うさぎパイナップル

主にフィギュアスケートの旅日記とテレビ観戦記とお題記事・ただ書き散らして生きていたい

デパートの片隅から、猫の佇む部屋へ①

久しぶりに占いの記事です。訪れたのはずいぶん前なのですが、あまりスケートに関係ない記事ばかり続くのもどうかと思い、時期を見てこそっと掲載させていただきます。


占い好きなのでいろんなところへ行きましたが、何故か忘れられない占い師さんがいました。確か最初はデパートの占いコーナーでお会いしたんだと思います。いつ頃だったかなあ、覚えてないけどずいぶん前。
何を聞いたのかもなんて答えていただいたのかも全然記憶にないのですが、その方の雰囲気や語り口になんだか惹かれるものを感じて、また鑑定していただきたいな、と何故かずっと思っていました。

貧乏育ちなもので、自分でも思った以上にドライに考える部分があるなと思ってますが、占いは「当たること」をいちばんに考えて受けます。
占いの役目のひとつとして「まったくの第三者に胸の内を吐露して悩みや問題を明確にする、根本的な解決にならなくても気分だけでも解消する」ことがあると思ってます。比較的安価な何でも相談機関というところですかね。
当たる・当たらないも大事ではあるのですが、それはあくまで「当たらぬも八卦」という前提の上なので、占いに行くことで未来が確実になると思ってる人はそんなにいないんじゃないかなあ。そうであってほしいけど、あくまで参考のひとつと言いますかね。

「外れることもある」とわかっているのにわざわざ聞きに行ってしまうということは、たとえ外れでも何らかの答えをとりあえずは提示してくれる存在が求められてるということなんでしょうね。その答えの内容は実はそれほど重要ではないのかもしれない。「どうしたいか」はたぶん最初からその人の中にあるから。
責任を取りたくないから他人の相談は受けたくないって言ってた人間を知ってるけど、相談相手に決めてもらおうなんて思ってる人ほとんどいないんじゃないかしら。思い上がりも甚だしいなとこっそり思った記憶があります。

しかし、「相談機関」にお金を払おうと考えることは、それなりに余裕がないとできないんじゃないかとも思うのですね。結果が出なくてもいいことに時間なり金銭なりをかけられるのは、余裕があるかよっぽどそれが好きかのどっちかでしょう。
私も経済的に余裕があれば、「孤独を癒すため」に占いを利用したかもしれない。お金を払って話ができるインスタントの友達みたいなもんですよ。しかもその話がもしかしたら人生のヒントになるのかもしれないんだったらすごく面白いし。それなら占い師なんて誰でもいい。
しかし、生まれついての貧乏なので、ある程度結果を求めてしまうわけです。しかも「この状態から這い出したい」と強く思っているので、どうせ行くなら「当たると言われている人」に相談したいと考えてしまう。単なる相談相手が欲しいわけじゃない、私が欲しいのはたぶん「希望」なのです。
要するに、占い師がどうこうじゃなく「その占い内容にどこまで信憑性があるか」を重視するということです。もちろん「当たらぬも八卦」は大前提ですが。
とは言いつつも、今のところ、「この人は当たるなと思った人」は人間的にも好きになれる人ばかりでしたし、当たらない人はその逆だった気がします。もしかしたら相性も大きいのかもしれないですね。

今回記事にさせていただく方は、唯一「占いの結果云々以前に、ご本人にお会いしたいから占いに行きたい」と感じた方なのです。何故だかわからないのですけど、数年に一度突然「またあの方にお会いしたい」と欲求が降ってくるんですね。自分でも不思議です。


2回ほどデパートで占っていただいて、その次にお会いしたのはマンションの中にご自身の事務所を構えておられたときだったかと思います。デパートで鑑定していただいたときにお名前を覚えていたので、今はどこで何をされているのだろうかと検索して辿り着いたのでした。伺った際に私を覚えていてくださったので驚いた記憶がありますね。

そのときは確か、何故予知夢を見るようになったのかわからなくて(大した内容は見ないけど何度も繰り返すので怖かったのです…)その原因などをお尋ねしたんじゃなかったかと思います。ほかにもいろいろお尋ねしたんだろうと思うけど何も覚えてない。
特によく予知夢に登場する人物がいたのですが、その人について尋ねた時に、

「あなたは元々スピリチュアルな能力が高く、それがその人物との出会いで目覚めた。だけどその人物との出会いや力は、これから本当に出会う誰かのためのものだ」

とおっしゃられたことだけ今もよく覚えているのです。何も覚えてないのに、それだけ覚えてるの。しかもその時は納得してなかったはずなのに忘れられずにいたんです。
あれから何年も経って、その言葉は正しかったんじゃないかと思ってますが、まだ確かな答えには至っていません。しかしそれが「確か」なら、不思議なことを受け入れられるようになっていなければ、私はその「誰か」をスルーしてしまっていた可能性がとても高い。だからやはり「答え」なのではないかな、と思っているんですけどね。


その鑑定以降も、やっぱり時々思い出しては、事務所を移転されたことを突き止め、鑑定していただこうかと考えては余裕がなくて諦め…の繰り返しでした。
何と言いますか、ただのファンですよねこれって(笑)。何故かわからないけど探しちゃうなんて。仮に占い師さんが男性だったとしても、これは恋愛感情ではなくもっと別のものだとはっきりわかったと思う。それってやっぱり「ファン」だからなんですかね(笑)。すみませんキモくて…。

そのまま月日だけ流れていたある日、どうしてもこれは自分の頭だけでは整理できない、アドバイスが欲しいとあることについて思い至った私は、気がついたら予約を入れていました。
何かに突き動かされる、強い感情が自然に降ってくるときは、それに素直に従った方がいい。自分という人間にある意味での「常識」が通用しないことを、私はこの数年で自覚するようになっていました。私は確かに私だけれど、私の輪郭は自分でもどこにあるのかよくわからないような感覚です。

こうして数年ぶりに、私は「ミンナ」さんをお訪ねすることになったのです。


前置きが非常に長くなりましたが(汗)、次回以降はいよいよ鑑定内容についてつらつらと綴っていきますね。
そんなわけで以下次号。



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