンかなと思った。凄い選手ですもん。ですが、このアワードはこれが創設後初めての開催。これまでの功績も加味するならば、オリンピックを連覇してなお現役を続け、ついにスーパースラムまで達成し、行く先々に経済効果をもたらしもはやフィギュアスケートの枠を越えて世界的スーパースターとなった、羽生結弦その人しかいないでしょう。

いよいよ受賞者が発表されます。ドキドキドキドキ…。
果たして画面に踊ったその名前は「YUZURU HANYU」でした。思わず拍手してしまった。良かった正装が報われた…←そういうことじゃない(笑)

「トロフィーちょうだい」のジェスチャーがあざとすぎておじさん夜中に変な声出しちゃっただろ。突然の日本語メッセージが可愛くて変な声止まらなくなったろ。どうして…くれ…る…←震える声

アワード終了後にテレビのニュースもいくつかチェックしましたが、ここで初めて最優秀選手賞の選考基準を知る。それなら羽生君しかいないな。超納得。
無事に世界選手権が開催されてたら、「チャーリーからトロフィーを渡される羽生君」という私のための何か的な光景を眺めながら「いい人生でしたありがとうございました」と言い残してあの世へ旅立てたのだろうか…。無念…←闇へ帰れ…


以上で表彰式は終了。終わってみればほぼ予想通り、納得の結果でしたね。
ひとつ意外だったのが、オンラインのせいかほぼみんな平服だったことですかね。めっちゃゆるいコンテストに見えるし(笑)。そんな中、ひとり隙が無さすぎる正装の羽生結弦氏。その日の朝のめざましテレビで出演者が「羽生選手頑張れ!」とエールを送っていて、「何を頑張るの?」と別の出演者に突っ込まれていましたが(笑)、そのエールに応えるがごとくのバッチリスーツにキッチリ髪型。応援した甲斐がありましたね、あの方(笑)。

ペアが最終ノミネートにまったく残らなかったのはちょっと残念でした。今シーズンはたまたまインパクトのある選手やプログラムが出なかったというだけのことでしょうから、来シーズンに期待ですかね。


そんな感じで、私は2時間楽しく視聴したんですけど、これのどこがあんなに一部のファンがキレなきゃいけないような内容なのか全然わかんなかったです。単なるお祭り騒ぎ的企画として楽しんだり、真面目な企画として選手たちの素晴らしさを讃えたり、自由に満喫すればいいだけでは…?どっちにしろそんな目くじら立てるような話じゃなくない?

こう言えば色々理由挙げてくるんでしょうけど、チラッと見かけたその手の主張は「そんなんあんたが心配することか?」と首をかしげるような内容だった記憶が…。
選手を疲れさせるな!みたいな意見も見たけどさ、だったら君も試合をテレビで見る以外のこと一切止めたらいいんじゃない?選手が疲れるから雑誌の取材すら受けさせずに、君たちが消費したい本やらグッズやらのエンターテインメントをすべて排除したらいいよ。極論を言うとそうなっちゃうよ。
そしたら怒るくせに。自分の権利を奪われることにはものすごくうるさいんだよなこういう人ら…。そもそもまだ起きてもいないことで選手が疲れるかどうかがどうして君にわかるんだ?エスパーか?

だいたい、勝負の世界に生きている人々に対して、優劣をつけるなんて無駄だとか酷いとか言えるなんて、彼らはフィギュアスケートを何だと思っているんだろう。これはスポーツだよ?選手たちにとっては人生を懸けた真剣勝負の舞台だよ?選手は幼稚園児でもないしお遊戯会をやってるのでもない。失礼だよ。

羽生君を例にとってみても、彼がどれだけ負けず嫌いでいちばんになりたがる人間か知らないとは言わせんよ。あんなに負けん気の強い子近年そうそう見ないし、だから彼は強いんだよ。羽生君は素晴らしい人だけど聖人君子じゃない、普通の男の子だ。正式な形で褒めて貰えたらそりゃ嬉しいよ、人間なんだから。じゃなきゃわざわざ正装で臨まないし、国民栄誉賞をはじめとした様々な賞だって辞退してたんじゃないのか。
何より、あのエゴサの鬼は自分のファンがしばしばネット上で暴徒化する現状を把握していると考えるのが妥当だと思われる。彼らを黙らせるには、羽生君は本気で臨んで受賞するしかない。彼に誰よりも余計なプレッシャーを与えているのは、キレて罵詈雑言を撒き散らした自分たちかもしれないよ。それなのに「応援ありがとう」を言ってくれる彼に、私はいつも申し訳ない気持ちで一杯になる。

もし自分が好きな誰かが選ばれなかったら悔しいからでしょ?その気持ちの落とし前の付け方がわからないから、他者のせいにして最初から潰そうとしてんだよね。アワードの是非なんか最初からどうでもいいのに、話をすり替えてる。そんなワガママ通用すると思ってんの?
私があんたの親なら手を上げてるよ。本当にもう、毎度毎度いい加減にしてくれ。そんなに世界には陰謀が渦巻いていて選手が不利益を被っていて可哀想だと思うなら、まず自分が自分を客観視できるようになってください。解決策はそれしかないです。

自分が正しいと信じて疑わない人たちには何を言っても無駄なのでしょうけど。でも、無駄だからほかの人が諦めて我慢しなきゃいけないとはこれっぽっちも思わないです。彼らが生きていられるのは、彼らに人生を壊された優しい人たちが、黙って諦めて潰れて死んでいったからなのに。たまたま法に引っ掛からず誰かに守られていたから生きていられただけ。何故赦さねばならんのだ。
こんな底辺に言われたくないでしょうけどね。私が底辺にいるのはね、私は優しくはないけど弱くて、そんな人たちに人生を壊されてすべてを失ったからです。底辺だからこそ見えるものがあるんだよ。人のせいにするな?よく君たちがそんなこと言えますね。いつも人のせいにしてるじゃないですか、自分のことは棚に上げて。次は何に噛みつくの?選手?マスコミ?

なので、趣味の世界でまでそういう人のことですり減りたくないんです。そういう人と仲良くする気は一切ないです、とこうやって時々ハッキリ意思表示して線を引かせて貰ってるのはそういうことです。私を守ってくれる人は誰もいないので言葉で自分を守るしかないんです。
私だってもう1日だってこの世に生きていたくないよ…。どんなに頑張っても行く先々でいじめやパワハラに遭って、身内からしてそういう人で帰る場所もないんだから。本当に、趣味くらい何も考えずに楽しく味わいたい。でもお金ない。絶望…。ぐすん。


暗くなっちゃってすみませんでした。楽しいことしか書きたくなかったんですけど、なんか今回は予め防衛しといた方がいいなと思ったので。まあ、怒ってるような人は間違いなくこのブログ読まんでしょうが…。そんな人ごく一部なんだけど、そのごく一部の声がでかすぎるよね…。
「See you next year」って言ってたから(違ったらすみません)、また来年もあるのかな?その時も生きてたらまたワクワクしながら見ようと思います。

長い長い感想文にお付き合い頂きありがとうございました。既に新シーズンに突入しておりますが、この記事で2019-20シーズンの感想を一応の締めとしたいと思います。いつも読んでくださる皆様、本当に本当にありがとうございます!今シーズンも楽しく応援していきましょうね!



「うさぎパイナップルnote分室」を開設しました。フィギュアスケート以外の話題は2018年9月よりこちらに集約させております。心の叫びや日々の呟き、小説から趣味の話、フィギュアスケートの話も時々、要するに何でもあり。週1、2回のペースで更新中なので、お気軽に遊びに来てくださいね。
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